JP4593625B2 - 角度測定装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系を利用した被測定物の角度の測定装置及び測定方法に関するものである。
光学系を利用した従来の角度の測定方法としては、たとえばビーム光の傾きを用いて角度を測定する光てこ方式がある。これは、被測定物に取り付けられたミラーにレーザビームを入射したとき、ミラーがθ傾くと反射光の偏角が2θになることを利用したものである。
図14は、従来の光てこ方式を用いた角度測定装置の模式構成図である。図14において、光源501から出射されたレーザ光は、ビームスプリッタ502で反射した後、1/4波長板503を透過し、コリメータレンズ504で平行光となり、被測定物505に照射される。被測定物505で反射した反射光は、コリメータレンズ504で集光され、1/4波長板503を通過し、ビームスプリッタ502を透過して受光素子506に結像する。
以上の構成により、受光素子506における結像位置に応じて被測定物505の角度が測定される。例えば、コリメータレンズ504の光軸Sと被測定物505とのなす角度が0のとき、すなわち、被測定物505の平坦面505aが、光軸Sに対して略垂直に配置されているときの結像位置が予め分かっていれば、その結像位置と測定した位置との相対関係から被測定物505の角度が測定される。
このような光てこ方式の角度測定方法としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示された方法がある。
特開2001−133232号公報 特開2003−083731号公報
しかしながら、このような従来の構成では、被測定物の角度が大きくなると被測定物で反射したレーザ光が受光素子に入射しないため、角度を測定できないという課題を有している。例えば、受光素子の受光面を大きく、もしくは、受光素子を移動可能として、その可動範囲を広くすることで、角度が大きくなっても測定することは可能である。しかしながら、検査、測定機構を光学素子近傍に多数有する光学系の装置では、より小さい機構で、かつより可動範囲の小さい機構でこれらを実現する方法が切望されている。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにある。そのために、光学系を利用した被測定物の角度測定において、広範囲の角度を高い分解能を持って小さな機構あるいは可動範囲の小さな機構で被測定物の角度を測定する角度測定装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、光源と、
受光素子と、
上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
上記光軸上に配置され、上記平行光を透過させるとともに、異なる次数の光に回折させる透過型回折格子と、
上記透過型回折格子に対向するように配置された被測定物の平坦面にて反射された回折光を、上記透過型回折格子を透過させた後に上記受光素子に結像させる光学系と、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定装置と、
上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を回転させる回転装置と、
上記回転装置による上記被測定物の回転位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記被測定物の回転位置情報及び上記次数特定情報により結像した光の次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、上記回転装置は、上記透過型回折格子を中心とした円弧に沿って上記被測定物を回転させる装置である、第態様に記載の角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、上記回転装置は、上記被測定物の内部に配置された回転中心周りに、上記被測定物を回転させる装置である、第態様に記載の角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、光源と、
受光素子と、
上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
上記光軸上に配置され、上記平行光を透過させるとともに、異なる次数の光に回折させる透過型回折格子と、
上記透過型回折格子に対向するように配置された被測定物の平坦面にて反射された回折光を、上記透過型回折格子を透過させた後に上記受光素子に結像させる光学系と、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定装置と、
上記被測定物の平坦面と上記透過型回折格子との間に配置され、上記それぞれの次数の回折光のうちの一部を通過させる光通過部を有し、他の上記回折光を遮光する光透過部付き遮光部材と、
上記光軸に交差する方向における上記遮光部材と上記透過型回折格子とを相対移動させる移動装置と、
上記移動装置による上記遮光部材の相対移動位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記遮光部材の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記回折光次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、上記移動装置は、上記透過型回折格子を中心とした円弧に沿って、上記遮光部材を移動させる装置である、第態様に記載の角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、上記遮光部材における上記光通過部はスリット状開口部であって、上記透過型回折格子を透過する上記平行光の幅と同じ幅のスリットが形成されている、第態様に記載の角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、光源と、
受光素子と、
上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
上記光軸上及び被測定物の平坦面上において上記コリメータレンズに対向するように配置され、照射される平行光を異なる次数の光に回折させて反射する反射型回折格子と、
上記反射された回折光を上記受光素子に結像させる光学系と、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定手段と、
上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を回転させる回転装置と、
上記回転装置による上記被測定物の回転位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記被測定物の回転位置情報及び上記次数特定情報により結像した光の次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置を提供する。
本発明の第態様によれば、上記コリメータレンズの焦点距離をfとし、上記レンズから出射された上記平行光の波長をλとし、上記回折格子の溝部の間隔ピッチをdとし、上記回折光の特定の次数をmとし、上記受光素子上における上記光軸と上記結像位置との距離をlとすると、上記被測定物の上記レンズの光軸に対する角度φを、数1を用いて算出する角度算出部をさらに備える、第1態様または第態様に記載の角度測定装置を提供する。
Figure 0004593625
本発明の第態様によれば、平行光を回折格子に透過させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
上記回折された光を被測定物の平坦面にて反射し、
上記反射された回折光を上記回折格子に透過させた後に受光素子に結像させ、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し、
上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を相対移動させ、上記被測定物の相対移動位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、上記取得された上記被測定物の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記結像した光の次数を特定する、角度測定方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、上記光軸に対する上記被測定物の相対移動は、上記回折格子を中心とした円弧に沿って上記被測定物を移動させる、第態様に記載の角度測定方法を提供する。
本発明の第11態様によれば、上記光軸に対する上記被測定物の相対移動は、上記被測定物の内部に配置された回転中心周りに上記被測定物を回転させる、第態様に記載の角度測定方法を提供する。
本発明の第12態様によれば、被測定物の平坦面上に配置された回折格子に対して照射された平行光を反射させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
上記反射された回折光を集光して受光素子に結像させ、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し、
上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を相対移動させ、上記被測定物の相対移動位置情報と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、上記取得された上記被測定物の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記結像した光の次数を特定する、角度測定方法を提供する。
本発明の第13態様によれば、上記光軸と上記被測定物の平坦面とが垂直に配置された状態で0次の上記回折光を結像させた後、上記平坦面と上記回折格子とを相対移動させ、次数が一つ増加した上記回折光を順次結像させて上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させ、上記被測定物の相対移動位置と上記結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、
上記次数特定情報及び上記被測定物の相対移動位置情報により上記結像した光の次数を特定する、第9〜12態様のいずれか1態様に記載の角度測定方法を提供する。
本発明の第14態様によれば、平行光を回折格子に透過させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
上記回折された光を被測定物の平坦面にて反射し、
上記反射された回折光を上記回折格子に透過させた後に受光素子に結像させ、
上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し、
上記被測定物の平坦面と上記回折格子との間に配置され、上記それぞれの次数の回折光のうちの一部を通過させる光通過部を有し、他の上記回折光を遮光する光透過部付き遮光部材を、上記回折格子に対して上記光軸に交差する方向に移動させて、上記それぞれの次数の回折光を順次受光素子に結像させて、上記遮光部材の相対移動位置と、上記受光素子上に結像した回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、
上記取得された次数特定情報及び上記遮光部材の相対移動位置情報により上記結像した回折光の次数を特定する、角度測定方法を提供する。
本発明の第15態様によれば、上記回折格子に対する上記遮光部材の相対移動は、上記回折格子を中心として円弧に沿って上記遮光部材を移動させる、第14態様に記載の角度測定方法を提供する。
本発明の第16態様によれば、上記平行光の形成、並びに上記特定の次数の回折光の集光及び結像は、コリメータレンズを用いて行われ、
上記コリメータレンズの焦点距離をfとし、上記レンズから出射された上記平行光の波長をλとし、上記回折格子の溝部の間隔ピッチをdとし、上記回折光の特定の次数をmとし、上記光軸と上記結像位置との距離をlとすると、上記被測定物の上記光軸に対する角度φを、数2を用いて算出する、第態様または第14態様に記載の角度測定方法を提供する。
Figure 0004593625

本発明の角度測定装置及び方法によれば、被測定物に照射される平行光を、回折格子を用いて異なる次数の回折光に分岐させ、当該分岐された回折光を被測定物に照射させる。それと共に、その反射光を集光して結像させている。そのため、被測定物が広範囲な角度を有していても、小さな機構あるいは可動範囲の小さい機構で被測定物の角度を測定することができる。具体的には、従来の光てこ方式で測定可能な範囲は±数″〜数°であるのに対し、本発明の角度測定装置及び方法では、±数十°の範囲で測定を行うことができる。
本発明の記述においては、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる角度測定装置10の模式的な構成図である。
図1に示すように、角度測定装置10は、レーザ光を出射する光源1と、このレーザ光の出射方向を光軸S沿いの方向とするようにレーザ光を反射するビームスプリッタ2と、光軸S上においてビームスプリッタ2に隣接配置され、レーザ光を透過する1/4波長板3と、被測定物5からの反射光がコリメータレンズ4により集光されて結像される受光素子6とを備えている。また、図1に示すように、光軸S上における透過型回折格子7の図示上方には、透過型回折格子7と対向するように配置された平坦面5aを有する被測定物5が配置されている。なお、光軸Sは、例えば、ビームスプリッタ2、1/4波長板3、コリメータレンズ4、透過型回折格子7、及び受光素子6の中心に位置され、光軸Sが光源1におけるレーザ光の出射光軸Tと略直交するように、それぞれの構成部の配置が決定されている。本第1実施形態の角度測定装置10は、光軸Sに対する被測定物5の配置角度を、被測定物5における平坦面5aの角度を測定することにより測定する装置である。
ここで、透過型回折格子7の模式的な斜視図を図2に示す。図2に示すように、透過型回折格子7は、大略板状に形成されるとともに、その図示上面側に複数の直線状の溝部7aが形成され、その図示下面側が略平坦な面となるように形成されている。また、透過型回折格子7は、光透過性の光学材料にて形成され、透過される光が、それぞれの溝部7aの表面を通過する際に、異なる次数の光へと回折させる機能を有している。なお、図1に示すように、大略板状の透過型回折格子7は、光軸Sと略垂直となるように、すなわち、コリメータレンズ4よりの平行光が略垂直に入射されるように配置されている。
このような構成を有する図1の角度測定装置10において、光源1より出射されたレーザ光L1は、ビームスプリッタ2で図示上方側に向けて光軸Sに沿うように反射され、1/4波長板3を透過する。1/4波長板3を透過した光は、コリメータレンズ4で平行光L2にされ、平行光L2と垂直になるように設置された透過型回折格子7に入射する。透過型回折格子7により、平行光L2は異なる次数の回折光Dに分岐され、被測定物5の平坦面5aに照射される。被測定物5の平坦面5aで反射した回折光Dの大部分は透過型回折格子7に入射することなく散乱してしまうが、被測定物5の平坦面5aで反射したそれぞれの次数の回折光Dのうち少なくともひとつの次数の光Dは透過型回折格子7に再び入射する。この光Dは、透過型回折格子7で再度回折され、コリメータレンズ4で集光され、1/4波長板3とビームスプリッタ2を透過して、受光素子6に結像する。なお、このように、光源1より出射されたレーザ光L1が、ビームスプリッタ2、1/4波長版3、コリメータレンズ4、透過型回折格子7、被測定物5、透過型回折格子7、コリメータレンズ4、1/4波長板3、及びビームスプリッタ2を経由して、最終的に回折光Dとして受光素子6に結像されるように、それぞれの構成部が所定の位置関係に配置されることで光学系Wが構成されている。
ここで、このような構成の本第1実施形態の角度測定装置10の構成をさらに詳細に示す模式的な構成図を図3A及び図3Bに示す。図3Aは、角度測定装置10におけるXZ平面を示す模式的な構成図であり、図3Bは、YZ平面を示す模式的な構成図である。なお、X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交するように配置されており、光軸SがZ軸に沿って配置されている。
図3A及び図3Bに示すように、角度測定装置10には、被測定物5を保持する保持装置15が備えられている。この保持装置15は、被測定物5を保持するシャフト16と、このシャフト16を回転駆動させることで、光軸S(すなわちZ軸)に対する被測定物5の傾斜角度を変化させるモータ17とを備えている。なお、図3Bに示すように、シャフト16の回転中心は、例えば、透過型回折格子7の中心と略一致するようにY軸に沿って配置されている。また、この保持装置15が、回転装置あるいは移動装置の一例となっている。
また、図3Bに示すように、角度測定装置10においては、受光素子6に結像される回折光の結像位置情報を受光素子6より取得し、後述するような手法により被測定物5の角度を算出する、すなわち角度を測定する測定装置の一例である角度算出部12と、後述する角度算出処理を行うために回折光の次数を特定する次数特定情報を記憶して保持する記憶部13とを有する。それと共に、光源1によるレーザ光の照射動作、及び保持装置15のモータ17の駆動動作の制御を行う制御装置9が備えられている。
このような構成の角度測定装置10の具体的な寸法例について図3A及び図3Bを用いて説明する。ビームスプリッタ2の寸法は、図3AのX軸方向に20mm、Z軸方向に30mmである。光源1とビームスプリッタ2との間の距離、および受光素子6とビームスプリッタ2との間の距離は共に10mmである。受光素子6とコリメータレンズ4との間の距離は300mmである。コリメータレンズ4の有効径は10mmであり、コリメータレンズ4の焦点距離fはf=300である。コリメータレンズ4と透過型回折格子7との間の距離は10mmである。回折格子7のX軸方向の幅は20mmであり、透過型回折格子7のピッチ、すなわち透過型回折格子7におけるそれぞれの溝部7aの間隔ピッチは37μmである。透過型回折格子7と被測定物5との間の距離は100mmである。
次に、本第1実施形態の角度測定装置10において、受光素子6の結像位置の情報を用いて被測定物5の角度を算出する手法について、具体的に説明する。なお、このような角度の算出処理は、制御装置9が備える角度算出部12により行われる。当該説明にあたって、透過型回折格子7において平行光が回折される様子を示す模式的な説明図を図4に示す。
図4に示すように、光源1から出射されたレーザ光が平行光L2として透過型回折格子7に入射されると、平行光L2は、異なる次数の複数の回折光Dに分岐する。このときのm次の回折光Dの角度は、数式(1)により表すことができる。
sinθ=m(λ/d) (m=0,±1,±2,・・・) ・・・(1)
ここで、θはm次の回折光の角度であり、λはレーザ光(平行光)の波長、dは透過型回折格子7のピッチであり、mは整数である。なお、図4においては、0次の回折光をD、1次の回折光をD、2次の回折光をD、−2次の回折光をD−2、m次の回折光をDにて表している。
図5は、本第1実施形態の角度測定装置10における被測定物5への入射光(回折光)と反射光の関係を示す模式的な説明図である。
図5に示すように、m次の回折光Dが被測定物5の平坦面5aで反射したとき、入射光Dの角度をθ、反射光D’の角度をθ’、被測定物5への入射角をαとすると、反射の法則より、θ’−θ=2αという関係が成り立つ。また、被測定物5の角度をφとすると、φ=θ+αで表されるので、αに前述の式を代入することで、φ=(θ+θ’)/2という関係を得ることができる。ここで、mについては角度計測開始時にコリメータレンズ4の光軸と被測定物5の平坦面5aとが垂直な状態で測定した次数mが0(ゼロ)となる状態をゼロ点に合わせ、そこから被測定物5を保持装置15により回転させることで、次の次数を順次カウントすることによって求めることができる。すなわち、保持装置15により被測定物5を回転させて、それぞれの次数の回折光Dが受光素子6にて結像される(例えば、受光素子6の基準位置にて結像される)際における保持装置15による被測定物5の回転位置の情報を取得する。それにより、それぞれの回折光の次数mと、被測定物5の回転位置情報とを関連付けることができる。このように関連付けられた情報が次数特定情報となり、制御装置9において予め取得されて、記憶部13において読み出し可能に保持されている。例えば、被測定物5の角度を測定する際に、被測定物5を保持している保持装置15における回転位置情報が、制御装置9に入力され、角度算出部12にてこの回転位置情報に関連する次数特定情報を記憶部13から読み取ることにより、受光素子6にて結像される回折光の次数を特定することができる。
図3Bの角度測定装置10のように、被測定物5の回転中心、すなわち保持装置15の回転中心が回折格子7に位置する場合は、被測定物5の平坦面5aが20mm以上の幅を有していれば、確実に反射光を測定できると考えられる。
これに対して、図6A及び図6Bに示す本第1実施形態の変形例にかかる角度測定装置20のように、保持装置25の回転中心が被測定物5の内部に位置されるような構成が採用される場合(すなわち、被測定物5が自転する場合)においては、被測定物5の平坦面5aを大きく取る必要がある。これは、平坦面5aが小さいと、それぞれの次数における回折光Dを確実に反射させることができなくなるためである。なお、図6A及び図6Bは、図3A及び図3Bに対応する図となっており、同じ構成部には同じ参照符号を付すことでその説明を省略している。
図7は、本第1実施形態の角度測定装置10において、被測定物5よりの反射光が透過型回折格子7にて回折される様子を示す模式的な説明図である。
図7において、被測定物5での反射光D’が透過型回折格子7に入射し、再び回折した後のn次回折光Eの角度をψとすると、θ’とψの関係は、sinθ’−sinψ = n(λ/d)で表される。ここで、受光素子6の大きさと焦点距離から、十分な角度の分解能をもって計測するためには、受光素子6に入射するレーザ光はψ≒0であり、かつ、θ’≒θとなる必要がある。この関係と前述の式を用いるとm≒nとなり、nを求めることができる。また、ψについては、コリメータレンズ4の焦点距離をf、受光素子6上の結像位置のゼロ点(光軸Sの位置)からのずれをlとすると、tanψ=l/fで求めることができる。
以上の式をまとめることにより、被測定物5の角度φは、数式(2)により測定することができる。
φ={sin−1(m(λ/d))+sin−1(m(λ/d)+sin(tan−1(l/f)))}/2 ・・・(2)
上記数式(2)で、m=0とすれば、従来の光てこ方式と同様になる。このとき受光素子6の位置lをlmin≦l≦lmaxとすると、従来の光てこ方式で計測できる角度の範囲φは、数式(3)に示すようになる。
tan−1(lmin/f)/2≦φ≦tan−1(lmax/f)/2 ・・・(3)
これに対し、本第1実施形態係る角度測定装置10では、±m次の回折光Dまで用いるため、計測できる角度の範囲φは、数式(4)に示すようになる。
{sin−1(−m(λ/d))+sin−1(−m(λ/d)+sin(tan−1(lmin/f)))}/2≦φ≦{sin−1(m(λ/d))+sin−1(m(λ/d)+sin(tan−1(lmax/f)))}/2 ・・・(4)
従って、本第1実施形態の角度測定装置10によれば、従来の光てこ方式と同等の分解能を保ちながら、かつ、従来の光てこ方式では測定できなかった広範囲な角度を、透過型回折格子7を用いることで測定することできる。また、このような装置構成においては、装置の大型化を図る必要がなく、コンパクトな装置を提供することができる。
ここで、具体的な数値例を用いて、被測定物5の角度を算出する。例えば、波長λ=780nmのレーザ光L1と、ピッチd=50μmの透過型回折格子7、焦点距離f=0.5mmのコリメータレンズ4を用い、受光素子6で受光した光の次数を測定した結果が+3次の回折光であり、0次の回折光が結像された位置からl=1mm離れた位置で結像された場合を考える。この場合は、数式(2)より、被測定物5の角度φは、36.4706度と求まる。なお、回折光の次数の特定は、保持装置15の回転位置情報が制御装置9に入力され、角度算出部12が上記回転位置情報に関連する次数特定情報を記憶部13から読み出すことにより行われる。さらに、角度算出部12は、受光素子6より入力される結像位置情報と、特定された次数とに基づいて、数式(2)を用いて被測定物5の角度を算出する。
したがって、この数式(2)を用いれば、被測定物5の角度が約36度と求まる。
なお、本第1実施形態の角度測定装置10は、上述したような構成にのみ限定されることなく、その他種々の変形例を考えることが可能である。
例えば、上述の説明においては、被測定物5がY軸周りに回転されてその角度が測定されるような場合について説明したが、被測定物5がY軸周り及びX軸周りに回転されるような場合であってもその角度を測定することは可能である。このような場合にあっては、図2に示すような直線状の溝部7aが一方向に形成された透過型回折格子7に代えて、図8に示すように、複数の溝部27aが互い交差するように格子状に形成された回折格子27を角度測定装置に備えさせて、受光素子6における結像位置のX軸方向及びY軸方向のズレ量を用いて、角度を測定することが可能となる。
また、図9に示す変形例にかかる角度測定装置30のように、被測定物5の平坦面5aに光反射部材であるミラー39を設置するような構成を採用することもできる。このような構成とすることで、被測定物5の平坦面5aが平坦でない場合、もしくは、その反射率が低いような場合についても、ミラー39を用いて回折光を効果的に反射させることができ、被測定物5の角度の計測が可能になる。ただし、このような構成においては、ミラー39と被測定物5との相対位置関係を把握する必要がある。なお、図9においては、図1の角度測定装置10が備える構成部と同じ構成部には、同じ参照符号を付してその説明を省略している。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態にかかる角度測定装置40の模式的な構成図である。なお、図10の本第2実施形態の角度測定装置40において、図1の上記第1実施形態の角度測定装置10が備える構成部と、同じ構成部については、同じ符号を用い、その説明を省略する。
図10に示すように、角度測定装置40においては、回折格子として透過型ではなく反射型回折格子47を用い、さらにこの反射型回折格子47が、被測定物5の平坦面5aに配置されている。なお、角度測定装置40においては、被測定物5を保持して回転させる保持装置が備えられているが、図10においては、その図示を省略している。
このような構成に角度測定装置40においては、図10に示すように、光源1より出射されたレーザ光L1は、ビームスプリッタ2で反射され、1/4波長板3を透過する。1/4波長板3を透過した光L1は、コリメータレンズ4で平行光L2にされ、被測定物5の平坦面5aに沿ってかつ光軸S上に配置されるように、被測定物5に設置された反射型回折格子47に入射する。反射型回折格子47により、平行光L2は異なる次数の回折光Dに分岐されるとともに、それぞれの回折光Dが反射する。反射した回折光Dのうち、少なくともひとつの次数の回折光Dはコリメータレンズ4に入射する。この光は、コリメータレンズ4で集光され、1/4波長板3とビームスプリッタ2を透過して、受光素子6に結像する。
このような構成の角度測定装置40の具体的な寸法について、図10を用いて説明する。ビームスプリッタ2の寸法は、図10のX軸方向に20mm、Z方向に30mmである。光源1とビームスプリッタ2との間の距離、および受光素子6とビームスプリッタ2との間の距離は共に10mmである。受光素子6とコリメータレンズ4との間の距離は300mmである。コリメータレンズ4の有効径は10mmであり、コリメータレンズ4の焦点距離はf=300である。反射型回折格子47のX軸方向の幅は20mmであり、回折格子47のピッチは37μmである。コリメータレンズ4と回折格子47との間の距離は100mmである。
上記第1実施形態の角度測定装置10では、透過型回折格子7により回折が2回生じるため迷光が発生し受光素子6に入射する可能性があるが、本第2実施形態の角度測定装置40では、反射型回折格子47を用いて回折を1回としている。そのため、上記第1実施形態の装置よりも迷光が受光素子6に入射する可能性は低くなるとともに、回折回数を少なくできる。そのため、光源1より出射されるレーザ光の強度を低くすることができ、省エネルギかつ装置コストを低減させることができる。また、角度測定装置40では、次数は異なるが、被測定物5において常に同じ位置で反射した光を測定することができる。そのため、被測定物5の表面が不均一な場合でも、精度良く角度を測定することができる。ただしこの場合は、被測定物5の回転中心は被測定物5の内部に存在する必要がある。一方、本第2実施形態の装置40では、反射型回折格子47を被測定物5に設置する必要があるため、被測定物5の表面の材質によっては反射型回折格子47を設置することができない場合もある。このような場合にあっては、上記第1実施形態の装置10の構成を採用することが好ましい。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態にかかる角度測定装置50の模式的な構成図である。なお、図11の本第3実施形態の角度測定装置50において、図1の上記第1実施形態の角度測定装置10が備える構成部と、同じ構成部については、同じ符号を用い、その説明を省略する。
図11に示すように、角度測定装置50においては、光通過部であるスリット部(スリット状開口部)58aが形成された遮光部材の一例である可動式スロット58が備えられている。この可動式スリット58は、スリット部58aにおいて一部の回折光を通過させ、その周囲においてそれ以外の回折光を通過させることなく遮断することで、通過させる回折光を制限するという機能を有している。また、可動式スリット58は図示しない移動装置により、図示X軸方向に沿って移動可能であって、このような移動によりスリット部58aと透過型回折格子7との相対的な位置関係を変化させて、選択的にある次数の回折光を通過させることが可能とされている。
このような構成の角度測定装置50によれば、図7に示すように、光源1より出射されたレーザ光L1は、ビームスプリッタ2で反射され、1/4波長板3を透過する。1/4波長板3を透過した光L1は、コリメータレンズ4で平行光L2にされ、平行光L2と垂直になるように設置された透過型回折格子7に入射する。透過型回折格子7により、平行光L2は異なる次数の回折光Dに分岐される。その後、それぞれの次数の回折光Dが干渉しない程度に透過型回折格子7から離れた位置に設置された可動式スリット58に、回折光Dが入射する。回折光Dのうち、可動式スリット58に形成されたスリット部58aを通過した光のみが被測定物5の平坦面5aに照射される。被測定物5の平坦面5aで反射した回折光の大部分は透過型回折格子7に入射することなく散乱してしまうが、被測定物5の平坦面5aで反射した回折光Dのうち少なくともひとつの次数の光は、スリット部58aを通過した後に透過型回折格子7に再び入射する。この光は、透過型回折格子7で再度回折され、コリメータレンズ4で集光され、1/4波長板3とビームスプリッタ2を透過して、受光素子6に結像する。
本第3実施形態の角度測定装置50では、第1実施形態の角度測定装置10に更に可動機構を加えるため、装置が複雑になってしまう。しかしながら、可動式スリット58のスリット部58aの位置と回折光の次数との関係、すなわち次数特定情報を予め取得しておくと、可動式スリット58を順次光軸Sに対して垂直方向に移動させることにより、透過型回折格子7により回折された光の中で受光素子6に入射している光を特定でき、特定の次数から回折光の次数をカウントすることなく角度を測定することができる。このように、スリット部58aの位置と回折光の次数とを関係付ける次数特定情報を予め取得して保持しておくことで、被測定物5を移動させることなく次数を特定することができる。
また、このような可動式スリット58と可動式スリット58の移動を行う移動装置に代えて、液晶素子を用いることもできる。液晶素子は、光と透過させる部位と光を透過させない部位とを電気的に形成することができるとともに、その部位を所望の場所に形成することができる。このような液晶素子を用いることで、移動装置等を不要とすることができ、装置構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
(第4実施形態)
図12A及び図12Bは、本発明の第4実施形態にかかる角度測定装置60の模式的な構成図であり、上記第1実施形態の角度測定装置10を示す図3A及び図3Bに相当する図である。なお、図12A及び図12Bの本第4実施形態の角度測定装置60において、図3A及び図3Bの上記第1実施形態の角度測定装置10が備える構成部と、同じ構成部については、同じ符号を用い、その説明を省略する。
図12A及び図12Bに示すように、角度測定装置60は、透過型回折格子7と被測定物5との間に配置されたスリット部62a付きの遮光部材を、回転移動可能な回転式スリット62として備えている。この回転式スリット62は、透過型回折格子7の中心と一致するように配置された回転中心周りに回転装置63により回転駆動される。このように回転式スリット62が回転移動されることで、透過型回折格子7にて回折されたそれぞれの回折光の中からある次数の回折光を選択的に通過させることが可能となっている。
ここで、このような構成の角度測定装置60において、回転式スリット62が回転移動されてある次数の回折光のみを通過させている様子を示す模式的な説明図を図13に示す。図13において、光源1より出射されたレーザ光L1は、ビームスプリッタ2で反射され、1/4波長板3を透過する。1/4波長板3を透過した光L1は、コリメータレンズ4で平行光L2にされ、平行光L2と垂直になるように設置された透過型回折格子7に入射する。透過型回折格子7により、平行光L2は異なる次数の回折光Dに分岐される。その後、それぞれの次数の回折光Dが干渉しない程度に透過型回折格子7から離れた位置に設置された回転式スリット62に回折光Dが入射する。それぞれの次数の回折光Dのうち、回転式スリット62に形成されたスリット部62aを通過した光のみが被測定物5の平坦面5aに照射される。被測定物5の平坦面5aで反射した回折光の大部分は透過型回折格子7に入射することなく散乱してしまうが、被測定物5の平坦面5aで反射した回折光Dのうち少なくともひとつの次数の光は、スリット部62aを通過した後に透過型回折格子7に再び入射する。この光は、透過型回折格子7で再度回折され、コリメータレンズ4で集光され、1/4波長板3とビームスプリッタ2を透過して、受光素子6に結像する。
ここで、回転式スリット62は、透過型回折格子7を回転中心とした円弧状の軌跡を描くように、回転装置63により回転される。このように回転式スリット62が回転されることで、回折光の通過及び遮光を効果的に行うことができる。なお、このようなスリット部62aの形成幅は、透過型回折格子7を通過する平行光の幅と略同じ寸法にて形成することが好ましい。
この回転装置63による回転式スリット62の回転位置と、スリット部62aを通過する回折光の次数とを関係付ける次数特定情報を予め取得し、制御装置9に保持させておくことで、被測定物5を移動させることなく、受光素子6に結像される回折光の次数を特定することができる。
本発明の角度測定装置及び測定方法は、小さな機構あるいは可動範囲の小さい機構を用いて、被測定物の角度が広範囲に渡るような場合であっても、その角度を分解能の劣化なく測定することができる。このような角度測定の技術は、例えば、その表面位置に位置ズレが生じる可能性がある光ディスクの角度を測定する装置等に適用できる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2005年9月21日に出願された日本国特許出願No.2005−273314号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる角度測定装置の模式的な構成図である。 図2は、図1の角度測定装置が備える回折格子の模式的な斜視図である。 図3Aは、上記第1実施形態の角度測定装置のXZ平面における模式的な側面図である。 図3Bは、上記第1実施形態の角度測定装置のYZ平面における模式的な側面図である。 図4は、上記第1実施形態の透過型回折格子において平行光が回折される様子を示す模式的な説明図である。 図5は、上記第1実施形態の角度測定装置において回折光と反射光との関係を示す模式的な説明図である。 図6Aは、上記第1実施形態の変形例にかかる角度測定装置のXZ平面における模式的な側面図である。 図6Bは、上記第1実施形態の変形例にかかる角度測定装置のYZ平面における模式的な側面図である。 図7は、上記第1実施形態の角度測定装置において、反射光が透過型回折格子にて再び回折される様子を示す模式的な説明図である。 図8は、上記第1実施形態の変形例にかかる透過型回折格子の模式的な斜視図である。 図9は、上記第1実施形態の変形例にかかる角度測定装置の模式的な構成図である。 図10は、本発明の第2実施形態にかかる角度測定装置の模式的な構成図である。 図11は、本発明の第3実施形態にかかる角度測定装置の模式的な構成図である。 図12Aは、本発明の第4実施形態にかかる角度測定装置のXZ平面における模式的な側面図である。 図12Bは、上記第4実施形態の角度測定装置のYZ平面における模式的な側面図である。 図13は、上記第4実施形態の角度測定装置において回転式スリットが回転された状態を示す模式的な説明図である。 図14は、従来の角度測定装置の模式的な構成図である。

Claims (16)

  1. 光源と、
    受光素子と、
    上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
    上記光軸上に配置され、上記平行光を透過させるとともに、異なる次数の光に回折させる透過型回折格子と、
    上記透過型回折格子に対向するように配置された被測定物の平坦面にて反射された回折光を、上記透過型回折格子を透過させた後に上記受光素子に結像させる光学系と、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定装置と、
    上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を回転させる回転装置と、
    上記回転装置による上記被測定物の回転位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記被測定物の回転位置情報及び上記次数特定情報により結像した光の次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置。
  2. 上記回転装置は、上記透過型回折格子を中心とした円弧に沿って上記被測定物を回転させる装置である、請求項に記載の角度測定装置。
  3. 上記回転装置は、上記被測定物の内部に配置された回転中心周りに、上記被測定物を回転させる装置である、請求項に記載の角度測定装置。
  4. 光源と、
    受光素子と、
    上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
    上記光軸上に配置され、上記平行光を透過させるとともに、異なる次数の光に回折させる透過型回折格子と、
    上記透過型回折格子に対向するように配置された被測定物の平坦面にて反射された回折光を、上記透過型回折格子を透過させた後に上記受光素子に結像させる光学系と、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定装置と、
    上記被測定物の平坦面と上記透過型回折格子との間に配置され、上記それぞれの次数の回折光のうちの一部を通過させる光通過部を有し、他の上記回折光を遮光する光透過部付き遮光部材と、
    上記光軸に交差する方向における上記遮光部材と上記透過型回折格子とを相対移動させる移動装置と、
    上記移動装置による上記遮光部材の相対移動位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記遮光部材の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記回折光次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置。
  5. 上記移動装置は、上記透過型回折格子を中心とした円弧に沿って、上記遮光部材を移動させる装置である、請求項に記載の角度測定装置。
  6. 上記遮光部材における上記光通過部はスリット状開口部であって、上記透過型回折格子を透過する上記平行光の幅と同じ幅のスリットが形成されている、請求項に記載の角度測定装置。
  7. 光源と、
    受光素子と、
    上記光源より出射された光をその光軸に平行な平行光とするコリメータレンズと、
    上記光軸上及び被測定物の平坦面上において上記コリメータレンズに対向するように配置され、照射される平行光を異なる次数の光に回折させて反射する反射型回折格子と、
    上記反射された回折光を上記受光素子に結像させる光学系と、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記光軸に対する上記被測定物の角度を測定する測定手段と、
    上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を回転させる回転装置と、
    上記回転装置による上記被測定物の回転位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を有し、上記被測定物の回転位置情報及び上記次数特定情報により結像した光の次数を特定する制御装置と、を備える、角度測定装置。
  8. 上記コリメータレンズの焦点距離をfとし、上記レンズから出射された上記平行光の波長をλとし、上記回折格子の溝部の間隔ピッチをdとし、上記回折光の特定の次数をmとし、上記受光素子上における上記光軸と上記結像位置との距離をlとすると、上記被測定物の上記レンズの光軸に対する角度φを、数1を用いて算出する角度算出部をさらに備える、請求項1またはに記載の角度測定装置。
    Figure 0004593625
  9. 平行光を回折格子に透過させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
    上記回折された光を被測定物の平坦面にて反射し、
    上記反射された回折光を上記回折格子に透過させた後に受光素子に結像させ、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し、
    上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を相対移動させ、上記被測定物の相対移動位置と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、上記取得された上記被測定物の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記結像した光の次数を特定する、角度測定方法。
  10. 上記光軸に対する上記被測定物の相対移動は、上記回折格子を中心とした円弧に沿って上記被測定物を移動させる、請求項に記載の角度測定方法。
  11. 上記光軸に対する上記被測定物の相対移動は、上記被測定物の内部に配置された回転中心周りに上記被測定物を回転させる、請求項に記載の角度測定方法。
  12. 被測定物の平坦面上に配置された回折格子に対して照射された平行光を反射させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
    上記反射された回折光を集光して受光素子に結像させ、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し
    上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させるように上記被測定物を相対移動させ、上記被測定物の相対移動位置情報と、上記受光素子に結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、上記取得された上記被測定物の相対移動位置情報及び上記次数特定情報により上記結像した光の次数を特定する、角度測定方法。
  13. 上記光軸と上記被測定物の平坦面とが垂直に配置された状態で0次の上記回折光を結像させた後、上記平坦面と上記回折格子とを相対移動させ、次数が一つ増加した上記回折光を順次結像させて上記光軸に対する上記平坦面の角度を変化させ、上記被測定物の相対移動位置と上記結像される回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、
    上記次数特定情報及び上記被測定物の相対移動位置情報により上記結像した光の次数を特定る、請求項9〜12のいずれか1項に記載の角度測定方法。
  14. 平行光を回折格子に透過させるとともに、上記回折格子にて異なる次数の光に回折し、
    上記回折された光を被測定物の平坦面にて反射し、
    上記反射された回折光を上記回折格子に透過させた後に受光素子に結像させ、
    上記受光素子上の結像位置と結像した光の次数とに基づいて、上記平行光の光軸に対する上記被測定物の角度を測定するに際し、
    上記被測定物の平坦面と上記回折格子との間に配置され、上記それぞれの次数の回折光のうちの一部を通過させる光通過部を有し、他の上記回折光を遮光する光透過部付き遮光部材を、上記回折格子に対して上記光軸に交差する方向に移動させて、上記それぞれの次数の回折光を順次受光素子に結像させて、上記遮光部材の相対移動位置と、上記受光素子上に結像した回折光のそれぞれの次数とを関係付ける次数特定情報を取得し、
    上記取得された次数特定情報及び上記遮光部材の相対移動位置情報により上記結像した回折光次数を特定する、角度測定方法。
  15. 上記回折格子に対する上記遮光部材の相対移動は、上記回折格子を中心として円弧に沿って上記遮光部材を移動させる、請求項14に記載の角度測定方法。
  16. 上記平行光の形成、並びに上記特定の次数の回折光の集光及び結像は、コリメータレンズを用いて行われ、
    上記コリメータレンズの焦点距離をfとし、上記レンズから出射された上記平行光の波長をλとし、上記回折格子の溝部の間隔ピッチをdとし、上記回折光の特定の次数をmとし、上記光軸と上記結像位置との距離をlとすると、上記被測定物の上記光軸に対する角度φを、数2を用いて算出する、請求項または14に記載の角度測定方法。
    Figure 0004593625
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