JP4598246B2 - オフィスレイアウトの自動設計提供システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスレイアウトの設計を自動的に行い提供するシステムに関する。顧客が、オフィスの移転や改装などで、オフィスレイアウトを設計しようとする際に、インターネットに接続された端末を利用して、自己が希望するレイアウト要件に関する情報を入力することにより、自動的に適確なオフィスレイアウトを手軽に入手することができるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィスレイアウトの設計は、一般に、コンピュータを用いた設計製図の支援システムであるCADシステムや専用のオフィスレイアウトソフト等を用いて行われている。
【0003】
しかし、これらの方法には、次のような問題がある。
(1) 前記の専用ソフトを、予めコンピュータに入力しておかなければ、利用することができず、専用ソフトの購入とコンピュータへの入力が必要である。
【0004】
(2) 前記専用ソフトを操作するには、相応の知識が必要であるため、その知識がない者は利用することができない。
また、前記知識の習得には、日数を要し、何人もが手軽に利用できるものではない。
【0005】
(3) 前記専用ソフトを利用して、オフィスレイアウトを設計する場合、オフィスの建物躯体図を線画で設計する煩雑さがあるばかりでなく、オフィスレイアウトに関する予備知識がなければ、適確なレイアウトパターンを効率的に選択することが困難である。
【0006】
(4) 所望する適確なオフィスレイアウトを設計することができても、そのオフィスレイアウトを実施するための工事費用の見積りや発注には、営業マンを介在させなければならず、手数と時間を要する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点に鑑み、下記の課題を解決するものである。
(1) 専用ソフトを、予めコンピュータに入力しておく必要なしに、ネットワークの端末を利用して、手軽にオフィスレイアウトを設計できるようにする。
【0008】
(2) オフィスレイアウトに関する予備知識がない場合でも、端末の入力画面を利用して、自己が希望するレイアウト要件を入力するだけで、容易に、かつ即座に適確なオフィスレイアウトを設計できるようにする。
【0009】
(3) オフィスを移転したり、改装する際には、一般に複数の移転先や改装案が検討されるのが通例であり、複数のオフィスレイアウトを効率的に設計し検討する必要がある。このように多数のオフィスレイアウトの設計を必要とする場合にも、迅速に、かつ容易に適確なオフィスレイアウトが設計できるようにする。
【0010】
(4) 同一のオフィスに関して、種々のオフィスレイアウトの案を設計し比較検討する場合にも、容易に対応できるようにする。
【0011】
(5) 設計された所望のオフィスレイアウトを実施する場合の工事費用や、そのオフィスレイアウトに使用されている什器の購入費用等の見積額の算出や、工事の発注を、営業マンを介在させずに、即座に行うことができるようにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によると上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 顧客端末とネットワークを介して接続されるシステム管理サーバとを用いて、オフィスレイアウトの設計を自動的に行い提供するシステムであって、
a)顧客端末からシステム管理サーバに対して、レイアウト要件情報の入力画面を要求する手段と、
b)前記要求に応じて、システム管理サーバから顧客端末に入力画面を送信する手段と、
c)前記送信された入力画面によってレイアウト要件情報を入力し、システム管理サーバに送信する手段と、
d)前記送信されたレイアウト要件情報に基いて、オフィスレイアウトを自動設計する手段と、
e)前記自動設計されたオフィスレイアウトを顧客端末に送信する手段と、
f)前記送信されたオフィスレイアウトを顧客端末に表示する手段と、
g)顧客端末からのレイアウト要件情報に基いて、システム管理サーバにおいて自動設計されて顧客端末に送信されたオフィスレイアウトを、全体的または部分的に変更するためのレイアウト変更要件情報を入力し、システム管理サーバに送信するための手段と、
h)前記レイアウト変更要件情報に基いて新たなオフィスレイアウトを自動設計する手段と、
i)レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて自動設計されたオフィスレイアウトの工事費用の見積額、または前記オフィスレイアウトにおいて使用されている什器を購入する場合の見積額の算出を顧客端末から要求する手段と、
j)前記要求に応じて前記両見積額を算出する手段と、前記見積額を顧客端末に送信する手段
とを備えるシステムとする。
【0013】
(2) 上記(1)項において、レイアウト要件情報が、オフィスの建物躯体に関する情報と、建物躯体以外のレイアウトに関する要望情報とからなる。
【0014】
(3) 上記(1)項または(2)項において、レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて、オフィスレイアウトを自動設計する手段が、オフィスレイアウトを設計するために必要な質問項目毎に、回答として予め予想されるレイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報を用意しておき、前記質問項目に対して、該当する選択肢を選んで論理回路を順次、進むことにより適確なオフィスレイアウトに到達する形式の論理回路によって自動設計させるようにしたものである。
【0015】
(4) 上記(1)項〜(3)項のいずれかにおいて、前記システム管理サーバに、オフィスレイアウトの工事申込受付端末、または什器販売業者端末が接続されており、レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて自動設計され、顧客端末に送信されたオフィスレイアウトの工事の申込み、または前記オフィスレイアウトにおいて使用されている什器の購入申込みを、顧客端末において入力し、前記システム管理サーバに送信する手段と、システム管理サーバに送信された前記申込みを、前記工事申込受付端末、または什器販売業者端末に送信する手段とを備える。
【0016】
(5) 上記(1)項〜(4)項のいずれかにおいて、システム管理サーバから顧客端末に送信されるレイアウト要件情報の前記入力画面を、レイアウト要件情報の入力と併せて顧客に関する情報の入力を含ませるものとし、前記システム管理サーバに送信された前記レイアウト要件情報と、そのレイアウト要件情報に基いて自動設計されたオフィスレイアウトと顧客に関する情報とを記憶するデータベースを備え、かつ前記システム管理サーバに接続された什器販売業者端末に、前記レイアウト要件情報と自動設計されたオフィスレイアウトと顧客に関する情報とを送信する手段を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態のブロック図であり、以下これに準じて本発明を説明する。
本発明は、顧客端末(1)とネットワーク(2)を介して接続されるシステム管理サーバ(3)とを用いて、オフィスレイアウトの設計を自動的に行い提供するシステムである。
【0018】
顧客は、オフィスレイアウトの設計を希望する場合、自己の端末(1)からシステム管理サーバ(3)にアクセスして、レイアウト要件情報の入力画面を要求する。前記入力画面は、システム管理サーバ(3)の送受信部(4)を介して入力画面要求受信手段(5)で受信され、入力画面データベース(6)に記憶された入力画面は、入力画面送信手段(7)によって顧客端末(1)に送信される。
【0019】
前記入力画面は、レイアウト要件情報と顧客に関する情報とを、顧客に入力させるように構成されている。
【0020】
レイアウト要件情報は、オフィスの建物躯体に関する情報と、建物躯体以外のレイアウトに関する要望情報とからなっている。
【0021】
前者の情報は、レイアウトをしようとするオフィスの室内の形状、広さ、向き、窓の位置、出入口の位置、柱の位置などに関する情報である。
【0022】
後者の情報は、その部屋の使用目的、たとえば会議用、応接用、役員用、一般事務用などの使用目的や、設置を希望する机・椅子・テーブル・キャビネットなどの種類、数、あるいは机の配置に関して、たとえば対向式とブース式のいずれを希望するか、その他、特別の要望事項などに関する情報である。
【0023】
顧客に関する情報は、顧客の氏名、住所、職業、年令、性別、識別用IDなどである。
これらの顧客情報と前記レイアウト要件情報とが入力されると、システム管理サーバ(3)の送受信部(4)を介して、顧客情報とレイアウト要件情報の受信手段(8)によって受信され、それぞれ顧客情報データベース(9)とレイアウト要件情報データベース(10)に記憶される。
【0024】
次いで、オフィスレイアウト自動設計手段(11)において、前記レイアウト要件情報に基き、適確なオフィスレイアウトが自動的に設計される。
【0025】
オフィスレイアウト自動設計手段(11)には、オフィスレイアウトパターンデータベース(12)とオフィスレイアウト自動設計用論理回路部(13)が組込まれている。
【0026】
オフィスレイアウトパターンデータベース(12)は、想定される各種のレイアウト要件情報を分類し、その分類毎に、いくつかのオフィスレイアウトのパターンを記憶させてあるデータベースである。
【0027】
オフィスレイアウト自動設計用論理回路部(13)は、顧客によって入力されたレイアウト要件情報から、前記オフィスレイアウトパターンデータベース(12)に記憶させてあるオフィスレイアウトパターンのどれが最も適合するかを選びだす論理回路が組込まれている。
【0028】
顧客によって入力されたレイアウト要件情報に基いて、オフィスレイアウト自動設計手段(11)において、前記オフィスレイアウトパターンデータベース(12)とオフィスレイアウト自動設計用論理回路部(13)を利用して、適確なオフィスレイアウトが自動的に設計される。
なお、前記オフィスレイアウト自動設計用の論理回路については、具体的事例をあげて後述する。
【0029】
自動設計されたオフィスレイアウトは、データベース(14)に記憶された後に、送信手段(15)によって顧客端末(1)に送信され、表示される。
顧客は、送信されたオフィスレイアウトを検討し、そのオフィスレイアウトを実施する場合の工事費用の見積金額を知りたい場合は、その旨を顧客端末(1)により入力すればよい。
【0030】
この入力は、自動設計されたオフィスレイアウトを、顧客端末(1)に送信し表示する画面に、見積額の算出要求を入力するための適宜の手段を設けておくことにより、容易に行うことができる。
【0031】
前記の算出要求は、システム管理サーバ(3)の見積額算出要求受信手段(16)で受信され、次いで見積額算出手段(17)において、自動設計されたオフィスレイアウトが記憶されているデータベース(14)と顧客情報データベース(9)とからデータを読み出し、見積額が算出される。
【0032】
算出された見積額は、データベース(18)に記憶された後に、見積額送信手段(19)によって顧客端末(1)に送信される。
【0033】
顧客は、送信された見積額を検討し、工事の申込みを希望する場合は、前記見積額の表示画面と同時に送信される工事申込手段を利用して、顧客端末(1)より申込みの入力を行えばよい。
【0034】
前記入力は、システム管理サーバ(3)の工事申込受信手段(20)によって受信され、データベース(21)に記憶された後に、工事申込送信手段(22)によって、送受信部(23)を介して、ネットワーク(24)を利用して工事業者や什器販売業者などの工事申込受付端末(25)に送信される。
【0035】
また、オフィスレイアウトによっては、特に工事費用を必要とせず、什器の購入設置だけでよい場合もある。
この場合には、顧客は、什器の購入費用の見積額について、前記の工事費用の場合と同様にして、算出の要求をすることができる。
【0036】
この算出の要求に対して送信された見積額を検討した結果、什器を購入したい場合は、前記見積額の表示画面と同時に送信される什器購入申込手段を利用して、顧客端末より申込みの入力を行えばよい。前記入力は、システム管理サーバ(3)の什器購入申込受信手段(26)で受信され、データベース(27)に記憶された後、什器購入申込送信手段(28)により、送受信部(29)を介してネットワーク(30)を利用して、什器販売業者端末(31)に送信される。
【0037】
また、顧客情報は、レイアウト要件情報や、そのレイアウト要件情報に基いて自動設計されたオフィスレイアウトとともに、それぞれが記憶されているデータベース(9)(10)(14)から読み出され、それぞれの送信手段(33)(32)(15)により、送受信部(29)を介しネットワーク(30)を利用して、什器販売業者端末(31)に送信される。
【0038】
什器販売業者は、これらの情報を営業に有効に利用することができる。
たとえば、顧客から什器購入の申込みがない場合でも、営業マンが顧客情報に基いて顧客を訪問し、レイアウト要件情報や自動設計されたオフィスレイアウトを参考として、営業活動をすることができる。
【0039】
なお、顧客が、自動設計されたオフィスレイアウトに対して満足しない場合は、レイアウト要件情報を変更して入力し直し、再度オフィスレイアウトの設計を試みればよい。
【0040】
また、図1に示すブロック図に、自動設計されたオフィスレイアウトを、全体的または部分的に変更するための特別のブロック回路を付加してもよい。
【0041】
たとえば、自動設計されたオフィスレイアウトの一部を変更したい場合、その変更を希望するエリアを指定し、そのエリアだけについて、机の配列を、対向式からブーズ式に変更するなどの希望するレイアウト変更要件情報を入力し、システム管理サーバに送信するための手段と、前記レイアウト変更要件情報に基いて、新たなオフィスレイアウトを自動設計する手段とを備えるブロック回路を付加してもよい。
【0042】
図2、図3は、図1のオフィスレイアウト自動設計用論理回路部(13)における論理回路の一実施例を説明するためのブロック図であり、図2は前半部分、図3は後半部分を示す。
論理回路は、S1からS7までの建物躯体情報に関する論路回路(100)と、S8以下の建物躯体以外のレイアウトについての要望情報に関する論理回路(200)とより構成されている。
【0043】
図1におけるレイアウト要件情報データベース(10)より読出した顧客のレイアウト要件情報を前記論路回路にあてはめて、論理回路を順次、進んでいくことにより、最も適確なオフィスレイアウトが自動的に選択されるようになっている。
【0044】
図2、図3に示す論理回路について説明すれば、次のとおりである。
まず、S1は、部屋の床形状についての質問である。
予め、四角形、L字形、コ字形などの選択肢が、それぞれA1、A2、A3…などに符号化されて用意されている。
【0045】
一方、図1における顧客端末(1)に、顧客がレイアウト要件情報を入力する際にも、前記と同じ選択肢が用意され、同じ符号が付されている。
したがって、レイアウト要件情報データベース(10)から読出されたレイアウト要件情報も符号化されており、S1における質問に対する回答では、符号が一致する選択肢が選ばれることになる。
同様に、以下の質問に対する回答も、符号が一致する選択肢を選ぶ方式で自動的になされる。
【0046】
S1における選択肢は、A1、A2、A3…とあり、ここではA1が選択される。
なお、A2、A3…などの選択肢を選んだ場合も、A1の選択肢を選んだ場合と同様に、以下の論理回路が続いているが、ここでは省略する。
図2、図3において(略)と記載した部分は、すべて、以下の論理回路の図示を省略したことを意味する。
【0047】
S1において、A1の選択肢が選ばれてS2に進む。
S2は、部屋の寸法についての質問である。
B2の選択肢が選ばれ、S3に進む。
S3は、部屋の向きについての質問である。南向き、東向き、南東向きなどの選択肢が、それぞれC1、C2、C3…などに符合化されて用意されている。
【0048】
ここではC2の選択肢が選ばれ、S4に進む。
S4は、部屋の出入口についての質問である。北側中央、北側左端、北側右端などの選択肢が、それぞれD1、D2、D3…などに符合化されている。
ここではD4の選択肢が選ばれて、S5に進む。
【0049】
S5は、窓の位置についての質問である。南側全面、南側全面と東側中央、南側中央と東側中央などの選択肢が、それぞれE1、E2、E3…などに符合化されている。
ここでは、E3の選択肢が選ばれて、S6に進む。
【0050】
S6は、部屋の階についての質問である。1階と2階以上あるいは地下階では、オフィスレイアウトの思想が大きく異なるため、その確認に関する質問である。
ここでは、F1の選択肢が選ばれて、S7に進む。
【0051】
S7は、建物周囲の環境についての質問である。都心部のオフィス街、一般商店街、空港近くの騒音地域などの選択肢が、それぞれG1、G2、G3…などに符合化されている。
ここでは、G4の選択肢が選ばれて、S8に進み、建物躯体情報に関する論理回路(100)から、建物躯体以外のレイアウトについての要望情報に関する論理回路に移行する。
【0052】
S8は、部屋の使用目的についての質問である。会議室、応接室、役員室、一般事務室などの選択肢が、それぞれH1、H2、H3…などに符合化されている。
ここでは、H6の選択肢が選ばれて、S9に進む。
【0053】
S9は、机を配設する必要の有無についての質問である。必要、不必要、部屋の東側半分にのみ必要などの選択肢が、それぞれJ1、J2、J3…などに符合化されている。
ここでは、J1の選択肢が選ばれてS10に進む。
【0054】
S10は、机の数についての質問である。10個、8個、4個などの選択肢が、それぞれK1、K2、K3…などに符合化されている。
ここでは、K2の選択肢が選ばれて、S11に進む。
【0055】
S11は、机の配置形態についての質問である。
対向式、ブース式、対向式とブース式の混在などの選択肢が、それぞれL1、L2、L3…などに符合化されている。
ここでは、L1の選択肢が選ばれて、S12に進む。
【0056】
S12は、机の類種についての質問である。一般事務机、役員用机、OA機器用机などの選択肢が、それぞれM1、M2、M3…などに符合化されている。
ここでは、M3の選択肢が選ばれて、S13に進む。
【0057】
S13は、キャビネを配設する必要の有無についての質問である。
不要、大型キャビネット、小型キャビネットなどの選択肢が、それぞれN1、N2、N3…などに符合化されている。
以下、同様にして必要な質問項目に対して選択肢を選ぶ方式で逐次、論理回路を進むことによって、最も適確なオフィスレイアウトパターンが選択されることになる。
ここでは、S100においてオフィスレイアウトOL23というパターンが選ばれている。
【0058】
このように、オフィスレイアウトを設計するために必要な質問項目毎に、回答として予想されるレイアウト要件情報を選択肢として予め用意しておき、前記質問項目に対して該当する選択肢を選んで論理回路を、順次進むことにより、最も適確なオフィスレイアウトに到達する形式の論理回路を予め用意しておくことにより、個々の顧客のレイアウト要件情報に対して、適確なオフィスレイアウトを自動的に設計することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を奏する。
(1) 請求項1記載の発明によれば、下記の効果を奏する。
a) 顧客が自己の端末を用いて、希望するレイアウト要件を入力するだけで、容易に、かつ即座に適確なオフィスレイアウトを入手することができる。
【0060】
b) 従来のように、専用ソフトを予め入力しておく必要がなく、専用ソフトに特有の煩雑な操作も不要である。
【0061】
c) 従来の専用ソフトを利用する場合、オフィスレイアウトに関するある程度の予備知識が必要であったが、本発明においては、システム管理サーバにアクセスし、送信された端末上の入力画面を利用して、予め用意された質問に対し、選択肢を選ぶ方式で、自己の希望するレイアウト要件を簡単に入力できる。
【0062】
レイアウト要件に基いて、システム管理サーバにおいて、適確なオフィスレイアウトが自動的に設計され、顧客の端末に送られるため、顧客は、自己の端末でブラウザを用いてウエブ上でファイルを見ることができる。
【0063】
d) オフィスを移転したり、改装する際には、通常、複数のオフィスレイアウトが検討されるが、本発明によれば、営業マンを介在させずに、多数のオフィスレイアウトを迅速に入手して、比較検討することができる。
【0064】
e) 自動設計されたオフィスレイアウトを検討した後に、全体的または部分的に設計の変更を希望する場合に、設計変更のためのレイアウト要件の入力を簡単に行うことができる。
【0065】
f) 自動設計されたオフィスレイアウトの工事費用の見積額や、そのオフィスレイアウトに使用されている什器の見積額を、営業マンを介在させずに即座に知ることができる。
そのため、オフィスレイアウトの設計のための予算管理を効率的に行うことができる。
【0066】
(2) 請求項2記載の発明によれば、レイアウト要件情報が、適確なオフィスレイアウトの設計に必要な情報を含み、オフィスレイアウトの設計が容易である。
【0067】
(3) 請求項3記載の発明によれば、顧客が入力したレイアウト要件情報に対して、最も適確なオフィスレイアウトが自動的に容易に設計される。
【0068】
(4) 請求項4記載の発明によれば、オフィスレイアウトの実施のための工事申込み、またはオフィスレイアウトに使用されている什器の購入申込みを、営業マンを介在させることなく、自己の端末上で簡単に行うことができる。
【0069】
(5) 請求項5記載の発明によれば、什器販売業者が、什器に関する顧客の需要動向を把握することができる。そのため、営業マンが顧客情報に基いて顧客を訪問し、レイアウト要件情報や自動設計されたオフィスレイアウトを参考にして営業活動するなど、これらの情報を営業上有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】 図1のオフィスレイアウト自動設計用論理回路部における論理回路の一実施例を示すブロック図の前半部分である。
【図3】 図2に示すブロック図に続く後半部分である。
【符号の説明】
(1)顧客端末
(2)ネットワーク
(3)システム管理サーバ
(4)送受信部
(5)入力画面要求受信手段
(6)入力画面
(7)入力画面送信手段
(8)顧客情報とレイアウト要件情報の受信手段
(9)顧客情報データベース
(10)レイアウト要件情報データベース
(11)オフィスレイアウト自動設計手段
(12)オフィスレイアウトパターンデータベース
(13)オフィスレイアウト自動設計用論理回路部
(14)自動設計されたオフィスレイアウトデータベース
(15)自動設計されたオフィスレイアウト送信手段
(16)見積額算出要求受信手段
(17)見積額算出手段
(18)見積額データベース
(19)見積額送信手段
(20)工事申込受信手段
(21)工事申込データベース
(22)工事申込送信手段
(23)送受信部
(24)ネットワーク
(25)工事申込受付端末
(26)什器購入申込受信手段
(27)什器購入申込データベース
(28)什器購入申込送信手段
(29)送受信部
(30)ネットワーク
(31)什器販売業者端末
Claims (5)
- 顧客端末とネットワークを介して接続されるシステム管理サーバとを用いて、オフィスレイアウトの設計を自動的に行い提供するシステムであって、
a) 顧客端末からシステム管理サーバに対して、レイアウト要件情報の入力画面を要求する手段と、
b) 前記要求に応じて、システム管理サーバから顧客端末に入力画面を送信する手段と、
c) 前記送信された入力画面によってレイアウト要件情報を入力し、システム管理サーバに送信する手段と、
d) 前記送信されたレイアウト要件情報に基いて、オフィスレイアウトを自動設計する手段と、
e) 前記自動設計されたオフィスレイアウトを顧客端末に送信する手段と、
f) 前記送信されたオフィスレイアウトを顧客端末に表示する手段と、
顧客端末からのレイアウト要件情報に基いて、システム管理サーバにおいて自動設計されて顧客端末に送信されたオフィスレイアウトを、全体的または部分的に変更するためのレイアウト変更要件情報を入力し、システム管理サーバに送信するための手段と、前記レイアウト変更要件情報に基いて新たなオフィスレイアウトを自動設計する手段と、
g) 顧客端末からのレイアウト要件情報に基いて、システム管理サーバにおいて自動設計されて顧客端末に送信されたオフィスレイアウトを、全体的または部分的に変更するためのレイアウト変更要件情報を入力し、システム管理サーバに送信するための手段と、
h) 前記レイアウト変更要件情報に基いて新たなオフィスレイアウトを自動設計する手段と、
i) レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて自動設計されたオフィスレイアウトの工事費用の見積額、または前記オフィスレイアウトにおいて使用されている什器を購入する場合の見積額の算出を顧客端末から要求する手段と、
j) 前記要求に応じて前記両見積額を算出する手段と、前記見積額を顧客端末に送信する手段
とを備えることを特徴とするオフィスレイアウトの自動設計提供システム。 - レイアウト要件情報が、オフィスの建物躯体に関する情報と、建物躯体以外のレイアウトに関する要望情報とからなることを特徴とする請求項1記載のオフィスレイアウトの自動設計提供システム。
- レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて、オフィスレイアウトを自動設計する手段が、オフィスレイアウトを設計するために必要な質問項目毎に、回答として予め予想されるレイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報を用意しておき、前記質問項目に対して、該当する選択肢を選んで論理回路を順次、進むことにより適確なオフィスレイアウトに到達する形式の論理回路によって自動設計させるようにしたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のオフィスレイアウトの自動設計提供システム。
- 前記システム管理サーバに、オフィスレイアウトの工事申込受付端末、または什器販売業者端末が接続されており、レイアウト要件情報またはレイアウト変更要件情報に基いて自動設計され、顧客端末に送信されたオフィスレイアウトの工事の申込み、または前記オフィスレイアウトにおいて使用されている什器の購入申込みを、顧客端末において入力し、前記システム管理サーバに送信する手段と、システム管理サーバに送信された前記申込みを、前記工事申込受付端末、または什器販売業者端末に送信する手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオフィスレイアウトの自動設計提供システム。
- システム管理サーバから顧客端末に送信されるレイアウト要件情報の前記入力画面を、レイアウト要件情報の入力と併せて顧客に関する情報の入力を含ませるものとし、前記システム管理サーバに送信された前記レイアウト要件情報と、そのレイアウト要件情報に基いて自動設計されたオフィスレイアウトと顧客に関する情報とを記憶するデータベースを備え、かつ前記システム管理サーバに接続された什器販売業者端末に、前記レイアウト要件情報と自動設計されたオフィスレイアウトと顧客に関する情報とを送信する手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のオフィスレイアウトの自動設計提供システム。
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