JP4588612B2 - 無線中継システム - Google Patents

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Description

本発明は、通称携帯型トランシーバと称される携帯型の無線通信機の通信範囲を拡大するために使用される無線中継システムに関するものである。
近年、無線中継システムは、無線通信端末の用途拡大に伴い、様々な分野で使用されている。特に通信範囲が狭い特定小電力無線機と称される無線機については、その通話交信範囲を拡大するために広く使用されている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の無線中継器の一例について説明する。
図4は従来の無線中継システムで使用されていろ無線中継器のブロック図を示すものである。図5は従来の無線中継システムで使用されている無線通信機のブロック図を示している。また図6は複数の従来の無線通信機と複数の従来の無線中継器を使用した場合の無線中継システム運用図を示すものである。
図4において、1は受信アンテナで、空間に輻射された無線電波を捕捉し、高周波信号に変換する。
2は受信手段で、受信アンテナ1に接続され、受信アンテナ1によって変換された無数の高周波信号の中から特定周波数の高周波信号のみを受信し、出力する。この特定周波数を受信周波数faと呼ぶ。受信手段2は周波数faの電波のみを受信することが出来る。
3は復調手段で受信手段2の出力に接続され、受信手段2によって得られた受信周波数faの高周波信号を復調し、音声信号等の所要の信号に変換する。
4は変調手段で、復調手段3の出力に接続され、復調手段3によって得られた音声信号等を無線電波として送信可能な形式の信号に変換する。
5は中継送信手段で、変調手段4の出力に接続され、変調手段4の出力信号を増幅し、送信アンテナ6に供給する。このとき中継送信手段5が出力する高周波信号の周波数を送信周波数fbと呼ぶ。送信アンテナ6は、中継送信手段5によって増幅された高周波信号を無線電波として空間に輻射する。
ここで、上記受信周波数faと上記送信周波数fbは必ず異なる周波数でなければならない。なぜならば、もし受信周波数faと送信周波数fbが同じであれば、図4における無線中継器が送信した電波を図4における無線中継器自身が受信することになり中継動作が出来なくなるからである。
7は信号検出手段で、受信手段2が予め決められた特定周波数の高周波信号を受信した場合にその出力信号を検出する。信号検出手段7の出力は、信号検出時には論理レベルHを、非検出時には論理レベルLを、それぞれ出力するものとする。
11は中継送信手段用電源端子で、中継送信手段5が送信動作を行うために必要な電源を供給する。10はスイッチで、上記中継送信手段用電源端子11を上記中継送信手段5に接続する。スイッチ10は、上記信号検出手段7の出力が論理レベルHを出力した場合、即ち信号を検出した場合にONとなり、論理レベルLを出力した場合、即ち信号を検出しない場合にはOFFとなるように作動する。即ち、受信手段2が特定周波数faの高周波信号を受信した場合にのみスイッチ10がONとなり、中継送信手段5に電源が供給され、中継送信手段5が送信動作状態となる。
以上のように構成された無線中継器について、以下その動作について説明する。
まず、アンテナ1が受信周波数faの無線電波を受信していない場合には、受信手段2は受信周波数faの高周波信号を出力しないので信号検出手段7は信号を検出しない。従って、スイッチ10はOFF状態であるため、中継送信手段用電源端子11の電源が中継送信手段5に供給されず、中継送信手段5は送信動作を行わない。即ち、周波数fbの電波は送信されない。
次に、受信アンテナ1が受信周波数faの無線電波を捕捉した場合には、受信手段2は受信周波数faの高周波信号を出力するので信号検出手段7は信号を検出する。従って、信号検出手段7の出力は論理レベルHとなり、スイッチ10はON状態となり、中継送信手段用電源端子11の電源が中継送信手段5に供給され、中継送信手段5は送信動作を行う。即ち、送信周波数fbの電波が空間に輻射される。
このように、受信周波数faの無線電波が受信アンテナ1によって受信された場合のみ、受信周波数faの無線電波は再び送信周波数fbに変換されて大きな電力で送信されるため、電波としての高周波信号を中継することが出来る。
次に、図5を用いて、従来の無線通信機の動作を説明する。
図5において、12は送受信アンテナで、図5における無線通信機が受信状態にあるときは受信アンテナとして機能し、空間に輻射された無線電波を捕捉し、高周波信号に変換する。また図5における無線通信機が送信状態にあるときは送信アンテナとして機能し、高周波信号を無線電波に変換して空間に輻射する。
13は送受信切替スイッチで、図5における無線通信機を受信状態又は送信状態のいずれかの状態に設定する。送受信切替スイッチ13が接点aに接続された場合には図5における無線通信機は送信状態となり、また接点bに接続された場合には受信状態となるものとする。本従来例では、送受信切替スイッチ13を手動で切り替えるものとする。
16はマイクロホンで、人の音声を電気信号に変換する。
15は変調手段で、マイクロホン16の出力に接続され、マイクロホン16によって変換された音声信号を無線電波として送信可能な形式の信号に変換する。
14は送信手段で、変調手段15の出力に接続され、変調手段15によって変調された音声信号を無線電波として送信可能な周波数に変換し、空間に電波として輻射するために必要な十分な電力に増幅する。
送信手段14の出力は、上記送受信切替スイッチ13の接点aに接続されており、送受信切替スイッチ13が接点aに接続された場合には、送受信アンテナ12が送信手段14が出力した高周波信号を無線電波に変換して空間に輻射する。
18は送信周波数記憶手段で、上記送信手段14によって送信される送信周波数、f1a、f2a、f3a及びf4aがそれぞれ記憶されている。
17は送信周波数手動設定手段で、上記送信周波数記憶手段18と送信手段14の間に設けられ、上記送信周波数記憶手段18に記憶された周波数の中から一つの周波数を選択し、送信周波数として送信手段14に設定する。周波数の設定は手動で行うものとする。
送信周波数手動設定手段17が接点1aに接続された場合には、送信周波数f1aが設定されるものとする。同様に、送信周波数手動設定手段17が接点2a、3a又は4aに接続された場合には、送信周波数はそれぞれf2a、f3a又はf4aに設定されるものとする。
19は受信手段で、上記送受信切替スイッチ13の接点bに接続されている。上記送受信切替スイッチ13が接点bに接続されている場合には、受信手段19は、送受信アンテナ12によって変換された無数の高周波信号の中から特定周波数の高周波信号のみを受信し、出力する。
21は受信周波数記憶手段で、上記受信手段19によって受信される受信周波数、f1b、f2b、f3b及びf4bがそれぞれ記憶されている。
20は受信周波数手動設定手段で、上記受信周波数記憶手段21と受信手段19の間に設けられ、上記受信周波数記憶手段21に記憶された周波数の中から一つの周波数を選択し、受信周波数として受信手段19に設定する。周波数の設定は手動で行うものとする。
受信周波数手動設定手段20が接点1bに接続された場合には、受信周波数f1bが設定されるものとする。同様に、受信周波数手動設定手段20が接点2b、3b又は4bに接続された場合には、受信周波数はそれぞれf2b、f3b又はf4bに設定されるものとする。
なお、送信周波数手動設定手段17と受信周波数手動設定手段20は連動しており、送信周波数手動設定手段17が接点1aに接続される場合には、受信周波数手動設定手段20も連動して接点1bに接続される。同様に、送信周波数手動設定手段17が接点2a、3a又は4aに接続される場合には、受信周波数手動設定手段20も連動して接点2b、3b又は4bにそれぞれ接続される。即ち、4個の送信周波数と4個の受信周波数は対を成しており、4対の周波数のいずれかの組み合わせを手動により設定することとなる。
22は復調手段で受信手段19の出力に接続され、受信手段19によって得られた受信周波数f1b、f2b、f3b又はf4bのいずれか一つの高周波信号を復調し、音声信号等の所要の信号に変換する。24はスピーカで電気的な音声信号を音響に変換する。
23は音声信号増幅手段で、上記復調手段22の出力に接続され、上記復調手段22によって得られた音声信号等をスピーカ24で十分な大きさの音響になるように増幅する。音声信号増幅手段23の出力はスピーカ24に接続されている。
以上のように構成された無線通信機について、以下その動作について説明する。
まず、送信周波数は送信周波数手動設定手段17によってf1aが設定されており、また受信周波数は送信周波数手動設定手段17に連動した受信周波数手動設定手段20によってf1bに設定されているものとする。
送受信切替スイッチ13はb端子に接続されており、受信状態である。
ここで、送受信アンテナ12が周波数f1bの電波を捕捉すると、受信手段19により周波数f1bの高周波信号が出力される。復調手段22は、受信周波数f1bの高周波信号を復調し、音声信号に変換する。上記復調手段22によって復調された音声信号は、音声信号増幅手段23によって増幅され、スピーカ24によって再生される。従って、周波数f1bの電波として伝達された音声信号が音響として無線通信機のスピーカ24から再生されることになる。
また、送受信アンテナ12が周波数f1b以外の電波を捕捉した場合には、受信手段19に設定された受信周波数f1bと異なるため受信手段19は何も出力しない。従って、復調手段22も復調動作を行わず、音声信号増幅手段23も信号の増幅を行わない。従って、スピーカ24からは何も再生されない。
次に、本無線通信機を送信状態にするためには、手動により送受信切替スイッチ13を接点aに接続する。従って、送受信アンテナ12は送信手段14に接続される。
この状態において、マイクロホン16から入力された音声信号は、変調手段15によって無線電波として送信可能な形式の信号に変換される。そして、送信手段14によって無線電波として送信可能な周波数に変換され、空間に電波として輻射するために必要な十分な電力に増幅された後、送受信切替スイッチ13を経由し、送受信アンテナ12によって空間に電波として輻射される。この時、送信周波数手動設定手段17は送信周波数としてf1aを設定しているので、送信される電波の周波数はf1aである。
上記の説明の通り、無線通信機は送受信切替スイッチ13を接点bに接続した場合には、周波数f1bで受信動作を行い、また送受信切替スイッチ13を接点aに接続した場合には、周波数f1aで送信動作を行う。送受信の周波数を変更する場合には、互いに連動した送信周波数手動設定手段17及び受信周波数手動設定手段20を手動で切り替えることによって希望の周波数の対を選択すればよい。
以上のように構成された従来例の無線中継器と従来例の無線通信機をそれぞれ複数個使用して無線中継システムを構築した場合の動作について、図6を用いて説明する。
図6において、51、52、53及び54は図5に示す従来例の無線中継器で、互いに地理的に離れた4つの区域、第1区域、第2区域、第3区域及び第4区域にそれぞれ設備されているものとする。
図6の1は図4における従来の無線中継器の受信アンテナで、図6の6は図4における従来の無線中継器の送信アンテナである。各無線中継器51、52、53及び54は、それぞれ受信アンテナ1及び送信アンテナ6を備えている。
無線中継器51の受信周波数はf1a、送信周波数はf1bにそれぞれ設定されている。同様に無線中継器52は、受信周波数f2a及び送信周波数f2bに、無線中継器53は受信周波数f3a及び送信周波数f3bに、無線中継器54は受信周波数f4a及び送信周波数f4bにそれぞれ設定されている。
41、42、43及び44は従来例の無線通信機で、それぞれ人が所有して使用しているものとする。無線中継器51が設置された第1区域には無線通信機41を持った所有者A1がおり、同様に無線中継器52が設置された第2区域には無線通信機42を持った所有者A2、無線中継器53が設置された第3区域には無線通信機43を持った所有者A3、無線中継器54が設置された第4区域には無線通信機44を持った所有者A4がそれぞれいるものとする。
無線通信機41、42、43及び44の送信周波数はそれぞれf1a、f2a、f3a及びf4aであり、無線通信機41、42、43及び44の受信周波数はそれぞれf1b、f2b、f3b及びf4bである。
60も従来例の無線通信機であるが、所有者はBである。無線通信機60の送信周波数と受信周波数は無線機41と同じで、それぞれf1aとf1bに手動で設定されているものとする。また、所有者Bは、所有者A1と同じ第1区域にいるが、距離的に離れており、無線通信機で直接通信が出来ない位置におり、所有者A1と通信するには無線中継器51を経由しなければならない位置関係にあるものとする。
ここで、第1区域にいる所有者Bが同じ第1区域にいる所有者A1と無線通話を行うために無線通信機60を用いて送信周波数f1aの電波を送信する。
無線中継器51は、無線通信機60の発する周波数f1aの電波を受信するため、図4における信号検出手段7によって信号が検出され、送信状態となって、周波数f1bの電波を送信する。即ち、無線通信機60が送信した周波数f1aの電波は、無線中継器51によって、周波数f1bとなって再送信される。従って、その間、所有者A1は無線中継器51の送信周波数f1bの電波を受信し、所有者A1の音声を聞くことが出来る。
次に、所有者A1が所有者Bに応答するために無線通信機41を用いて送信周波数f1aの電波を送信すると、無線中継器51は、周波数f1aの電波を受信し、周波数f1bの電波に変換して再送信する。所有者Bは無線中継器51の送信周波数f1bの電波を受信し、所有者A1の音声を聞くことが出来る。
このようにして、直接通信が出来ない距離であっても無線中継器51を経由することにより所有者A1と所有者Bはお互いに無線通信を行うことが出来る。以上が、無線中継器を経由して音声通信を行う場合の動作であり、所有者A1と所有者Bが直接通信が出来ない場合でも、無線中継器51を経由することにより、音声通信が可能となる。
しかしながら上記のような構成では、所有者Bが第1区域から第2区域に移動して所有者A2と無線通話を行いたい場合には、所有者Bの送信周波数及び受信周波数はそれぞれf1a及びf1bであり、第2区域に設置された無線中継器52の送信周波数及び受信周波数はそれぞれf2b及びf2aなので以下のような問題点を有していた。
(1)交信するためには、所有者Bは無線通信機の送信周波数及び受信周波数をそれぞれf2a及びf2bに手動で切り替えなければならない。
(2)そのために所有者Bは、各区域に設置された無線中継器の送受信周波数と、所有者Bが現在どの区域にいるのかを常に把握しておかなければならない。
(3)そのために交信が可能となるまでに時間がかかり、迅速な無線通話が出来ない。
(4)さらに、所有者Bが第1区域から第2区域に移動した後は、無線中継器同士の通信機能がないので第1区域にいる所有者A1と第2区域にいる所有者Bとは通話できない。他の区域についても同様で、互いに異なる区域にいる所有者間では通話が出来ない。
本発明は上記問題点を解決し、異なる区域に移動した場合であっても無線通信機の送受信周波数を手動で変更する必要がなく、音声通話が可能となる無線中継器の送受信周波数に無線通信機の周波数を自動的に合致させ、且つ互いに異なる区域間での無線通話を行うことが出来る無線中継システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために本発明の無線中継システムは、
(1)予め決められた複数の周波数の無線電波を同時又は時分割的に受信するための受信手段と、上記受信手段によって出力された信号から音声信号等の必要な信号を復調するための復調手段と、上記復調手段によって出力された信号を変調するための変調手段と、上記変調手段によって変調された信号を無線電波として送信するための送信手段と、上記受信手段の出力信号によって上記複数の周波数の無線電波の信号の有無を判定するための信号検出手段と、予め決められたタイミングで上記送信手段を間欠動作させるための間欠タイマーと、上記信号検出手段によって上記複数の周波数の無線電波のいずれか1つの周波数において信号が検出された場合に上記送信手段を送信状態に設定し且つ上記信号検出手段によって上記複数の無線電波のいずれの一つの信号も検出されない場合には上記間欠タイマーのタイミングによって上記送信手段を間欠動作させるための制御手段とを備えた無線中継器と、
(2)無線通信を行うための変調送信機能及び受信復調機能を有するものであって、複数の受信周波数を記憶するための受信周波数記憶手段と、上記受信周波数記憶手段に記憶された受信周波数を自動的に切り替えて設定する受信周波数自動設定手段と、受信周波数における受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いか低いかを判定するための信号強度判定手段と、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いと判定された場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を停止させて現在受信中の受信周波数における受信動作を継続し、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より低いと判定された状態が一定時間継続した場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を開始させて受信周波数を自動的に切り替えるように制御する制御タイマーと、上記複数の各々の受信周波数に対応して一義的に決定される複数の送信周波数を記憶するための送信周波数記憶手段と、上記受信周波数自動設定手段によって一つの受信周波数が設定された場合に上記受信周波数に対応して一義的に決定された一つの送信周波数を最新の送信周波数として自動的に設定するための送信周波数自動設定手段とを備えた無線通信機
とを備えたことを特徴とする。
本発明の無線中継システムは、上記した構成によって、現在受信中の電波の信号強度が予め設定された信号強度より低下した場合には自動的に受信周波数を切り替え、通信可能な信号強度を有する無線中継器の送信電波の周波数を無線通信機の受信周波数として自動設定し、それに連動して無線通信機の送信周波数も自動的に設定されるとともに、無線中継器は隣接する区域の無線中継器から送出される無線電波の中継動作も同時に行うために、
(1)無線通信機の所有者同士が互いに異なる区域にいても通話が出来る。
(2)区域間を移動しても通話交信時に無線通信機の送信周波数及び受信周波数を手動で変更する必要がない。
(3)従って、各区域に設置された無線中継器の送受信の周波数や、無線通信機の所有者が現在どの区域にいるのかを意識する必要がない。
(4)従って即座に交信が可能となり、迅速な無線通話が出来る。
(5)更に、無線中継器の中継動作による信号劣化の累積が影響しない限り、通話可能範囲を無制限に拡大できる。
以下本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の実施例の無線中継システムで使用される無線中継器のブロック図を示すものである。図2は本発明の実施例の無線中継システムで使用される無線通信機のブロック図を示している。図3は図1に示す本発明の実施例の無線通信機と図2に示す本発明の無線中継器を複数個使用した場合の無線中継システム運用図を示すものである。
図1において、図4と同一番号を付した構成要素は、その目的、機能及び動作において全く同一であるため説明を省略し、図4と異なる構成要素についてのみ説明する。
図4においては受信手段2、復調手段3及び信号検出手段7がそれぞれ1個であるのに対し、図1においては受信手段は2u、2a及び2d、復調手段は3u、3a及び3d、信号検出手段は7u、7a及び7dと、それぞれ3個を有している。
受信手段2uは、受信アンテナ1に接続され、受信アンテナ1によって変換された無数の高周波信号の中から特定周波数の高周波信号のみを受信し、出力する。この特定周波数を受信周波数fuと呼ぶ。受信手段2uは周波数fuの電波のみを受信することが出来る。
同様に受信手段2a及び2dも、受信アンテナ1に接続され、受信アンテナ1によって変換された無数の高周波信号の中から特定周波数の高周波信号のみを受信し、出力する。この特定周波数をそれぞれ受信周波数fa、fdと呼ぶ。受信手段2a及び2dはそれぞれは周波数fa及びfdの電波のみを受信することが出来る。
復調手段3uは受信手段2uの出力に接続され、受信手段2uによって得られた受信周波数fuの高周波信号を復調し、音声信号等の所要の信号に変換する。
同様に復調手段3a及び3dはそれぞれ受信手段2a及び2dの出力に接続され、受信手段2a及び2dによって得られた受信周波数fa及びfdの高周波信号を復調し、音声信号等の所要の信号に変換する。
信号検出手段7u、7a及び7dは、受信手段2u、2a及び2dが予め決められた特定周波数の高周波信号fu、fa及びfdを受信した場合にその出力信号を検出する。信号検出手段7u、7a及び7dの出力は、信号検出時には論理レベルHを、非検出時には論理レベルLを、それぞれ出力するものとする。
50u、50a及び50dは信号スイッチで、復調手段3u、3a及び3dの出力と変調手段4の接続を開閉する。信号スイッチ50u、50a及び50dの開閉はそれぞれ信号検出手段7u、7a及び7dの出力によって行われ、信号検出手段7u、7a及び7dの出力が論理レベルH、即ち信号検出時においてONとなり、信号検出手段7u、7a及び7dの出力が論理レベルL、即ち信号非検出時においてOFFとなる。
従って、受信手段2uが周波数fuを受信した場合には信号検出手段7uの出力が論理レベルHとなって信号スイッチ50uをONにするので、復調手段3uによって復調された音声信号等が信号スイッチ50uを経由して変調手段4に伝達される。受信手段2a及び2dがそれぞれ周波数fa及びfdを受信した場合においても同様である。
図1において、8は間欠タイマーで、設定された時間に応じて論理レベルHと論理レベルLを連続的に交互に出力する。
9は制御手段で、制御手段9の4個の入力端子は信号検出手段7u、7a及び7dのそれぞれの出力と間欠タイマー8の出力に接続されている。制御手段9は論理和回路であり、信号検出手段7u、7a及び7dの出力と間欠タイマー8の出力のいずれか一つが論理レベルHとなった場合に制御手段9の出力が論理レベルHとなる。また、信号検出手段7u、7a及び7dの出力と間欠タイマー8の出力の全部が論理レベルLの場合にのみ制御手段9の出力は論理レベルLとなる。即ち、信号検出手段7u、7a及び7dの全部が論理レベルLの場合、つまり周波数fu、fa及びfdのいずれの信号も検出されない場合には制御手段9の出力は間欠タイマー8の出力がそのまま出力され、設定された時間に応じて論理レベルHと論理レベルLを連続的に交互に出力する。
制御手段9の出力はスイッチ10を制御し、制御手段9の出力が論理レベルHの場合にスイッチ10がONとなり、制御手段9の出力が論理レベルLの場合にスイッチ10がOFFとなるように制御する。
以上のように構成された無線中継器について、以下図1を用いてその動作について説明する。まず、アンテナ1が受信周波数fu、fa及びfdのいずれの無線電波も受信していない場合には、受信手段2u、2a及び2dは受信周波数fu、fa及びfdの高周波信号を出力しないので信号検出手段7u、7a及び7dはいずれも信号を検出しない。従って、信号検出手段7u、7a及び7dのそれぞれの出力は論理レベルLである。
一方、間欠タイマー8は、設定された時間に応じて論理レベルHと論理レベルLを交互に出力しているので、信号検出手段7u、7a及び7dの出力がすべて論理レベルLであっても、間欠タイマー8の出力が論理レベルHを出力している期間だけは、制御手段9の出力は論理レベルHを出力する。
従って、スイッチ10は間欠タイマー8が論理レベルHを出力している期間だけON状態となり、中継送信手段用電源端子11の電源が中継送信手段5に供給され、中継送信手段5は送信動作を行う。即ち、周波数fbの電波が送信される。即ち、受信アンテナ1が受信周波数fu、fa及びfdの無線電波を捕捉していない場合でも、間欠タイマー8が論理レベルHを出力している期間だけは中継送信手段5は送信動作を行い、送信周波数fbの電波が間欠的に空間に輻射される。
ただし、この場合には、受信手段2u、2a及び2dの出力が復調手段3u、3a及び3dによって復調されないため、音声信号等の復調出力は出ない。従って、変調されるべき信号が変調手段4に伝達されないため、中継送信手段5は、変調信号のない搬送波のみの電波を送信することになる。この場合に輻射される変調信号のない搬送波のみの電波は、周波数としてはfbと同じであるが、間欠的に送信される電波として区別するために間欠送信周波数fbbとする。
次に、受信アンテナ1が受信周波数fuの無線電波を捕捉した場合には、受信手段2uは受信周波数fuの高周波信号を出力するので信号検出手段7uは信号を検出する。従って、信号検出手段7uの出力は論理レベルHとなるので、信号スイッチ50uもON状態となり復調手段3uの出力は変調手段4の入力に接続される。同時に、制御手段9の出力は間欠タイマー8の出力の論理レベルに関係なく論理レベルHとなる。
従って、スイッチ10はON状態となり、中継送信手段用電源端子11の電源が中継送信手段5に供給され、中継送信手段5は送信動作を行う。即ち、受信アンテナ1が受信周波数fuの無線電波を捕捉した場合には、従来例と全く同様に、送信周波数fbの電波が空間に輻射される。
受信アンテナ1が受信周波数fa又はfdの無線電波を捕捉した場合も同様である。
受信手段2a又2dはそれぞれ受信周波数fa又はfdの高周波信号を出力するので信号検出手段7a又は7dは信号を検出する。従って、信号検出手段7a又は7dの出力は論理レベルHとなるので、信号スイッチ50a又は50dもON状態となり復調手段3a又は3dの出力は変調手段4の入力に接続される。同時に、制御手段9の出力は間欠タイマー8の出力の論理レベルに関係なく論理レベルHとなる。
従って、スイッチ10はON状態となり、中継送信手段用電源端子11の電源が中継送信手段5に供給され、中継送信手段5は送信動作を行う。即ち、受信アンテナ1が受信周波数fa又はfdの無線電波を捕捉した場合においても、送信周波数fbの電波が空間に輻射される。
このように、受信周波数fuの無線電波が受信アンテナ1によって捕捉された場合には、受信周波数fuの無線電波は再び送信周波数fbに変換されて送信され、電波としての高周波信号を中継することが出来る点においては、従来例と全く同一であるが、受信周波数fuだけでなく、受信周波数fa又はfdの無線電波が受信アンテナ1によって捕捉された場合においても、受信周波数fa又はfdの無線電波は再び送信周波数fbに変換されて送信され、電波としての高周波信号を中継することが出来る点において従来例と異なる。
また、受信周波数fu、fa又はfdの無線電波が受信アンテナ1によって捕捉されない場合、即ち受信周波数fu、fa又はfdの無線電波がいずれも存在しない場合でも、変調信号を含まない搬送波のみの電波が間欠送信周波数fbbとして送信アンテナ6から間欠的に輻射される点も従来例と異なる。
送信アンテナ6から輻射される電波の電力は、無線中継システムに多用されているFM変調の場合には変調信号の有無に無関係なので、ある地点における周波数fbの電界強度は、変調信号を含む電波であっても変調信号を含まない搬送波のみの電波であっても同じである。
次に、図2を用いて、本発明の無線中継システムに使用する無線通信機の動作を説明する。図2において、図5と同一番号を付した構成要素は、その目的、機能及び動作において全く同一であるため、説明を省略し、図5と異なる構成要素についてのみ説明する。
図2において、31は送信周波数自動設定手段で、送信周波数記憶手段18に記憶された4個の送信周波数f1a、f2a、f3a及びf4aの中から一つの周波数を自動的に切り替えて送信周波数として設定する。送信周波数自動設定手段31の周辺構成要素との接続関係は、図5と全く同じであるが、図5における送信周波数手動設定手段17が送信周波数の設定を手動で行うのに対して、図2における送信周波数自動設定手段31はその動作を自動的に行う点において異なる。
次に、30は受信周波数自動設定手段で、受信周波数記憶手段21に記憶された4個の受信周波数f1b、f2b、f3b及びf4bの中から一つの周波数を自動的に切り替えて受信周波数として設定する。受信周波数自動設定手段30の周辺構成要素との接続関係は、図5と全く同じであるが、図5における受信周波数手動設定手段20が受信周波数の設定を手動で行うのに対して、図2における受信周波数自動設定手段30はその動作を自動的に行う点において異なる。
25は信号強度判定手段であり、信号強度判定手段25の入力は受信手段19の出力に接続されている。信号強度判定手段25は受信手段19の出力信号から信号の強度を検出し、予め設定された信号強度と比較し、予め設定された信号強度よりも高い場合には論理レベルHを出力し、また低い場合には論理レベルLを出力する。予め設定された信号強度というのは、良好な通信が可能かどうかを判定するための信号強度であり、予め設定された信号強度より強い信号であれば良好な通信を行うことができ、また予め設定された信号強度より弱い信号であれば良好な通信を行うことが出来ないものとする。
26は制御タイマーで、上記信号強度判定手段25の出力に接続されている。制御タイマー26は、入力の論理レベルがHの場合にはそのまま論理レベルHを出力し、入力の論理レベルがLの状態が一定時間継続した場合にのみ論理レベルLを出力する。ここで言う一定時間とは、図1における無線中継器の間欠タイマー8が論理レベルLを出力する周期より長い時間である。
制御タイマー26の出力は、受信周波数自動設定手段30及び送信周波数自動設定手段31に接続されている。制御タイマー26の出力が論理レベルHの場合には、受信周波数自動設定手段30及び送信周波数自動設定手段31は周波数の切り替え動作は行わず、現在の受信周波数及び送信周波数を維持している。制御タイマー26の出力が論理レベルLの場合には、受信周波数自動設定手段30及び送信周波数自動設定手段31は、受信周波数記憶手段21及び送信周波数記憶手段18に記憶された4個の受信周波数f1b、f2b、f3b、f4b及び4個の送信周波数f1a、f2a、f3a及びf4aの中からそれぞれ一つの周波数を自動的に切り替えて受信周波数及び送信周波数として設定する。
以上のように構成された本実施例の無線中継システムの無線通信機について、以下図2を用いてその動作を説明する。
まず、図2において、送受信切替スイッチ13は接点bに接続されているものとする。また、受信周波数自動設定手段30は接点1bに、送信周波数自動設定手段31は接点1aにそれぞれ接続されているものとする。従って、この状態での受信周波数はf1b、送信周波数はf1aである。また受信周波数f1bの電波の信号強度は十分に強く良好な通信を行うことの出来る条件であるものとする。
この時、信号強度判定手段25は、現在の受信周波数f1bの信号強度に応じて受信手段19の出力信号から信号の強度を検出し、予め設定された信号強度と比較し、予め設定された信号強度よりも高い場合には論理レベルHを出力し、また低い場合には論理レベルLを出力する。従って、周波数f1bの受信電波は良好な通信が可能な信号強度なので論理レベルHが出力されている。
信号強度判定手段25が論理レベルHを出力した場合には、制御タイマー26は論理レベルHを出力するので受信周波数自動設定手段30は周波数の切り替え動作は行わない。従って、現在の受信周波数f1bでの受信状態を継続する。受信状態を継続している状態における受信動作については、図5を用いた従来例の動作と全く同一であるので説明を省略する。
受信周波数f1bの電波が図1における無線中継器からの送信電波である場合、f1bは無線中継器の中継動作中の連続電波若しくは中継動作を行わない無線中継器の間欠送信電波のいずれかの電波である。
受信周波数f1bが図1における無線中継器の中継動作中の連続電波である場合には信号強度判定手段25の出力は論理レベルHを継続して出力するので、制御タイマー26の出力も論理レベルHを継続して出力することになり、受信周波数及び送信周波数が切り替わることはない。
また、受信周波数f1bが図1における無線中継器の間欠送信電波である場合には、無線中継器の送信動作中は信号強度判定手段25の出力は論理レベルHとなり、無線中継器の送信休止中は信号強度判定手段25の出力は論理レベルLとなる。即ち、信号強度判定手段25の論理レベルは図1における無線中継器の間欠タイマー8の出力論理レベルと同じになる。
制御タイマー26の入力の論理レベルがLである期間が、図1における無線中継器の間欠タイマー8が論理レベルLを出力する周期より長い場合にのみ、制御タイマー26は論理レベルLを出力するので、信号強度判定手段25の出力が図1における無線中継器の間欠タイマー8と同じタイミングである場合は、制御タイマー26の出力は論理レベルLになることはない。
即ち、受信周波数f1bの電波が図1における無線中継器の送信電波であり、良好な通信を行うことの出来る十分な信号強度の電波であれば、無線中継器の中継動作中の連続電波であっても、間欠タイマーによる間欠送信電波であっても制御タイマーの出力は論理レベルLにならない。従って、受信周波数f1b及び送信周波数f1aが切り替わることはない。従って、図1における無線中継器の送信電波の信号強度が予め設定された信号強度より強い場合には図2における無線通信機はその受信周波数における電波の受信を継続する。
このとき、送受信切替スイッチ13を接点aに切り替えれば、受信周波数f1bと対をなす送信周波数f1aで送信される。送信周波数が設定された状態における送信動作についても同様に、図5を用いて説明した従来例の動作と全く同一であるので説明を省略する。
次に、図2における無線通信機が図1における無線中継器から遠ざかっていき、受信周波数f1bの信号強度が弱くなると、受信手段19の出力信号レベルも低下し、予め設定された信号強度より低くなると信号強度判定手段25は論理レベルLを出力する。この場合、図1における無線中継器の中継動作中の送信電波も間欠タイマーによる間欠送信電波もともに信号強度が低下するので信号強度判定手段25の出力は連続的且つ長期的に論理レベルLを出力する。
この場合、制御タイマー26の入力の論理レベルがLである期間が、図1における無線中継器の間欠タイマー8が論理レベルLを出力する周期より長くなるので、制御タイマー26は論理レベルLを出力する。従って、受信周波数自動設定手段30が作動し、受信周波数をf1bからf2bに切り替える。同時に送信周波数はf1aからf2aに切り替わる。
このとき、受信周波数f2bの電波の強度が信号強度判定手段25が論理レベルHを出力するだけの強度を有すれば、制御タイマー26の出力は論理レベルHとなり、受信周波数はf2b、送信周波数はf2aにそれぞれ設定された状態を維持する。
またこのとき、受信周波数f2bの電波の強度が弱いか若しくは皆無で、信号強度判定手段25が論理レベルLを維持していれば、制御タイマー26の出力は論理レベルLのままであり、受信周波数自動設定手段30は受信周波数をf2bからf3bに切り替える。同時に送信周波数はf2aからf3aに切り替わる。
以上のように、本実施の形態による無線中継システムの無線通信機は、図1における無線中継器を経由した通信が出来なくなると、通信可能な別の電波の周波数を自動的に設定することが出来る。
以上のように構成された本実施の形態の無線中継器と本実施の形態の無線通信機をそれぞれ複数個使用して無線中継システムを構築した場合の動作について、図1、図2及び図3を用いて説明する。図3において、図6と同一番号を付した構成要素は、その目的、機能及び動作において全く同一であるため、説明を省略する。
図3において、61、62、63及び64は図1に示す本実施の形態の無線中継器である。本実施の形態の無線中継器が4つの区域の第1区域から第4区域にそれぞれ設備されている点は図6における従来例と同じである。
図3において図6と異なる点は、以下の点である。
(1)無線中継器61、62、63及び64は送信周波数として、それぞれf1b、f2b、f3b及びf4bを送信する以外に、さらにそれぞれ周波数f1bb、f2bb、f3bb及びf4bbの電波を間欠送信する。
(2)無線中継器61、62、63及び64は、同一区域内の無線通信機の送信周波数f1a、f2a、f3a及びf4aを受信して中継送信する以外に、さらに互いに隣接する区域内の無線中継器からの送信電波も受信して中継送信する。
周波数f1bb、f2bb、f3bb及びf4bbは、図1における実施の形態の無線中継器の間欠送信周波数fbbに該当し、中継すべき電波がない場合に無線中継器が間欠的に変調信号のない搬送波のみを送信する場合の電波である。従って、周波数としてはf1b、f2b、f3b及びf4bと同じであるが、間欠的に送信される電波として区別するためにそれぞれ間欠送信周波数f1bb、f2bb、f3bb及びf4bbとする。65は、本実施の形態の無線通信機であり、所有者は従来例と同じBである。
また第1、第2、第3及び第4の各区域内の無線中継器61、62、63及び64の受信手段が受信する電波の周波数はそれぞれ以下の通りとする。
第1区域の無線中継器61の図1における受信手段2uはf2bを受信する。
第1区域の無線中継器61の図1における受信手段2aはf1aを受信する。
第1区域の無線中継器61の図1における受信手段2dは受信動作を行わない。
第2区域の無線中継器62の図1における受信手段2uはf3bを受信する。
第2区域の無線中継器62の図1における受信手段2aはf2aを受信する。
第2区域の無線中継器62の図1における受信手段2dはf1bを受信する。
第3区域の無線中継器63の図1における受信手段2uはf4bを受信する。
第3区域の無線中継器63の図1における受信手段2aはf3aを受信する。
第3区域の無線中継器63の図1における受信手段2dはf2bを受信する。
第4区域の無線中継器64の図1における受信手段2uは受信動作を行わない。
第4区域の無線中継器64の図1における受信手段2aはf4aを受信する。
第4区域の無線中継器64の図1における受信手段2dはf3bを受信する。
即ち、
(1)各区域の無線中継器の図1における受信手段2uは上流(up)の無線中継器から送信された電波を受信する。
(2)各区域の無線中継器の図1における受信手段2aは同一区域内の無線通信機から送信された電波を受信する。
(3)各区域の無線中継器の図1における受信手段2dは下流(down)の無線中継器から送信された電波を受信する。
以上のように構成された本実施の形態の無線中継システムの動作について、図3を用いて説明する。
図3において、所有者Bは、現在第1区域にいるものとし、各区域の無線中継器61、62、63及び64は中継動作は行わず、間欠送信状態であるものとする。従って、無線通信機65には第1区域の無線中継器61からの間欠送信電波f1bbが通信可能な電波の強度で到達しているものとする。従って、無線機65の受信周波数はf1bに、送信周波数はf1aにそれぞれ設定されている。
受信周波数がf1b、送信周波数がf1aにそれぞれ設定された無線通信機65の動作は、図6を用いて説明した従来例の無線中継システムの動作と全く同じになる。即ち、第1区域にいる所有者Bが同じ第1区域にいる所有者A1と無線通話を行うために無線通信機65を用いて送信周波数f1aの電波を送信する。無線中継器61は、周波数f1aの電波を受信し、周波数f1bの電波に変換して再送信する。この場合は無線中継器61は図1における信号検出手段7によって周波数f1aの電波を検出しているので間欠送信とはならず、所有者Bが無線通信機を送信状態にしている期間、周波数t1bにて連続送信動作を行う。所有者A1は無線中継器61の送信周波数f1bの電波を受信し、所有者Bの音声を聞くことが出来る。
所有者A1が所有者Bに応答するために無線通信機41を用いて送信周波数f1aの電波を送信すると、無線中継器61は、周波数f1aの電波を受信し、周波数f1bの電波に変換して再送信する。所有者Bは無線中継器61の送信周波数f1bの電波を受信し、所有者A1の音声を聞くことが出来る点も図6の従来例の動作と全く同じである。
次に第1区域にいる所有者Bが第2区域にいる所有者A2と無線通話を行うために無線通信機65を用いて送信周波数f1aの電波を送信する。無線中継器61は、周波数f1aの電波を受信し、周波数f1bの電波に変換して再送信する。この場合、第2区域の無線中継器62は図1における信号検出手段7dによって周波数f1bの電波を検出しているので間欠送信とはならず、所有者Bが無線通信機を送信状態にしている期間、周波数f2bにて連続送信動作を行う。所有者A2は無線中継器62の送信周波数f2bの電波を受信し、所有者Bの音声を聞くことが出来る。
所有者A2が所有者Bに応答するために無線通信機42を用いて送信周波数f2aの電波を送信すると、無線中継器62は、周波数f2aの電波を受信し、周波数f2bの電波に変換して再送信する。この場合、第1区域の無線中継器61は図1における信号検出手段7uによって周波数f2bの電波を検出しているので間欠送信とはならず、所有者A2が無線通信機を送信状態にしている期間、周波数f1bにて連続送信動作を行う。所有者Bは無線中継器61の送信周波数f1bの電波を受信し、所有者A2の音声を聞くことが出来る。
第1区域にいる所有者Bが第3区域にいる所有者A3と無線通話を行うために無線通信機65を用いて送信周波数f1aの電波を送信した場合についても同様で、以下の順序で所有者A3は所有者Bの音声を聞くことが出来る。
(1)所有者Bが無線通信機65で周波数f1aを送信する。
(2)第1区域の無線中継器61が周波数f1aを周波数f1bに変換して中継送信する。
(3)第2区域の無線中継器62が周波数f1bを周波数f2bに変換して中継送信する。
(4)第3区域の無線中継器63が周波数f2bを周波数f3bに変換して中継送信する。
(5)第3区域にいる所有者A3は無線中継器63の送信周波数f3bの電波を受信する。
また第3区域にいる所有者A3が第1区域にいる所有者Bに応答するために無線通信機43を用いて送信周波数f3aの電波を送信した場合についても同様で、以下の順序で所有者Bは所有者A3の音声を聞くことが出来る。
(1)所有者A3が無線通信機43で周波数f3aを送信する。
(2)第3区域の無線中継器63が周波数f3aを周波数f3bに変換して中継送信する。
(3)第2区域の無線中継器62が周波数f3bを周波数f2bに変換して中継送信する。
(4)第1区域の無線中継器61が周波数f2bを周波数f1bに変換して中継送信する。
(5)第1区域にいる所有者Bは無線中継器61の送信周波数f1bの電波を受信する。
同様に、第4区域にいる所有者A4は以下の順序で第1区域にいる所有者Bの音声を聞くことが出来る。
(1)所有者Bが無線通信機65で周波数f1aを送信する。
(2)第1区域の無線中継器61が周波数f1aを周波数f1bに変換して中継送信する。
(3)第2区域の無線中継器62が周波数f1bを周波数f2bに変換して中継送信する。
(4)第3区域の無線中継器63が周波数f2bを周波数f3bに変換して中継送信する。
(5)第4区域の無線中継器64が周波数f3bを周波数f4bに変換して中継送信する。
(6)第4区域にいる所有者A4は無線中継器64の送信周波数f4bの電波を受信する。
また第4区域にいる所有者A4が第1区域にいる所有者Bに応答した場合についても同様で、以下の順序で所有者Bは所有者A4の音声を聞くことが出来る。
(1)所有者A4が無線通信機44で周波数f4aを送信する。
(2)第4区域の無線中継器64が周波数f4aを周波数f4bに変換して中継送信する。
(3)第3区域の無線中継器63が周波数f4bを周波数f3bに変換して中継送信する。
(4)第2区域の無線中継器62が周波数f3bを周波数f2bに変換して中継送信する。
(5)第1区域の無線中継器61が周波数f2bを周波数f1bに変換して中継送信する。
(6)第1区域にいる所有者Bは無線中継器61の送信周波数f1bの電波を受信する。
このように、所有者Bは同じ第1区域の所有者A1だけでなく全ての区域の所有者と通話することが出来る。
次に、所有者Bが第1区域での通話を終了し、第2区域に移動する場合について説明する。
無線中継器61は無線通信機65の送信周波数f1aの電波がなくなるので周波数f1bでの中継動作としての連続送信を停止し、再び間欠送信周波数f1bbを送信する。従って、無線通信機65は、周波数f1bbの電波の受信を継続する。
所有者Bが第1区域から第2区域へ移動する過程において、無線通信機65に到達する周波数f1bbの電波の強度は低下していくので、図2における信号強度判定手段25の入力レベルも低下する。そして、図2における信号強度判定手段25の入力レベルが予め設定された信号強度以下になると無線通信機65は受信周波数をf1bからf2bに切り替える。
このとき、第2区域の無線中継器62からは周波数f2bbが間欠送信されているので、無線機65の図2における信号強度判定手段25の入力レベルは上昇するが、図2における信号強度判定手段25の入力レベルが予め設定された信号強度以下の場合は信号強度判定手段25の出力は論理レベルLを維持したままなので、受信周波数はさらにf3b、f4b、f1b、f2b、f3b、、、と切り替わる。そして、再び受信周波数がf2bになったときに図2における信号強度判定手段25の入力レベルが予め設定された信号強度以上の場合は信号強度判定手段25の出力は論理レベルHを出力するので、その時点で受信周波数はf2bに設定される。
受信周波数と送信周波数は対を成しているため、受信周波数f2bが設定されると同時に送信周波数もf2aに自動的に設定され、第1区域での動作と全く同じように無線中継器62を経由した無線通信を行うことが出来る。即ち、所有者Bが第1区域から第2区域への移動する過程において、第2区域の無線中継機62の間欠送信周波数f2bbの受信信号強度が低い場合は無線通信機62の受信周波数は確定しないが、所有者Bが第2区域内に入って無線通信機65が無線中継機62の間欠送信電波を予め設定された信号強度以上で受信した場合には受信周波数はf2bに自動的に設定される。
第1区域の所有者Bが第2区域の所有者A2と通話が出来ることは前述したとおりなので、第2区域に移動した所有者Bが第1区域の所有者A1とも通話が可能であることは説明するまでもない。
以下同様に、所有者Bが第3区域、第4区域と移動した場合でもまったく同一の動作により、無線通信機65は、通信可能な電波強度を有する周波数の電波を受信して、その周波数を受信周波数として自動的に設定し、同時に受信周波数と対をなす送信周波数を設定する。従って、各区域に設置された無線中継器の周波数に自動的に無線通信機の周波数が設定されることになる。
第1区域の所有者Bが第3区域の所有者A3と通話が出来ることは前述したとおりなので、第3区域に移動した所有者Bが第1区域の所有者A1とも通話が可能であることは説明するまでもない。
同様に第1区域の所有者Bが第4区域の所有者A4と通話が出来ることも前述したとおりなので、第4区域に移動した所有者Bは第1区域の所有者A1とも通話が可能である。
即ち、無線通信機の所有者同士が互いに異なる区域にいても通話が出来る上に、交信時に無線通信機の送受信周波数を手動で変更する必要がない。従って、各区域に設置された無線中継器の送受信周波数を把握しておく必要もなく、所有者Bは自分が現在何区域にいるのかを意識する必要もない。従って、即座に交信が可能となり、極めて迅速な無線通話が可能となる。更には、無線中継器の中継動作による信号劣化の累積が影響しない限り、通話可能範囲を無制限に拡大できる。
以上のように本実施の形態によれば、
(1)予め決められた複数の周波数の無線電波を同時又は時分割的に受信するための受信手段と、上記受信手段によって出力された信号から音声信号等の必要な信号を復調するための復調手段と、上記復調手段によって出力された信号を変調するための変調手段と、上記変調手段によって変調された信号を無線電波として送信するための送信手段と、上記受信手段の出力信号によって上記複数の周波数の無線電波の信号の有無を判定するための信号検出手段と、予め決められたタイミングで上記送信手段を間欠動作させるための間欠タイマーと、上記信号検出手段によって上記複数の周波数の無線電波のいずれか1つの周波数において信号が検出された場合に上記送信手段を送信状態に設定し且つ上記信号検出手段によって上記複数の無線電波のいずれの一つの信号も検出されない場合には上記間欠タイマーのタイミングによって上記送信手段を間欠動作させるための制御手段とを備えた無線中継器と、
(2)無線通信を行うための変調送信機能及び受信復調機能を有するものであって、複数の受信周波数を記憶するための受信周波数記憶手段と、上記受信周波数記憶手段に記憶された受信周波数を自動的に切り替えて設定する受信周波数自動設定手段と、受信周波数における受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いか低いかを判定するための信号強度判定手段と、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いと判定された場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を停止させて現在受信中の受信周波数における受信動作を継続し、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より低いと判定された状態が一定時間継続した場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を開始させて受信周波数を自動的に切り替えるように制御する制御タイマーと、上記複数の各々の受信周波数に対応して一義的に決定される複数の送信周波数を記憶するための送信周波数記憶手段と、上記受信周波数自動設定手段によって一つの受信周波数が設定された場合に上記受信周波数に対応して一義的に決定された一つの送信周波数を最新の送信周波数として自動的に設定するための送信周波数自動設定手段とを備えた無線通信機とを設けることにより、
現在受信中の電波の信号強度が予め設定された信号強度より低下した場合には自動的に受信周波数を切り替え、通信可能な信号強度を有する無線中継器の送信電波の周波数を無線通信機の受信周波数として自動設定し、それに連動して無線通信機の送信周波数も自動的に設定されるとともに、無線中継器は隣接する区域の無線中継器から送出される無線電波の中継動作も同時に行うために、
(1)無線通信機の所有者同士が互いに異なる区域にいても通話が出来る。
(2)区域間を移動しても通話交信時に無線通信機の送信周波数及び受信周波数を手動で変更する必要がない。
(3)従って、各区域に設置された無線中継器の送受信の周波数や、無線通信機の所有者が現在どの区域にいるのかを意識する必要がない。
(4)従って即座に交信が可能となり、迅速な無線通話が出来る。
(5)更に、無線中継器の中継動作による信号劣化の累積が影響しない限り、通話可能範囲を無制限に拡大できる。
なお、本実施の形態において、
(1)図2における本実施の形態の無線通信機の受信周波数自動設定手段30及び送信周波数自動設定手段31は機械的スイッチとして記述した。
(2)図2における制御タイマー26、図2における信号強度判定手段25、図1における間欠タイマー8、図1における制御手段9は独立した機能として記述した。
(3)受信周波数記憶手段21及び送信周波数記憶手段18は独立した記憶媒体として記述した。
しかし、マイクロコンピュータのソフトウエア及びハードウエアで上記一連の機能を実現することが出来るのは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、4つの区域での無線通信を想定し、無線中継器の個数及び受信周波数記憶手段、送信周波数記憶手段の記憶数を4個としたが、発明の効果は周波数記憶手段の個数、区域数に関係なく有効である。
更に、本実施の形態においては、各区域を直線的に配置しているが、二次元的な広がりをもつ区域群であっても、各区域に設置された無線中継器同士が通信可能な位置関係にあれば、隣接する区域からの電波を上流からの電波と下流からの電波の2種類に限定する必要はない。本実施の形態の図1における受信手段2u、2a、2d、復調手段3u、3a、3d信号検出手段7u、7a、7d及び信号スイッチ50u、50a、50dの組み合わせを増やすことにより左右方向、更には上下方向へも通話範囲を拡大出来ることは明らかである。
また更に、本実施の形態においては3組の受信手段、復調手段、信号検出手段をそれぞれ独立した機能ブロックとして説明したが、複数の受信周波数を高速スキャンさせることによって1組の受信手段、復調手段、信号検出手段で同様の効果が得られることは明白である。
本発明の実施形態を示す無線中継システムの無線中継器のブロック図 同無線中継システムの無線通信機のブロック図 同無線中継システムのシステム運用図 従来の無線中継システムの無線中継器のブロック図 従来の無線中継システムの無線通信機のブロック図 従来の無線中継システムのシステム運用図
符号の説明
2、2u、2a、2d・・・ 受信手段
3、3u、3a、3d・・・ 復調手段
4・・・ 変調手段
5・・・ 中継送信手段
7、7u、7a、7d・・・ 信号検出手段
8・・・ 間欠タイマー
9 制御手段
18 送信周波数記憶手段
21 受信周波数記憶手段
25 信号強度判定手段
26 制御タイマー
30 受信周波数自動設定手段
31 送信周波数自動設定手段

Claims (1)

  1. 予め決められた複数の異なる周波数の無線電波をそれぞれが同時受信するための複数の受信手段と、上記受信手段によって出力された信号から音声信号等の必要な信号を復調するための複数の復調手段と、上記復調手段によって出力された信号を変調するための変調手段と、上記変調手段によって変調された信号を受信周波数とは異なる周波数の無線電波として送信するための送信手段と、上記受信手段の出力信号によって上記複数の周波数の無線電波の信号の有無を判定するための信号検出手段と、予め決められたタイミングで上記送信手段を間欠動作させるための間欠タイマーと、上記信号検出手段によって上記複数の周波数の無線電波のいずれか1つの周波数において信号が検出された場合に上記送信手段を送信状態に設定し且つ上記信号検出手段によって上記複数の無線電波のいずれの一つの信号も検出されない場合には上記間欠タイマーのタイミングによって上記送信手段を間欠動作させ変調信号のない搬送波のみを送信させるための制御手段とを備えた無線中継器(1)と、
    無線通信を行うための変調送信機能及び受信復調機能を有するものであって、複数個の前記無線中継器の異なる送信周波数に対応した複数の受信周波数を記憶するための受信周波数記憶手段と、上記受信周波数記憶手段に記憶された受信周波数を自動的に切り替えて設定する受信周波数自動設定手段と、受信周波数における受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いか低いかを判定するための信号強度判定手段と、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より高いと判定された場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を停止させて現在受信中の受信周波数における受信動作を継続し、上記信号強度判定手段によって受信信号強度が予め設定された受信信号強度より低いと判定された状態が一定時間継続した場合には上記受信周波数自動設定手段の動作を開始させて受信周波数を自動的に切り替えるように制御する制御タイマーと、上記複数の各々の受信周波数に対応して一義的に決定される複数の送信周波数を記憶するための送信周波数記憶手段と、上記受信周波数自動設定手段によって一つの受信周波数が設定された場合に上記受信周波数に対応して一義的に決定された一つの送信周波数を最新の送信周波数として自動的に設定するための送信周波数自動設定手段とを備えた無線通信機(2)
    とを備えたことを特徴とする無線中継システム。
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