JP4596279B2 - コンベヤチェーン用走行フレーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、コンベヤシステムに於いて使用されるコンベヤチェーンをガイドする走行フレーム装置に係り、特に、構成簡素で、部品点数が少なく、コンパクトで、軽量で、組立てや分解が簡単で、洗浄が簡単に行え、衛生的で、十分な強度、剛性、精度が得られ、取扱い易く、メンテナンスが容易で、しかも、安全性に優れ、経済的となるように工夫したコンベヤチェーン用走行フレーム装置に関するものである。
従来、この種のコンベヤチェーン用走行フレーム装置にあっては、例えば、本願出願人による特許文献1に示すような走行フレーム装置等が開示されている。
これは、搬送コンベヤシステムで使用されるコンベヤチェーン等の走行フレーム装置であって、一対の適宜金属製フレーム材と、この一対のフレーム材を平行に対峙させた状態で連結する適数の連結クランプとを備え、フレーム材は、長尺基板と、この基板の両長縁部分に連設される長尺折曲板とで略長尺溝形状に形成され、基板には、長手方向に沿って凹部を形成し、この凹部は、折曲板が位置する側に延設されると共に、先端長縁がわに行くに従って漸次拡開するような一対の長尺傾斜壁と、この一対の傾斜壁の先端長縁を結ぶように配設される長尺奥壁とで略蟻溝状に形成され、折曲板の先端長縁には、基板に向って延設される長尺折返片を連設し、連結クランプは、一対のクランプ体と、この一対のクランプ体相互が接近するように連結可能な緊締具とからなり、一対のクランプ体の両端部分に設けた係止部で、一対のフレーム材の凹部の背面がわを夫々掴持できるように構成することにより特許となったものである。
特許第3498179号公報
そして、前述の如き手段を採用することにより、それ以前のものに比べて、構成が簡素となり、部品点数が少なくなり、軽量化が図れるようになり、組立てや分解が簡単となり、取扱い易くて、メンテナンスが容易で、経済的となるような走行フレーム装置を提供できるようになった。
しかしながら、前述の走行フレーム装置にあっては、一対のフレーム材を平行に対峙させた状態で、これを適数の連結クランプによって連結するようにしているため、これにコンベヤチェーンを装着すると、一対のフレーム材の内側面がわが閉鎖されたようになり、この部分の洗浄が簡単に行い難い難点があった。
そこで、本願発明者は、研究・開発を継続した結果、より構成が簡素で、部品点数をより少なくでき、よりコンパクトで、軽量となり、組立てや分解がより簡単で、洗浄が簡単に行えて、衛生的で、十分な強度、剛性、精度が得られ、取扱い易く、メンテナンスが容易で、しかも、安全性に優れ、より経済的となるようなコンベヤチェーン用走行フレーム装置を提供できるようになった。
しかして、本発明は、前述の如き課題を達成できるようにすべく創出されたもので、請求項1記載のコンベヤチェーン用走行フレーム装置にあっては、コンベヤシステムで使用されるコンベヤチェーンEをガイドする走行フレーム装置であって、金属帯板材のロールフォーミング加工によって形成される長尺なフレーム材Aと、このフレーム材A相互を長手方向に連結するジョイント金具Bと、フレーム材Aに着脱自在に装着されると共に、コンベヤチェーンEが摺動自在となる合成樹脂製の長尺なレール材Cとを備え、前記フレーム材Aは、幅広帯板状のフレーム基板1と、このフレーム基板1の両長端縁夫々に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して連設されると共に、フレーム基板1の一方の表面がわに突設される一対の張出片5と、この一対の張出片5夫々の先端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板6と、この一対のレール受板6夫々の他方の側端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片8とを備え、前記一対のレール受板6は、相互に平行となると共に、張出片5及び折返片8に密着するように形成され、フレーム基板1の幅方向中央部分には、長手方向に沿うような凹部2が形成され、この凹部2は、フレーム基板1の幅方向中央部分に長手方向に沿うような開口部分を形成し、この開口端縁から1/4円弧状断面の直角折曲部を介して一対の側壁4をフレーム基板1の他方の表面がわに夫々突設し、この一対の側壁4の先端縁相互を1/4円弧状断面の直角折曲部を介して奥壁3を連設することにより、断面溝状となるように形成され、奥壁3には、複数の長孔状の透孔3aが長手方向に沿って所定間隔に配され、前記ジョイント金具Bは、フレーム材Aの凹部2内にその一部或いは全部が収まるジョイントバーB2と、凹部2の奥壁3の他方の表面に密接すると共に、その両長端縁部分が一対の折返片8の幅方向中央部分に夫々当接するようなジョイントプレートB1と、このジョイントプレートB1とジョイントバーB2でフレーム材Aの奥壁3を挟むように連結可能なボルト15とを備え、前記ジョイントプレートB1は、金属板材によって構成され、矩形板状のジョイント基板10と、このジョイント基板10の両長端縁部分に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して夫々連設される折曲部12とで構成され、ジョイント基板10の幅方向中央部分には、複数の挿通孔11が長手方向に沿って所定間隔に穿設され、この挿通孔11は、ボルト15の軸部が挿通可能となるように形成され、前記ジョイントバーB2は、厚肉帯板状に形成され、複数の雌ネジ孔13が長手方向に沿って所定間隔に配され、この雌ネジ孔13は、ボルト15の軸部が螺着自在となるように形成され、前記レール材Cは、合成樹脂材の押出し加工によって形成され、長尺帯板状のレール基板20と、このレール基板20の側端縁に直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板21とで溝形状に形成され、レール基板20は、レール受板6表面を覆うように形成されると共に、取付ネジ25が装着可能となる取付孔23が穿設され、抱持脚板21は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部、及びレール受板6と折返片8の折返し状折曲部を夫々抱持できるように、一対の抱持脚板21の先端部分内側面に係止突条22を夫々突設する手段を採用した。
従って、本発明の請求項1記載のコンベヤチェーン用走行フレーム装置によれば、金属帯板材のロールフォーミング加工によって形成される長尺なフレーム材Aと、このフレーム材A相互を長手方向に連結するジョイント金具Bと、フレーム材Aに着脱自在に装着されると共に、コンベヤチェーンEが摺動自在となる合成樹脂製の長尺なレール材Cとを備えたものであり、構成がより簡素となり、部品点数がより少なくなり、よりコンパクトで、軽量となり、その組立てや分解がより簡単に行え、取扱い易く、メンテナンスが容易なものとなる。ひいては、工期を短縮でき、コストの低減が図れ、より経済的な走行フレーム装置となる。
特に、前記フレーム材Aは、幅広帯板状のフレーム基板1と、このフレーム基板1の両長端縁夫々に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して連設されると共に、フレーム基板1の一方の表面がわに突設される一対の張出片5と、この一対の張出片5夫々の先端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板6と、この一対のレール受板6夫々の他方の側端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片8とを備え、前記一対のレール受板6は、相互に平行となると共に、張出片5及び折返片8に密着するように形成され、フレーム基板1の幅方向中央部分には、長手方向に沿うような凹部2が形成され、この凹部2は、フレーム基板1の幅方向中央部分に長手方向に沿うような開口部分を形成し、この開口端縁から1/4円弧状断面の直角折曲部を介して一対の側壁4をフレーム基板1の他方の表面がわに夫々突設し、この一対の側壁4の先端縁相互を1/4円弧状断面の直角折曲部を介して奥壁3を連設することにより、断面溝状となるように形成されているので、フレーム材A自体(或いは、フレーム装置)は、構成が簡素で、十分な強度、剛性、精度が得られるようになり、耐久性に優れ、軽量で、バランスの良いものとなる。そして、走行フレーム装置自体(フレーム材A)は、コンベヤチェーンEを装着した状態でもその両側面部分が開放的となり、隅々まで洗浄し易くなると共に、洗浄作業が簡単に行えるようになり、衛生的な状態を維持し易いものとなる。
更に、フレーム材A自体は、金属板から簡単に製造できるようになり、コストの低減を図れるようになる。しかも、その折曲げ部分は、比較的丸く滑らかに形成され、手指を損傷することがないものとなる
加えて、奥壁3には、複数の長孔状の透孔3aが長手方向に沿って所定間隔に配され、前記ジョイント金具Bは、フレーム材Aの凹部2内にその一部或いは全部が収まるジョイントバーB2と、凹部2の奥壁3の他方の表面に密接すると共に、その両長端縁部分が一対の折返片8の幅方向中央部分に夫々当接するようなジョイントプレートB1と、このジョイントプレートB1とジョイントバーB2でフレーム材Aの奥壁3を挟むように連結可能なボルト15とを備えているので、フレーム材A相互を正確に、確実に、安定的に、且つ簡単に連結できるようになる。しかも、走行フレーム装置を適宜自由なレイアウトに形成できるようになり、自由度が高く、使い勝手に優れたものとなる。
そして、前記ジョイントプレートB1は、金属板材によって構成され、矩形板状のジョイント基板10と、このジョイント基板10の両長端縁部分に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して夫々連設される折曲部12とで構成され、ジョイント基板10の幅方向中央部分には、複数の挿通孔11が長手方向に沿って所定間隔に穿設され、この挿通孔11は、ボルト15の軸部が挿通可能となるように形成され、前記ジョイントバーB2は、厚肉帯板状に形成され、複数の雌ネジ孔13が長手方向に沿って所定間隔に配され、この雌ネジ孔13は、ボルト15の軸部が螺着自在となるように形成されるので、隣接するフレーム材Aを、複数のボルト15と、ジョイントプレートB1と、ジョイントバーB2との簡素な構成によって、誰でも簡単に、確実に、且つ安定的に連結できるようになる
更に、前記レール材Cは、合成樹脂材の押出し加工によって形成され、長尺帯板状のレール基板20と、このレール基板20の側端縁に直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板21とで溝形状に形成され、レール基板20は、レール受板6表面を覆うように形成されると共に、取付ネジ25が装着可能となる取付孔23が穿設され、抱持脚板21は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部、及びレール受板6と折返片8の折返し状折曲部を夫々抱持できるように、一対の抱持脚板21の先端部分内側面に係止突条22を夫々突設したので、レール材Cをフレーム材Aのレール受板6部分に正確に、確実に、安定的に、且つ簡単に装着できるようになる。しかも、コンベヤチェーンEの移動時の騒音を低減でき、作業環境も良くなり、安全性にも優れたものとなる。加えて、レール材C自体の構成が簡素で、量産し易く、コストの低減が図れるようになる
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置は、例えば、コンベヤシステムの分野に於いて使用されるコンベヤチェーンEをスムーズに且つ安定的にガイドすることができるように構成されたものである。
具体的には、金属帯板材のロールフォーミング加工によって形成される長尺なフレーム材Aと、このフレーム材A相互を長手方向に連結するジョイント金具Bと、フレーム材Aに着脱自在に装着されると共に、コンベヤチェーンEが摺動自在となる合成樹脂製の長尺なレール材Cとを備えたものである。
そして、前記フレーム材Aは、幅広帯板状のフレーム基板1と、このフレーム基板1の両長端縁夫々に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して連設されると共に、フレーム基板1の一方の表面がわに突設される一対の張出片5と、この一対の張出片5夫々の先端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板6と、この一対のレール受板6夫々の他方の側端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片8とを備えている
更に、前記一対のレール受板6は、相互に平行となると共に、張出片5及び折返片8に密着するように形成され、フレーム基板1の幅方向中央部分には、長手方向に沿うような凹部2が形成され、この凹部2は、フレーム基板1の幅方向中央部分に長手方向に沿うような開口部分を形成し、この開口端縁から1/4円弧状断面の直角折曲部を介して一対の側壁4をフレーム基板1の他方の表面がわに夫々突設し、この一対の側壁4の先端縁相互を1/4円弧状断面の直角折曲部を介して奥壁3を連設することにより、断面溝状となるように形成され、奥壁3には、複数の長孔状の透孔3aが長手方向に沿って所定間隔に配されている
また、前記ジョイント金具Bは、フレーム材Aの凹部2内にその一部或いは全部が収まるジョイントバーB2と、凹部2の奥壁3の他方の表面に密接すると共に、その両長端縁部分が一対の折返片8の幅方向中央部分に夫々当接するようなジョイントプレートB1と、このジョイントプレートB1とジョイントバーB2でフレーム材Aの奥壁3を挟むように連結可能なボルト15とを備え、前記ジョイントプレートB1は、金属板材によって構成され、矩形板状のジョイント基板10と、このジョイント基板10の両長端縁部分に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して夫々連設される折曲部12とで構成され、ジョイント基板10の幅方向中央部分には、複数の挿通孔11が長手方向に沿って所定間隔に穿設され、この挿通孔11は、ボルト15の軸部が挿通可能となるように形成され、前記ジョイントバーB2は、厚肉帯板状に形成され、複数の雌ネジ孔13が長手方向に沿って所定間隔に配され、この雌ネジ孔13は、ボルト15の軸部が螺着自在となるように形成されている
それから、前記レール材Cは、合成樹脂材の押出し加工によって形成され、長尺帯板状のレール基板20と、このレール基板20の側端縁に直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板21とで溝形状に形成され、レール基板20は、レール受板6表面を覆うように形成されると共に、取付ネジ25が装着可能となる取付孔23が穿設され、抱持脚板21は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部、及びレール受板6と折返片8の折返し状折曲部を夫々抱持できるように、一対の抱持脚板21の先端部分内側面に係止突条22を夫々突設してある
そして、図に示す本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置は、例えば、適宜金属製の長尺なフレーム材Aと、このフレーム材A相互を長手方向に連結するジョイント金具Bと、フレーム材Aに装着されると共に、コンベヤチェーンEが摺動自在となる適宜合成樹脂製の長尺なレール材Cとを備えたものである。
それから、フレーム材Aは、板状のフレーム基板1と、このフレーム基板1の両長端縁夫々に直角折曲部を介して連設される一対の張出片5と、この張出片5夫々の先端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板6と、このレール受板6夫々の他方の側端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片8とを備えたものである。
更に、フレーム基板1の中央部分には、長手方向に沿うような凹部2が形成され、この凹部2は、張出片5の張出し向きの反対側に突設される一対の側壁4と、この一対の側壁4の先端縁を結ぶように配設される奥壁3とで状に形成され、しかも、奥壁3には、長手方向に沿って所定間隔に配される複数の透孔3aが穿設されている。
また、ジョイント金具Bは、フレーム材Aの凹部2に収まるジョイントバーB2と、凹部2の奥壁3に密接すると共に、その両長端縁部分が折返片8に夫々当接するようなジョイントプレートB1と、このジョイントプレートB1とジョイントバーB2でフレーム材Aの奥壁3を挟むように連結可能な緊締具とからなる。
そして、緊締具は、ジョイントプレートB1に穿設した挿通孔11及び奥壁3に穿設した透孔3aに挿通されると共に、ジョイントバーB2に設けた雌ネジ孔13に螺着される複数のボルト15で構成される。
それから、レール材Cは、レール基板20と、このレール基板20の両側端縁に直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板21とで形状に形成され、レール基板20は、レール受板6表面を覆うように形成されると共に、取付ネジ25が装着可能となる取付孔23が穿設され、抱持脚板21は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部を抱持できるように構成されている。
前記フレーム材Aは、例えば、長尺な金属帯板材をロールフォーミング加工によって形成されるもので、その折曲げ部分は、比較的丸く滑らかに形成して、手指の損傷がないように配慮されている。しかも、十分な強度、剛性等を備え、且つ軽量となるように構成されている。
更に、フレーム材Aは、例えば、広帯板状のフレーム基板1と、このフレーム基板1の両(上下)長端縁夫々1/4円弧状断面の直角折曲部を介して連設されると共に、フレーム基板1の一方の表面がわ(右側面がわ)に直角に突設される一対の張出片5と、この張出片5夫々の先端縁に円弧状断面の折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板6と、このレール受板6夫々の他方の側端縁(左側端縁)に円弧状断面の折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片8とを備えたもので、縦断I字状に形成されている。
ところで、フレーム材Aの基板部は、例えば、フレーム基板1によって構成され、フレーム材Aのレール受部は、例えば、張出片5とレール受板6と折返片8とによって構成されている。
前記フレーム基板1は、例えば、その幅方向(上下方向)中央部分に長手方向に沿うような凹部2が形成されており、この凹部2は、フレーム基板1の幅方向中央部分に長手方向に沿うような開口部分を形成し、この開口端縁か1/4円弧状断面の直角折曲部を介して一対の側壁4をフレーム基板1の他方の表面がわ(左側面がわ)に夫々突設し、この一対の側壁4の先端縁相互1/4円弧状断面の直角折曲部を介して奥壁3を連設することにより、断溝状となるように形成されている。
しかも、奥壁3には、長手方向に沿って複数の長孔状の透孔3aが所定間隔に配されている。
前記一対の張出片5は、例えば、相互に平行となると共に、フレーム基板1の表面(左右側面)に対して直交するように配されている。
前記一対のレール受板6は、例えば、相互に平行となると共に、フレーム基板1の表面(左右側面)に対して直交するように配されており、更に、張出片5の約2倍以上幅広となるように形成されていると共に、張出片5に密着するように形成されている。
尚、レール受板6の幅方向中央部分には、複数の雌ネジ孔7が長手方向に沿って所定の間隔に配されている。
前記一対の折返片8は、例えば、相互に平行となると共に、フレーム基板1の表面(左右側面)に対して直交するように配されており、更に、張出片5と同じ程度の幅となるように形成されていると共に、レール受板6に密着するように形成されている。
前記ジョイント金具Bは、例えば、長手方向に隣接する一対のフレーム材A相互を連結するためのもので、フレーム基板1の凹部2内にその一部(或いは、全部でも良い)が収まるように形成されたジョイントバーB2と、凹部2の奥壁3の他方の表面(左側面)に密接すると共に、その両(上下)長端縁部分が一対の折返片8の中央部分に夫々当接するようなジョイントプレートB1と、このジョイントプレートB1とジョイントバーB2でフレーム材Aの奥壁3を挟むように連結可能な緊締具とで構成されている。
前記ジョイントプレートB1は、例えば、属板材によって構成されるもので、形板状のジョイント基板10を形成し、このジョイント基板10の両(上下)長端縁部分に、1/4円弧状断面の直角折曲部を介して折曲部12を夫々連設して構成されている。更に、ジョイント基板10の幅方向(上下方向)中央部分には、複数の挿通孔11が長手方向に沿って所定間隔に穿設されている。尚、この挿通孔11は、ボルト15の軸部が挿通可能となるように形成されたものである。
前記ジョイントバーB2は、例えば、属製の厚肉帯板状に形成されており、複数の雌ネジ孔13が長手方向に沿って所定間隔に配されている。尚、雌ネジ孔13は、ボルト15の軸部が螺着自在となるように形成されたものである。また、雌ネジ孔13の間隔は、挿通孔11の間隔や、透孔3aの間隔と同じとなるように設定されている。
前記ボルト15は、前記緊締具となり、長手方向で隣接する一対のフレーム材Aと、ジョイントプレートB1と、ジョイントバーB2とを固定できるようにしたもので、ジョイントプレートB1の他方の表面(左側面)と、ボルト15の座面との間には、スプリングワッシャ16が介装され、螺着状態が緩まないように形成されている。
前記レール材Cは、例えば、成樹脂材の押出し加工等によって構成され、長尺帯板状のレール基板20と、このレール基板20の両側端縁(左右端縁)1/4円弧状断面の直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板21と溝形状に構成されたものである。
そして、レール基板20は、レール受板6表面を覆うように形成され、一対の抱持脚板21は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部、及びレール受板6と折返片8の折返し状折曲部を夫々抱持できるように形成され、一対の抱持脚板21の先端部分内側面には、係止突条22が夫々突設されている。すなわち、この係止突条22は、レール受板6と張出片5の折返し状折曲部、及びレール受板6と折返片8の折返し状折曲部に夫々係止されるように形成してあり、フレーム材Aからレール材Cが簡単に脱落しないように形成されている。しかも、一対の係止突条22の内側先端部分には、テーパー状傾斜面が設けてあり、フレーム材Aのレール受板6部分へレール材Cを冠着状に装着する際、レール受板6の外側表面がわからレール材Cを冠着せしめるように押圧させ、一対の抱持脚板21の間隔が開くように弾性変形せしめてスムーズに装着(或いは、着脱)できるように構成されている。
更に、レール基板20の幅方向中央部分には、取付孔23が穿設されており、この取付孔23に差込まれると共にフレーム材Aの雌ネジ孔7に螺着される取付ネジ25を介して、レール材Cをフレーム材Aに確実に固定できるように形成されている。
図4のDは、ジョイントバーB2を所定間隔隔てた平行状態に配すると共に、この一対のジョイントバーB2を適宜連結杆で連結して形成される連結具で、この連結具Dは、一対の平行なフレーム材Aを固定できるように構成されたもので、一対のコンベヤチェーンEを並列状に配置できるようになる。すなわち、幅広な搬送物を搬送する際に、搬送物が一対のコンベヤチェーンEに跨るような状態で搬送できるように構成したものである。
前記コンベヤチェーンEは、例えば、複数のチェーン単体を連結して構成したもので、チェーン単体は、レール材Cのレール基板20に摺接すると共に、搬送物が載置されるプレート部と、このプレート部の左右端部に直角に連設される左右脚片部と、この左右脚片部の先端に夫々直角に突設される左右爪部とからなり、脚片部と爪部L字状に形成され、レール材Cの一対の抱持脚板21を夫々抱持して、レール材Cがどのような向きにあっても、レール材Cから脱落することなくスムーズに摺動できるように構成されている。
ところで、走行フレーム装置の具体的構成、形状、寸法、材質、フレーム材Aの具体的構成、形状、寸法、材質、フレーム材Aの基板部の具体的構成、形状、寸法、フレーム材Aのレール受部の具体的構成、形状、寸法、フレーム基板1の具体的構成、形状、寸法、材質、凹部2の具体的構成、形状、寸法、配設位置、奥壁3の具体的構成、形状、寸法、配設位置、透孔3aの具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、側壁4の具体的構成、形状、寸法、配設位置、張出片5の具体的構成、形状、寸法、配設位置、レール受板6の具体的構成、形状、寸法、配設位置、雌ネジ孔7の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、折返片8の具体的構成、形状、寸法、配設位置、ジョイント金具Bの具体的構成、形状、寸法、材質、ジョイントプレートB1の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、ジョイントバーB2の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、ジョイント基板10の具体的構成、形状、寸法、挿通孔11の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、折曲部12の具体的構成、形状、寸法、雌ネジ孔13の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、ボルト15の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、ワッシャ16の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、レール材Cの具体的構成、形状、寸法、材質、レール基板20の具体的構成、形状、寸法、抱持脚板21の具体的構成、形状、寸法、係止突条22の具体的構成、形状、寸法、配設位置、取付孔23の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、取付ネジ25の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、連結具Dの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、コンベヤチェーンEの具体的構成、形状、寸法材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置を例示する分解斜視図である。 本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置を例示する斜視図である。 本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置を例示する一部切欠正面図である。 本発明のコンベヤチェーン用走行フレーム装置の他の実施例を示す斜視図である。
A フレーム材
1 フレーム基板
2 凹部
3 奥壁
3a 透孔
4 側壁
5 張出片
6 レール受板
7 雌ネジ孔
8 折返片
B ジョイント金具
B1 ジョイントプレート
B2 ジョイントバー
10 ジョイント基板
11 挿通孔
12 折曲部
13 雌ネジ孔
15 ボルト
16 ワッシャ
C レール材
20 レール基板
21 抱持脚板
22 係止突条
23 取付孔
25 取付ネジ
D 連結具
E コンベヤチェーン

Claims (1)

  1. コンベヤシステムで使用されるコンベヤチェーンをガイドする走行フレーム装置であって、金属帯板材のロールフォーミング加工によって形成される長尺なフレーム材と、このフレーム材相互を長手方向に連結するジョイント金具と、フレーム材に着脱自在に装着されると共に、コンベヤチェーンが摺動自在となる合成樹脂製の長尺なレール材とを備え、前記フレーム材は、幅広帯板状のフレーム基板と、このフレーム基板の両長端縁夫々に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して連設されると共に、フレーム基板の一方の表面がわに突設される一対の張出片と、この一対の張出片夫々の先端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対のレール受板と、この一対のレール受板夫々の他方の側端縁に折返し状折曲部を介して連設される一対の折返片とを備え、前記一対のレール受板は、相互に平行となると共に、張出片及び折返片に密着するように形成され、フレーム基板の幅方向中央部分には、長手方向に沿うような凹部が形成され、この凹部は、フレーム基板の幅方向中央部分に長手方向に沿うような開口部分を形成し、この開口端縁から1/4円弧状断面の直角折曲部を介して一対の側壁をフレーム基板の他方の表面がわに夫々突設し、この一対の側壁の先端縁相互を1/4円弧状断面の直角折曲部を介して奥壁を連設することにより、断面溝状となるように形成され、奥壁には、複数の長孔状の透孔が長手方向に沿って所定間隔に配され、前記ジョイント金具は、フレーム材の凹部内にその一部或いは全部が収まるジョイントバーと、凹部の奥壁の他方の表面に密接すると共に、その両長端縁部分が一対の折返片の幅方向中央部分に夫々当接するようなジョイントプレートと、このジョイントプレートとジョイントバーでフレーム材の奥壁を挟むように連結可能なボルトとを備え、前記ジョイントプレートは、金属板材によって構成され、矩形板状のジョイント基板と、このジョイント基板の両長端縁部分に1/4円弧状断面の直角折曲部を介して夫々連設される折曲部とで構成され、ジョイント基板の幅方向中央部分には、複数の挿通孔が長手方向に沿って所定間隔に穿設され、この挿通孔は、ボルトの軸部が挿通可能となるように形成され、前記ジョイントバーは、厚肉帯板状に形成され、複数の雌ネジ孔が長手方向に沿って所定間隔に配され、この雌ネジ孔は、ボルトの軸部が螺着自在となるように形成され、前記レール材は、合成樹脂材の押出し加工によって形成され、長尺帯板状のレール基板と、このレール基板の側端縁に直角折曲部を介して夫々連設される一対の抱持脚板とで溝形状に形成され、レール基板は、レール受板表面を覆うように形成されると共に、取付ネジが装着可能となる取付孔が穿設され、抱持脚板は、レール受板と張出片の折返し状折曲部、及びレール受板と折返片の折返し状折曲部を夫々抱持できるように、一対の抱持脚板の先端部分内側面に係止突条を夫々突設したことを特徴とするコンベヤチェーン用走行フレーム装置。
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