JP4585155B2 - 通信端末装置の伝送制御方法及び通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット交換網に接続するとともに、ITU−T勧告T.38に準拠したUDPモードのファクシミリ通信機能を備えた通信端末装置の伝送制御方法及び通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを用いてファクシミリ通信するための通信規格として、ITU−T勧告T.38が作成された。この勧告T.38では、パケット交換網として機能するインターネットを用いて、擬似的なリアルタイム通信を可能とするプロトコルが定められており、基本的には、アナログ交換網に接続されたグループ3ファクシミリ装置について、ゲートウェイ機能を提供するインターネットファクシミリ装置に適用されるものである。
【0003】
また、このインターネットファクシミリ装置に、ファクシミリ装置機能を実装することで、インターネットファクシミリ装置間で勧告T.38を適用したファクシミリ通信を行うことも可能である。
【0004】
ここで、以下の記述においては、勧告T.38の通信機能を備えたファクシミリ装置などの通信端末装置を、T.38端末装置と称する。そして、T.38端末装置の相互間のデータ通信は、間に介在するパケット交換網のデータ転送速度で行うことができるので、高速なデータ通信が可能となる。
【0005】
さて、この勧告T.38によれば、データ転送時の動作モードとして、TCP(Transmission Control Protocol)モードと、UDP(User Datagram Protocol)モードの2つの通信モードが設けられており、T.38端末装置は、通信開始時にいずれかの動作モードを選択することができる。
【0006】
TCPモードでは、トランスミッションレイヤでのフロー制御動作が機能するので、信頼性の高いデータ通信が可能となる長所がある一方、フロー制御動作のための処理のために通信速度が遅くなるという短所がある。
【0007】
また、UDPモードでは、フロー制御動作を行わないために通信速度を向上できるという長所がある一方、受信側でデータの取りこぼしが出る可能性があり、データ転送の信頼性が悪いという短所がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
また、このT.38端末装置をローカル・エリア・ネットワークに接続した場合、バースト転送モードを適用し、使用可能な最大データ転送速度で画情報を転送することができ、その場合、データ通信時間を大幅に短縮することが期待されるが、画情報のように比較的データ量の大きいデータファイルをバースト転送モードで送信すると、ローカル・エリア・ネットワークにおける通信の負荷が増大し、他の通信に影響を与えるという事態を生じる。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、UDPモードを用いて画情報通信を行う場合に好適な通信端末装置の伝送制御方法及び通信端末装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信端末装置の制御方法は、パケット交換網に接続するとともに、ITU−T勧告T.38に準拠したUDPモードのファクシミリ通信機能を備えた通信端末装置の伝送制御方法において、ファクシミリの着信を検出した際、自端末の通信バッファサイズを相手端末へ通知する一方、ファクシミリの送信を行う際、相手端末より通信バッファサイズが通知された場合、送信する画情報の線密度、原稿サイズ及び画質情報のうち少なくともいずれかを用いて算出したデータ量が上記通知された通信バッファサイズよりも小さく、かつ、上記算出したデータ量と上記通信バッファサイズとの差分が所定値よりも大きい場合には、上記画情報の送信速度を低く設定するようにしたものである。
【0011】
また、上記算出したデータ量が上記通知された通信バッファサイズよりも小さい場合、上記算出したデータ量と上記通信バッファサイズとの差分を複数の段階に分類し、その分類に対応して通信速度を設定するようにするとよい。
【0012】
また、送信データ量が上記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアした状態で、残りのデータのデータ転送を行うようにするとよい。
また、送信データ量が上記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアし、所定時間の遅延を実施した後に、残りのデータのデータ転送を行わせるようにするとよい。
【0013】
また、送信データ量が上記算出したデータ量を超えるときには、上記算出したデータ量に対応したデータ量の送信のたびに、所定の遅延時間を発生するようにするとよい。
【0014】
また、本発明の通信端末装置は、パケット交換網に接続するとともに、ITU−T勧告T.38に準拠したUDPモードのファクシミリ通信機能を備えた通信端末装置において、ファクシミリの着信を検出した際、自端末の通信バッファサイズを相手端末へ通知する通知手段と、ファクシミリの送信を行う際、相手端末より通信バッファサイズが通知された場合、送信する画情報の線密度、原稿サイズ及び画質情報のうち少なくともいずれかを用いて算出したデータ量が上記通知された通信バッファサイズよりも小さく、かつ、上記算出したデータ量と上記通信バッファサイズとの差分が所定値よりも大きい場合には、上記画情報の送信速度を低く設定する送信速度設定手段とを備えたものである。
また、上記算出したデータ量が上記通知された通信バッファサイズよりも小さい場合、上記算出したデータ量と上記通信バッファサイズとの差分を複数の段階に分類し、その分類に対応して通信速度を設定するようにするとよい。
また、送信データ量が上記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアした状態で、残りのデータのデータ転送を行うようにするとよい。
また、送信データ量が前記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアし、所定時間の遅延を実施した後に、残りのデータのデータ転送を行わせるとよい。
また、送信データ量が上記算出したデータ量を超えるときには、上記算出したデータ量に対応したデータ量の送信のたびに、所定の遅延時間を発生するようにするとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施例にかかる通信システムの一例を示している。
【0022】
同図において、この通信システムは、アナログ公衆網PSTN1とインターネットINETに接続されるとともに、グループ3ファクシミリ装置機能、ITU−T勧告T.30伝送機能、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置機能、および、T.38端末機能を備えたインターネットファクシミリ装置FX1と、アナログ公衆網PSTN2とインターネットINETに接続されるとともに、グループ3ファクシミリ装置機能、ITU−T勧告T.30伝送機能、および、T.38端末機能および、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置機能を備えたインターネットファクシミリ装置FX2からなる。
【0023】
そして、この場合、インターネットファクシミリ装置FX1とインターネットファクシミリ装置FX2との間のファクシミリ通信は、ITU−T勧告T.38手順により実行される。
【0024】
図2は、インターネットファクシミリ装置FX(FX1,FX2)の構成例を示している。
【0025】
同図において、システム制御部1は、このインターネットファクシミリ装置FXの各部の制御処理、ファクシミリ伝送制御手順(ITU−T勧告T.30手順)処理、および、リアルタイム伝送制御手順(ITU−T勧告T.38手順)処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このインターネットファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0026】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0027】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、この場合には、画情報受信時のエラー検出を主目的として用いられる。また、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0028】
網制御装置10は、このインターネットファクシミリ装置FXを公衆電話網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0029】
グループ3ファクシミリモデム11は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0030】
インターネット通信制御部12は、このインターネットファクシミリ装置FXをインターネットINETへ接続し、インターネットINETを介して種々のデータをやりとりするためのものであり、TCP/IPパケット解析部13は、TCPモード時に、インターネット通信制御部12が受信したTCP/IPパケットを解析して受信情報を取り出すためのものであり、UDPパケット解析部14は、UDPモード時に、インターネット通信制御部12が受信したUDPパケットを解析して受信情報を取り出すためのものである。
【0031】
グループ3プロトコル情報生成部15は、リアルタイム伝送手順において、TCPモード時はTCP/IPパケット解析部13から出力される受信情報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するとともに、UDPモード時はUDPパケット解析部14から出力される受信情報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するものである。
【0032】
グループ3プロトコル情報取出部16は、リアルタイム伝送手順において、送信するグループ3ファクシミリ伝送手順情報を取り出すためのものであり、TCP/IPパケット変換部17は、TCPモード時、グループ3プロトコル情報取出部16から出力されるグループ3ファクシミリ伝送手順情報をTCP/IPパケットデータへ変換するためのものであり、その出力データは、インターネット通信制御部12へ加えられる。
【0033】
また、UDPパケット変換部18は、UDPモード時、グループ3プロトコル情報取出部16から出力されるグループ3ファクシミリ伝送手順情報をUDPパケットデータへ変換するためのものであり、その出力データは、インターネット通信制御部12へ加えられる。
【0034】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、網制御装置10、グループ3ファクシミリモデム11、グループ3プロトコル情報生成部14、および、グループ3プロトコル情報取出部15は、内部バス17に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス17を介して行われている。
【0035】
また、網制御装置10とグループ3ファクシミリモデム11との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0036】
図3は、T.38端末装置間のデータ伝送手順の一例を示している。
【0037】
まず、発側T.38端末装置は、着側T.38端末装置に対して呼制御用TCPチャネルを確立し、次いで、発側T.38端末装置は、呼接続ためのパケットSETUPを着側T.38端末装置へ送出する。
【0038】
着側T.38端末装置は、発側T.38端末装置よりパケットSETUPを受信すると、パケットCONNECTを発側T.38端末装置へ応答し、それにより、発側T.38端末装置と着側T.38端末装置との間に呼が確立する。また、このパケットSETUPとパケットCONNECTの交換により、使用するトランスポートのモード(TCPモードまたはUDPモード)、および、使用するポート番号が設定される。
【0039】
次いで、発側T.38端末装置は、発側から着側へ向かうデータ用UDPチャネルを確立するとともに、着側T.38端末装置は、着側から発側へ向かうデータ用UDPチャネルを確立し、その後、発側T.38端末装置と着側T.38端末装置との間とは、その確立した2本のデータ用UDPチャネルを用いて勧告T.38手順に従ったT.38セッションのデータのやりとりを開始し、画情報通信動作を実行する。
【0040】
画情報通信が終了すると、発側T.38端末装置は、パケットRELEASECOMPを着側T.38端末装置との間へ送出し、それにより、発側T.38端末装置と着側T.38端末装置との間のデータ通信動作が終了する。
【0041】
ここで、パケットSETUPとパケットCONNECTは、勧告T.38に従った情報要素を持つ。そして、パケットCONNECTには、図4に示すような情報がUDPオプション情報として含まれる。
【0042】
これらの情報は、t38FaxUdpOptionsという1つの情報要素を構成するものであり、受信可能最大バッファサイズは、TCPモードにおける受信バッファサイズをあらわし、また、受信可能最大データグラムバッファサイズは、UDPモードにおける受信バッファサイズをあらわす。また、エラー回復方法には、冗長パケット方式またはEFC方式のいずれかの値がセットされる。
【0043】
図5および図6は、インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の一例を示している。
【0044】
まず、パケットSETUPを相手端末へ送出し(処理101)、相手端末よりパケットCONNECTを受信する(処理102)。ここで、そのときの動作モードがUDPモードであるかどうかを調べ(判断103)、判断103の結果がNOになるときには、TCPモードの通信処理を実行し(処理104)、この処理を終了する。
【0045】
また、UDPモードの場合で、判断103の結果がYESになるときには、受信したパケットCONNECTにより最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されているかどうかを調べる(処理105、判断106)。
【0046】
最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されていない場合で、判断106の結果がNOになるときには、通常の勧告T.38手順の画情報送信動作を行う。
【0047】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理107)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0048】
次いで、勧告T.30に準拠したデータ転送速度で、1ページ分の画情報の送信を終了するまで、画情報の送信を行う(処理108、判断109のNOループ)。
【0049】
1ページ分の画情報の送信が終了し、判断109の結果がYESになると、次の送信ページがあるかどうかを調べ(判断110)、判断110の結果がYESになるときには、メッセージ後信号として、信号MPSを送信し(処理111)、相手端末より応答信号を受信する(処理112)。そのときに受信した応答信号により通信エラーが通知されている場合には(判断113の結果がYES)、その時点で画情報送信を強制的に終了し(処理114)、このときの送信動作をエラー終了する。
【0050】
また、応答信号として信号MCFを受信した場合で正常受信が通知された場合、または、応答信号としてRTNを受信した場合で同一ページの再送が要求された場合で、判断113の結果がNOになるときには、判断106へ戻り、次のページの送信動作、または、同一ページの再送動作を行う。
【0051】
また、全ページの送信が終了した場合で、判断110の結果がNOになるときには、メッセージ後信号として、信号EOPを送信し(処理116)、相手端末より応答信号を受信する(処理117)。そのときに受信した応答信号が信号RTNであり、同一ページの再送が要求されている場合には(判断118の結果がYES)、判断106へ戻り、最終ページの再送動作を行う。
【0052】
また、応答信号として信号RTN以外を受信した場合であり、正常受信または受信エラーが通知された場合で、判断118の結果がNOになるときには、所定の通信終了処理を行い(処理119)、このときの送信動作を正常終了する。
【0053】
一方、最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されている場合で、判断106の結果がYESになるときには、可能な速度でバースト転送を行う。
【0054】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理120)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0055】
次いで、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズと、特定値(後述)とを比較して、データ転送速度を決定し(処理121)、処理121で設定した速度で、1ページ分の画情報をバースト転送モードで送信する(処理122,判断123のNOループ)。
【0056】
そして、1ページ分の画情報をバースト転送モードで送信終了した場合で、判断122の結果がYESになるときには、判断110へ移行し、それ以降の処理を実行する。
【0057】
ここで、データ転送速度の変更および設定は、例えば、UDPパケット間に遅延時間を設けることで行うことができる。
【0058】
図7は、データ転送速度の決定処理(処理121)の一例を示している。
【0059】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも大きいかどうかを調べ(判断201)、判断201の結果がYESになるときには、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差が、所定値以上になっているかどうかを調べ(判断202)、判断202の結果がYESになるときには、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度(例えば、10MB/秒)よりも一段階小さい速度(例えば、8MB/秒)に設定し(処理203)、この処理を終了する。
【0060】
また、判断201の結果がNOになる場合、または、判断202の結果がNOになる場合には、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度を設定し(処理204)、この処理を終了する。
【0061】
ここで、特定値としては、送信画情報の線密度(解像度)、用紙サイズ、および、画質情報のいずれか1つ、あるいは、2つ以上の組合せに基づいて、設定することができる。
【0062】
例えば、送信原稿の解像度が400(ドット/24.5mm)で、用紙サイズがA4版で、画質情報が普通画質である場合、同じ条件の標準原稿の1ページ分の画情報のデータ量を、その特定値として設定することができる。また、上記データ量を基本値として、パケットに挿入されるヘッダ情報の情報量などを加味する等、適宜なパラメータ操作を行うようにすることで、それぞれのインターネットネットワークファクシミリ装置FXの使用状況に合致した特定値を設定することができる。
【0063】
このようにして、本実施例では、画情報送信時、相手端末より最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されており、その最大受信データグラムバッファサイズと特定値との比較に基づいて、データ転送速度を決定し、その決定したデータ転送速度でバースト転送モードのデータ転送を行うので、送信側、受信側双方に適切なデータ転送速度で、画情報を伝送することができる。
【0064】
また、設定するデータ転送速度としては、ネットワーク(インターネットINET)を使用する際に可能な最大データ転送速度だけではなく、それよりも低速度に設定される場合もあるので、ネットワークを利用する他の通信に与える影響を極力小さくすることもできる。
【0065】
図8は、データ転送速度の決定処理(処理121)の他の例を示している。
【0066】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも大きいかどうかを調べ(判断301)、判断301の結果がYESになるときには、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差の値に応じて、図9に示すテーブルに従ってデータ転送速度を設定する(処理302)。
【0067】
また、判断301の結果がNOになる場合には、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度を設定し(処理303)、この処理を終了する。
【0068】
ここで、図9のテーブルでは、最大受信データグラムバッファサイズと特定値とのサイズ差が大きくなるに従って、データ転送速度が小さくなるように、サイズ差とデータ転送速度との関係を設定している。
【0069】
図10および図11は、インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の他の例を示している。
【0070】
まず、パケットSETUPを相手端末へ送出し(処理401)、相手端末よりパケットCONNECTを受信する(処理402)。ここで、そのときの動作モードがUDPモードであるかどうかを調べ(判断403)、判断403の結果がNOになるときには、TCPモードの通信処理を実行し(処理404)、この処理を終了する。
【0071】
また、UDPモードの場合で、判断403の結果がYESになるときには、受信したパケットCONNECTにより最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されているかどうかを調べる(処理405、判断406)。
【0072】
最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されていない場合で、判断406の結果がNOになるときには、通常の勧告T.38手順の画情報送信動作を行う。
【0073】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理407)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0074】
次いで、勧告T.30に準拠したデータ転送速度で、1ページ分の画情報の送信を終了するまで、画情報の送信を行う(処理408、判断409のNOループ)。
【0075】
1ページ分の画情報の送信が終了し、判断409の結果がYESになると、次の送信ページがあるかどうかを調べ(判断410)、判断410の結果がYESになるときには、メッセージ後信号として、信号MPSを送信し(処理411)、相手端末より応答信号を受信する(処理412)。そのときに受信した応答信号により通信エラーが通知されている場合には(判断413の結果がYES)、その時点で画情報送信を強制的に終了し(処理414)、このときの送信動作をエラー終了する。
【0076】
また、応答信号として信号MCFを受信した場合で正常受信が通知された場合、または、応答信号としてRTNを受信した場合で同一ページの再送が要求された場合で、判断413の結果がNOになるときには、判断406へ戻り、次のページの送信動作、または、同一ページの再送動作を行う。
【0077】
また、全ページの送信が終了した場合で、判断410の結果がNOになるときには、メッセージ後信号として、信号EOPを送信し(処理416)、相手端末より応答信号を受信する(処理417)。そのときに受信した応答信号が信号RTNであり、同一ページの再送が要求されている場合には(判断418の結果がYES)、判断406へ戻り、最終ページの再送動作を行う。
【0078】
また、応答信号として信号RTN以外を受信した場合であり、正常受信または受信エラーが通知された場合で、判断418の結果がNOになるときには、所定の通信終了処理を行い(処理419)、このときの送信動作を正常終了する。
【0079】
一方、最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されている場合で、判断406の結果がYESになるときには、可能な速度でバースト転送を行う。
【0080】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理420)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0081】
次いで、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズと、特定値(後述)とを比較して、データ転送速度を決定するとともに、フラグのセット/リセットの制御を行い(処理421)、処理421で設定した速度で、画情報をバースト転送モードで送信しながら、1ページ分のデータ転送が終了するか、あるいは、処理421で制御するフラグがセットされている場合で送信データ量が特定値(特定サイズ)に達することを監視している(処理422,判断423,424のNOループ)。
【0082】
1ページ分のデータ転送の途中で、送信データ量が特定値に達し、そのときにフラグがセットされている場合で、判断424の結果がYESになるときには、一旦データ転送を終了し、送信データ量をクリアした状態で(処理425)、処理422へ戻り、残りのデータのデータ転送を行う。
【0083】
また、1ページ分の画情報をバースト転送モードで送信終了した場合で、判断423の結果がYESになるときには、判断410へ移行し、それ以降の処理を実行する。
【0084】
ここで、データ転送速度の変更および設定は、例えば、UDPパケット間に遅延時間を設けることで行うことができる。
【0085】
図12は、データ転送速度の決定処理(処理421)の一例を示している。
【0086】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも大きいかどうかを調べ(判断501)、判断501の結果がYESになるときには、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差が、所定値以上になっているかどうかを調べ(判断502)、判断502の結果がYESになるときには、フラグをセットするとともに(処理503)、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度(例えば、10MB/秒)よりも一段階小さい速度(例えば、8MB/秒)に設定し(処理504)、この処理を終了する。
【0087】
また、判断501の結果がNOになる場合、または、判断502の結果がNOになる場合には、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度を設定し(処理505)、この処理を終了する。
【0088】
図13は、データ転送速度の決定の処理(処理421)の他の例を示している。
【0089】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも大きいかどうかを調べ(判断601)、判断601の結果がYESになるときには、フラグをセットするとともに(処理602)、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差の値に応じて、上述した図9に示すテーブルに従ってデータ転送速度を設定する(処理602)。
【0090】
また、判断601の結果がNOになる場合には、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度を設定し(処理604)、この処理を終了する。
【0091】
このようにして、本実施例では、画情報送信時、相手端末より最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されており、その最大受信データグラムバッファサイズと特定値との比較に基づいて、データ転送速度を決定し、その決定したデータ転送速度でバースト転送モードのデータ転送を行うので、送信側、受信側双方に適切なデータ転送速度で、画情報を伝送することができる。
【0092】
また、設定するデータ転送速度としては、ネットワーク(インターネットINET)を使用する際に可能な最大データ転送速度だけではなく、それよりも低速度に設定される場合もあるので、ネットワークを利用する他の通信に与える影響を極力小さくすることもできる。
【0093】
図14および図15は、インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のさらに他の例を示している。
【0094】
まず、パケットSETUPを相手端末へ送出し(処理701)、相手端末よりパケットCONNECTを受信する(処理702)。ここで、そのときの動作モードがUDPモードであるかどうかを調べ(判断703)、判断703の結果がNOになるときには、TCPモードの通信処理を実行し(処理704)、この処理を終了する。
【0095】
また、UDPモードの場合で、判断703の結果がYESになるときには、受信したパケットCONNECTにより最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されているかどうかを調べる(処理705、判断706)。
【0096】
最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されていない場合で、判断706の結果がNOになるときには、通常の勧告T.38手順の画情報送信動作を行う。
【0097】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理707)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0098】
次いで、勧告T.30に準拠したデータ転送速度で、1ページ分の画情報の送信を終了するまで、画情報の送信を行う(処理708、判断709のNOループ)。
【0099】
1ページ分の画情報の送信が終了し、判断709の結果がYESになると、次の送信ページがあるかどうかを調べ(判断710)、判断710の結果がYESになるときには、メッセージ後信号として、信号MPSを送信し(処理711)、相手端末より応答信号を受信する(処理712)。そのときに受信した応答信号により通信エラーが通知されている場合には(判断713の結果がYES)、その時点で画情報送信を強制的に終了し(処理714)、このときの送信動作をエラー終了する。
【0100】
また、応答信号として信号MCFを受信した場合で正常受信が通知された場合、または、応答信号としてRTNを受信した場合で同一ページの再送が要求された場合で、判断713の結果がNOになるときには、判断706へ戻り、次のページの送信動作、または、同一ページの再送動作を行う。
【0101】
また、全ページの送信が終了した場合で、判断710の結果がNOになるときには、メッセージ後信号として、信号EOPを送信し(処理716)、相手端末より応答信号を受信する(処理717)。そのときに受信した応答信号が信号RTNであり、同一ページの再送が要求されている場合には(判断718の結果がYES)、判断706へ戻り、最終ページの再送動作を行う。
【0102】
また、応答信号として信号RTN以外を受信した場合であり、正常受信または受信エラーが通知された場合で、判断718の結果がNOになるときには、所定の通信終了処理を行い(処理719)、このときの送信動作を正常終了する。
【0103】
一方、最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されている場合で、判断706の結果がYESになるときには、可能な速度でバースト転送を行う。
【0104】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理720)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0105】
次いで、図12または図13に示した処理を行って、データ転送速度を決定するとともに、フラグのセット/リセットの制御を行い(処理721)、処理721で設定した速度で、画情報をバースト転送モードで送信しながら、1ページ分のデータ転送が終了するか、あるいは、処理721で制御するフラグがセットされている場合で送信データ量が特定値(特定サイズ)に達することを監視している(処理722,判断723,724のNOループ)。
【0106】
1ページ分のデータ転送の途中で、送信データ量が特定値に達し、そのときにフラグがセットされている場合で、判断724の結果がYESになるときには、一旦データ転送を終了し、送信データ量をクリアし(処理725)、所定時間の遅延を実施した後に(処理726)、処理722へ戻り、残りのデータのデータ転送を行う。
【0107】
また、1ページ分の画情報をバースト転送モードで送信終了した場合で、判断723の結果がYESになるときには、判断710へ移行し、それ以降の処理を実行する。
【0108】
ここで、データ転送速度の変更および設定は、例えば、UDPパケット間に遅延時間を設けることで行うことができる。
【0109】
図16および図17は、インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のまたさらに他の例を示している。
【0110】
まず、パケットSETUPを相手端末へ送出し(処理801)、相手端末よりパケットCONNECTを受信する(処理802)。ここで、そのときの動作モードがUDPモードであるかどうかを調べ(判断803)、判断803の結果がNOになるときには、TCPモードの通信処理を実行し(処理804)、この処理を終了する。
【0111】
また、UDPモードの場合で、判断803の結果がYESになるときには、受信したパケットCONNECTにより最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されているかどうかを調べる(処理805、判断806)。
【0112】
最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されていない場合で、判断806の結果がNOになるときには、通常の勧告T.38手順の画情報送信動作を行う。
【0113】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理807)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0114】
次いで、勧告T.30に準拠したデータ転送速度で、1ページ分の画情報の送信を終了するまで、画情報の送信を行う(処理808、判断809のNOループ)。
【0115】
1ページ分の画情報の送信が終了し、判断809の結果がYESになると、次の送信ページがあるかどうかを調べ(判断810)、判断810の結果がYESになるときには、メッセージ後信号として、信号MPSを送信し(処理811)、相手端末より応答信号を受信する(処理812)。そのときに受信した応答信号により通信エラーが通知されている場合には(判断813の結果がYES)、その時点で画情報送信を強制的に終了し(処理814)、このときの送信動作をエラー終了する。
【0116】
また、応答信号として信号MCFを受信した場合で正常受信が通知された場合、または、応答信号としてRTNを受信した場合で同一ページの再送が要求された場合で、判断813の結果がNOになるときには、判断806へ戻り、次のページの送信動作、または、同一ページの再送動作を行う。
【0117】
また、全ページの送信が終了した場合で、判断810の結果がNOになるときには、メッセージ後信号として、信号EOPを送信し(処理816)、相手端末より応答信号を受信する(処理817)。そのときに受信した応答信号が信号RTNであり、同一ページの再送が要求されている場合には(判断818の結果がYES)、判断806へ戻り、最終ページの再送動作を行う。
【0118】
また、応答信号として信号RTN以外を受信した場合であり、正常受信または受信エラーが通知された場合で、判断818の結果がNOになるときには、所定の通信終了処理を行い(処理819)、このときの送信動作を正常終了する。
【0119】
一方、最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されている場合で、判断806の結果がYESになるときには、可能な速度でバースト転送を行う。
【0120】
すなわち、まず、送信する画情報のページを選択する(処理820)。この画情報のページ選択は、新たなページの送信時には、直前に送信した次のページを送信ページとして選択し、後述する同一ページ再送時には、直前に送信したと同一ページを送信ページとして選択する。
【0121】
次いで、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズと、特定値(後述)とを比較して、遅延時間を決定するとともに、フラグのセット/リセットの制御を行い(処理821)、インターネットINETで使用可能な最大速度で、画情報をバースト転送モードで送信しながら、1ページ分のデータ転送が終了するか、あるいは、処理821で制御するフラグがセットされている場合で送信データ量が特定値(特定サイズ)に達することを監視している(処理822,判断823,824のNOループ)。
【0122】
1ページ分のデータ転送の途中で、送信データ量が特定値に達し、そのときにフラグがセットされている場合で、判断824の結果がYESになるときには、一旦データ転送を終了し、送信データ量をクリアし(処理825)、処理821で決定した遅延時間の遅延を実施した後に(処理826)、処理822へ戻り、残りのデータのデータ転送を行う。
【0123】
また、1ページ分の画情報をバースト転送モードで送信終了した場合で、判断823の結果がYESになるときには、判断810へ移行し、それ以降の処理を実行する。
【0124】
ここで、データ転送速度の変更および設定は、例えば、UDPパケット間に遅延時間を設けることで行うことができる。
【0125】
図18は、遅延時間の決定処理(処理821)の一例を示している。
【0126】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも大きいかどうかを調べ(判断901)、判断901の結果がYESになるときには、フラグをセットするとともに(処理902)、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差の値に応じて、図19に示すテーブルに従って遅延時間を設定する(処理903)。
【0127】
また、判断901の結果がNOになる場合には、処理902,903を行わない。
【0128】
ここで、図19のテーブルでは、最大受信データグラムバッファサイズと特定値とのサイズ差が大きくなるに従って、遅延時間が小さくなるように、サイズ差と遅延時間との関係を設定している。
【0129】
このようにして、本実施例では、画情報送信時、相手端末より最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されており、その最大受信データグラムバッファサイズと特定値との比較に基づいて、データ転送速度を決定し、その決定したデータ転送速度でバースト転送モードのデータ転送を行うので、送信側、受信側双方に適切なデータ転送速度で、画情報を伝送することができる。
【0130】
また、設定するデータ転送速度としては、ネットワーク(インターネットINET)を使用する際に可能な最大データ転送速度だけではなく、それよりも低速度に設定される場合もあるので、ネットワークを利用する他の通信に与える影響を極力小さくすることもできる。
【0131】
さらに、特定値毎の通信の度に、適宜に遅延時間を設けているので、受信側の受信バッファがあふれるような事態を回避することができ、適切なデータ通信を行うことができる。
【0132】
図20は、データ転送速度の決定処理の別な例を示している。
【0133】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも小さいかどうかを調べ(判断1001)、判断1001の結果がYESになるときには、フラグをセットするとともに(処理1002)、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差の値に応じて、上述した図9に示すテーブルに従ってデータ転送速度を設定する(処理1002)。
【0134】
また、判断1001の結果がNOになる場合には、データ転送速度として、インターネットINETを利用する際に可能な最大速度を設定し(処理604)、この処理を終了する。
【0135】
図21は、遅延時間の決定処理(処理821)の他の例を示している。
【0136】
まず、相手端末より通知された最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも小さいかどうかを調べ(判断1101)、判断1101の結果がYESになるときには、フラグをセットするとともに(処理1102)、最大受信データグラムバッファサイズと特定値との差の値に応じて、図19に示すテーブルに従って遅延時間を設定する(処理1103)。
【0137】
また、判断1101の結果がNOになる場合には、処理1102,1103を行わない。
【0138】
この場合、最大受信データグラムバッファサイズが、特定値よりも小さいかどうかを調べて、データ転送速度および遅延時間を決定しているので、より適切なデータ転送速度および遅延時間を使用することができる。
以上説明した実施形態の装置によれば、画情報送信時、相手端末より最大受信バッファサイズ(最大受信データグラムバッファサイズ)が指定されており、その最大受信データグラムバッファサイズと特定値との比較に基づいて、データ転送速度を決定し、その決定したデータ転送速度でバースト転送モードのデータ転送を行うことにより、送信側、受信側双方に適切なデータ転送速度で、画情報を伝送することができる。
また、設定するデータ転送速度としては、ネットワーク(インターネットINET)を使用する際に可能な最大データ転送速度だけではなく、それよりも低速度に設定することができるようにすれば、ネットワークを利用する他の通信に与える影響を極力小さくすることもできる。
さらに、特定値毎の通信の度に、適宜に遅延時間を設けるようにすれば、受信側の受信バッファがあふれるような事態を回避することができ、適切なデータ通信を行うことができる。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを利用する他の通信に与える影響を極力小さくすることができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信システムの一例を示したブロック図。
【図2】インターネットファクシミリ装置FX(FX1,FX2)の構成例を示したブロック図。
【図3】T.38端末装置間のデータ伝送手順の一例を示したタイムチャート。
【図4】UDPオプション情報の一例を示した概略図。
【図5】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の一例を示したフローチャート。
【図6】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の一例を示したフローチャート(続き)。
【図7】データ転送速度の決定処理(処理121)の一例を示したフローチャート。
【図8】データ転送速度の決定処理(処理121)の他の例を示したフローチャート。
【図9】最大受信データグラムバッファサイズと特定値とのサイズ差に対応して、データ転送速度を決定する際に参照されるテーブルの一例を示した概略図。
【図10】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の他の例を示したフローチャート。
【図11】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理の他の例を示したフローチャート(続き)。
【図12】データ転送速度の決定処理(処理421)の一例を示したフローチャート。
【図13】データ転送速度の決定処理(処理421)の他の例を示したフローチャート。
【図14】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のさらに他の例を示したフローチャート。
【図15】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のさらに他の例を示したフローチャート(続き)。
【図16】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のまたさらに他の例を示したフローチャート。
【図17】インターネットファクシミリ装置FXが他のインターネットファクシミリ装置FXへ、勧告T.38手順を用いて画情報を送信する際の処理のまたさらに他の例を示したフローチャート(続き)。
【図18】遅延時間の決定処理(処理821)の一例を示したフローチャート。
【図19】最大受信データグラムバッファサイズと特定値とのサイズ差に対応して、遅延時間を決定する際に参照されるテーブルの一例を示した概略図。
【図20】データ転送速度の決定処理の別な例を示したフローチャート。
【図21】遅延時間の決定処理(処理821)の他の例を示したフローチャート。
【符号の説明】
FX,FX1,FX2 インターネットファクシミリ装置
Claims (10)
- パケット交換網に接続するとともに、ITU−T勧告T.38に準拠したUDPモードのファクシミリ通信機能を備えた通信端末装置の伝送制御方法において、
ファクシミリの着信を検出した際、自端末の通信バッファサイズを相手端末へ通知する一方、
ファクシミリの送信を行う際、相手端末より通信バッファサイズが通知された場合、送信する画情報の線密度、原稿サイズ及び画質情報のうち少なくともいずれかを用いて算出したデータ量が前記通知された通信バッファサイズよりも小さく、かつ、前記算出したデータ量と前記通信バッファサイズとの差分が所定値よりも大きい場合には、前記画情報の送信速度を低く設定することを特徴とする通信端末装置の伝送制御方法。 - 前記算出したデータ量が前記通知された通信バッファサイズよりも小さい場合、前記算出したデータ量と前記通信バッファサイズとの差分を複数の段階に分類し、その分類に対応して通信速度を設定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置の伝送制御方法。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアした状態で、残りのデータのデータ転送を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末装置の伝送制御方法。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアし、所定時間の遅延を実施した後に、残りのデータのデータ転送を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末装置の伝送制御方法。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えるときには、前記算出したデータ量に対応したデータ量の送信のたびに、所定の遅延時間を発生することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置の伝送制御方法。
- パケット交換網に接続するとともに、ITU−T勧告T.38に準拠したUDPモードのファクシミリ通信機能を備えた通信端末装置において、
ファクシミリの着信を検出した際、自端末の通信バッファサイズを相手端末へ通知する通知手段と、
ファクシミリの送信を行う際、相手端末より通信バッファサイズが通知された場合、送信する画情報の線密度、原稿サイズ及び画質情報のうち少なくともいずれかを用いて算出したデータ量が前記通知された通信バッファサイズよりも小さく、かつ、前記算出したデータ量と前記通信バッファサイズとの差分が所定値よりも大きい場合には、前記画情報の送信速度を低く設定する送信速度設定手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記算出したデータ量が前記通知された通信バッファサイズよりも小さい場合、前記算出したデータ量と前記通信バッファサイズとの差分を複数の段階に分類し、その分類に対応して通信速度を設定することを特徴とする請求項6記載の通信端末装置。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアした状態で、残りのデータのデータ転送を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信端末装置。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えると、データ転送を終了し、送信データ量をクリアし、所定時間の遅延を実施した後に、残りのデータのデータ転送を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信端末装置。
- 送信データ量が前記算出したデータ量を超えるときには、前記算出したデータ量に対応したデータ量の送信のたびに、所定の遅延時間を発生することを特徴とする請求項6記載の通信端末装置。
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