JP7414351B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】見積書の作成における品質向上をいっそう支援することが可能な情報処理システム等を提供する。【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。第1の受付ステップでは、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付ける。指定された領域を指定領域と定義する。第2の受付ステップでは、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報の入力をユーザから受け付ける。アイテム情報は、指定領域に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報である。提示ステップでは、指定領域に配置する備品又は家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報を、ユーザに提示する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 令和5年4月17日に株式会社Swishのウェブサイトのhttps://app.swish-inc.jp/loginにて発表 〔刊行物等〕 (1)令和5年4月13日に「PR TIMES」ののウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085603.html及び(2)令和5年4月19日に「PR TIMES」のウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000085603.htmlにて発表 〔刊行物等〕 令和5年4月13日に「日経電子版」のウェブサイトhttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC298WM0Z20C23A3000000/にて発表 〔刊行物等〕 令和5年4月26~28日にオルガテック東京2023にて発表 〔刊行物等〕 令和5年3月16日に株式会社オカムラとの商談にて発表 〔刊行物等〕 令和5年3月20日に株式会社くろがね工作所との商談にて発表
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
たとえば、特許文献1には、「インテリアプラン提案書,見積書の作成時間が短縮でき、提案書の品質の向上が図れるインテリアプラン作成支援システム」が開示されている。画面を表示する画面表示装置1と、情報処理装置2とを用い、建物の所定のインテリア構成要素となる商品の選択結果が表示されたインテリアプランの提案書3を作成するシステムである。ひな型登録手段18から検索条件に応じた提案書のひな型21を検索するひな型検索手段10を有する。また、商品データベース20から検索して表示する商品検索手段13と、その表示された商品表示25を作成中提案書23の商品表示25Aに対して差し替える商品差し替え手段14を備える。
特開2002-259496号公報
しかしながら、見積書等の作成における品質向上のためのシステムの開拓余地は依然として存在する。
本発明では上記事情に鑑み、見積書の作成における品質向上をいっそう支援することが可能な情報処理システム等を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。第1の受付ステップでは、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付ける。指定された領域を指定領域と定義する。第2の受付ステップでは、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報の入力をユーザから受け付ける。アイテム情報は、指定領域に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報である。提示ステップでは、指定領域に配置する備品又は家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報を、ユーザに提示する。
上記態様によれば、見積書の作成における品質向上をいっそう支援することができる。
情報処理システム1を表す構成図である。 情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置2の機能を示す機能ブロック図である。 情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。 ユーザ端末3の表示部34に表示される、間取り図面から任意の領域を選択するための領域選択画面5の一例を示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される、家具選択画面6及び仕様選択画面7の一例を示している。 アイテム管理テーブルT1の概要図である。 ユーザ端末3の表示部34に表示されるレコメンド提示画面8の一例を示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される、ユーザが各領域に対して選択した家具を示す選択家具表示画面9の一例を示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される見積提示画面10の一例を示している。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
本節では、ハードウェア構成について説明する。
<情報処理システム1>
図1は、情報処理システム1を表す構成図である。情報処理システム1は、情報処理装置2と、ユーザ端末3とを備える。情報処理装置2と、ユーザ端末3とは、電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。一実施形態において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は、情報処理装置2となりうる。以下、これらの構成要素について説明する。
<情報処理装置2>
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信バス20と、通信部21と、記憶部22と、プロセッサ23とを備える。通信部21、記憶部22、及びプロセッサ23は、情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。
<通信部21>
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置2は、通信部21及びネットワークを介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
<記憶部22>
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、プロセッサ23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部22は、プロセッサ23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
<プロセッサ23>
プロセッサ23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。プロセッサ23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。プロセッサ23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例であるプロセッサ23によって具体的に実現されることで、プロセッサ23に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、プロセッサ23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数のプロセッサ23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
<ユーザ端末3>
ユーザ端末3は、ユーザが所持する端末である。本実施形態では、ユーザ端末3が家具メーカの従業者であるユーザが操作する端末である場合について説明する。ユーザ端末3は、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
図3は、ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。以下、ユーザ端末3を例に説明する。ユーザ端末3は、通信バス30と、通信部31と、記憶部32と、プロセッサ33と、表示部34と、入力部35と、を備える。通信部31、記憶部32、プロセッサ33、表示部34、及び入力部35は、ユーザ端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及びプロセッサ33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
<表示部34>
表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。表示部34は、ユーザ端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。具体的には、表示部34は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等の表示デバイスとして実施され得る。これらの表示デバイスは、ユーザ端末3の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。
<入力部35>
入力部35は、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。操作入力は、命令信号として通信バス30を介してプロセッサ33に転送される。プロセッサ33は、必要に応じて、転送された命令信号に基づいて所定の制御や演算を実行しうる。入力部35は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。入力部35がタッチパネルとして実施される場合、ユーザは、入力部35に対してタップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。入力部35としては、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等が採用可能である。
2.機能構成
本節では、機能構成について説明する。図4は、情報処理装置2の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、記憶部22に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、プロセッサ23)によって具体的に実現されることで、プロセッサ23に含まれる各機能部として実行されうる。換言すると、情報処理システム1は、プログラムにおける各機能部を備える。
具体的には、プロセッサ23は、各機能部として、受付部231と、取得部232と、特定部233と、表示制御部234と、提示部235とを備える。
受付部231は、受付ステップとして、種々の情報を受け付けるように構成される。具体的には、受付部231は、通信部21又は記憶部22を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。好ましくは、受付部231は、ユーザ端末3を介してアイテム情報の入力を受け付ける。
取得部232は、取得ステップとして、種々の情報を取得するように構成される。具体的には、取得部232は、受付部231によって受け付けたアイテム情報を取得する。
特定部233は、特定ステップとして、種々の情報を特定するように構成される。具体的には、特定部233は、取得部232で取得したアイテム情報に基づき、ユーザによって選択される家具を識別するための情報(例えば、品番)を特定する。詳細は後述する。
表示制御部234は、表示制御ステップとして、記憶部32に記憶された種々の情報をユーザに視認可能な態様で表示させる。例えば、表示制御部234は、種々の情報を含む画面等をユーザ端末3等の端末で視認可能な態様で表示させてもよい。これにより、ユーザ端末3等の端末を操作する各種のユーザに対して種々の情報が提示される。また、表示制御部234は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、上記の端末のディスプレイに表示させるように制御する。表示制御部234は、視覚情報を上記の端末に表示させるためのレンダリング情報だけを生成するものであってもよい。
提示部235は、提示ステップとして、記憶部32に記憶された種々の情報をユーザに提示する。具体的には、提示部235は、受付部231が受け付けた情報に基づいて、種々の情報をユーザに提示する。提示部235は、視覚情報、音声情報、触覚情報等の、五感に関する情報をユーザに提示する。また、提示部235は、視覚情報、音声情報、触覚情報等の組合せ(いわゆるマルチモーダル)を提示するように構成されてもよい。
3.情報処理システム1の動作について
本節では、図を参照しながら、情報処理システム1が実行する情報処理方法の流れについて説明する。下記に示す通り、情報処理方法は、次の各ステップを備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、一部の処理が省略されてもよい。
3.1.情報処理の概要
図5は、情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。一例として、オフィス用家具又は備品(以下、オフィス用家具等とする)の購入者である顧客に対し、家具メーカの従業者であるユーザが見積書を作成する場合を説明する。
まず、表示制御部234は、表示制御ステップとして、オフィスの間取り図をユーザに視認可能にユーザ端末3の表示部34に表示させる(アクティビティA101)。ここで好ましくは、オフィスの間取り図は、顧客の購入予定であるオフィス用家具等を配置するエリアを含む間取り図であってもよい。一例として、間取り図を示す情報を含むファイルがアップロードされることに応じて、表示制御部234はオフィスの間取り図を表示部34に表示させてもよい。
次に、受付部231は、受付ステップとして、ユーザ端末3の表示部34に表示された間取り図に対する領域の指定をユーザから受け付ける(アクティビティA102)。換言すると、受付部231は、第1の受付ステップとして、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付ける。以降、指定された領域を指定領域RE1と定義して説明する。ここで好ましくは、指定領域RE1は、間取り図における顧客の購入予定であるオフィス用家具等を配置する予定の領域であってもよい。
次に、特定部233は、特定ステップとして、アクティビティA102において指定を受け付けた指定領域RE1を特定する(アクティビティA103)。好ましくは、特定部233によって指定領域RE1が特定されることに応じて、表示制御部234は、指定領域RE1を他の領域と区別可能な態様で表示させてもよい。
次に、受付部231は、受付ステップとして指定領域RE1に対して家具を選択する操作をユーザから受け付ける(アクティビティA104)。換言すると、受付部231は、第2の受付ステップとして、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報IF1の入力をユーザから受け付ける。ここで、アイテム情報IF1は、指定領域RE1に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報である。好ましくは、ユーザ端末3の表示部34に表示されたオブジェクトに対する入力を介して、受付部231はアイテム情報IF1の選択をユーザから受け付けてもよい。詳細については後述する。
次に、受付部231は、アクティビティA104においてユーザから受け付けたアイテム情報IF1に対して、さらに詳細な情報をユーザから受け付ける(アクティビティA105)。具体的には、アクティビティA104においてユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等の情報に対して、さらにオフィス用家具等の詳細仕様として家具の色又はサイズの選択をユーザから受け付ける。好ましくは、ユーザ端末3の表示部34に表示されたオブジェクトに対する入力を介して、家具の色又はサイズに関する情報の選択をユーザから受け付けてもよい。詳細については後述する。
次に、特定部233は、アクティビティA104及びA105においてユーザから選択を受け付けたアイテム情報IF1に基づき、ユーザによって選択されたオフィス用家具等の品番の少なくとも一部を特定する(アクティビティA106)。換言すると、特定部233は、備品又は家具のうちの1つに対して複数回の選択入力をユーザから受け付けることにより、アイテム情報IF1を特定する。以降、アクティビティA106において特定部233によって特定されたオフィス用家具等の品番に関する情報を、特定アイテム情報IF2とする。好ましくは、特定アイテム情報IF2は、オフィス用家具等の品番に関する情報を含んでもよい。また好ましくは、特定アイテム情報IF2は、オフィス用家具等の価格に関する情報を含んでもよい。記憶部22は、アクティビティA106において特定された特定アイテム情報IF2を記憶する。
続いて、アクティビティA106において特定された特定アイテム情報IF2にレコメンド商品に関する情報(以下、レコメンド情報IF3とする)が含まれる場合について説明する。特定アイテム情報IF2にレコメンド情報IF3が含まれない場合は、情報処理がアクティビティA109へ進む。好ましくは、レコメンド情報IF3は、レコメンド商品の品番に関する情報を含んでもよい。また好ましくは、レコメンド情報IF3はレコメンド商品の価格に関する情報を含んでもよい。レコメンド商品の詳細については、後述する。
提示部235は、特定アイテム情報IF2に含まれるレコメンド情報IF3をユーザに視認可能な態様でユーザ端末3の表示部34を介して提示する(アクティビティA107)。換言すると、提示部235は、特定した備品又は家具に関連する物品を推奨するレコメンド情報IF3をユーザにさらに提示する。
さらに、レコメンド情報IF3に係るレコメンド商品についてもユーザが見積に追加する場合は、受付部231は、レコメンド商品に対する選択入力をユーザから受け付ける(アクティビティA108)。さらに、受付部231がレコメンド商品に対する選択入力をユーザから受け付けたことに応じて、特定部233は、レコメンド商品に係るレコメンド情報IF3を特定する。特定部233は、さらにレコメンド情報IF3を見積に追加する。一方、レコメンド商品を見積に追加しない場合は、情報処理がそのままアクティビティA109へ進む。
次に、特定部233は、アクティビティA106及びアクティビティA108において特定した品番に対応するアイテム情報IF1に基づき、見積を示す情報(以下、見積情報IF4とする)を算出して特定する(アクティビティA109)。詳細については、後述する。
そして、提示部235は、アクティビティA109において特定した見積情報IF4をユーザに視認可能な態様でユーザ端末3の表示部34を介して提示する(アクティビティA110)。換言すると、提示部235は、指定領域RE1に配置する備品又は家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報IF4を、ユーザに提示する。
以上をまとめると、情報処理システム1によって実行される情報処理方法は、次の各ステップを備える。第1の受付ステップでは、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付ける。指定された領域を指定領域RE1と定義する。第2の受付ステップでは、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報IF1の入力をユーザから受け付ける。アイテム情報IF1は、指定領域RE1に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報である。提示ステップでは、指定領域RE1に配置する備品又は家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報IF4を、ユーザに提示する。
このような態様によれば、ユーザが任意で指定した領域に対する見積書を作成することができる。また例えば、ユーザは、家具を選択した後に色及びサイズをさらに選択可能に、段階的にオフィス用家具等の仕様を選択することができる。さらに、ユーザによる段階的な家具仕様の選択に応じて、品番を特定することができる。また、ユーザの選択したオフィス用家具等に関連する商品を見積書に容易に追加することができる。
3.2.情報処理の詳細
前述した情報処理の詳細について、図6~図11を参照しながら説明する。
(領域選択画面5)
図6は、ユーザ端末3の表示部34に表示される、間取り図面から任意の領域を選択するための領域選択画面5の一例を示している。領域選択画面5は、図5のアクティビティA101において表示される画面の一例である。領域選択画面5は、領域51及び領域56と、ボタン52~54とを含む。
領域51は、間取り図が表示される領域である。間取り図は、例えば、オフィス用家具等の購入者が購入した家具を配置する予定のオフィスの間取りを示す図面である。
ボタン52は、領域51に表示された間取り図から任意の領域を選択するためのボタンである。例えば、ボタン52に対する入力をユーザから受け付けることに応じて、受付部231はクリック操作及びドラッグ操作等により任意の領域の指定をユーザから受付可能な状態にしてもよい。このようにして受付部231が任意の領域の指定をユーザから受け付けることに応じて、特定部233は、受け付けた領域を指定領域RE1として特定する。具体的には例えば、特定部233は、指定された領域に対応する位置情報を含む情報を、指定領域RE1として特定してもよい。
ボタン53は、指定領域RE1に対してオフィス用家具等を選択するためのボタンである。具体的には、ボタン53は、指定領域RE1に配置する予定の家具、すなわち購入予定の家具を選択するためのボタンである。例えば、ボタン53による入力をユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234は表示部34に表示させる内容を、領域選択画面5から家具選択画面6に遷移させる。家具選択画面6の詳細については、後述する。
ボタン54は、見積情報IF4の詳細をユーザに提示するためのボタンである。例えば、ボタン54による入力をユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234は、表示部34に表示する内容を領域選択画面5から見積提示画面10に遷移させる。見積提示画面10の詳細については、後述する。
領域56は、ユーザによって選択された指定領域RE1を示すための領域である。具体的には、領域56は、ボタン561及びボタン562を含む。本実施形態において、ボタン561「執務室」は領域51に含まれる領域511に対応付けられ、同様にボタン562「会議室」は領域51に含まれる領域512に対応付けられる。換言すると、表示制御部234は、第2の表示制御ステップとして、複数の指定領域RE1を含むリストを、一覧性を有してユーザに視認可能に表示させる。さらに、ボタン561又はボタン562による入力をユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234は、入力を受け付けたボタンに対応する指定領域RE1を領域51に表示させる。換言すると、表示制御部234は、第2の表示制御ステップとして、ユーザがリストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、選択されたエリア名である項目に対応する指定領域RE1を間取り図面として表示させる。好ましくは、ユーザによる選択を受け付けた指定領域RE1は、間取り図面上の他の領域と区別可能な態様で表示されてもよい。このような態様によれば、ユーザは間取り図面上において自身で選択した領域を把握した状態で家具を選択することができる。
図7は、ユーザ端末3の表示部34に表示される、家具選択画面6及び仕様選択画面7の一例を示している。
(家具選択画面6)
家具選択画面6は、指定領域RE1に対してオフィス用家具等の選択をユーザから受け付けるための画面の一例である。家具選択画面6は、図5のアクティビティA104において表示される画面の一例である。家具選択画面6は、領域61~63を含む。
領域61は、オフィス用家具等の選択をユーザから受け付けるための選択領域RE2である。領域61は、オブジェクト611~613を含む。例えば、オブジェクト611~613のうちの何れかに対する入力をユーザから受け付けることにより、特定部233はユーザによって選択されたオフィス用家具等の情報を含むアイテム情報IF1を特定する。上記を換言すると、表示制御部234は、第1の表示制御ステップとして、備品又は家具を選択可能な選択領域RE2を表示させる。選択領域RE2は、複数の、備品又は家具に対応するオブジェクトを含む。特定部233は、ユーザからオブジェクトの選択を受け付けることによりアイテム情報IF1を特定する。
好ましくは、オブジェクト611~オブジェクト613には、オフィス用家具等が把握可能な態様でそれぞれ表示される。これにより、ユーザは視覚的に把握可能な状態でオフィス用家具等を選択することができる。本実施形態では、オブジェクト613に対する入力をユーザから受け付けた場合について説明する。
領域62は、領域61において選択を受け付けることにより特定されたオフィス用家具等のアイテム情報(以下、特定アイテム情報IF2とする)が表示される領域である。本実施形態において、領域62には、「デスクセット」に対応する特定アイテム情報IF2として、「シリーズ(AAA)」及び「メーカ名(BBB株式会社)」が表示されている。一方、天板色及び納期については情報が表示されていない。これらについては、後に詳述する。以上のように、領域62には、特定アイテム情報IF2の少なくとも一部が表示されていてもよい。
領域63は、特定アイテム情報IF2として、品番の少なくとも一部が表示される領域である。すなわち、領域63に表示されている品番「DE-XX」は、オブジェクト613に表示される「デスクセット(4~6人用)」に対応する番号を示す情報である。
(仕様選択画面7)
領域61からオブジェクトの選択を受け付けた後に、スクロール操作をユーザから受け付けたことに応じて、表示制御部234は図7に示す仕様選択画面7をユーザ端末3の表示部34に表示させる。仕様選択画面7は、家具選択画面6において選択を受け付けた家具に対する詳細な仕様の選択をユーザから受け付けるための画面の一例を示す。仕様選択画面7は、図5のアクティビティA105において表示される画面の一例である。仕様選択画面7は、領域71~75と、ボタン76とを含む。
領域71は、家具選択画面6においてユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等に対して詳細な仕様に関する選択をさらにユーザから受け付ける領域である。領域71は、オブジェクト711~713を含む。例えば、オブジェクト711~713のうちの何れかに対する入力をユーザから受け付けることにより、特定部233はユーザによって選択されたオフィス用家具等の詳細仕様に関する特定アイテム情報IF2をさらに特定する。本実施形態では、オブジェクト713に対する入力をユーザから受け付けた場合について説明する。
領域72は、領域71において選択を受け付けることにより特定された特定アイテム情報IF2が表示される領域である。家具選択画面6においてユーザから入力を受け付けた「デスクセット(4~6人用)」について、天板色に関する情報をさらに受け付けたことにより、領域72に表示される情報は、領域62に表示されている情報から、天板色に関する情報がさらに追加されている。また、天板色に関する情報を受け付けたことによって、領域72では納期に関する情報がさらに追加されている。
領域73は、特定アイテム情報IF2として、品番が表示される領域である。領域72と同様に、ユーザから入力を受け付けた「デスクセット(4~6人用)」について天板色に関する情報をさらに受け付けたことによって、領域73に表示される品番は、領域62に表示されている品番「DE-XX」からさらに「WW」が追加されており、品番「DE-XX-WW」が表示されている。本実施形態において、受付部231が家具選択画面6においてオフィス用家具等「デスクセット(4~6人用)」の選択を受け付け、仕様選択画面7においてさらに天板色「ホワイト」を受け付けたことにより、特定部233は選択されたデスクセットの品番及び価格を特定する。
領域75は、ユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等に対する価格情報が表示される領域である。本実施形態において、例えば家具選択画面6において「デスクセット(4~6人用)」の入力を受け付け、仕様選択画面7でさらにデスクセットに対して天板色「ホワイト」の入力を受け付けたことに応じて確定した価格「¥250000」を、表示制御部234が領域75に表示させる。
ボタン76は、ユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等を見積情報IF4に追加するためのボタンである。例えば、ボタン76による入力をユーザから受け付けることによって、特定部233は領域71から選択を受け付けた特定アイテム情報IF2を見積情報IF4に追加する。見積情報IF4は、ユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等を購入する場合の費用を含む情報である。見積情報IF4は、例えば、ユーザから選択を受け付けたオフィス用家具等の品番と、数量と、価格とを含んでもよい。具体的には、見積情報IF4は、後述する見積テーブルT2の有する情報を含むことが好ましい。
このような態様によれば、段階的に家具の種類及び仕様をユーザに選択可能とし、ユーザはオフィス用家具等を容易に選択することができる。また、ユーザは家具等の品番を入力することなく見積書を出力することができる。したがって、ユーザは、見積書の作成にかかる時間を短縮することができる。さらに、品番の入力間違いが発生しないため、見積書の品質を向上することができる。
(アイテム管理テーブルT1)
図8は、アイテム管理テーブルT1の概要図である。アイテム管理テーブルT1は、オフィス用家具等の情報を示すルックアップテーブルである。表示制御部234は、アイテム管理テーブルT1に格納される情報に基づき、ユーザ端末3の表示部34にオフィス用家具等を選択するためのオブジェクトを表示させる。アイテム管理テーブルT1は、アイテム情報IF1を含む。アイテム情報IF1は具体的には各オフィス用家具等の品番や価格に関する情報を含んでもよい。
例えば、アイテム管理テーブルT1は、品番T11、メーカ名T12、品名T13、サイズT14、色T15、価格T16、納期T17、レコメンド商品T18等の情報を含んでよい。一例として、同一の品名であるオフィス用家具等において、詳細仕様が異なる場合はそれぞれに対して品番を有しているのが好ましい。例えば、色のバリエーションを複数有するオフィス用家具は、ぞれぞれの色に対して異なる品番を有しているのが好ましい。
メーカ名T12は、例えばオフィス用家具等の製造元又は販売元を示す情報である。一例として、アイテム管理テーブルT1であるデータベースは、異なる複数の製造者又は販売者による、備品又は家具を含むように構成されている。このような態様によれば、ユーザは備品メーカを横断して備品又は家具を選択することができる。
また、レコメンド商品T18は、各オフィス用家具等に関連する家具又は備品を示すIDである。例えば図8において、品番「DE-XX-WW」のデスクセットに関連するオフィス用家具等としてレコメンド商品「EF-XX-WW」が紐付けられている。この場合において品番T11「DE-XX-WW」のデスクセットに関するアイテム情報IF1の入力をユーザから受け付けた場合、品番T11「DE-XX-WW」のデスクセットに関連するレコメンド商品「EF-XX-WW」に係るレコメンド情報IF3を提示部235はユーザに提示する。詳細については、後述する。
(レコメンド提示画面8)
図9は、ユーザ端末3の表示部34に表示されるレコメンド提示画面8の一例を示している。レコメンド提示画面8は、図5のアクティビティA107において表示される画面の一例である。レコメンド提示画面8は、領域81を含む。
領域81は、ユーザから入力を受け付けたオフィス用家具等の特定アイテム情報IF2に関連付けられているレコメンド情報IF3が表示される領域である。例えば、表示制御部234は、特定アイテム情報IF2に係るレコメンド情報IF3を領域81に表示させてもよい。このような態様によれば、見積情報IF4に追加する特定アイテム情報IF2と、特定アイテム情報IF2に関連付けられているレコメンド情報IF3が一画面に表示される。これにより、自身で選択したオフィス用家具等に関連する商品に係るレコメンド情報IF3をユーザが視認することができる。本実施形態において、表示制御部234は、レコメンド情報IF3としてレコメンド商品「デスクチェア」に関する情報を表示させる。
ここで、レコメンド商品について説明する。レコメンド商品は、オフィス用家具等にそれぞれ対応づけられていてもよい。一例として、レコメンド商品は、任意のオフィス用家具等と併せて使用することが好ましい商品に対して決定される。本実施形態において、領域81に表示されているレコメンド商品「デスクチェア」は、デスクセットに対するレコメンド商品として特定されている。また例えば、レコメンド商品は、他のユーザの購入履歴等に基づいて決定されてもよい。具体的には、任意のオフィス用家具等と併せて購入される傾向にある商品が、当該オフィス用家具等に対するレコメンド商品として決定されてもよい。
また、レコメンド情報IF3は、レコメンド商品に関する情報を含む。また、レコメンド情報IF3は、図8のアイテム管理テーブルT1におけるレコメンド商品T18に格納されていてもよい。本実施形態において、ユーザからの入力により特定部233が品番「DE-XX-WW」を特定することに応じて、提示部235は品番「DE-XX-WW」のレコメンド商品「EF-XX-WW」に係るレコメンド情報IF3をユーザに提示する。
領域81は、ボタン811を含む。ボタン811は、レコメンド情報IF3に係るレコメンド商品を見積情報IF4に追加するためのボタンである。例えば、ボタン811による入力をユーザから受け付けることに応じて、特定部233はボタン811に係るレコメンド情報IF3を見積情報IF4に追加する。本実施形態において、ボタン811による入力をユーザから受け付けることに応じて、特定部233はレコメンド商品「デスクチェア」に関する情報を見積情報IF4に追加する。
このような態様によれば、ユーザは関連するオフィス用家具等をまとめて見積書に追加することができる。
(選択家具表示画面9)
図10は、ユーザ端末3の表示部34に表示される、ユーザが各領域に対して選択した家具を示す選択家具表示画面9の一例を示している。選択家具表示画面9は、図5のアクティビティA104~A108において表示可能な画面の一例である。選択家具表示画面9は、領域91と領域92とを含む。
領域91は、ボタン911と領域912~領域914を含む。ボタン911は、指定領域RE1の選択を受け付けるためのボタンである。例えば、ボタン911による選択入力をユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234はユーザから選択を受け付けた指定領域RE1に対応する見積情報IF4を表示させる。ボタン911によって選択可能なエリアは、図6の領域56のエリア一覧に対応していてもよい。換言すると、表示制御部234は、第2の表示制御ステップとして、ユーザがリストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、表示される指定領域RE1の間取り図面に対応する見積情報IF4を表示させる。表示制御部234は、ボタン911を介して選択を受け付けたエリアに対応する指定領域RE1を他の領域と区別可能な態様でさらに表示させてもよい。
本実施形態において、ボタン911に表示される「会議室」のエリアに対して、領域913に表示される「デスクセット」が選択されている。また、領域912に表示されているように、デスクセットに対して数量「1」が指定されている。さらに、同様に「デスクチェア」が選択されており、デスクチェアに対して数量「3」が指定されている。
領域914は、指定領域RE1に対して選択されているオフィス用家具等の合計金額が表示される領域である。このように、選択家具表示画面9にはユーザから選択を受け付けたアイテム情報IF1が指定領域RE1ごとに把握可能な態様で表示されている。
このような態様によれば、ユーザから受け付けた複数の指定領域RE1と、指定領域RE1それぞれの見積もり状況を示す見積情報IF4を指定領域RE1ごとに簡単に表示させることができる。したがって、ユーザは、複数の指定領域RE1を横断して見積検討をすることが容易になる。
(見積提示画面10)
図11は、ユーザ端末3の表示部34に表示される見積提示画面10の一例を示している。見積提示画面10は、図5のアクティビティA110において表示される画面の一例である。見積提示画面10は、領域101と、領域102と、ボタン103とを含む。
領域101及び領域102は、指定領域RE1ごとの見積情報IF4がそれぞれ表示される領域である。本実施形態において、指定領域RE1「会議室」の見積情報IF4が領域102に表示されている。ボタン103は、領域102に表示される見積情報IF4の表示態様を切り替えるためのボタンである。例えば、ボタン103による入力をユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234は領域102に表示されている見積情報IF4を折りたたみ、非表示の状態に遷移させる。また、ボタン103による入力を再度ユーザから受け付けることに応じて、表示制御部234は非表示の状態から見積情報IF4を再度表示する状態に遷移させる。
また、領域102は、見積情報IF4を示す見積テーブルT2が表示される領域である。図11に示すように、領域102に表示させる見積テーブルT2は、No.T21、名称T22、品番T23、仕様(W*D*H)T24、単価T25、数量T26、金額T27及びエリア名T28を含む。
さらに、領域102は領域1021を含む。領域1021は、見積テーブルT2における金額T27を合計した金額が表示される領域である。このような態様によれば、ユーザから受け付けた指定領域RE1ごとに見積情報IF4を把握することができる。具体的には、指定領域RE1それぞれに対して選択を受け付けたオフィス用家具等の内訳と、指定領域RE1それぞれの見積り合計金額とを把握することができる。
このような態様によれば、ユーザから受け付けた指定領域RE1ごとに見積情報IF4の把握が可能である。
[その他]
情報処理システム1に関して、以下のような態様が採用されてもよい。
前述の実施形態では、ユーザである家具メーカの従業者が購入者に対して見積書を作成する場合について説明したが、この限りでない。例えば、オフィス用家具等の購入者が自身の購入者端末を用いて実施してもよい。具体的には、オフィス用家具等の購入に関して価格をシミュレーションする目的で購入者が実施してもよい。また、購入者に対して情報を提示した状態で、情報処理装置2はユーザから操作を受け付けてもよい。換言すると、ユーザが操作しながら購入者に情報を提示することにより、ユーザは購入者に対してオフィス用家具等の購入に関するシミュレーションを実施してもよい。これにより、購入者はオフィス用家具等の購入検討をより容易に実施することができる。
前述の実施形態では、受付部231はオフィス用家具等の選択をユーザから受け付けたのち、詳細仕様として天板色の選択を受け付けたが、この限りでない。例えば、受付部231は、詳細仕様としてオフィス用家具等のサイズ又は材質の何れかについて選択を受け付けてもよい。さらに、上述した詳細仕様を任意に組み合わせて選択を受け付けてもよい。
情報処理装置2は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態の情報処理装置2としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上記の機能や処理を提供してもよい。
上記実施形態では、情報処理装置2が種々の記憶・制御を行ったが、情報処理装置2に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。すなわち、種々の情報やプログラムは、ブロックチェーン技術等を用いて複数の外部装置に分散して記憶されてもよい。
実施形態の別の一態様は、プログラムであってもよい。プログラムは、コンピュータに、各ステップを実行させる。
次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理システムであって、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、第1の受付ステップでは、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付け、ここで指定された前記領域を指定領域と定義し、第2の受付ステップでは、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報の入力を前記ユーザから受け付け、ここで前記アイテム情報は、前記指定領域に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報であり、提示ステップでは、前記指定領域に配置する前記備品又は前記家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報を、前記ユーザに提示する、システム。
このような態様によれば、ユーザが任意で指定した間取りの領域に対する見積書を作成することができる。
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記データベースは、異なる複数の製造者又は販売者による、前記備品又は前記家具を含むように構成されている、システム。
このような態様によれば、ユーザは備品メーカを横断して備品又は家具を選択することができる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理システムにおいて、第1の表示制御ステップでは、前記備品又は前記家具を選択可能な選択領域を表示させ、ここで前記選択領域は、複数の、前記備品又は前記家具に対応するオブジェクトを含み、特定ステップでは、前記ユーザから前記オブジェクトの選択を受け付けることにより前記アイテム情報を特定する、システム。
このような態様によれば、家具等の品番を入力することなく見積書を作成することができる。したがって、ユーザは、見積書の作成にかかる時間を短縮することができる。さらに、品番の入力間違いが発生しないため、見積書の品質を向上することができる。
(4)上記(3)に記載の情報処理システムにおいて、前記特定ステップでは、前記備品又は前記家具のうちの1つに対して複数回の選択入力を前記ユーザから受け付けることにより、前記アイテム情報を特定する、システム。
このような態様によれば、ユーザは、例えば家具のタイプ→色→サイズのように段階的に家具等の仕様を決定することができる。
(5)上記(1)~(4)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、第2の表示制御ステップでは、複数の前記指定領域を含むリストを、一覧性を有して前記ユーザに視認可能に表示させ、前記ユーザが前記リストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、選択された項目に対応する前記指定領域を前記間取り図面として表示させる、システム。
(6)上記(5)に記載の情報処理システムにおいて、前記第2の表示制御ステップでは、前記ユーザが前記リストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、表示される前記指定領域の前記間取り図面に対応する前記見積情報を表示させる、システム。
このような態様によれば、ユーザの選択した複数の領域、及び領域ごとの見積もり状況を領域ごとに簡単に切り替えて表示させることができる。したがって、一度に複数の領域の見積検討をすることが容易になる。
(7)上記(1)~(6)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記提示ステップでは、特定した前記備品又は前記家具に関連する物品を推奨するレコメンド情報を前記ユーザにさらに提示する、システム。
このような態様によれば、ユーザの選択した家具等に関連する備品等をまとめて購入することができる。
(8)情報処理方法であって、上記(1)~(7)の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
(9)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(7)の何れか1つに記載の各ステップを実行させる、プログラム。
もちろん、この限りではない。
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
3 :ユーザ端末
5 :領域選択画面
6 :家具選択画面
7 :仕様選択画面
8 :レコメンド提示画面
9 :選択家具表示画面
10 :見積提示画面
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :プロセッサ
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :プロセッサ
34 :表示部
35 :入力部
51 :領域
52 :ボタン
53 :ボタン
54 :ボタン
56 :領域
61 :領域
62 :領域
63 :領域
71 :領域
72 :領域
73 :領域
74 :領域
75 :領域
76 :ボタン
81 :領域
91 :領域
92 :領域
101 :領域
102 :領域
103 :ボタン
231 :受付部
232 :取得部
233 :特定部
234 :表示制御部
235 :提示部
511 :領域
512 :領域
561 :ボタン
562 :ボタン
611 :オブジェクト
612 :オブジェクト
613 :オブジェクト
711 :オブジェクト
712 :オブジェクト
713 :オブジェクト
811 :ボタン
911 :ボタン
912 :領域
913 :領域
914 :領域
1021 :領域
IF1 :アイテム情報
IF2 :特定アイテム情報
IF3 :レコメンド情報
IF4 :見積情報
RE1 :指定領域
RE2 :選択領域
T1 :アイテム管理テーブル
T12 :メーカ名
T13 :品名
T14 :サイズ
T15 :色
T16 :価格
T17 :納期
T18 :レコメンド商品
T2 :見積テーブル
T22 :名称
T25 :単価
T26 :数量
T27 :金額
T28 :エリア名

Claims (8)

  1. 情報処理システムであって、
    少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行するように構成され、
    第1の受付ステップでは、間取り図面に対する少なくとも一部の領域の指定をユーザから受け付け、ここで指定された前記領域を指定領域と定義し、
    第2の受付ステップでは、予め設定されたデータベースから選択された、アイテム情報の入力を前記ユーザから受け付け、ここで前記アイテム情報は、前記指定領域に配置する少なくとも1つの備品又は家具に関する情報であり、
    提示ステップでは、前記指定領域に配置する前記備品又は前記家具を購入する場合にかかるコストの見積もりを示す見積情報を、前記ユーザに提示し、
    第2の表示制御ステップでは、
    複数の前記指定領域を含むリストを、一覧性を有して前記ユーザに視認可能に表示させ、
    前記ユーザが前記リストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、選択された項目に対応する前記指定領域を前記間取り図面として表示させる、システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記データベースは、異なる複数の製造者又は販売者による、前記備品又は前記家具を含むように構成されている、システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    第1の表示制御ステップでは、前記備品又は前記家具を選択可能な選択領域を表示させ、ここで前記選択領域は、複数の、前記備品又は前記家具に対応するオブジェクトを含み、
    特定ステップでは、前記ユーザから前記オブジェクトの選択を受け付けることにより前記アイテム情報を特定する、システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
    前記特定ステップでは、前記備品又は前記家具のうちの1つに対して複数回の選択入力を前記ユーザから受け付けることにより、前記アイテム情報を特定する、システム。
  5. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記提示ステップでは、特定した前記備品又は前記家具に関連する物品を推奨するレコメンド情報を前記ユーザにさらに提示する、システム。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記第2の表示制御ステップでは、前記ユーザが前記リストに含まれる少なくとも1つを選択した場合に、表示される前記指定領域の前記間取り図面に対応する前記見積情報を表示させる、システム。
  7. 情報処理方法であって、
    請求項1~6の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
  8. プログラムであって、
    コンピュータに、請求項1~6の何れか1つに記載の各ステップを実行させる、プログラム。
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