以下、本発明の実施の形態に係る相性判定装置、相性判定方法、および、相性判定用プログラムを、図面に基づいて説明する。なお、相性判定方法および相性判定用プログラムは、相性判定装置の動作として説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る相性判定装置を有する相性判定システムを示す図である。この図に示すように、相性判定システムは、携帯電話機10,20、基地局30、インターネット40、相性判定装置50、および、グリーティングカード60を主要な構成要素としている。
ここで、第1の端末装置としての携帯電話機10は、第1のユーザが有しており、基地局30およびインターネット40を介して相性判定装置50に接続し、種々の情報をやりとりするとともに、図示せぬ公衆回線を介して他の携帯電話機または固定電話機と通話することができる。
第2の端末装置としての携帯電話機20は、第2のユーザが有しており、基地局30およびインターネット40を介して相性判定装置50に接続し、種々の情報をやりとりするとともに、図示せぬ公衆回線を介して他の携帯電話機または固定電話機と通話することができる。
基地局30は、携帯電話機20,30と直接交信する携帯電話網の末端にあたる設備であり、所定の範囲の通信エリアを有しており、当該通信エリア内の携帯電話機と通信を行う。
インターネット40は、複数のコンピュータが相互に接続されて形成されたグローバルなネットワークであり、情報をパケット化して伝送する。
相性判定装置50は、後述するように、携帯電話機を操作してアクセスしてきた2人のユーザの相性を判定して、その結果を返す装置である。なお、本明細書中において「相性」とは、ユーザ同士の性格の適合性が良好であることをいい、現在のみならず将来における適合性も含むものとする。
グリーティングカード60は、時候の挨拶等が印刷されているとともに、相性判定装置50にアクセスする際に必要な情報その他が印刷された紙媒体である。このグリーティングカード60は、第1のユーザによって購入された後、第2のユーザに譲渡される。
図2は、図1に示す携帯電話機10の詳細な構成例を示す図である。なお、携帯電話機10と携帯電話機20は同様の構成とされているので、携帯電話機10を例に挙げて説明する。
携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)10d、ビデオ回路10e、I/F(Interface)10f、バス10g、表示装置10h、入力装置10i、通信装置10j、および、音声入出力装置10kを主な構成要素としている。
ここで、CPU10aは、ROM10bおよびEEPROM10dに格納されているプログラムに応じて装置の各部を制御するとともに、種々の演算処理を実行する処理回路である。
ROM10bは、CPU10aが実行する基本的なプログラムまたはデータを格納している記憶回路である。RAM10cは、CPU10aが実行するプログラムまたはデータを一時的に格納する記憶回路である。
EEPROM10dは、書き換え可能な不揮発性の記憶回路であり、例えば、ファームウエアを記憶している。
ビデオ回路10eは、CPU10aから供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置10hに出力する。
I/F10fは、入力装置10i、通信装置10j、および、音声入出力装置10kとの間でデータを授受する際に、データの表現形式を変換する。
バス10gは、CPU10a、ROM10b、RAM10c、EEPROM10d、ビデオ回路10e、および、I/F10fを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とする信号線群である。
表示装置10hは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)によって構成され、ビデオ回路50eから供給された映像信号を表示する。
入力装置10iは、例えば、操作ボタン等によって構成され、ユーザの操作に応じた情報を生成して出力する。
通信装置10jは、基地局30との間で電波により情報を授受するための装置であり、アンテナ、送信回路、および、受信回路等によって構成されている。
音声入出力装置10kは、音声を入力するためのマイクロフォンおよびA/D(Analog to Digital)変換回路ならびに音声を出力するためのD/A(Digital to Analog)変換回路およびスピーカ等によって構成されている。
つぎに、図3を参照して、図1に示す相性判定装置50の詳細な構成例を説明する。
図3に示すように、相性判定装置50は、CPU50a、ROM50b、RAM50c、HDD(Hard Disk Drive)50d、ビデオ回路50e、I/F50f、バス50g、表示装置50h、入力装置50i、および、外部記憶装置50jを主要な構成要素としている。
ここで、第1の認証手段の一部、第2の認証手段の一部、第1の呈示手段の一部、第2の呈示手段の一部、第1の採点手段の一部、第2の採点手段の一部、判定手段の一部、通知手段、および、提供手段としてのCPU50aは、ROM50bおよびHDD50dに格納されているプログラムに応じて装置の各部を制御するとともに、種々の演算処理を実行する処理回路である。
ROM50bは、CPU50aが実行する基本的なプログラムまたはデータを格納している記憶回路である。RAM50cは、CPU50aが実行するプログラムまたはデータを一時的に格納する記憶回路である。
HDD50dは、磁気ディスクに情報を記録する装置であり、CPU50aが実行するプログラムおよびデータを格納している。具体的には、HDD50dは、ホームページ(HP)用DB(Data Base)50d1、判定用DB50d2、および、ID管理用DB50d3を有している。ここで、提供手段の一部、第1の呈示手段の一部、および、第2の呈示手段の一部としてのHP用DB50d1は、携帯電話機10,20からアクセスがなされた場合に所定のホームページを表示するためのHTML(Hyper Text Markup Language)文書およびCGI(Common Gateway Interface)プログラム等を格納しているデータベースである。第1の採点手段の一部、第2の採点手段の一部、および、判定手段の一部としての判定用DB50d2は、相性を判定するための心理テストに関する情報および心理テストによる判定の基準に関する情報を格納したデータベースである。第1の認証手段の一部および第2の認証手段の一部としてのID管理用DB50d3は、正当なユーザであるか否かを判定するためのIDを格納するとともに、当該IDに関する情報を格納するためのデータベースである。
ビデオ回路50eは、CPU50aから供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置50hに出力する。
I/F50fは、入力装置50i、外部記憶装置50j、および、インターネット40との間でデータを授受する際に、データの表現形式を変換する。
バス50gは、CPU50a、ROM50b、RAM50c、HDD50d、ビデオ回路50e、および、I/F50fを相互に接続し、これらの間で情報を授受するための信号線群である。
表示装置50hは、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成され、ビデオ回路50eから出力された映像信号を表示する。
入力装置50iは、例えば、キーボード等によって構成され、相性判定装置50を管理する管理者の操作に応じた情報を生成して出力する。
外部記憶装置50jは、例えば、磁気記憶装置によって構成され、I/F50fを介してCPU50aから供給された情報を格納するとともに、格納されている情報をCPU50aの要求に応じて読み出して出力する。
つぎに、本発明の実施の形態に係る相性判定装置50を有する相性判定システムの動作について説明する。
このシステムによる判定を受けるためには、まず、携帯電話機10を有するユーザである第1のユーザがグリーティングカード60を店舗にて購入する。なお、店舗ではなく、例えば、通信販売等により購入することも可能である。また、他の商品または役務に付随する商品として、当該商品または役務と併せて購入することも可能である。例えば、バレンタインチョコレートのおまけ商品として、チョコレートと併せて購入することも可能である。
図4および図5は、グリーティングカード60の詳細を説明するための図である。図4(A)は、グリーティングカード60の表(おもて)面を表す図である。この図に示すように、グリーティングカード60の表面60aは、左側部分60a1および右側部分60a2の2つの部分より構成されている。左側部分60a1内の上部にはシール61が貼付されている。ここで、シール61の表面には、相性判定装置50が有する電子メールアドレスを示す情報(メールアドレス:○@○○○)と、それぞれのグリーティングカード60に付与されたユニークな文字、記号もしくは数字またはこれらの組み合わせであるID情報(ID:2456547801)とが印刷されている。また、グリーティングカード60の裏(うら)面60bについても、左側部分60b1および右側部分60b2の2つの部分により構成されている。左側部分60b1内の上部には、シール62が貼付されている。
図5は、シール61,62を剥がした場合の状態を示す図である。ここで、図5(A)は、シール61を剥がした状態を示している。この図に示すように、破線で示すように、シール61を剥がすと、その下には何も印刷されていない状態となっている。なお、シール61の下に何らかの情報(例えば、画像情報)を印刷してもよい。
図5(B)は、シール62を剥がした状態を示す図である。この図に示すように、シール62を剥がすと、シール62が貼られていた領域には複数の情報が印刷されている。すなわち、当該領域の最上部には、メッセージ「携帯電話で二人の相性が分かります。」が印刷されている。その下には、相性判定装置50が有する電子メールアドレスを示す情報(メールアドレス:○@○○○)と、それぞれのグリーティングカード60に付与されたユニークな文字、記号もしくは数字またはこれらの組み合わせであるID情報(ID:2456547801)とが印刷されている。また、その下には、このグリーティングカード60の使用期間を示す情報「相性心理テスト可能期間 2004/1/14〜2004/2/14」が印刷されている。なお、シール61,62は、一度剥がすと再度貼り直すことができない構造となっており、第三者による情報の盗難を防止する。
つぎに、携帯電話機10、相性判定装置50、および、携帯電話機20の間における情報の流れについて図6を参照して説明する。
まず、このようなグリーティングカード60を購入した第1のユーザは、携帯電話機10を操作し、図4に示すシール61に印刷されている電子メールアドレス「○@○○○」に対して空の(メッセージが記載されていない)電子メールを送信する(ステップS1)。すなわち、第1のユーザが入力装置10iを操作して、グリーティングカード60のシール61に印刷されているメールアドレスを送り先とする電子メールを作成した後、送信する操作を行うと、当該電子メールは、CPU10aによってI/F10fを介して通信装置10jに受け渡され、通信装置10jによって送信先である相性判定装置50に送信される。
相性判定装置50は、I/F50fを介してこの電子メールを受信し、送信者を宛先とする返信の電子メールを作成するとともに、相性判定装置50が公開する相性判定を行うサイトのフロント画面にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)をメッセージとして添付し、携帯電話機10に対して送信する(ステップS2)。
相性判定装置50からの電子メールを受信した携帯電話機10の第1のユーザは、電子メールのメッセージとして添付されているURLに対してアクセスする操作を行う(ステップS3)。その結果、相性判定装置50に対してアクセス要求がなされ、相性判定装置50のCPU10aは、HDD50dのHP用DB50d1から、フロント画面を表示するための所定のHTML文書を読み出し、I/F50fを介して携帯電話機10に送信する(ステップS4)。
図7(A)は、このとき、携帯電話機10の表示装置10hに表示されるフロント画面の一例を示す図である。この例では、表示装置10hの最上部にはタイトル70としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、メッセージ71としての「お手元のグリーティングカードのID番号を入力してください。」が表示されている。その下にはIDを入力するためのテキストボックス72が表示されている。さらにその下には、入力したIDを相性判定装置50に送信する場合に操作されるボタン73が表示されている。このような画面において、第1のユーザは、図4(A)に示すシール61に印刷されているIDを入力装置10iを操作してテキストボックス72に入力し、同じく入力装置10iを操作してボタン73を押圧する。その結果、テキストボックス72に入力されたIDがI/F10fを介して相性判定装置50に送信される(ステップS5)。
相性判定装置50のCPU10aは、携帯電話機10から送信されてきたIDを受信し、ID管理用DB50d3を参照して、受信したIDが有効であるか否かを判定する(P1)。
図8は、ID管理用DB50d3に格納されている情報の一例を示す図である。この図に示すように、ID管理用DB50d3には、「ID」、「有効期間」、「ステータス」、「テスト種類」、「第1の評価」、「第2の評価」、および、「判定結果」が格納されている。ここで、「ID」は、ユニークな番号であり、製造されたすべてのグリーティングカード60に印刷されているものと同一の番号が格納されている。なお、この例では、10桁の数字とされているが、アルファベットまたは記号等を含むようにしてもよい。「有効期間」は、当該IDの使用できる期間を示している。
「ステータス」は、各ユーザが心理テストを受けたか否かを示す情報(「心理テスト」)および各ユーザが待ち受け画面をダウンロードしたか否かを示す情報(「ダウンロード」)を格納している。具体的には、「心理テスト」については、第1および第2のユーザのいずれもが心理テストを受けてない状態を示す「−」、第1のユーザだけが心理テストを受けた状態を示す「1回目のテスト終了」、および、双方のユーザが心理テストを受けた状態を示す「2回目の心理テスト終了」のいずれかが格納される。また、「ダウンロード」については、第1および第2のユーザのいずれもが待ち受け画面をダウンロードしていない状態を示す「−」、第1のユーザだけが心理テストを受けた状態を示す「1回目のダウンロード終了」、および、双方のユーザが心理テストを受けた状態を示す「2回目のダウンロード終了」のいずれかが格納される。
「テスト種類」は、第1のユーザが複数の心理テストの中からいずれの心理テストを受けたかを示す情報である。「第1の評価」は、1回目の心理テストを受けた第1のユーザの心理テストの結果を示す情報である。「第2の評価」は、2回目の心理テストを受けた第2のユーザの心理テストの結果を示す情報である。「判定結果」は、「第1の評価」および「第2の評価」に基づいて第1および第2のユーザの相性を判定した結果を示す情報である。
CPU50aは、まず、送られてきたIDがID管理用DB50d3に存在するか否かを判定し、存在しない場合には処理を中止する。また、存在する場合には、その時点における日時を参照して、有効期間中の使用に該当するか否かを判定し、有効期間中でない場合には処理を中止する。有効期間中の使用に該当する場合には、心理テストのステータスを参照して、「−」であるか否かを判定する。そして、ステータスが「−」である場合には、以下の処理を実行する。
相性判定装置50のCPU50aは、認証処理に成功した場合には、HDD50dのHP用DB50d2から心理テスト選択画面を表示するためのHTML文書を取得し、I/F50fを介して携帯電話機10に送信する(ステップS6)。携帯電話機10のCPU10aは、受信したHTML文書をビデオ回路10eに供給して表示装置10hに表示させる。その結果、携帯電話機10の表示装置10hには、図7(B)に示すような情報が表示されることになる。
図7(B)に示す表示例では、表示装置10hの最上部にはタイトル80としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、メッセージ81としての「判定するテーマを以下から選択して下さい。」が表示されている。その下には、選択肢82〜84としての「1.二人の相性を診断」、「2.二人の将来を診断」、および、「3.二人の波乱度を診断」が表示されている。また、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン85および選択された選択肢で決定する場合に操作されるボタン86が表示されている。このような画面において、例えば、第1番目の選択肢82としての「1.二人の相性を診断」が選択された場合には、当該選択肢が選択されたことを示す情報(選択情報)がI/F10fを介して相性判定装置50に送信される(ステップS7)。
相性判定装置50のCPU50aは、携帯電話機10から送信されてきた選択情報を受信し、該当する心理テストを判定用DB50d2から取得して携帯電話機10に送信する(ステップS8)。また、選択された心理テストを示す情報をID管理用DB50d3に格納する。その結果、携帯電話機10の表示装置10hには、図9(A)に示すような情報が表示される。
図9(A)に示す表示例では、表示装置10hの最上部には、タイトル90としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、質問91としての「Q1.服を買いに出かけました。あなたはどんな服を買う?」が表示されている。その下には、選択肢92〜94としての「1.シンプルだけど上質な服を買う。」、「2.今流行っているデザインの服を買う。」、および、「3.他人とは違う個性的なデザインの服を買う。」が表示されている。また、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン95および選択された選択肢で決定する場合に操作されるボタン96が表示されている。このような画面において、例えば、第3番目の選択肢93としての「3.他人とは違う個性的なデザインの服を買う。」が選択された場合には、当該選択肢が選択されたことを示す情報(回答情報)がI/F10fを介して相性判定装置50に送信される(ステップS9)。
なお、このとき、図9(B)に示す情報を表示装置10hに表示して、選択された肢を確認するようにしてもよい。この表示例では、表示装置10hの最上部には、タイトル100としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、メッセージ101としての「Q1の答えの確認」が表示されている。その下には、図9(A)において選択された肢102としての「3.他人とは違う個性的なデザインの服を買う。」が表示されている。その下にはメッセージ103としての「これで良いですか?」が表示されている。さらに、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン104、表示されている選択肢で間違いない場合に操作されるボタン105、および、表示されている選択肢が間違っている場合に操作されるボタン106が表示されている。このような画面において、例えば、ボタン105が操作された場合にはつぎの質問に進み、ボタン106が選択された場合には図9(A)の画面に戻ることになる。
なお、図6に示すステップS8およびステップS9の処理は、各心理テストの問題の数だけ繰り返されることになる。例えば、問題数が20問である場合には、ステップS8およびステップS9の処理が20回繰り返されることになる。
選択された心理テストの問題の回答がすべて終了すると、相性判定装置50のCPU50aは、得られた回答を判定用DB50d2に格納されている判定用の情報と比較して、評価処理を実行する(P2)。具体的には、例えば、図9(A)に示す問題の場合では、選択肢92が選択された場合には1ポイントとし、選択肢93が選択された場合には2ポイントとし、選択肢94が選択された場合には3ポイントとして、それぞれの問題におけるポイントを累積的に加算する。そして得られた総合ポイントを、HDD50dのID管理用DB50d3に「第1の評価」(図8参照)として格納する。また、心理テストのステータスとして「1回目のテスト終了」を格納する。
以上の処理により、第1のユーザに対する心理テストが完了し、得られた評価結果がID管理用DB50d3にIDに対応付けして格納される。
つぎに、相性判定装置50のCPU50aは、心理テストが終了したことを示す画面を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得して、携帯電話機10に送信する。その結果、携帯電話機10の表示装置10hには、図10(A)に示す情報が表示される。この例では、表示装置10hの最上部には、タイトル110としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、メッセージ111としての「すべての回答が終了しました。」が表示されている。その下には、メッセージ112としての「相手の方が回答されるまでお待ち下さい。」が表示されている。さらに、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン113、および、終了する場合に操作されるボタン114が表示されている。例えば、このような画面において、ボタン114が操作されると、処理を完了して、ログアウトすることになる。
心理テストが完了すると、第1のユーザは、図4(A)に示すシール61を剥がして保存した後、グリーティングカード60を第2のユーザに譲渡する(ステップS11)。なお、グリーティングカード60を譲渡する方法としては、プレゼントに添付して渡したり、単独で渡したりする方法がある。直接渡さずに郵送等によって渡しても良い。
グリーティングカード60を受け取った第2のユーザは、まず、シール62を剥がす。すると、図5(B)に示すように、このグリーティングカード60を利用することで、2人(第1のユーザおよび第2のユーザ)の相性を判定することができることを知る。
第2のユーザがグリーティングカード60を参照して、携帯電話機20から空の電子メールをアドレス「○@○○○」に送信すると(ステップS12)、相性判定装置50はURLが添付された電子メールを返信する(ステップS13)。第2のユーザは、受信した電子メールの当該URLをクリックすることにより、携帯電話機20を介して相性判定装置50にアクセスする(ステップS14)。
相性判定装置50は、HP用DB50d1からフロント画面用のHTML文書を取得し、携帯電話機20に送信する。その結果、携帯電話機20の図示せぬ表示装置20hには、図7(A)に示すようなフロント画面が表示される。このような画面において、第2のユーザがグリーティングカード60に印刷されているIDを入力すると、当該IDは相性判定装置50に送信される。
相性判定装置50のCPU50aは、携帯電話機20から送信されてきたIDを受信し、認証処理を実行する(P3)。具体的には、CPU50aは、まず、送られてきたIDがID管理用DB50d3に存在するか否かを判定し、存在しない場合には処理を中止する。また、存在する場合には、その時点における日時を参照して、有効期間中の使用に該当するか否かを判定し、有効期間中でない場合には処理を中止する。有効期間中の使用に該当する場合には、心理テストに関するステータスを参照して、「1回目のテスト終了」の状態であるか否かを判定し、該当する場合には以下の処理を実行する。
相性判定装置50のCPU50aは、認証処理に成功した場合には、相性判定装置50のCPU50aは、ID管理用DB50d3を検索して第1のユーザが受けた心理テストの種類を特定し、これと同一の心理テストを判定用DB50d2から取得して、携帯電話機20に送信する(ステップS17)。その結果、携帯電話機20の図示せぬ表示装置20hには、図9(A)に示すような情報が表示される。なお、心理テストに関する処理については、前述した携帯電話機10の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
第2のユーザによる心理テストがすべて終了すると、相性判定装置50のCPU50aは、得られた回答を判定用DB50d2に格納されている判定用の情報と比較して、評価処理を実行する(P4)。具体的には、前述の第1のユーザの評価と同様に、例えば、図9(A)に示す問題の場合では、選択肢92が選択された場合には1ポイントとし、選択肢93が選択された場合には2ポイントとし、選択肢94が選択された場合には3ポイントとして、それぞれの問題におけるポイントを累積的に加算する。そして得られた総合ポイントを第2のユーザの評価結果として、HDD50dのID管理用DB50d3に「第2の評価」(図8参照)として格納する。また、心理テストのステータスとして「2回目のテスト終了」を格納する。
つぎに、ID管理用DB50d3に格納されている第1のユーザと第2のユーザのそれぞれの心理テストの総合ポイントを比較し、これら2人のユーザの相性を判定する(P5)。具体的には、2人のユーザの総合ポイントの差が小さいほど相性が高いと判断し、総合ポイントの差が大きいほど相性が低いと判断する。そして、CPU50aは、得られた結果をID管理用DB50d3に「判定結果」(図8参照)として格納する(P6)。なお、判定方法としては、これ以外の方法に基づいてもよい。
つづいて、CPU50aは、HP用DB50d1から、終了画面を表示するための所定のHTML文書を取得して、携帯電話機20に送信する。携帯電話機20のCPU20aは、受信したHTML文書を図示せぬ表示装置20hに表示させる。その結果、図示せぬ表示装置20hには、図10(B)に示すような情報が表示される。この例では、表示装置20hの最上部には、タイトル120としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、メッセージ121としての「すべての回答が終了しました。」が表示されている。その下には、メッセージ122としての「判定結果を表示しますか?」が表示されている。さらに、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン123、判定結果を表示する場合に操作されるボタン124、および、判定結果を表示しないで終了する場合に操作されるボタン125が表示されている。例えば、このような画面において、ボタン124が操作されると、判定結果が表示され、また、ボタン125が操作されると処理が終了する。
以上の処理により、第1および第2のユーザのそれぞれの評価が相性判定装置50のID管理用DB50d3に格納されるとともに、これらの評価に基づいて算定された2人のユーザの相性に関する情報が同じくID管理用DB50d3に格納される。
以上の処理が終了すると、第2のユーザは、第1のユーザに対して回答が終了したことを、例えば、電話または電子メール等によって通知する。第1のユーザは、第2のユーザからの通知により、相性の判定が終了したことを知る。なお、第1のユーザの電子メールアドレスを、ID管理用DB50d3に登録しておき、第2のユーザによる回答が終了した場合には、当該電子メールアドレスに対して、回答が終了した旨を示すメッセージを記載した電子メールを送信することも可能である。
つぎに、図11を参照して、第1および第2のユーザが相性の判定結果を閲覧するとともに、相性に応じた待ち受け画面をダウンロードする場合の処理について説明する。
相性の判定が終了すると、第1のユーザまたは第2のユーザは、判定結果を得るために、携帯電話機10,20を操作して、相性判定装置50にアクセスする(ステップS30)。なお、第2のユーザに関しては、図10(B)に示すボタン124を操作することにより、ログアウトすることなく、継続して判定結果を閲覧することができる。なお、その場合には、図11に示すステップS33以降の処理が実行される。
相性判定装置50のCPU50aは、HDD50dのHP用DB50d1から、フロント画面を表示するための所定のHTML文書を読み出し、I/F50fを介して携帯電話機10または携帯電話機20に送信する(ステップS31)。
このとき、携帯電話機10の表示装置10hまたは携帯電話機20の表示装置20h(図示せず)には、図7(A)に示すフロント画面が表示される。なお、表示されている内容は、前述の場合と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
このような画面において、第1のユーザは、図4(A)に示すシール61に印刷されているIDを入力装置10iを操作してテキストボックス72に入力し、同じく入力装置10iを操作してボタン73を操作する。その結果、テキストボックス72に入力されたIDがI/F10fを介して相性判定装置50に送信される(ステップS32)。
一方、第2のユーザは、グリーティングカード60の裏面60bに印刷されているID(図5(B)参照)を入力装置20i(図示せず)を操作してテキストボックス72に入力し、同じく入力装置20iを操作してボタン73を操作する。その結果、テキストボックス72に入力されたIDがI/F20f(図示せず)を介して相性判定装置50に送信される(ステップS32)。
相性判定装置50のCPU50aは、携帯電話機10または携帯電話機20から送信されてきたIDを受信し、ID管理用DB50d3を参照して、受信したIDが有効であるか否かを判定する認証処理を実行する(P10)。具体的には、CPU50aは、まず、送られてきたIDがID管理用DB50d3に存在するか否かを判定し、存在しない場合には処理を中止する。また、存在する場合には、その時点における日時を参照して、有効期間中の使用に該当するか否かを判定し、有効期間中でない場合には処理を中止する。有効期間中の使用に該当する場合には、心理テストのステータスが「2回目のテスト終了」の状態であるか否かを判定する。該当する場合には、以下の処理を実行する。
相性判定装置50のCPU50aは、認証処理が成功した場合には、HDD50dのHP用DB50d1から相性の判定結果を表示するためのHTML文書を取得し、I/F50fを介して携帯電話機10または携帯電話機20に送信する。携帯電話機10または携帯電話機20のCPU10aまたはCPU20a(図示せず)は、受信したHTML文書をビデオ回路10eまたはビデオ回路20e(図示せず)に供給して表示装置10hまたは表示装置20h(図示せず)に表示させる。その結果、携帯電話機10または携帯電話機20の表示装置10hには、図12(A)に示すような情報が表示されることになる。
図12(A)に示す表示例では、表示装置10h(または表示装置20h(図示せず))の最上部には、タイトル130としての「☆☆ 相性判定 ☆☆」が表示されている。その下には、判定結果131としての「二人の相性は80%です。」が表示されている。その下には、メッセージ132としての「二人の相性に応じた待ち受け画面をプレゼントします。」が表示されている。その下には、メッセージ133としての「以下の空欄にIDを入力して下さい。」が表示されている。その下には、IDが入力されるテキストボックス134が表示されている。さらに、最下部には元の画面に戻る場合に操作されるボタン135、および、入力されたIDを送信する場合に操作されるボタン136が表示されている。
このような画面に表示された情報を参照することにより、第1のユーザおよび第2のユーザは、2人の相性を知ることができる。なお、図7(B)において他の心理テストが選択された場合には、選択された心理テストに応じた結果が表示される。具体的には、二人の将来または波乱度を数値として示した結果が表示される。
図12(A)に示す画面において、第1のユーザまたは第2のユーザがIDをテキストボックス134に入力して、ボタン136を操作すると、入力されたIDが相性判定装置50に送信される(ステップS34)。相性判定装置50では、受信したIDに対する認証処理を実行する(P11)。具体的には、CPU50aは、まず、送られてきたIDがID管理用DB50d3に存在するか否かを判定し、存在しない場合には処理を中止する。また、存在する場合には、その時点における日時を参照して、有効期間中の使用に該当するか否かを判定し、有効期間中でない場合には処理を中止する。有効期間中の使用に該当する場合には、ダウンロードのステータスが「−」または「1回目のダウンロード終了」であるか否かを判定する。該当する場合には、以下の処理を実行する。
相性判定装置50のCPU50aは、アクセスしてきた携帯電話機10または携帯電話機20に対して、相性判定結果に応じた待ち受け画面情報をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介して送信する。その結果、携帯電話機10または携帯電話機20の表示装置10hまたは表示装置20h(図示せず)には、図12(B)に示すような情報が表示される。
図12(B)の例では、表示装置10h(または表示装置20h(図示せず))の最上部には、タイトル140としての「大切な思い出に・・・。」が表示されている。その下には、判定結果に応じた画像が表示されている。このような画像を受信した第1のユーザまたは第2のユーザは、当該画像を携帯電話機10または携帯電話機20のEEPROM10dまたはEEPROM20d(図示せず)に登録するとともに、当該登録された画像を待ち受け画像として利用することができる。
つぎに、図13および図14を参照して、相性判定装置50において実行される処理の詳細について説明する。なお、図13および図14に示す処理は、HDD50dに格納されているプログラムが実行されることにより実現される。
図13は、相性判定装置50において実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS50:CPU50aは、携帯電話機10または携帯電話機20から送信されてきた空の電子メールを受信したか否かを判定し、受信した場合にはステップS51に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
ステップS51:CPU50aは、ステップS50において受信した電子メールの送信元を送信相手とする新たな電子メールを生成し、メッセージとして相性判定装置50が提供する相性判定サービスのフロント画面にアクセスするためのURLを記載して、電子メールを送信してきた携帯電話機10または携帯電話機20に送信(返信)する。
ステップS52:CPU50aは、ステップS51において送信したURLに基づいて携帯電話機10または携帯電話機20がアクセスしてきたか否かを判定し、アクセスしてきた場合にはステップS53に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
ステップS53:CPU50aは、IDを入力する画面(図7(A)参照)を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介してアクセスしてきた携帯電話機10または携帯電話機20に送信する。その結果、携帯電話機10または携帯電話機20には、図7(A)に示すような画面が表示される。
ステップS54:CPU50aは、携帯電話機10または携帯電話機20から送信されてきたIDに基づいて認証処理を実行した結果、認証が成功したか否かを判定し、成功した場合にはステップS55に進み、それ以外の場合には処理を終了する。具体的には、ID管理用DB50d3に格納されている情報(図8参照)を参照し、IDが有効に存在し、かつ、有効期間中である場合には認証に成功したとしてステップS55に進む。
ステップS55:CPU50aは、ID管理用DB50d3に格納されている情報(図8)を参照し、1回目の心理テストである場合(図8の「ステータス」の「心理テスト」に格納されている情報が「−」である場合)には、ステップS56に進み、それ以外の場合にはステップS61に進む。
ステップS56:CPU50aは、心理テストを選択するための画面を携帯電話機10に表示させる。すなわち、CPU50aは、心理テスト選択用の画面(図7(B)参照)を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介して携帯電話機10に送信する。
ステップS57:CPU50aは、ステップS56において表示された画面で選択された心理テストを表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介して携帯電話機10に送信する。その結果、携帯電話機10の表示装置10hには、図9(A)に示すような情報が表示される。
ステップS58:CPU50aは、携帯電話機10から送信されてきた心理テストの問題に対する回答を受信する。なお、ステップS57およびステップS58の処理は、心理テストの問題数に応じて繰り返し実行される。
ステップS59:CPU50aは、ステップS58において受信した回答と、判定用DB50d2に格納されている情報とを比較して評価を行う。具体的には、質問毎に選択された肢に応じたポイントを累積加算し、トータルのポイントを得る。
ステップS60:CPU50aは、ステップS59において得られた心理テストの評価結果をID管理用DB50d3に登録する。具体的には、得られたポイントを図8に示す第1の評価として登録する。なお、このとき、ID管理用DB50d3の「ステータス」の「心理テスト」については「1回目のテスト終了」とする。
ステップS61:CPU50aは、終了画面を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介して携帯電話機10に送信する。その結果、携帯電話機10の表示装置10hには、図10(A)に示すような情報が表示される。
ステップS62:CPU50aは、ID管理用DB50d3に格納されている情報(図8)を参照し、2回目の心理テストである場合(図8の「ステータス」の「心理テスト」に格納されている情報が「1回目のテスト終了」である場合)には、ステップS63に進み、それ以外の場合にはステップS68に進む。
ステップS63:CPU50aは、1回目の心理テストで選択されたものと同一の心理テストを携帯電話機20に送信する。すなわち、CPU50aは、ID管理用DB50d3に登録されている「テスト種類」を参照し、該当する心理テストを特定した後、判定用DB50d2から対応する心理テストに関する情報を取得し、携帯電話機20に送信する。その結果、携帯電話機20には、図9(A)と同様の情報が表示される。
ステップS64:CPU50aは、携帯電話機20から送信されてきた心理テストの問題に対する回答を受信する。なお、ステップS63およびステップS64の処理は、心理テストの問題数に応じて繰り返し実行される。
ステップS65:CPU50aは、ステップS64において受信した回答と、判定用DB50d2に格納されている情報とを比較して評価を行う。具体的には、質問毎に選択された肢に応じたポイントを累積加算し、トータルのポイントを得る。なお、このとき得られたポイントについては、ID管理用DB50d3の「第2の評価」として登録するとともに、「ステータス」の「心理テスト」については「2回目のテスト終了」とする。
ステップS66:CPU50aは、IDを参照して一方のユーザの評価をID管理用DB50d3から取得し、ステップS65で得られた他方のユーザの評価と比較することにより、これらのユーザの相性(または、将来、波乱度)を、例えば、百分率により算定する。なお、得られた相性については、ID管理用DB50d3の「判定結果」として登録する
ステップS67:CPU50aは、ステップS66の処理により得られた結果を表示するか否かをユーザに問い合わせ、表示する場合にはステップS68に進み、それ以外の場合には処理を終了する。すなわち、CPU50aは、図10(B)に示す情報を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、携帯電話機20に送信して表示させ、ユーザからの応答に応じて判定する。
ステップS68:CPU50aは、診断結果を表示する処理を実行する。なお、この処理の詳細については、図14を参照して後述する。
図14は、図13に示す診断結果表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、この処理は、ステップS68の処理が実行された場合または心理テストが終了した後に第1または第2のユーザがアクセスしたときに実行される。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS80:CPU50aは、アクセスしてきたユーザについてのIDが認証済みであるか否かを判定し、認証済みである場合にはステップS83に進み、それ以外の場合にはステップS81に進む。例えば、2回目の心理テストを受けたユーザがログアウトせずにステップS68の処理に進んだ場合には、ステップS54において認証が既になされているので、ステップS83に進む。
ステップS81:CPU50aは、IDを入力する画面(図7(A)参照)を表示するためのHTML文書をHP用DB50d1から取得し、I/F50fを介してアクセスしてきた携帯電話機10または携帯電話機20に送信する。その結果、携帯電話機10または携帯電話機20には、図7(A)に示すような画面が表示される。
ステップS82:CPU50aは、携帯電話機10または携帯電話機20から送信されてきたIDに基づいて認証処理を実行した結果、認証に成功したか否かを判定し、成功した場合にはステップS83に進み、それ以外の場合には処理を終了する。具体的には、ID管理用DB50d3に格納されている情報(図8参照)を参照し、IDが有効に存在し、有効期間中であり、かつ、心理テストのステータスが「2回目の心理テスト終了」である場合には認証に成功したとしてステップS83に進む。
ステップS83:CPU50aは、ID管理用DB50d3に格納されている判定結果を取得し、携帯電話機10または携帯電話機20に送信して表示させる。その結果、図12(A)に示すような情報が表示される。
ステップS84:CPU50aは、ダウンロードを実行要求がなされたか否かを判定し、要求された場合にはステップS85に進み、それ以外の場合には処理を終了する。具体的には、図12(A)のテキストボックスにIDが入力された後、ボタン136が操作された場合にはステップS85に進む。
ステップS85:CPU50aは、図12(A)に示すテキストボックス134に入力されたIDを取得する。
ステップS86:CPU50aは、携帯電話機10または携帯電話機20から送信されてきたIDに基づいて認証処理を実行した結果、認証に成功したか否かを判定し、成功した場合にはステップS87に進み、それ以外の場合には処理を終了する。具体的には、ID管理用DB50d3に格納されている情報(図8参照)を参照し、IDが有効に存在し、かつ、有効期間中である場合には認証に成功したとしてステップS87に進む。
ステップS87:CPU50aは、今回のダウンロードの回数が2回以下であるか否かを判定し、2回以下である場合にはステップS89に進み、それ以外の場合にはステップS88に進む。具体的には、図8に示す「ステータス」の「ダウンロード」が「−」である場合または「1回目のダウンロード終了」である場合にはステップS89に進み、「2回目のダウンロード終了」である場合にはステップS88に進む。
ステップS88:CPU50aは、ダウンロードが2回既に行われていることから、ダウンロードは不可である旨を示す情報を携帯電話機10または携帯電話機20に送信して表示させる。
ステップS89:CPU50aは、判定結果に対応する画像情報をHP用DB50d1から取得する。なお、画像情報としては、例えば、判定結果の数値が高い場合には、仲が良いことを示す画像とし、低い場合には仲があまり良くないことを示す画像とする。
ステップS90:CPU50aは、ステップS89において取得した画像情報を、携帯電話機10または携帯電話機20に送信して表示させる。その結果、携帯電話機10または携帯電話機20の表示装置10hまたは表示装置20h(図示せず)には、図12(B)に示すような待ち受け画面の画像が表示されることになる。なお、送信が完了した場合には、ダウンロードのステータスを“1”増加させる。すなわち、現在のステータスが「−」の場合には「1回目のダウンロード終了」とし、現在のステータスが「1回目のダウンロード終了」である場合には「2回目のダウンロード終了」とする。
以上に説明したように、本発明の実施の形態では、グリーティングカード60に印刷された情報に基づいて、第1のユーザと第2のユーザが携帯電話機10または携帯電話機20を利用して相性判定装置にアクセスし、心理テストを受けるようにしたので、2人のユーザが一緒に相性判定装置が設置されている場所まで出向く必要がなくなる。
また、相性判定の結果を、待ち受け画面情報としてダウンロードすることができるようにしたので、判定にゲーム性を持たせることが可能になる。
また、グリーティングカード60に印刷されたIDを利用して正当なユーザか否かを認証するようにしたので、第三者による不正なシステムの使用を防止することができる。
また、システムの使用料は、グリーティングカード60の購入代金として徴収することができることから、料金を確実に徴収することができる。
また、さまざまな種類のグリーティングカード60を準備して、第1のユーザに選択させることにより、第2のユーザに対してさまざまなメッセージを伝えることが可能になる。
以上の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、以上の実施の形態では、第1および第2のユーザが携帯電話機10,20を利用して相性判定装置50にアクセスするようにしたが、例えば、パーソナルコンピュータまたはPDA(Personal Digital Assistant)を利用してアクセスするようにしてもよい。なお、その場合には、待ち受け画面ではなく、例えば、表示装置に継続的に表示する画像情報としての壁紙をダウンロードするようにすればよい。
また、以上の実施の形態では、電子メールを相性判定装置50に送信するようにしたが、相性判定装置50とは別の装置を設けて、当該装置によって相性判定装置50のURLが記載された電子メールを返信するようにしてもよい。
また、電子メールを送信して、URLを受信する方法ではなく、例えば、グリーティングカード60に相性判定装置50のフロント画面のURLを予め印刷しておき、当該URLを携帯電話機10または携帯電話機20から直接入力して、アクセスするようにすることも可能である。
また、グリーティングカード60に、例えば、相性判定装置50のフロント画面のURLが符号化された2次元バーコードを印刷しておき、当該2次元バーコードを、例えば、カメラ付きの携帯電話機で撮影して復号化することにより、当該フロント画面にアクセスできるようにしてもよい。このような方法によれば、電子メールアドレスを手入力で入力する手間を省略できるので、操作性を向上させることができる。
また、URLのみならず、IDについても符号化して2次元バーコードとしてグリーティングカード60に印刷することが可能である。そのような方法によれば、前述の場合と同様に操作性を向上させることができる。
また、以上の実施の形態では、第1および第2のユーザが1つのIDを共用するようにしたが、2つのIDをそれぞれのユーザが使用するようにすることもできる。この場合、2つのIDを図8に示すテーブルにおいて対応付けて管理し、それぞれのユーザ毎にステータスを管理することも可能である。このような方法によれば、一方のユーザが待ち受け画面を2回受信し、他方のユーザがダウンロードできなくなることを防止できる。
また、以上の実施の形態では、グリーティングカード60として、紙媒体を使用する場合を説明したが、これ以外にも、例えば、プラスティック製の媒体に印刷したり、商品の外箱に印刷したり、商品自体に印刷または刻印するようにしてもよい。具体的には、シール付き写真(いわゆる「プリクラ」)を印刷する際に、IDおよびアクセス情報を併せて印刷し、当該シール付き写真をグリーティングカード60の代わりに使用することも可能である。
また、視認可能なインクによって印刷するのではなく、例えば、電磁気的な方法によって記録された媒体を、リーダ等によって読み取ることによりIDまたはアクセス情報を読み取り可能としてもよい。そのような方法によれば、覗き見によるID等の情報の不正使用を防止することができる。
また、有体物としての媒体ではなく、例えば、電子データによってグリーティングカードを構成し、当該電子データのみをやりとりするようにしてもよい。その場合、例えば、第1のユーザが所定のサイトにアクセスすることにより、IDおよびアクセス情報が含まれたグリーティングカードを第2のユーザに送信することができるとともに、第1のユーザはIDおよびアクセス情報に基づいて相性判定装置50にアクセスして心理テストを受けることができる。第2のユーザについては、グリーティングカードを受信し、IDおよびアクセス情報に基づいて相性判定装置50にアクセスして、心理テストを受けることができる。また、課金については、携帯電話機の使用料に含めて徴収することができる。このような方法によれば、紙媒体を授受する必要がなくなるので、テストの結果を迅速に知ることができる。
また、以上の実施の形態では、判定結果を百分率で表すようにしたが、例えば、「仲良し」、「普通の友達」、「友達以下」のように言葉で表現したり、これらの状態を示す画像によって表したりすることも可能である。
また、判定結果に応じた待ち受け画面としては、単なる画像情報をダウンロードできるようにしたが、例えば、所定の値以上(例えば、80%以上)の結果が得られた場合には、特別な画像をダウンロード可能としたり、2人の写真をはめ込んだ待ち受け画面を作成してダウンロードできるようにしたりしてもよい。
なお、上記の処理機能は、例えば、図3に示すようなコンピュータによって実現される。その場合、相性判定装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical Disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。