JP4583656B2 - 植物自動栽培システム並びにそれを用いた商取引システム及び利用システム - Google Patents

植物自動栽培システム並びにそれを用いた商取引システム及び利用システム Download PDF

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    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物自動栽培システム並びにそれを用いた商取引システム及び利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】
植物の栽培において、これを自動化し労力を少なくする方法が種々考えられているが、植付け時期や収穫時期、成長速度等の異なる複数種の植物を同時に栽培していく場合の合理的な自動化技術の開発については必ずしも万全の開発が進められているとはいえない。
【0003】
本発明は、このような状況に鑑み、例えば、植付け時期や収穫時期、成長速度等の異なる複数種類ないしは多数種類の植物を同時に栽培していくような場合であってもこれを容易に行っていくことができる植物自動栽培システム並びにその有効活用システムを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、植物が植え付けられる搬送可能な単位栽培器と、
単位栽培器が複数ないしは多数設置され、各単位栽培器に植えられた植物を育てる栽培ゾーンと、
植物の取扱いを行う作業場と、
単位栽培器を保持し、植物を、単位栽培器単位で個別に栽培ゾーンと作業場とを行き来させる個別搬送設備と
が備えられていることを特徴とする植物自動栽培システムによって解決される。
【0005】
この植物自動栽培システムでは、植物の植付けや手入れ、収穫等の取扱いを、栽培ゾーンにわざわざ入り込んで行わなくとも、単位栽培器を個別搬送設備によって栽培ゾーンと作業場との間で行き来させることで、作業場において行っていくことができ、植物を栽培していく上での植物の取扱い作業を労少なく容易に行っていくことができる。
【0006】
しかも、搬送設備による搬送は、単位栽培器単位で個別に行うものとなされているから、特定の単位栽培器を搬送する際に他の栽培器を移動させる必要もなく、搬送に要するエネルギーを小さく抑えて経済的な搬送を行うことができる。
【0007】
のみならず、この自動栽培システムは、植付け時期や収穫時期、成長速度等の異なる複数種類ないしは多数種類の植物を同時に栽培していくような場合に、特に効果的に用いることができる。
【0008】
即ち、複数種類ないしは多数種類の植物を同時に栽培ゾーンで栽培する場合であっても、本システムによれば、例えば、植え付けて栽培する植物の種類を単位栽培器単位で異ならせるようにすることで、個別搬送設備を用い、特定種類の植物を栽培ゾーンと作業場との間で個別に行き来させ、その植物の取扱いを、栽培ゾーンにおいてではなく、作業場において行っていくことができるのであり、それら種類の異なる各植物の植付け・栽培管理を非常に容易に行っていくことが可能である。この搬送設備は、栽培器単位で個別に搬送するものであるから、特定の単位栽培器の搬送において他の単位栽培器の移動を伴うことがなく、栽培ゾーンと作業場との間での特定種類の植物の搬送を簡易に行うことができる。
【0009】
上記の自動栽培システムにおいて、栽培ゾーンの植物を単位栽培器単位で撮影するカメラが備えられている場合は、このカメラで撮影した映像をもとに、その単位栽培器の植物の生育状況を、栽培ゾーンに入り込むことなく遠隔で、視覚的に把握することができ、栽培途上での植物の手入れの必要性や収穫の時期の管理を労少なく行っていくことができる。特に、複数種類ないしは多数種類の植物を同時栽培するような場合は、各種類の植物の栽培管理を労少なく的確に行っていくことができる。
【0010】
また、上記の栽培自動化システムにおいて、
害虫駆除用の浸漬水槽が備えられ、
栽培ゾーンが水耕栽培用水槽で構成されていると共に、各単位栽培器が植物保持器からなって植物保持器に保持させた植物をこの水槽で水耕栽培するようになされており、
前記個別搬送設備が、植物を保持器単位で個別に栽培ゾーンの水耕栽培用水槽と浸漬水槽とを行き来させ、浸漬水槽において保持器の植物を浸漬水槽内に所定の時間浸漬して害虫駆除するようになされ、
この浸漬害虫駆除法で無農薬栽培が行われるようになされているのもよい。
【0011】
この栽培システムでは、植物を浸漬させることで害虫駆除するものであるから、農薬による害がなく、虫食いのないあるいは少ない体裁良い植物を収穫することができるのはもちろんのことであるが、この害虫駆除用の浸漬水槽を水耕栽培用の水槽とは別に備えさせ、個別搬送設備が、植物を保持器単位で個別に栽培ゾーンの水耕栽培用水槽と浸漬水槽とを行き来させて植物の浸漬を行うようになされているから、水耕栽培用水槽の貯水量を少なくすることができると共に、浸漬水槽も小さくできてその貯水量を少なくすることができ、それによって、本栽培システムの使用時における全体重量を小さく抑えることができて、この栽培システムを設置して使用することのできる場所的な適用範囲を拡大することが可能となる。しかも、土壌を使用しない水耕栽培であり、植物は保持器に保持させ、搬送設備にこの保持器を単位として個別搬送させるようになされているから、搬送設備は、植物のみを保持した保持器を搬送しうる程度の能力を備えていればよく、搬送に要するエネルギーを小さく抑えることができる。加えて、浸漬の時期的タイミングを保持器単位で異ならせることができ、植物の種類等に応じた個別の害虫駆除を行っていくことも可能となる。
【0012】
この浸漬殺虫水耕栽培方式のシステムにおいて、栽培ゾーンが建物の屋上に設置されている場合は、屋上スペースの有効利用を図ることができ、また、植物が太陽光を充分に浴びることができて抗酸化物質の豊かな植物を得ることができ、更に、虫食いのないあるいは少ない体裁良い植物を収穫することができる。のみならず、軽量であるから建物屋上の重量制限を容易にクリアーすることができ、水耕栽培であるから撤去も容易であり、虫食いもないから、屋上緑化を広く普及させていくことが可能となる。
【0013】
また、本発明は、上記の植物自動栽培システムを用いた植物商取引システムを含む。即ち、この商取引システムは、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、前記植物自動栽培システムの栽培ゾーンで栽培されている植物の生育状態を映像で見ることができるようになっていると共に、植物自動栽培システムの栽培ゾーンで栽培されている植物を指定して購入できるようになっているものである。
【0014】
この商取引システムでは、購入を希望する者が、実際に栽培されている植物を映像で確認したうえで、購入をすることができるのであり、植物の購入を、栽培されている状態の植物との関係で行っていくことができる。
【0015】
また、本発明は、上記の植物自動栽培システムを単位栽培器単位で利用する植物栽培利用システムを含む。即ち、この利用システムは、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、単位栽培器の利用の契約を結ぶことができるようになっていると共に、植物栽培ゾーンに設置されている利用栽培器で栽培されている植物の生育状態を映像で見ることができるようになっているものである。
【0016】
この利用システムでは、植物の栽培を希望する者が、栽培自動化システムにおける栽培容器を利用して植物の栽培を行うことができる。しかも、栽培過程における植物の生育状態も遠隔地から視覚的に容易に把握していくことができ、栽培中の植物の管理を容易に行っていくことが可能となる。
【0017】
この利用システムにおいて、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、栽培する植物を選択し、利用する単位栽培器への選択植物の植付けの注文を行うことができるようになっている場合は、現地で植え付ける手間を省けて栽培を容易に開始することができる。
【0018】
また、この利用システムにおいて、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、利用栽培器で栽培されている植物の収穫の注文を行えるようになっている場合は、現地で収穫作業を行う手間を省けて収穫作業を容易に行うことができると共に、自らが栽培管理した植物を入手することができ、野菜や果物などの食用植物の栽培ではこれを食べてこれまでにない満足感にひたることができる。
【0019】
更に、本発明は、この植物栽培利用システムを用いた植物商取引システムをも含む。即ち、この商取引システムは、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、栽培ゾーンの利用単位栽培器で栽培されている植物の生育状態を購入希望者が映像で見ることができるようになっていると共に、この利用単位栽培器で栽培されている植物を購入希望者が指定して購入できるようになっているものである。
【0020】
この商取引システムでは、栽培器利用者に、栽培器利用の金銭的負担を負わせるだけでなく、その負担に見合う収益を挙げるビジネスの機会を提供することができる。しかも、栽培器利用者は、収益を挙げるために質の高い栽培を行うようになり、利用システムから提供される植物の品質を高いものにすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1乃至図3に示す実施形態の植物自動栽培システム1は、ビルなどの建物の屋上19に設置して用いられる水耕栽培式の栽培システムである。この栽培システム1において、2は栽培ゾーン、3は作業場、4…は害虫駆除用の浸漬水槽、5…は単位栽培器としての植物保持器、そして、6が個別搬送設備、7がコントロール部である。
【0023】
植物保持器5は、植物を植え付けるもので、本実施形態では水耕栽培を行うので、図4(イ)(ロ)に示すように、植物の苗10を定植する孔5a…を面内に複数個備えた方形板状のものからなり、その平面サイズは例えば1m四方であり、定植孔5a…は、直交する水平2方向にそれぞれ4つづつ配列され合計16個設けられている。植物の苗10は、保持器5の定植孔5aに対し、根を保持器5の下方に突出させるようにして植え付けるようにすればよい。なお、この植物保持器5には、図4(ハ)に示すような防鳥ネット8や、図4(ニ)に示すような遮蔽ボックス9を取り付けることができるようになっているのもよい。遮蔽ボックス9は、日光を遮蔽して日照時間を調整することにより、例えば冬野菜を夏場につくったりするのに用いられる。
【0024】
栽培ゾーン2は、この保持器5が複数ないしは多数設置され、各単位保持器5…に植えられた植物を育てていくところである。本実施形態の栽培ゾーン2は、水耕栽培用のもので、屋上スラブ19上に水槽12を設置してつくられたものであり、この水槽12は断熱水槽からなっていて、水槽内部は格子状に仕切られ、格子の各目の部分に単位保持器5をセットすることで、水槽内に入れられた水あるいは有機養液で単位保持器5…の植物が水耕栽培されるようになされている。
実施形態では、格子の目が、直交する水平2方向において1方向に14、他方向に15配列され、合計210の単位保持器5…を栽培ゾーン2に設置することができるようになっている。水槽12として断熱水槽を用いることで、建物の屋上の防水層を保護することができる。
【0025】
作業場3は、植物の各種取扱いを行うところである。栽培ゾーン2とは別に、この栽培ゾーン2と隣り合う特定のエリアに設けられている。作業場3での植物の具体的な取扱い内容は、例えば、単位保持器5への植物の植付け作業や生育後の収穫作業を主たるものとするが、その他、必要に応じて、栽培途中における植物の各種手入れなども含まれてよい。
【0026】
個別搬送設備6は、単位栽培器としての保持器5を一つキャッチし、この保持器5を栽培ゾーン2と作業場3とで行き来させることにより、植物の搬送を行うことを役割の一つとするものであり、本実施形態の個別搬送設備6には、レール13と、このレール13に案内されて作業を行う1機又は複数機の作業ロボット14が備えられている。
【0027】
この作業ロボット14は、図2及び図3に示すように、昇降式キャッチャー15の備えられた天部14aと、この天部14aを水槽12の上方所定高さ位置に位置させる脚部14b…とを備え、脚部14b…の下端部をレール13上にのせて移動できるようになされている。
【0028】
レール13は、栽培ゾーン2において、水槽12の周囲壁12a及び水槽12内の格子状の仕切壁12bの上面部分を利用して格子の一方向にのみ平行に延ばされており、作業ロボット14は格子の目を一つ跨ぐようにして脚部14b…がレール13にのせられ、栽培ゾーン2を一方向に往復移動するようになされている。作業ロボット14は、栽培ゾーン2の格子の目内の特定の保持器5の上方において、昇降式キャッチャー15が下降し、保持器5を1つキャッチして水槽12から上昇させ、この上昇状態で保持器5を栽培ゾーン2で移動させていくことができるようになっている。
【0029】
そして、栽培ゾーン2のレール13は、図1に示すように、方向転換レール部16を介して作業場3へと延ばされ、作業ロボット14が栽培ゾーン2と作業場3を方向転換レール部16を介して行き来し、植物保持器5一つ単位での植物の搬送が行われるようになされている。
【0030】
実施形態では、この作業ロボット14に図3に示すようにカメラ17が備えられており、栽培ゾーン2で栽培中の植物を、保持器5一つ単位で撮影していくことができるようになっている。カメラ17は動画撮影用のものであってもよいし静止画撮影用のものであってもよい。
【0031】
更に、本実施形態では、害虫駆除用の浸漬水槽4…も備えられている。この浸漬水槽4は、植物をその根より上の部分をも含めて浸漬することができる深さ寸法を備えており、水槽栽培用の水槽12の深さ寸法よりも大きく設計され、栽培ゾーン2と隣接して、水耕栽培用の水槽12とは別に備えられている。浸漬作業は、上記の個別搬送設備6の作業ロボット14が、栽培ゾーン2と浸漬水槽4とを行きし、浸漬水槽4で、保持器5に保持されている植物の上下方向の全体を浸漬水槽4に浸漬することにより行われる。実施形態では、浸漬水槽4…は、栽培ゾーン2のレール13の延長上に、各列に1つの割合で設置され、作業ロボット14は、直線往復移動の繰り返しによって、その列の保持器5…を一つ単位で、その列の延長上にある浸漬水槽4に浸漬して害虫駆除を行っていくようになされている。
【0032】
コントロール部7は、個別搬送設備6の動作制御や、撮影のためのカメラ17の動作制御、水槽12,4内の液量の制御など、栽培システム1を稼働していく上で必要な各種制御を行うものである。なお、18はポンプ等の関係設備機器である。
【0033】
上記の植物自動栽培システムでは、作業場3で保持器5に植物の苗を定植したのち、この保持器5を作業ロボット14にキャッチさせて栽培ゾーン2の所定の設置位置に設置させることでその植物の栽培を開始することができる。植物の種類は、野菜や果物、観葉植物等、各種植物であってよい。こうして栽培ゾーン2に保持器5を単位とする多くの植物を栽培していくことができる。なお、植物を保持させていない保持器5…は、予め栽培ゾーン2に設置しておくようにしてもよいし、別途保管しておくようにしてもよい。
【0034】
そして、植物の生育過程において、害虫駆除のため、作業ロボット14が栽培ゾーン2の植物を保持器5一つ単位で浸漬水槽4へと搬送し、そこで浸漬水槽4に浸漬して害虫を駆除したのち、保持器5は、栽培ゾーン2のもとの設置場所に戻される。
【0035】
また、栽培過程でカメラ17が栽培ゾーン2の植物を保持器5一つ単位で撮影していき、栽培ゾーン2の植物の状態が、栽培ゾーン2に入り込むことなく遠隔で視覚的に把握され、得られた映像をもとに、手入れの必要な植物や収穫する植物を作業ロボット14で栽培ゾーン2から作業場3へと搬送し、栽培ゾーン2においてではなく作業場3において、植物の手入れや収穫が行われる。
【0036】
このように、上記の栽培システム1によれば、植物の植付けや手入れ、収穫等の取扱いを、栽培ゾーン2内にわざわざ入り込んで行わなくとも、単位保持器5を作業ロボット14によって栽培ゾーン2と作業場3との間で行き来させることにより、作業場3において行うことができ、栽培ゾーン2において、植物を栽培していく上で必要な植物の取扱い作業を労少なく容易に行っていくことができる。
【0037】
しかも、この搬送設備6は、単位保持器5を一つ単位で個別に搬送していくものとなされているから、特定の単位保持器5を搬送する際に他の保持器を動かす必要もなく、搬送に要するエネルギーを小さく抑えて搬送を経済的に行っていくことができる。
【0038】
そして、植付け時期や収穫時期、成長速度等の異なる複数種類ないしは多数種類の植物を同時に栽培していくような場合であっても、植え付けて栽培する植物の種類を単位保持器単位で異ならせるようにすることで、作業ロボット14を用い、特定種類の植物を栽培ゾーン2と作業場3との間で個別に行き来させ、その植物に対する取扱いを、栽培ゾーン2においてではなく、作業場3において行っていくことができ、それら種類の異なる各植物の植付け・栽培管理、収穫等の取扱いを非常に容易に行っていくことができる。作業ロボット14は、単位保持器5を1つ単位で個別搬送するものであるから、特定の単位保持器5の搬送において他の単位保持器の移動を伴うことがなく、栽培ゾーン2と作業場3との間での特定種類の植物の搬送を簡易に行える。
【0039】
更に、作業ロボット14には、栽培ゾーン2の植物を保持器5一つ単位で撮影するカメラ17が備えられているので、このカメラ17で撮影した映像をもとに、その単位保持器5の植物の生育状況を、栽培ゾーン2に入り込むことなく遠隔で、視覚的に把握することができ、栽培途上での植物の手入れの必要性や収穫の時期の管理を労少なく行っていくことができる。特に、複数種類ないしは多数種類の植物を同時栽培するような場合は、各種類の植物の栽培管理をカメラ撮影で労少なく的確に行っていくことができる。カメラ撮影は、例えば、定期的に行わせるようにしながら希望する時にも適宜行えるようになっているとよい。
【0040】
更に、この栽培システムでは、水耕栽培と浸漬による害虫駆除との結び付きにおいて、害虫駆除用の浸漬水槽4を水耕栽培用の水槽12とは別に備えさせ、作業ロボット14が、植物を保持器5一つ単位で個別に栽培ゾーン2の水耕栽培用水槽12と浸漬水槽4とを行き来させて植物の浸漬を行うようになされているから、水耕栽培用水槽12の貯水量を少なくすることができると共に、浸漬水槽4も小さくできてその貯水量を少なくすることができ、本栽培システム1の使用時における全体重量を小さく抑えることができる。これにより、この栽培システム1を設置することのできる場所的な適用範囲を拡大でき、建物屋上に設置するような場合に、その重量制限を容易にクリアーでき、屋上空きスペースの有効利用を図って屋上緑化を広く普及させていくことができる。
【0041】
しかも、土壌を使用しない水耕栽培であり、植物は保持器5に保持させ、作業ロボット14にこの保持器5一つを単位として個別搬送させるようになされているから、搬送設備6は、植物のみを保持した保持器5を搬送しうる程度の能力を備えていればよく、搬送に要するエネルギーを小さく抑えることができる。加えて、浸漬の時期的タイミングを保持器単位で異ならせることができ、植物の種類等に応じた個別の害虫駆除を行っていくことも可能である。
【0042】
なお、上記の実施形態では、建物の屋上に設置される栽培システムの例を示しているが、設置場所に特段の制限はなく、例えば、地面置きのシステムとして構成されてもよい。地面置きのような場合は、建物の屋上のような重量制限もないので、栽培ゾーン2における水耕栽培用水槽12の深さ寸法を大きくして、この水槽12に害虫駆除用の浸漬水槽を兼ねさせるようにしてもよい。また、浸漬水槽4を、収穫時などにおける植物を殺菌、あるいは、洗浄に用いてもよい。要は、何らかの浸漬水槽が備えられているとよく、そのような浸漬水槽を、栽培システムにおいて、害虫駆除、殺菌、洗浄のいずれか少なくとも一つを行う目的で使用するようにするのもよい。また、上記の栽培システムでは、作業ロボット14に個別搬送を行わせる例を示しているが、各種方式の個別搬送設備が用いられてよい。害虫駆除については、浸漬法でなく、その他の駆除法が用いられてもよい。栽培ゾーン2での保持器5…のレイアウトは格子状に限らず、各種レイアウト態様で設置されてよい。また、本発明の栽培システムは、水耕栽培方式に限らず、単位栽培器として、容器に土壌を入れて植物を栽培する形式のものを用い、栽培ゾーン2はこの栽培器を設置する単なるスペースとして構成されていてもよい。また、栽培ゾーン2を建物屋上に設置し、作業場3を屋内などに設置するようにしてもよい。
【0043】
図5に示す実施形態は、上記の植物自動栽培システム1を用いた商取引システムを示している。この商取引システムは、栽培システム1で栽培されている植物を、インターネット網を通じて購入することができるようにしたシステムである。
【0044】
即ち、購入希望者が、パーソナルコンピューターなどの端末器21を用いて、インターネット網22を通じてシステム本体23の提供するホームページにアクセスすると、このホームページを通じて、植物自動栽培システム1の栽培ゾーン2で栽培されている植物の生育状態を映像で見ることができるようになっている。
【0045】
映像は、静止画形式でもよいし動画形式でもよく、また、リアルタイムの映像であってもよいし定期的に撮影した保存映像であってもよい。撮影を行うカメラは植物栽培システム1に備えられており、例えば上記の栽培システム1の場合には、個別搬送設備6の作業ロボット14に備えられたカメラ17を兼用で用いて撮影してもよいし、商取引専用のカメラを栽培システム1に備えさせるようにしてもよい。
【0046】
そして、植物の生育状態を視覚的に把握した購入希望者が、購入の意思決定を行うと、上記のホームページあるいは関連するホームページを通じて購入の手続をすることができるようになっている。購入は、収穫時期にある植物を指定して行うようにしてもよいし、未だ収穫時期にはない植物を先物買いする形式で行われてもよい。販売は、ネット上で、値を付けて行うようにしてもよいし、競りにかけて行うようにしてもよい。
【0047】
この商取引システムによれば、購入希望者は、実際に栽培されている植物を映像で見たうえで、その植物を購入することができ、植物の購入を、実際に栽培されている植物との関係で行っていくことができる。
【0048】
図6(イ)に示す実施形態は、上記の植物自動栽培システム1を単位栽培器単位で利用する植物栽培利用システムを示している。この利用システムは、栽培希望者がインターネット網を通じて栽培システムでの植物の栽培を行うことができるようにしたシステムである。
【0049】
即ち、栽培希望者は、パーソナルコンピューターなどの端末器21を用いて、インターネット網22を通じてシステム本体24の提供するホームページにアクセスすると、このホームページを通じて、植物自動栽培システム1の栽培ゾーン2の設置されている空いた保持器5を知ることができ、その保持器5の利用の契約をそのホームページを通じて結ぶことができるようになっている。利用の契約は、いわゆるリース契約であってもよいし、買い取り契約などであってもよい。
【0050】
利用契約を結んだ後、本実施形態では、栽培希望者は、ホームページを通じて、栽培する植物を選択し、利用する単位保持器5への選択植物の植付けの注文を行うことができるようになっている。栽培する植物の選択は、例えば、図6(ロ)に示すような栽培野菜の選択ページ25を用いて行うことができるようになっていると便利である。栽培植物を選択すると、植物の植付けの注文がシステム本体24に発せされ、栽培システム1において利用保持器5への植物の苗の定植作業が行われ、栽培ゾーン2での栽培が開始される。このように、利用者は端末器21を通じて指示を出しさえすればよい。
【0051】
そして、栽培中、栽培利用者は、植物栽培ゾーン2に設置されている利用保持器5の植物の生育状態を、パソコン等の端末器21を用いることにより、インターネット網22を通じて映像で見ていくことができるようになっており、端末器21を用いて遠隔で自らの栽培している植物の生育状態を視覚的に把握していくことができるようになっている。
【0052】
栽培植物の生育状態が不良である場合には、ホームページを通じて、手入れの指示をシステム本体24に送り、手入れをしてもらえるようにしておくのもよい。
【0053】
そして、映像をもとに、収穫の時期を迎えた時は、利用栽培器で栽培されている植物の収穫の注文を端末器21を用いてインターネット網22を通じて行えるようになっている。
【0054】
このように、この植物栽培利用システムでは、植物の栽培を希望する者が、栽培システム1における保持器5を利用して植物の栽培を実際に行うことができるのであり、しかも、栽培過程における植物の生育状態も遠隔地から視覚的に容易に把握していくことができ、栽培中の植物の管理を容易に行っていくことができる。
【0055】
更に、この栽培利用システムを用いて植物商取引システムに構成するのもよい。即ち、同図6(イ)に示すように、この商取引システムは、インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて栽培ゾーン2の利用単位保持器5で栽培されている植物の生育状態を植物購入希望者が映像で見ることができるようになっていると共に、植物購入希望者が利用単位保持器5で栽培されている植物を指定して購入できるようになっている。この場合に、栽培利用者が栽培植物に値を付けあるいは競りにかけてネット市場で販売するようにするのもよい。
【0056】
この商取引システムでは、栽培利用者に、栽培システム利用の金銭的負担を負わせるだけでなく、その負担に見合う収益を挙げるビジネスの機会を提供することができる。しかも、栽培システム利用者は、収益を挙げるために質の高い栽培を行うようになり、利用システムから提供される植物の品質を高いものにすることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、例えば、植付け時期や収穫時期、成長速度等の異なる複数種類ないしは多数種類の植物を同時に栽培していくような場合であっても、これを労少なく容易に行っていくことができる等の種々の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の植物自動栽培システムの全体平面図である。
【図2】栽培ゾーン等を示す斜視図である。
【図3】同断面側面図である。
【図4】植物保持器を示すもので、図(イ)は平面図、図(ロ)は断面側面図、図(ハ)は防鳥ネットを付けた保持器の断面側面図、図(ニ)は遮蔽ボックスを付けた保持器の断面側面図である。
【図5】植物商取引システムの構成図である。
【図6】図(イ)は商取引兼用の栽培利用システムの構成図、図(ロ)は植物選択ページの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…植物自動栽培システム
2…栽培ゾーン
3…作業場
4…害虫駆除用浸漬水槽
5…植物保持器(単位栽培器)
6…個別搬送設備
12…水耕栽培用水槽
17…カメラ
21…端末器
22…インターネット網
23…システム本体
24…システム本体

Claims (8)

  1. 植物が植え付けられる搬送可能な単位栽培器と、
    単位栽培器が複数ないしは多数設置され、各単位栽培器に植えられた植物を育てる栽培ゾーンと、
    植物の取扱いを行う作業場と、
    単位栽培器を保持し、植物を、単位栽培器単位で個別に栽培ゾーンと作業場とを行き来させる個別搬送設備と
    が備えられている植物自動栽培システムにおいて、
    害虫駆除用の浸漬水槽が備えられ、
    栽培ゾーンが水耕栽培用水槽で構成されていると共に、各単位栽培器が植物保持器からなって植物保持器に保持させた植物をこの水槽で水耕栽培するようになされており、
    前記個別搬送設備が、植物を保持器単位で個別に栽培ゾーンの水耕栽培用水槽と浸漬水槽とを行き来させ、浸漬水槽において保持器の植物を浸漬水槽内に所定の時間浸漬して害虫駆除するようになされ、
    この浸漬害虫駆除法で無農薬栽培が行われるようになされていることを特徴とする植物自動栽培システム。
  2. 栽培ゾーンの植物を単位栽培器単位で撮影するカメラが備えられている請求項1に記載の植物自動栽培システム。
  3. 栽培ゾーンが建物の屋上に設置されている請求項1又は2に記載の植物自動栽培システム。
  4. 請求項1乃至のいずれか一に記載の植物自動栽培システムを用いた植物商取引システムであって、
    インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、前記植物自動栽培システムの栽培ゾーンで栽培されている植物の生育状態を映像で見ることができるようになっていると共に、植物自動栽培システムの栽培ゾーンで栽培されている植物を指定して購入できるようになっている植物商取引システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか一に記載の植物自動栽培システムを単位栽培器単位で利用する植物栽培利用システムであって、
    インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、単位栽培器の利用の契約を結ぶことができるようになっていると共に、植物栽培ゾーンに設置されている利用栽培器で栽培されている植物の生育状態を映像で見ることができるようになっていることを特徴とする植物栽培利用システム。
  6. インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、栽培する植物を選択し、利用する単位栽培器への選択植物の植付けの注文を行うことができるようになっている請求項に記載の植物栽培利用システム。
  7. インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、利用栽培器で栽培されている植物の収穫の注文を行えるようになっている請求項5又は6に記載の植物栽培利用システム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一に記載の植物栽培利用システムを用いた植物商取引システムであって、
    インターネット網を通じてアクセスできるホームページを通じて、栽培ゾーンの利用単位栽培器で栽培されている植物の生育状態を植物購入希望者が映像で見ることができるようになっていると共に、この利用単位栽培器で栽培されている植物を購入希望者が指定して購入できるようになっている植物商取引システム。
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