JP4594044B2 - 液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードおよびそのようなセンサカードを製造する方法 - Google Patents

液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードおよびそのようなセンサカードを製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、互いにフィルム状(sheetlike fashion)に接合されたフィルム(film)からなる、液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードに関する。さらに本発明は、そのようなセンサカードを製造する方法に関する。
この種類のセンサカードは、液体試料や気体試料に化学的に分析する測定器具もしくは分析装置で用いられ、気相または液相試料中に含まれる種々の分析物の定量が可能である。このような分析装置は、医療技術、プロセス監視、ならびに食品分析および環境分析の分野でますます多く使用されている。
この分析装置の主要な用途をなしているのは、医療診断分野におけるPOC(ポイント オブ ケア)検査の一環として行われる体液のパラメータの分析である。急病患者や難病患者の治療においては、治療医にとって重要なのは、たとえば患者の血液の生理学的パラメータに関する正確な情報を迅速かつ容易に得ることである。血液のパラメータには、血液ガス(pO2、pCO2、pH)、電解質(Na、K、Ca、Cl)、血液の導電性、これから派生してヘマトクリットおよび代謝物(ブドウ糖、乳酸、尿素、クレアチン)がある。また分析場所は中央試験所から、次第に患者の近傍に移行している。それゆえ分析は必ず専門の試験所員が実施するということはなくなり、患者の世話を見る人員でも実施できる。そうすることによって著しく時間を節約でき、その結果としてより迅速かつ効率的な患者の治療が可能になる。
それゆえ、この目的に使用する分析装置を開発する際に特に重要なのは、機器類が簡単かつ安全に操作でき、複雑で時間のかかる保守作業が必要なく、患者当りの分析コストをできるだけ低く押さえることである。この課題のために使用される臨床的分析装置はすでに多種類ある。それらは分析物の測定に、主として電気化学的センサを用いる。若干の装置では、電極体、内部電解質および分析物選択性膜からなる慣用的な構造のセンサが用いられる。これらの装置は寿命は長いが、保守が頻繁で時間もかかる。
最近の分析装置は、保守がいらないフィルム状のセンサを使用する傾向にあり、これらのセンサは特に薄膜技術および厚膜技術を用いた方法で大量生産できる。それぞれ分析物を特異的に決定できる複数のセンサを基体上に設ける。貫流セルにおいて分析物の濃度を求めるために、センサを通して校正液と液体試料を入れる。
1998年6月4日〜7日、フランスのニッツァで開催された国際臨床化学・実験医学連盟(IFCC)の第17回国際シンポジウムの機会に、いわゆる複合マトリクス膜技術(DMM)を利用した新世代のセンサカードが発表された。複合マトリクス膜を具備した公知のセンサカードは、使用位置において調べようとする液体試料に対向する開口部を付けたセンサフィルムを有している。フィルムの液体試料と反対側には、銀/塩化銀からなる導電路(conductor track)が印刷されたカバーフィルムが配置されており、導電路はセンサフィルムに対向している。センサフィルムとカバーフィルムとの間には、イオン選択性DMMセンサのための支持材料が配置されている。DMMセンサは一方ではセンサフィルム内に設けた開口部と接し、他方ではカバーフィルム上の導電路の1つと接している。この配置構成ではフィルムとセンサは接合されており、センサフィルム内の開口部はセンサ面積よりも小さくなるように形成されている。そのため開口部の縁がセンサの縁を押し下げ、その結果として開口部の縁が高くなっている。電気の引き出しは直接導電路で行われる。この目的のために導電路は、カバーフィルムの縁まで延びている。カバーフィルムはセンサフィルムよりも大きく形成されているので、導電路の一部はセンサフィルムによって覆われず、電気を引き出すことができる。
分析装置の内部で公知のDMMセンサカードは、1つ以上の溝を設けたプレートとフィルム状に接合されている。この接合により液体試料のための流路が生じる。流路は、一方では溝の壁に仕切られ、他方ではDMMセンサカードのセンサフィルムによって仕切られている。センサフィルムの開口部は流路に向いているので、流路を流れる液体試料でセンサを濡らすことができる。この公知のDMMセンサカードの短所は、プレート内部の流路の確実な密封が保証されないことである。
本発明の課題は、液体試料のための流路の確実な密封を保証する、液体試料中の分析物を決定するためのセンサカード、ならびにそのようなセンサカードを製造する方法を提供することである。
この課題は、本発明により請求項1又は16に記載された特徴によって解決される。本発明の有利な実施の形態が従属請求項に記載されている。
本発明による液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードは、互いにフィルム状に接合されたフィルムを有している。液体試料に対向しているフィルムはセンサフィルムと呼ばれ、開口部を具備している。この関連において液体試料に対向しているとは、流路内でセンサフィルムが液体試料と接触するということを意味する。すなわち、センサカードは、すでに従来技術を参照して記したように、溝を設けたプレートと後でフィルム状に接合される。さらにセンサカードは、試料と反対側にカバーフィルムを有している。したがってカバーフィルムは試料とは接触しない。またカバーフィルム内には電気を引き出すための開口部が設けられている。さらにセンサカードは、センサフィルムとカバーフィルムとの間に配置された少なくとも1つのセンサを有している。センサとして考慮の対象となるのは、ポテンショメトリ式、アンペロメトリ式またはコンダクトメトリ式の分析物に特異的なセンサである。本発明ではセンサフィルムとカバーフィルムとの間に少なくとも1つの中間フィルムが設けられている。中間フィルム内にはくりぬき部が設けられており、これらのくりぬき部の1つにセンサが配置されている。
本発明によるセンサカードの長所は厚さが均一であり、形状が波打つのが避けられる点である。その理由は、センサフィルムとカバーフィルムの間にセンサを配置したために発生する隆起が、中間フィルムのくりぬき部にセンサを配置することによって補正されるからである。このように平坦に形成されたセンサカードは、溝を付けたプレートに特別単純かつ確実にフィルム状に固定できるため、流路の高い密封性が保証されている。さらに本発明によるセンサカードは、非常に薄く形成されており、非常に多数のセンサを収容でき、しかも廉価に製造可能であるという利点を提供する。
本発明によるセンサカードの特に有利な実施の形態において、中間フィルムの厚さがセンサの厚さと等しいか、それより大きくなるように選択されている。前者の場合は絶対的に平坦なセンサカードが得られるが、後者の場合は内側に向かって比較的小さい湾曲が生じることがある。しかしこれは公知のDMMセンサカードで生じるように湾曲が迫り出すのに比べると好都合である。
本発明の別の好適な実施の形態では、カバーフィルム内の開口部から電気をできるだけ簡単かつ確実に引き出すことができるように、開口部に硬化した導電性ペーストが充填されている。これは好ましくはカーボンペーストであってよい。
本発明によるセンサカードの好適な実施の形態において、センサがイオン選択性センサとして構成されている。イオン選択性センサは、一方ではカバーフィルム内に設けた開口部の1つを通して電気を引き出すことが可能であり、他方ではセンサフィルム内に設けた開口部の1つを通して液体試料で濡らすことができる。
本発明のさらに別の実施の形態において、イオン選択性センサの電気を引き出すための開口部が、センサフィルム内に設けた開口部に対してずらして配置されている。ここでは「ずらして」とは、センサカードの平面図でカバーフィルムの開口部とセンサフィルムの開口部とが互いに間隔を置いて配置されていることを意味する。この場合、両者の開口部が重ならないことが好ましい。
本発明によるセンサカードの別の実施の形態では、イオン選択性センサがくりぬき部内に入った支持材料を有している。支持材料として考慮の対象となるのは、たとえば吸収性の紙である。支持材料は、センサフィルムの開口部の範囲でイオン選択性試験混合物により活性化もしくは機能化されている。この場合、試験混合物はセンサフィルム内の開口部を完全に充満するので、イオン選択性センサはセンサフィルムに対して確実に密封されている。
特に好適な実施の形態において、イオン選択性センサの支持材料は、電気を引き出すための開口部に対向する側に導電性被覆を有している。この導電性被覆はイオン選択性センサを電気的に接続する働きをし、カバーフィルム内の開口部から確実に電気を引き出すことを保証している。
本発明の特に好適な実施の形態において、センサフィルムは中間フィルムに対向して印刷された導電路を有している。このような導電路は、たとえばスクリーン印刷法によって設けることができ、同様にカーボンペーストからなってよい。スクリーン法によって特に扁平な導電路を形成することもできるが、このような導電路は本発明の課題の解決に同様に貢献する。導電路は、それぞれ電気を引き出すための開口部と、中間フィルム内に設けた少なくとも1つを通して電気を引き出すことが可能である。この実施の形態では、層間接続という言葉を用いることができる。これは公知のDMMセンサカードで側方から電気を引き出すよりも簡単で、スペースが節約される。
本発明によるセンサカードの別の実施の形態において、センサは気体センサとして構成されている。この気体センサは、センサフィルム上の第1の導電路および第2の導電路と接触している。さらに気体センサは、センサフィルム内に設けた開口部の1つを通して試料と接触できる。
本発明によるセンサカードの別の実施の形態において、気体センサは二酸化炭素センサであり、センサフィルムに対向する被覆、好ましくは銀/塩化銀感応材料とpH感応材料とからなる印刷を具備した支持フィルムからなる。
本発明の別の実施の形態では、気体センサは酸素センサである。この酸素センサは、センサフィルムに対向して、作用電極に適した材料と基準電極に適した材料の皮膜が設けられた、好ましくは印刷された支持フィルムからなる。
本発明の別の有利な実施の形態に従い、センサは導電性センサである。この導電性センサは、中間フィルムの、センサフィルムに対向した側に、互いに間隔を置いて印刷された2つの導電性の回路区分を有している。これらの回路区分は、たとえば導電路のようにスクリーン印刷によって設けることができ、乾燥したカーボンペーストからなることができる。一方の回路区分はセンサフィルム上の第1の導電路と接触し、他方の回路区分はセンサフィルム上の第2の導電路と接触している。導電性センサは、センサフィルム内の開口部を通して液体試料で濡らして導電接続して、液体試料の導電性を求めることができる。
十分な換気を保証するために、センサカードの有利な実施の形態において、中間フィルム内に設けたくりぬき部の少なくとも1つに換気膜が配置されている。換気膜は一方ではセンサフィルム内の換気口に隣接し、他方ではカバーフィルム内の換気口に隣接している。
分析装置において、センサフィルムを固定したプレートの内部で、互いに分離した2つの流路を細い通路で接続するれば好都合なケースもあるが、通路をプレート自体に形成するのはかなりコストがかかるであろう。このような通路を形成するために、本発明によるセンサカードの特に好適な実施の形態において、中間フィルム内のくりぬき部の1つが縦長に形成されており、しかもこの縦長のくりぬき部は、センサフィルム内に設けた少なくとも2つの独立した開口部と流動接続している。したがってセンサフィルム内の開口部の1つを通して液体または気体、たとえば試験溶液が、縦長のくりぬき部に到達でき、そこでセンサフィルム内に設けた両開口部の第2の開口部から再び流出できる。このことは、たとえば試験溶液の流路を液体試料の流路と接続するのに利用できる。試験溶液と液体試料との流路を接続する必要があるのは、たとえば測定中に袋に入れて提供可能な基準電極の内部電解質を、試験溶液の流路を通って試料流路に間欠的に供給しなければならない場合である。
本発明によるセンサカードの特に好適な実施形態において、センサフィルム内に設けた2つの独立した開口部が同様に縦長に形成されていて、中間フィルム内に設けた縦長のくりぬき部に対して横断方向に、好ましくは直角に延びている。このことは、センサフィルム内の縦長の開口部と、中間フィルム内の縦長のくりぬき部が、実際に所望した通りに流動接続することを保証する。センサフィルム内に点状開口部を設けた場合はフィルムを上下に重ねる際のわずかな公差を守らなければならないであろうが、センサフィルム内に縦長の開口部を設けた場合はフィルムが互いに比較的大きくずれても重大ではない。なぜならば、縦長の開口部は縦長のくりぬき部と複数の点で重なることができるからである。それによりセンサカードの製造は簡単になる。
本発明に従い互いにフィルム状に接合されたフィルムからなる、液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードを製造するための方法は、次の方法段階を有している。最初に開口部を付けたセンサフィルムと、電気を引き出すための開口部を付けたカバーフィルムと、くりぬき部を設けた中間フィルムとを用意する。次に中間フィルムのくりぬき部の1つに少なくとも1つのセンサまたはセンサの一部を配置する。次いで上下に重ねたフィルムを互いにフィルム状に接合する。このときセンサフィルムとカバーフィルムの間に中間フィルムを配置する。
本発明の方法は、2つの変化例を設けている。すなわち、完成したセンサか、または後続の方法段階で完成されるセンサの部分のみを中間フィルムのくりぬき部に配置できる。完成したセンサの代わりに、センサの支持材料(すでに電極を具備してもよい)だけを中間フィルムに入れることもできる。次にフィルムを接合した後で、活性化もしくは機能化する。支持材料は種々異なる材料からなることができる。活性化もしくは機能化は、センサフィルム内に設けた開口部を通して支持材料の上に、活性化または機能化の働きをする1種類以上の別の材料を塗布することによって行うことができる。完成したセンサを組み入れるのは、簡単に製造できる点が長所であるが、なお活性化もしくは機能化しなければならないセンサの部分を組み入れるのは、このセンサ部分に活性化もしくは機能化のための材料を塗布することによって、完成したセンサがセンサフィルムに対して確実に密封されるという長所がある。
本発明による方法の特に好適な実施の形態において、少なくともフィルムの1つ、すなわちセンサフィルムまたはカバーフィルムを、センサまたはセンサの部分をくりぬき部の1つに配置する前に、中間フィルムと一部フィルム状に接合する。このような方法により、センサを中間フィルムのくりぬき部の内部により簡単に配置することが可能になる。なぜならば、一部固定されたカバーフィルムまたはセンサフィルムによってセンサが脱落することが防止されるからである。
別の特に有利な実施の形態において、センサフィルムもカバーフィルムも、センサまたはセンサの部分をくりぬき部の1つに配置する前に、中間フィルムと一部フィルム状に接合する。その利点は、上述した実施の形態で挙げた利点と並んで、フィルムの開口部とくりぬき部を完全に接合する前にも、互いに正しく配置されているか確認できることである。
本発明による方法の別の実施の形態は、センサフィルムを用意する前に、センサフィルムの中間フィルムに対向すべき側に導電路を、好ましくはスクリーン印刷法で印刷することを特徴とする。スクリーン印刷は、特に扁平な導電路の形成を可能にする信頼できる方法である。
本発明の別の実施の形態では、中間フィルムを用意する前に、中間フィルムのセンサフィルムに対向すべき側に回路区分を、好ましくはスクリーン印刷法で印刷する。スクリーン印刷は、製造によりカバーフィルムの中間フィルムに対向した側でも追求される。原理的に中間フィルムの両側と、カバーフィルムおよびセンサフィルムの内側に印刷できる。フィルムの接合は、接着、高温ラミネート、加熱溶接または高周波溶接により行うと好都合である。
センサカードの若干またはすべてのフィルムを局所的にくりぬいて、センサカードの周囲と一緒に別の機能を可能にし、しかも本発明によるセンサカードを溝付きプレートに正確に位置決めすることを可能にすることができる。
センサカードは、必要ならばセンサフィルムの若干の開口部を充填して、センサを活性化もしくは機能化できるように位置決めすることが可能である。イオン選択性センサ用に、相応の試験混合物(カクテル)を塗布できる。種々のイオン選択性センサに対応するそれぞれのイオン選択性試験混合物(カクテル)を、当該開口部中の支持材料の上に滴下して乾燥させる。気体センサ用の気体透過膜も適量を滴下して乾燥させることができる。フィルムを最終的に接合する前に機能的皮膜を直接センサインレイに塗布することも考えられる。活性化もしくは機能化のために、その他の材料または追加の材料、たとえばバイオセンサに使用される材料も同様に塗布できる。
センサカードは、中間フィルムに組み込むセンサの種類と数を分析しようとする物質に応じて調整することにより、分析課題に簡単に適応させることができる。この観点でセンサカードの構造は、モジュール構造と見なされる。さらに、センサを埋め込みセンサとして中間フィルムのくりぬき部に挿入する代わりに、別のセンサを中間フィルムに直接押し付けることも可能である。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1には本発明によるセンサカード2の実施の形態が平面図で示されているが、センサカード2の構造は見やすさの理由から図2に基づいて説明する。
センサカード2はセンサフィルム4とカバーフィルム6を有しており、センサフィルム4は測定時には分析しようとする液体試料(図示せず)に対向しているのに対し、カバーフィルム6は液体試料とは反対側に向いている。センサフィルム4とカバーフィルム6との間に中間フィルム8が配置されている。この実施の形態ではフィルム4、6、8は、厚さ80〜120μmで互いにフィルム状に接合されたポリエステルフィルムである。
センサフィルム4は1列に配置された開口部10〜24を有している。さらにセンサフィルム4内には相互に間隔を置いて配置された2つの縦長開口部26、28と換気口29が設けられている。
また、センサフィルム4の中間フィルム8に対向する側に印刷された導電路(破線で示す)が設けられている。この場合、開口部16〜24の上方にはそれぞれ1つの導電路30が配置され、開口部16、18、22および24の下方にはそれぞれ1つの別の導電路32が配置されている。そのほかに、開口部10の上方には基準電極用の別の導電路34が配置されている。
中間フィルム8は複数のくりぬき部36、38、40、42および44を有している。さらに縦長くりぬき部46が設けられている。この実施の形態では方形に形成されているくりぬき部36内にはイオン選択性センサ48が配置されているが、くりぬき部38には気体センサ、すなわち酸素センサ50と二酸化炭素センサ52が挿入されている。円形くりぬき部44の内部には換気膜54が設けられている。
さらに、中間フィルム8上には2つの導電性センサ56が配置されている。導電性センサ56はそれぞれ2つの互いに間隔を置いて配置された導電性の回路区分58、60を有しており、それらはセンサフィルム4に対向した側に印刷されている。中間フィルム8の当該側には、基準電極として機能する縦長の回路区分62が印刷されている。
また、カバーフィルム6内には、電気を引き出すための複数の換気口64、66と換気口68が設けられている。
センサカード2はプレート74と接合されている(図1a)。プレート74は分析装置もしくは測定器具の内部で別の部品と共に交換可能なユニット(ディスポーザブル)を形成している。センサカード2をプレート74上に正確に位置決めするために、センサカード内に位置決め用孔79が設けられており、プレートに設けられたピンがはめ込まれる。
センサカード2は、センサフィルム4がプレート上に乗るようにプレート74と接合している。プレート74は側方が開いた少なくとも1つの通路76を有しているが、これは溝によって形成できる。それによって液体試料用の流路78が作られる。流路78は一方ではプレート74の通路76の壁によって仕切られ、他方ではセンサフィルム4の内側で仕切られている。この場合、流路78はセンサフィルム4内で1列に配置された開口部10〜24に沿って延びていて、液体試料または気体試料はその下に位置するセンサ48、50、52、56と接触できる。
センサフィルム4内で互いに間隔を置いて配置された2つの独立した開口部26および28は、中間フィルム8内に設けた縦長のくりぬき部46のそれぞれ一部分と流動接続しているので、液体または気体、たとえばイオン選択性センサの基準電極の内部電解質である試験溶液や、場合によっては試料液も1つの開口部26もしくは28から縦長のくりぬき部46を通って別の開口部28もしくは26に流れることができる。2つの縦長の開口部26、28は、図1に示すように、それぞれ中間フィルム8内に設けた縦長のくりぬき部46に対して横断方向に、好ましくは直角に延びていることが好都合である。
さらにセンサカードは、ディスポーザブル内に設けられた液体袋(図示せず)を開くための操作部材(図示せず)が係合する領域81を有している。この領域81ではセンサフィルム4は深絞りされているが、中間フィルム8とカバーフィルム6内には開口部82が設けられている。そうすることによって、センサカードのこれらの領域と係合する操作部材は、操作されない限りセンサカードに圧力をかけることがない。
以下に、この実施の形態の作用方式と利点を図3〜図5に基づいて説明する。
図3はセンサフィルム4とカバーフィルム6との間に配置されたイオン選択性センサ48を示している。支持材料48′からなるイオン選択性センサ48は、開口部12の領域でイオン選択性試験混合物(カクテル)48″によって活性化または機能化されている。イオン選択性カクテルは開口部を完全に充填し、センサフィルムに対してセンサを密封する。
イオン選択性センサ48の支持材料48′は中間フィルム8に設けたくりぬき部36の内部に配置されているので、イオン選択性センサ48の領域内のセンサカード2は、センサが設けられていない他の領域におけるより厚くない。この目的のために中間フィルム8の厚さは、センサの支持材料の厚さに等しくなっている。したがってセンサカードは、厚みが均一であるという利点を有している。このように扁平に形成されたセンサカード2は、溝を付けたプレートに特に簡単かつ確実にフィルム状に固定できる。センサカード2はこの溝により流路を形成しているので、流路の高い密封性が保証されている。同様のことは後に説明する他のセンサと、同じく図3に示されている換気膜54にも該当する。
イオン選択性センサ48は、カバーフィルム6内でセンサ48に対向している開口部66を通して電気を引き出して、分析装置の評価ユニット(図示せず)に相応の信号を伝達することができる。さらにイオン選択性センサ48は、電気を引き出すための開口部66に対向した側に導電性被覆70を有しており、これが電気の引き出しを容易にする。他方の側ではセンサフィルム4内に設けた開口部12の領域でイオン選択性センサ48を液体試料(図示せず)で濡らすことができる。
図3および図1に見られるように、センサフィルム4内に設けた開口部12は電気を引き出すための開口部66に対してずらして配置されている。電気を引き出すための開口部66は、カバーフィルム内の他の開口部64、66と同様に、硬化した導電性ペースト67、すなわちカーボンペーストで充填されており、これが引き出しを簡単でより確実にする。見やすさの理由から、ペースト67は図3の開口部66にのみ例として略字した。
図3の下に示した換気膜54は、中間フィルム8内のくりぬき部44に入っている。換気膜54はセンサフィルム側では換気口29に隣接し、カバーフィルム側では換気口68に隣接している。換気口68は換気の働きをするが、電気を引き出す働きはしないので、カーボンペーストは充填されていない。換気膜54は、すべてのセンサと同じく、付属している開口部29よりも大きく形成されているので、中間フィルム8のくりぬき部44内に確実に入る。
図4は、センサフィルム4とカバーフィルム6との間に配置された、二酸化炭素センサ52の支持材料52′を示している。ここでは二酸化炭素センサ52の支持材料52′は、中間フィルム8のくりぬき部38の内部に配置されているので、センサカード2全体の厚さに関して、図3に基づいて説明した利点が同様に生じる。二酸化炭素センサ52は一方の側ではセンサフィルム4上の第1の導電路30と接触し、他方の側ではセンサフィルム4上の第2の導電路32と接触している。導電路30からカバーフィルム6内の開口部64と中間フィルム8内のくりぬき部40を通して電気を引き出すことができるが、導電路32の電気の引き出しはカバーフィルム6内の開口部66と中間フィルム8内のくりぬき部42を通して行うことができる。ここでも層間接続という言葉を用いることができる。くりぬき部40および42もカーボンペーストで充填されているが、これは上記の理由から図示されていない。
二酸化炭素センサ52の支持材料52′は、センサフィルム4に対向する被覆、好ましくは銀/塩化銀感応材料とpH感応材料とからなる印刷を有している。被覆上には活性化材料または機能材料として、内部電解質52″と気体透過膜52″が設けられている。内部電解質52″と気体透過膜52″はセンサフィルム4内の開口部18を充填している。
電気の引き出しが裏から、つまりカバーフィルムを通して行われる一方で、二酸化炭素センサ52はセンサフィルム4に対向する側で、センサフィルム4内の開口部18を通して試料と接触できる。
図5は導電性センサ56(図2)の断面図である。図3および図4に基づいて説明した2つのセンサと異なり、導電性センサ56はセンサインレイとして構成されてはおらず、冒頭に記載した回路区分58と60からなる。これらの回路区分は中間フィルム8のセンサフィルム4に対向した側に印刷されている。この場合、一方の回路区分58はセンサフィルム4上にある第1の導電路30と接触しており、他方の回路区分60はセンサフィルム4上にある第2の導電路32と接触している。第1の導電路30はカバーフィルム6内の開口部64と中間フィルム8内のくりぬき部40を通して電気を引き出すことができるが、第2の導電路32の電気の引き出しはカバーフィルム6内の開口部66と中間フィルム8内のくりぬき部42を通して行うことができる。くりぬき部40および42もカーボンペースト(図示せず)で充填されている。
2つの回路区分58、60はセンサフィルム4の内部で開口部24の後ろに延びており、したがって開口部24を通して液体試料で濡らすことができる。両回路区分58、60は開口部24に進入する液体によって導電接続されるので、液体試料の導電性を求めることができる。
以下に、本発明による方法を図2に基づいて説明する。最初に図2に示したフィルム、すなわちセンサフィルム4、カバーフィルム6および中間フィルム8を図示のように用意して配置する。その後で、完成したセンサまたはセンサインレイとして形成されているセンサ48、50、52の活性化もしくは機能化すべき部分を、中間フィルム8内に対応して設けたくりぬき部36、38内に配置する。次いで上下に重ねて配置したフィルム4、6、8を互いにフィルム状に接合する。原理的に中間フィルムの両側と、カバーフィルムおよびセンサフィルムの内側に印刷できる。フィルムの接合は、接着、高温ラミネート、加熱溶接または高周波溶接により行うことができる。センサインレイを挿入する前にフィルム4、6、8を部分的に互いに接合すると、センサの挿入は特に簡単に形成できる。これは、たとえばフィルム4、6、8の下側の縁72(図2)を積層することによって行う。
まだ完成していないセンサの支持材料のみをくりぬき部に挿入すると、フィルムを接合した後に初めてセンサは活性化または機能化される。このためにセンサを活性化または機能化するために、センサフィルム内の開口部を通してそれぞれのセンサの支持材料に分析物に特異的な種々異なる試験溶液を塗布して乾燥させる。
本発明によるセンサカードの実施の形態の平面図である。 センサカードと表面構造を設けたプレートを有する配置構成の平面図である。 図1に示したセンサカードの分解斜視図である。 図1のA−Aで断面した部分の拡大図である。 図1のB−Bで断面した部分の拡大図である。 図1のC−Cで断面した部分の拡大図である。
符号の説明
4 センサフィルム
6 カバーフィルム
8 中間フィルム
10−24,26,28,29 開口部
36,38,40,42,44,46 くりぬき部
48,50,52,56 センサ

Claims (22)

  1. 互いにフィルム状に接合されたフィルムからなる、液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカードにおいて、
    試料と対向する側にあって開口部(10−24、26、28、29)を付けたセンサフィルム(4)と、
    試料とは反対側にあって電気を引き出すための開口部(64、66)を付けたカバーフィルム(6)と、
    センサフィルム(4)とカバーフィルム(6)の間に配置された少なくとも1つのセンサまたはセンサ(48、50、52)の部分とを有しており、
    しかも前記センサフィルム(4)と前記カバーフィルム(6)との間に、くりぬき部(36、38、40、42、44、46)を付けた少なくとも1つの中間フィルム(8)が設けられていて、センサ(48、50、52)が当該くりぬき部(36、38、40、42、44、46)の1つに配置されていることを特徴とする、液体試料または気体試料中の分析物を決定するためのセンサカード。
  2. 一部中間フィルム(8)の厚さがセンサまたはセンサ(48、50、52)の部分の厚さより大きいか等しいことを特徴とする、請求項1記載のセンサカード。
  3. 電気を引き出すための開口部(64、66)に硬化した導電性ペースト(67)が充填されていることを特徴とする、請求項1または2記載のセンサカード。
  4. 前記センサがイオン選択性センサ(48)であり、当該センサが一方ではカバーフィルム(6)内に設けた開口部(66)の1つを通して電気を引き出すことが可能であり、他方ではセンサフィルム(4)内に設けた開口部(10、12、14、20)の1つを通して液体試料または気体試料と接触できることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のセンサカード。
  5. カバーフィルム(6)内に設けた電気を引き出すための開口部(66)が、センサフィルム(4)内に設けた開口部(10、12、14、20)に対してずらして配置されていることを特徴とする、請求項4記載のセンサカード。
  6. イオン選択性センサ(48)がくりぬき部(36)内に入った支持材料(48′)を有しており、当該支持材料がセンサフィルム(4)内に設けた開口部(10、12、14、20)の範囲でイオン選択性試験混合物(48″)により活性化されていることを特徴とする、請求項4または5記載のセンサカード。
  7. 前記支持材料が電気を引き出すための開口部(66)に対向する側に導電性被覆(70)を有していることを特徴とする、請求項6記載のセンサカード。
  8. センサフィルム(4)が中間フィルム(8)に対向して印刷された導電路(30、32、34)を有しており、しかも当該導電路(30、32、34)が、それぞれ電気を引き出すための開口部(64、66)と、中間フィルム(8)内に設けたくりぬき部(40、42)の少なくとも1つを通して電気を引き出すことが可能であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のセンサカード。
  9. 前記センサが気体センサであり、センサフィルム(4)上の第1の導電路(30)および第2の導電路(32)と接触していて、センサフィルム(4)内に設けた開口部(18、22)の1つを通して液体試料または気体試料と接触できることを特徴とする、請求項8記載のセンサカード。
  10. 前記気体センサが二酸化炭素センサ(52)であり、特にセンサフィルム(4)に対向する被覆、好ましくは銀/塩化銀感応材料とpH感応材料とからなる印刷を具備した支持材料(52′)を有する二酸化炭素センサであって、しかも当該被覆上に内部電解質(52″)と気体透過膜(52″)が活性化材料として設けられていることを特徴とする、請求項9記載のセンサカード。
  11. 前記気体センサが酸素センサ(50)であり、特に支持材料を有していて、その上に作用電極に適した材料と基準電極に適した材料の皮膜を設けた、好ましくは印刷した酸素センサであって、しかも当該皮膜上に内部電解質と気体透過膜が活性化材料として設けられていることを特徴とする、請求項9記載のセンサカード。
  12. 前記センサが導電性センサ(56)であり、互いに間隔を置いた2つの導電性の回路区分(58、60)を有していて、当該回路区分(58、60)が中間フィルム(8)の、センサフィルム(4)に対向した側に印刷されており、しかも一方の回路区分(58)がセンサフィルム(4)上の第1の導電路(30)と接触し、他方の回路区分(60)がセンサフィルム(4)上の第2の導電路(32)と接触しており、両回路区分(58、60)がセンサフィルム(4)内部の開口部(16、24)を通して液体試料で濡らして導電接続することが可能であることを特徴とする、請求項8記載のセンサカード。
  13. 中間フィルム(8)内に設けたくりぬき部(44)の少なくとも1つに換気膜(54)が配置されており、しかも当該換気膜(54)が一方ではセンサフィルム(4)内の換気口(29)に隣接し、他方ではカバーフィルム(6)内の換気口(68)に隣接していることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載のセンサカード。
  14. 中間フィルム(8)内のくりぬき部(46)の1つが縦長に形成されており、しかも当該縦長のくりぬき部(46)がセンサフィルム(4)内に設けた少なくとも2つの独立した開口部(26、28)と流動接続していることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載のセンサカード。
  15. 2つの独立した開口部(26、28)が縦長に形成されており、中間フィルム(8)内に設けた縦長のくりぬき部(46)に対して横断方向に、好ましくは直角に延びていることを特徴とする、請求項14記載のセンサカード。
  16. 液体試料または気体試料中の分析物を決定するための配置構成において、
    請求項1から16までのいずれか1項記載のセンサカードと、
    側方が開いた少なくとも1つの通路を具備したプレートとを有しており、
    センサカードのセンサフィルムが、側方が閉じた試料用の流路を形成するようにプレートに固定されていることを特徴とする、液体試料または気体試料中の分析物を決定するための配置構成。
  17. 互いにフィルム状に接合されたフィルムからなる、液体試料中の分析物を決定するためのセンサカードを製造する方法において、
    開口部を付けたセンサフィルムと、電気を引き出すための開口部を付けたカバーフィルムと、くりぬき部を付けた少なくとも1つの中間フィルムを用意し、
    少なくとも1つのセンサまたはセンサの部分を中間フィルム内に設けたくりぬき部の1つに配置し、
    上下に重ね合わせたフィルムをフィルム状に接合し、しかもセンサフィルムとカバーフィルムとの間に中間フィルムを配置する、という方法段階からなる方法。
  18. 少なくとも1つのセンサまたはセンサの部分をくりぬき部の1つに配置する前に、中間フィルムと一部フィルム状に接合することを特徴とする、請求項17記載の方法。
  19. センサフィルムもカバーフィルムも、前記センサまたは前記センサの部分をくりぬき部の1つに配置する前に、中間フィルムと一部フィルム状に接合することを特徴とする、請求項18記載の方法。
  20. センサフィルムを用意する前に、センサフィルムの中間フィルムに対向すべき側に導電路を、好ましくはスクリーン印刷法で印刷することを特徴とする、請求項17から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 中間フィルムを用意する前に、中間フィルムのセンサフィルムに対向すべき側に回路区分を、好ましくはスクリーン印刷法で印刷することを特徴とする、請求項17から20までのいずれか1項記載の方法。
  22. 前記接合を接着、高温ラミネート、加熱溶接または高周波溶接によって行うことを特徴とする、請求項17から21までのいずれか1項記載の方法。
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