JP4597247B2 - 印刷装置およびその給紙方法 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を格納し給紙できる媒体格納部を複数備えた印刷装置およびその給紙方法に関し、特に、容易に媒体を補給することが可能な構造の媒体格納部を有する印刷装置およびその給紙方法に関するものである。
ホストコンピュータ等に接続された印刷装置やネットワークに接続された印刷装置は、多種類の媒体やさまざまなサイズの媒体へ印刷する。また、印刷装置が、印刷要求を出すホストコンピュータの近傍でなく離間して配置されている場合、印刷の度に、印刷に適合する媒体が正しく備わっているかを確認するのは煩わしい。特許文献1にその対策が開示されている。例えば、図18のような媒体格納部を複数備えた印刷装置が提案されている。また、この様な印刷装置の使用例として印刷装置側で印刷したい希望の媒体が入った媒体格納部を選択して印刷を行うことも提案されている。
特開平01−145946号公報
しかしながら、図18に示す印刷装置が、装置内に複数の媒体格納部(以後、単にトレイと記述する。)を収納している。各トレイに格納される媒体のサイズは、予め決定される。即ち、トレイと用紙サイズが1対1で対応したトレイを使用している。従って、印刷に適合する媒体のトレイが無かったり、印刷に適合する媒体のトレイが空になっていたりすると、用紙補給を要求する旨のメッセージが印刷装置のパネル表示部やホストコンピュータなどに表示される。そこで、使用者はメッセージに従い適合する媒体を補給して、希望の印刷物を得ることができる。例えば、“トレイ1 A4サイズ リクエスト”の場合、トレイ1にA4用紙を補給しない限り媒体の要求状態は解除されない。
急ぎで数ページの文書を希望する媒体に印刷したい場合がある。その希望の媒体を格納するトレイが印刷装置にない場合、全トレイは印刷装置内に収納されているので、流用のため選択した1つのトレイを一度印刷装置から引き出して、格納されている媒体をトレイ外へ取り出してから希望の媒体をセットして再びそのトレイを印刷装置内に収納しなければならない。この手順を踏んで印刷装置の媒体要求の状態を解除するのは非常に煩わしい。
本発明は上記の煩わしさや問題点を解決するためになされたものであって、印刷したい媒体が印刷装置に無い場合、印刷装置からの媒体要求へ容易な対応で媒体要求が解除され印刷動作が行われる印刷装置及びその給紙方法を提供することを目的とする。
本発明は、以上の問題点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
印刷媒体を格納する装置格納式トレイである第1の媒体格納部とテーブル型トレイである第2の媒体格納部を備える印刷装置において、第1の媒体格納部と第2の媒体格納部における印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、第1の媒体格納部と第2の媒体格納部に格納されている印刷媒体のサイズを検出する媒体サイズ検出手段と、印刷情報の設定を行う印刷設定部と、印刷設定部にて設定された印刷情報、または上位装置からの印刷データに基づいて第1の媒体格納部または第2の媒体格納部からの印刷媒体の給紙を選択し、印刷部への印刷データの印刷を指示する印刷制御部と、印刷制御部から送出される装置情報を表示する表示部と、第1の媒体格納部を選択した印刷実行中に印刷媒体が無くなった場合に第2の媒体格納部に補給される印刷媒体のサイズと無くなった印刷媒体のサイズとを比較する媒体サイズ比較部と、媒体サイズに無関係に印刷を行う強制印刷を実行するか否かを指示する強制印刷指定部とを備え、印刷制御部は、無くなった印刷媒体のサイズと第2の媒体格納部に補給された印刷媒体のサイズとが不一致の場合に、強制印刷指定部の強制印刷指示に基づいて、印刷部への印刷指示を制御し、強制印刷は、第2の媒体格納部に補給された印刷媒体に行われることを特徴とする。
〈構成
印刷媒体を格納する装置格納式トレイである第1の媒体格納部とテーブル型トレイである第2の媒体格納部を備える印刷装置の給紙方法であって、第1の媒体格納部と第2の媒体格納部における印刷媒体の有無を検出する工程と、第1の媒体格納部と第2の媒体格納部に格納されている印刷媒体のサイズを検出する工程と、印刷情報の設定を行う工程と、設定された印刷情報、または上位装置からの印刷データに基づいて第1の媒体格納部または第2の媒体格納部からの印刷媒体の給紙を選択し、印刷部への印刷を指示する工程と、第1の媒体格納部を選択した印刷実行中に印刷媒体が無くなった場合に第2の媒体格納部に補給される印刷媒体のサイズと無くなった印刷媒体のサイズとを比較する工程と、媒体サイズに無関係に印刷を行う強制印刷を実行するか否かを指示する工程と、無くなった印刷媒体のサイズと第2の媒体格納部に補給された印刷媒体のサイズとが不一致の場合に、強制印刷指示に基づいて、印刷部への印刷指示を制御する工程とを含み、強制印刷は、第2の媒体格納部に補給された印刷媒体に行われることを特徴とする。
本発明の印刷装置およびその給紙方法によれば、要求された印刷媒体とサイズの異なる印刷媒体が補給された場合、トレイの媒体サイズセンサでそのサイズを検出され印刷制御部でその違いを認識することになり、強制印刷の指示がなされないと印刷は行われない。このため、不要な誤印刷を招くこともなく、印刷媒体の無駄な使用を避けることができて、省資源化にも有効である。
本発明の実施例1の印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の印刷装置を横から見た外観を簡易に表現した図である。 実施例1の印刷装置の動作の流れを示すフロー図である。 実施例1の選択トレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 実施例1のMPトレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 描画の原稿の一例を示す図である。 実施例1の印刷装置におけるトレイ選択部の動作の流れを示すフロー図である。 描画データの一例を示す図である。 本発明の実施例2の印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施例2、実施例3、実施例4の印刷装置におけるトレイ選択部の動作の流れを示すフロー図である。 実施例2の選択トレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 実施例2のMPトレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 本発明の実施例3の印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施例3の選択トレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 本発明の実施例4の印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施例4の選択トレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 実施例4のMPトレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。 従来例の印刷装置の概略図である。
本発明の印刷装置およびその給紙方法について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図8を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1の印刷装置100の構成を示すブロック図である。
実施例1の印刷装置100は、上位装置10から出力された描画データを印刷する装置である。
該印刷装置100は、図1に示されるように、上位装置10からの描画データを印刷部160で印刷できるデータに加工変換する描画データ加工部110と、前記描画データ加工部で加工変換されたデータを印刷部160で印刷する際に使用する媒体の有無に関する情報の収集やトレイの制御をする媒体制御部120と、使用者の入力操作によりトレイの使い方や媒体の指定などの設定を行う印刷設定部130と、2つの装置格納式のトレイ(第1の媒体格納部)141、142と、1つのテーブル型のトレイ143(第2の媒体格納部)と、パネル表示部150と、前記描画データ加工部110で加工変換されたデータを前記媒体制御部120で制御された媒体へ印刷する印刷部160とで構成される。
描画データ加工部110は、入力された描画データの位置や形状などを解析する描画データ解析部111と、前記描画データ解析部で解析されたデータを印刷部160で印刷できる形式に変換する描画データ変換部112と、前記描画データ変換部で変換されたデータを印刷部160で印刷する際の用紙などの印刷媒体を決定する印刷媒体決定部113とを有する。
媒体制御部120(印刷制御部)は、前記描画データ加工部110で加工変換されたデータを描画する媒体の格納部を選択するトレイ選択部121と、前記描画データ加工部で加工変換されたデータを描画する媒体がトレイ141、142、143に無い場合に媒体補給の要求を行う媒体補給要求部124と、前記媒体補給要求部で媒体補給の要求を行うか否かを判断する媒体要求判断部122と、3つのトレイ141、142、143に媒体が有るか無いかを認識する媒体認識部123とを有する。
印刷設定部130は、使用者の入力操作によりトレイの使い方や媒体の指定などの設定を行う。例えば、給紙トレイの指定や印刷データサイズの指定を印刷装置100のメニュにより行う。
3つのトレイ141、142、143は、それぞれ媒体有無を検出するセンサを有し、該センサで検出された検出信号を媒体認識部123へ送信している。
パネル表示部150は、印刷設定部130でされた設定に関する入力情報や媒体補給要求部124からの用紙要求のメッセージなどを表示する。
図2は本発明の印刷装置を横から見た外観を簡易に表現した図である。
実施例1の印刷装置100には、図2に示されるように、トレイ1およびトレイ2は、装置内に格納されたトレイ(以後、装置格納式トレイと記述する)である。装置格納式トレイへの用紙のセットは、装置からトレイを引き出し、トレイに用紙をセットした後再び装置内に格納して行われる。装置格納式トレイが2つあり、説明では上方のものから順に「トレイ1」と「トレイ2」とそれぞれを呼ぶことにする。また、装置格納式トレイと異なり、印刷装置から飛び出たテーブル型のトレイ143で、テーブルに用紙を置くことにより用紙をセットできるトレイである。それを「マルチパーパストレイ(以後、MPトレイと記述する)」と呼びことにする。
使用者は、印刷設定部130からの入力操作によりトレイの使い方や媒体の指定などの設定ができる。例えば、トレイ1がA3サイズの媒体(以後、用紙と記述する。)を収容し、トレイ2がA4サイズの用紙を収容し、MPトレイがA5サイズの用紙を収容するように設定される。
実施例1の印刷装置100における動作について、図3〜図8を用いて詳細に説明する。
図3は、実施例1の印刷装置の動作の流れを示すフロー図である。
図4は、実施例1の選択トレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。
図5は、実施例1のMPトレイへの媒体要求と印刷の流れを示すフロー図である。
図6は、描画の原稿の一例を示す図である。
図7は、実施例1のトレイ選択部の動作の流れを示すフロー図である。
図8は、描画データの一例を示す図である。
実施例1の印刷装置100は、装置格納式のトレイ1とトレイ2およびテーブル型のMPトレイが設けられ、それらのトレイの使用状況は、トレイ1にはA3サイズの用紙が指定され、トレイ2にはA4サイズの用紙が指定され、MPトレイにはA5サイズの用紙が指定されるように設定されているものとして、そして、全トレイに用紙が無い場合を想定して説明を行う。
図3に示されるように、初期処理において装置電源(図示せず)をオンした時または所定の時間間隔で各トレイ141、142、143の用紙の有無を検出しその検出信号を媒体認識部123へ送信し、媒体認識部123のメモリ(図示せず)に検出情報として格納する。(S0300)
例えば、A4サイズの用紙に図6のような絵柄を描画したい場合、その描画データが、例えば、図8のような形で入力される(S0301)。入力された描画データは描画データ解析部111でその意味が解析され(S0302)、描画データ変換部112にてデータを変換する(S0303)。
次に、変換された描画データと用紙サイズに関するデータは、ともに印刷媒体決定部113へ入力され、印刷媒体決定部が描画データを印刷する用紙のサイズを決定する(S0304)。また、印刷用紙の選定については、印刷装置の印刷設定部130への入力操作により設定し選定することもできる。本実施例では用紙サイズをA4と決定する。用紙サイズが決定したら、トレイ選択部121でその用紙を給紙するトレイを選択する(S0305)。
トレイの選択について詳細に説明する。図7は、トレイの選択の流れを示すフロー図である。
まず、ステップS0701でトレイ1はA4サイズの用紙を給紙するように設定されているか否かを判断する。本実施例では、トレイ1はA3サイズの用紙を給紙するように設定されているのでステップS0703へ進み、トレイ2はA4サイズの用紙を給紙するように設定されているか否かを判断する。トレイ2はA4サイズの用紙を給紙するように設定されているのでステップS0704に進み、トレイ選択情報を「トレイ2」とする。
この説明と異なる設定で、トレイ1はA4サイズの用紙を給紙するように設定されていた場合には、ステップS0702にてトレイ選択情報を「トレイ1」とする。また、トレイ1とトレイ2はA4と異なるサイズの用紙を給紙するように設定され、MPトレイのみがA4サイズの用紙を給紙するように設定されている場合には、ステップS0705の判断からステップS0706へ進み、トレイ選択情報を「MPトレイ」とする。また、いずれのトレイもA4サイズの用紙を給紙するように設定されていない場合には、ステップS0705の判断からさらにステップS0707へ進み、トレイ選択情報を「トレイ選択不可」とする。
図3に示されるように、トレイを選択できたか否かを判断する(S0306)ことになるが、ステップS0305でトレイ2が選択されているので、トレイ2ヘ給紙するように要求し、用紙がある場合給紙された用紙へ印刷し(S0307)、一連の処理を終了する。
選択トレイへの用紙要求および印刷の処理について、図4を用いて詳細に説明する。
まず、選択トレイに用紙が有るか否かを判断する(S0401)。用紙があれば、印刷部160で給紙された用紙へ印刷する(S0404)。しかし、用紙が無い場合は、用紙の要求先をステップS0305で選択されたトレイ(=トレイ2)とし、印刷装置のパネル表示部150に「トレイ2 A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する(S0402)。そして、用紙が補給されたか否かを判断する(S0403)。補給されなければ、補給されるまで繰り返しステップS0402へ戻って用紙の要求を出し続ける。このとき、通常は要求先である指定のトレイ(=トレイ2)に用紙が補給されないと、用紙の要求を出し続ける。しかし、本実施例では指定トレイ以外のMPトレイに用紙が補給されたか否かも同時に判断する。トレイ2またはMPトレイに用紙が補給された場合は、印刷部160で給紙された用紙へ印刷する(S0404)。次に、全てのページが印刷されたか否かを判断し(S0405)、全てのページの印刷が完了していない場合は、ステップS0401に戻って全てのページの印刷が終了するまで一連のステップを繰り返す。
トレイ2またはMPトレイに用紙が補給されたか否かを判断するとき、他のトレイ(=トレイ1)についても用紙の有無を判断しても良い。また、パネル表示部150に「トレイ2 または MPトレイ A4サイズ リクエスト」などと表示しても良い。
ステップS0305でトレイ選択情報が「トレイ選択不可」となった場合、ステップS0306ではトレイを選択できないので、用紙の要求先をMPトレイとし、MPトレイへの用紙要求し、MPトレイに用紙がセットされた場合印刷を行い(S0308)、一連の処理を終了する。
「トレイ選択不可」となった場合のMPトレイへの用紙要求および印刷の処理について、図5を用いて詳細に説明する。
まず、MPトレイに用紙が有るか否かを判断する(S0500)。用紙があれば、印刷部160で給紙された用紙へ印刷する(S0503)。しかし、用紙が無い場合は、ステップS0501にて印刷装置のパネル表示部150に「MPトレイ A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する。そして、MPトレイに用紙が補給されたか否かを判断し(S0502)、補給されなければ補給されるまで繰り返しステップS0501へ戻って用紙の要求を出し続ける。MPトレイに用紙が補給された場合は、印刷部160にて給紙された用紙に印刷する。(S0503)次に全てのページの印刷が完了したのか否かを判断し(S0504)、全てのページの印刷が完了していない場合はステップS0501へ戻って用紙の要求を行い、それに続く一連のステップ(S0502→S0504)を全てのページの印刷が完了するまで繰り返す。
尚、本実施例では用紙サイズを表すデータが描画データとともに描画データ加工部100へ入力される場合を説明した。ほかに、印刷装置の印刷設定部130から用紙サイズを指定しそのサイズの用紙へ描画する場合がある。また、どちらの指定もない場合は、予め決められたサイズの用紙に描画したりする。また、描画データをイメージに展開した後画像サイズを判別するやり方がある。従って、用紙サイズの決定は、データ解析前でも、データ解析中でも、データ変換時でも判別可能なときに何時行っても良い。本発明は、用紙サイズの決定方法や用紙サイズの決定時期に寄らない。
また、用紙の補給要求を印刷装置のパネル表示部150に表示する例を説明したが、もちろん、ホストコンピュータ10などに用紙の要求のメッセージを表示しても良い。また、各トレイにセットされた用紙のサイズを検出できる場合、正しいサイズの用紙がセットされた場合のみ印刷するようにしても良い。
実施例1の印刷装置およびその給紙方法によれば、印刷したい媒体がトレイ1とトレイ2の両方に無く、装置格納式のトレイ1またはトレイ2に用紙補給の要求が出された場合に、用紙補給の手間がかかり煩わしい装置格納式のトレイ1またはトレイ2へ用紙の補給をせずに、用紙の補給が簡単なテーブルが飛び出した構造のMPトレイへ用紙を補給するだけで、要求解除のスイッチを押下することも無く、用紙補給の要求が解除され印刷が実行される。忙しく寸暇も惜しい作業者が数ページの書類の印刷するときや印刷したい用紙が印刷装置のトレイにない場合に、印刷装置からトレイを引き出して用紙を補給してそのトレイを印刷装置へ戻すという、煩わしい手間のかかる用紙の補給作業から作業者を開放することができて、効率の良い印刷作業を行うことができる。
本実施例では、MPトレイに用紙がない状態で説明したが、用紙が入っている状態でリクエストが発生した場合、一旦用紙を抜き出し、再度用紙をセットするとMPトレイから給紙して印刷する。
希望する媒体が使用者の手元にない場合である。この場合に、容易な操作で印刷処理を可能としたのが本実施例である。
図9は、本発明の実施例2の印刷装置1001の構成を示すブロック図である。
図9に示されるように、実施例2の印刷装置1001は、描画データ加工部110、媒体制御部1201、印刷設定部130、パネル表示部150、印刷部160、印刷開始信号発生手段170および2つの装置格納式トレイ1411、1421とテーブル式トレイ1431で構成される。実施例2の印刷装置1001は、実施例1の印刷装置100とほぼ同じ構成であるが、下記に記述する点が異なる。
即ち、2つの装置格納式トレイ1411、1421およびテーブル式トレイ1431には、実施例1と同様に媒体有無センサ(図示せず)を有するほか、それぞれに媒体サイズを検出するセンサ(図示せず)が設けられている。使用者が強制的な印刷の実行を指示したとき、印刷開始信号を発生し、該印刷開始信号を媒体制御部1201へ送信する印刷開始信号発生手段170が新しく配置されている。媒体制御部1201には、トレイ1411、1421、1431で検出された媒体サイズ信号を受信し媒体サイズを認識する媒体サイズ認識部125と、印刷媒体決定部113で決定された媒体サイズと媒体サイズ認識部125で認識された媒体サイズが異なっている場合でも印刷開始信号発生手段170から強制的な印刷の開始を求める印刷開始信号を受信したときには強制印刷を実行するか否かを判断する強制印刷判断部126とが追加されている。
実施例2の印刷装置1001における動作の流れを、A4サイズの用紙に図6の様な描画することを想定し、各トレイの使い方などの設定は実施例1と同じとして説明する。図3の示すステップS0301からS0306と同じであり、ステップ0304で用紙サイズが「A4」と決定され、ステップS0305でトレイ選択情報を「トレイ2」とする。
トレイの選択について図10のフロー図を用いて詳細に説明する。
まず、ステップS1001でトレイ1にA4サイズの用紙が格納されているか否かを判断する。本実施例では、トレイ1にはA3サイズの用紙が格納されているのでステップS1003へ進み、トレイ2にA4サイズの用紙が格納されているか否かを判断する。トレイ2にはA4サイズの用紙が格納されているのでステップS1004に進み、トレイ選択情報を「トレイ2」とする。
この説明と異なる場合で、トレイ1にA4サイズの用紙が格納されている場合には、ステップS1002にてトレイ選択情報を「トレイ1」とする。また、トレイ1とトレイ2にはA4と異なるサイズの用紙が格納され、MPトレイのみにA4サイズの用紙が格納されている場合には、ステップS1005の判断からステップS1006へ進み、トレイ選択情報を「MPトレイ」とする。また、いずれのトレイもA4サイズの用紙が格納されていない場合には、ステップS1005の判断からさらにステップS1007へ進み、トレイ選択情報を「トレイ選択不可」とする。ステップS0306へ進みトレイを選択できたか否かを判断する。
ステップS1101(図3では、ステップS0307である。)の選択トレイへの用紙要求および印刷について、図11を用いて詳細に説明する。
まず、選択トレイ(=トレイ2)に用紙が有るか否かを判断する(S1102)。選択トレイに用紙があれば印刷部160で印刷を行うことになる(S1108)。しかし、説明の前提として用紙が無いので、用紙の要求先のトレイをステップS0305で選択したトレイとし、パネル表示部150に「トレイ2 A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する(S1103)。
そして、用紙が補給されたか否かを判断し(S1104)、補給されなければ補給されるまで繰り返しステップS1103に戻って用紙の要求を出し続ける。このとき、指定のトレイ(=トレイ2)に用紙が補給されないと用紙の要求が出され続けることになるが、指定トレイ以外の空であったMPトレイへ用紙が補給されたか否かも同時に判断する。トレイ2またはMPトレイへ用紙が補給された場合、補給された用紙のサイズが要求した用紙のサイズと合致するか否かを判断し(S1105)、合致した場合は印刷部にて印刷を行う(S1108)、用紙のサイズは、トレイに設けられた用紙ガイドを用紙セット時に用紙に合わせて移動させることにより、その用紙ガイドの位置から用紙サイズを認識する。補給された用紙のサイズが要求のものと合致しなかった場合は、用紙サイズが違っても補給された用紙に印刷を行って良いか否かを判断する。MENU(プリンタメニュ)に、「強制印刷 ON/OFF」の項目を有し、ONのとき用紙サイズに拘わらず印刷を行う。また、強制印刷を行う旨を表示して、OKスイッチの押下により強制印刷を行うようにしても良い。(S1106)。
また、トレイ2またはMPトレイに補給された用紙が要求サイズに合致するか否かを判断するとき、他のトレイ(=トレイ1)についても用紙のサイズをチェックしても良い。
補給された用紙のサイズが要求のものと違った場合の動作については、印刷装置あるいは上位装置などから強制印刷の指定ができるようにするか、または、用紙要求後の用紙の補給時に強制印刷スイッチなどを押下することにより強制印刷と認識させることにしても良い。ステップS1106において、強制印刷をしてもよい場合、印刷部160で印刷を行う(S1108)。強制印刷してよいという指示が無い場合は、用紙の要求先をステップS1004で選択したトレイ(=トレイ2)とし、パネル表示部150に「トレイ2 A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙の要求を行う(S1107)。以降、ステップS1105に戻り要求したサイズの用紙が補給されるか、または、強制印刷が可能となるまでステップS1105〜S1107の処理を繰り返す。
要求のサイズの用紙がある場合や強制印刷が可能となった場合、印刷部160で印刷を行い(S1108)、次に全てのページが印刷されたか否かを判断し(S1109)、全てのページが印刷されていない場合はステップS1102に戻って用紙の有無を確認して、全てのページが印刷し終えるまで繰り返す。
図3のステップS0305にてトレイ選択情報が「トレイ選択不可」となった場合、ステップS0306でトレイの選択ができないので、この場合は用紙の要求先をMPトレイとし、MPトレイへの用紙要求および印刷を行い(S1200)処理を終了する。
MPトレイへの用紙要求および印刷の処理について図12を用いて詳細に説明する。まず、用紙がMPトレイに補給されたか否かを判断し(S1202)、補給されなければ補給されるまで繰り返しステップS1201に戻って用紙の要求を出し続ける。MPトレイへ用紙が補給された場合、補給された用紙のサイズが要求した用紙のサイズと合致するか否かを判断し(S1203)、MPトレイに要求されたサイズの用紙が補給された場合、印刷部にて印刷を行う(S1205)。
補給された用紙のサイズが要求したサイズと合致しない場合は、用紙サイズが違っても補給された用紙に印刷を行ってよいか否かを判断する(S1204)。強制的に印刷してもよい場合、印刷部で印刷を行い(S1205)、強制的に印刷してもよいとの指示がない場合、ステップS1202に戻り用紙の要求を行う。その後、要求したサイズの用紙が補給されるか、または、強制的に印刷が可能となるまで処理を繰り返す。用紙が補給された場合、または、強制的に印刷が可能となった場合にはステップ1205で印刷を行い、つぎに、全てのページが印刷されたか否かを判断し(S1206)、全てのページが印刷されていない場合はステップS1202に戻って用紙の要求を行う。その後、全てのページが印刷し終えるまで繰り返す。
尚、ステップS1103やステップS1107やステップS1202にて、用紙の要求をパネル表示部150にて行うように説明したが、勿論、上位装置であるホストコンピュータ10などに用紙の要求を表示してもよい。
実施例2の印刷装置およびその給紙方法によれば、印刷したい媒体が印刷装置に無く、装置格納式のトレイへの用紙補給の要求が表示されても、手間が煩わしい装置格納式のトレイへ用紙を補給せずとも、用紙補給が容易な印刷装置からテーブルが飛び出した構造のトレイへ用紙を補給するだけで良い。特別な要求解除用のスイッチなどを押下することも無く、用紙補給の要求が解除され印刷物が得られ、印刷作業が効率的に行える。また、万が一要求された媒体とサイズの異なる媒体が補給された場合、トレイの媒体サイズセンサでそのサイズを検出され印刷制御部でその違いを認識することになり、強制印刷の指示がなされないと印刷は行われない。このため、不要な誤印刷を招くこともなく、用紙の無駄な使用を避けることができて、省資源化にも有効である。
実施例3は、MENU設定などにより、用紙の要求先を初めからMPトレイとする例である。
図13は、本発明の実施例3の印刷装置1002の構成を示すブロック図である。
実施例3の印刷装置1002は、図13に示されるように、描画データ加工部110、媒体制御部1202、印刷設定部130、パネル表示部150、印刷部160、印刷開始信号発生手段170および2つの装置格納式トレイ1411、1421とテーブル式トレイ1431で構成される。実施例3の印刷装置1002は、実施例2の印刷装置1001(図9)とほぼ同じ構成であるが、媒体制御部1202が異なる。即ち、媒体制御部1202には、媒体補給要求部124が媒体補給を要求する際に要求先のトレイを選択する要求媒体格納部選択部127が追加されている。
実施例3の印刷装置1002における動作の流れを、A4サイズの用紙に図6の様な描画することを想定し、各トレイの使い方などの設定は実施例1と同じとして説明する。開始よりトレイの選択までの流れは図3に示すステップS0301からステップS0306までと同じであり、ステップ0304で用紙サイズが「A4」と決定され、トレイ選択情報を「トレイ2」とする流れは実施例2で説明した図10の流れと同じであり、ステップS0306へ進みトレイを選択できたか否かを判断する。
ステップS1401(図3では、ステップS0307である。)の選択トレイへの用紙要求および印刷について、図14を用いて詳細に説明する。
まず、ステップS1402で選択トレイに用紙があるか否かを判断するが、用紙があれば印刷部160にて印刷を行う(S1407)。用紙が無い場合、用紙補給の要求をだすことになるが、MENUに 用紙補給先の項目を設けて、MENUで指定できる。補給先をMPトレイにする指定があるか否かを判断(S1403)し、補給先をMPトレイにする指定があれば、補給先をMPトレイとしてステップS1404でパネル表示部に「MPトレイ、A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する。そして、MPトレイに要求したサイズの用紙が補給されたか否かを判断して(S1405)、YESの場合は印刷部にて印刷を行う(S1407)。NOの場合、用紙サイズが要求と違っていても補給された用紙に印刷を行って良いか否かを判断する(S1406)。
補給された用紙のサイズが要求したサイズと合致しない場合の動作については、印刷装置または上位装置であるホストコンピュータなどから強制印刷を指示できるようにすると良い。また、用紙要求のメッセージが表示された後で用紙を補給する時に、使用者が強制印刷スイッチを押下したことを検知し強制印刷の指示と認識しても良い。いずれかの強制印刷の指示があれば、印刷部160で印刷を行い(S1407)、強制印刷の指示がない場合、ステップS1404に戻り用紙の要求を行う。その後、要求したサイズの用紙が補給されるか、または、強制的に印刷が可能となるまでS1404からS1406の処理を繰り返す。
ステップS1403で用紙の補給先をMPトレイにする指定が無い場合は、用紙の補給先をステップS1004(図10を参照)で選択したトレイ(=トレイ2)とし、パネル表示部に「トレイ2 A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する(S1409)。そして、トレイ2に要求と一致するサイズの用紙が補給されたか否かを判断し(S1410)、一致した場合は印刷部で印刷を行う(S1407)。一致しなかった場合は、用紙サイズが違っても補給された用紙に強制的に印刷を行っても良いか否かを判断する(S1411)。
強制的に印刷して良い場合は印刷部で印刷を行い(S1407)、強制的に印刷して良い指示がない場合はステップS1409に戻って用紙補給の要求を出し、要求したサイズの用紙が補給されるまで、または、強制的に印刷が可能となるまで処理を繰り返す。用紙が補給された場合、または、強制的に印刷が可能となった場合にはステップ1407で印刷を行い、つぎに、全てのページが印刷されたか否かを判断し(S1408)、全てのページが印刷されていない場合はステップS1402に戻って用紙の要求を行う。その後、全てのページが印刷し終えるまで繰り返す。
実施例3の印刷装置およびその給紙方法によれば、印刷したい媒体が印刷装置にないとき用紙の補給先を複数のトレイのどれにするかを選択できる。これにより、広く普及しているトレイの使用方法にも対応できる。各トレイにそれぞれ異なるサイズの用紙を収納して使用する、所謂、トレイと用紙サイズが1対1で対応させトレイを使用している場合、用紙を補給するときには、空になったトレイへそのトレイの用紙サイズの用紙を補給することになる。用紙補給先にMPトレイを指定せず用紙サイズから選択されるトレイを指定するようにすることが出来る。
さらに、トレイと用紙サイズが1対1で対応したトレイを使用していない場合や急ぎで少量の印刷物が多い場合には、用紙補給先としてMPトレイを選択しておくと用紙補給の要求が出される時に、用紙補給先としてMPトレイが指定される。このため、用紙補給先も分かりやすく、また、補給の手間が煩わしい装置格納式のトレイへ用紙を補給しなくても、媒体補給の容易な印刷装置からテーブルが飛び出したトレイに用紙を補給するだけで、媒体要求の解除を指示するスイッチを押下することも無く、用紙補給の要求が解除され印刷物が得られ、効率よい印刷作業が行うことが出来る。印刷枚数が少ないことを判断して、該印刷ジョブについてMPトレイへ給紙をリクエストするようにしても良い。
本実施例は、異なったサイズの媒体を格納するように指定されているトレイを一時的に流用する場合、媒体のサイズの違いを一時無視するための確認のスイッチを設け、この確認のスイッチを押下することにより媒体要求が解除され印刷を可能とする機能を印刷装置へ付与した例である。この機能を利用して、数ページの文書などを印刷する場合、1ページ印刷する毎に“リクエスト”が表示されることがなく、その都度確認スイッチを押下することなく印刷が可能となっている。
図15は、本発明の実施例4の印刷装置1003の構成を示すブロック図である。
図15に示されるように、実施例4の印刷装置1003は、描画データ加工部110、媒体制御部1203、印刷設定部130、パネル表示部150、印刷部160、印刷開始信号発生手段170および2つの装置格納式トレイ1411、1421とテーブル式トレイ1431で構成されている。実施例4の印刷装置1003は、実施例2の印刷装置1001(図9)とほぼ同じ構成となるが、媒体制御部1203が異なる。即ち、媒体制御部1203には、描画データの連続するデータの区切りを判断するデータ区切り判断部128と該区切りの判断に基づく一つの強制印刷を処理(以後、一つのジョブと記述する)した後に媒体補給の要求を行う際に媒体補給先(トレイ)の媒体情報を一時的に書き換えるトレイ情報変更部129とが追加されている。
実施例4の印刷装置1003における動作の流れは、開始よりトレイの選択までの流れは図3に示すステップS0301からステップS0306までと同じであり、トレイの選択の流れは図10を用いて説明した前記実施例2と同じである。
ステップS1601(図3では、ステップS0307である。)の選択トレイへの用紙要求および印刷について、図16を用いて詳細に説明する。
まず、選択トレイに用紙があるか否かを判断する(S1602)。用紙があれば、印刷部で印刷を行う(S1609)。しかし、用紙が無い場合は、用紙の要求先をステップS1004で選択したトレイ(=トレイ2)とし、パネル表示部150に「トレイ2 A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する(S1603)。そして、用紙が補給されたか否かを判断し(S1604)、補給されないならば補給されるまでステップS1603に戻って繰り返し用紙の要求を出し続ける。このとき、用紙の要求が出された指定のトレイ(=トレイ2)に対し、用紙が補給されないと、給紙要求が継続して出される。
一方、指定のトレイ以外で今まで空であったMPトレイへ用紙が補給される場合もあるので、MPトレイに対して給紙が行なわれたか否かを判断するために給紙検出が行なわれる。トレイ2またはMPトレイへ用紙が補給された場合は、用紙要求に対する補給により、選択トレイを用紙が補給されたトレイに訂正し、選択し直されたトレイの用紙サイズ情報も”A4サイズ”に設定し直した後(S1605)、補給された用紙のサイズが要求のサイズと一致するか否かを判断し(S1606)、一致した場合、印刷部160にて印刷を行う(S1609)。
補給された用紙のサイズが要求のものと一致しなかった場合は、用紙サイズが違っても補給された用紙に印刷を行ってよいか否かを判断する(S1607)。補給された用紙サイズが要求のものと違った場合の動作については、実施例3の動作と同じなので説明を省略する。
ステップS1610で、一つのジョブ単位の印刷が完了したか否かを判断する。一つのジョブ単位の印刷が完了していなければステップS1602に戻って用紙の有無を確認することからステップS1610までを一つのジョブの全ページを印刷し終えるまで繰り返す。
ステップS1610において一つのジョブの印刷が完了したと判断された後は、選択トレイ情報および選択トレイの媒体サイズ情報を一時的に訂正したか否かを判断し(S1611)、一時的に訂正していた場合は選択トレイ情報および選択トレイの媒体サイズ情報を元に戻し(S1612)、一時的に訂正していない場合はそのまま処理を終了する。
次に、ステップS1004でトレイ選択情報が「トレイ選択不可」となった場合、用紙の要求先をMPトレイとし、MPトレイへの用紙要求および印刷を行い(S1701)処理を終了する。
次に、MPトレイへの用紙要求および印刷処理について図17を用いて説明する。
まず、ステップS1702で選択トレイ情報および選択トレイの媒体サイズ情報をそれぞれ、MPトレイ、A4サイズに訂正する。つぎに、ステップS1703でパネル表示部に「MPトレイ A4サイズ リクエスト」などと表示して用紙を要求する。そして、MPトレイに要求されたサイズの用紙が補給されたか否かを判断し(S1704)、MPトレイに要求されたサイズの用紙が補給された場合は印刷部にて印刷を行う(S1706)。
MPトレイに補給された用紙のサイズが要求されたものと一致しない場合は、用紙サイズが違っても補給された用紙に印刷を行って良いか否かを判断する(S1705)。強制的に印刷しても良い場合は印刷部にて印刷を行い(S1706)、強制的に印刷しても良いとの指示がない場合はステップS1703に戻って用紙の要求を行う。この後、要求したサイズの用紙が補給されるか、または、強制的に印刷を行って良いとの指示が出されるまでステップS1702からステップS1705までの処理を繰り返す。要求された用紙が補給された場合、または、強制的に印刷することが可能となった場合、ステップS1706で印刷を行う。
次に、一つのジョブの印刷が完了したか否かを判断し(S1707)、一つのジョブについて全ページの印刷が完了していない場合はMPトレイに用紙が有るか否かを判断し(S1708)、用紙が有る場合はステップS1706に戻って印刷を行う。用紙がないと判断された場合はステップS1703に戻って用紙の補給の要求を行い、それ以降のステップS1705からS1708を一つのジョブについて全ページの印刷が完了するまで繰り返す。ステップS1707で一つのジョブの印刷が完了したと判断された後、選択トレイ情報および選択トレイの媒体サイズ情報を一時的に訂正したか否かを判断し(S1709)、一時的に訂正した場合は選択トレイ情報および選択トレイの媒体サイズ情報を元に戻し(S1710)、一時的に訂正しなかった場合はそのまま処理を終了する。
実施例4の印刷装置およびその給紙方法によれば、前記した実施例3と同様に印刷したい媒体が印刷装置にないとき用紙の補給先を複数のトレイのどれにするか選択でき、更に、万が一、要求された媒体とサイズの異なる媒体を補給してしまった場合、トレイの媒体サイズ検出手段で用紙サイズが検出され、印刷制御部で用紙サイズの違いが認識され、強制印刷スイッチの押下で強制的に印刷する意志を示さなければ印刷されないため、不要な誤印刷を招くことが無く、省資源に有効である。また、用紙補給の要求を一つのジョブごとに行うため、一つのジョブが複数ページに跨る場合でも毎ページごとに用紙要求を解除することが無く印刷を行うことができる。より効率良く印刷作業を行うことができる。
10 上位装置
100、1001、1002、1003 印刷装置
110 描画データ加工部
111 描画データ解析部
112 描画データ変換部
113 印刷媒体決定部
120、1201、1202、1203 媒体制御部
121 トレイ選択部
122 媒体要求判断部
123 媒体認識部
124 媒体補給要求部
125 媒体サイズ認識部
126 強制印刷判断部
127 要求媒体格納部選択部
128 データ区切り判断部
129 トレイ情報変更部
130 印刷設定部
141 媒体有無センサが設置されているトレイ1
142 媒体有無センサが設置されているトレイ2
143 媒体有無センサが設置されているMPトレイ
1411 媒体有無センサと媒体サイズ検出センサが設置されているトレイ1
1421 媒体有無センサと媒体サイズ検出センサが設置されているトレイ2
1431 媒体有無センサと媒体サイズ検出センサが設置されているMPトレイ
150 パネル表示部
160 印刷部
170 印刷開始信号発生手段

Claims (4)

  1. 印刷媒体を格納する装置格納式トレイである第1の媒体格納部とテーブル型トレイである第2の媒体格納部を備える印刷装置において、
    前記第1の媒体格納部と前記第2の媒体格納部における前記印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、
    前記第1の媒体格納部と前記第2の媒体格納部に格納されている前記印刷媒体のサイズを検出する媒体サイズ検出手段と、
    印刷情報の設定を行う印刷設定部と、
    前記印刷設定部にて設定された印刷情報、または上位装置からの印刷データに基づいて前記第1の媒体格納部または前記第2の媒体格納部からの前記印刷媒体の給紙を選択し、印刷部への前記印刷データの印刷を指示する印刷制御部と、
    前記印刷制御部から送出される装置情報を表示する表示部と、
    前記第1の媒体格納部を選択した印刷実行中に前記印刷媒体が無くなった場合に前記第2の媒体格納部に補給される印刷媒体のサイズと前記無くなった印刷媒体のサイズとを比較する媒体サイズ比較部と、
    媒体サイズに無関係に印刷を行う強制印刷を実行するか否かを指示する強制印刷指定部とを備え、
    前記印刷制御部は、前記無くなった印刷媒体のサイズと前記第2の媒体格納部に補給された印刷媒体のサイズとが不一致の場合に、前記強制印刷指定部の強制印刷指示に基づいて、前記印刷部への印刷指示を制御し、前記強制印刷は、前記第2の媒体格納部に補給された印刷媒体に行われることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷データの1ジョブ毎の区切りを判断するデータ区切り判断部を備え、
    前記印刷制御部は、1ジョブ毎に1回、前記表示部に前記強制印刷をするか否かの問い合わせ表示を行い、前記強制印刷が指示されると、前記印刷部に1ジョブ全頁の強制印刷を指示することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷データは、描画データと印刷媒体サイズデータを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 印刷媒体を格納する装置格納式トレイである第1の媒体格納部とテーブル型トレイである第2の媒体格納部を備える印刷装置の給紙方法であって、
    前記第1の媒体格納部と前記第2の媒体格納部における前記印刷媒体の有無を検出する工程と、
    前記第1の媒体格納部と前記第2の媒体格納部に格納されている前記印刷媒体のサイズを検出する工程と、
    印刷情報の設定を行う工程と、
    設定された前記印刷情報、または上位装置からの印刷データに基づいて前記第1の媒体格納部または前記第2の媒体格納部からの前記印刷媒体の給紙を選択し、印刷部への印刷を指示する工程と、
    前記第1の媒体格納部を選択した印刷実行中に前記印刷媒体が無くなった場合に前記第2の媒体格納部に補給される印刷媒体のサイズと前記無くなった印刷媒体のサイズとを比較する工程と、
    媒体サイズに無関係に印刷を行う強制印刷を実行するか否かを指示する工程と、
    前記無くなった印刷媒体のサイズと前記第2の媒体格納部に補給された印刷媒体のサイズとが不一致の場合に、前記強制印刷指示に基づいて、前記印刷部への印刷指示を制御する工程とを含み、
    前記強制印刷は、前記第2の媒体格納部に補給された印刷媒体に行われることを特徴とする印刷装置の給紙方法。
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