JP4589761B2 - 固形化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、凸部を有し離水性を有する固形化粧料を保持して成る固形化粧料容器に関する。
従来、水分含有固形化粧料を収容する容器本体と、この容器本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とから成る固形化粧料容器であって、蓋体と水分含有固形化粧料との間に、水分含有固形化粧料からの離水を吸収する吸水体を設けた固形化粧料容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3446187号公報
しかしながら、上記固形化粧料容器にあっては、吸水体という別部材を新たに設ける必要があり、製品コストが高くなる。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、吸水体のような別部材を設けること無く、固形化粧料からの離水が容器の外面に付着することが防止されて見映えが向上されると共に手等を汚すことが防止され、低コスト化を図りつつ、外観上や使用上の商品価値が高められる固形化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明による固形化粧料容器は、上方に膨出する凸部を有し離水性を有する固形化粧料と、固形化粧料の凸部が上方に突出するようにして固形化粧料を包囲収容して保持すると共に、筒状を成す容器本体に内挿され当該容器本体に着脱不能に装着された固形化粧料保持体と、周方向に沿って設けられ、固形化粧料から流出し固形化粧料保持体の上面を伝う離水が流れ込み当該離水を毛細管作用により保持する落とし込み部と、備えることを特徴としている。
このような固形化粧料容器によれば、上方に膨出する凸部を有し離水性を有する固形化粧料が、その凸部が上方に突出するようにして固形化粧料保持体に包囲収容して保持され、固形化粧料から流出し固形化粧料保持体の上面を伝う離水が、周方向に沿って設けられた落とし込み部に流れ込み当該落とし込み部の毛細管作用により保持される。このため、吸水体のような別部材を設けること無く、固形化粧料からの離水が容器の外面に付着することが防止されて見映えが向上されると共に手等を汚すことが防止され、低コスト化を図りつつ、外観上や使用上の商品価値が高められる。
ここで、上記作用を効果的に奏する落とし込み部としては、具体的には、周方向に沿って多数が設けられて上下方向に延在する孔又は凹部が挙げられる。
また、より具体的には、固形化粧料保持体を包囲する包囲部材を備え、落とし込み部は、固形化粧料保持体の外周面又は包囲部材の内周面の何れか一方に設けられ周方向に沿って連続すると共に上下方向に延在する凹凸部のその凸部に対して、固形化粧料保持体の外周面又は包囲部材の内周面の他方が当接することで形成される孔又は凹部が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する固形化粧料の凸部としては、具体的には、ドーム状を成す構成が挙げられる。このドーム状の凸部から離水が固形化粧料保持体の上面へ伝い、上記落とし込み部に流れ込み保持される。
また、上記作用を効果的に奏する固形化粧料としては、具体的には、ゲル状のものが挙げられる。
このように本発明によれば、吸水体のような別部材を設けること無く、固形化粧料からの離水が容器の外面に付着することが防止されて見映えが向上されると共に手等を汚すことが防止されるため、低コスト化を図りつつ、外観上や使用上の商品価値を高めることが可能となる。
以下、本発明による固形化粧料容器の好適な実施形態について図1〜図8を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1は、固形化粧料容器を示す斜視図、図2は、固形化粧料容器のキャップを外した状態を示す斜視図、図3は、図2の縦断面図、図4は、図2の平面図、図5及び図6は、固形化粧料及び固形化粧料保持体を示す各斜視図、図7及び図8は、固形化粧料保持体の各斜視図であり、当該固形化粧料容器は、例えば頬紅等の固形化粧料を備え塗布に供するものである。
図1に示す固形化粧料容器100は、図2〜図6に示すように、固形化粧料Gと、この固形化粧料Gを保持した固形化粧料保持体1と、図2〜図4に示すように、この固形化粧料保持体1を内部に装着した容器本体2と、固形化粧料G及び固形化粧料保持体1を覆うようにして容器本体2の上部を覆うキャップ3(図1参照)と、を具備している。これらの容器本体2、固形化粧料保持体1及びキャップ3は、樹脂より成る成型品とされている。
固形化粧料Gはゲル状(ゼリー状)であり、例えば寒天やカラギーナン等のゲル化剤と水溶性の染料とを配合したもので、離水性を有している。なお、このゲル状の固形化粧料には、必要に応じて、保湿剤、粉体、界面活性剤、油性成分を配合することができ、これらの他に、通常、化粧料に配合し得る添加成分、例えば、防腐剤、香料、pH調整剤、美白成分等の薬剤成分を適宜配合しても良い。
そして、この固形化粧料Gは、図2〜図6に示すように、略円柱状の基部G1と、この基部G1より上方に膨出するドーム状(略半球体状、略球帽体状等を含む)の凸部G2と、を有する構成とされている。
図3、図7及び図8に示すように、固形化粧料保持体1は、容器本体2に装着される装着部1aと、装着部1aより内側に配置されて固形化粧料Gを保持する保持部1bと、装着部1aの下側に配置され当該装着部1aと保持部1bとを繋ぐ弾性部1cと、を具備した樹脂による一体成型品とされている。
図5〜図8に示すように、装着部1aは、略円筒形状を成し、その外周面に、周方向に沿って連続すると共に上下方向に所定長延在する凹凸部1dを有している。この凹凸部1dは、周方向に沿って所定間隔で離間して設けられた多数の凸部1qにより構成され、固形化粧料Gからの離水の落とし込み部4を構成するためのものである。また、装着部1aの外周面には、上記凹凸部1dの下側に、容器本体2に装着するための突条1eが周方向に沿って複数個設けられている。
弾性部1cは、装着部1aの下部と同径の略円筒形状に構成され、周壁を開口するスリット1fを有する樹脂バネとされている。図7及び図8に示すように、スリット1fは、横方向に延在する横開口1gを上下に配置すると共に横方向にズラして配置し、これらの横開口1g,1gの上下に隣接する端部同士を縦方向に延在する縦開口1hで繋いだもので、周方向に沿って二個が設けられ、一方のスリット1fの上側の横開口1gの下方に他方のスリット1fの下側の横開口1gが重なるように位置すると共に、一方のスリット1fの下側の横開口1gの上側に他方のスリット1fの上側の横開口1gが重なるように位置するように配置され、図8に示すように、樹脂バネ1cは、周方向に180°離間する位置の部分(一方のスリット1fの上側の横開口1gと他方のスリット1fの縦開口1hとの間の部分、及び、他方のスリット1fの上側の横開口1gと一方のスリット1fの縦開口1hとの間の部分)1i,1iで装着部1aの下部に支持される二点支持とされている。このように構成される樹脂バネ1cは、スリット1f,1fにより上下方向に伸縮可能とされている。
保持部1bは、図6及び図8に示すように、上下方向に延在し周方向に離間して等配される複数本(本実施形態では四本)の足1jを備えている。この足1jは、剛性を有し、その下部が外側に折曲されて樹脂バネ1cの下部、詳しくは樹脂バネ1cのスリット1fより下側部分に繋がれている。
また、足1jの上部には、図3、図4、図6及び図7に示すように、円環状保持体1k及び放射状保持体1mが設けられている。円環状保持体1kは、複数個(本実施形態では三個)が同心円状に配設されている。これらの隣接する円環状保持体1k,1k同士は、図3、図6及び図7に示すように、内側の円環状保持体が上部側に高くされ、具体的には、図6及び図7に示すように、最内側の円環状保持体1kの上面1k1に比して中側の円環状保持体1kの上面1k2が低く、この中側の円環状保持体1kの上面1k2に比して最外側の円環状保持体1kの上面1k3が低く、且つ、これらの上面1k1,1k2,1k3が、略同角度で外側に向かうに従い下方に傾斜し上面同士が離間して連なる傾斜面に構成されている。そして、図4及び図7に示すように、上面1k1を備える最内側の円環状保持体1kに囲まれる開口1nが、後述の溶解状態のゲル状の固形化粧料が流し込まれる充填口として設定されている。
放射状保持体1mは、上面1k1を備える最内側の円環状保持体1kの下部に連結されて当該最内側の円環状保持体1kから複数個(本実施形態では四個)が放射状に延びると共に、他の円環状保持体1kの下部を各々連結して成り、その外側端部が足1jの上下延在部分の上端部に連結される構成とされている。
そして、足1jの上部を構成する当該円環状、放射状保持体1k,1mが、図3に示すように、固形化粧料Gの基部G1に覆われた状態とされて当該固形化粧料Gを保持する構成とされている。
ここで、ドーム状の凸部G2を有し固形化粧料保持体1に保持される固形化粧料Gを得るにあたっては、固形化粧料保持体1を図8に示すように逆さにして、ドーム状の凸部G2に対応する(合致する)形状の型(紅型)に上から嵌め込み、この型の上方に配設された充填ノズルからゲル状の固形化粧料を熱溶解した状態で、固形化粧料保持体1の充填口(開口)1nを通して型と固形化粧料保持体1との間に画成される成形空間に流し込むと共に固形化粧料保持体1の円環状、放射状保持体1k,1mが覆われる迄流し込み、溶解状態の化粧料を固化させ型を離型することで、ドーム状の凸部G2を有するゲル状の固形化粧料Gを成形すると共に当該固形化粧料Gを円環状、放射状保持体1k,1mに保持して成る図5及び図6に示す固形化粧料保持体1が得られる。そして、固形化粧料保持体1に保持された固形化粧料Gは、固形化粧料保持体1の装着部1aの内周面に対して上下動可能とされている。
このような固形化粧料保持体1を装着する容器本体2は、図3に示すように、有底円筒形状を成すと共にその上部が二股に分岐されて上方に突出する構成とされている。この容器本体2には、その内側の上部2cの内周面に、固形化粧料保持体1の突条1eを軸線方向に係合するための環状溝2aが設けられていると共に、その外側の上部2dの外周面に、キャップ3を着脱可能に装着するための雄螺子2bが設けられている。そして、上記固形化粧料保持体1は、その下部側から容器本体2に内挿され、固形化粧料保持体1の突条1eが容器本体2の環状溝2aに係合することで、軸線方向移動不能に連結され、ドーム状の凸部G2が上方に突出する構成とされている。
また、固形化粧料保持体1と容器本体2との間には、図2〜図4に示すように、パッキン5が設けられている。パッキン5は円環状体であり、図3に示すように、その下部が内側に折曲される折曲下部5aとされると共にその上部が外側に折曲される折曲上部5bとされている。このパッキン5は、その外周面が容器本体2の外側の上部2dの内周面に嵌着されると共に、その内周面が固形化粧料保持体1の凹凸部1dに外周側から面する構成とされ、その折曲下部5aが、固形化粧料保持体1の凹凸部1dの凸部1qの下端面と容器本体2の内側の上部2cの上端面との間に挟み込まれると共に、その折曲上部5bが容器本体2の外側の上部2dの上端面に載置される構成とされている。
このパッキン5の折曲下部5aの内周面と固形化粧料保持体1の装着部1aの外周面との間には所定の回転摩擦抵抗が生じているため、固形化粧料保持体1は、パッキン5を介して容器本体2に回転不能に連結されている。すなわち、固形化粧料保持体1は、容器本体2に対して回転不能且つ軸線方向に離脱不能に装着されている。
そして、図2及び図4に示すように、パッキン5の内周面に対して、固形化粧料保持体1の凹凸部1dの凸部1qが当接し、固形化粧料保持体1の凹凸部1dの凹面とパッキン5の内周面との間に、周方向に沿って上下方向に延在する多数の孔が形成されている。これらの孔が固形化粧料Gからの離水が流れ込む落とし込み部4を構成する。この落とし込み部4は、流れ込んだ離水を毛細管作用により保持し得る孔径に形成されている。
なお、図3に示すように、パッキン5の折曲下部5aの内周面に、周方向に沿って連続すると共に上下方向に延在する凹凸部を多数設けて、固形化粧料保持体1の凹凸部1dの凹部とパッキン5の折曲下部5aの内周面の凹部とにより落とし込み部4を上下に貫通する貫通孔としても良く、また、パッキン5の折曲下部5aの内周面には凹部を設けずに落とし込み部4を下方に凹設された凹部としても良い。
また、キャップ3は、図1に示すように、固形化粧料Gに対向し当該固形化粧料Gを上方から覆うドーム状の覆部3aと、この覆部3aの周縁に連設されて下方に延在する円環状の周壁部3bと、を備えている。そして、キャップ3は、その周壁部3bが容器本体2の上部に外挿され、周壁部3bの内周面に設けられた雌螺子(不図示)が容器本体2の雄螺子2bに螺合することで、容器本体2に着脱可能に装着されている。このキャップ3の装着状態にあっては、キャップ3における周壁部3bより内側で下側に向かって突出する円環状の凸部(不図示)が、パッキン5の上端面に当接することで、気密化が図られている。
このように構成された固形化粧料容器100を使用に供する場合には、キャップ3を容器本体2から取り外し、容器本体2の外周面を持って、ゲル状の固形化粧料Gのドーム状を成す凸部G2を皮膚に当てて塗布すれば良い。この塗布の際にあっては、ゲル状の固形化粧料Gはプルプルしているため、使用感が良い。また、特に夏期等にあっては、ひんやり感が与えられるため、一層使用感が良い。
そして、特に本実施形態の固形化粧料容器100によれば、以下の作用・効果を奏する。すなわち、ゲル状の固形化粧料Gは離水性を有するため、当該固形化粧料Gからは離水が流出する。この固形化粧料Gは上方に膨出する凸部G2を有しているため、当該凸部G2の凸面を伝って離水が下に流れて来て、固形化粧料Gの基部G1を包囲収容し保持する固形化粧料保持体1のその上面に達する。
ここで、本実施形態の落とし込み部4が無いと、固形化粧料Gから固形化粧料保持体1の上面に達した離水は、キャップ3を外すと、容器本体2の外側の上部2dの外周面に設けられた雄螺子2bまで達し、当該雄螺子2bを始めとしたパッキン5や固形化粧料保持体1等、容器の外面に付着し固化してしまう。
しかしながら、本実施形態においては、固形化粧料Gから流出し固形化粧料保持体1の上面を伝う離水は、周方向に沿って設けられた落とし込み部4に流れ込み当該落とし込み部4の毛細管作用により保持される。このため、吸水体のような別部材を設けること無く、固形化粧料Gからの離水が容器の外面に付着することが防止されて見映えが向上されると共に手等を汚すことが防止されている。その結果、低コスト化を図りつつ、外観上や使用上の商品価値が高められている。なお、この落とし込み部4による毛細管作用によれば、固形化粧料容器100を逆さにしても、落とし込み部4に保持された離水は落下することは無い。
なお、本実施形態においては、離水性を有する固形化粧料として特に好適であるとして、ゲル状の固形化粧料としているが、他の離水性を有する固形化粧料であっても良い。
また、特に本実施形態の固形化粧料容器100によれば、以下の作用・効果を奏する。すなわち、図3に示すように、容器本体2の内部に、装着部1a、弾性部1c及び保持部1bを備える固形化粧料保持体1が装着され、装着部1aが、筒状を成して容器本体2に装着され、弾性部1cが、筒状を成して装着部1aの下側に繋がれると共に周壁を開口するスリット1fを有して上下方向に伸縮可能な樹脂バネとされ、保持部1bが、装着部1aより内側に配置されて上下方向に延在し周方向に離間して配置される複数本の足1jを備え、これらの足1jの上部が、ドーム状の凸部G2を有する固形化粧料Gをその凸部G2が上方に突出するようにして保持すると共に、これらの足1jの下部が、樹脂バネ1cの下部に連結される構成であるため、例えば落下等による衝撃や振動等の外力が作用した場合、容器本体2から固形化粧料Gに伝わる外力が、容器本体2と固形化粧料Gとの間の固形化粧料保持体1の樹脂バネ1cにより緩衝される。従って、固形化粧料Gの割れや欠け、固形化粧料Gの容器からの離脱が防止されている。
また、固形化粧料保持体1が、樹脂による一体成型品とされているため、成形、組立等の製造コストの低減が図られている。
なお、固形化粧料保持体1を構成する樹脂バネ1cの下端面は、ゲル状の固形化粧料Gを塗布する際に当該固形化粧料Gが後退しないように、容器本体3の底部に予め当接していても良く、また、例えば樹脂バネ1cのバネ性が強く塗布の際に樹脂バネ1cが伸びる前にゲル状の固形化粧料Gがへこむ等、塗布に支障が無ければ、樹脂バネ1cの下端面と容器本体3の底部とは離間していても良い。
また、固形化粧料Gの塗布時に当該固形化粧料Gの略中央上部から円環状保持体に作用する力を、各円環状保持体に略均等に分散させるべく、内側に行くに従い高さが高くなる円環状保持体1kに代えて、図9に示すように、最外側の上面11k3、中側の上面11k2、最内側の上面11k1が略同じ高さの円環状保持体11kを採用しても良く、また、図10に示すように、最外側の上面21k3に比して中側の上面21k2が低く、中側の上面21k2に比して最内側の上面21k1が低い円環状保持体21kを採用しても良い。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、固形化粧料保持体1の装着部1aの外周面に凹凸部1dを設け、パッキン5の内周面との間に落とし込み部4を形成するようにしているが、これとは逆に、パッキン5の内周面に凹凸部を設け、固形化粧料保持体1の装着部1aの外周面との間に、同様な落とし込み部を形成するようにしても良い。また、このような構成の落とし込み部は、固形化粧料保持体1の装着部1aの外周面とパッキン5の内周面との間に限定されるものではなく、固形化粧料保持体1を包囲する包囲部材であるパッキン5を無くして、容器本体2を固形化粧料保持体1を包囲する包囲部材として、固形化粧料保持体1の装着部1aの外周面と容器本体2の内周面との間に落とし込み部を設けるようにしても良く、さらには、例えば、固形化粧料保持体1の上面に孔又は凹部を設けて落とし込み部としても良い。
また、上記実施形態においては、固形化粧料の割れや欠けを防止すべく、固形化粧料Gは、固形化粧料保持体1の装着部1aに固定されていないが、樹脂バネ1cを有しない構成として固形化粧料保持体1の装着部1aに固定されていても良く、また、例えば、特開2004−321410号公報に記載の固形化粧料容器のような中皿を固形化粧料保持体として、当該固形化粧料保持体に固定されていても良い。また、固形化粧料保持体と容器本体とを兼用とし固形化粧料保持体が容器本体である例えばコンパクトのような固形化粧料容器に対しても適用可能であり、このような場合にあっても、周方向に沿って設けられ、固形化粧料から流出し固形化粧料保持体の上面を伝う離水が流れ込み当該離水を毛細管作用により保持する落とし込み部を備えていれば良い。
また、上記実施形態においては、凸部を有する固形化粧料として特に好適であるとして、ドーム状の凸部を有する固形化粧料としているが、例えば角錐台等の上方に膨出する凸部を有する固形化粧料であっても良い。
本発明の実施形態に係る固形化粧料容器を示す斜視図である。 図1の固形化粧料容器のキャップを外した状態を示す斜視図である。 図2に示す固形化粧料容器の縦断面図である。 図2に示す固形化粧料容器の平面図である。 図2〜図4中の固形化粧料及び固形化粧料保持体を示す斜視図である。 図5に示す固形化粧料及び固形化粧料保持体の一部破断斜視図である。 図5中の固形化粧料保持体を上方から示す斜視図である。 図7の固形化粧料保持体を逆さにして上方から示す斜視図である。 円環状保持体の他の例を示す固形化粧料容器の縦断面図である。 円環状保持体のさらに他の例を示す固形化粧料容器の縦断面図である。
符号の説明
1…固形化粧料保持体、1d…凹凸部、1q…凹凸部の凸部、4…落とし込み部(孔又は凹部)、5…パッキン(包囲部材)、100…固形化粧料容器、G…固形化粧料、G1…基部、G2…凸部。

Claims (5)

  1. 上方に膨出する凸部を有し離水性を有する固形化粧料と、
    前記固形化粧料の前記凸部が上方に突出するようにして前記固形化粧料を包囲収容して保持すると共に、筒状を成す容器本体に内挿され当該容器本体に着脱不能に装着された固形化粧料保持体と、
    周方向に沿って設けられ、前記固形化粧料から流出し前記固形化粧料保持体の上面を伝う離水が流れ込み当該離水を毛細管作用により保持する落とし込み部と、備えることを特徴とする固形化粧料容器。
  2. 前記落とし込み部は、周方向に沿って多数が設けられて上下方向に延在する孔又は凹部であることを特徴とする請求項1記載の固形化粧料容器。
  3. 前記固形化粧料保持体を包囲する包囲部材を備え、
    前記落とし込み部は、前記固形化粧料保持体の外周面又は前記包囲部材の内周面の何れか一方に設けられ周方向に沿って連続すると共に上下方向に延在する凹凸部のその凸部に対して、前記固形化粧料保持体の外周面又は前記包囲部材の内周面の他方が当接することで形成される孔又は凹部であることを特徴とする請求項2記載の固形化粧料容器。
  4. 前記固形化粧料の前記凸部は、ドーム状を成していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の固形化粧料容器。
  5. 前記固形化粧料は、ゲル状であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の固形化粧料容器。
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