JP4587346B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関し、特に、液晶表示素子のような画素の集合からなる空間変調素子の照明側に集光性ホログラムアレイを配置してなる三板式プロジェクター等の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
R(赤色)、G(緑色)、B(青色)表示用の3枚の液晶表示素子を用いた三板式プロジェクターはすでに一般的なものとなっている。その構成を図5に示す。図5において、この三板式プロジェクターはR、G、Bの色分解画像を表示する3枚の液晶表示素子(液晶パネル)10R 、10G 、10B を含み、光源1から放射された白色光は、リフレクター2で反射されて第1レンズアレイ3とミラー4と第2レンズアレイ5からなるインテグレータを経て照度分布が均一にされ、重ね合わせレンズ6を経てその均一な照明光は、まず、R光成分を透過し、残りのG、B光成分を反射するダイクロイックミラー7でR光成分が分離され、ダイクロイックミラー7を透過したR光成分は、ミラー8とコンデンサーレンズ9を経てRの色分解画像を表示する液晶パネル10R を裏面から照明する。ダイクロイックミラー7で反射されたG光成分とB光成分は、G光成分を反射し、残りの成分を透過するダイクロイックミラー11でG光成分が分離され、そのG光成分は、コンデンサーレンズ9を経てGの色分解画像を表示する液晶パネル10G を裏面から照明する。ダイクロイックミラー11を透過したB光成分は、レンズ12、ミラー13、レンズ14、ミラー15、コンデンサーレンズ9を経てBの色分解画像を表示する液晶パネル10B を裏面から照明する。
【0003】
3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B の間にダイクロイックプリズム16が配置され、その中の対角方向には、R光成分のみを反射し、他の色成分を透過するダイクロイックミラー18と、B光成分のみを反射し、他の色成分を透過するダイクロイックミラー19とが交差するように配置されているので、液晶パネル10R からのRの色分解画像を表示するR光成分はダイクロイックミラー18で反射され、液晶パネル10B からのBの色分解画像を表示するB光成分はダイクロイックミラー19で反射され、液晶パネル10G からのGの色分解画像を表示するG光成分はダイクロイックミラー18、19を透過する。そのため、3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B に表示されたR、G、B3色の色分解像は、このダイクロイックプリズム16で重畳されてカラー像となり、投影レンズ20によりスクリーン21上に拡大投影される。
【0004】
これらの液晶パネル10(以後、特に断らない限り、液晶パネル10R 、10G 、10B を代表して液晶パネル10とする。)は、現在、図5のような透過型が主流であるが、透過型液晶パネル10は、図6に示すように、ブラックマトリックスやTFT、配線27があるために、各画素10aの光が有効に通過できる有効変調域は制限されてしまい、この有効変調域を十分大きく取れない。このため、各マイクロレンズ31aが液晶パネル10の各画素10aに整列するように、液晶パネル10の照明光32入射側にマイクロレンズアレイ31を配置し、照明光32を各画素10aの有効変調域に集光させて透過させるようにしている。
【0005】
このマイクロレンズアレイ31は、従来、紫外線硬化型樹脂を用いて原版からレリーフ複製したり、イオン交換や部分的光重合により屈折率を変調させてGRIN(屈折率分布レンズ)として作製されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各画素10aの寸法は10μm程度と細かく、その寸法に応じてマイクロレンズアレイ31の各マイクロレンズ31aの径も定まり、精密にそのような微小なマイクロレンズを作製することは困難である。
【0007】
上記のレリーフ複製で作製する場合、原版は選択的エッチングや電子線描画により作製するが、レンズとしての曲面を正確にかつ面内で均一に作製することは困難である。一方、屈折率を変調させる方法の場合も、材料の性質を利用するため、設計通りの光学特性を得ることは困難である。そのため、収差が発生し、焦点がぼけて無効領域にまで光がかかってしまい、ケラレにより照明光利用効率が低下してしまう。
【0008】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来のマイクロレンズアレイの代わりに集光性ホログラムアレイを用いて明るく照明可能な液晶表示素子等の空間変調素子を用いた表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の表示装置は、画素の集合からなる空間変調素子とその各画素の有効領域に照明光を集光する集光素子アレイとからなる表示装置において、前記集光素子アレイとして微小ホログラムアレーを用いていることを特徴とするものである。
【0010】
この場合、その微小ホログラムアレーは、略垂直方向から入射する照明光を略正面方向へ集光させるインライン型でもよいが、モノマー拡散型フォトポリマー等の材料を使うときは、斜め方向から入射する照明光を略正面方向へ集光させるものであることが望ましい。
【0011】
本発明のもう1つの表示装置は、色分解像を表示する3枚の空間変調素子と、表示された色分解像を合成する色分解像合成手段とを備え、各空間変調素子の各画素の有効領域に照明光を集光する微小ホログラムアレーをそれぞれの空間変調素子が備えていることを特徴とするものである。
【0012】
この場合、その微小ホログラムアレーが斜め方向から入射する照明光を略正面方向へ集光させるものであることが望ましい。
【0013】
また、微小ホログラムアレーはそれぞれの原色の略中心波長に対して最大の回折効率を有するように設定されていることが望ましい。
【0014】
また、少なくとも2色用の空間変調素子に関して、共通の照明光源から空間変調素子までの光路長が略等しく設定されていることが望ましい。
【0015】
また、少なくとも3番目の色用の空間変調素子に関して、共通の照明光源から空間変調素子までの光路長が、1番面及び2番目の色用の空間変調素子の共通の照明光源からの光路長より長く、1番面及び2番目の色用の空間変調素子と光学的に略共役な位置であって倍率が略等倍になる位置になるようリレーレンズが配置されていることが望ましい。
【0016】
また、全ての空間変調素子用の微小ホログラムアレーの干渉縞パターンが共通であり、微小ホログラムアレーと空間変調素子の距離を各色の中心波長に略反比例させるようにしてもよく、また、全ての空間変調素子に関して空間変調素子と微小ホログラムアレーの距離及び微小ホログラムアレーに対する照明光入射角を等しくし、各空間変調素子の変調面に微小ホログラムアレーの集光点が一致するように、各微小ホログラムアレーの干渉縞パターンが設定されているようにしてもよい。
【0017】
なお、色分解像合成手段としては例えばダイクロイックプリズムを用いることができる。
【0018】
また、微小ホログラムアレーは、体積型ホログラムあるいはレリーフホログラムの何れでもよい。
【0019】
また、空間変調素子といては、例えば透過型液晶表示素子を用いることができる。
【0020】
本発明においては、空間変調素子と集光素子アレイとからなる表示装置において、集光素子アレイとして微小ホログラムアレーを用いているので、集光素子アレイが製造しやすく、照明光の利用効率が高く明るい液晶表示装置等の表示装置を容易に構成することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示装置の原理と実施例について説明する。
【0022】
本出願人は、特開平6−222361号等においてホログラムカラーフィルターを提案した。このホログラムカラーフィルターは、図3にその干渉縞を模式的に示すような偏心した集光性のフレネルゾーンプレート状の微小ホログラムのアレーからなるものであり、この微小ホログラムのアレーは、図2に示すように、狭帯域の略平行な光42を所定の斜めの入射角θで入射させると、微小ホログラムアレー41から焦点距離fだけ離れて各微小ホログラム41aの例えば中心に対応する点Pに集光するものである。したがって、このような微小ホログラムアレー41を透過型液晶パネル10の照明光入射側に、液晶パネル10の各画素10aの中心がこの集光点Pに一致するように整列して配置することにより、従来のマイクロレンズアレイ31を配置する場合(図6)と同様に、液晶パネル10のブラックマトリックスやTFT、配線27によって遮光されずに効率良く照明することができる。その構成を図1に示す。
【0023】
図1において、透過型液晶パネル10は、2枚の透明基板25、25’とその透明基板25と25’の間に例えばTN(ツイストネマッチック)液晶層26が挟持されており、この透明基板25、25’の一方の液晶層26側内面には透明画素電極が他方には透明対向電極が設けられ、それらの上に配向膜等が設けられており、また、透明基板25、25’の内側には、ブラックマトリックス、TFT、配線等の遮光パターン27も配置されており、その間に画素電極の配置に基づいて画素10aが等間隔にアレー状に配置されている。
【0024】
この透明基板25表面に密着するか距離をおいて、上記の微小ホログラムアレー41が配置され、その各微小ホログラム41aの集光位置が液晶パネル10の各画素10aの有効変調域に整列するように配置される。図1の場合は、照明光42入射側の透明基板25の厚さを微小ホログラムアレー41の焦点距離fに一致するように選んで、この透明基板25表面に微小ホログラムアレー41を接着してある。
【0025】
このような配置であるので、波長域が、R光成分、G光成分あるいはB光成分のみからなる狭帯域の略平行光42を斜めの入射角θで微小ホログラムアレー41に入射させると、各微小ホログラム41aで集光されて液晶パネル10の各画素10aの略中央の透明な有効変調域を通り、各画素10aの変調信号に基づいた変調を受けて透過するので、照明光42を有効に利用した明るい表示ができる。
【0026】
ここで、微小ホログラムアレー41の各微小ホログラム41aとして斜め入射で正面方向へ集光するものを用いる理由は、0次透過光の影響を少なくすること、及び、そのようなホログラムの方が正面入射、正面集光のインライン特性のものより作製がしやすためである。
【0027】
ここで、斜め入射で正面方向へ集光するものの方が作製しやすい理由としては、このような特性のものの方が干渉縞のピッチが細かくなり、特にホログラム感光材料としてモノマー拡散の原理を利用するフォトポリマーを用いる場合、モノマーの拡散距離が短くなる分、より回折効率の高いものが作製できるからである。
【0028】
また、レリーフ型ホログラムやモノマー拡散以外のフォトポリマーを利用する場合は、インランイン型も用いることができる。
【0029】
ここで、従来のマイクロレンズアレイを用いる場合に比較して、微小ホログラムアレー41を用いる場合、ホログラムの光学特性は干渉縞のパターンで決定されるため、従来技術と異なり、制御が容易でかつ正確であるので、収差は限りなくゼロに近づけられる点にメリットがある。
【0030】
さて、以上のような各画素10aへの照明光を微小ホログラムアレー41を用いて集光させる液晶パネル10をR、G、B表示用に3枚用いる場合、微小ホログラムアレー41としては、R、G、B用にそれぞれ別々に作製する方法と、各色共通に用いる方法がある。微小ホログラムアレー41の微小ホログラム41aは回折格子と同様なものであるので、その焦点距離fは使用する波長域の中心波長に反比例した長さになる。しかも、回折光を微小ホログラム41aの正面方向へ集光させるためには、使用する波長域の中心波長に応じて照明光入射角を変えなければならない。各色共通に単一仕様の微小ホログラムアレー41を用いる場合は、微小ホログラムアレー41のパターンを共通化できるので、微小ホログラムアレー41の製造が容易になる。しかし、照明光42の入射角θと焦点距離fが、R、G、B用それぞれで異なるため、それぞれの色分解画像用の光学配置はそれに合わせて異ならせる必要がある。他方、R、G、B用にそれぞれ別々の微小ホログラムアレー41を作製する場合は、各色用の微小ホログラムアレー41の照明光入射角θと焦点距離fを同じに設定しておけば各色分解画像用の光学配置は同じでよいので、微小ホログラムアレー41と液晶層液晶層26の距離を共通化することができ、表示装置の製造が容易になる。
【0031】
図4に、本発明に基づいて、R、G、Bの色分解画像を表示する3枚の液晶表示素子(液晶パネル)10R 、10G 、10B の照明側に微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B を配置してなる三板式液晶プロジェクターを示す。微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B は、上記のように、各液晶パネル10R 、10G 、10B に共通のものであってもよく、また、それぞれ別の仕様のものであってもよい。
【0032】
図4において、R、G、B用の3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B はコの字状に配置され、その間にR光成分のみを反射し、他の色成分を透過するダイクロイックミラー18と、B光成分のみを反射し、他の色成分を透過するダイクロイックミラー19とが交差するように対角方向に配置されてなるダイクロイックプリズム16が配置されており、Rの色分解画像が表示された液晶パネル10R からのR光成分はダイクロイックミラー18で反射され、Bの色分解像が表示された液晶パネル10B からのB光成分はダイクロイックミラー19で反射され、Gの色分解像が表示された液晶パネル10G からのG光成分は両ダイクロイックミラー18、19を透過するように、ダイクロイックプリズム16が配置されている。そのため、3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B に表示されたR、G、Bの色分解画像は、このダイクロイックプリズム16で重畳されたカラー像となり、投影レンズ20によりスクリーン21上に拡大投影される。ここまでの構成は、図5の従来例と同じである。
【0033】
本発明に基づいて、各液晶パネル10R 、10G 、10B の照明光入射側には、図1に示したように、それぞれ微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B が配置されており、それそれの微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B に設定された入射角θR 、θG 、θB でそれぞれR光成分、G光成分、B光成分の光が入射したとき、その各微小ホログラム(41a)の集光位置が液晶パネル10R 、10G 、10B の各画素(10a)の有効変調域に整列するように配置されている。
【0034】
そして、光源1から放射された白色光は、平行化光学系51を経て略平行な光になり、まず、R光成分を透過し、残りのG、B光成分を反射するダイクロイックミラー52でR光成分が分離され、ダイクロイックミラー52を透過したR光成分は、ミラー53で反射されて微小ホログラムアレー41R に入射角θR で入射する。そのため、Rの色分解画像を表示する液晶パネル10R の各画素(10a)の有効変調域のみが集光照明され、明るいRの色分解画像を表示する。
【0035】
ダイクロイックミラー52で反射されたG光成分とB光成分は、G光成分を反射し、残りの成分を透過するダイクロイックミラー54でG光成分が反射分離されて微小ホログラムアレー41G に入射角θG で入射し、Gの色分解画像を表示する液晶パネル10G は同様に明るいGの色分解画像を表示する。
【0036】
ダイクロイックミラー52を透過したB光成分は、レンズ55、ミラー56、レンズ57、ミラー58を経て微小ホログラムアレー41B に入射角θB で入射し、Bの色分解画像を表示する液晶パネル10B は同様に明るいBの色分解画像を表示する。
【0037】
ここで、ダイクロイックミラー52から液晶パネル10R までの光路長と、液晶パネル10G までの光路長とは等しく設定されており、また、液晶パネル10B と液晶パネル10R 、10G とは光学的に共役な位置であって倍率が等倍になるように、レンズ55、57の配置位置とパワーが設定されているので、3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B 上での照明光の明るさ分布には差がないようになっている。
【0038】
そして、上記入射角θR 、θG 、θB は、それぞれの微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B が各色共通の単一仕様の場合は、相互に異なるように、R、G、B用にそれぞれ別に作製されている場合は、相互に等しくなるように、ミラー53、ダイクロイックミラー54、ミラー58の角度が設定されている。
【0039】
このような配置であるので、3枚の液晶パネル10R 、10G 、10B に表示された明るいR、G、Bの色分解画像は、ダイクロイックプリズム16で重畳されてカラー像となり、投影レンズ20によりスクリーン21上に明るいカラー像として拡大投影される。
【0040】
なお、図4の配置において、白色照明光の平行度は高い方が望ましいが、液晶パネル10R 、10G 、10B の開口率が高い場合、図5のような第1レンズアレイと第2レンズアレイからなるインテグレータを用いた白色光源からの照明光であってもよい。
【0041】
ここで、微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B の数値例について説明する。
【0042】
数値例1
上記のように、各色共通の単一仕様の場合、R、G、B各色に共通の原版を用いて複製法により製造できるため、微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B の製造が容易になる。この場合、原版は1種類のみ用意すればよく、ホログラム複製時の入射角度を変えるだけでR、G、Bそれぞれ用の微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B が製造できる。この場合、前記したように、ホログラムと液晶層の距離、照明光の入射角を決める必要がある。
【0043】
Figure 0004587346
上記において、入射角(照明光)は微小ホログラムの正面方向へ集光するようにする場合の入射角である(数値例2も同じ。)。
【0044】
数値例2
R、G、B各色の微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B と液晶層の距離を共通にすると、共通のスペーサ(図1の透明基板25)を用いることができるため、表示装置の製造が容易になり、異なる厚みのスペーサを用意する必要はなくなる。ただし、微小ホログラムアレー41R 、41G 、41B のホログラムのパターンを、R、G、B各色毎に異ならせる必要がある。
【0045】
Figure 0004587346
【0046】
ところで、微小ホログラムアレー41、41R 、41G 、41B としては、位相型でもレリーフ型でもよく、したがって、用いるホログラム感光材料もフォトポリマーに限定されず、銀塩フィルム、フォトレジスト等、公知の全てのホログラム感光材料を用いることができる。複製は、ホログラム複製法による二光束干渉により行うことができるが、レリーフ型で構成する場合、原版からエンボス複製により作製することもできる。
【0047】
また、微小ホログラムアレー41、41R 、41G 、41B はそれぞれのR、G、B色の略中心波長に対して最大の回折効率を有するように設定しておくことが効率の点から望ましい。
【0048】
以上、本発明の表示装置をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の表示装置によると、空間変調素子と集光素子アレイとからなる表示装置において、集光素子アレイとして微小ホログラムアレーを用いているので、集光素子アレイが製造しやすく、照明光の利用効率が高く明るい液晶表示装置等の表示装置を容易に構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透過型液晶装置の基本構成を示す断面図である。
【図2】微小ホログラムアレーの集光機能を説明するための図である。
【図3】各微小ホログラムの干渉縞を模式的に示す図である。
【図4】本発明に基づく三板式液晶プロジェクターの1例の構成と作用を示す断面図である。
【図5】従来の三板式液晶プロジェクターの構成と作用を示す断面図である。
【図6】図5の液晶パネルにおけるマイクロレンズアレイの作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1…白色光源
2…リフレクター
3…第1レンズアレイ
4…ミラー
5…第2レンズアレイ
6…レンズ
7…ダイクロイックミラー
8…ミラー
9…コンデンサーレンズ
10、10R 、10G 、10B …液晶表示素子(液晶パネル)
10a…液晶パネルの画素
11…ダイクロイックミラー
12…レンズ
13…ミラー
14…レンズ
15…ミラー
16…ダイクロイックプリズム
18、19…ダイクロイックミラー
20…投影レンズ
21…スクリーン
25、25’…透明基板
26…液晶層
27…遮光パターン(ブラックマトリックス、TFT、配線)
31…マイクロレンズアレイ
41、41R 、41G 、41B …微小ホログラムアレー
41a…微小ホログラム
42…照明光
51…平行化光学系
52…ダイクロイックミラー
53…ミラー
54…ダイクロイックミラー
55…レンズ
56…ミラー
57…レンズ
58…ミラー
P…集光点

Claims (8)

  1. 色分解像を表示する3枚の空間変調素子と、表示された色分解像を合成する色分解像合成手段とを備え、各空間変調素子の各画素の有効領域に照明光を集光する微小ホログラムアレーをそれぞれの空間変調素子が備えており、
    全ての空間変調素子用の微小ホログラムアレーの干渉縞パターンが共通であり、
    前記微小ホログラムアレーが斜め方向から入射する照明光を略正面方向へ集光させるものであり、
    前記微小ホログラムアレーと前記空間変調素子の距離を各色の中心波長に略反比例させたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記微小ホログラムアレーはそれぞれの原色の略中心波長に対して最大の回折効率を有するように設定されていることを特徴とする請求項記載の表示装置。
  3. 少なくとも2色用の空間変調素子に関して、共通の照明光源から空間変調素子までの光路長が略等しく設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 少なくとも3番目の色用の空間変調素子に関して、共通の照明光源から空間変調素子までの光路長が、1番面及び2番目の色用の空間変調素子の共通の照明光源からの光路長より長く、1番面及び2番目の色用の空間変調素子と光学的に略共役な位置であって倍率が略等倍になる位置になるようリレーレンズが配置されていることを特徴とする請求項からの何れか1項記載の表示装置。
  5. 前記色分解像合成手段がダイクロイックプリズムからなることを特徴とする請求項からの何れか1項記載の表示装置。
  6. 前記微小ホログラムアレーは体積型ホログラムからなることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の表示装置。
  7. 前記微小ホログラムアレーはレリーフホログラムからなることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の表示装置。
  8. 前記空間変調素子は透過型液晶表示素子からなることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の表示装置。
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