JP4584771B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、スキャナ装置やデジタルカメラなどの画像入力装置を用いて入力された文書画像データを高圧縮率で圧縮して保存する画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
近年、スキャナ装置やデジタルカメラ装置が幅広く普及するとともに、画像情報処理における画像情報の扱いを容易にする様々な技術が開発されている。その1つに、パソコン通信等でファイルを送受信する際の通信時間を短縮したり、記憶装置により多くのデータを保存するために利用される画像情報の圧縮符号化技術がある。
この画像情報の圧縮符号化技術は、画像情報量を削減する技術であり、その方式は画像データの特徴や用途に応じて多種多様である。
従来、画像データの軽減化を図る圧縮処理技術が、下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特開2004−248271公報
特許文献1には、画像の領域ごとに異なるコンポーネントとして圧縮符号化することにより、圧縮符号化の効率を高め、画像データの利便性を向上させ画像処理の効率化を図る技術が提案されている。
詳しくは、はじめに、読み込まれた画像データを像域分離を行うことにより複数の領域に分割する。そして、分割された画像の領域ごとに異なるコンポーネントを作成し、必要に応じてコンポーネントごとに異なる設定(圧縮符号化方式、量子化レベル、データ形式など)で画像の圧縮符号化を行う。
特に、画像を特定領域とそれ以外の領域、あるいは、文字領域、線画領域、写真領域、背景領域に分割することにより、領域の特性に応じた圧縮符号化を実行することができる。
また、上述した特許文献1で提案されている技術の他、画像データの圧縮率をより高めた高圧縮技術も提案されている。
この高圧縮技術では、高い圧縮率を確保するために前景(文字)画像を減色する手法が用いられている。
特に、前景色が1色となり画像データを1bit/pixelで表現できる場合には、MMR(Modified Modified READ:G4ファクシミリの符号化方式)圧縮など、一般に高圧縮が可能な方式への対応ができる。
なお、前景を1色で表現する際には、原稿がモノトーン画像であるか、または前景となる文字部分が1色で表現されていることが必須条件となる。
そのため通常は、グレースケール判別処理などを行うことにより原稿の前景状態を判断し、グレースケールである場合のみ前景を1色で処理するように設定されている。
適切に元画像に応じた高圧縮処理の方式を自動切り替えさせるためには、前景状態などの元画像(原稿)の情報を自動取得するためのグレースケール判別処理などの判別処理が必要となる。
しかしながら、新聞などの黄ばんだ元画像をカラー画像と判別してしまったり、ラインマーカーや手書き赤ペンの量が少ない元画像をモノクロ画像と判別してしまったりなどの誤動作(誤処理)が判別処理の段階において生じるおそれがある。
このような誤動作が生じた場合には、判別処理の段階で実際の原稿情報と異なる誤った判断結果が得られるため、最終的に期待する画像処理結果が得ることができないことが多い。
そこで本発明は、簡単な画像処理方式を用いて高い圧縮率と均一な文字品質を実現する画像圧縮を可能にする画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、前景(文字)情報の判別処理の段階において誤処理された場合であっても、圧縮符号化処理後のデータにその影響が反映されることを抑制することができる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することを第2の目的とする。
請求項1記載の発明では、画像データを文字部である前景領域と、非文字部である背景領域とに分離する分離手段と、前記分離手段により分離された前記前景領域において、プレーン単位で前記前景領域の代表色を1つ判別して前記前景領域1プレーンごとに前記代表色を用いて単色画像で表現し、この表現結果に基づいて前記前景領域における前記代表色の色数、フルカラー、6〜256色、2〜5色、1色4種類の色数のパターンのうち、いずれのパターンに属する色数かの判別を行う色数判別手段と、前記色数判別手段により判別された4種類の色数のパターンに応じた所定の圧縮方式を用いてデータを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段により4種類の色数のパターンに応じた所定の圧縮方式で圧縮された画像データを用いた圧縮方式に対応した格納領域に圧縮方式別に格納する格納手段と、前記色数判別手段により判別された色のパターン前記1色のパターン、前記2〜5色のパターンである場合、前記圧縮手段で圧縮処理を行う前に、再度前記前景領域における前記1プレーンごとの代表色に含まれない色の抽出処理を行い、前記前景領域の色のみか否かを判別する再判別手段と、前記再判別手段により判別された色数が、前記色数判別手段により判別された色数よりも多く、他の色が混じっていた場合、該当する前景領域を背景領域に切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置を提供する。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記格納手段により格納される格納領域は、フルカラーの場合、前景色JPEG形式格納部及び前景マスクMMR形式格納部であり、6〜256色の場合、前景(文字)PNG形式格納部、2〜5色及び1色の場合、前景(文字)MMR形式格納部であることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記色数判別手段および前記再判別手段のうち少なくとも一方は、前記前景領域の代表色を各プレーンに対して1つ判別される代表色情報に基づいて、前記前景領域における色数を判別することを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載の発明において、前記前景領域におけるプレーン数を複数設定することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記色数判別手段および前記再判別手段のうち少なくとも一方は、前記前景領域におけるエッジ部分を除いた色の特徴情報に基づき、前記前景領域における色数を判別することを特徴とする。
本発明によれば、前景領域におけるプレーンを単色画像で表現した結果に基づいて前景領域における色数を判別し、判別された色数に応じた所定の圧縮方式を用いてデータを圧縮することにより、簡単な圧縮手段による画像処理方式を用いて高い圧縮率と均一な文字品質を実現する画像圧縮が可能になる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、画像データの符号化処理を行う画像処理装置を搭載した画像形成装置の一例として、デジタル複写機を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係るデジタル複写機1の概略構成を示すブロック図である。
デジタル複写機1は、電子写真プロセスにより用紙上などに画像形成を行うプリンタエンジン2と、原稿の画像を読み取るスキャナ3とを備えている。
デジタル複写機1は、マイクロコンピュータを有するコントローラ5を備えている。このコントローラ5は、デジタル複写機1の全体を制御するメインコントローラと、コントローラ5各部をそれぞれ制御する複数のサブコントローラとからなる。
プリンタエンジン2は、それぞれ感光体、現像装置、クリーニング装置、帯電装置を有しており、K、M、C、Y(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)各色の乾式トナー像を形成するためのプロセスカートリッジ11K、11M、11C、11Y、転写ベルト12、定着装置13、プロセスカートリッジ11K、11M、11C、11Yの各感光体にK、M、C、Y各色の画像の静電潜像を光書込みする色書込装置14K、14M、14C、14Yを備えている。
また、デジタル複写機1は、カラー画像を記録されるための転写材(記録用紙やOHPなど)を収納する給紙トレイ15a〜15cを備えている。
各プロセスカートリッジ11K、11M、11C、11Yは、K、M、C、Y各色のトナー像を転写ベルト12に重ね合わせて形成する。
そして、この重ね合わされたトナー像は、給紙トレイ15a〜15cから供給される転写材に転写されて、定着装置13により定着される。
また、デジタル複写機1は、バンドバッファ22、符号化部23、復号化部24、ページメモリ25を有する画像処理装置26を備えている。
バンドバッファ22は、1ページ分の画像データを構成する複数のバンドのうち、一つのバンドに含まれる画素のデータを格納するためのバッファである。なお、バンドとは、所定数の画素ラインから構成される画像データの一領域を示す。
デジタル複写機1は、LANなどの所定のネットワーク4から図示しない通信インターフェイスを介して画像データを受け取ることも可能に構成されている。
RIP部21は、ネットワーク4を介して入力された画像データがPDL(ページ記述言語)形式のデータであるとき、これをバンド単位に描画処理してビットマップ形式に変換して、画像処理装置26に出力する。
符号化部23は、バンドバッファ22に格納された画像データを符号化するための符号化装置である。
復号化部24は、圧縮符号を復号するための復号化装置である。
ページメモリ25は所定ページ分の画像データを圧縮符号として格納(記憶)するためのメモリである。本実施の形態に係るページメモリ25は、A4サイズの画像データ1ページ分の圧縮符号列を格納可能とする。
ハードディスク27は、ページメモリ25に格納された圧縮符号列を取得して格納し、必要に応じてその圧縮符号列をページメモリ25に再格納するために設けられたメモリ(記憶装置)である。
RGB→CMYK変換部28は、バンドバッファ22からバンド単位でRGB(レッド、グリーン、ブルー)色の信号で表現された画像データを受け取り、これをCMYK信号に変換する。
K、M、C、Y色階調処理部29K、29M、29C、29Yは、それぞれK、M、C、Y色の多値データを少値化して書込データに変換する機能を果たす。
本実施の形態では、バンドバッファ22では1画素8ビットの600dpi画像データを格納し、これをK、M、C、Y色階調処理部29K、29M、29C、29Yで1画素1ビットの1200dpi画像データへと変換する。
そして、K、M、C色の書込みデータは、画像形成開始タイミングを調節するためにラインメモリ16K、16M、16Cに格納され、各色の画像が転写材上で重なり合うようにタイミングを合わせてK、M、C、Yの色書込装置14K、14M、14C、14Y、即ち画像形成を行うプリンタエンジン2に送られる。
図2は、本実施の形態に係る符号化部23の機能ブロックを示した図である。
符号化部23は、入力画像格納部230、2値化・領域認識部231、分離データ格納部232、代表色判別部233、色別データ格納部234、前景色再チェック・領域再抽出部235、グレー/カラー判別部236、出力画像データ格納部237を備えている。
入力画像格納部230は、バンドバッファ22から読み込んだ(入力された)画像データを格納する領域である。
2値化・領域認識部231は、入力画像格納部230に格納された画像データに対して、2値化処理および領域認識(識別)処理を行い、画像データを前景(文字)データと背景データとに分離する。
2値化処理とは、濃淡画像から2値画像を得るための処理を示す。ここでは、閾値処理が用いられる。なお、この処理で用いられる閾値の設定方法には、濃度ヒストグラムに基づく方法、画像の局所性質を生かし、この性質を利用する方法、画像をいくつかに分割し、各領域ごとに設定する方法、適応的処理方法がある。
領域認識(識別)処理とは、文字領域と非文字領域とを認識(識別)する処理を示す。ここでは、画像データの特徴量、例えば、ヒストグラムの分布状態などを解析することにより行う。
分離データ格納部232は、2値化・領域認識部231で分離された前景(文字)データと背景データとをデータ別に格納する領域であり、前景イメージ格納部と背景イメージ格納部とを備えている。
代表色判別部233は、分離データ格納部232の前景イメージ格納部に格納されたイメージデータに基づいて前景(文字)データの色数を判別する。
詳しくは、プレーン単位に前景画像の代表色を1つ判別し、即ち、前景画像を1プレーンごとの単色画像で表現した場合の前景(文字)データの色数を判別する。
ここでは、前景画像データの特徴量、例えば、前景画像データのエッジ部分を除いた色情報をヒストグラム分布や色の連続性に基づいて、前景画像データの代表色数を求める(判別する)。
色別データ格納部234は、代表色判別部233で判別された前景(文字)データの色数の種別ごとに、詳しくは、フルカラー、6〜256色、2〜5色、1色ごとに前景(文字)データを格納する領域である。
前景色再チェック・領域再抽出部235は、色別データ格納部234における2〜5色データ格納部および1色データ格納部に格納されたデータに対して、再度前景色をチェックし、代表色に含まれない色が存在する場合にはそのドットを前景→背景に切り替える。
グレー/カラー判別部236は、分離データ格納部232の背景イメージ格納部に格納されたイメージデータに対して、グレー画像データであるか、カラー画像データであるかの判別を行う。
出力画像データ格納部237は、処理された画像データをそれぞれの領域にごとに異なる圧縮形式で格納する領域であり、前景色JPEG形式格納部、前景マスクMMR形式格納部、前景(文字)PNG形式格納部、前景(文字)MMR形式格納部、背景8/24bitJPEG形式格納部を備えている。
背景8/24bitJPEG形式格納部には、8bitデータと24bitデータとを分けて格納できるように構成されている。
なお、JPEG(Joint Photographic Experts Group)とは、ISOとITU−Tの共同作業グループが規格化した静止画圧縮の国際標準方式を示し、MMR(Modified Modified READ)とは、ITU−T勧告T.6として制定された、G4ファクシミリの画像符号化方式を示し、PNG(Portable Network Graphics)とはネットワーク環境でグラフィックス・データを扱うことを考慮して開発された画像ファイル形式を示す。
符号化部23は、最終的に出力画像データ格納部237に格納されたデータをタイルごとに独立して階層的に圧縮符号化し、符号データを生成する。そして、符号化部23は、生成したこの符号データを一本の符号列に合成する。
次に、本実施の形態に係る符号化部23における画像処理について説明する。
図3は、本実施の形態に係る符号化部23における画像処理の手順を示したフローチャートである。
まず、符号化部23は、バンドバッファ22から読み込んだ画像データ(イメージデータ)を入力画像格納部230に入力する(ステップ11)。なお、この画像データは、フルカラー画像データである。
そして、2値化・領域認識部231は、入力画像格納部230に格納された画像データに対して、最適な2値化処理を実行する(ステップ12)。なお、これらの処理は、画像データの特徴を示すヒストグラムの分布状態を解析することにより行う。
2値化処理を行った後、2値化・領域認識部231は、領域認識(識別)処理を実行する(ステップ13)。ここでは、罫線画像の識別や行データの抽出などを行う。
2値化・領域認識部231は、2値化処理および領域認識(識別)処理された画像データを前景(文字)データと背景データとに分離する(ステップ14)。
前景(文字)データとして分離された場合(ステップ14;前景)、分離された前景(文字)画像データを分離データ格納部232の前景イメージ格納部に格納する(ステップ15)。
また、背景データとして分離された場合(ステップ14;背景)、分離された背景画像データを分離データ格納部232の背景イメージ格納部に格納する(ステップ22)。
次に、代表色判別部233は、分離データ格納部232の前景イメージ格納部に格納されたイメージデータに基づいて前景(文字)データの色数を判別する代表色判別処理を実行する(ステップ16)。
ここでは、前景(文字)データの色数の種別、即ちフルカラー、6〜256色、2〜5色、1色、からなる4種類のパターンの判別を行う。
なお、前景(文字)データの色数の判別処理は、ヒストグラム分布状態の解析処理や色集合のクラスタリングなどにより行われる。
そして、対象画像のデータがフルカラーまたは6〜256色に判別された場合(ステップ16;フルカラー、6〜256色)、代表色判別部233は、画像データを出力画像データ格納部237における前景色JPEG形式格納部、前景マスクMMR形式格納部、前景(文字)PNG形式格納部、前景(文字)MMR形式格納部、背景8/24bitJPEG形式格納部の該当領域に出力し(ステップ17)、処理を終了する。なお、出力画像データ格納部237へ出力する際に、所定の形式の圧縮処理を施し圧縮前景画像データとして格納する。
一方、対象画像のデータが1〜5色と判別された場合(ステップ16;1〜5色)、前景色再チェック・領域再抽出部235は、色別データ格納部234における2〜5色データ格納部および1色データ格納部に格納されたデータに対して、再度前景色をチェックし、代表色に含まれない色の抽出処理を行う(ステップ18)。
そして、再度前景色をチェックした結果、代表色に含まれない色の抽出処理が行われた否か、即ち、前景色のみか否かの判別を行う(ステップ19)。詳しくは、画像データに前回の判別処理に抽出された色と異なる色(他の色)が混じっている(存在する)か否かを判断する。
画像データに前回の判別処理に抽出された色と異なる色(他の色)が混じっていない場合(ステップ19;Y)、ステップ17の処理に進みその領域の画像データを格納する。
一方、画像データに前回の判別処理に抽出された色と異なる色(他の色)が混じっている場合(ステップ;N)、異色/非異色領域分離処理、即ち、前回の判別処理に抽出された色と異なる色(異色)の領域と、その色でない色(非異色)の領域とを分離する(ステップ20)。
非異色領域として分離された場合(ステップ20;非異色領域)、ステップ17の処理に進み、その領域の画像データを格納する。
一方、異色領域として分離された場合(ステップ20;異色領域)、前景色再チェック・領域再抽出部235は、その領域の前景画像データを背景画像データへ切り替える処理を行い(ステップ21)、ステップ22の処理に進む。
これにより、前景画像データにステップ16の処理で求めた代表色数よりも大きく離れた色数がある場合は、その部分を前景から削除し、背景画像データとして圧縮させることができる。
分離データ格納部232の背景イメージ格納部に格納されたデータに対して、符号化部23は、前景画像データから背景画像データへ切り替えられた履歴のあるデータが存在するか否かを判断する(ステップ23)。
前景画像データから背景画像データへ切り替えられた履歴のあるデータが存在する場合(ステップ23;Y)、その領域のデータを出力画像データ格納部237における背景8/24bitJPEG形式格納部の24bitデータの格納領域に背景画像データとして出力し(ステップ24)、処理を終了する。
一方、前景画像データから背景画像データへ切り替えられた履歴のあるデータが存在しない場合(ステップ23;N)、グレー/カラー判別部236は、分離データ格納部232の背景イメージ格納部に格納されたイメージデータに対して、グレー画像データであるか、カラー画像データであるかの判別を行う(ステップ25)。
その結果、背景画像データがカラー画像データである場合(ステップ25;カラー)、ステップ24の処理に進む。
また、背景画像データがグレー画像データである場合(ステップ25;グレー)、その領域のデータを出力画像データ格納部237における背景8/24bitJPEG形式格納部の8bitデータの格納領域に背景画像データとして出力し(ステップ26)、処理を終了する。
本実施の形態では、前景画像データのプレーン数を複数設定することにより、複数の文字色を有する画像データの圧縮に対応させることができる。例えば、2プレーン設定し、黒+赤文字の画像データに対応させることができる。
ステップ16における前景(文字)データの色数を判別する代表色判別処理では、判別時に設定される閾値の程度(チューニングの精度)によって、誤判断(誤認識)される場合がある。前景色の誤認識が問題になるのは、前景色が1色〜数色程度の場合であり、次のような問題を引き起こすおそれがある。
・文字色が原稿どおりで無い(赤い文字が赤くないなど)。
・文字色が均一な濃度にならない。
・写真上の一部を文字と誤認識した場合、ノイズとして目立つ。
そこで本実施の形態では、前景色が1色〜5色程度の場合には、前景データを格納する時点で、ステップ18における前景色の再チェック・領域再抽出処理を実行し、再度前景色をチェックし代表色に含まれない色が存在する場合にはそのドット(ピクセル)を前景から背景に切り替える処理を行う。
これにより、異常な色が起因の上述したような不具合を適切に回避することができる。
即ち、ステップ16における前景(文字)データの色数を判別する代表色判別処理において失敗しても異常な結果にならないようなデータに回復することができるため、代表色判別処理における閾値の設定(色判別チューニング)の範囲を広げることができるため、閾値のチューニング処理を容易に行うことができる。また、自動判別の誤りを最終的に補正させることができる。
本実施の形態では、前景色再チェック・領域再抽出部235によって、前景画像データから背景画像データへ切り替える処理が行われた場合には、ステップ25における背景画像のグレー/カラー判別処理を行わずに24bitカラーで保存するように構成されている。
これはステップ25におけるグレー/カラー判別処理の誤動作の可能性を考慮してのものであり、即ち、グレー/カラー判別処理においてグレー原稿と判別されても、前景画像データから背景画像データへ切り替えたドット(ピクセル)は、グレー画像に限定されないためである。
また、、前景画像データから背景画像データへ切り替える処理を行うことにより、画像データ(原稿データ)の文字色が1色でない場合であっても原稿に忠実な色を再現をさせることができる。
なお、グレー画像データをを8bitと24bitのJPEG形式に分けて格納した場合、データサイズは3倍違うことになるが、画像データ(ファイル)のサイズには、それほど大きな変化は生じない。従って、誤ってグレー画像データが24bitのJPEG形式で格納されることがあっても不都合を生じることはない。
本実施の形態によれば、単純な画像処理方式を用いて、前景色を1色〜数色のMMRプレーンデータとして格納することにより、ファイル(画像データ)のサイズを小さくできる、均一で読みやすい文字色が得られ、最終的に均一で読みやすい文字色が得られる、などの効果を得ることができる。
また、前景(文字)は、通常は任意の色を持つものとして処理されることが多いが、前景(文字)を1色にしてしまうことにより、本来1色しか使用されていない原稿にもかかわらず、濃度が一定しない、赤い文字のはずが別の色が混じってしまう、などの誤動作(誤処理)を抑制することもできる。
本実施の形態によれば、文字色を単色にすることにより文字情報量を自体を減らす、とともに圧縮のされやすさを向上し、画像データのサイズ抑制(低減)を図ることができる。そして、原稿の単色チェックにおいて誤動作(誤処理)が生じた場合であっても、文字の誤単色を抑制し、最終的には正しい色合いの結果を得ることができる。
上述したように、本実施の形態によれば、簡素かつ高速な処理によって、異常な結果(出力画像の不具合)を抑制することができる。
本実施の形態によれば、画像データの特徴(特性)別に、例えば、文字色が1色の場合には背景JPEG+1プレーンのMMR、文字色が2〜5色の場合には背景JPEG+2〜5プレーンのMMR、文字色が6〜256色の場合には、背景JPEG+4/8bitPNG、文字色がフルカラーの場合には、背景JPEG+前景色JPEG+マスクMMR、文字色がグレースケール場合には背景24bitJPEG+前景色8bitJPEG+マスクMMR、などのように高圧縮の方式を切り替えることにより、入力画像データ(原稿データ)に応じて最適な画質と圧縮率を達成することができる。
本実施の形態に係るデジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る符号化部の機能ブロックを示した図である。 本実施の形態に係る符号化部における画像処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル複写機
2 プリンタエンジン
3 スキャナ
4 ネットワーク
5 コントローラ
11 プロセスカートリッジ
12 転写ベルト
13 定着装置
14 色書込装置
15 給紙トレイ
16 ラインメモリ
21 RIP部
22 バンドバッファ
23 符号化部
24 復号化部
25 ページメモリ
26 画像処理装置
27 ハードディスク
28 変換部
29 色階調処理部
230 入力画像格納部
231 2値化・領域認識部
232 分離データ格納部
233 代表色判別部
234 色別データ格納部
235 前景色再チェック・領域再抽出部
236 グレー/カラー判別部
237 出力画像データ格納部

Claims (5)

  1. 画像データを文字部である前景領域と、非文字部である背景領域とに分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記前景領域において、プレーン単位で前記前景領域の代表色を1つ判別して前記前景領域1プレーンごとに前記代表色を用いて単色画像で表現し、この表現結果に基づいて前記前景領域における前記代表色の色数、フルカラー、6〜256色、2〜5色、1色4種類の色数のパターンのうち、いずれのパターンに属する色数かの判別を行う色数判別手段と、
    前記色数判別手段により判別された4種類の色数のパターンに応じた所定の圧縮方式を用いてデータを圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により4種類の色数のパターンに応じた所定の圧縮方式で圧縮された画像データを用いた圧縮方式に対応した格納領域に圧縮方式別に格納する格納手段と、
    前記色数判別手段により判別された色のパターン前記1色のパターン、前記2〜5色のパターンである場合、前記圧縮手段で圧縮処理を行う前に、再度前記前景領域における前記1プレーンごとの代表色に含まれない色の抽出処理を行い、前記前景領域の色のみか否かを判別する再判別手段と、
    前記再判別手段により判別された色数が、前記色数判別手段により判別された色数よりも多く、他の色が混じっていた場合、該当する前景領域を背景領域に切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記格納手段により格納される格納領域は、フルカラーの場合、前景色JPEG形式格納部及び前景マスクMMR形式格納部であり、6〜256色の場合、前景(文字)PNG形式格納部、2〜5色及び1色の場合、前景(文字)MMR形式格納部であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記色数判別手段および前記再判別手段のうち少なくとも一方は、前記前景領域の代表色を各プレーンに対して1つ判別される代表色情報に基づいて、前記前景領域における色数を判別することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記前景領域におけるプレーン数を複数設定することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記色数判別手段および前記再判別手段のうち少なくとも一方は、前記前景領域におけるエッジ部分を除いた色の特徴情報に基づき、前記前景領域における色数を判別することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
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