JP4583535B2 - レーザ溶接方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ溶接方法および装置に関し、一層詳細には、溶接部の酸化を確実に防止することが可能なレーザ溶接方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋼板等のワークにレーザ溶接を施す際には、ワークの溶接部の酸化防止を図るために、ワークにおけるレーザ光の被照射部をシールドガスによって覆わせるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レーザ光の被照射部を連続的に移動させながら溶接を行う場合には、溶接部が高温状態であり、酸素に対する活性が高い状態にあるうちに、溶接部がシールドガスで覆われた領域の外に出てしまう場合がある。このため、溶接部の酸化を確実に防止することができなくなるおそれがある。
【0004】
酸化が生じた溶接部には、酸化皮膜が形成される。この酸化皮膜は、塗装作業によって溶接部上に形成された塗膜の密着性を低下させる原因となる。従って、酸化が生じた溶接部に対しては、塗装作業を行う前に、酸化皮膜を除去する工程が必要となる。
【0005】
すなわち、溶接部に酸化が生じた場合には、溶接および塗装作業の工程数が増加し、これら作業に要するコストが増大するという不都合があった。
【0006】
本発明は、前記の不都合を解決するためになされたものであり、溶接部の酸化を確実に防止することが可能なレーザ溶接方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るレーザ溶接方法は、シールドガスを噴射する主噴射部および副噴射部と、前記主噴射部に形成されて該主噴射部内にシールドガスを導くための給気口と、前記主噴射部内のシールドガスを前記副噴射部内に導くための結合部と、を備えたレーザ溶接装置を使用し、レーザ光をワークの被照射部に照射させる工程と、前記被照射部を連続的に変位させる工程と、レーザ光の照射時に前記被照射部を前記主噴射部から噴射されたシールドガスで覆わせる工程と、前記被照射部の軌跡に沿って形成された溶接部を、前記副噴射部から噴射されたシールドガスによって、前記主噴射部から噴射されたシールドガスと連続的に覆わせる工程と、前記副噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向を前記溶接部に倣わせる工程とを含んでいる(請求項1記載の発明)。
【0008】
このため、主噴射部から噴射されたシールドガスおよび副噴射部から噴射されたシールドガスによって溶接部を確実にシールドし、溶接部に酸化が生じることを確実に防ぐことができる。
【0009】
この場合、前記主噴射部から噴射されるシールドガスが、レーザ光の照射方向と同じ方向に向けて噴射され、前記副噴射部から噴射されるシールドガスが、前記主噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向と略平行に噴射される(請求項2記載の発明)。
【0010】
また、前記副噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度が、前記主噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度よりも大きくてもよい(請求項3記載の発明)。
【0012】
本発明に係るレーザ溶接装置は、レーザ発振器から導入されたレーザ光を収束させてワークに照射するレーザヘッドと、前記レーザヘッドを移動させるレーザヘッド移動機構と、前記レーザヘッドとともに移動しつつ、前記ワークにおけるレーザ光の被照射部を覆わせるようにシールドガスを噴射する主噴射部と、前記レーザヘッドとともに移動しつつ、前記ワークにおける前記被照射部の軌跡に沿って形成された溶接部を前記主噴射部から噴射されたシールドガスと連続的に覆わせるようにシールドガスを噴射する副噴射部と、前記主噴射部に形成されて該主噴射部内にシールドガスを導くための給気口と、前記主噴射部内のシールドガスを前記副噴射部内に導くための結合部と、前記副噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向を前記溶接部に倣わせるべく、該副噴射部を前記レーザヘッドに対して変位させる副噴射部変位機構とを有している(請求項4記載の発明)。
【0013】
このため、主噴射部から噴射されたシールドガスおよび副噴射部から噴射されたシールドガスによって溶接部を確実にシールドし、溶接部に酸化が生じることを確実に防ぐことができる。
【0014】
この場合、前記主噴射部をレーザ光の照射方向と同じ方向に向けてシールドガスが噴射されるように設定し、前記副噴射部を前記主噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向と略平行な方向にシールドガスが噴射されるように設定してもよい(請求項5記載の発明)。
【0015】
また、前記主噴射部および前記副噴射部は、前記副噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度が前記主噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度よりも大きくなるように形成されてもよい(請求項6記載の発明)。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るレーザ溶接方法について、それを実施する装置との関係において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態に係るレーザ溶接装置10の概略的なブロック構成を示している。また、図2は、レーザ溶接装置10を構成するヘッド部12を斜視的に示している。
【0018】
図1および図2に示すように、ヘッド部12は、レーザ照射管14を備えている。また、図1に示すように、このレーザ照射管14の上端部には、図示しない集束光学系等を備えたレーザ収束部16が結合されている。この場合、レーザ発振器20からレーザ収束部16に導入されたレーザ光Lは、レーザ収束部16において収束された後に、レーザ照射管14を通ってワークWの所望の被照射部Aに照射される(図2参照)。すなわち、レーザ照射管14およびレーザ収束部16によって、レーザ光Lを収束させてワークWに照射するレーザヘッドが構成されている。
【0019】
本実施の形態においては、ワークWは鋼板であるが、鉄合金、アルミニウム合金等の金属製材料からなるワークWに本実施の形態を適用することも可能である。また、図3に示すように、ワークWは、例えば、自動車を構成するドア部22であってもよく、特に、ドア部22の前端部の中央部分(図3中、破線で囲まれた領域内の部分)、すなわち、溶接部(レーザ光Lの照射によって溶接が施された部分:ビード)Bが外部に露呈する部分であってもよい。
【0020】
図1および図2に示すように、レーザ照射管14には、ノズル状に形成された主噴射部30が同軸状かつ回転自在に装着されている。主噴射部30の上面部には、モータ32が設けられており、このモータ32の駆動軸に装着されたギア34は、レーザ照射管14に同軸状に固定されたギア36と連結されている。この場合、図1に示すように、ドライバ38からの駆動電流によってモータ32が回転駆動されると、これに伴って、主噴射部30がレーザ照射管14を中心に回転する。すなわち、モータ32およびギア34、36は、主噴射部30および後述する副噴射部50をレーザ照射管14に対して回転させる回転機構を構成している。
【0021】
図1および図2に示すように、主噴射部30の上面部には、給気口40が設けられており、図1に示すシールドガス源42からガス量制御装置44を介してこの給気口40に供給されたシールドガス(アルゴン、ヘリウム、二酸化炭素、窒素等のガス)Gは、主噴射部30の内部を通って、主噴射部30の下端部に形成された主噴射口46から主シールドガスGaとして噴射される。この場合、主噴射口46は、レーザ照射管14の下端部を囲むように形成されており、この主噴射口46からの主シールドガスGaは、レーザ光Lの照射方向と同じ方向に向けて噴射される。
【0022】
また、図1および図2に示すように、主噴射部30には、結合部48を介して副噴射部50が一体的に取り付けられている。図1に示すように、副噴射部50は、結合部48を介して主噴射部30と連通している。また、副噴射部50の下端部には副噴射口52が形成されている。そして、主噴射部30から結合部48を介して供給されたシールドガスGは、この副噴射口52から副シールドガスGbとして噴射される。
【0023】
図1および図2に示すように、副噴射口52からの副シールドガスGbの噴射方向は、主噴射部30の主噴射口46からの主シールドガスGaの噴射方向と略平行となるように設定されている。また、副噴射口52から噴射される副シールドガスGbの広がり角度は、主噴射口46から噴射される主シールドガスGaの広がり角度よりも広角となるように設定されている。すなわち、副噴射口52からの副シールドガスGbは、主噴射口46からの主シールドガスGaよりも広い領域を覆うこととなる。
【0024】
この場合、主噴射部30からの主シールドガスGaおよび副噴射部50からの副シールドガスGbは、連続したシールド領域をワークW上に形成する。なお、主噴射部30からの主シールドガスGaの噴射量および副噴射部50からの副シールドガスGbの噴射量は、ガス量制御装置44において制御されている。
【0025】
結合部48の下面部には、CCDカメラ56が設けられている。このCCDカメラ56の視野は、図2に示す溶接部B上に向けられている。そして、図1に示すように、CCDカメラ56によって得られた溶接部Bの画像情報は、画像認識部58に送られる。
【0026】
ヘッド部12には、レーザヘッド移動機構60を構成するアーム62が連結されている。そして、ヘッド部12は、レーザヘッド移動機構60によって、所望の経路に沿って移動される。
【0027】
レーザ溶接装置10は、システムコントローラ70を備えている。このシステムコントローラ70は、レーザ発振器20、ドライバ38、ガス量制御装置44およびレーザヘッド移動機構60とそれぞれ電気的に接続されており、これらレーザ発振器20、ドライバ38、ガス量制御装置44およびレーザヘッド移動機構60は、システムコントローラ70からの制御信号によって制御されている。
【0028】
また、システムコントローラ70は、画像認識部58と電気的に接続されており、システムコントローラ70には、この画像認識部58を介して、CCDカメラ56からの画像情報が供給される。
【0029】
レーザ溶接装置10は、ティーチングボックス72を備えており、このティーチングボックス72を介して作業者によって入力された動作手順は、システムコントローラ70に供給される。システムコントローラ70は、この動作手順に従ってレーザ発振器20、ドライバ38、ガス量制御装置44、レーザヘッド移動機構60等を制御することによって、ヘッド部12を介して所定の溶接動作を実行させる。
【0030】
次に、以上のように構成されたレーザ溶接装置10による、主に、溶接作業時の動作について説明する。
【0031】
図4は、ヘッド部12の移動経路を平面視的に示している。この図4中、1点鎖線は、ワークWに溶接を施すべき所望の経路Cを示している。この経路Cは、図1に示すティーチングボックス72を介して、作業者によって教示される。
【0032】
図1に示すように、システムコントローラ70からの制御信号に従って、レーザ発振器20からヘッド部12のレーザ収束部16にレーザ光Lが導入されると、このレーザ光Lは、レーザ収束部16において収束された後に、図2に示すワークWの被照射部Aに照射される。なお、レーザ発振器20からのレーザ光Lの出力は、システムコントローラ70からの制御信号によって制御されている。
【0033】
図1および図4に示すように、レーザ光Lの被照射部Aを図4の経路Cに沿って変位させるように、レーザヘッド移動機構60がシステムコントローラ70からの制御信号に従って駆動される。このとき、図2に示すように、被照射部Aの軌跡に沿って、溶接部Bが連続的に形成される。
【0034】
図4に示すように、経路Cが曲線状である場合には、ヘッド部12の移動に伴って、副噴射部50から副シールドガスGbを噴射させる方向を溶接部Bに向けて変更する必要がある。
【0035】
例えば、ヘッド部12が、位置aから位置bまで移動した場合、すなわち、ヘッド部12が右方向にカーブしながら移動した場合には、図1に示すシステムコントローラ70からの制御信号に従ってモータ32を回転させて、副噴射部50を右方向に変位させるようにする。
【0036】
また、ヘッド部12が位置bから位置cまで移動した場合、すなわち、ヘッド部12が左方向にカーブしながら移動した場合には、副噴射部50を左方向に変位させるようにする。
【0037】
この場合、副噴射部50を回転させる角度は、ティーチングボックス72を介して予め設定しておくようにしてもよく、または、ティーチングされた経路Cから自動的に算出するようにしてもよい。さらには、CCDカメラ56で得られた画像に基づく画像処理によって、副噴射部50が溶接部Bを追尾するようにしてもよい。
【0038】
このように、副噴射部50からの副シールドガスGbの噴射方向を溶接部Bに倣わせる(追従させる)ことによって、図2に示すように、被照射部Aおよび該被照射部Aから所定の距離dの範囲内に含まれる溶接部Bは、主シールドガスGaおよび副シールドガスGbで覆われることになる。
【0039】
この場合、距離dは、ヘッド部12を2〜4m/min程度の高速で移動させた場合に、溶接部Bの温度Tが約300℃(好ましくは、298℃)まで低下した後に、溶接部Bが主シールドガスGaおよび副シールドガスGbによるシールド領域の外に出るような距離(例えば、d=0.1m)に設定される。なお、温度T(298℃)は、ワークWを構成する金属(この場合、鉄)の酸素に対する活性が十分に低下する温度である。従って、温度Tは、ワークWを構成する金属の種類に応じて変化することとなる。
【0040】
なお、主シールドガスGaおよび副シールドガスGbは、溶接部Bの冷却にも寄与している。
【0041】
図1および図2に示すように、溶接部Bの画像はCCDカメラ56で撮像され、得られた画像情報は画像認識部58を介してシステムコントローラ70に送られる。そして、この画像情報に基づく溶接部Bの画像が、図示しないモニタ等に表示される。このため、作業者は、この画像から溶接部Bの溶接品質を確認することができる。
【0042】
このように、本実施の形態においては、レーザ光Lの被照射部Aに向けて主シールドガスGaを噴射する主噴射部30に加えて、被照射部Aから所定の距離dの範囲内に含まれる溶接部Bを覆わせるべく、溶接部Bに向けて副シールドガスGbを噴射する副噴射部50を設けるようにしている。
【0043】
このため、溶接部Bは、温度が所定の温度Tまで低下した後に、主シールドガスGaおよび副シールドガスGbによるシールド領域の外に出ることとなる。従って、溶接部Bに酸化皮膜(FeO、Fe2O3、Fe3O4等)が形成されることを確実に防止することができる。この場合、塗装作業によって溶接部B上に形成された塗膜の密着性が低下することがなく、その結果、溶接部Bにおける優れた外観品質および耐食性を得ることができる。
【0044】
また、副噴射部50は、レーザ照射管14と一体的に移動し、溶接部Bが曲線状となっている場合には、溶接部Bの位置の変化に追従すべく、レーザ照射管14に対して変位駆動される。このため、被照射部Aから所定の距離dの範囲内に含まれる溶接部Bを確実にシールドし、溶接部Bに酸化が生じることを確実に防止することができる。
【0045】
この場合、副噴射部50は、レーザ照射管14に対して回転自在な主噴射部30に一体的に装着されている。このため、主噴射部30および副噴射部50をレーザ照射管14に対して回転させるという簡単な動作によって、副噴射部50から副シールドガスGbが噴射する方向を溶接部Bに倣わせる作業を確実に実行させることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係るレーザ溶接方法および装置によれば、主噴射部からの主シールドガスおよび副噴射部からの副シールドガスによって、ワークの溶接部をシールドさせるようにしている。この場合、副噴射部は、溶接部に倣わせるように変位駆動される。このため、溶接部を確実にシールドし、溶接部に酸化が生じることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザ溶接装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレーザ溶接装置を構成するヘッド部を示す斜視図である。
【図3】ワークとしての自動車のドア部を示す平面図である。
【図4】図2のヘッド部の移動経路を示す平面図である。
【符号の説明】
10…レーザ溶接装置 12…ヘッド部
14…レーザ照射管 16…レーザ収束部
20…レーザ発振器 30…主噴射部
32…モータ 34、36…ギア
38…ドライバ 42…シールドガス源
44…ガス量制御装置 46…主噴射口
50…副噴射部 52…副噴射口
56…CCDカメラ 58…画像認識部
60…レーザヘッド移動機構 70…システムコントローラ
72…ティーチングボックス
Claims (4)
- シールドガスを噴射する主噴射部および1つの副噴射部と、
前記主噴射部に形成されて該主噴射部内に酸化防止用のシールドガスを導くための給気口と、
前記主噴射部内のシールドガスを前記副噴射部内に導くための結合部と、を備えたレーザ溶接装置を使用し、
レーザ光をワークの被照射部に照射させる工程と、
前記被照射部を連続的に変位させる工程と、
レーザ光の照射時に前記被照射部を前記主噴射部から噴射されたシールドガスで覆わせる工程と、
前記被照射部の軌跡に沿って形成された溶接部を、前記副噴射部から噴射されたシールドガスによって、前記主噴射部から噴射されたシールドガスと連続的に覆わせる工程と、
前記副噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向を前記溶接部に倣わせる工程と、
を含み、
前記主噴射部から噴射されるシールドガスは、レーザ光の照射方向と同じ方向に向けて前記レーザ光と同軸に噴射され、
前記副噴射部から噴射されるシールドガスは、前記主噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向と略平行に噴射される
ことを特徴とするレーザ溶接方法。 - 請求項1記載のレーザ溶接方法において、
前記副噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度が、前記主噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度よりも大きい
ことを特徴とするレーザ溶接方法。 - レーザ発振器から導入されたレーザ光を収束させてワークに照射するレーザヘッドと、
前記レーザヘッドを移動させるレーザヘッド移動機構と、
前記レーザヘッドとともに移動しつつ、前記ワークにおけるレーザ光の被照射部を覆わせるように酸化防止用のシールドガスを噴射する主噴射部と、
前記レーザヘッドとともに移動しつつ、前記ワークにおける前記被照射部の軌跡に沿って形成された溶接部を前記主噴射部から噴射されたシールドガスと連続的に覆わせるようにシールドガスを噴射する1つの副噴射部と、
前記主噴射部に形成されて該主噴射部内にシールドガスを導くための給気口と、
前記主噴射部内のシールドガスを前記副噴射部内に導くための結合部と、
前記副噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向を前記溶接部に倣わせるべく、該副噴射部を前記レーザヘッドに対して変位させる副噴射部変位機構と、
を有し、
前記レーザヘッドは、収束されたレーザ光を前記ワークに導くレーザ照射管を有し、
前記主噴射部は、前記レーザ照射管に対して同軸に設けられ、且つ、レーザ光の照射方向と同じ方向に向けてシールドガスが噴射されるように設定されており、
前記副噴射部は、前記主噴射部から噴射されるシールドガスの噴射方向と略平行な方向にシールドガスが噴射されるように設定されている
ことを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項3記載のレーザ溶接装置において、
前記主噴射部および前記副噴射部は、前記副噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度が前記主噴射部から噴射されるシールドガスの広がり角度よりも大きくなるように形成されている
ことを特徴とするレーザ溶接装置。
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