JP4589522B2 - 急速継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の連結対象管に着脱可能に連結する急速継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧力気体あるいは圧力液体などの流体経路を種々の連結対象管に対して連結する場合に用いられる急速継手は、簡略な操作により素早く着脱できる機構を備えている。
【0003】
ここで、急速継手は、連結対象管との連結時に、流体洩れがなく、かつ確実に連結状態を保持するための配慮がなされている。
【0004】
例えば、図3、図4に示す構成の急速継手1A、1Bが用いられている。
(1)急速継手1Aは、筒状本体(シリンダー)2aと、筒状本体2aの内部に軸方向Pに往復移動可能に案内され、押しバネK1によって前方a側に付勢された筒状ピストン3aと、筒状ピストン3aの先端側に装着されたリング状シール部材4aと、前記リング状シール部材4aより前方a側位置で筒状本体2aに設けられた孔20aに配置され、半径内側及び半径外側に移動可能な押さえボール5aと、筒状本体2aの外周に軸方向Pに沿って往復移動可能に案内され、押しバネK2によって前方a側に付勢された筒状操作部材(スリーブ)6aと、よりなる。
【0005】
なお、前記筒状本体2aは、前方a側に連結対象管9aに着脱自在に装着する接続部200aを備え、後方b側に圧力通路21aを備える。
【0006】
急速継手1Aの場合には、筒状操作部材6aを軸方向Pに操作することにより、連結対象管9aに挿入しその外周部91aに素早く装着すること及び前記装着状態から素早く離脱することが可能である。
(2)急速継手1Bは、筒状本体(シリンダー)2bと、筒状本体2bの内部に軸方向Pに往復移動可能に案内され、押しバネK1によって前方a側に付勢された筒状ピストン3bと、筒状ピストン3bの先端側に装着されたリング状シール部材4bと、筒状本体2bに設けられた孔20bに配置され、半径内側及び半径外側に移動可能な押さえボール5bと、筒状本体2bの外周側に軸方向Pに往復移動可能に案内され、押しバネK2によって前方a側に付勢された筒状操作部材(スリーブ)6bと、よりなる。
【0007】
なお、前記筒状本体2bは、前方a側に連結対象管9bに着脱自在に装着する接続部20bを備え、後方b側で気密に閉じる蓋部材21bが装着されている。
【0008】
急速継手1Bの場合には、筒状操作部材6aを軸方向Pに操作することにより、連結対象管9bに挿入しその外周部91bに素早く装着すること及び前記装着状態から素早く離脱することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の急速継手1A、1Bの場合には、以下に示す不具合を備える。すなわち、
(1)図3に示すように、急速継手1Aを連結対象管9aに装着した場合のシール状態は、連結対象管9aのリング状の端面90aにリング状シール部材4aの端面40aが当接するものである。
【0010】
このため、端面90aと端面40aとの平面度の精度が低いと良好なシール状態が得られない。従って、改善の余地がある。
(2)図4に示すように、急速継手1Bを連結対象管9bに装着した場合のシール状態は、連結対象管9bのリング状の端面90bにリング状シール部材4bの端面40bが当接するものである。
【0011】
このため、端面90bと端面40bとの平面度の精度が低いと良好なシール状態が得られない。従って、改善の余地がある。
【0012】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、圧力気体あるいは圧力液体などの流体通路や、圧力変動を伴う通路や、流体の循環回路などの一部を形成する種々の連結対象管に対して着脱可能に連結する場合及び前記連結を解除する場合、ワンタッチ操作でなし得るとともに、連結時に連結対象管の根元側の外周部をシールしてシール性を高めることや、筒状本体の半径外方向に拡大することを抑えることができるコレット部及びシール部の配置状態が得られることや、コンパクト化などを達成でき操作しやすい急速継手を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の急速継手は、連結対象管の軸方向に沿って往復移動し前記連結対象管の外周部に着脱可能に連結されるとともに前記連結対象管の孔通路に連通する内部通路をもつ筒状体と、前記筒状体にそれぞれ組み込まれ、前記連結対象管の前記外周部を固定保持するコレットと、前記外周部を気密状態にシールするシール部と、前記コレット及びシール部を前記軸方向に付勢する付勢部と、前記連結対象管の前記外周部と前記筒状体との連結状態を保持及び解除する操作部とを備えた急速継手であって、前記筒状体は、前記連結対象管の開口端に対向する側より前記シール部、前記コレットの順に前記軸方向に沿って直線的に配置した構成であり、前記付勢部は、前記筒状体に収容され前記軸方向に往復移動可能に配列された第1ピストンと、前記第1ピストンの内周側に同芯円状に配置された第2ピストン及び案内ピストンと、前記第1ピストンと前記第2ピストンとの間に介置された第1押ばねと、前記第1ピストンと前記案内ピストンとの間に介置された第2押ばねと、筒状体と第1ピストンとの間に介置された第3押ばねと、よりなることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施態様】
本発明の急速継手は、筒状体と、コレットと、シール部と、付勢部と、操作部と、よりなる。
【0015】
筒状体は、いわゆるシリンダーを形成するもので剛性を備えた材質よりなり、その内部に配置され、前記第1ピストン、前記案内ピストン及び、それらを軸方向に沿って往復移動可能に案内する中心部の定位置に固定保持された筒状案内部材をもつものを用いることができる。
【0016】
前記コレットは、シール部とともに同一軸線上で筒状体に組み込まれ、コレットは、付勢部によって軸方向に付勢されて縮径し、連結対象管の開口端に近い位置で連結対象管の外周部を固定保持する機能を備える。
【0017】
前記シール部は、付勢部によってコレットを介して軸方向に付勢されることによって半径内方向に弾性変形し、連結対象管の開口端より所定の間隔を隔てた根元側の外周部を縮径方向に押圧し、かつ前記外周部を気密状態にシールする機能を備える。
【0018】
前記付勢部は、コレット及びシール部を軸方向に沿って付勢することにより、、筒状体を連結対象管の外周部に挿通した状態でコレットによる前記外周部の固定保持機能及びシール部による前記外周部を気密に保持するシール機能を発揮し得る。
【0019】
付勢部としては、前記筒状体に収容され前記軸方向に沿って往復移動可能に配列された第1ピストンと、前記第1ピストンの内周側に同芯円状に配置された第2ピストン及び案内ピストンと、前記第1ピストンと前記第2ピストンとの間に介置された第1押ばねと、前記第1ピストンと前記案内ピストンとの間に介置された第2押ばねと、筒状体と第1ピストンとの間に介置された第3押ばねと、より構成されたものを用いる。
【0020】
第1ピストンは、往移動操作に伴う付勢力を第1押ばね及び第2押ばねを介して第2ピストン及び案内ピストンに同時に伝達することができる。
【0021】
第1ピストンは、前記筒状体の後端側(前記連結対象管の前記開口端に対向する側と反対側)より外部に突出する筒状の操作把握部をもつものを用いることができる。この第1ピストンの操作把握部は、作業者が把握し軸方向に往移動操作をしやすい利点がある。
【0022】
第2ピストンは、第1ピストンの往移動操作に伴う付勢力を第1押ばねを介して受けて往移動し、かつその先端側に配置されているコレット及びシール部を軸方向に沿って付勢する機能を備える。
【0023】
案内ピストンは、第1ピストンの往移動操作に伴う付勢力を第2押ばねを介して受けて往移動し、かつその先端面を連結対象管の開口端面に当接した状態で第1ピストンの往移動操作に伴い、第2押ばねを介して移動(連結対象管を筒状体に挿通深さを増す方向に移動)し、所定の装着、連結定位置に筒状体を案内する案内機能と、連結対象管の外周部と筒状体との連結状態を解除する操作部の作用時に、第2押ばねの反力を筒状体に伝達し、かつ連結対象管から素早く離脱させる機能を備える。
【0024】
前記操作部は、前記筒状体の内部通路を連結対象管の外周部に挿通させ、前記付勢部により軸方向に沿って付勢されたコレット及びシール部により連結対象管の外周部が把持及びシールされた状態で連結対象管と急速継手との連結状態を保持する機能と、前記連結状態を解除することができる機能を備える。
【0025】
操作部としては、操作筒部と、複数の球と、押しばねとからなる構成を用いることができる。操作筒部は、筒状体の外周部を軸方向に沿って往復移動可能に装着され、内部に軸方向に形成された小径内周部及び大径内周部、小径内周部と大径内周部との間の傾斜内周部をもつものを用いることができる。
【0026】
複数の球は、操作筒部の内部の周方向に所定の間隔で配置されるとともに、半径内方向及び半径外方向に移動可能であり、小径内周部に当接し半径内方向に移動した位置に保持され、大径内周部に当接し半径外方向に移動した位置に保持される。
【0027】
【実施例】
本発明の急速継手の実施例を図1、図2に示す連結対象管9に対して連結する場合に適用して説明する。
【0028】
図1、図2に示す実施例の急速継手1は、連結対象管9の開口端90に対向する一端(先端)側aに、連結対象管9を収容する収容孔2eを備えシリンダーを形成する筒状本体2と、筒状本体2内部中心の定位置に軸方向Pに沿い配置、固定された中央案内部材2dと、筒状本体2内部で連結対象管9の開口端90に対向する一端側aより軸方向Pの延長線上を順に配置された筒状シール部材(シール部)3a、カラー3b、コレット3cと、筒状本体2内部で軸方向Pに沿い移動可能に配置された付勢部4と、操作部8と、よりなる。
【0029】
筒状本体2は、剛性を備えた金属製の段付き筒状体であり、その一端側aから他端(後方)側bに向かって軸方向Pに順に形成された大径筒部分2aと、リング状の連結壁部分2bと、小径筒部分2cとよりなる。
【0030】
大径筒部分2aは、連結対象管9の外周部91を収容する収容孔2e、テーパ状開口2g、収容孔2eを形成する内周面2f、テーパ状開口2gと内周面2fとの間に形成された内周肩部2hとを備え、内周面2f及び内周肩部2hに筒状シール部材3aが装着されている。また内周面2fには、後記の第2ピストン6の外周面60に当接するOリングN1が嵌挿されている。
【0031】
小径筒部分2cには、軸方向Pに所定の間隔を隔てた2つの位置に、後記する操作部8の一部を構成する可動ストッパー用ボールS1を半径内方向及び半径外方向に変位可能に収容する円孔212と、固定位置決め用ボールS2を収容する円穴213が設けられている。
【0032】
固定位置決め用ボールS2は、筒状本体2と中央案内部材2dとを一体的に連結する。すなわち、固定位置決め用ボールS2は、その頂部を小径筒部分2cの円穴213で保持されるとともに、底部を中央案内部材2dの円穴214で保持されることによって、筒状本体2と中央案内部材2dとを一体的に連結している。
【0033】
中央案内部材2dは、径小筒部20dと、径小筒部20dに一体的に形成された径大筒部21dとよりなる。径小筒部20d及び径大筒部21dには、中央に軸方向Pに貫通する通路200dが設けられている。また、径小筒部20dには、通路200dに直交する通路201dが設けられている。
【0034】
径大筒部21dには、その外周部に形成されたリング状の溝210dにOリングN2が嵌挿され第1ピストン5の径小筒部52を軸方向Pに移動可能に配置している。また、径大筒部21dの外周部に形成された円穴214には、前記固定位置決め用ボールS2の底部が収容されている。
【0035】
径小筒部20dの前方の外周部には、案内ピストン7が軸方向Pに沿って摺動可能に嵌挿され、かつ案内ピストン7の他端7bと第1ピストン5の径小筒部52との間に第2押しバネK2が介置されている。
【0036】
なお、前記第2押しバネK2は、第1ピストン5と案内ピストン7を図2に示す装着時位置から図1に示す非装着時位置に復帰移動するための復帰手段を形成する。
【0037】
筒状シール部材3aは、弾性変形可能及び弾性変形時の反力で元の形状に戻る材質からなる。筒状シール部材3aは、一端面30a及び外周面33aを筒状体2の収容孔2eの内周肩部2h及び内周面2fに当接した状態に配置されている。
【0038】
カラー3bは、筒状シール部材3aの他端面31aに平面状に当接する一端面30bと、コレット3cの一方のテーパ面30cに当接するテーパ面31bを備えている。
【0039】
コレット3cは、連結対象管9の外周部91に当接し、固定保持する把持部を形成するものであり、かつ外部から軸方向Pに付勢されたとき縮径し、前記付勢作用が解除されたとき、拡径可能なもので、軸方向Pの両外周側がテーパ面30c、31c状に形成されている。なお、コレット3cは、周方向に1巡する間に図略の欠損部を備えたリング状のものや、周方向に所定の間隔を保持して配置された少なくとも2つのパーツからなるものを用いることができる。
【0040】
付勢部4は、筒状本体2の内部で半径内側に向かって順に同芯円状に配置されそれぞれ軸方向Pに沿い、往復移動可能に配設された第1ピストン5及び第2ピストン6と、中央案内部材2dの先端側で第2ピストン6とのリング状空間に配置された案内ピストン7と、前記第1ピストン5と前記第2ピストン6との間に介置された第1押ばねK1と、前記第1ピストン5と前記案内ピストン7との間に介置された第2押ばねK2と、第1ピストン5の後記する鍔部54と筒状本体2との間に介置された第3押ばねK3と、より構成されている。
【0041】
第1ピストン5は、一体的に形成された径大筒部50、リング状連結部51、径小筒部52と、径小筒部52の端部に連設された操作把握部53及び鍔部54とよりなる。
【0042】
径大筒部50は、筒状本体2の大径筒部2aに摺動可能に配置される。
【0043】
径小筒部52は、筒状本体2の小径筒部2cに摺動可能に配置される。この径小筒部52には、可動ストッパーボールS1を転動可能に収容する凹部521と、定位置に設置された固定位置決め用ボールS2を所定の間隔を保ち軸方向Pに伸びる長孔522とが形成され、さらに筒状本体2の小径筒部2c(筒状本体2の後端b)側より外部に突出する部分における矢印Y1方向への直線的な付勢操作がしやすい配慮として、作業者が把握しやす操作把握部53及び鍔部54が形成されている。操作把握部53は、作業者が手で把握できる大きさの外径及び軸方向Pの長さに種々設定することができる。鍔部54は、作業者の手で把握された操作把握部53を矢印Y1方向への直線的な付勢操作時に、手の一部が当接するため、空滑りすることなく、確実に付勢することができる。
【0044】
第2ピストン6は、一体的に形成された径小筒部60と径大筒部61とよりなる。径小筒部60は筒状本体2の大径筒部2aの内周面2fを案内とし、径大筒部61は第1ピストン5の径大筒部50の内周面501を案内として軸方向Pに沿って移動可能に配置されている。
【0045】
第2ピストン6の先端テーパ面6aは、前記筒状シール部材3aの他端面31aとの間にカラー3b及びコレット3cを介して対向している。
【0046】
第2ピストン6の後端6bは、第1ピストン5の径小筒部52との間に、軸方向Pに付勢する第1押ばねK1が介置されている。前記後端6bの外周側に形成されたリング状の溝62に、第1ピストン5の径大筒部50の内周面501に当接するOリングN3が嵌挿されている。
【0047】
第1ピストン5の径大筒部50の内周面501には、第2ピストン6の軸方向Pにおける筒状シール部材3aの他端面31a側に接近する間隔を制限するために、第2ピストン6の径大筒部61に係止するストップリング55が装着されている。
【0048】
案内ピストン7は、その先端面7aを連結対象管9の開口端90に当接した状態で第1ピストン5の往移動(図1の矢印Y1参照)操作に伴い、第2押ばねK2を介して移動(連結対象管9を筒状体2に挿通深さを増す方向に移動)し、所定の装着、連結定位置(図2参照)に筒状体2を案内する案内機能と、連結対象管9の外周部91と筒状体2との連結状態を解除する操作部8の作用時に、第2押ばねK2の反力を筒状体2に伝達し、かつ連結対象管9から素早く離脱させる機能を備える。
【0049】
操作部8は、操作筒部80と、複数の可動ストッパーボールS1と、押しばねKとからなる。
【0050】
操作筒部80は、筒状体2の小径筒部分2cの外周を軸方向Pに往復移動(図1の矢印Y1及び図2の矢印Y2参照)操作可能に装着され、内周部側に配置された可動ストッパーボールS1の頂部を抑えた状態で転動でき、かつ可動ストッパーボールS1を半径外方向及び半径内方向の移動を許容するための小径内周面81及び大径内周面82が形成されている。
【0051】
可動ストッパーボールS1は、筒状本体2の小径筒部分2cに形成された円孔212に半径内方向及び半径外方向に変位可能に収容される。
【0052】
すなわち、可動ストッパーボールS1は、頂部が操作筒部80の小径内周面81側に位置するとき底部が第1ピストン5の径小筒部52の凹部521に収容され、第1ピストン5の軸方向の移動を阻止し、かつ装着時停止位置(装着時連結位置)に固定、保持するとともに、頂部が操作筒部80の大径内周面82に側に位置するとき底部が第1ピストン5の径小筒部52の外周面520側に位置して第1ピストン5の軸方向の移動を可能にするように構成されている。
【0053】
押しばねKは、筒状体2の小径筒部分2cと操作筒部80との間に介置され、かつその付勢力によって操作筒部80を軸方向Pに沿って往移動(図1の矢印Y1)方向に付勢して、前記装着時停止位置を保持する機能を備える。
【0054】
また操作筒部80の小径内周面81側と筒状体2の小径筒部分2cとの間に押しばねKが介置されている。
【0055】
このように、操作部8は、操作筒部80により可動ストッパーボールS1を大径内周面82側に移行した状態に保持した場合に、第1ピストン5、第2ピストン6、案内ピストン7を非装着時停止位置(図1参照)で停止させる非装着時停止手段として機能し、可動ストッパーボールS1を小径内周面81側に移行した状態に保持した場合に、前記第1ピストン5、第2ピストン6、案内ピストン7を装着時停止位置(図2参照)に停止させておく装着時停止手段として機能する。
【0056】
前記のように構成された実施例1の急速継手1は、連結対象管9の外周部91に着脱可能に連結されて用いられる。
【0057】
すなわち、連結対象管9の外周部91に急速継手1を連結させる場合には、急速継手1の前方a側のテーパ状開口2gを連結対象管9の開口端90に対向する同一軸線上位置に一致させ、往移動操作する(矢印Y1参照)。
【0058】
すると、急速継手1は、中央案内部材2dの案内ピストン7の先端面7aを連結対象管9の開口端90に当接する。
【0059】
この状態で、さらに第1ピストン5の操作把握部53を往移動(矢印Y1参照)させ、図1に示す非装着時位置から、図2に示す装着時位置に移行させる。
【0060】
この移行過程における第1ピストン5の操作把握部53の動きは、第1押しバネK1と第2押しバネK2及び第3押しバネK3を同時に圧縮し、案内ピストン7及び第2ピストン6を往移動方向(矢印Y1参照)に付勢する。
【0061】
従って、案内ピストン7は、その先端面7aを第2押しバネK2の反力で連結対象管9の開口端90に強く当接し、外周部91を定位置に保持するために役立つ。また、第1ピストン5から第1押しバネK1を介して第2ピストン6に伝達された付勢力は、第2ピストン6の先端テーパ面6aからコレット3c、カラー3b、筒状シール部材3aに伝達される。
【0062】
このため、コレット3cは、外周部91を半径内方向に把持し、筒状シール部材3aは、半径内方向に内周側が膨出した形状に弾性変形し、かつ外周部91を強力にシールする。ここで、筒状体2は、連結対象管9の開口端90に対向する側よりシール部3a、コレット3bの順に軸方向Pに沿って直線的に配置した構成としたものであるため、連結対象管9に対し開口端90より所定の間隔を隔てた根元側の外周部91を確実にシールした状態とすることができる。
【0063】
このように、図2に示す装着時位置の急速継手1は、連結対象管9の外周部91から抜け出ることなく、かつ外周部91を実際の使用時と同じ状態に確実にシールできる。
【0064】
前記装着時位置に移行した状態は、以下に示すようにして保持される。すなわち、操作筒部80の大径内周面82側に係合していた可動ストッパーボールS1が第1筒状体の径小筒部52の凹部521に移動し係合した時点で、大径内周面82と可動ストッパーボールS1との係合が解除され、かつ操作筒部80が押しバネKの付勢力で矢印Y1方向に移動することによって、凹部521に係合した可動ストッパーボールS1の頂部を操作筒部80の小径内周面81側が押さえることによって保持される。
【0065】
この状態で、連結対象管9に圧力気体が導入され、連結対象管9の全領域で圧力気体の洩れの有無が検査される。この場合、圧力気体は、中央案内部材2dの径小筒部20dの連通孔201dから第2ピストン6の後端6bに、背圧として作用する。第2ピストン6の後端6bは、OリングN1により気密に保持されているため、前記背圧が有効に作用し、コレット3c及び筒状シール部材3aを軸方向Pに圧縮する機能を高める。このため、前記コレット3cによる外周部91の半径内方向の把持作用及び、筒状シール部材3aによる外周部91のシール作用を高めことができる。
【0066】
従って、急速継手1は、連結対象管9の洩れ検査に役立つ。
【0067】
そして連結対象管9の洩れ検査後、急速継手1は、外周部91に装着された図2に示す装着時停止位置から、図1に示す非装着時停止位置に移行させる場合、操作筒部80を押しバネKの付勢力に抗して復移動(矢印Y2方向参照)させるのみで素早く解除できる。すなわち、可動ストッパーボールS1の頂点に、いままで可動ストッパーボールS1を半径内方向に押圧していた操作筒部80の小径内周面81の代わりに大径内周面82を位置させる。そして、第1ピストン5は、第1押しバネK1、第2押しバネK2、第3押しバネK3の付勢力による復移動に伴い径小筒部52の凹部521が可動ストッパーボールS1との嵌合状態が解除され図1の位置に復帰する。この第1ピストン5の復移動に伴い、第2ピストン6も復移動し、元の位置(図1参照)に戻る。
【0068】
このため、シール部材3aに対する軸方向Pの作用力も解除され、図2に示す半径内方向に内周側が膨出した形状の弾性変形も自身の反力によって図1に示す元の円筒状に復帰し、かつシール部材3aの内周面32aと、連結対象管9の外周部91とに若干の筒状の間隔が形成され、かつ第2押しバネK2の反力に付勢され案内ピストン7の先端面7aが連結対象管9の開口端90を矢印Y1方向に作用し、かつ急速継手1を矢印Y2方向に移動する作用力として機能し、連結対象管9の外周部91から素早く離脱し得る。この後、急速継手1は、前記装着作業を別の連結対象管9の外周部91に施すことが繰り返し行われる。
【0069】
実施例の急速継手1は、第1ピストン5を往移動させるのみのワンタッチ操作で、連結対象管9に対しその外周部91に素早く装着でき、かつ開口端90より所定の間隔を隔てた根元側の外周部91を確実にシールした状態とすることができ、例えば、連結対象品と同じ使用条件でのシール状態を得ることができる。また、連結対象管9に対し、操作部8の操作筒部80を復移動させるのみのワンタッチ操作で、前記装着状態を素早く解除できる。
【0070】
さらに、筒状体2の外径の拡大を抑えること及び筒状体2の内部構造の簡略化ができ、コンパクト化が可能である。
【0071】
【発明の効果】
本発明の急速継手によると、筒状体は、連結対象管の開口端に対向する側よりシール部、コレットの順に軸方向に沿って直線的に配置した構成としたものである。
【0072】
このため、本発明の急速継手は、以下の効果を得ることができる。
(1)シール部は、コレットの前方(連結対象管に近い側)でコレットと同一軸線上に配置されているため、連結対象管に対しその開口端より所定の間隔を隔てた根元側に近い位置の外周部をシールでき、この状態を連結対象管の開口端側に近い位置の外周部を把持するコレット及び操作部によって保持され、かつ連結対象管の開口端側でシールする場合よりも、より確実に安定したシール状態を得ることができる。
(2)連結対象管に装着、連結するための付勢部の往移動操作時に伴い発生する付勢力をコレット、シール部の順に同一軸線上でほぼ同時に効率よく伝達できることができ、この分、操作しやすい。
(3)筒状体外径の拡大を抑えること及び筒状体の内部構造の簡略化ができ、コンパクト化が可能である。
(4)連結対象管に連結する場合には、筒状体の先端側を連結対象管の開口端に対向させ、互いの軸線を一致させた状態で付勢部を軸方向に往移動操作するのみのワンタッチ操作で素早く装着、連結でき、前記装着、連結状態より、操作部の操作筒部を軸方向に復移動操作させるのみのワンタッチ操作で前記付勢部の反力で前記連結状態を素早く解除、取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の急速継手を示し、かつ連結対象管の外周部に装着する前の状態(非装着状態)を部分的に断面して示す側面図。
【図2】実施例の急速継手を示し、かつ連結対象管の外周部に装着した状態を部分的に断面して示す側面図。
【図3】従来例1の急速継手を示し、かつ連結対象管の外周部に装着した状態を部分的に断面して示す側面図。
【図4】従来例2の急速継手を示し、かつ連結対象管の外周部に装着した状態を部分的に断面して示す側面図。
【符号の説明】
1…急速継手 2…筒状本体 3a…筒状シール部材(シール部)
3b…カラー 3c…コレット 4…付勢部 5…第1ピストン
6…第2ピストン 7…案内ピストン 8…操作部 9…連結対象管
K…押ばね K1…第1押ばね K2…第2押ばね K3…第3押ばね
8…操作部 9…連結対象管
Claims (3)
- 連結対象管の軸方向に沿って往復移動し前記連結対象管の外周部に着脱可能に連結され前記連結対象管の孔通路に連通する内部通路をもつ筒状体と、
前記筒状体にそれぞれ組み込まれ、前記連結対象管の前記外周部を固定保持するコレットと、
前記外周部を気密状態にシールするシール部と、
前記コレット及びシール部を前記軸方向に付勢する付勢部と、
前記連結対象管の前記外周部と前記筒状体との連結状態を保持及び解除する操作部とを備えた急速継手であって、
前記筒状体は、前記連結対象管の開口端に対向する側より前記シール部、前記コレットの順に前記軸方向に沿って直線的に配置した構成であり、
前記付勢部は、前記筒状体に収容され前記軸方向に往復移動可能に配列された第1ピストンと、前記第1ピストンの内周側に同芯円状に配置された第2ピストン及び案内ピストンと、前記第1ピストンと前記第2ピストンとの間に介置された第1押ばねと、前記第1ピストンと前記案内ピストンとの間に介置された第2押ばねと、筒状体と第1ピストンとの間に介置された第3押ばねと、よりなることを特徴とする急速継手。 - 前記筒状体は、その中心部の定位置に固定保持され、前記第1ピストン及び前記案内ピストンを前記軸方向に沿って往復移動可能に案内する筒状案内部材をもつ請求項1記載の急速継手。
- 前記付勢部の前記第1ピストンは、前記筒状体の前記連結対象管の前記開口端に対向する側と反対側より外部に突出する筒状の操作把握部をもつ請求項1記載の急速継手。
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