JP4593097B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジおよびこれを備えたカラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1は感光体に接触して回転するクリーニングロールと、このクリーニングロールに接触して回転する回収ロールと、この回収ロール周面に接触するブレードから構成されるクリーニング装置において回収ロール表面に凹凸部を設けることを開示している。
また、回収ロールやブレードを別途振動させる手段を用いることで同様の効果を達成でき、例えば、回収ロールやブレードにアクチュエータを接続して直接これらを振動させてもよいし、回収ロールの軸受けに揺動溝を設けて回収ロールを揺動させてもよいことが開示されている。
上記開示は振動により回収ロールからトナーを除去する内容であるが、振動の条件、振動による効果のメカニズム、振動方法、構成の具体的な実施説明が明記されていない。また、振動により球形トナーが除去可能かどうかの記載がない。
特許文献2はトナー画像を担持する像担持体と、像担持体から記録媒体に転写する転写手段と、像担持体を移動する移動機構と、該移動機構による像担持体の移動に伴って、トナー画像を記録媒体に転写した後に像担持体に残留した転写残トナーを除去する、像担持体に当接されたクリーニングブレードとを有する電子写真画像形成装置の像担持体のクリーニング方法を開示している。
この開示では、クリーニングブレードが像担持体へ当接する部位において像担持体の移動方向上流側にトナー粒径よりも小さい体積平均粒径0.1〜3μmのクリーニング助剤を50〜100μmの幅で滞留させる。
これにより、微小振動によりクリーニングブレードと像担持体との間に隙間ができても、転写残トナーがこの隙間を通り抜けることを防止し、良好にクリーニングすることができる。
この開示において、前記感光体は電荷輸送性能を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキサン系樹脂含有する樹脂層を有し、該ゴムブレードを前記感光体に対してカウンター方向で当接させ、かつ前記ゴムブレードを振動大きさ10〜200μmの条件で振動させて前記感光体上に残留するトナーをクリーニングしている。
特許文献4は感光体ドラムに当接する弾性体のブレード部材と、出力軸端部に扇形の錘が取り付けられた動作制御可能なモータを用いて加振するモータユニットと、前記モータを制御する制御回路と、前記ブレード部材と前記モータユニットとを保持するフレームとを有する構成を開示している。
この開示において、前記モータユニットによる加振動作時の前記フレームもしくはブレード部材の振動が、画像形成中の前記フレームもしくはブレード部材の振動よりも大きいことを特徴としている。
上記特許文献4の開示は、感光体クリーニングに関する内容であり、本発明者の実験によれば、感光体は筒状で厚みが20〜50(μm)であるので、ブレードの振動が感光体にも伝わり、トナーの除去効果が著しく低下することが解っている。
図12は従来のブレード部材を用いて粉砕トナーを用いた場合のクリーニングメカニズムを示す概略図である。図13は球形トナーを用いた場合、トナーが回転しながらクリーニング不良となるメカニズムを示す概略図である。
図12において、ブレード部材12と回収ローラ2との間には粉砕トナー3があり、ブレード部材12にはブレード側面12aおよびブレード先端面(カット面)12bが設けられる。粉砕トナー3を用いた場合、トナーの回転が起こらず、トナーが滞留する。ブレード側面12a近傍にはカット面のめくれが発生する。
図13に示すように、球形トナー4を用いた場合、この球形トナー4は、クリーニング時、ブレード部材12と回収ローラ2との間を回転しながらすり抜けてクリーニング不良を生じる。
即ち、像担持体からクリーニングブラシを用いて残留トナーを除去する方式では、像担持体から除去したトナーがクリーニングブラシ内部に蓄積されると、クリーニング性が極端に低下する。
したがって、像担持体から除去されクリーニングブラシ内に溜まったトナーを除去する必要がある。本方式では回収ローラを用いて、クリーニングブラシ内のトナーを静電的に付着させ除去するが、回収ローラに移動してきたトナーを速やかに除去しなければ上述した同じ問題が発生し、結果的に像担持体のクリーニング性が悪化してしまう。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、ブラシからのトナー除去性の向上を達成し、ブレード部材を効率よく振動させ、トナーがブレード部材表面に付着することを防止するクリーニング装置およびこのクリーニング装置を備えたプロセスカートリッジおよびこれを備えたカラー画像形成装置を提供することにある。
また、変位量の簡易な制御方法、加振手段の最適な構成、画像形成装置の画質向上、クリーニング余裕度の向上 画像形成装置の画質向上、クリーニング余裕度の向上、カラー画像形成装置の画質向上、クリーニング余裕度の向上等を達成する画像形成装置を提供することにある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記ブレード部材の変位量の制御を電気的に行う変位量制御手段を有することを特徴とする。
それゆえ、クリーニングブラシに溜まったトナーを回収ローラに効率よく回収することができ、また、クリーニングブラシのトナーの除去性が向上することで、像担持体の残留トナーを確実にクリーニングすることができる。
像担持体、帯電手段、現像手段、本発明のクリーニング装置の構成要素をプロセスカ−トリッジとして一体に結合して構成することによって、ユーザーによる交換が可能な小型で高耐久のカラー画像形成装置を提供することができる。
トナーが粉砕トナーであれば、振動させずにブレード部材を回収ローラにカウンタ方向で当接させることにより除去することは可能である。
しかしながら、球形トナーを用いた場合は、ブレードでのクリーニングが困難であるため、ブレード部材を振動させることが有効である。ここで、球形トナーの振動によるクリーニングメカニズムについて説明する。
図1は球形トナーの振動によるクリーニングメカニズムを説明する概略図である。本発明に係るクリーニング装置は、図1に示すように、ブレード部材12と回収ローラ2とで形成されるくさび形状部のトナーにブレード部材12から振動を与えることによって、球形トナー4が摩擦力により回転することを防止し、球形トナー4のクリーニング不良を防止する。
これらの加振動作は、ブレード部材12のニップ部が従来のクリーニングブレードとは異なる形状、動きとなるように振動させることで、ブレードニップ部への球形トナー4の入り込みを防止することができ、球形トナー4のクリーニング不良を無くすることが可能となる。
すなわち、図1はブレード部材12が振動状態にあり、またその振動によって球形トナー4に振動が伝わり、球形トナー4が活性に振動している様子を表した図である。これは、高倍率の顕微鏡を介して高速度ビデオカメラによる観察結果を図示したものである。
そして、このときブレード部材12の先端カット面(エッジ面)12bと回収ローラ2の近傍にある球形トナー4がこの球形トナー数個分の範囲にわたって振動していることが判明した。
このとき、ブレード部材12が振動していることにより、またブレード部材12から回収ローラ2にも振動を伝えることで、ブレード部材12と回収ローラ2の摩擦力が低下し、従来方式で発生していたブレード部材12のカット面のめくれる現象がなくなる条件が存在することが判明した。
ここでいう「カット面のめくれ」とは、従来技術の説明の図12に示すように、回収ローラ2の移動に伴って変形して回収ローラ2表面に接する状態になること(前述した図に示す状態になること)をいう。
このブレード部材12のカット面のめくれの発生を無くすことで、回収ローラ2へのブレード部材12からのストレスも減少し、結果的にブレード部材12および回収ローラ2の耐久性が格段に向上するという非常に大きな効果が得られることも判明した。
このように、回収ローラ2に移動してきた球形トナーを完璧に除去することができるので、クリーニングブラシからのトナー除去性が良くなり、像担持体のクリーニング不良をなくすことができる。
クリーニングブラシ1は、電極を兼ねる金属製の芯金に導電性繊維をパイル地にしたテープをスパイラル状に巻き付けて、ロールブラシとしたものである。導電性繊維はポリエステル、ナイロン、アクリルなどの繊維にカーボンなどの導電材料を添加したものを用いる。
導電性繊維であればこれらの繊維に限らない。クリーニングブラシ1の芯金に電源7から所定の電圧を印加することで、像担持体5上の残留トナーをクリーニングする。
クリーニングブラシ1に接するように回収ローラ2が設けてある。回収ローラ2はクリーニングブラシ1と所定量の幅のニップを形成するように配置されている。回収ローラ2も像担持体5およびクリーニングブラシ1と同じ方向に回転する。
回収ローラ2は、芯金を中心にポリウレタンゴム、シリコンゴム、ブタジエンゴム等の弾性材料にカーボンブラック、チタン、アルミニウム等の金属の酸化物やイオン導電剤等からなる導電性微粒子を分散させた弾性導電層を有している。
あるいは、別構成として、たとえばSUSなどの金属部材を芯金として用い、そのまま回収ローラ2として使用しても良い。回収ローラ2の芯金には電源8からクリーニングバイアスが印加され、クリーニングブラシ1内に溜まったトナーを静電的に吸着するようになっている。
その値は、例えば、像担持体5の残留トナーがマイナス極性であれば、クリーニングブラシ1に100(V)、回収ローラ2に300(V)の電圧を印加することで像担持体5上の残留トナーをクリーニングすることができる。
以上のように、クリーニングブラシ1へ送られて来た像担持体5上の残留トナーは、まずクリーニングブラシ1の回転摺擦および電界の作用によりクリーニングブラシ1に捕獲される。次に捕獲されたトナーはクリーニングブラシ1の回転とともに回収ローラ2へ導かれ、回収ローラ2に印加されている電圧により、回収ローラ2上に移動する。
回収ローラ2上に回収されたトナーは、回収ローラ2に接触配置したクリーニング手段6により掻き落とされる。
ブレード部材12は加振手段10からの振動が振動部材11を介して伝わるように、加振手段10の反対面に配置されている。ブレード部材12は、ポリウレタンゴムを素材とした弾性体で、厚みd1は50〜2000(μm)、好ましくは100〜500(μm)が良い。
厚みが小さ過ぎると回収ローラ2への十分な食い込み量が確保できず、厚みが大き過ぎると振動部材11からの振動を吸収してトナーの除去性が悪化してしまう。また、ブレード部材12の材料としてJISA硬度で85〜100°の範囲内の硬い部材を使用することで、振動の伝達効率を上げることができる。
また、ブレード部材12としては少なくとも表面が使用するトナーとの親和性の小さい材料で形成されることが好ましい。これにより、トナーがブレード部材12表面に付着、固着することが防止され、経時的なクリーニング不良の発生を低減することができる。
この場合、逆に、トナーの外部に添加される外添剤としてブレード部材12の表面との親和性が小さい材料を用いることによっても、トナーの外添剤がブレード部材12表面に付着、固着することが防止され、経時的なクリーニング不良の発生を低減することができるとともに、定着に必要なワックスがトナー表面に外添されている場合に、これに起因するフィルミングを低減することができる。
加振手段10は振動部材11に振動を与えるもので、ここでは電気機械変換素子としての圧電素子、とくに板状(単板)圧電素子を用いている。加振手段10として板状圧電素子を用いることにより、低コストで変位量が容易に得られ、かつ電気的にブレード部材12の振動量を変化させることができる加振手段10を構成することができる。
振動部材11は振動が可能で弾性のブレード部材12よりも剛性の高い材料、例えば軟鋼板、SUS板等の金属部材、またはカーボン、ガラス繊維を混合した樹脂成形部材などから形成している。
この振動部材11は一端部側を固定部に固定し、他端部を自由端部として、この自由端部にブレード部材12を取り付けている。なお、固定部はクリーニング装置の筐体に固定している。
厚みd2は50〜2000(μm)、好ましくは100〜500(μm)が良い。また、本実施の形態では振動部材11をブレード部材12のホルダとして機能させ、回収ローラ2へのブレード部材12の当接角度、食い込み量を決める構成となっている。
以上の構成により、薄い弾性ブレード部材12を使用しながら振動伝搬効率を高くし、かつブレード部材12の反り、回収ローラ2表面のうねりに対応するニップを安定して形成することができ、確実なクリーニング性能が得られる。
加振手段10は複数個設置され、振動部材11の先端部の剛性をブレード部材12の剛性より高くすることによって、振動部材11の先端部を効率よく振動させる構成になっている。
加振手段10は、振動部材11の回収ローラ2側先端寄り、すなわち自由端部のブレード部材12と取り付け面と反対面に設けている。振動部材11の構成によっては、加振手段10は振動部材11の固定端とブレード先端(自由端)の間で振動部材11を加振できる箇所であればとくに取り付け位置が限定されるものではない。
また、振動部材11には振動の効率を上げるために、加振手段10とこの加振手段10の間の部分にプレス加工などによりギャップ(打ち抜き穴)13を設けている。
図6はクリーニング手段の複数の加振手段を構成する圧電素子に対して共通に駆動信号を印加するための駆動回路を示す概略図である。本発明のクリーニング装置においては、図6に示すように、クリーニング手段の複数の加振手段10を構成する圧電素子に対して共通に駆動信号Pvを印加するための駆動回路14を備えている。
このようにブレード部材12の幅方向に複数の加振手段10を設けた場合に共通の駆動回路で駆動することによって、ブレード部材12の幅方向における振動の均一性を高めることができる。
なお、駆動回路14は画像形成装置の主制御部15に制御され、所定のタイミングで駆動信号Pvを加振手段10に与える。また、この本発明では1つの加振ブレードで回収ローラ2の幅方向全幅のクリーニングを行うように構成している。
しかしながら、複数の加振ブレードを設けて幅方向全幅をカバーするように構成することもでき、この場合にも複数のクリーニング手段の各加振手段10を共通の駆動回路で駆動することができる。
これにより、駆動信号の印加を簡単な回路構成で行うことができる。なお、直接接触は電極の接合面側を粗面に仕上げて、薄い接着層で振動部材11に接合することで容易に得られるが、この他、導電性接着剤を用いて接合してもよい。
このように構成したクリーニング装置において、複数の加振手段10に対して駆動回路14から所要周波数の駆動信号Pvを与えて、複数の加振手段10を構成する圧電素子に撓み変形を与えることで振動部材11が振動し、この振動部材11の振動によってブレード部材12が振動する。
また、ブレード部材12の変位量の制御を電気的に行う手段を備えていることが好ましい。さらに、加振手段10が圧電素子であることが好ましく、この場合、圧電素子に交互電圧を印加する手段を備えていることが好ましい。
図7はブレード部材と回収ローラの当接状態を示す概略図である。回収ローラ2の回転方向に対してリーディング(カウンタ)方向で当接している。ブレード部材12は回収ローラ2と幅dで食い込ませている。また、ブレード部材12は回収ローラ2に対して適切な角度θで当接されている。
クリーニング手段6により回収ローラ2からクリーニングされたトナーは図示していないトナー搬送部材によって、廃トナーとして図示していない廃トナーボトルに蓄えてサービスマンなどにより回収、あるいはリサイクルトナーとして現像装置などに運ばれ現像に使用される。
平均円形度が0.95未満で、球形からあまりに離れた不定形の形状では、転写性やチリのない高画質画像が得られない。したがって、球形トナーの円形度としては、0.95以上であることが好ましい。
なお、形状の計測方法としては、粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的に粒子画像を検知し、解析する光学的検知帯の手法が適当である。
この手法で得られる投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値である平均円形度が0.95以上のトナーが適正な濃度の再現性のある高精細な画像を形成するのに有効であることが判明した。
図8は円形度の定義を説明する概略図である。トナーの円形度は、より好ましくは、平均円形度が0.960〜0.998である。この値はフロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製、商品名)により平均円形度として計測できる。
図8に示されるように、円形度=粒子投影面積(S)同じ面積の円の周囲長(L2)/粒子投影像の周囲長(L)で表される。
具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150(ml)中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜0.5(ml)加え、さらに測定試料を0.1〜0.5(g)程度加える。
試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液濃度を3000〜1(万個/μl)として前記装置によりトナーの形状および分布を測定することによって得られる。
また、像担持体5上から転写された転写材22上のトナー像を定着するための図示しない定着装置が配置されている。ここで、帯電手段18は、像担持体5表面に所定の距離で像担持体5と接触あるいは非接触で配置される。
帯電手段18にバイアスを印加することによって像担持体5を所定の極性、所定の電位に帯電する。露光手段19は発光素子としてLDあるいはLEDを使用し、画像データに基づき像担持体5に光を照射し静電潜像を形成する。
現像手段20は、内部に固定されたマグネットローラと回転自在の現像剤担持体20Aを備えており、現像剤を現像剤担持体5上に保持させている。この画像形成装置では、現像剤としてトナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて二成分磁気ブラシ現像を行うようにしている。その他の現像方式としてはキャリアを用いない一成分現像方式を用いてもよい。
現像剤担持体20Aには、現像バイアス電源から電圧が印加される。この現像バイアスと像担持体5表面に形成された静電潜像の電位との電位差により、現像領域にて静電潜像に帯電したトナーを付着させて現像を行う。
転写手段21は転写時に像担持体5表面に所定の押圧力で接触し、電圧が印加されることにより、像担持体5と転写手段21との間の転写ニップ部で像担持体5表面のトナー像を転写材22に転写する。この画像形成装置では転写ローラを用いて転写を行っているが、コロトロン、転写ベルトなどの転写手段を用いてもよい。
次に捕獲されたトナーはクリーニングブラシ1の回転とともに回収ローラ2へ導かれ、回収ローラ2に印加されている電圧により、回収ローラ2上に移動する。
回収ローラ2上に回収されたトナーは、回収ローラ2に接触配置したクリーニング手段6により掻き落とされる。
クリーニング手段6はブレード部材12と、振動部材10と、加振手段11とを備え、前述したようにブレード部材12に所要の振動を与えて、回収ローラ2表面の残留トナーを除去する。
このクリーニング装置16により像担持体5からクリーニングされたトナーは、トナー搬送部材によって、廃トナーとして図示していない廃トナーボトルに蓄えてサービスマンなどにより回収、あるいはリサイクルトナーとして現像装置20などに運ばれ現像に使用される。
除電手段17は、クリーニング装置16により残留トナーを除去された像担持体5の残留電荷を除電するもので、LEDなどを用いた光除電方式の除電装置を用いている。
このプロセスカートリッジFは、像担持体5、帯電手段18、現像手段20、本発明に係るクリーニング装置16等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジFとして一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジFを複写機やプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成している。
クリ−ニング装置16を着脱自在であるプロセスカ−トリッジF内に具備させることにより、メンテナンス性の向上、他の装置との一体交換が容易に行うことができるようになる。
さらに、詳述した部品または装置に起因した故障を起こした場合、プロセスカ−トリッジを交換するだけで早期に原状回復させることができるため、サービス時間の短縮が行なえる。また、電子写真感光体のクリーニング性を良好にすることにより、プロセスカ−トリッジの高寿命化に大きく寄与する。
この画像形成装置Gは、水平に延在する転写ベルト(像担持体)23に沿って、各色の上述したプロセスカ−トリッジFを並置したタンデム方式のカラー画像形成装置である。
プロセスカ−トリッジFは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色ごとに4つ配置されている。各プロセスカ−トリッジFで現像された像担持体上の現像トナーは水平に延在する転写電圧が印加された転写ベルトに順次転写される。
このようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと画像の形成が行なわれ、転写ベルト23上に多重に転写され、転写手段21で転写材22にまとめて転写される。
そして、転写材22上の多重トナー像は図示しない定着装置によって定着される。プロセスカ−トリッジは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で説明したが、この順番に特定されるものではなく、どの順番で並置してもよい。
通常、カラー画像形成装置Gは複数の画像形成部を有するため装置が大きくなってしまう。また、クリーニングや帯電などの各ユニットが個別で故障したり、寿命による交換時期がきた場合は、装置が複雑でユニットの交換に非常に手間がかかっていた。
そこで、像担持体、帯電手段、現像手段の構成要素をプロセスカ−トリッジとして一体に結合して構成することによって、ユーザーによる交換も可能な小型で高耐久のカラー画像形成装置を提供することができる。
ブレード部材は弾性部材からなり、回収ローラに一定量食い込ませるので、ブレード部材の厚みが大きいと振動を吸収してしまう。そこで、厚みを小さく規制することでブレード部材を効率よく振動させることができる。したがって、回収ローラの除去性が向上する。
2 回収ローラ
5 像担持体(感光体)
6 クリーニング手段
10 変位量制御手段(加振手段)
11 振動部材
12 ブレード部材
16 クリーニング装置
18 帯電手段
20 現像手段
21 転写手段
E 画像形成装置
F プロセスカートリッジ
G カラー画像形成装置
Claims (3)
- 像担持体と、前記像担持体表面の残留トナーをクリーニングするブラシローラ及び前記ブラシローラに転移したトナーを回収する回収ローラ及び前記回収ローラ上のトナーを除去するクリーニング手段を備えたクリーニング装置とを有し、トナーとしてフロー式粒子分析装置による円形度が0.96〜0.998のものが用いられる画像形成装置であって、
前記クリーニング手段が、前記回収ローラの表面に当接するブレード部材及び前記ブレード部材を支持する振動部材及び前記振動部材に取り付けられた加振手段を有し、前記振動部材は前記ブレード部材よりも剛性の高い材料で構成され、前記ブレード部材はその先端面が前記振動部材の先端面と同一平面となるように支持されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記ブレード部材の変位量の制御を電気的に行う変位量制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記加振手段が板状圧電素子であることを特徴とする画像形成装置。
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