図1は、本発明に係る実施形態が適用される電子カメラの正面図である。電子カメラ1のカメラ本体10の前面10Fには、撮影光学系が配設されるレンズ鏡筒20が設けられる。前面10Fの上縁部においてレンズ鏡筒20の近傍には、ストロボ21が設けられる。カメラ本体10の上面10Uには、電源ボタン11と操作ボタン12が設けられる。操作ボタン12は押下し量を2段階(半押し、全押し)のレベルで操作可能である。
図2は電子カメラ1の背面図である。カメラ本体10の背面10Rにおいて左の領域にLCD30が設けられる。LCD30には、例えば、撮影時の被写体の状態や、既に撮影済みの画像データ、後述する各種情報等が表示される。
背面10Rの右の領域にはカスタマイズユニット40が設けられる。カスタマイズユニット40は、スライド式の切替スイッチ41と表示部42とを有する。切替スイッチ41は、縦方向に沿って上下方向にスライド可能に支持され、上下方向に並列する6箇所の位置に停止可能である。表示部42は切替スイッチ41の近傍に形成される。表示部42には縦方向に沿って上から順に「スイッチ1」「スイッチ2」「スイッチ3」「スイッチ4」「スイッチ5」「スイッチ6」の文字列が並列されている。各文字列は、切替スイッチ41の各停止位置にそれぞれ対応する位置に形成されている。
操作ボタン12を押したとき実行される機能は、切替スイッチ41の停止位置により決定される。切替スイッチ41がスイッチ1に位置決めされているとき、操作ボタン12は常に撮影ボタンとして機能する。後述する静止画モードが設定されている状態で切替スイッチ41がスイッチ1にセットされると、操作ボタン12の半押しで測光処理・測距処理が実行され、全押しで撮影処理が実行される。また、後述する動画モードが設定されている状態で切替スイッチ41がスイッチ1にセットされると、操作ボタン12の全押しで動画撮影の開始、終了が行える。
切替スイッチ41がスイッチ2乃至5のいずれかに位置決めされているとき、ストロボモード設定機能、フォーカスモード設定機能、ドライブモード設定機能、画像再生機能、ズームモード設定機能のいずれかの機能が操作ボタン12に割当てられる。
電子カメラ1は、ストロボモードとして「自動発光」「非発光」「強制発光」の3つのモードを備えている。例えば、操作ボタン12にストロボモード設定機能を割当てるようスイッチ2がカスタマイズされているとする。この場合、切替スイッチ41をスイッチ2にセットすれば、操作ボタン12を適宜押すことにより、上述の3つのモードのいずれかをストロボモードとして設定することができる。
電子カメラ1は、フォーカスモードとして「オートフォーカス」「マクロフォーカス」「スーパーマクロフォーカス」の3つのモードを備えている。例えば、操作ボタン12にフォーカスモード設定機能を割当てるようスイッチ3がカスタマイズされているとする。この場合、切替スイッチ41をスイッチ3にセットすれば、操作ボタン12を適宜押すことにより、上述の3つのモードのいずれかをフォーカスモードとして設定することができる。
電子カメラ1は、ドライブモードとして「オートドライブ」「セルフタイマー」「連続撮影」の3つのモードを備えている。例えば、操作ボタン12にドライブモード設定機能を割当てるようスイッチ4がカスタマイズされているとする。この場合、切替スイッチ41をスイッチ4にセットすれば、操作ボタン12を適宜押すことにより、上述の3つのモードのいずれかをドライブモードとして設定することができる。
また、例えば、操作ボタン12に画像再生機能を割当てるようスイッチ5がカスタマイズされているとする。この場合、切替スイッチ41をスイッチ5にセットすれば、操作ボタン12を適宜押すことにより、記録済みの画像をLCD30に順次再生することができる。
電子カメラ1は、3段階のズーミングができるよう構成されている。例えば、操作ボタン12にズームモード設定機能を割当てるようスイッチ2がカスタマイズされているとする。この場合、切替スイッチ41をスイッチ2にセットすれば、操作ボタン12を適宜押すことにより、ズーミングを3段階で切り替えることができる。
切替スイッチ41がスイッチ6に位置決めされているとき、操作ボタン12は常に、スイッチ2〜5のカスタマイズボタンとして機能する。切替スイッチ41がスイッチ6に位置しているとき、操作ボタン12を適宜操作することにより、切替スイッチ41がスイッチ2乃至5に位置したときに操作ボタン12に割当てられる機能を、上述の機能(ストロボモード設定機能、フォーカスモード設定機能、ドライブモード設定機能、画像再生機能、ズーミングモード設定機能)の中から割当てることができる。
図3は、電子カメラ1のブロック図である。CPU100は電子カメラ1を全体的に制御する例えばマイクロコンピュータである。電源スイッチSWMAINは、電源ボタン11の操作に応じてオンオフが制御される。操作スイッチSWOは、操作ボタン12が押されるとオンし、押されていないときオフする。CPU100では、操作スイッチSWOがオンしたとき、そのオンしている時間の長さを計測する。CPU100は、操作ボタン12が押され続け、操作スイッチSWOがオンしている時間が1秒以上のとき、操作ボタン12が長押しされていると判断し、1秒に満たないとき、操作ボタン12は短押しされたと判断する。
第1スイッチSW1乃至第6スイッチSW6は、図2に示す切替スイッチ41が停止される位置に応じてオンオフが制御される。例えば、切替スイッチ41がスイッチ1にセットされると、第1スイッチSW1のみがオンとなり、第2スイッチSW2〜第6スイッチSW6はオフされる。
スイッチSWSは、第1スイッチSW1がオンしている状態において、操作ボタン12が押され操作スイッチSWOがオンし、かつ操作ボタン12が半押しのときオンする。スイッチSWRは、第1スイッチSW1がオンしている状態において、操作ボタン12が押され操作スイッチSWOがオンし、かつ操作ボタン12が全押しのときオンする。操作ボタン12が押されていない状態では、スイッチSWS、SWRはオフとなる。
CPU100にスイッチSWSからのオン信号が入力されると、測光回路101及び測距回路102へ、それぞれ測光センサ、測距センサ(図示せず)を駆動する指令信号が出力される。測光センサ、測距センサによる検知結果は、それぞれ測光回路101、測距回路102を介してCPU100へ入力される。CPU100にスイッチSWRのオン信号が入力されると、絞り及びシャッタ(図示せず)が駆動され、CCD駆動回路103へCCD104の駆動を指令する制御信号が出力される。その結果、被写体像が取得される。すなわち、切替スイッチ41がスイッチ1にセットされ、操作ボタン12が半押しされると測光処理及び測距処理が実行され、操作ボタン12が全押しされると撮影処理が行われる。
オートフォーカスが設定されているとき、測距回路102からの入力信号に基づいて、CPU100からフォーカス駆動回路105へ、レンズ鏡筒20(図1参照)内の撮影光学系を構成するフォーカシング光学系(図示せず)の駆動を指令する制御信号が出力される。すなわち、オートフォーカスが設定された状態において、切替スイッチ41がスイッチ1にセットされ、操作ボタン12が半押しされると、被写体までの距離に応じてフォーカス駆動回路105を介して撮影光学系の合焦動作が行われる。自動発光が設定されているとき、測光回路101からの入力信号がチェックされ、被写体の光量が不十分であると判断されると、CPU100からストロボ制御回路106へ、撮影時にストロボ21(図1参照)を発光させる指令する制御信号が出力される。2倍ズームモード若しくは3倍ズームモードが選択されているとき、CPU100から光学ズーム制御回路107へ、選択された倍率で光学的な変倍動作が行われるよう、撮影光学系を構成するズーミング光学系(図示せず)の駆動を指令する制御信号が出力される。尚、オートフォーカス、自動発光、ズームモードの設定については後述する。
DRAM108には、CCD104から出力される画像信号に対する画像処理の過程において画像データが一時的に格納される。所定の画像処理が施された画像データは、LCD30に表示される。EEPROM109には、電子カメラ1を動かすための各種プログラム等が格納される。
図4乃至図18は、本実施形態における操作ボタン12及び切替スイッチ41のカスタマイズの処理手順を示すフローチャートである。電源ボタン11が押され電源スイッチSWMAINがオンすると、ステップS100で初期化処理が実行される。初期化処理では、切替スイッチ41がスイッチ2乃至5にセットされたとき操作ボタン12に割当てる機能がデフォルトとして設定される。本実施形態では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12にストロボモード設定機能を割当て、スイッチ3にセットされたとき操作ボタン12にフォーカスモード設定機能を割当て、スイッチ4にセットされたとき操作ボタン12にドライブモード設定機能を割当て、スイッチ5にセットされたとき操作ボタン12に画像再生機能を割当てるよう、各スイッチが設定される。
次いで、ステップS102からS112において、図3の第1スイッチSW1〜第6スイッチSW6のオンオフがチェックされ、切替スイッチ41がスイッチ1から6のどのスイッチにセットされているかチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS102でYES)、図5のステップS200へ進む。
ステップS200では、一枚静止画撮影モードがデフォルトとしてセットされる。次いで、ステップS202において、スイッチSWOがオンし、かつスイッチSWOがオンしている時間が1秒以上経過しているか否かがチェックされ、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたらステップS204へ進む。ステップS204では、スイッチSWSのオン、それに続くスイッチSWRのオンが確認されたときのみCCD駆動回路103へ制御信号が出力され、静止画を一枚撮影する処理が実行される。その後、制御は図4のステップS102へ戻る。尚、スイッチSWRのオンが確認されない場合は、撮影処理は行われず、図4のステップS102へ戻る。
一方、ステップS202において、スイッチSWOのオン時間が1秒以上経過しており、操作ボタン12が長押しされたことが確認されたら、ステップS206へ進む。ステップS206では、動画モードがセットされる。すなわち、切替スイッチ41がスイッチ1にセットされている状態において、操作ボタン12が長押しされると、撮影モードの変更が行われる。次いでステップS208へ進む。
ステップS208では、撮影モードが動画モードに変更された後も切替スイッチ41がスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。ステップS208で切替スイッチ41がスイッチ1にセットされたままであることが確認されたら、ステップS210へ進む。ステップS210では、ステップS202と同様、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。ステップS202において、動画モードがセットされた後、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、ステップS212へ進む。ステップS212では、CCD駆動回路103へ制御信号が出力され、動画撮影が実行される。
ステップS214では、動画撮影中にスイッチSWOの状態がチェックされ、操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。動画撮影中に操作ボタン12が押されたことが確認されたら、ステップS216へ進み、動画撮影は終了される。その後、ステップS206へ戻り、上述の処理が繰り返される。
一方、ステップS210において、動画モードがセットされた後に操作ボタン12が長押しされたことが確認されたら、ステップS200へ戻り、一枚静止画撮影モードがセットされる。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ1にセットされているとき、操作ボタン12が長押しされると、撮影モードの変更が実行され、操作ボタン12が短押しされると、設定された撮影モードに応じた撮影処理が実行される。尚、操作ボタン12の長押しによる撮影モードの変更状況は、随時LCD30に表示される。
図4のステップS104で切替スイッチ41がスイッチ2にセットされていることが確認されたら、図6のステップS300へ進む。ステップS300では、自動発光がデフォルトとしてストロボモードにセットされる。次いで、ステップS302及びS304において、切替スイッチ41がスイッチ2若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS302でNO、ステップS304でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しされると、自動発光モードで撮影処理が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされていることが確認されたら(ステップS302でYES)、ステップS306へ進む。ステップS306では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS308へ進む。ステップS308では、非発光がストロボモードにセットされる。ステップS306で、操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS302へ戻り、上述の処理が繰り返される。これにより、操作ボタン12を操作せずにスイッチ41のみ操作することが可能となる。
次いで、ステップS310及びS312において、切替スイッチ41がスイッチ2若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS310でNO、ステップS312でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しされると、ストロボ非発光で撮影処理が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされていることが確認されたら(ステップS310でYES)、ステップS314へ進む。ステップS314では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS316へ進む。ステップS316では、強制発光がストロボモードにセットされる。ステップS314で、操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS310へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS318及びS320において、切替スイッチ41がスイッチ2若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS318でNO、ステップS320でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しされると、ストロボを強制発光させて撮影処理が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされていることが確認されたら(ステップS318でYES)、ステップS322へ進む。ステップS322では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS300へ戻り、上述の処理が繰り返される。ステップS322で、操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS318へ戻り、ステップS318以降の処理が繰り返される。
尚、切替スイッチ41がスイッチ1、スイッチ2以外のスイッチにセットされている場合(ステップS304、S312、S320でNO)、図4のステップS106へ戻る。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされているとき、操作ボタン12が押されると、ストロボモードが自動発光、非発光、強制発光の順にサイクリックに変更される。操作ボタン12の押下しによるストロボモードの変更状況は、随時LCD30に表示される。
図4のステップS106で切替スイッチ41がスイッチ3にセットされていることが確認されたら、図7のステップS400へ進む。ステップS400では、オートフォーカスがデフォルトとしてフォーカシングモードにセットされる。次いで、ステップS402及びS404において、切替スイッチ41がスイッチ3若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS402でNO、ステップS404でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ半押しされると自動合焦が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ3にセットされていることが確認されたら(ステップS402でYES)、ステップS406へ進む。ステップS406では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS408へ進む。ステップS408では、マクロモードがフォーカシングモードにセットされる。ステップS406で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS402へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS410及びS412において、切替スイッチ41がスイッチ3若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS410でNO、ステップS412でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ半押しされると、マクロフォーカスモードで合焦動作が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ3にセットされていることが確認されたら(ステップS410でYES)、ステップS414へ進む。ステップS414では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS416へ進む。ステップS416では、フォーカシングモードとしてスーパーマクロモードがセットされる。ステップS414で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS410へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS418及びS420において、切替スイッチ41がスイッチ3若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS418でNO、ステップS420でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しかつ半押しされると、スーパーマクロモードで合焦動作が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ3にセットされていることが確認されたら(ステップS418でYES)、ステップS422へ進む。ステップS422では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS400へ戻り、上述の処理が繰り返される。ステップS422で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS418へ戻り、ステップS418以降の処理が繰り返される。
尚、切替スイッチ41がスイッチ1、スイッチ3以外のスイッチにセットされている場合(ステップS404、S412、S420でNO)、図4のステップS108へ戻る。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ3にセットされているとき、操作ボタン12が押されると、フォーカシングモードがオートフォーカス、マクロフォーカス、スーパーマクロフォーカスの順にサイクリックに変更される。操作ボタン12の押下しによるフォーカシングモードの変更状況は、LCD30に随時表示される。
図4のステップS108で切替スイッチ41がスイッチ4にセットされていることが確認されたら、図8のステップS500へ進む。ステップS500では、ドライブモードにデフォルトとしてオートドライブがセットされる。次いで、ステップS502及びS504において、切替スイッチ41がスイッチ4若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS502でNO、ステップS504でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ全押しされると通常の撮影処理が実行される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ4にセットされていることが確認されたら(ステップS502でYES)、ステップS506へ進む。ステップS506では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS508へ進む。ステップS508では、ドライブモードとしてセルフタイマーがセットされる。ステップS506で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS502へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS510及びS512において、切替スイッチ41がスイッチ4若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS510でNO、ステップS512でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ全押しされると、セルフタイマーモードで撮影処理が実行される。すなわち、レリーズスイッチSWRがオンしてから所定時間経過後に、CCD104による画像情報の取得が行われる。
一方、切替スイッチ41がスイッチ4にセットされていることが確認されたら(ステップS510でYES)、ステップS514へ進む。ステップS514では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS516へ進む。ステップS516では、ドライブモードとして連続撮影がセットされる。ステップS514で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS510へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS518及びS520において、切替スイッチ41がスイッチ4若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS518でNO、ステップS520でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しかつ全押しされると連続撮影が実行される。すなわち、レリーズスイッチSWRがオンしてから所定時間が経過するまで、所定の時間間隔でCCD104による画像情報の取得が繰り返される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ4にセットされていることが確認されたら(ステップS518でYES)、ステップS522へ進む。ステップS522では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS500へ戻り、上述の処理が繰り返される。ステップS522で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS518へ戻り、ステップS518以降の処理が繰り返される。
尚、切替スイッチ41がスイッチ1、スイッチ4以外のスイッチにセットされている場合(ステップS504、S512、S520でNO)、図4のステップS110へ戻る。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ4にセットされているとき、操作ボタン12が押されると、ドライブモードがオートドライブ、セルフタイマー、連続撮影の順にサイクリックに変更される。操作ボタン12の押下しによるドライブモードの変更状況は、LCD30に随時表示される。
図4のステップS110において、切替スイッチ41がスイッチ5にセットされていることが確認されたら、図9のステップS600へ進む。以降の処理では、既に撮影されDRAM108に格納されている撮影画像をLCD30に再生する処理が実行される。ステップS600では、変数mに「1」がセットされる。次いでステップS602において、CPU100の制御によりm枚目の撮影画像がDRAM108から読み出され、LCD30に表示される。
ステップS604及びS606において、切替スイッチ41がスイッチ5若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS604でNO、ステップS606でYES)、図5のステップS200へ進む。
切替スイッチ41がスイッチ5にセットされたままであることが確認されたら(ステップS604でYES)、ステップS608へ進む。ステップS608では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS610へ進む。ステップS610では変数mの値が「1」インクリメントされる。ステップS608で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS604へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS612において、変数mの値がDRAM108に格納された撮影画像の枚数と比較される。変数mの値が撮影枚数に達していないことが確認されたら、ステップS602へ戻り、上述の処理が繰り返される。一方、変数mの値が撮影枚数を超えていることが確認されたら、ステップS600へ戻る。ステップS600で変数mがリセットされ、上述の処理が繰り返される。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ5にセットされているとき、操作ボタン12が短押しされると、既に撮影済みの画像がサイクリックにLCD30に再生される。尚、切替スイッチ41がスイッチ1、スイッチ5のいずれにもセットされていないことが確認されたら(ステップS604でNO、S606でNO)、図4のステップS112へ戻る。
図4のステップS112で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされていることが確認されたら、図10のステップS1000へ進む。ステップS1000では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたら操作ボタン12にストロボモード設定機能が割当てられるよう、カスタマイズされる。
次いで、ステップS1002及びS1004において、切替スイッチ41がスイッチ6またはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS1002でNO、ステップS1004でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき、操作ボタン12を操作することによりストロボモードを設定することができる。
ステップS1002で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされてままであることが確認されたら、ステップS1006へ進む。ステップS1006では、スイッチSWOがオンし、かつスイッチSWOがオンしている時間が1秒以上経過しているか否かがチェックされ、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、ステップS1008へ進む。ステップS1008では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能がフォーカスモード設定機能となるよう、カスタマイズされる。
次いで、ステップS1010及びS1012において、切替スイッチ41がスイッチ6またはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS1010でNO、ステップS1012でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき、操作ボタン12を操作することによりフォーカスモードを設定することができる。
ステップS1010で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされてままであることが確認されたら、ステップS1014へ進む。ステップS1014では、上述と同様に、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、ステップS1016へ進む。ステップS1016では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能がドライブモード設定機能となるようカスタマイズされる。
次いで、ステップS1018及びS1020において、切替スイッチ41がスイッチ6またはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS1018でNO、ステップS1020でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき、操作ボタン12を操作することによりドライブモードを設定することができる。
ステップS1018で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされたままであることが確認されたら、図11のステップS1022へ進む。ステップS1022では、上述と同様に、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、ステップS1024へ進む。ステップS1024では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能がズームモード設定機能となるようカスタマイズされる。
次いで、ステップS1026及びS1028において、切替スイッチ41がスイッチ6またはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS1026でNO、ステップS1028でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき、操作ボタン12を操作することによりズームモードを設定することができる。
ステップS1026で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされたままであることが確認されたら、ステップS1030へ進む。ステップS1030では、上述と同様に、操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、ステップS1032へ進む。ステップS1032では、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能が画像再生機能となるようカスタマイズされる。
次いで、ステップS1034及びS1036において、切替スイッチ41がスイッチ6またはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS1034でNO、ステップS1036でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき、操作ボタン12を操作することにより、撮影済みの画像をLCD30に表示することができる。
ステップS1034で切替スイッチ41がスイッチ6にセットされてままであることが確認されたら、ステップS1038へ進む。ステップS1030では、上述のように操作ボタン12が長押しされているか否かがチェックされる。スイッチSWOのオン時間が1秒に達しておらず、操作ボタン12が短押しされたことが確認されたら、図10のステップS1000へ戻り、上述の処理が繰り返される。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において、操作ボタン12が短押しされる毎に、切替スイッチ41がスイッチ2にセットされたとき操作ボタン12により実行される機能がサイクリックに変更される。この設定機能の割当ての変更状況は、LCD30に随時表示される。
一方、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において、操作ボタン12が長押しされると(ステップS1006、S1014、S1022、S1030、S1038でYES)、図12のステップS1100へ進む。図12及び図13に示す処理は、切替スイッチ41がスイッチ3にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能の変更処理である。処理の対象となるのがスイッチ3であることを除けば、図10及び図11に示す手順と同様の手順で処理が行われる。
すなわち、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において(ステップS1102、S1110、S1118、S1126、及びS1134でYES)、操作ボタン12が短押しされると(ステップS1106、S1114、S1122、S1130、及びS1138でNO)、そのたびに切替スイッチ41がスイッチ3にセットされたとき操作ボタン12により実行される機能がサイクリックに変更される(ステップS1100、S1108、S1116、S1124、及びS1132)。この設定機能の割当ての変更状況は、LCD30に随時表示される。
また、切替スイッチ41がスイッチ6からスイッチ1へセット変更されると(ステップS1104、S1112、S1120、S1128、及びS1136でYES)、図5のステップS200へ進む。
一方、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において、操作ボタン12が長押しされると(ステップS1106、S1114、S1122、S1130、S1138でYES)、制御は図14のステップS1200へ進む。図14及び図15に示す処理は、切替スイッチ41がスイッチ4にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能の変更処理である。処理の対象となるのがスイッチ4であることを除けば、上述のスイッチ2及びスイッチ3に対する処理と同様の手順で処理が行われる。
すなわち、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において(ステップS1202、S1210、S1218、S1226、及びS1234でYES)、操作ボタン12が短押しされると(ステップS1206、S1214、S1222、S1230、及びS1238でNO)、そのたびに切替スイッチ41がスイッチ4にセットされたとき操作ボタン12により実行される機能がサイクリックに変更される(ステップS1200、S1208、S1216、S1224、及びS1232)。この設定機能の割当ての変更状況は、LCD30に随時表示される。
また、切替スイッチ41がスイッチ6からスイッチ1へセット変更されると(ステップS1204、S1212、S1220、S1228、及びS1236でYES)、図5のステップS200へ進む。
一方、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において、操作ボタン12が長押しされると(ステップS1206、S1214、S1222、S1230、S1238でYES)、制御は図16のステップS1300へ進む。図16及び図17に示す処理は、切替スイッチ41がスイッチ5にセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能の変更処理である。処理の対象となるのがスイッチ5であることを除けば、上述のスイッチ2乃至4に対する処理と同様の手順で処理が行われる。
すなわち、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において(ステップS1302、S1310、S1318、S1326、及びS1334でYES)、操作ボタン12が短押しされると(ステップS1306、S1314、S1322、S1330、及びS1338でNO)、そのたびに切替スイッチ41がスイッチ5にセットされたとき操作ボタン12により実行される機能がサイクリックに変更される(ステップS1300、S1308、S1316、S1324、及びS1332)。この設定機能の割当ての変更状況は、LCD30に随時表示される。
また、切替スイッチ41がスイッチ6からスイッチ1へセット変更されると(ステップS1304、S1312、S1320、S1328、及びS1336でYES)、図5のステップS200へ進む。
一方、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態において、操作ボタン12が長押しされると(ステップS1306、S1314、S1322、S1330、S1338でYES)、制御は図10のステップS1000へ戻る。そして、上述の処理が繰り返される。
以上のように、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態で操作ボタン12が長押しされると、設定機能変更の対象となるスイッチがスイッチ2、スイッチ3、スイッチ4、スイッチ5の順にサイクリックに変更される。また、切替スイッチ41がスイッチ6にセットされている状態で操作ボタン12が短押しされると、設定機能変更の対象となっているスイッチに切替スイッチ41がセットされたとき操作ボタン12に割当てられる機能がサイクリックに変更される。
上述のように、本実施形態では、図4のステップS100の初期化処理で、スイッチ2は操作ボタン12にストロボモード設定機能を割当て、スイッチ3は操作ボタン12にフォーカスモード設定機能を割当て、スイッチ4は操作ボタン12にドライブモード設定機能を割当て、スイッチ5は操作ボタン12に画像再生機能を割当てるよう、設定されている。切替スイッチ41をスイッチ6にセットし(ステップS112でYES)、操作ボタン12を長押しし、例えばスイッチ3を設定機能変更の対象として選択し(ステップS1006、S1014、S1022のいずれかでYES)、スイッチ3にズーミングモード設定機能を設定することができる(ステップS1116)。
図18は、カスタマイズによりズーミングモード設定機能が割当てられたスイッチが選択されたときの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャート中、スイッチnは、スイッチ2〜5のうちカスタマイズによりズーミングモード設定機能が割当てられたスイッチを示す。図4に示すフローチャートにおいて、切替スイッチ41がスイッチnにセットされていることが確認されたら、図18のステップS700へ進む。ステップS700では、ズーム1段目(通常倍率)がデフォルトとしてセットされる。次いで、ステップS702及びS704において、切替スイッチ41がスイッチn若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS702でNO、ステップS704でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ全押しされると、通常倍率の撮影画像が得られる。
一方、切替スイッチ41がスイッチnにセットされていることが確認されたら(ステップS702でYES)、ステップS706へ進む。ステップS706では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS708へ進む。ステップS708では、ズーム2段目(2倍の拡大率)がセットされる。ステップS706で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS702へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS710及びS712において、切替スイッチ41がスイッチn若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS710でNO、ステップS712でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しでかつ全押しされると、2倍ズームの撮影画像が得られる。
一方、切替スイッチ41がスイッチnにセットされていることが確認されたら(ステップS710でYES)、ステップS714へ進む。ステップS714では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS716へ進む。ステップS716では、ズーム3段目(3倍の拡大率)がセットされる。ステップS714で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS710へ戻り、上述の処理が繰り返される。
次いで、ステップS718及びS720において、切替スイッチ41がスイッチn若しくはスイッチ1にセットされているか否かがチェックされる。切替スイッチ41がスイッチ1にセットされていることが確認されたら(ステップS718でNO、ステップS720でYES)、図5のステップS200へ進む。これにより、撮影モードに一枚静止画撮影モードがセットされた状態で操作ボタン12が短押しかつ全押しされると、3倍ズームの撮影画像が得られる。
一方、切替スイッチ41がスイッチnにセットされていることが確認されたら(ステップS718でYES)、ステップS722へ進む。ステップS722では、スイッチSWOがオンとなっているか否か、すなわち操作ボタン12が押されたか否かがチェックされる。操作ボタン12が押されたことが確認されたらステップS700へ戻り、上述の処理が繰り返される。ステップS722で操作ボタン12が押されていないことが確認されたらステップS718へ戻り、ステップS718以降の処理が繰り返される。
尚、切替スイッチ41がスイッチ1、スイッチn以外のスイッチにセットされている場合(ステップS704、S712、S720でNO)、図4のルーチンへ戻る。
以上のように、切替スイッチ41がズームモードの割当て機能が設定されたスイッチにセットされ、操作ボタン12が押されると、ズームモードが1段目、2段目、3段目の順にサイクリックに変更される。操作ボタン12の押下しによるズームモードの変更状況は、LCD30に随時表示される。
尚、図4では、ステップS100の初期化処理に基づいて、切替スイッチ41が各スイッチにセットされたときに実行されるルーチンが定められている。しかし、スイッチ2〜スイッチ5については、上述のように、図10〜図17を用いて説明したカスタマイズが可能である。従って、初期化処理後に切替スイッチ41がスイッチ6にセットされ、上述のカスタマイズが行われた後は、切替スイッチ41が各スイッチにセットされたとき実行されるルーチンはカスタマイズに従って変更される。すなわち、図4の各ステップでYESとなったときジャンプするルーチンはカスタマイズに従って変更されることとなる。また、図6〜図9の各ルーチンで切替スイッチがセットされていることが確認されるスイッチは、カスタマイズ後の状態に応じて変更される。
例えば、初期化処理直後に切替スイッチ41がスイッチ5にセットされると、操作ボタン12の操作に応じて画像再生のルーチン(図9)が行われる。そして、例えばステップS1316の処理が実行された後は、切替スイッチ41がスイッチ5にセットされると、操作ボタン12の操作に応じてストロボモード設定のルーチン(図6)が実行される。この状態において、図6のルーチンのステップS302、S310、S318では、切替スイッチ41がスイッチ5にセットされているか否かがチェックされることとなる。
以上のように本実施形態によれば、切替ボタン41を操作することにより操作ボタン12の機能をカスタマイズできる。すなわち、切替ボタン41と操作ボタン12のみで、電子カメラ1に搭載された複数の機能を実行することができる。従って、カメラ操作に不慣れな使用者であっても多数の操作ボタンを使いこなす必要がなく、容易に各機能を実行することができる。
また、切替スイッチ41をスイッチ6にセットすると、スイッチ2〜5にセットしたとき操作ボタン12により実行される機能を変更することができる。従って、使用者の好みでスイッチ2〜5で実現される機能をカスタマイズすることができ、電子カメラ1の操作性がより一層向上する。
尚、本実施形態では、切替スイッチ41としてスライド式のスイッチを採用しているが、これに限るものではない。図19は、カスタマイズユニットの変形例を示す図である。カスタマイズユニット50の切替スイッチ51はダイヤル式スイッチである。切替スイッチ51を回転させ、表面に形成された数字を指示標識52に合わせることにより、操作ボタン12に割当てる機能の変更等を行うことができる。
また、本実施形態では、切替スイッチ41がスイッチ2〜5のいずれかにセットされたとき操作ボタン12に割当て可能な機能は、ストロボモード設定機能、フォーカスモード設定機能、ドライブモード設定機能、画像再生機能、ズーミングモード設定機能となっているがこれに限るものではない。