JP4585453B2 - エンジン - Google Patents

エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP4585453B2
JP4585453B2 JP2006002089A JP2006002089A JP4585453B2 JP 4585453 B2 JP4585453 B2 JP 4585453B2 JP 2006002089 A JP2006002089 A JP 2006002089A JP 2006002089 A JP2006002089 A JP 2006002089A JP 4585453 B2 JP4585453 B2 JP 4585453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
intake
exhaust
bonnet
intake port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006002089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007182817A (ja
Inventor
俊延 佐々木
和之 宮崎
真也 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2006002089A priority Critical patent/JP4585453B2/ja
Publication of JP2007182817A publication Critical patent/JP2007182817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585453B2 publication Critical patent/JP4585453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、エンジンにおける吸気口の構成技術に関する。詳しくは、エアクリーナと吸気マニホールドの間に配置する吸気口の構造に関する。
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の小型の内燃機関は、汎用性も広く、農業、建設機械や舶用等の用途で用いられている。これら内燃機関は様々な分野で用いられるため、用いられる被搭載機によって、その搭載スペースについても様々である。また、エンジン冷却に用いる冷却ファン、及びラジエータ等の附属機器を近傍に設置することや、冷却効率向上のために搭載スペースに流路を形成することも必要とされる。さらに、使用者にしてみれば、日常のメンテナンスが容易に行なえるような搭載位置であることが望ましい。このような背景を踏まえ、エンジン搭載のレイアウトは、用いられる被搭載機によって、様々な技術が試みられてきた。
例えば、特許文献1では、エンジン搭載部を覆う農作業機(田植機)のボンネット上面に排気窓を設け、さらにこのボンネットを前部及び後部にて分割し、前部を着脱可能にした農作業機を開示している。このようにして、農作業機のエンジンのメンテナンス性及びエンジン冷却効率を向上している。
特許第3683658号公報
エンジンは搭載スペースに制約があることが多く、例えば吸気及び排気方向が制限されることもある。1台のエンジンについて、搭載時の汎用性を向上するには、吸気及び排気方向、並びに吸気及び排気系統の附属機器構成を自在に変更できることが望ましい。しかし、エンジンは、外郭を形成するボンネット、吸気マニホールド又は排気マニホールドを鋳型にて製造している。この鋳型部品は微小の形状変更でも、新規鋳型を用いて鋳造する必要があるため、設計変更は製造コスト及び製造コストが嵩むことになる。そこで、解決しようとする課題は、必要最低限度の新規部品にて、搭載時のレイアウトパターンを増加し、搭載汎用性を向上するエンジンを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、エンジン(1)のシリンダヘッド(4)上に、弁腕を覆いかつブリーザ機構を具備したボンネット(20)を載置し、該ボンネット(20)は一側に前後方向に弁腕カバー部(20a)を形成し、他側に前後方向に吸気マニホールド部(20b)を形成し、該吸気マニホールド部(20b)の上面は開口し、該開口部をボンネットカバー(20c)により閉鎖する構成とし、前記吸気マニホールド部(20b)に、第一吸気口(21)と第二吸気口(22)を設け、該第一吸気口(21)は上方向に開口し、該第二吸気口(22)は側面に開口し、該第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、何れか一つの吸気口を配管を介してエアクリーナ(10)と連通し、他の吸気口を閉塞したエンジンである。
請求項2においては、請求項1に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)を、前記吸気マニホールド部(20b)の上面を閉鎖するボンネットカバー(20c)に開口したものである。
請求項3においては、請求項1又は2に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、クランク軸の前後方向の一側に集約して配置したものである。
請求項4においては、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンにおいて、前記シリンダヘッド(4)の側面に排気マニホールド(40)を取り付け、該排気マニホールド(40)の上面の前後位置に、サイレンサ(30)の支持部となる載置部(41)、及び固定部となる排気出口(42)を具備し、該載置部(41)にサイレンサ(30)の脚部材(32)を載置固定し、該排気出口(42)にサイレンサ(30)の排気入口(31)を連設固定し、前記サイレンサ(30)とボンネット(20)を挟んで左右反対側に、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)に付け替え可能としたエアクリーナ(10)を配置したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、エンジン(1)のシリンダヘッド(4)上に、弁腕を覆いかつブリーザ機構を具備したボンネット(20)を載置し、該ボンネット(20)は一側に前後方向に弁腕カバー部(20a)を形成し、他側に前後方向に吸気マニホールド部(20b)を形成し、該吸気マニホールド部(20b)の上面は開口し、該開口部をボンネットカバー(20c)により閉鎖する構成とし、前記吸気マニホールド部(20b)に、第一吸気口(21)と第二吸気口(22)を設け、該第一吸気口(21)は上方向に開口し、該第二吸気口(22)は側面に開口し、該第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、何れか一つの吸気口を配管を介してエアクリーナ(10)と連通し、他の吸気口を閉塞したエンジンであるので、エンジンを作業機に搭載する時に、吸気方向を選択して、エアクリーナが他の機器等と干渉しない位置に取り付けることができる。さらに、エンジンの設計の自由度を増やすことができる。
また、エアクリーナをエンジン上方または側方に取り付けることができ、エンジン上方または側方の空間に取り付ける機器またはその空間に配置される外部機器に応じて取り付け位置を選択可能であり、エンジン搭載の汎用性を向上できる。
請求項2においては、請求項1に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)を、前記吸気マニホールド部(20b)の上面を閉鎖するボンネットカバー(20c)に開口したので、エンジン製造後に吸気方向を選択可能であり、エンジン搭載の汎用性を向上できる。
請求項3においては、請求項1又は2に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、クランク軸の前後方向の一側に集約して配置したので、吸気マニホールド内部の吸気系統を変更せずに吸気方向を選択できるので、エンジンの性能に影響を及ぼさずにエンジンの設計の自由度を増やすことができる。
請求項4においては、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンにおいて、前記シリンダヘッド(4)の側面に排気マニホールド(40)を取り付け、該排気マニホールド(40)の上面の前後位置に、サイレンサ(30)の支持部となる載置部(41)、及び固定部となる排気出口(42)を具備し、該載置部(41)にサイレンサ(30)の脚部材(32)を載置固定し、該排気出口(42)にサイレンサ(30)の排気入口(31)を連設固定し、前記サイレンサ(30)とボンネット(20)を挟んで左右反対側に、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)に付け替え可能としたエアクリーナ(10)を配置したので、エアクリーナとサイレンサの配置方向を組み合わせることにより、搭載するときの汎用性を増すことができる。さらに、取り付けるための部品点数を減少することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施例1に係るエンジンを示した正面図、図2は同じく側面図、図3は同じく平面図である。図4はボンネットの平面図、図5はサイレンサの側面図、図6は(a)サイレンサと排気マニホールドの組立斜視図(b)同じく別組立斜視図である。図7は(a)排気マニホールドの平面図(b)同じく側面図、図8は(a)排気口を前方向としたエンジンの側面図(b)排気口を後ろ方向としたエンジンの側面図、図9は本発明のエンジンレイアウトをまとめたテーブル図である。図10は(a)実施例2に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図、図11は(a)実施例3に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図、図12は(a)実施例4に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図である。図13は(a)実施例5に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図、図14は(a)実施例6に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図、図15は(a)実施例7に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図である。図16は(a)実施例8に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図である。
以下に、エンジン1の全体構成について、図1乃至図3を用いて、簡単に説明する。ここで、エンジン1は、図2及び図3に示すクランク軸(図示なし)に平行な矢印方向を前後方向とし、フライホイール6を前方向としている。なお、本発明に係る以下の実施例は、小型(1Lクラス)水冷式ディーゼルエンジンを示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
エンジン1の本体は、上部のシリンダブロック3及びシリンダヘッド4並びに下部のオイルパン2とから構成されている。シリンダブロック3は、内部中央にシリンダ(図示なし)が上下方向に配置され、シリンダ内にはピストン(図示なし)が収納され、下部をクランクケースとしている。シリンダヘッド4内部の吸気ポート(図示なし)及び排気ポート(図示なし)は、吸気弁(図示なし)及び排気弁(図示なし)によって、シリンダブロック3内部のシリンダと連通・遮断される。また、ボンネット20は、シリンダヘッド4上に配置されている。
エアクリーナ10及びサイレンサ30は、それぞれエンジン1の上部のボンネット20の左右(または前後)一側及び他側に配置されている。エアクリーナ10は、エンジン1が吸入する空気中にホコリや異物が混入するのを防ぐために、空気吸入口にフィルタを付けて防いでいる。エアクリーナ10は、エンジン1のすぐ傍に設置されることが多く、エンジン1近傍の高温空気を吸入しないようにダクトを付けて、新鮮な外気を取り入れている場合が多い。サイレンサ30は、排気系統の後部に装着され、排気と共に排出される爆発音のエネルギーの圧力変動を打ち消し、吸収させて音を静かにする装置である。本実施例では、吸気系統として、エアクリーナ10、吸気管11、ボンネット20、及びシリンダヘッド4が構成されている。ここで、詳しくは後述するが、ボンネット20は吸気マニホールドと一体化されている。また、排気系統として、シリンダヘッド4、排気マニホールド40及びサイレンサ30が構成されている。
燃料噴射装置5は、燃料を霧状に噴射して自然着火させる装置であり、詳細は省略するが、燃料噴射ポンプ・燃料噴射弁・燃料タンク・燃料供給ポンプ・燃料フィルタ・調速機構などから構成されている。フライホイール9は、クランク軸(図示なし)に軸着され、慣性力を利用してクランク軸の回転エネルギーを負荷に伝達する回転体である。エンジン1の爆発力は各気筒で順に発生するため、クランク軸に伝わる力にはムラができるため、重い鉄製のフライホイールの慣性力で滑らかにするのである。
図4は、シリンダヘッド4上に配置される、本発明に係るボンネット20の平面図を示している。このボンネット20は、弁腕等を覆い、ブリーザ機構等を備え、吸気マニホールドと一体化した構成としている。吸気マニホールドとは、多気筒エンジンにおけるシリンダヘッド4から吸気管11に到るまでの通路部分である。通常、このボンネット20は複雑な形状であるため鋳物が用いられる。鋳物とは金属,合金を溶融し,目的の形状をもつ型(鋳型)の空洞に流し込んで凝固させた部品をいう。そのため、微小な設計変更に対しても鋳型を最初から作り直すことが必要であり、一度鋳造したものに対しての設計変更は容易ではない。
次に、ボンネット20の構成について説明する。ボンネット20には複数の同一口径の吸気口21・22を備え、該複数の吸気口21・22の開口方向はそれぞれ異なる方向に開口し、エンジン1の仕様により、その一つのみエアクリーナ10に接続する吸気管11と接続され、その他の吸気口は蓋体等により閉じられている。そして、複数の吸気口21・22は前後一側、または、左右一側に集約して配置され、吸気管11を短くして、その一端の接続を容易に切り換えられるようにしている。本実施例のボンネット20では、左側に前後方向に長く弁腕カバー部20aを形成し、右側に前後方向に長く吸気マニホールド部20bを形成し、該吸気マニホールド部20bの上面はボンネットカバー20cにより構成して、該ボンネットカバー20cは周囲をボルト等により固定して、該ボルトを外すことにより上方へ開口可能に構成している。そして、ボンネット20の吸気マニホールド部20bの前部において、上方向に開口した第一吸気口21と右方向(エンジン1の正面から向かって、つまり図1、図3及び図4にて紙面右側)に開口した第二吸気口22の2箇所の吸気口を備えている。即ち、鋳造時より2箇所の開口部を備えた鋳型構成としてボンネット20を製造する。また、第一吸気口21及び第二吸気口22は近接して、エンジン1のサイレンサ30と左右反対側の前方部右側に配置される。そして、前記第一吸気口21はボンネットカバー20cに一体的に構成されて上方に開口し、第二吸気口22は吸気マニホールド部20bの側面に右側方に開口して形成されている。なお、吸気口はその他の開口方向として、前方に開口することができ、左右対称にボンネットが構成された場合には左側に開口することができる。
このような構成としたことで、ボンネット20は吸気管11の接続方向を選択できる。つまり、エアクリーナ10の設置場所が変更可能であり、エアクリーナ10とボンネットを接続する吸気管11の構成を自在にできる。したがって、エアクリーナ10が他の機器等と干渉しない位置に取り付けることができ、吸気管11をできるだけ短く構成することができ、できるだけ曲率を大きくして吸気抵抗を小さくするとともに、エンジン1の設計の自由度を増やすことができる。さらに、2箇所の吸気口を集約配置することで、ボンネット20(吸気マニホールド)内部の吸気系統を変更せずに吸気方向を選択できるので、エンジン1の性能に影響を及ぼさずエンジン1の設計の自由度を増やすことができる。
ここで、エンジン1製造時は、使用する開口部には吸気管11を接続し、使用しない開口部を閉塞するものとする。閉塞する構成として詳細は限定しないが、吸気マニホールド内の気密性が保たれるように、カバーまたは蓋体を、パッキン等を介してボルト係合し完全に密着する、或いは、螺装する等が好ましい。このような構成とすることで、ボンネット20鋳造後に吸気方向を選択可能であり、エンジン1の搭載の汎用性を向上できる。
図5及び図6は、本発明に係るサイレンサ30及び排気マニホールド40の構造を示している。図5、図6に示すように、サイレンサ30は、楕円柱形状の本体35、排気入口31及び脚部材32から構成される。排気口33は、本体35の一側(前面または後面)に開口されており、図中の黒塗り矢印が排気方向である。この排気口33はエンジン1の排気系統の最下流であり、排気ガスは排気口33にてエンジン1より排気される。なお、本体35の内部構造については、本実施例では詳細説明省略する。また、排気口33には排気管を接続する構成とすることもできる。サイレンサ30の下部には前後に複数(本実施例では2箇所)の取付部が形成され、一方の取付部は排気入口31として、本体35の略前後中央下部に設けられてフランジ形状で周囲に縁部、中央に連通孔が構成され、排気マニホールド40の排気出口42とパッキン等を介してボルト等にて連通固定される。他方の取付部として脚部材32が、本体35を支持するため、排気入口31の前後他側の下部に備えられ、直接排気マニホールド40の上面に固定したり、支持部材34を介してシリンダヘッド4またはシリンダブロック3等に固定できるようにしている。なお、本体の長手方向を前後方向とする。
排気マニホールド40は、図7に示すように、上面の前後に支持部となる載置部41及び固定部となる排気出口42を備え、左右一側面が排気バルブと連通される。なお、長手方向を前後方向とする。前記排気マニホールド40は、複雑な形状であるため鋳物が用いられる。載置部41は、サイレンサ30の脚部材32を載置し、ボルト等にて固定可能な構成としている。この載置部41は、上面を載置可能な平面にて形成され、排気マニホールド40と一体化された鋳物としている。つまり、排気マニホールド40にもサイレンサ30を支える役割を持たせることで、部品数を削減し製造コストを低減している。排気出口42は、フランジ形状で周囲に縁部、中央に連通孔が構成され、サイレンサ30の排気入口31とパッキン等を介してボルト等にて連通固定される。
エンジン1を被搭載機に搭載する際には、排気方向が制限を受けることが多い。本実施例では、上述の排気マニホールド40、サイレンサ30及び支持部材34を用いて、図6及び図8に示すように、サイレンサの方向を変えて排気マニホールド40の上面に取り付け可能として、排気方向を2方向選択可能としている。なお、以下の図8では矢印の方向がエンジン前方向であり、サイレンサ30の黒塗り矢印が排気方向を示している。図8(a)に示すように、エンジン1は、排気方向をエンジン1 の前方向としてサイレンサ30を配置可能である。ここでは、前述したように、サイレンサ30の脚部材32は、排気マニホールド40の載置部41によって支持されている。また、図8(b)に示すように、エンジン1は、排気方向をエンジン1 の後ろ方向としてサイレンサ30を配置可能である。ここでは、エンジン1のシリンダヘッド4側面に支持部材34をボルト等により取り付けて、サイレンサ30の脚部材32を支持している。該支持部材34は正面断面視逆L状に構成して、垂直面をエンジンに固定し、水平面の上に脚部材32を固定する構成としている。なお、この支持部材34は、排気方向をエンジン1 の前方向とした際には取り外す。
このような構成としたことで、排気方向の自由度が増え、エンジン1の搭載汎用性が向上する。ここで、鋳物である排気マニホールドは設計変更を最小限とした上で、エンジン1の搭載汎用性を向上している。また、支持部材34は仕様や設置構成に応じて取り外し可能とし、エンジン1の部品数を最小限として製造コストを低減している。
ここで、上述した、ボンネット20の吸気口の2方向選択、エアクリーナ10の2箇所の設置及びサイレンサ30の排気方向選択の組み合わせによるエンジン1の8パターンのレイアウト構成を説明する。図9は、8パターンのレイアウト構成についてまとめたものである。ここで、図1乃至図3のレイアウト構成を実施例1として、残りの7パターンを実施例2から実施例8として、図10から図16にて説明する。
図1乃至図3に示すように、実施例1のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を前方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を吸気管11と接続し、第二吸気口22(右方向)を閉塞している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の右側上部(端側とする)に配置され、ボンネット20の上部(エンジンの左右方向中央部)にスペース(空間)を設ける構成としている。
図10に示すように、実施例2のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を前方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を閉塞し、第二吸気口22(右方向)を吸気管11と接続している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の端側に配置され、ボンネット20の上部にスペースを設ける構成としている。
図11に示すように、実施例3のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を前方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を閉塞し、第二吸気口22(右方向)を吸気管11と接続している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の左右方向中央に配置され、エンジン1の右上部にスペースを設ける構成としている。
図12に示すように、実施例4のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を前方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を吸気管11と接続し、第二吸気口22(右方向)を閉塞している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の左右方向中央に配置され、エンジン1の右上部にスペースを設ける構成としている。図13に示すように、実施例5のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を後方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を閉塞し、第二吸気口22(右方向)を吸気管11と接続している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の端側に配置され、ボンネット20の左右中央上部にスペースを設ける構成としている。
図14に示すように、実施例6のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を後方向としている。また、第一吸気口21(上方向)を吸気管11と接続し、第二吸気口22(右方向)を閉塞している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の端側に配置され、ボンネット20の左右中央上部にスペースを設ける構成としている。
図15に示すように、実施例7のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を後ろ向きとしている。また、第一吸気口21(上方向)を閉塞し、第二吸気口22(右方向)を吸気管11と接続している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の左右中央に配置され、エンジン1の右上部にスペースを設ける構成としている。
図16に示すように、実施例8のボンネット20は、サイレンサ30の排気口を後ろ向きとしている。また、第一吸気口21(上方向)を吸気管11と接続し、第二吸気口22(右方向)を閉塞している。さらに、エアクリーナ10はエンジン1の左右中央に配置され、エンジン1の右上部にスペースを設ける構成としている。
通常、エンジン1のボンネット20、吸気マニホールド、及び排気マニホールド40は複雑な形状であるため鋳物が用いられるので、設計変更が容易ではなかった。しかし、本実施例のように、取り外し部品、或いは開口部を複数設けて製造時にエンジンの搭載状況に応じて使用する開口部を選択することで、エンジン1のレイアウトパターンを増加することができ、搭載の汎用性を向上できる。つまり、このように構成することで、前述のように組み付けを変更して、排気口を前または後とすることで、後または前方向に排気ガスを排出することがなく、オペレーター側や通路側等に排気することを防止できる構成とすることができる。また、エアクリーナ10の取付位置をエンジン1の左右中央上部に空間を形成する構成であれば、前後方向にフレーム等を通すことが可能となり、エアクリーナ10をエンジン1の左右中央上部に配置する構成とすることで、エンジン1の右上部にフレーム等を通すことが可能となる。そして、実施例2と実施例5が最もエンジン左右中央上部の空間が大きくなり、実施例4と実施例8の場合、右上上部の空間を大きくすることができ、最も吸気管11の長さを短くすることができ、吸気抵抗を小さくすることができる。
本発明の実施例1に係るエンジンを示した正面図。 同じく側面図。 同じく平面図。 ボンネットの平面図。 サイレンサの側面図。 (a)サイレンサと排気マニホールドの組立斜視図(b)同じく別組立斜視図。 (a)排気マニホールドの平面図(b)同じく側面図。 (a)排気口を前方向としたエンジンの側面図(b)排気口を後ろ方向としたエンジンの側面図。 本発明のエンジンレイアウトをまとめたテーブル図。 (a)実施例2に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例3に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例4に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例5に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例6に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例7に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。 (a)実施例8に係るエンジンを示した平面図(b)同じく正面図。
1 エンジン
4 シリンダヘッド
10 エアクリーナ
20 ボンネット(吸気マニホールド)
21 第一吸気口
22 第二吸気口

Claims (4)

  1. エンジン(1)のシリンダヘッド(4)上に、弁腕を覆いかつブリーザ機構を具備したボンネット(20)を載置し、該ボンネット(20)は一側に前後方向に弁腕カバー部(20a)を形成し、他側に前後方向に吸気マニホールド部(20b)を形成し、該吸気マニホールド部(20b)の上面は開口し、該開口部をボンネットカバー(20c)により閉鎖する構成とし、前記吸気マニホールド部(20b)に、第一吸気口(21)と第二吸気口(22)を設け、該第一吸気口(21)は上方向に開口し、該第二吸気口(22)は側面に開口し、該第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、何れか一つの吸気口を配管を介してエアクリーナ(10)と連通し、他の吸気口を閉塞したことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)を、前記吸気マニホールド部(20b)の上面を閉鎖するボンネットカバー(20c)に開口したことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンにおいて、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)は、クランク軸の前後方向の一側に集約して配置したことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンにおいて、前記シリンダヘッド(4)の側面に排気マニホールド(40)を取り付け、該排気マニホールド(40)の上面の前後位置に、サイレンサ(30)の支持部となる載置部(41)、及び固定部となる排気出口(42)を具備し、該載置部(41)にサイレンサ(30)の脚部材(32)を載置固定し、該排気出口(42)にサイレンサ(30)の排気入口(31)を連設固定し、前記サイレンサ(30)とボンネット(20)を挟んで左右反対側に、前記第一吸気口(21)と第二吸気口(22)に付け替え可能としたエアクリーナ(10)を配置したことを特徴とするエンジン。
JP2006002089A 2006-01-10 2006-01-10 エンジン Active JP4585453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002089A JP4585453B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002089A JP4585453B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007182817A JP2007182817A (ja) 2007-07-19
JP4585453B2 true JP4585453B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=38339119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006002089A Active JP4585453B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585453B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180173A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 汎用エンジン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62165436U (ja) * 1986-04-08 1987-10-21
JPH1137000A (ja) * 1997-07-24 1999-02-09 Yanmar Diesel Engine Co Ltd V形エンジンの吸気装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62165436U (ja) * 1986-04-08 1987-10-21
JPH1137000A (ja) * 1997-07-24 1999-02-09 Yanmar Diesel Engine Co Ltd V形エンジンの吸気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007182817A (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100964592B1 (ko) 범용 엔진용 머플러 유닛
JP3441235B2 (ja) 船外機
US9303602B2 (en) Intake apparatus of engine for outboard motor
JP4610489B2 (ja) エンジンの排気口
JP5009271B2 (ja) 内燃機関
JP4585453B2 (ja) エンジン
US6725822B2 (en) Intake system for multi-cylinder engine
JP7251367B2 (ja) 車両用エンジン
JP6900154B2 (ja) エンジン装置
JP3933767B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4545962B2 (ja) 船外機の低速エア制御弁配置構造
JP7196754B2 (ja) 車両用エンジン
JP7251366B2 (ja) 車両用エンジン
WO2016103402A1 (ja) V型エンジンの吸気構造
JP4253824B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP7238645B2 (ja) 車両用エンジン
JP4321198B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP7230678B2 (ja) 車両用エンジン
JP2676252B2 (ja) 多気筒エンジン
JP7234649B2 (ja) 車両用内燃機関
JP7206945B2 (ja) 車両用内燃機関
JP7393976B2 (ja) エンジンカバーの取付構造
JP6834700B2 (ja) エンジン及び車両
KR100747193B1 (ko) 디젤엔진의 실린더헤드
JP4199027B2 (ja) ターボチャージャ用排気マニホールド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4585453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140910

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350