JP2021006946A - 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム - Google Patents

管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021006946A
JP2021006946A JP2019120593A JP2019120593A JP2021006946A JP 2021006946 A JP2021006946 A JP 2021006946A JP 2019120593 A JP2019120593 A JP 2019120593A JP 2019120593 A JP2019120593 A JP 2019120593A JP 2021006946 A JP2021006946 A JP 2021006946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
information
management system
equipment
facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019120593A
Other languages
English (en)
Inventor
昌史 村上
Masashi Murakami
昌史 村上
好克 井藤
Yoshikatsu Ito
好克 井藤
幸太郎 豊澄
Kotaro Toyosumi
幸太郎 豊澄
剛 椙山
Go Sugiyama
剛 椙山
常弘 北村
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019120593A priority Critical patent/JP2021006946A/ja
Publication of JP2021006946A publication Critical patent/JP2021006946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】課題は、施設内の環境の管理の設定を容易に行える、管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、及びプログラムを提供することである。【解決手段】管理システム20は、取得部251と、決定部252とを備える。取得部251は、施設の図面を含む図面情報に基づいて、施設内のエリアの属性を取得する。決定部252は、取得部251で取得されたエリアの属性に基づいて、エリアでの空間設備の運用パターンを決定する。【選択図】 図2

Description

本開示は、一般に、管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、及びプログラムに関する。本開示は、特に、施設内の環境の管理のための管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1は、例えばビル内の複数の空調設備をスケジュール制御によって最適起動制御する空調設備の制御装置を開示する。特許文献1では、時計からの時間情報と空調設備の起動/停止時刻とを比較して、各空調設備が起動時刻になると該当するそれぞれの機器を起動し、停止時間になると停止する。
特開平3−180913号公報
しかしながら、特許文献1では、空調設備毎に、起動/停止時刻を決定する必要がある。そのため、ビル(施設)内の部屋(エリア)毎に空調設備(空間設備)の運用パターンの設定をすることは非常に煩雑であり、施設内の環境の管理の設定は難しい。
課題は、施設内の環境の管理の設定を容易に行える、管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、及びプログラムを提供することである。
本開示の一態様は、管理システムであって、施設の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設内のエリアの属性を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記エリアの属性に基づいて、前記エリアでの空間設備の運用パターンを決定する決定部とを備える。
本開示の一態様は、空間設備制御システムであって、上記の管理システムと、前記管理システムで決定された運用パターンに従って前記空間設備の制御を行う制御システムとを備える。
本開示の一態様は、空間設備運用システムであって、上記の空間設備制御システムと、前記空間設備制御システムで制御される前記空間設備とを備える。
本開示の一態様は、管理方法であって、取得ステップと、決定ステップとを含む。前記取得ステップは、施設の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設内のエリアの属性を取得するステップである。前記決定ステップは、前記取得ステップで取得された前記エリアの属性に基づいて、前記エリアでの空間設備の運用パターンを決定するステップである。
本開示の一態様は、プログラムであって、1以上のプロセッサに、上記の管理方法を実行させるための、プログラムである。
本開示の態様によれば、施設内の環境の管理の設定を容易に行える、という効果を奏する。
図1は、一実施形態の空間設備運用システムの概略図である。 図2は、上記の空間設備運用システムの管理システムのブロック図である。 図3は、上記の管理システムで利用される図面情報の説明図である。 図4は、上記図面情報から得られるエリアに関する情報の説明図である。 図5は、上記図面情報から得られるエリアに関する情報の説明図である。 図6は、上記図面情報から得られるエリアに関する情報の説明図である。 図7は、上記図面情報から得られるエリアに関する情報の説明図である。 図8は、上記図面情報から得られるエリアに関する情報の説明図である。 図9は、上記の管理システムで提示される情報の説明図である。 図10は、上記の管理システムの動作のフローチャートである。 図11は、上記の管理システムの別の動作のフローチャートである。 図12は、上記の管理システムの別の動作のフローチャートである。 図13は、変形例の空間設備運用システムの説明図である。 図14は、上記変形例の空間設備運用システムの説明図である。
(1)実施形態
(1.1)概要
図1は、本実施形態の空間設備運用システム10を示す。本実施形態の空間設備運用システム10は、管理システム20を備える。管理システム20は、図2に示すように、取得部251と、決定部252とを備える。取得部251は、施設100(図3〜図5参照)の図面を含む図面情報に基づいて、施設100内のエリア110(図3〜図5参照)の属性を取得する。決定部252は、取得部251で取得されたエリア110の属性に基づいて、エリア110での空間設備(本実施形態では、空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを決定する。
このように、管理システム20は、図面情報からエリア110の属性を取得し、取得したエリア110の属性に基づいて、エリア110での空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを決定する。そのため、エリア110での空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを手動で設定する必要がなくなり、空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンの設定が容易になる。したがって、管理システム20によれば、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
(1.2)詳細
以下、図1〜図11を参照して、本実施形態の空間設備運用システム10について更に詳細に説明する。空間設備運用システム10は、施設100(図3〜図8参照)内の環境の管理のためのシステムであって、施設100に設置される1以上の空間設備(空調設備31及び照明設備32)の管理及び制御を行う。
施設100は、本実施形態では、オフィスビル(図3参照)である。施設100は、図4に示すように、複数のエリア110を含む。エリア110は、施設100内の空間であってよい。複数のエリア110同士は必ずしも物理的に区画されている必要はない。例えば、部屋の前側と後ろ側とをそれぞれエリアとして設定してよい。本実施形態では、施設100はオフィスビルであるから、エリア110の例としては、執務室、会議室、応接室、休憩室、談話室、更衣室、食堂、打ち合わせスペース(打ち合わせブース、打ち合わせコーナー)等が挙げられる。図5は、施設100のワンフロアの一部を示している。図5では、複数のエリア110(111〜113)が図示されている。なお、施設100の例としては、オフィスビルの他に、戸建て住宅、集合住宅(住戸、共用部)、店舗、ビル(ビル全体、フロア内)が挙げられる。また、施設100は、建物だけではなく、建物とその建物が存在する敷地とを含んでいてもよく、例えば、工場や、公園、病院、商業施設等が挙げられる。
空間設備運用システム10は、図1に示すように、管理システム20と、空間制御システム30とを備える。管理システム20は、空間制御システム30と通信可能に接続される。本実施形態では、管理システム20は、空間制御システム30と通信ネットワーク80を通じて通信可能に接続される。通信ネットワーク80は、インターネットを含み得る。通信ネットワーク80は、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成され得る。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。図1では簡略化されているが、通信ネットワーク80は、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
また、管理システム20は、位置情報システム40、要望収集システム50、センシングシステム60、及び図面情報サーバ70と通信可能に接続される。本実施形態では、管理システム20は、通信ネットワーク80を通じて、位置情報システム40、要望収集システム50、センシングシステム60、及び図面情報サーバ70と通信可能に接続される。
空間制御システム30は、施設100内の環境を調整するためのシステムである。空間制御システム30は、図1に示すように、複数の空調設備31と、複数の照明設備32と、制御システム33とを備える。制御システム33は、複数の空調設備31を制御するための空調制御コントローラ331(図6参照)と、複数の照明設備32を制御するための照明制御コントローラ332(図7参照)とを備える。
空調設備31は、施設100内の環境を調整するための空間設備である。特に、空調設備31は、施設100内の環境として、空間の温度・湿度等をコントロールするための空間設備である。本実施形態では、空調設備31は、エアコンである。つまり、空調設備31は、主に、エリア110内の温度のコントロールに用いられる。空調設備31は、図6に示すように、施設100のエリア110(111〜113)内に設置される。エリア110(111〜113)が屋内である場合には、空調設備31は、エリア110の天井に配置され得る(図4参照)。また、空調設備31は、空調制御コントローラ331に、通信線L31を介して通信可能に接続される。これによって、空調設備31は、空調制御コントローラ331からの制御信号に応じて動作可能である。空調設備31は、空調制御コントローラ331から設定温度(温度指示値、目標温度)を受け取ると、空調設備31が備える温度センサの計測値が設定温度に一致するように、出力する風の温度及び量を調整する。なお、空調設備31の他の例としては、扇風機、換気扇、空気清浄機が挙げられる。
照明設備32は、施設100内の環境を調整するため空間設備である。特に、照明設備32は、施設100内の環境として、空間の明るさをコントロールするための空間設備である。本実施形態では、照明設備32は、シーリングライトである。つまり、照明設備32は、主に、エリア110内の明るさのコントロールに用いられる。照明設備32は、図7に示すように、施設100のエリア110(111〜113)内に設置される。エリア110(111〜113)が屋内である場合には、照明設備32は、エリア110の天井に配置され得る(図4参照)。また、照明設備32は、照明制御コントローラ332に、通信線L32を介して通信可能に接続される。これによって、照明設備32は、照明制御コントローラ332からの制御信号に応じて動作可能である。照明設備32は、照明制御コントローラ332から設定照度(照度指示値、目標照度)を受け取ると、照明設備32が備える照度センサの計測値が設定照度に一致するように、出力する光の量を調整する。また、照明設備32は、照明制御コントローラ332から設定色温度を受け取ると、出力する光の色温度を設定色温度に一致させる。なお、照明設備32の他の例としては、ダウンライト、ペンダントライト、フットライト、ウォールウォッシャ、スポットライト等が挙げられる。
制御システム33は、管理システム20と通信可能に接続される。本実施形態では、制御システム33は、管理システム20と通信ネットワーク80を通じて通信可能に接続される。制御システム33は、空調制御コントローラ331(図6参照)と、照明制御コントローラ332(図7参照)とを有する。空調制御コントローラ331は、複数の空調設備31に通信可能に接続される。空調制御コントローラ331は、複数の空調設備31を個別に制御するように構成される。特に、空調制御コントローラ331は、管理システム20から与えられる空調設備31の運用パターンに従い、複数の空調設備31を個別に制御する。照明制御コントローラ332は、複数の照明設備32に通信可能に接続される。照明制御コントローラ332は、複数の照明設備32を個別に制御するように構成される。特に、照明制御コントローラ332は、管理システム20から与えられる照明設備32の運用パターンに従い、複数の照明設備32を個別に制御する。なお、制御システム33は、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、制御システム33として機能する。プログラムは、ここでは制御システム33のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
なお、本実施形態では、管理システム20と制御システム33とが、空間設備制御システム11を構成する(図1参照)。つまり、空間設備制御システム11は、管理システム20と、管理システム20で決定された運用パターンに従って空間設備(空調設備31及び照明設備32)の制御を行う制御システム33とを備える。また、空間設備制御システム11は、空間設備(空調設備31及び照明設備32)とともに、空間設備運用システム10を構成する(図1参照)。つまり、空間設備運用システム10は、空間設備制御システム11と、空間設備制御システム11で制御される空間設備(空調設備31及び照明設備32)とを備える。
位置情報システム40は、管理システム20に、エリア110内の位置に関する位置情報を提供するためのシステムである。位置情報は、施設100内の発信機41を持つ人物(ユーザ)の位置を示す情報である。よって、位置情報システム40は、施設100内の発信機41を持つ人物の位置を特定する。つまり、位置情報システム40は、施設100内での人物の位置を特定するローカルポジショニングシステム(LPS)として側面を持つ。
位置情報システム40は、図1に示すように、複数の発信機41と、複数の受信機42と、位置情報サーバ43とを備える。位置情報システム40では、位置情報サーバ43が通信ネットワーク80を介して管理システム20と通信可能に接続される。位置情報システム40は、管理システム20に、必要に応じて、位置情報、つまり、施設100内の発信機41を持つ人物の位置の情報を提供することが可能である。なお、位置情報システム40は、エリア110内に発信機41を持つ人物(ユーザ)が存在するかどうかを判定してもよい。つまり、位置情報は、エリア110内の人物の存否情報も含み得る。
発信機41は、人物の位置を特定するために用いられる。つまり、人物が発信機41を携帯しているという前提の下で、発信機41の位置を人物の位置として取り扱う。発信機41は、無線信号を送信する機能を有している。特に、発信機41は、無線信号を定期的に送信する。無線信号は、発信機41の識別情報を含み得る。識別情報は、複数の発信機41同士を互いに区別するために利用され得る。発信機41の識別情報は、人物の識別情報に対応付けられる。本実施形態では、無線信号の媒体は、電波である。特に、無線信号の媒体は、近距離無線通信に適合する電波である。近距離無線通信の例としては、Bluetooth(登録商標)が挙げられ、特に、Bluetooth Low Energy(BLE)が利用可能である。発信機41は、人物が携帯可能な大きさ及び重さである。発信機41は、例えば、ビーコンである。また、発信機41は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。
受信機42は、発信機41の位置(つまり、発信機41を携帯する人物の位置)を特定するために用いられる。受信機42は、発信機41からの無線信号を受信する機能を有している。受信機42は、図8に示すように、施設100のエリア110(111〜113)内に設置される。エリア110(111〜113)が屋内である場合には、受信機42は、エリア110の天井に配置され得る(図4参照)。また、エリア110(111〜113)には、複数の受信機42が配置され得る。複数の受信機42を配置することによって、発信機41の位置の特定の精度の向上が期待できる。各エリア110において、複数の受信機42は、一定間隔(例えば、約4m)で配置され得る。また、受信機42は、位置情報サーバ43に、通信線L42を介して通信可能に接続される。受信機42は、発信機41から無線信号を受け取ると、無線信号に含まれる識別情報及び無線信号の強度を位置情報サーバ43に送信する。無線信号の強度は、例えば、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)である。
位置情報サーバ43は、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、位置情報サーバ43として機能する。プログラムは、ここでは位置情報サーバ43のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
位置情報サーバ43は、受信機42で受信した発信機41からの無線信号の強度に基づいて発信機41の位置を決定するように構成される。特に、本実施形態では、位置情報サーバ43は、受信機42の位置及び無線信号の強度に基づいて、発信機41の位置を決定する。無線信号の強度は、受信機42と発信機41との距離の増加に対して減少する。よって、発信機41からの無線信号の強度によって、発信機41の受信機42からの距離を求めることが可能である。位置情報サーバ43は、エリア110に対する受信機42の位置から、発信機41が存在し得る範囲(一例として、受信機42を中心とする円周)を決定する。位置情報サーバ43は、異なる受信機42から発信機41が存在し得る範囲を求め、全ての範囲が重複する位置を、発信機41の位置として採用する。なお、上記の方法は一例であって、位置情報サーバ43は、上記とは別の方法で、発信機41の位置を決定してよい。つまり、無線信号の強度に基づいて無線信号の発生源の位置を特定する方法は、従来種々提供されているので、位置情報サーバ43は、従来周知の方法によって、発信機41の位置を決定してよい。
要望収集システム50は、管理システム20に、エリア110に関する人物の要望に関する要望情報を提供するためのシステムである。要望収集システム50は、複数の端末装置51を含む。要望収集システム50では、端末装置51が通信ネットワーク80を介して管理システム20と通信可能に接続される。端末装置51は、人物が、エリア110に関する要望を入力するための装置である。端末装置51は、人物により入力された要望を、当該要望を入力した人物の識別情報に対応付けて、管理システム20に送信する。つまり、要望情報は、人物により入力された要望と、要望を入力した人物の識別情報とを含み得る。本実施形態では、エリア110に関する要望は、エリア110の環境に関する要望を含む。エリア110の環境に関する要望は、エリア110の温度に関する要望と、エリア110の明るさに関する要望とを含み得る。エリア110の温度に関する要望は、エリア110の温度の調整の要望であり得る。エリア110の温度に関する要望の例としては、「冷やしてほしい」、「暖かくしてほしい」等が挙げられる。エリア110の明るさに関する要望は、エリア110の明るさの調整の要望であり得る。エリア110の明るさに関する要望の例としては、「明るくしてほしい」、「暗くしてほしい」等が挙げられる。なお、端末装置51は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。
センシングシステム60は、管理システム20に、エリア110内の人物の状態に関する状態情報を提供するためのシステムである。センシングシステム60は、複数のセンシング装置61を含む。センシング装置61は、人物の状態を取得する。センシング装置61は、人物の状態を当該人物の識別情報に対応付けて、管理システム20に送信する。つまり、状態情報は、人物の状態と、当該人物の識別情報とを含み得る。人物の状態の例としては、暑さ・寒さの度合い、活動状態(運動状態)、体調が挙げられる。センシング装置61は、人物の画像から抽出される人物の表面温度や振舞いから、人物の暑さ・寒さの度合いを推定することができる。例えば、人物がうちわを使用している、人物が腕まくりをしているという振舞いが抽出されれば、人物の状態が暑いという状態であると判断できる。例えば、人物が着込んでいるという振舞いが抽出されれば、人物の状態が寒いという状態であると判断できる。また、センシング装置61は、イメージセンサ、加速度センサ、音響センサ等から得られるセンサ情報から人物の活動状態を推定することができる。例えば、センシング装置61は、センサ情報から人物が会話をせずに体動が静止した状態が長く続いたと判断した場合、人物の活動状態が集中状態である(集中して働いている)と推定することができる。例えば、センシング装置61は、センサ情報から人物が会話をしていると判断した場合、人物の活動状態がリラックス状態(休憩中)であると推定することができる。なお、センシング装置61は、イメージセンサ、加速度センサ、音響センサ(マイクロホン等)、及び温度センサ等の各種センサ、又は、各種センサを備える装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の携帯端末)により実現され得る。
図面情報サーバ70は、施設100の図面情報を管理するサーバである。図面情報サーバ70は、管理システム20からの要求に応じて、施設100の図面情報を管理システム20に送信する。本実施形態では、図面情報は、施設100の図面を含む。特に、本実施形態では、図面情報は、ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)に基づく施設100の3Dモデルの情報を含む(図3及び図4参照)。例えば、施設100の3Dモデルは、オブジェクトの集合体で表される。オブジェクトは、3Dモデルを構成するパーツである。オブジェクトの例としては、構造物、設備機器、及び什器が挙げられる。構造物の例としては、壁、床、天井、柱、建具、階段、ドア、配線、及び配管が挙げられる。設備機器の例としては、空間設備、電気設備、通信設備、警報設備、及びセンサ設備が挙げられる。空間設備は、空調設備、照明設備等を含む。電気設備は、壁スイッチ、コンセント等の配線器具を含む。通信設備は、スイッチングハブ、ルータ、ゲートウェイ等を含む。警報設備は、非常用アラーム、セキュリティカメラ等を含む。センサ設備は、火災感知器、煙感知器等を含む。什器の例としては、机、椅子、及びインテリア(カーテン、鉢植え植物等)が挙げられる。オブジェクトは、オブジェクト情報を有しており、オブジェクト情報は、2D形状、3D形状、数量、品番、寸法、素材、性能、価格等を含み得る。
ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)に基づく施設100の3Dモデルを含む図面情報からは、オブジェクトの配置や、オブジェクト情報等を抽出することが可能である。つまり、図面情報サーバ70が記憶している図面情報から、管理システム20は、施設100の様々な図面を取得することが可能である。例えば、管理システム20は、図面情報から、図5に示すような施設100の所望のフロアの平面図を取得できる。図面情報から、施設100内での、空調設備31、照明設備32、受信機42、及び什器91の配置に関する情報が得られる。つまり、図面情報から、エリア110の配置(すなわち、エリア110内のオブジェクトの配置)に関する情報が得られる。また、管理システム20は、図面情報から、図6に示すような施設100の所望のフロアの空調設備31の位置及び接続関係を示す図を取得できる。また、管理システム20は、図面情報から、図7に示すような施設100の所望のフロアの照明設備32の位置及び接続関係を示す図を取得できる。また、管理システム20は、図面情報から、図8に示すような施設100の所望のフロアの受信機42の位置及び接続関係を示す図を取得できる。
管理システム20は、施設100内のエリア110の管理のためのシステムである。管理システム20は、エリア110での空間設備の運用パターンを決定する機能を有している。管理システム20は、図2示すように、入力部21と、出力部22と、通信部23と、記憶部24と、処理部25とを備える。
入力部21は、管理システム20に情報を入力するために用いられる。入力部21により管理システム20に入力する情報の例としては、管理システム20の操作のための情報を含み得る。入力部21は、情報の入力のための1以上のインタフェースを含む。1以上のインタフェースは、管理システム20を操作するための入力装置を含む。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド等を含み得る。
出力部22は、管理システム20から情報を出力するために用いられる。出力部22により管理システム20から出力する情報の例としては、管理システム20の操作のための情報を含み得る。出力部22は、情報の出力のための1以上のインタフェースを含む。1以上のインタフェースは、データの出力のためのポート、及び情報を表示するための画像表示装置221を備える。画像表示装置221は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の薄型のディスプレイ装置を含み得る。画像表示装置221の画面221a(図9参照)は、種々の情報の提示(表示)に利用される。
通信部23は、通信インタフェースである。特に、通信部23は、通信ネットワーク80に接続可能な通信インタフェースであり、通信ネットワーク80を通じた通信を行う機能を有する。これにより、管理システム20は、通信ネットワーク80を通じて、空間制御システム30、位置情報システム40、要望収集システム50、センシングシステム60、及び図面情報サーバ70と通信可能である。なお、通信部23の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。
記憶部24は、情報を記憶するための装置である。記憶部24は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶部24は、監視情報を記憶するための領域を有する。監視情報は、エリア110に関する人物の要望に関する要望情報を含む。要望情報は、要望収集システム50から得られる。要望情報では、上述したように、人物からの要望に人物の識別情報が対応付けられている。また、監視情報は、エリア110内の位置に関する位置情報を含む。位置情報は、位置情報システム40から得られる。位置情報では、上述したように、人物の位置に人物の識別情報が対応付けられている。また、監視情報は、エリア110内の人物の状態に関する状態情報を含む。状態情報は、センシングシステム60から得られる。状態情報では、上述したように、人物の状態に人物の識別情報が対応付けられている。よって、監視情報では、人物の識別情報に、人物の要望、人物の位置、及び人物の状態が対応付けられている。なお、人物の識別情報には、付加的な情報として、人物の属性情報が対応付けられていてよい。属性情報は、施設100における人物の位置付け(役職等)、及び、人物のプロフィール(人物の性別、趣味、好み等)が含まれ得る。また、記憶部24は、監視情報の履歴H10を記憶するための領域を有する。したがって、管理システム20によれば、監視情報を次の運用パターンの決定に利用できるようになる。
処理部25は、管理システム20の全体的な制御、すなわち、入力部21、出力部22、通信部23、及び記憶部24を制御するように構成される。処理部25は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、処理部25として機能する。プログラムは、ここでは処理部25のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部25は、図2に示すように、取得部251と、決定部252と、判定部253と、提示部254とを備える。図2において、取得部251と、決定部252と、判定部253と、提示部254とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部25によって実現される機能を示している。
取得部251は、施設100内のエリア110の属性を取得するように構成される。つまり、取得部251は、施設100内のエリア110の属性を取得するステップ(取得ステップ)を実行する。エリア110の属性は、エリア110の目的(用途)を含む。オフィスビルの場合、エリア110の目的の例としては、執務室(集中ゾーン、コラボゾーン)、会議室、応接室、休憩室、談話室、更衣室、食堂、打ち合わせスペース(打ち合わせブース、打ち合わせコーナー)等がある。
本実施形態では、上述したように、図面情報は、ビルディング・インフォメーション・モデリングに基づく施設100の3Dモデルの情報を含む。取得部251は、3Dモデルの情報から得られるエリア110の配置に関する情報に基づいてエリア110の属性を取得する。例えば、取得部251は、図面情報から、図5に示すような、施設100のフロアの平面図を取得する。取得部251は、施設100のフロアの平面図から、エリア110を抽出する。ここでは、取得部251は、3つのエリア111〜113を抽出し得る。一例として、壁で囲まれた空間を、エリア110として抽出してよい。次に、取得部251は、エリア110毎に属性を取得する。取得部251は、エリア110の大きさ、エリア110内の設備機器及び什器の種類、数、及び配置等に基づき、エリア110の属性を取得する。例えば、エリア111では、個人作業用の机と椅子とが複数配置されている。よって、エリア111は、個人がそれぞれの業務を行うための部屋であると考えられる。この場合、取得部251は、エリア111の属性を執務室(集中ゾーン)と判断してよい。例えば、エリア112では、机とソファとが複数配置されている。よって、エリア112は、業務ではなく休憩等のための部屋であると考えられる。この場合、取得部251は、エリア112の属性を休憩室と判断してよい。例えば、エリア113では、共同作業用の机と椅子とが複数配置されている。よって、エリア113は、複数人で業務を行うための部屋であると考えられる。この場合、取得部251は、エリア113の属性を執務室(コラボゾーン)と判断してよい。このように、管理システム20では、取得部251が図面情報に基づいてエリア110の属性を取得する。よって、そのため、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
また、取得部251は、図面情報の更新に応じて、施設100内のエリア110の属性を再度取得する。例えば、図面情報において、エリア110の配置に関する情報が変更された場合には、取得部251は、変更後のエリア110の属性を取得する。例えば、図面情報の更新によって、エリア111が執務室(集中ゾーン)から会議室に変更された場合、取得部251は、更新された図面情報に基づいて、エリア111の属性を取得できる。つまり、取得部251は、図面情報の変更に追従できる。
決定部252は、取得部251で取得されたエリア110の属性に基づいて、エリア110での空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを決定するように構成される。つまり、決定部252は、取得ステップで取得されたエリア110の属性に基づいて、エリア110での空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを決定するステップ(決定ステップ)を実行する。決定部252で決定された運用パターンは、管理システム20から空間制御システム30に与えられる。空間制御システム30の制御システム33は、運用パターンに従って、空間設備(空調設備31及び照明設備32)を制御する。なお、運用パターンの適用開始時期は、管理システム20の決定部252が自動的に決定してもよいが、施設100の管理者が管理システム20の入力部21を用いて決定してもよい。
運用パターンは、空間設備の動作を規定する情報である。例えば、空調設備31の運用パターンは、空調設備31のモード(冷房、暖房、送風等)及び設定温度を含む。なお、空調設備31の運用パターンは、空調設備31の所定期間(例えば一日、一週間、曜日毎等)の動作スケジュールであってもよい。例えば、照明設備32の運用パターンは、照明設備32の設定照度及び設定色温度を含む。なお、照明設備32の運用パターンは、照明設備32の所定期間(例えば一日、一週間、曜日毎等)の動作スケジュールであってもよい。例えば、施設100内のエリア110の属性と空間設備の運用パターンとの対応関係が予め用意されていてもよい。例えば、エリア110の属性が執務室(集中ゾーン)である場合には、決定部252は、空間設備の運用パターンとして、人物が業務に集中できるような運用パターンを選択する。例えば、空調設備31の設定温度を基準値より低くする運用パターンを採用できる。また、照明設備32の色温度を基準値より低くする運用パターンを採用できる。例えば、エリア110の属性が執務室(コラボゾーン)又は休憩室である場合には、決定部252は、空間設備の運用パターンとして、人物がリラックスできるような運用パターンを選択する。例えば、空調設備31の設定温度を基準値より高くする運用パターンを採用できる。また、照明設備32の色温度を基準値より高くする運用パターンを採用できる。このように、決定部252は、取得部251で取得されたエリア110の属性に基づいて、エリア110での空間設備(空調設備31及び照明設備32)の運用パターンを決定する。
上述したように、取得部251は、図面情報の更新に応じて、施設100内のエリア110の属性を再度取得する。そのため、決定部252は、取得部251で再度取得されたエリア110の属性に基づいて、運用パターンを再度決定する。このように、管理システム20では、図面情報の更新に応じて運用パターンが再度決定されるから、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
更に、決定部252は、エリア110に関する監視情報に基づいて運用パターンを修正する。運用パターンの修正の処理においては、決定部252は、監視情報を取得する。決定部252は、位置情報システム40、要望収集システム50、及びセンシングシステム60から、位置情報、要望情報及び状態情報を取得して、監視情報を得てよいし、記憶部24に蓄積された監視情報の履歴H10を参照してもよい。決定部252は、取得した監視情報の分析を行い、その分析の結果に基づいて、運用パターンの修正をするかどうかを決定する。本実施形態では、監視情報は、エリア110に関する人物の要望に関する要望情報、エリア110内の位置に関する位置情報、及び、エリア110内の人物の状態に関する状態情報を含む。そのため、監視情報によれば、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得できる。つまり、決定部252は、監視情報の分析を行うことで、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得できる。そして、決定部252は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布に基づいて、運用パターンの修正を行う。そのため、決定部252は、施設100の環境が人物の要望を満たすように運用パターンを修正することができる。また、決定部252は、施設100の環境が人物の状態に適した環境となるように運用パターンを修正することができる。決定部252で修正された運用パターンは、管理システム20から空間制御システム30に与えられる。空間制御システム30の制御システム33は、修正された運用パターンに従って、空間設備(空調設備31及び照明設備32)を制御する。
例えば、エリア111に「冷やしてほしい」という要望を持つ人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア111の空調設備31の運用パターンを設定温度がより低くなるように修正してよい。例えば、エリア113に集中状態である人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア113の空調設備31の運用パターンを設定温度がより低くなるように修正してよい。例えば、エリア111に「暖かくしてほしい」という要望を持つ人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア111の空調設備31の運用パターンを設定温度がより高くなるように修正してよい。例えば、エリア113にリラックス状態である人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア113の空調設備31の運用パターンを設定温度がより高くなるように修正してよい。例えば、エリア111に「明るくしてほしい」という要望を持つ人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア111の照明設備32の運用パターンを設定照度がより大きくなるように修正してよい。例えば、エリア113に集中状態である人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア113の照明設備32の運用パターンを色温度がより低くなるように修正してよい。例えば、エリア111に「暗くしてほしい」という要望を持つ人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア111の照明設備32の運用パターンを設定照度がより小さくなるように修正してよい。例えば、エリア113にリラックス状態である人物が多くいる場合には、決定部252は、エリア113の照明設備32の運用パターンを色温度がより高くなるように修正してよい。
要望情報に基づき運用パターンを修正する場合、決定部252は、エリア110について個人の要望により運用パターンを修正してよいかどうかを判定する。個人の要望により運用パターンを修正してよい場合には、決定部252は、一人の人物の要望に応じて運用パターンを修正すればよい。一方で、個人の要望により運用パターンを修正することが許されない場合には、複数の人物の要望についての合意形成がなされたと考えられる場合に、決定部252は、運用パターンを修正する。例えば、決定部252は、同じエリア110にいる人物の要望情報を時系列及び統計的に処理し、多数決に基づいて運用パターンを修正するかどうかを決定する。例えば、人物の要望は、人物がいるエリア110に対する一時的な要望であることが多く,エリア110の環境が変化したあとではその意味をなさないことがある。この点を考慮すれば、要望情報はその有効期限(例えば2時間)があることが好ましい。つまり、要望情報は時限性であるほうがよい。このように、要望情報を利用することで、決定部252は、エリア110内にいる人物の構成比から集団としての「暑がり」、「寒がり」等の属性を取得することができ、自動的に、エリア110内の温度や照明等を変えることができる。
判定部253は、監視情報に基づいて、エリア110での異常の有無を判定する。異常の有無の判定の処理においては、判定部253は、監視情報を取得する。判定部253は、位置情報システム40、要望収集システム50、及びセンシングシステム60から、位置情報、要望情報及び状態情報を取得して、監視情報を得てよいし、記憶部24に蓄積された監視情報の履歴H10を参照してもよい。判定部253は、取得した監視情報の分析を行い、その分析の結果に基づいて、エリア110での異常の有無を判定する。本実施形態では、監視情報は、エリア110に関する人物の要望に関する要望情報、監視情報は、エリア110内の位置に関する位置情報、及び、エリア110内の人物の状態に関する状態情報を含む。そのため、監視情報によれば、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得できる。つまり、判定部253は、監視情報の分析を行うことで、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得できる。そして、判定部253は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布に基づいて、異常の判定を行う。
本実施形態では、異常は、エリア110の環境の異常であってよい。エリア110の環境の異常は、空間制御システム30に関する異常を含み得る。異常の例としては、空調設備31の異常(故障等)、及び、照明設備32の異常(故障等)が挙げられる。本実施形態では、監視情報は、エリア110に関する人物の要望に関する要望情報、監視情報は、エリア110内の位置に関する位置情報、及び、エリア110内の人物の状態に関する状態情報を含む。判定部253は、エリア110における、人物の状態の分布に基づいて、異常の有無を判定してよい。人物の状態の分布は、共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布であってよい。例えば、監視情報から、エリア110に状態が「暑い」である人物が多くいる場合には、空調設備31に異常があると考えられる。よって、判定部253は、エリア110の空調設備31に異常があると判定してよい。同様に、監視情報から、エリア110に状態が「寒い」である人物が多くいる場合には、空調設備31に異常があると考えられる。また、監視情報から、エリア110に状態が「暗い」である人物が多くいる場合には、照明設備32に異常があると考えられる。よって、判定部253は、エリア110の照明設備32に異常があると判定してよい。判定部253は、異常を検知した場合には、異常を検知したことを出力部22の画像表示装置221により通知する。例えば、判定部253は、例えば、監視情報から、エリア110に状態が「暑い」である人物が多くいる場合には、エリア110の空調設備31に異常があることを通知する。また、判定部253は、異常と判定した場合には、異常と判定したときの監視情報を、異常時の監視情報として記憶部24に記憶させてよい。これによって、今後の運用改善に活用できるようになる。
なお、本実施形態では、判定部253は、決定部252と同様に、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を利用している。そのため、判定部253で異常の判定を行うのは、決定部252によって運用パターンの修正を少なくとも一回は行った後であるとよい。これは、運用パターンの修正によっても施設100の環境が改善されていない場合には、空間制御システム30に何らかの異常がある可能性が高いと考えられるからである。また、決定部252は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の数が第1閾値を超えた場合に、運用パターンの修正を決定してよい。この場合、判定部253は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の数が第1閾値より大きい第2閾値を超えた場合に、異常が発生していると判断してよい。
提示部254は、エリア110のマップ上に監視情報に基づく情報を提示する。監視情報に基づく情報は、共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を含む。例えば、提示部254は、図9に示すように、画像表示装置221の画面221aに、施設100の特定のフロアのマップを提示する。特定のフロアのマップは、エリア111,112,113にそれぞれ対応するマップR11,R12,R13を含んでいる。更に、提示部254は、監視情報に基づく情報として、エリア111,112,113における人物の状態の分布を表示する。図9では、状態が「寒い」である人物の分布が示されている。つまり、図9において、黒丸は状態が「寒い」である人物を示す。図9では、エリア111のマップR11には、状態が「寒い」である人物が集中している部分P11がある。よって、実際のエリア111において部分P11に対応する箇所では、空調設備31に異常があると考えられる。同様に、エリア112のマップR12には、状態が「寒い」である人物が集中している部分P12があり、エリア113のマップR13には、状態が「寒い」である人物が集中している部分P13がある。よって、部分P12,P13においても、同様に、空調設備31に異常があると考えられる。このように、提示部254は、エリア110のマップ上に監視情報に基づく情報を提示する。したがって、管理システム20によれば、エリア110に関する監視情報の把握が容易になる。
(1.3)動作
次に、管理システム20の動作の一例について図10〜図12のフローチャートを参照して簡単に説明する。
図10は、運用パターンの決定のフローチャートである。管理システム20では、取得部251が、図面情報サーバ70から施設100の図面情報を取得する(S11)。そして、取得部251は、図面情報から施設100のエリア110を抽出し(S12)、各エリア110の属性を決定する(S13)。決定部252は、取得部251で決定された各エリア110の属性に基づき、各エリア110の運用パターンを決定する(S14)。決定部252で決定された運用パターンは、管理システム20から空間制御システム30に与えられる。空間制御システム30の制御システム33は、運用パターンに従って、空間設備(空調設備31及び照明設備32)を制御する。したがって、管理システム20によれば、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
図11は、運用パターンの修正のフローチャートである。管理システム20では、決定部252が、監視情報を取得し(S21)、監視情報の分析を行う(S22)。監視情報の分析では、決定部252は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得する。決定部252は、監視情報の分析の結果に基づき、運用パターンの修正の必要があるかどうかを判断する(S23)。そして、運用パターンの修正の必要があれば(S23:Yes)、決定部252は、監視情報の分析の結果に応じて、運用パターンの修正を行う(S24)。決定部252で修正された運用パターンは、管理システム20から空間制御システム30に与えられる。空間制御システム30の制御システム33は、修正された運用パターンに従って、空間設備(空調設備31及び照明設備32)を制御する。一方で、運用パターンの修正の必要がなければ(S23:No)、決定部252は、運用パターンの修正をせず、現在の運用パターンでの空間情報の動作を継続する。したがって、管理システム20によれば、運用パターンを施設100内の状況に応じて修正できる。
図12は、異常判定のフローチャートである。管理システム20では、判定部253が監視情報を取得し(S31)、監視情報の分析を行う(S32)。監視情報の分析では、判定部253は、施設100内での共通する要望及び/又は状態を持つ人物の分布を取得する。判定部253は、監視情報の分析の結果に基づき、異常の有無を判断する(S33)。そして、異常があると判断すれば(S33:Yes)、判定部253は、異常を検知したことを出力部22の画像表示装置221により通知する(S34)。したがって、管理システム20によれば、エリア110での異常の検知が可能になる。
このように、本実施形態の管理システム20は、図面情報から得られるエリア110の属性に基づいて空間制御システム30の空間設備の運用パターンを決定することができる。更に、本実施形態の管理システム20は、監視情報に含まれる要望情報、位置情報及び状態情報に基づいて運用パターンを修正することが可能である。よって、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。更に、施設100全体でのコスト削減ができる。更に、本実施形態の管理システム20では、判定部253によって異常の通知が可能であり、提示部254によって監視情報に基づく情報(つまり、エリア110内に人物の要望や利用状況等)をエリア110のマップ上に表示できる。そのため、施設100の運用の最適化を図ることができる。また、管理システム20は、監視情報を記憶するため、今後の施設100の運用の改善のために監視情報の履歴H10を活用できるようになる。
(1.4)まとめ
以上述べた管理システム20は、図2に示すように、取得部251と、決定部252とを備える。取得部251は、施設の図面を含む図面情報に基づいて、施設内のエリアの属性を取得する。決定部252は、取得部251で取得されたエリアの属性に基づいて、エリアでの空間設備の運用パターンを決定する。このような管理システム20によれば、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
換言すれば、管理システム20は、次の方法(管理方法)を実行しているといえる。管理方法は、取得ステップ(S11〜S13)と、判定ステップ(S14)とを含む。取得ステップは、施設の図面を含む図面情報に基づいて、施設内のエリアの属性を取得するステップである。決定ステップは、取得ステップで取得されたエリアの属性に基づいて、エリアでの空間設備の運用パターンを決定するステップである。このような管理方法によれば、管理システム20と同様に、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
管理システム20は、1以上のプロセッサにより実現されている。つまり、管理システム20は、1以上のプロセッサがプログラム(管理プログラム)を実行することにより実現される。このプログラムは、1以上のプロセッサに、管理方法を実行させるためのプログラム(コンピュータプログラム)である。このようなプログラムによれば、管理方法と同様に、施設100内の環境の管理の設定を容易に行える。
(2)変形例
本開示の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
上記実施形態で述べた運用パターンは、あくまでも可能性のある運用パターンの一例であって、管理システム20では、様々な運用パターンを用いることが可能である。例えば、エリア110が執務室(コラボゾーン)である場合には、エリア110内で人物が会話をしやすいように色温度を3500K、照度を400luxとカフェに近い照明条件に設定し、更に音響設備により音楽(BGM)を流すような運用パターンを採用できる。これによって、複数人の共同作業(共創)の促進を図ることが可能となる。例えば、エリア110が執務室(集中ゾーン)である場合には、エリア110内の人物の覚醒度を高めるためにエリア110の温度を低くし、エリア110内の照明の色温度を5500K等の青白い色に設定する運用パターンを採用できる。
一変形例では、取得部251は、図面情報とエリア110の属性との関係を学習した学習済みモデルを利用してよい。これによって、取得部251でのエリア110の属性の判定の精度の向上が期待できる。なお、このような学習済みモデルは、一例としては、図面情報(特に図面情報中のエリア110の配置に関する情報)とエリア110の属性とを含む学習用データセットにより、人工知能のプログラムに、これらの関係を学習させることで、生成され得る。人工知能のプログラム(アルゴリズム)は、機械学習のモデルであって、例えば、階層モデルの一種であるニューラルネットワークが用いられる。つまり、ニューラルネットワークに学習用データセットで機械学習(例えば、深層学習)を行わせることで、学習済みモデルが生成される。決定部252での運用パターンの決定及び修正、並びに判定部253での異常の判定においても、それぞれの処理に適した学習済みモデルを利用してよい。
一変形例では、空間制御システム30は、少なくとも一つの空間設備を含んでいればよく、必ずしも、空間設備として空調設備31と照明設備32との両方を含んでいなくてもよい。空間制御システム30が空調設備31を含んでいなければ空調制御コントローラ331は不要であり、空間制御システム30が照明設備32を含んでいなければ照明制御コントローラ332は不要である。
一変形例では、空間制御システム30は、複数人ではなく個人の環境を調整できるように構成されていてもよい。例えば、空間制御システム30は、空間設備として、個人用の空間設備を含み得る。個人用の空間設備の例としては、個人用のヒータ、扇風機、スポットクーラー、タスク照明やスポット照明を可能とする照明装置(例えば、スポットライト)が挙げられる。
上記実施形態では、照明設備32は、照明制御コントローラ332には通信線L32で接続されているが、照明設備32の動作には別途電源からの電源線を接続する必要があった。通信線と電源線とを別々に施工する場合には、通信線及び電源線の配線や結線の作業が煩雑になるため、作業工数が多くなりやすい。そこで、配線及び結線の簡略化のために、PoE(Power Over Ethernet)技術を利用してもよい。PoE技術を用いることによって、配線コストの削減やネットワークによる付加価値化が可能となる。例えば、図13に示すように、施設100には、設備機器として、複数の接続器321が設置されてよい。接続器321は、例えば、PoE対応のスイッチングハブである。この場合には、図14に示すように、照明設備32は、接続器321及び通信線L320を利用して照明制御コントローラ332に接続される。この場合には、照明制御コントローラ332から照明設備(空間設備)32に接続器321及び通信線L320を介して電力の供給が可能となる。また、接続器321及び通信線L320を介して照明制御コントローラ332から照明設備(空間設備)32に制御信号を与えることができる。このように、PoE技術を利用することで、通信線と電源線とを一本化できるので、配線コストの低減が可能となる。また、接続器321が、端末装置51と通信することで、端末装置51から照明設備32の遠隔制御が可能にもなる。また、接続器321を設けることで、照明設備やセンサ設備等の追加が容易になり、施設100内でのネットワークの拡張性が高くなる。
一変形例では、空間制御システム30の空間設備は、音響設備を含み得る。音響設備は、空間の音楽(BGM)をコントロールするための空間設備である。この場合には、要望情報には、「BGMを掛けてほしい」、「BGMを変えてほしい」、「BGMを止めてほしい」等の要望が含まれ得る。空間制御システム30が音響設備を備える場合には、自動的に、エリア110内の音楽を変えることが可能となる。
一変形例では、位置情報システム40において、発信機41の数は一つであってよく、受信機42の数も一つであってよい。また、要望収集システム50において、端末装置51の数は一つであってよい。また、センシングシステム60において、センシング装置61の数は一つであってよい。
一変形例では、図面情報サーバ70において、図面情報は、施設100の図面として、施設100の2次元の図面を含んでいてもよい。つまり、図面情報は、必ずしもビルディング・インフォメーション・モデリングに基づく3Dモデルを含む必要はない。
一変形例では、管理システム20は、複数のコンピュータにより構成されていてもよい。例えば、管理システム20の機能(特に、取得部251、決定部252、判定部253、及び提示部254)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、管理システム20の機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
以上述べた管理システム20の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における管理システム20の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FGPA)、ASIC(application specific integrated circuit)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
(3)態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様は、管理システム(20)であって、取得部(251)と、決定部(252)とを備える。前記取得部(251)は、施設(100)の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設(100)内のエリア(110)の属性を取得する。前記決定部(252)は、前記取得部(251)で取得された前記エリア(110)の属性に基づいて、前記エリア(110)での空間設備(31,32)の運用パターンを決定する。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第2の態様は、第1の態様に基づく管理システム(20)である。第2の態様では、前記決定部(252)は、前記エリア(110)に関する監視情報に基づいて前記運用パターンを修正する。この態様によれば、運用パターンを施設(100)内の状況に応じて修正できる。
第3の態様は、第2の態様に基づく管理システム(20)である。第3の態様では、前記監視情報は、前記エリア(110)に関する人物の要望に関する要望情報を含む。この態様によれば、運用パターンを施設(100)内の状況に応じて修正できる。
第4の態様は、第2又は第3の態様に基づく管理システム(20)である。第4の態様では、前記監視情報は、前記エリア(110)内の位置に関する位置情報を含む。この態様によれば、運用パターンを施設(100)内の状況に応じて修正できる。
第5の態様は、第2〜第4の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第5の態様では、前記監視情報は、前記エリア(110)内の人物の状態に関する状態情報を含む。この態様によれば、運用パターンを施設(100)内の状況に応じて修正できる。
第6の態様は、第2〜第5の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第6の態様では、前記管理システム(20)は、更に、判定部(253)を備える。前記判定部(253)は、前記監視情報に基づいて、前記エリア(110)での異常の有無を判定する。この態様によれば、エリア(110)での異常の検知が可能になる。
第7の態様は、第2〜第6の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第7の態様では、前記管理システム(20)は、更に、提示部(254)を備える。前記提示部(254)は、前記エリア(110)のマップ上に前記監視情報に基づく情報を提示する。この態様によれば、エリア(110)に関する監視情報の把握が容易になる。
第8の態様は、第2〜第7の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第8の態様では、前記管理システム(20)は、更に、記憶部(24)を備える。前記記憶部(24)は、前記監視情報の履歴(H10)を記憶する。この態様によれば、監視情報を次の運用パターンの決定に利用できるようになる。
第9の態様は、第1〜第8の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第9の態様では、前記取得部(251)は、前記図面情報の更新に応じて、前記施設(100)内のエリア(110)の属性を再度取得する。前記決定部(252)は、前記取得部(251)で再度取得された前記エリア(110)の属性に基づいて、前記運用パターンを再度決定する。この態様によれば、図面情報の更新に応じて運用パターンが再度決定されるから、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第10の態様は、第1〜第9の態様のいずれか一つに基づく管理システム(20)である。第10の態様では、前記図面情報は、ビルディング・インフォメーション・モデリングに基づく前記施設(100)の3Dモデルの情報を含む。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第11の態様は、第10の態様に基づく管理システム(20)である。第11の態様では、取得部251は、前記3Dモデルの情報から得られる前記エリア(110)の配置に関する情報に基づいて前記エリア(110)の属性を取得する。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第12の態様は、空間設備制御システム(11)であって、第1〜第11の態様のいずれか一つの管理システム(20)と、前記管理システム(20)で決定された運用パターンに従って前記空間設備(31,32)の制御を行う制御システム(33)とを備える。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第13の態様は、空間設備運用システム(10)であって、第12の態様の空間設備制御システム(11)と、前記空間設備制御システム(11)で制御される前記空間設備(31,32)とを備える。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第14の態様は、管理方法であって、取得ステップ(S11〜S13)と、決定ステップ(S14)とを含む。前記取得ステップ(S11〜S13)は、施設(100)の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設(100)内のエリア(110)の属性を取得するステップである。前記決定ステップ(S14)は、前記取得ステップで取得された前記エリア(110)の属性に基づいて、前記エリア(110)での空間設備(31,32)の運用パターンを決定するステップである。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
第15の態様は、プログラムであって、1以上のプロセッサに、第14の態様の管理方法を実行させるための、プログラムである。この態様によれば、施設(100)内の環境の管理の設定を容易に行える。
10 空間設備運用システム
11 空間設備制御システム
20 管理システム
24 記憶部
H10 監視情報の履歴
251 取得部
252 決定部
253 判定部
254 提示部
31 空調設備(空間設備)
32 照明設備(空間設備)
33 制御システム
100 施設
110 エリア

Claims (15)

  1. 施設の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設内のエリアの属性を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記エリアの属性に基づいて、前記エリアでの空間設備の運用パターンを決定する決定部と、
    を備える、
    管理システム。
  2. 前記決定部は、前記エリアに関する監視情報に基づいて前記運用パターンを修正する、
    請求項1の管理システム。
  3. 前記監視情報は、前記エリアに関する人物の要望に関する要望情報を含む、
    請求項2の管理システム。
  4. 前記監視情報は、前記エリア内の位置に関する位置情報を含む、
    請求項2又は3の管理システム。
  5. 前記監視情報は、前記エリア内の人物の状態に関する状態情報を含む、
    請求項2〜4のいずれか一つの管理システム。
  6. 更に、判定部を備え、
    前記判定部は、前記監視情報に基づいて、前記エリアでの異常の有無を判定する、
    請求項2〜5のいずれか一つの管理システム。
  7. 更に、提示部を備え、
    前記提示部は、前記エリアのマップ上に前記監視情報に基づく情報を提示する、
    請求項2〜6のいずれか一つの管理システム。
  8. 更に、記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記監視情報の履歴を記憶する、
    請求項2〜7のいずれか一つの管理システム。
  9. 前記取得部は、前記図面情報の更新に応じて、前記施設内のエリアの属性を再度取得し、
    前記決定部は、前記取得部で再度取得された前記エリアの属性に基づいて、前記運用パターンを再度決定する、
    請求項1〜8のいずれか一つの管理システム。
  10. 前記図面情報は、ビルディング・インフォメーション・モデリングに基づく前記施設の3Dモデルの情報を含む、
    請求項1〜9のいずれか一つの管理システム。
  11. 前記取得部は、前記3Dモデルの情報から得られる前記エリアの配置に関する情報に基づいて前記エリアの属性を取得する、
    請求項10の管理システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか一つの管理システムと、
    前記管理システムで決定された運用パターンに従って前記空間設備の制御を行う制御システムと、
    を備える、
    空間設備制御システム。
  13. 請求項12の空間設備制御システムと、
    前記空間設備制御システムで制御される前記空間設備と、
    を備える、
    空間設備運用システム。
  14. 施設の図面を含む図面情報に基づいて、前記施設内のエリアの属性を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記エリアの属性に基づいて、前記エリアでの空間設備の運用パターンを決定する決定ステップと、
    を含む、
    管理方法。
  15. 1以上のプロセッサに、請求項14の管理方法を実行させるための、
    プログラム。
JP2019120593A 2019-06-27 2019-06-27 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム Pending JP2021006946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019120593A JP2021006946A (ja) 2019-06-27 2019-06-27 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019120593A JP2021006946A (ja) 2019-06-27 2019-06-27 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021006946A true JP2021006946A (ja) 2021-01-21

Family

ID=74174553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019120593A Pending JP2021006946A (ja) 2019-06-27 2019-06-27 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021006946A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074000A1 (ja) * 2021-11-01 2023-05-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム
JP7406293B1 (ja) 2023-09-25 2023-12-27 株式会社Swish 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7414351B1 (ja) 2023-08-09 2024-01-16 株式会社Swish 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074000A1 (ja) * 2021-11-01 2023-05-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム
JP7414351B1 (ja) 2023-08-09 2024-01-16 株式会社Swish 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7406293B1 (ja) 2023-09-25 2023-12-27 株式会社Swish 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10535349B2 (en) Controlling connected devices using a relationship graph
US10121361B2 (en) Smart hazard detector drills
US10416643B2 (en) Smart home system and method
US20150168003A1 (en) Systems and methods for signature-based thermostat control
CN102986298B (zh) 环境和任务级负荷控制
US9100207B2 (en) Systems, devices, and methods for mapping devices to realize building automation and energy management
US20150005900A1 (en) Devices and methods of function-based control in automation systems
US9633320B2 (en) Energy demand prediction apparatus and method
JP2021006946A (ja) 管理システム、空間設備制御システム、空間設備運用システム、管理方法、プログラム
US20170098354A1 (en) System and method to protect users via light fixture networks
CN107256011A (zh) 恒温器和优化恒温器的用户界面的运行的方法
CN106605447A (zh) 基于用户简档的来自装置屏幕的预测照明
EP2688036A1 (en) Energy demand prediction device and method
CN101344785A (zh) 环境、照明和安全控制系统
JP2021504927A (ja) 等価メラノピックルクス(eml)クォータ
WO2019018622A1 (en) INTERFACE ENVIRONMENTAL PREFERENCES MANAGEMENT
JP6858796B2 (ja) 存在模倣
JP2019522871A (ja) 存在模倣
WO2021226182A1 (en) Device ensembles and coexistence management of devices
WO2019189179A1 (ja) 情報管理システム
US11557101B2 (en) Estimation system, space design support system, estimation method, and program
US11402813B2 (en) Wall mountable universal backplane
JP7377053B2 (ja) エネルギー管理システムおよびエネルギー管理方法
US20210142051A1 (en) Information management system
Zhang et al. Application of indoor positioning technology in smart home management system