JP4596232B2 - 光ディスクドライブ、光ヘッド装置及びフォーカス調整方法並びに特性データ生成装置及び特性データ生成方法 - Google Patents

光ディスクドライブ、光ヘッド装置及びフォーカス調整方法並びに特性データ生成装置及び特性データ生成方法 Download PDF

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Description

本発明は光ディスクドライブ、光ヘッド装置及びフォーカス調整方法並びに特性データ生成装置及び特性データ生成方法に関し、例えば光ディスク再生機に適用して好適なものである。
従来、光ディスク再生機に搭載されて用いられる光ディスクドライブにおいては、光ピックアップの対物レンズを光軸方向に移動させることによって、光ディスクの信号記録面に当該対物レンズの焦点(フォーカス)を正確に合わせ(以下このことをフォーカシングと呼ぶ)、さらに当該光ピックアップを移動させることによって、当該光ディスクの信号記録面上の所望のトラックに対する光ピックアップの位置を正確に合わせて(以下このことをトラッキングと呼ぶ)、上記信号記録面から読み出す再生信号のレベルを最大にするようになされている。
例えば図15に示すように、光ディスクドライブ1は、光ピックアップ2の光集積素子3内の図示しないレーザダイオードから発射光ビームL1を出射し、コリメータレンズ4、立ち上げミラー5、1/4波長板6、対物レンズ7を順次介して、当該発射光ビームL1を光ディスク8の信号記録面8Aに照射する。
続いて光ディスクドライブ1は、発射光ビームL1が光ディスク8の信号記録面8Aで反射されてなる反射光ビームL2を、光ピックアップ2の対物レンズ7、1/4波長板6、立ち上げミラー5、コリメータレンズ4を順次介して、当該反射光ビームL2を光集積素子3内の図示しないフォトディテクタによって検出する。
ここで光ピックアップ2は、フォーカシングを行うために、当該対物レンズ7の焦点と光ディスク8の信号記録面8Aとの実際のずれ量(以下これを焦点ずれ量と呼ぶ)を正確に認識した上で、当該ずれ量を打ち消すように当該対物レンズ7をアクチュエータ7Aによって移動させる必要があり、このとき例えばスポットサイズディテクティング法を用いるようになされている。
すなわち図16(A)に示すように、光ピックアップ2は、光集積素子3の内部において、反射光ビームL2をホログラム16によってそれぞれ焦点距離が異なる+1次光L2A、0次光L2C、−1次光L2Bに分光し、これらをフォトディテクタモジュール17に形成されたフォーカシング用フォトディテクタ18、19及びトラッキングサーボ用と信号検出用とを兼ねたフォトディテクタ20にそれぞれ照射する。
そして光ピックアップ2は、フォーカシング用フォトディテクタ18及び19上に形成される+1次光L2A及び−1次光L2Bのスポット23A及び23Bのスポットサイズに基づいてフォーカシングを行う。
すなわち図16(B)に示すように、フォーカシング用フォトディテクタ18は、両端フォトダイオード18A及び18B、並びに中央ダイオード18Cの3個のフォトダイオードを有しており、当該フォトダイオード18A〜18Cによって+1次光L2Aのスポット23Aを光電変換し、検出信号S1A〜S1Cを生成する。
同様にフォーカシング用フォトディテクタ19は、両端フォトダイオード19A及び19B、並びに中央ダイオード19Cの3個のフォトダイオードを有しており、当該フォトダイオード19A〜19Cによって−1次光L2Bのスポット23Bを光電変換し、検出信号S2A〜S2Cを生成する。
そして光ピックアップ2は、検出信号S1A〜S1C及びS2A〜S2Cを用いて、フォーカスエラー信号SFを次式
Figure 0004596232
によって生成するようになされている。
ここで光ピックアップ2は、図16(B)に示すように、対物レンズ7の焦点が光ディスク8の信号記録面8Aにちょうど合致しているとき、すなわち焦点ずれ量が0であるとき(以下この状態をジャストフォーカスと呼ぶ)に、フォトディテクタ18及び19上にそれぞれ照射された±1次光のスポット23A及び23Bの大きさが等しくなっており、フォーカスエラー信号SFは0となる。
これに対して光ピックアップ2は、図17に示すように、対物レンズ7の焦点が光ディスク8の信号記録面8Aよりも遠くなって焦点ずれ量が負となる場合、0次光L2Cがフォトディテクタ20上に焦点を結ばず、フォトディテクタ18に照射されたスポット23Aはフォトディテクタ19上に照射されたスポット23Bよりも大きくなり、フォーカスエラー信号SFは負の値となる。
また光ピックアップ21は、図18に示すように、対物レンズ7の焦点が光ディスク8の信号記録面8Aよりも近くなって焦点ずれ量が正となる場合、0次光L2Cがフォトディテクタ20上に焦点を結ばず、フォトディテクタ18に照射されたスポット23Aはフォトディテクタ19上に照射されたスポット23Bよりも小さくなり、フォーカスエラー信号SFは正の値となる。
このとき図19(A)に示すように、光ピックアップ2は、フォーカスエラー信号SFと焦点ずれ量との関係をS字状の特性曲線として有することになり、特に当該特性曲線のうち図中に太線で示した原点付近について、原点を通過し一定の傾きを持つ直線と見なすことができるため、フォーカスエラー信号SFと焦点ずれ量との関係に線形性を持つことになる。すなわち光ピックアップ2は、フォーカスエラー信号SFを0とするときに、焦点ずれ量も0となり、ジャストフォーカスの状態になる。
そこで光ピックアップ2は、フォーカスエラー信号SFと焦点ずれ量との特性曲線の線形性を利用して、フォーカスエラー信号SFの値に基づいて焦点ずれ量を認識し、当該焦点ずれ量に応じて対物レンズ7を移動することによって、当該対物レンズ7の焦点を光ディスク8の信号記録面8Aに合わせるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
また光ピックアップ2は、正確にトラッキングを行うために、図16〜図18に示すように、0次光L2Cを主ビームとしてフォトディテクタ20に照射してメインスポット23Cを形成し、さらにグレーティング(図示せず)によって生成された副ビームをトラッキング用フォトディテクタ21及び22に照射して、サイドスポット23D、23Eを形成する。
フォトディテクタ20〜22は、それぞれフォトダイオード20A及び20B、21A及び21B、22A及び22Bを有しており、それぞれメインスポット23C、サイドスポット23D、23Eを光電変換して、検出信号S3A及びS3B、S4A及びS4B、S5A及びS5Bを生成する。
ここで光ピックアップ2は、メインスポット23Cの検出信号S3A及びS3Bから次式
Figure 0004596232
を用いて再生信号SRFを生成し、さらにメインスポット23C及びサイドスポット23D、23Eの検出信号S3A及びS3B、S4A及びS4B、S5A及びS5Bと、所定の定数kとから、いわゆる差動プッシュプル法によって次式
Figure 0004596232
を用いてトラッキングエラー信号STを生成するようになされている。
特開2002−92914公報(第6頁、第1図)
ところでかかる構成の光ディスクドライブにおいては、実際に光ピックアップ2を組み立てる工程で、取付誤差等によって光集積素子3を光ピックアップ2内の所定位置からずらしたり傾けたりしたまま取り付けてしまう場合があった。
すると光ピックアップ2は、光集積素子3と他の光学素子との相対位置関係が変化してしまい、これに応じて反射光ビームL2の光路も変化してしまうことにより、例えば図19(B)及び(C)に示すようにフォーカスエラー信号SFの特性が原点付近で非直線となったり原点を通過しなくなってしまう。
このため光ピックアップ2は、例えば再生信号を最適化するためにフォーカスバイアスを変更した場合にフォーカスサーボゲインが変動してしまったり、外乱が発生して焦点ずれ量が一時的に大きくなった際にフォーカシングの過渡応答が悪化してしまうという問題があった。
また、このような場合、光ピックアップ2は、光集積素子3の取付位置や傾きが個体毎に異なって特性曲線も個体毎に異なってしまうため、対物レンズ7の焦点が光ディスク8の信号記録面8Aに合致するときのフォーカスエラー信号SFの値もそれぞれ異なってしまい、光ピックアップ2の個体毎の特性に合わせた調整が必要となってしまうという問題もあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、個々の特性のばらつきに依存しない高精度なフォーカシング制御を行い得る光ディスクドライブ、光ヘッド装置及びフォーカス調整方法並びに特性データ生成装置及び特性データ生成方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、光ビームを出射する光源と、光ビームを集光して光ディスクの記録面に照射する対物レンズと光ビームの焦点から記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、反射光ビームの光量の変化に基づいて生成する信号生成部と、光源、対物レンズ及び信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と光ビームの焦点から測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、光ビームが測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ測定フォーカスエラー信号と測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示した特性データを記憶する特性データ記憶部と、信号生成部により生成したフォーカスエラー信号及び特性データ記憶部から読み出した特性データに基づいて焦点ずれ量を逐次算出し、当該焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動部へ供給することにより対物レンズを移動させフォーカスサーボを行う制御部とを設けるようにしたことにより、有効な範囲について予め測定された特性に基づいてゲイン変動などが発生しない最適なフォーカシングを行い得る光ディスクドライブを実現することができる。
また本発明においては、光ビームを出射する光源と、光ビームを集光して光ディスクの記録面に照射する対物レンズと光ビームの焦点から記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、反射光ビームの光量の変化に基づいて生成すると共に、反射光ビームの光量に基づいた所定の和信号を生成する信号生成部と、光源、対物レンズ及び信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と光ビームの焦点から測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、光ビームが測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ測定フォーカスエラー信号と測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示した特性データを記憶する特性データ記憶部とを設け、所定の制御部により、信号生成部により生成したフォーカスエラー信号及び特性データに基づいて焦点ずれ量を逐次算出させ、当該焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動手段へ供給することにより対物レンズを移動させフォーカスサーボを行わせるようにしたことにより、有効な範囲について予め測定された特性に基づいてゲイン変動などが発生しない最適なフォーカシングを行い得る光ヘッド装置を実現することができる。
さらに本発明においては、光源から出射されて対物レンズにより集光される光ビームの焦点から光ディスクの記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、光ビームが記録面で反射された反射光ビームの光量の変化に基づいて生成する信号生成ステップと、光源、対物レンズ及び信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と光ビームの焦点から測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、光ビームが測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ測定フォーカスエラー信号と測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示し所定の特性データ記憶部に記憶された特性データとして読み出す特性データ読出ステップと、信号生成ステップにより生成したフォーカスエラー信号及び特性データに基づいて焦点ずれ量を逐次算出する焦点ずれ量算出ステップと、算出した焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動部へ供給することにより対物レンズを移動させフォーカスサーボを行う制御ステップとを設けるようにしたことにより、有効な範囲について予め測定された特性に基づいてゲイン変動などが発生しない最適なフォーカシングを行い得るフォーカス調整方法を実現することができる。
さらに本発明においては、光ヘッドの光源から出射され対物レンズにより集光された光ビームが所定の測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームにおける光量の変化を基に、光ビームの焦点から測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号を生成し、光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離である測定焦点ずれ量と測定フォーカスエラー信号との関係を、測定反射光ビームの光量に基づく測定和信号を生成し、測定和信号が所定の閾値を超えることにより対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ測定フォーカスエラー信号と測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて表し、光ヘッドが所定の制御部により所定の光ディスクに対するフォーカスサーボを行う際に光ビームの焦点から光ディスクの記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を基に現実の焦点ずれ量を逐次算出させるための特性データを生成するようにしたことにより、光ディスクドライブ及び光ヘッド装置においてゲイン変動などが発生しない最適なフォーカシングを行い得るような特性データを有効な範囲について生成し得る特性データ生成装置及び特性データ生成方法を実現することができる。
本発明によれば、対物レンズがフォーカス動作を行う有効な範囲のみについて予め測定された特性に基づいて最適にフォーカシングを行うことができ、個々の特性のばらつきに依存しない高精度なフォーカシング制御を行い得る光ディスクドライブ、光ヘッド装置及びフォーカス調整方法を実現できる。
また本発明によれば、光ディスク装置及び光ヘッド装置においてゲイン変動などが発生しない最適なフォーカシングを行い得るような特性データを、対物レンズがフォーカス動作を行う有効な範囲のみについて生成することができ、光ディスクドライブ及び光ヘッド装置において個々の特性のばらつきに依存しない高精度なフォーカシング制御を行い得るような特性データを生成し得る特性データ生成装置及び特性データ生成方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ピックアップ及び光集積素子の構成
図15との対応部分に同一符号を付して示す図1において、光ディスクドライブ30はCPU(Central Processing Unit)構成でなる制御部31が全体を統括制御するようになされており、駆動制御部32のコントローラ32Aによって光ピックアップ2、当該光ピックアップ2のアクチュエータ7A及びモータ9をそれぞれ制御し、光ディスク8から読み取った再生信号SRFに基づいて再生処理部33により所定の再生処理を行うようになされている。ちなみに光ピックアップ2と駆動制御部32とを合わせて光ヘッド装置と呼ぶ。
光ピックアップ2は、発射光ビームL1の照射及び反射光ビームL2の検出を行う光集積素子3を有しており、当該光集積素子3から発射光ビームL1を照射し、コリメータレンズ4、立ち上げミラー5及び1/4波長板6を順次介して、対物レンズ7で集光し光ディスク8の信号記録面8Aに照射する。
このとき光ピックアップ2は、コントローラ32Aからアクチュエータ7Aを制御して対物レンズ7を矢印z1方向又はその反対方向(すなわち光軸方向)に移動することによって当該対物レンズ7の焦点を光ディスク8の信号記録面8Aに一致させ、発射光ビームL1が当該信号記録面8Aで反射されてなる反射光ビームL2を、対物レンズ7、1/4波長板6、立ち上げミラー5及びコリメータレンズ4を順次介して、光集積素子3へ入射させるようになされている。
ここで図16(A)との対応部分に同一符号を付した図2に示すように、光集積素子3は、平面状のベース部材10の下面にレーザダイオード11及びミラー12が取り付けられると共に当該ベース部材10の上面にモールド複合素子13及びフォトディテクタモジュール17が取り付けられており、さらに当該モールド複合素子13の上面に積層プリズム15が取り付けられている。
そして光集積素子3は、レーザダイオード11から発射した発射光ビームL1をミラー12で反射し、モールド複合素子13及び当該モールド複合素子13の上面に形成されたグレーティング14並びに積層プリズム15を順次介して、当該発射光ビームL1をコリメータレンズ4(図1)へ入射させる。
また光集積素子3は、光ディスク8(図1)で反射されてコリメータレンズ4(図1)から入射される反射光ビームL2を、積層プリズム15の偏光ビームスプリッタ面15A及び反射ミラー15Bによって順次反射してホログラム16に導き、さらに当該反射光ビームL2を当該ホログラム16よって+1次光、0次光及び−1次光に分光し、モールド複合素子13を介してフォトディテクタモジュール17へそれぞれ照射する。
ここで図16(B)との対応部分に同一符号を付した図3に示すように、フォトディテクタモジュール17は反射光ビームL2の照射面上にフォーカシング用フォトディテクタ18及び19と、トラッキングサーボ用と信号検出用とを兼ねたフォトディテクタ20〜22とを形成している。
フォーカシング用フォトディテクタ18は、両端フォトダイオード18A及び18B、並びに中央ダイオード18Cの3個のフォトダイオードを有しており、当該フォトダイオード18A〜18Cによって+1次光L2Aのスポット23Aを光電変換し、検出信号S1A〜S1Cを生成してコントローラ32A(図1)へ出力する。
同様にフォーカシング用フォトディテクタ19は、両端フォトダイオード19A及び19B、並びに中央ダイオード19Cの3個のフォトダイオードを有しており、当該フォトダイオード19A〜19Cによって−1次光L2Bのスポット23Bを光電変換し、検出信号S2A〜S2Cを生成してコントローラ32A(図1)へ出力する。
このように光ディスクドライブ30の光ピックアップ2は、光集積素子3のレーザダイオード11から照射した発射光ビームL1を光ピックアップ2の各光学素子を介して光ディスク8の信号記録面8Aに入射させ、当該光ピックアップ2の各光学素子を介して反射光ビームL2を当該光集積素子3のフォトディテクタモジュール17によって検出するようになされている。
(2)光ピックアップ特性測定装置の構成
ところで光ピックアップ2は、光ディスクドライブ30(図1)に実装される前に、図4に示す光ピックアップ特性測定装置40によって、当該光ピックアップ2の個々に異なる特性(詳しくは後述する)をそれぞれ測定されるようになされている。
すなわち光ピックアップ特性測定装置40(図4)は、CPU構成でなる測定制御部41が全体を統括制御するようになされており、測定対象として所定の位置にセットされた光ピックアップ2を制御することにより光集積素子3から発射光ビームL1を照射し、コリメータレンズ4、立ち上げミラー5、1/4波長板6を順次介して、当該発射光ビームL1を対物レンズ7に通して集光し測定用光ディスク43の信号記録面43Aに入射する。
ここで光ピックアップ特性測定装置40は、対物レンズ7を図示しない治具によって光ピックアップ2に固定するようになされている。
続いて光ピックアップ特性測定装置40は、発射光ビームL1を測定用光ディスク43の信号記録面43Aで反射されてなる反射光ビームL2を、対物レンズ7、1/4波長板6、立ち上げミラー5及びコリメータレンズ4を順次介して、当該反射光ビームL2を光集積素子3のフォトディテクタモジュール17へ照射し、検出した光量に応じた再生信号SRFと検出信号S1A〜S1C及びS2A〜S2Cとを測定制御部41へ送出する。
ここで測定用光ディスク43は、意図的に50[μm]程度の反りを有するように製造されており、測定制御部41から制御されるモータ44によって回転する際に矢印z2方向又はその反対方向に面振れを生じる。
レーザドップラー速度計45は、この面振れの量を正確に測定しており、当該測定結果を面振れ量信号S45として測定処理部46へ送出する。
測定処理部46は、取得した面振れ量信号S45を基に対物レンズ7から測定用光ディスク43の信号記録面43Aまでの距離ZDを算出し、当該距離ZDを測定制御部41へ送出する。
このように光ピックアップ特性測定装置40は、測定用ディスク43を回転させながら再生信号SRFと検出信号S1A〜S1C及びS2A〜S2Cとを取得すると共に、光ピックアップ2に対物レンズ7を固定して測定用光ディスク43の矢印z2方向又はその反対方向の面振れを測定することによって、当該対物レンズ7から測定用光ディスク43の信号記録面43Aまでの距離ZDを算出するようになされている。
(3)光ピックアップ特性測定処理手順
次に、光ピックアップ特性測定装置40によって光ピックアップ2の特性を測定する際の光ピックアップ特性測定処理手順について、図5のフローチャートを用いて詳細に説明する。
すなわち光ピックアップ特性測定装置40の測定制御部41は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。ステップSP1において測定制御部41は、図6に示すように、光集積素子3からの再生信号SRFの交流波成分の振幅RAを取得し、さらに検出信号S1A〜S1C及びS2A〜S2Cに基づいて、フォーカスエラー信号SFを上述した(1)式によって生成し、また各フォトダイオードからの検出信号S1A〜S1C及びS2A〜S2Cの合計でなる和信号SSを次式
Figure 0004596232
によって生成する。
そして測定制御部41は、フォーカスエラー信号SFを和信号SSで割った次式
Figure 0004596232
を用いて相対フォーカスエラー信号Eを生成し、これを振幅RA及び和信号SSと共に測定制御部41内のメモリ(図示せず)に一時的に記憶する。
ここで測定制御部41は、相対フォーカスエラー信号Eに基づいて光ピックアップ2の特性を測定することにより、光ディスク毎の反射率の違い等によって変化するフォーカスエラー信号SFの最大振幅(最大値から最小値まで変化する幅)を一定に揃えて処理するようになされている。
同時に測定制御部41は、レーザドップラー速度計45の測定結果に基づいた対物レンズ7から測定用光ディスク43の信号記録面43Aまでの距離ZDを、測定処理部46から取得して測定制御部41内のメモリ(図示せず)に一時的に記憶し、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において測定制御部41は、メモリに一時的に記憶した距離ZDについて、図7(A)に示すように当該距離ZDが所定の距離範囲ZDAを単調増加する区間TAを選択して抽出する。
さらに測定制御部41は、図7(B)〜(D)に示すように、区間TAにおける相対フォーカスエラー信号E及び和信号SSをそれぞれ抽出し、次のステップSP4へ移る。
ステップSP3において測定制御部41は、相対フォーカスエラー信号Eの最大値E5及び最小値E1を検出し、さらに和信号SSが所定の閾値THを超える区間TB内でフォーカスエラー信号と焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる区間TC内における相対フォーカスエラー信号Eの最大値E4及び最小値E2を決定して、次のステップSP4へ移る。
ところで光ディスクドライブ30は、和信号SSが所定の閾値THを超える区間TB内のみでフォーカシング動作を行うようになされている。そこで測定制御部41は、以降の手順において各値の当該区間TB内に対応する部分のみを取り扱うことにより、必要な範囲のみを効率よく処理するようになされている。
次にステップSP4においてフォーカスサーボを開始させた後、測定制御部41は、図7(D)に示すように再生信号SRFの振幅RAの値が最大となるタイミングTmaxを、対物レンズ7の焦点が測定用光ディスク43の信号記録面43Aに最も良く合致している(すなわちジャストフォーカスである)と判断し、このときの焦点ずれ量Dを0と設定し(図7(A))、次のステップSP5へ移る。
ちなみに光ピックアップ2は、振幅RAが最大となるタイミングTmaxにおいて、本来ならば相対フォーカスエラー信号Eが0となるはずであるが、光ピックアップ2に対する光集積素子3の位置や傾きが所定位置からずれて取り付けられていることにより、図7(B)及び(D)に示すように相対フォーカスエラー信号Eが0でない値E3となっている。
なお測定制御部41は、再生信号SRFの信号波形における交流波成分の振幅RA(図6)の代わりに、図8に示すようなトラッキングエラー信号STの振幅RBを用いて、当該振幅RBの値が最大となるときをジャストフォーカスであると判断するようにしても良い。
ステップSP5において測定制御部41は、まず区間TAについて焦点ずれ量Dと相対フォーカスエラー信号Eとを対応させる。
この焦点ずれ量Dと相対フォーカスエラー信号Eとの対応関係は、図9に示す波線及び実線のような曲線となる。
続いて測定制御部41は、区間TCに対応する(すなわち区間最大値E4及び区間最小値E2の間に対応する)部分の曲線(図9の実線部分)を、次式
Figure 0004596232
で与えられる3次多項式を用いて近似し、当該()式の係数a〜dを取得して次のステップSP6へ移る。
このように測定制御部41は、焦点ずれ量Dと相対フォーカスエラー信号Eとの関係を()式のように多項式で表すようにしたことによって、当該多項式をその係数a〜dのみによって正確に再現することができるうえ、相対フォーカスエラー信号Eを基に焦点ずれ量Dを容易かつ正確に算出できるようになされている。
なお近似に用いる多項式については、()式の3次に限らず他の奇数次の多項式を用いるようにしても良い。
ステップSP6において測定制御部41は、後の調整処理で使用する相対フォーカスエラー信号Eの最大値E5及び最小値E1と、特性データとしての()式の係数a〜dとを、光ピックアップ2の製造番号に対応付けた上でデータ蓄積部47(図4)に蓄積し、次のステップSP7へ移って当該光ピックアップ特性測定処理手順を終了する。
このように光ピックアップ特性測定装置40は、個々の光ピックアップ2について、対物レンズ7から測定用光ディスク43の信号記録面43Aまでの距離ZDと相対フォーカスエラー信号Eと再生信号SRFとに基づき、焦点ずれ量Dと相対フォーカスエラー信号Eとの関係を()式で表される3次多項式によって近似して、その係数a〜dを特性データとして蓄積するようになされている。
(4)光ディスクドライブ組立調整処理手順
ところで光ディスクドライブ30(図1)は、上述した光ピックアップ特性測定処理手順(図5)によって光ピックアップ2の特性を測定した後に、組立及び調整が行われるようになされており、そのときの光ディスクドライブ組立調整処理手順について、図10に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
光ディスクドライブ30は、上述した光ピックアップ特性測定手順によって特性を測定された光ピックアップ2や他の種々の部品を組み込まれた状態で、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP11へ移る。
ステップSP11において光ディスクドライブ30は、測定装置20のデータ蓄積部47から読み出される光ピックアップ2の製造番号に対応した近似多項式の係数a〜dを、駆動制御部32の不揮発メモリ32B(図1)に特性データとして記憶する。
そして光ディスクドライブ30は、電源の投入に応じて動作を開始し、さらに測定用光ディスク43がセットされたことを検出すると、次のステップSP12へ移る。
ここで光ディスクドライブ30は、光ディスクがセットされると、光集積素子3から発射光ビームL1を照射しながらアクチュエータ7Aによって対物レンズ7を当該光ディスクとの最遠点から最近点へ動かすようになされており、このとき反射光ビームL2に基づいた和信号SSが所定の閾値THを超える範囲を監視することによって、光ディスク毎に応じた対物レンズ7のおおよそ適切な位置を認識する、いわゆる引き込み動作を行うようになされている。
ステップSP12において光ディスクドライブ30は、引き込み動作によって対物レンズ7を矢印z1方向又はその反対方向に移動させ、このときの相対フォーカスエラー信号Eを取得してその最大値E5B及び最小値E1Bを検出し、次のステップSP13へ移る。
ステップSP13において光ディスクドライブ30は、フォーカスエラー信号SFのゲイン及びオフセット等を制御することによって、このとき検出した相対フォーカスエラー信号Eの最大値E5B及び最小値E1Bが、光ピックアップ特性測定装置40のデータ蓄積部47から読み出される光ピックアップ2の製造番号に対応した最大値E5及び最小値E1と同じ値になるように調整して、次のステップSP14へ移る。
ここで光ディスクドライブ30は、相対フォーカスエラー信号Eの最大値E5B及び最小値E1Bを、光ピックアップ2の特性を測定したときの最大値E5及び最小値E1と同一に揃えることにより、相対フォーカスエラー信号Eの変化する範囲を測定時と同一にすることができるので、当該光ピックアップ2の特性を測定したときの相対フォーカスエラー信号Eと焦点ずれ量Dとの関係(すなわち図9の曲線)を再現することができる。
ステップSP14において光ディスクドライブ30は、光ピックアップ2のフォーカシングやトラッキング(光ディスクの半径方向の移動)に関して所定の微調整を行った後、ステップSP15へ移って当該光ディスクドライブ組立調整処理手順を終了する。
(5)フォーカシング処理手順
かくして光ディスクドライブ組立調整処理手順(図10)によって組立及び調整を完了した光ディスクドライブ30(図1)は、セットされた光ディスク8の再生処理を行う際に特性データ(すなわち係数a〜d)を用いてフォーカシングを行うようになされており、このときのフォーカシング処理手順について、図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
すなわち光ディスクドライブ30の制御部31は、ルーチンRT3の開始ステップから入ってステップSP21へ移る。ステップSP21において制御部31は、セットされている光ディスク8に対して引き込み動作を行って、対物レンズ7をおおよそ適切な(すなわちジャストフォーカスとなるすぐ近傍の)位置に移動し、次のステップSP22へ移る。
ステップSP22において制御部31は、光集積素子3のレーザダイオード11から発射した発射光ビームL1を光ディスク8の信号記録面8Aに照射し、反射した反射光ビームL2を当該光集積素子3のフォトディテクタモジュール17によって検出し、この時点での相対フォーカスエラー信号E11を生成して次のステップSP23へ移る。
ステップSP23において制御部31は、不揮発メモリ32Bから上述の()式の係数a〜dを読み出し、この係数a〜dと相対フォーカスエラー信号E11とを当該()式に適用して演算を行うことによって、焦点ずれ量D11を取得し(図9)、次のステップSP24へ移る。
このとき光ディスクドライブ30は、不揮発メモリ32Bに特性データとして記憶した係数a〜dだけを読み出して()式に適用することによって、焦点ずれ量Dに対して必ずしも線形な関係を持たない相対フォーカスエラー信号Eを用いるにもかかわらず、光ピックアップ2の個別の特性に基づいた正確な焦点ずれ量D11を取得することができる。
ステップSP24において制御部31は、対物レンズ7を焦点ずれ量D11に応じて、所定の位相補償を加えて逆方向に動かすことによって焦点ずれ量を0に制御し、このとき当該対物レンズ7の焦点を光ディスク8の信号記録面8Aに合致させて、次のステップSP25へ移る。
ステップSP25において制御部31は、再生処理を終了する所定の指示等によって当該光ディスク8の再生処理を終了するか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことはまだ光ディスク8の再生処理を続ける必要があることを表しており、このとき制御部31は、ステップSP22へ戻ってステップSP22−SP23−SP24の一連の処理を繰り返す。
このように光ディスクドライブ30は、光ディスク8の再生処理を行う間、取得した相対フォーカスエラー信号Eを近似多項式に適用することによって焦点ずれ量Dを認識し、当該焦点ずれ量Dを0にするように対物レンズ7を移動させるようになされており、その結果、回転することによって面振れを生じている光ディスク8の信号記録面8Aに対して常に最適なフォーカシングを行い続けるようになされている。
一方ステップSP25において肯定結果が得られると、このことは光ディスク8の再生処理を終了する所定の指示等によって当該光ディスク8の再生処理を終了する必要があることを表しており、このとき制御部31は次のステップSP26へ移って当該フォーカシング処理手順を終了する。
(6)動作及び効果
以上の構成において、光ディスクドライブ30は、光ピックアップ2の相対フォーカスエラー信号Eと焦点ずれ量Dとの関係を予め測定しておき、これを特性データとして不揮発メモリ32Bに記憶するようにしたことによって、フォーカシングを行う際に当該特性データと相対フォーカスエラー信号Eとに基づいて正確な焦点ずれ量を取得でき、当該焦点ずれ量を確実に0にするように対物レンズ7を動かすことができるので、その結果最適なフォーカシングを行うことができる。
このとき光ディスクドライブ30は、光ピックアップ2の焦点ずれ量Dと相対フォーカスエラー信号Eとの関係を予め測定した際に、その関係を上述した()式の多項式に近似してその係数a〜dのみを記憶するようにしたことにより、当該関係をわずかな係数のみによって確実に記憶して容易に再現することができるうえ、当該相対フォーカスエラー信号Eを当該()式に適用して演算するだけで、焦点ずれ量Dに対して必ずしも線形な関係を持たない当該相対フォーカスエラー信号Eを用いるにもかかわらず、正確な焦点ずれ量Dを容易に取得することができる。
また光ディスクドライブ30は、その組立誤差などにより個々に異なる光ピックアップ2のそれぞれの特性を予め光ピックアップ特性測定装置40によって測定した上で、それぞれ近似多項式の係数として不揮発性メモリ32Bに記憶するようにしたことにより、光ピックアップ2の個々に異なる特性に影響されることなく、常に正確な焦点ずれ量を取得することができる。
以上の構成によれば、光ディスクドライブ30は、光ピックアップ2の特性を予め個別に測定して特性データとして記憶するようにしたことにより、当該特性データに基づいてフォーカシングを最適に行うことができ、当該光ピックアップ2の特性の個体差に影響されることなく光ディスク8の読み取り精度を向上させることができる。
(7)他の実施例
なお上述の実施の形態においては、意図的な反りを有する測定用光ディスク43を用いた光ピックアップ特性測定装置40によって光ピックアップ2の特性を測定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図4との対応部分に同一符号を付して図12に示す光ピックアップ特性測定装置50のように、測定用光ディスク43に代えて移動装置54に取り付けたミラー53を使用するようにしても良い。
この場合光ピックアップ特性測定装置50は、移動装置54によってミラー53を矢印z3方向の所望する位置へ容易に移動することができるので、手間をかけず容易に光ピックアップ2の特性を測定することができる。
また上述の実施の形態においては、光ピックアップ2の特性を測定する際に(図4)、光ピックアップ2に固定した対物レンズ7を使用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該対物レンズ7に代えて開口率がより低い測定用対物レンズ51(例えば対物レンズ7の開口率0.85に対して開口率0.1)を使用するようにしても良い(図12)。
この場合光ピックアップ特性測定装置50は、測定用対物レンズ51の開口率が低いことによって、図13(A)〜(C)に示すように、移動装置54によるミラー53の矢印z3方向の移動量に対するフォーカスエラー信号SFの変化が緩やかになるために、相対フォーカスエラー信号Eと焦点ずれ量Dとの関係をより高精度に対応づけることができ、その結果一段と高精度な近似多項式を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、光ピックアップ2の特性を測定する際に(図4)、再生信号SRFの振幅RAが最大となるタイミングTmaxに基づいて光ピックアップ特性測定装置40の測定制御部41がジャストフォーカスを判断するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ピックアップ特性測定装置40の1/4波長板6に代えて正常な状態からわずかに傾きを変化させた測定用1/4波長板52を使用し(図12)、光集積素子3のレーザダイオード11を駆動するときのレーザ駆動電流Iを制御部31が監視するようにした上で、当該レーザ駆動電流Iが変化するタイミングをジャストフォーカスであると判断するようにしても良い。
この場合、光ピックアップ特性測定装置50は、光集積素子3のレーザダイオード11から発射光ビームL1を照射してミラー53により反射したときに、正常な状態からわずかに傾きを変化させた測定用1/4波長板52によって反射光ビームL2の一部がレーザダイオード11へ戻るようになされている。
その結果、光ピックアップ特性測定装置50は、レーザダイオード11の出力が常時一定となるように自動調整されているために、ジャストフォーカス時のみ反射光ビームL2がいわゆる戻り光として作用し、図13(D)に示すように、レーザ駆動電流Iが戻り光に相当する分だけ変化するため、ジャストフォーカスを容易に判定することができる。
さらに上述の実施の形態においては、光ピックアップ2の特性を測定する際に(図4)、レーザドップラー速度計45によって対物レンズ7と測定用光ディスク43の信号記録面43Aとの距離ZDを計測するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、レーザ変位計55及び測定処理部56(図11)などの他の種々の測定手段によって当該距離ZDを測定するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、相対フォーカスエラー信号Eと焦点ずれ量Dとの関係を()式の多項式により近似した場合について述べたが(図9)、本発明はこれに限らず、図14に示すように、当該特性を離散的な複数の点によって近似的に表し、線形近似を用いて相対フォーカスエラー信号Eから焦点ずれ量Dを求めるようにしても良い。
すなわち相対フォーカスエラー信号E12(図14)を取得したときに、不揮発メモリ32Bに記憶された離散的な値の中から当該相対フォーカスエラー信号E12を間に挟む2つの値(E6及びE7)を選択し、それぞれに対応する焦点ずれ量Dの値(D6及びD7)と合わせて用いる次式
Figure 0004596232
によって当該フォーカスエラー信号値E12に対応する焦点ずれ量D12を求めることができ、簡易な演算によって制御部31に負荷をかけずに精度良く焦点ずれ量Dを取得することができる。
さらに上述の実施の形態においては、スポットサイズディテクティング法を用いてフォーカシングを行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の手法によってフォーカシングを行うようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、信号生成手段としての制御部31と、特性データ記憶手段としての不揮発メモリ32Bと、制御手段としての制御部31とによって光ディスクドライブを構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の回路構成でなる信号生成手段と、特性データ記憶手段と、制御手段とによって光ピックアップを構成するようにしても良い。
本発明は、光ピックアップを搭載するDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤやBlu-ray Disc(商標)レコーダ等にも適用できる。
光ディスクドライブの全体構成を示すブロック図である。 光集積素子の構成を示す略線的断面図である。 フォトディテクタの構成を示す略線図である。 実施の形態による光ピックアップ特性測定装置の全体構成を示すブロック図である。 光ピックアップの特性測定処理手順を示すフローチャートである。 再生信号の波形を示す略線図である。 実施の形態による各信号の出力波形を示す略線図である。 トラッキングエラー信号の波形を示す略線図である。 実施の形態による相対フォーカスエラー信号と焦点ずれ量との関係を示す略線図である。 実施の形態による光ディスクドライブ組立調整処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態によるフォーカシング処理手順を示すフローチャートである。 他の実施の形態による光ピックアップ特性測定装置の全体構成を示す略線図である。 他の実施の形態による各信号の出力波形を示す略線図である。 他の実施の形態によるフォーカスエラー信号と焦点ずれ量との関係を示す略線図である。 従来の光ディスクドライブの構成を示す略線図である。 従来の反射光ビーム検出の様子(1)を示す略線図である。 従来の反射光ビーム検出の様子(2)を示す略線図である。 従来の反射光ビーム検出の様子(3)を示す略線図である。 従来のフォーカスエラー信号と焦点ずれ量との関係を示す略線図である。
符号の説明
1……光ディスクドライブ、2……光ピックアップ、3……光集積素子、7……対物レンズ、8……光ディスク、8A……信号記録面、11……レーザダイオード、17……フォトディテクタモジュール、30……光ディスクドライブ、31……制御部、32B……不揮発メモリ、40……光ピックアップ特性測定装置、41……測定制御部、43……測定用光ディスク、43A……信号記録面、45……レーザドップラー速度計、46……測定処理部、47……データ蓄積部。

Claims (15)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    上記光ビームを集光して光ディスクの記録面に照射する対物レンズと、
    上記光ビームの焦点から上記記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、上記光ビームが上記記録面で反射されてなる反射光ビームの光量の変化に基づいて生成する信号生成部と、
    上記光源、上記対物レンズ及び上記信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、上記光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と上記光ビームの焦点から上記測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、上記光ビームが上記測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより上記対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示した特性データを記憶する特性データ記憶部と、
    上記信号生成部により生成した上記フォーカスエラー信号及び上記特性データ記憶部から読み出した上記特性データに基づいて上記焦点ずれ量を逐次算出し、当該焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動部へ供給することにより上記対物レンズを移動させフォーカスサーボを行う制御部と
    を有する光ディスクドライブ。
  2. 上記光源は、レーザでなり、
    上記特性測定装置は、上記光源が上記光ビームの出力を常に一定とするように自動光量制御すると共に、上記測定反射光ビームが当該光源に入射するようになされ、
    上記特性データ記憶部は、上記特性測定装置に組み込まれた上記光ヘッド装置において上記測定反射光ビームが上記光源に戻ることにより上記光源の駆動電流が一時的に変動するときを、上記測定反射光ビームの焦点が上記測定用ディスクの記録面に合焦する上記測定焦点ずれ量の上記ゼロ点として設定されている
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  3. 上記特性データ記憶部は、
    上記特性測定装置に組み込まれた上記光ヘッド装置においてトラッキングエラーを検出するためのプッシュプル信号又は上記再生信号の振幅が最大となるときを、上記測定反射光ビームの焦点が上記測定用ディスクの記録面に合焦する上記測定焦点ずれ量の上記ゼロ点として設定されている
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  4. 上記反射光ビームの光量に基づいた所定の和信号を生成する和信号生成部を有し、
    上記特性データは、上記特性測定装置において上記測定和信号を用いて自動利得制御処理を行った上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との実際の関係でなり、
    上記制御部は、上記和信号を用いて自動利得制御処理を行った上記フォーカスエラー信号及び上記特性データに基づいて上記焦点ずれ量を算出する
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  5. 上記特性データは、上記フォーカスエラー信号と上記焦点ずれ量との実際の関係を近似した多項式の係数でなり、
    上記制御部は、上記特性データ記憶部に記憶された上記係数を上記多項式に適用して上記焦点ずれ量を算出する
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  6. 上記特性データは、離散的な複数の値であって、
    上記特性データ記憶部は、上記離散的な複数の値を記憶し、
    上記制御部は、上記焦点ずれ量を算出する際に、上記記憶された上記離散的な複数の値に基づいて線形近似を行う
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  7. 上記反射光ビームの光量に基づいた所定の和信号を生成する和信号生成部を有し、
    上記制御部は、
    上記フォーカスサーボを行う前に、粗調整として上記和信号及び上記フォーカスエラー信号をそのまま用いて上記記録面に上記光ビームの焦点をおおよそ合致させる
    請求項1に記載の光ディスクドライブ。
  8. 光ビームを出射する光源と、
    上記光ビームを集光して光ディスクの記録面に照射する対物レンズと、
    上記光ビームの焦点から上記記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、上記光ビームが上記記録面で反射されてなる反射光ビームの光量の変化に基づいて生成する信号生成部と、
    上記光源、上記対物レンズ及び上記信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、上記光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と上記光ビームの焦点から上記測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、上記光ビームが上記測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより上記対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示した特性データを記憶する特性データ記憶部と
    を有し、
    所定の制御部により、上記信号生成部により生成した上記フォーカスエラー信号及び上記特性データに基づいて上記焦点ずれ量を逐次算出させ、当該焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動手段へ供給することにより上記対物レンズを移動させフォーカスサーボを行わせる
    光ヘッド装置。
  9. 上記特性データは、上記フォーカスエラー信号と上記焦点ずれ量との実際の関係を近似した多項式の係数でなる
    請求項8に記載の光ヘッド装置。
  10. 上記特性データは、離散的な複数の値であって、
    上記特性データ記憶部は、上記離散的な複数の値を記憶する
    請求項8に記載の光ヘッド装置。
  11. 光源から出射されて対物レンズにより集光される光ビームの焦点から光ディスクの記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を、上記光ビームが上記記録面で反射された反射光ビームの光量の変化に基づいて生成する信号生成ステップと、
    上記光源、上記対物レンズ及び上記信号生成部が取り付けられた状態の光ヘッド装置を所定の特性測定装置に取り付けたときに得られた、上記光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離を表す測定焦点ずれ量と上記光ビームの焦点から上記測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号との関係を、上記光ビームが上記測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量に基づいた測定和信号が所定の閾値を超えることにより上記対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて示し所定の特性データ記憶部に予め記憶された特性データとして読み出す特性データ読出ステップと、
    上記信号生成ステップにより生成した上記フォーカスエラー信号及び上記特性データに基づいて上記焦点ずれ量を逐次算出する焦点ずれ量算出ステップと、
    上記算出した焦点ずれ量を所定の対物レンズ移動部へ供給することにより上記対物レンズを移動させフォーカスサーボを行う制御ステップと
    を有するフォーカス調整方法。
  12. 光ヘッド装置の光源から出射され対物レンズにより集光された光ビームが所定の測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームの光量の変化を基に、上記光ビームの焦点から上記測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号を生成させると共に、上記測定反射光ビームの光量に基づく測定和信号を生成させる信号生成部と、
    上記光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離である測定焦点ずれ量と上記測定フォーカスエラー信号との関係を、上記測定和信号が所定の閾値を超えることにより上記対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて表し、上記光ヘッド装置が所定の制御部により所定の光ディスクに対するフォーカスサーボを行う際に上記光ビームの焦点から上記光ディスクの記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を基に現実の上記焦点ずれ量を逐次算出させるための特性データを生成する特性データ生成部と
    を有する特性データ生成装置。
  13. 上記光ヘッド装置は、上記光源が上記光ビームの出力を常に一定とするよう制御する自動光量制御部をさらに有し、
    上記光源は、レーザでなると共に上記測定反射光ビームが入射されるよう設けられ、
    上記特性データ生成部は、上記測定反射光ビームが上記光源に戻ることにより上記光源の駆動電流が一時的に変動するときを、上記測定反射光ビームの焦点が上記測定用ディスクの記録面に合焦する上記測定焦点ずれ量の上記ゼロ点として設定する
    請求項12に記載の特性データ生成装置。
  14. 上記信号生成部は、上記測定フォーカスエラー信号及び上記測定和信号に加えてトラッキングエラーを検出するためのプッシュプル信号を生成させ、
    上記特性データ生成部は、
    上記プッシュプル信号又は上記再生信号の振幅が最大となるときを、上記測定反射光ビームの焦点が上記測定用ディスクの記録面に合焦する上記測定焦点ずれ量の上記ゼロ点として設定する
    請求項12に記載の特性データ生成装置。
  15. 光ヘッド装置の光源から出射され対物レンズにより集光された光ビームが所定の測定用ディスクの記録面で反射されてなる測定反射光ビームにおける光量の変化を基に、上記光ビームの焦点から上記測定用ディスクの記録面までの距離に応じて変化する測定フォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成ステップと、
    上記測定反射光ビームの光量に基づく測定和信号を生成する和信号生成ステップと、
    上記光ビームの焦点が所定の測定用ディスクの記録面に合焦するときをゼロ点とし当該光ビームの焦点から当該記録面までの距離である測定焦点ずれ量と上記測定フォーカスエラー信号との関係を、上記測定和信号が所定の閾値を超えることにより上記対物レンズのフォーカス動作を行う範囲を表し、かつ上記測定フォーカスエラー信号と上記測定焦点ずれ量との関係が単調増加あるいは単調減少となる範囲のみについて表し、上記光ヘッド装置が所定の制御部により所定の光ディスクに対するフォーカスサーボを行う際に上記光ビームの焦点から上記光ディスクの記録面までの距離である焦点ずれ量に応じて変化するフォーカスエラー信号を基に現実の上記焦点ずれ量を逐次算出させるための特性データを生成する特性データ生成ステップと
    を有する特性データ生成方法。
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