JP4587347B2 - 搬送用ローラーコンベア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を搬送するローラーコンベアにおいて、物品を一時的にストッパで止め、ストッパを解除すると物品を所定の速度で送り出す搬送用ローラーコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラーコンベアにおいて、ローラーコンベアで搬送させる物品に別のローラーコンベアを合流させる場合には、搬送させている物品に合流させる物品が衝突するようなことがないように合流させる側のローラーコンベヤで物品を一時的に止め、適切なタイミングで物品を送り出す必要があった。
従来のローラーコンベアではローラーの間からストッパを上方に突出させて搬送する物品を一時的に止め、ストッパを下方に下げて解除していた。
ストッパより上流及び下流のローラーをベルトで駆動したものでは、ストッパで物品を止めた際にストッパより上流のローラーを駆動したままにすると、物品が止まることによって、物品の重さによってストッパより上流のローラーの回転が止まるよう摩擦力が働く。よってローラーの回転が止まるか非常に遅くなる。
すると駆動用のベルトは、片側が大きく引っ張られるようにして過度の張力がかかるためベルトが切れるなどの故障の原因となっていた。しかし、ストッパの上流のローラーをまったく駆動しないようにするフリーな状態にすると、ストッパで止めた物品が動き出さなくなり、コンベア面を傾斜させて動かす程度では、適切なタイミングで送り出すことはできなかった。
よって従来のローラーコンベアでは、ストッパの下流には常に駆動されて回転するコンベアを設け、ストッパの上流には、ストッパの動きに合わせて駆動のON・OFFを行うコンベアを設けていた。このような構成では非常にコストの高いものになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、コストを抑制し、確実に物品をストッパで止めることができ、ストッパを解除して所定の速度で確実に物品を送り出すことができ、故障を防止できる搬送用ローラーコンベアを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) ローラーを多数配設して物品を搬送するためのローラー搬送面を形成し、前記ローラーの間から突出して前記ローラー搬送面上を移動する物品を一時的に止めるストッパを上下動自在に設け、同ストッパを上下動させる上下動手段を設け、前記ローラー搬送面の下方に搬送方向に沿ってローラーを回動させるための長い回転軸を設け、回転軸の回転を前記ストッパより下流の所定の範囲のローラーに対しては回転軸の回転を伝達してローラーを駆動状態にする伝達手段を設け、前記ストッパのすぐ上流を除いたストッパ上流の所定範囲のローラーに対しては所定以下の負荷がローラーにかかる場合においては回転軸の回転を伝達しかつ所定を超えた負荷がローラーにかかる状態においては回転軸の回転がローラーに伝達されない半駆動回転状態にする負荷別伝達手段を設け、前記ストッパが下降すると前記ストッパのすぐ上流側のローラーに回転軸の回転が伝達されて駆動回転状態となり前記ストッパが上昇すると負荷別伝達の半駆動回転状態又は非駆動状態となるように回転軸の回転をローラーに伝達するストッパ連動伝達手段を設け、前記上昇したストッパで上流から送られてくる物品を故障を生起させずに停止でき且つストッパを下降するとストッパで止めた物品の下方のローラーである前記のすぐ上流側のローラーが駆動状態となって物品を所定速度で確実に送り出すようにできる搬送用ローラーコンベア
2) 伝達手段が、ストッパより下流の所定のローラーそれぞれに対応する回転軸の所定位置に回転プーリーを軸着し、ストッパより下流の所定範囲のローラーと前記回転プーリーにベルトをかけ渡した構造にし、負荷別伝達手段が、ストッパより上流の所定のローラーそれぞれに対応する回転軸の所定位置に回転軸と摺動しながら回転するスリップ回転プーリーを取り付け、ストッパより上流の所定範囲のローラーと前記スリップ回転プーリーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパ連動伝達手段が、ストッパのすぐ上流のローラーに対応する回転軸の所定位置にクラッチプーリーを所定の隙間で嵌入し、ストッパのすぐ上流のローラーと前記クラッチプーリーにベルトをかけ渡し、前記クラッチプーリーに近接する回転軸の所定位置に前記クラッチプーリーと係合して回転軸の回転を前記クラッチプーリーに伝達するクラッチリングを回転軸に軸着し、前記クラッチプーリーと前記クラッチリングの係合・非係合でクラッチのON・OFFとする構造にした前記1)記載の搬送用ローラーコンベア
3) ストッパを解除するように下降させるとストッパの下方に取り付けた係合板がクラッチプーリーの側面をクラッチリングに向って押し付けるようにしてクラッチプーリーとクラッチリングを係合させる構造にした前記2)記載の搬送用ローラーコンベア
4) クラッチプーリーとクラッチリングが歯面と歯面で係合する構造にした前記2)又は3)記載の搬送用ローラーコンベア
5) 上下動手段が、エアーシリンダーである構造にした前記1)〜4)いずれかに記載の搬送用ローラーコンベア
6) 物品を搬送する搬送コンベアの途中に前記1)〜5)いずれかに記載の搬送用ローラーコンベアを同搬送用ローラーコンベアのストッパより下流の終端位置で接続して搬送路が合流するようにしたコンベア装置
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、ローラー搬送面上を搬送する物品を一時的に止めるためにローラーの間からストッパを上昇させるとストッパによって物品は止められて停止する。ストッパよりすぐ上流側のローラーはストッパを上昇させることにより半駆動状態又は非駆動状態となり、ストッパより上流の所定範囲のローラーは半駆動状態となっているので、物品が止められるとその下方のローラーは負荷が大きくなり回転軸の回転がローラーに伝達されないようにする。この止めた物品を送り出すためにストッパを下降させると、ストッパのすぐ上流側のローラーはストッパ連動伝達手段によって回転軸の回転が伝達された駆動状態になり駆動による回転で止めた物品を強制的に送り出す。
伝達手段が回転軸に設けた回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、負荷別伝達手段が回転軸に取りつけたスリップ回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパ連動伝達手段が回転軸にクラッチリングを取り付け、クラッチリングと係合できるクラッチプーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にしたものは、負荷が大きくなるとスリップ回転プーリーが回転軸に対してスリップするようにして半駆動状態になるようにし、ストッパを下降させると、ストッパのすぐ上流側のローラーとベルトをかけ渡したクラッチプーリーを回転軸によって回転するクラッチリングに係合させて駆動し、ストッパを上昇させるとクラッチプーリーをクラッチリングに係合させないようにする。
ストッパを下降させるとクラッチプーリーの側面をクラッチリングに押しつけるようにしたものは、クラッチプーリーの側面をクラッチリングに押しつけるようにしてクラッチプーリーとクラッチリングを係合させて回転軸の回転をクラッチプーリーに伝達してローラーが回転するようにする。
クラッチプーリーとクラッチリングが歯面と歯面で係合する構造としたものは、歯面と歯面のかみ合いによってクラッチリングとクラッチプーリーが連動するようにして回転軸の回転をクラッチプーリーに伝達してローラーが回転するようにする。
上下動手段がエアーシリンダーであるものは、エアーシリンダーの伸縮によってストッパを上下動させる。
搬送コンベアの途中に搬送用ローラーコンベアを接続したものは、搬送用ローラーコンベアのストッパで物品を一時的に止めて、適切なタイミングで送り出すようにして物品を搬送コンベアで送る物品に合流させるようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
負荷別伝達手段及びストッパ連動伝達手段における半駆動状態は所定の摩擦力を超えると回転軸の回転がローラーに伝達されないものでも所定のトルクを超えると回転軸の回転がローラーに伝達されないものでもよい。
クラッチプーリーとクラッチリングの係合には、歯面と歯面、又は摩擦抵抗の高い面と面を押しつけるものなどがあり、クラッチがON・OFFするように簡単な構造でできるものが望ましい。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例について図面を参照して具体的に説明する。
図1〜7に示す実施例は、伝達手段が回転軸に設けた回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、負荷別伝達手段が回転軸に取り付けたスリップ回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパ連動伝達手段が回転軸にクラッチリングを取り付け、クラッチリングと係合できるクラッチプーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパを下降させるとクラッチプーリーの側面をクラッチリングに押しつけるようにし、クラッチプーリーとクラッチリングが歯面と歯面で係合する構造とし、上下動手段としてエアーシリンダーを用いた搬送用ローラーコンベアの例であり、搬送コンベアの途中に搬送用ローラーコンベアを接続したコンベア装置の例である。
図1は実施例の搬送用ローラーコンベアの説明図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図1のC−C断面図である。図4は図1のB−B断面図である。図5は図4のD−D断面図である。図6は実施例の搬送用ローラーコンベアのクラッチリングとクラッチプーリーの係合状態を示す説明図である。図7は実施例のコンベア装置の説明図である。
図中、1はコンベア装置、2は搬送用ローラーコンベア、3aは半駆動回転状態となるローラー、3bはストッパのすぐ上流側のローラー、3cは駆動回転状態となるローラー、3dはベルト用溝、4は回転軸、5はスリップ回転プーリー、6はクラッチリング、6aは歯面、7はクラッチプーリー、7aは歯面、8は回転プーリー、8aは固定用ネジ、9は軸カバー、10はエアーシリンダー、11はストッパ、12は係合板、13は紐ベルト、mは物品である。
【0008】
本実施例は、コンベア装置として物品を搬送するローラーコンベアに合流させるように搬送する物品を一時的に止め、適切なタイミングで送り出す搬送用ローラーコンベア2を設ける。
ローラー搬送面を形成するローラーは、両端を回転自在に軸支するようにして多数配置する。このローラーには、紐ベルトをかけ渡すためのベルト用溝3dを設ける。これらのローラーは、ストッパを設ける位置に対して、ストッパを設ける位置のすぐ上流側のローラー3b、ストッパを設ける位置の上流側の所定範囲のローラーでローラー3bを除くローラー3a、ストッパを設ける位置より下流側のローラー3cとなる。
【0009】
ローラー搬送面の下方には、ローラーの搬送方向に沿った長い回転軸4を設ける。回転軸4は図示しない電動モーターによって駆動される。
次にローラー3bとローラー3cの間に略垂直に立てた板状のストッパ11を設ける。ストッパ11は、下端部分をL字状に折曲させる。次に上端を平面になるよう折曲させて、L字状に折曲して下方に伸びる係合板12を設ける。係合板12は、図4に示すようにU字状になるように下端から所定位置まで上方に伸びた溝を設ける。さらに係合板12は、図5に示すように下端から所定の位置までの板厚を薄くし、所定の位置から上方の板厚を厚くし、所定の位置で緩やかに板厚が変更する形状にある。
【0010】
この係合板12の平面部分とストッパ11の平面部分を重ねて、上方に向って伸縮するエアーシリンダー10の伸縮部に取り付ける。
この際には、図4に示すように溝内に回転軸4が位置するようにする。
次に図1,5に示すように係合板12を係合させた位置の上流側の回転軸4にクラッチプーリー7を設ける。クラッチプーリー7は紐ベルトをかけ渡すためのプーリー部分と、係合板12と当接させる部分と上流側端面に設けた歯面7aからなる。このクラッチプーリー7は、内穴を回転軸4の外径より所定量大きな径となるようにして、回転軸4に対してスキマを有するように取り付けた状態となるようにする。
次に、図1,5に示すようにクラッチプーリー7の上流側の回転軸4にクラッチリング6を回転軸4に固定するように設ける。クラッチリング6の下流側端面には、クラッチプーリー7の歯面7aと係合できる歯面6aを設ける。
【0011】
次にクラッチプーリー7より下流となる位置の回転軸4に外周に環状の溝を有する回転プーリー8を固定用ネジ8aで固定するように複数取り付ける。この回転プーリー8は、ローラー3cのそれぞれに対応した下方位置に設けるようにする。これによって回転プーリー8は所定の間隔で複数設けられることになる。回転プーリー8の間の回転軸4には、円筒状で内穴の径が回転軸4の外径より大きい軸カバー9を取り付ける。
次にクラッチリング6より上流となる位置の回転軸4にスリップ回転プーリー5を複数取り付ける。スリップ回転プーリー5は外周に環状の溝を有し、内穴の径が回転軸4の外径より大きいようにし、回転軸4に対し隙間を有するようにして取り付ける。このスリップ回転プーリー5はローラー3aのそれぞれに対応した下方位置となるようにする。スリップ回転プーリー5の間の回転軸4には、円筒状で内穴の径が回転軸4の外径より大きい軸カバー9を取り付け、スリップ回転プーリー5が所定の間隔に保てるようにする。次に、ローラー3aのベルト用溝3dとスリップ回転プーリー5の外周の環状の溝に紐ベルト13をかけ渡し、ローラー3bのベルト用溝3dとクラッチプーリー7の外周の環状の溝に紐ベルト13をかけ渡し、ローラー3cのベルト用溝3dと回転プーリー8の外周の環状の溝に紐ベルト13をかけ渡す。
このように、回転軸4に固定された回転プーリー8,紐ベルト13をローラー3cを駆動状態にする伝達手段とし、回転軸4に対して隙間を有するように取り付けられたスリップ回転プーリー5,紐ベルト13をローラー3aを半駆動状態にする負荷別伝達手段とし、回転軸4に固定されたクラッチリング6と回転軸4に対して隙間を有するように取り付けられたクラッチプーリー7と紐ベルト13及びエアーシリンダー10に取り付けられる係合板12をローラー3bのストッパ連動伝達手段としている。
【0012】
本実施例のコンベア装置1において、メインのローラーコンベアで搬送している物品に搬送用ローラーコンベア2で搬送する物品mを合流させて搬送するためには、搬送用ローラーコンベア2で搬送する物品mをストッパ11で一時的に止める。所定のタイミングでエアーシリンダ10を作動させてストッパ11をローラー3bとローラー3cの間から上方に移動させる。物品mはストッパ11に当たって止められる。ストッパ11より上流側に位置するローラー3aは、回転軸4に対してスキマを有し適度にスリップしながら回転するスリップ回転プーリー5によって半駆動回転状態となっている。よって、ローラー3a上を物品mが移動する場合には、物品mを軽く押し出すように回転する。ストッパ11で物品mを止めたことによって、物品mの下方に位置することになったローラー3aは、物品の重さが負荷となって加わる。よって、紐ベルト13をかけ渡したスリップ回転プーリー5にも負荷が加わるが、スリップ回転プーリー5の内穴と回転軸4にはスキマを設けているので、スリップ回転プーリー5がスリップして回転しないようになる。よって、物品mに無理な、送り出しの力を加えないようにし、スリップ回転プーリー5が無理に回転して紐ベルト13に過度の張力を加えて紐ベルトを切断してしまうようなことがないようにする。
【0013】
ストッパ11を上昇させた状態では、ストッパ11のすぐ上流側のローラー3bは、紐ベルト13をかけ渡したクラッチプーリー7が回転軸4に対してスリップするので、ローラー3aと同様に物品mが上方に位置する場合に紐ベルト13を過度に引っ張るようなことがないようにしている。
このようにして、ストッパ11で一時的に止めた物品mを合流させるために送り出すためには、エアーシリンダー10を作動させて、ストッパ11を下降させる。ストッパ11を下降させることによって係合板12も下降する。係合板12が下降すると、図5に示すように係合板12の下部と上部の厚みの違いによって、クラッチプーリー7がクラッチリング6に向って押しつけられる。これによってクラッチプーリー7の歯面7aとクラッチリング6の歯面6aが係合する。また、係合板12が下降した状態に保たれることによってクラッチプーリー7の歯面7aとクラッチリング6の歯面6aが係合した状態に保たれる。クラッチリング6は回転軸4に固定しているので、回転軸4の回転がクラッチプーリー7に伝達され、さらに紐ベルト13によってローラー3bに伝達される。よって、ローラー3bはストッパを下降させると駆動回転状態となって、物品mを下流に強制的に送り出す。
【0014】
ストッパ11の下流のローラー3cは、回転軸4に取り付けた回転プーリー8の回転が紐ベルト13で伝達されて回転することにより、強制的に物品mを下流に送り出す。よって物品mは、ストッパが下降するとローラー3b,3cによって所定の速度で下流に送られてメインの搬送路に合流する。
このように、ストッパを下降させると、ストッパよりすぐ上流側のローラー3bを駆動回転状態にすることによって、ストッパで止めた物品mを適切なタイミングで合流できるように送り出すことができる。
また、搬送用ローラーコンベア2は、一本の回転軸4によって、異る駆動状態のローラー3a,3b,3cを駆動するので、その構造は非常にシンプルでコストを抑さえたものとなる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、コストを抑制し、確実に物品をストッパで止めることができ、ストッパを解除して所定の速度で確実に物品を送り出すことができ、故障を防止できる搬送用ローラーコンベアにできる。
伝達手段が回転軸に設けた回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、負荷別伝達手段が回転軸に取り付けたスリップ回転プーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパ連動伝達手段が回転軸にクラッチリングを取り付け、クラッチリングと係合できるクラッチプーリーとローラーにベルトをかけ渡した構造にしたものは、さらに簡単な構造にしてコストを抑制でき、ストッパを下降させた際に確実に物品を下流に送ることができる。
ストッパを下降させるとクラッチプーリーの側面をクラッチリングに押しつけるようにしたものは、回転軸に対し、別の回転軸を設けることなくクラッチON・OFFを行うことができるようにして、さらに簡単な構造にできるようにする。
クラッチプーリーとクラッチリングが歯面と歯面で係合する構造としたものは、係合・非係合を容易に行うことができ、係合した際に確実に回転を伝達できる。
上下動手段がエアーシリンダーであるものは、さらにコストを抑制し、確実に上下動できる上下動手段にできる。
搬送コンベアの途中に搬送用ローラーコンベアを接続したものは、コストを抑制し、確実に適切なタイミングで物品を合流させてスムーズに搬送できる搬送路の合流部分を有するコンベア装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の搬送用ローラーコンベアの説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図4のD−D断面図である。
【図6】実施例の搬送用ローラーコンベアのクラッチリングとクラッチプーリーの係合状態を示す説明図である。
【図7】実施例のコンベア装置の説明図である。
【符号の説明】
1 コンベア装置
2 搬送用ローラーコンベア
3a (半駆動回転状態となる)ローラー
3b (ストッパのすぐ上流側の)ローラー
3c (駆動回転状態となる)ローラー
3d ベルト用溝
4 回転軸
5 スリップ回転プーリー
6 クラッチリング
6a 歯面
7 クラッチプーリー
7a 歯面
8 回転プーリー
8a 固定用ネジ
9 軸カバー
10 エアーシリンダー
11 ストッパ
12 係合板
13 紐ベルト
m 物品
Claims (6)
- ローラーを多数配設して物品を搬送するためのローラー搬送面を形成し、前記ローラーの間から突出して前記ローラー搬送面上を移動する物品を一時的に止めるストッパを上下動自在に設け、同ストッパを上下動させる上下動手段を設け、前記ローラー搬送面の下方に搬送方向に沿ってローラーを回動させるための長い回転軸を設け、回転軸の回転を前記ストッパより下流の所定の範囲のローラーに対しては回転軸の回転を伝達してローラーを駆動状態にする伝達手段を設け、前記ストッパのすぐ上流を除いたストッパ上流の所定範囲のローラーに対しては所定以下の負荷がローラーにかかる場合においては回転軸の回転を伝達しかつ所定を超えた負荷がローラーにかかる状態においては回転軸の回転がローラーに伝達されない半駆動回転状態にする負荷別伝達手段を設け、前記ストッパが下降すると前記ストッパのすぐ上流側のローラーに回転軸の回転が伝達されて駆動回転状態となり前記ストッパが上昇すると負荷別伝達の半駆動回転状態又は非駆動状態となるように回転軸の回転をローラーに伝達するストッパ連動伝達手段を設け、前記上昇したストッパで上流から送られてくる物品を故障を生起させずに停止でき且つストッパを下降するとストッパで止めた物品の下方のローラーである前記のすぐ上流側のローラーが駆動状態となって物品を所定速度で確実に送り出すようにできる搬送用ローラーコンベア。
- 伝達手段が、ストッパより下流の所定のローラーそれぞれに対応する回転軸の所定位置に回転プーリーを軸着し、ストッパより下流の所定範囲のローラーと前記回転プーリーにベルトをかけ渡した構造にし、負荷別伝達手段が、ストッパより上流の所定のローラーそれぞれに対応する回転軸の所定位置に回転軸と摺動しながら回転するスリップ回転プーリーを取り付け、ストッパより上流の所定範囲のローラーと前記スリップ回転プーリーにベルトをかけ渡した構造にし、ストッパ連動伝達手段が、ストッパのすぐ上流のローラーに対応する回転軸の所定位置にクラッチプーリーを所定の隙間で嵌入し、ストッパのすぐ上流のローラーと前記クラッチプーリーにベルトをかけ渡し、前記クラッチプーリーに近接する回転軸の所定位置に前記クラッチプーリーと係合して回転軸の回転を前記クラッチプーリーに伝達するクラッチリングを回転軸に軸着し、前記クラッチプーリーと前記クラッチリングの係合・非係合でクラッチのON・OFFとする構造にした請求項1記載の搬送用ローラーコンベア。
- ストッパを解除するように下降させるとストッパの下方に取り付けた係合板がクラッチプーリーの側面をクラッチリングに向って押し付けるようにしてクラッチプーリーとクラッチリングを係合させる構造にした請求項2記載の搬送用ローラーコンベア。
- クラッチプーリーとクラッチリングが歯面と歯面で係合する構造にした請求項2又は3記載の搬送用ローラーコンベア。
- 上下動手段が、エアーシリンダーである構造にした請求項1〜4いずれかに記載の搬送用ローラーコンベア。
- 物品を搬送する搬送コンベアの途中に請求項1〜5いずれかに記載の搬送用ローラーコンベアを同搬送用ローラーコンベアのストッパより下流の終端位置で接続して搬送路が合流するようにしたコンベア装置。
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- 2000-10-16 JP JP2000314606A patent/JP4587347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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