JP4582520B2 - 射出成形機の射出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂材料を加熱筒内で溶融して金型の成形キャビティに射出する射出成形機の射出装置に関するものである。
従来、電動式射出成形機の射出装置として、図3、図4に示すように、マシンボディ1上に設置されたベース部2に一体に立設されたフロントプレート3を備え、該フロントプレート3に加熱筒4が、その基端部4aをフロントプレート3に設けた加熱筒挿入用穴3aに挿入して固定され、プッシャープレート5に周方向に回転自在に取り付けられた射出スクリュ6が前記加熱筒4に軸方向に移動自在に挿入され、前記プッシャープレート5に取り付けたボールねじ軸7にフロントプレート3に固定したボールナット8を螺合してなる直線移動機構9を射出用モータにより作動させて、前記プッシャープレート5を前記ベース部2上に設けた一対のリニヤガイド装置10に沿って案内移動させることよって、前記射出スクリュ6を前進移動させ、前記加熱筒4内に射出スクリュの回転によって計量された溶融樹脂を射出ノズル4bから図示しない金型の成形キャビティに射出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図5に示すように、加熱筒11を取り付けたフロントプレート12とその後方に間隔をあけて配置されたリヤプレート13とがマシンボディ1に支持され、フロントプレート12とリヤプレート13に掛け渡した一対のガイドバー14,14に、加熱筒11に挿入された射出スクリュ15が取り付けられたプッシャープレート16を支持させ、該プッシャープレート16にロードセル17を介して取り付けたボールナット18に、前記リヤプレート13に取り付けたボールねじ軸19を螺合させ、該ボールねじ軸19の回転で前記プッシャープレート16を前記ガイドバー14,14に沿って案内移動させることにより、前記加熱筒11内の溶融樹脂を射出ノズル11aから金型の成形キャビティに射出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−38781号公報 特開平5−24083号公報
従来の電動式射出成形機の射出装置の前者のものにおいては、前記リニヤガイド装置10は、通常、そのガイドレール10aを、前記ベース部2上に垂直に植設した2つの位置決めピン10bによって、またはベース部2に設けた凸部ないしは凹部の取付基準面に沿わせて、加熱筒4の軸線に対して平行となるように位置決めをしてベース部2に固定し、該ガイドレール10aにプッシャープレート5の下部に固定したガイド10cをボールを介在させて前記ガイドレール10aに案内させる構成とされている。しかし、前記フロントプレート3の加熱筒挿入用穴3aと前記位置決めピン10bを植設するピン孔もしくは凹、凸部とは、それらの加工部の形状、加工方向が異なっているために、それらを工作機械の同一の加工工程内で加工することができず、別工程で加工することを余儀なくされ、そのため、前記加熱筒挿入用穴3aと前記ピン孔10bや前記基準面を加熱筒4の軸線と前記ガイドレール10aとの平行度が正確に得られるように十分な精度で加工することができない。
この場合には、ガイドレール10aのプッシャープレート5の移動方向における案内精度が低下し、射出スクリュ6を、その軸線を加熱筒4の軸線に一致させて(同芯度が狂うことなく)、加熱筒4に対して移動させることができず、計量時に加熱筒4の内周面に射出スクリュ6の外周面が部分的に接触して異常に摩耗するだけでなく、その接触による発熱によって加熱筒4内の溶融樹脂が炭化する(焼けを起こす)といった弊害が発生するおそれがある。
また、従来の電動式射出成形機の射出装置の後者のものにおいては、プッシャープレート16の後部(加熱筒11と反対側)にロードセル17やボールナット18が取り付けられているために、ガイドバー14,14は、プッシャープレート16の厚さにその移動ストロークを加えた長さより相当長く延長しなければならず、しかもプッシャープレート16に加わる質量が全て作用するため、その下方向への撓みによってプッシャープレート16に取り付けられた射出スクリュ15とフロントプレート12に取り付けられた加熱筒11の軸線の平行度、同芯度が相当狂ってしまい、前記前者の電動式射出成形機の射出装置と同様な問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、加熱筒に対して射出スクリュをその軸線を加熱筒の軸線に正確に一致させて移動させることができ、加熱筒の内周面に射出スクリュの外周面が接触するのを確実に防止し、その接触による弊害を無くすることができる射出成形機の射出装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、装置の製作が容易であり、射出スクリュの作動が円滑に行える射出成形機の射出装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る射出成形機の射出装置は、ベース部に一体に立設されたフロ
ントプレートに加熱筒がその基端部をフロントプレートに設けた加熱筒挿入用穴に挿入し
て固定され、プッシャープレートに周方向に回転自在に取り付けられた射出スクリュが前
記加熱筒に軸方向に移動自在に挿入され、前記プッシャープレートをガイド装置に案内さ
せて移動させることよって前記射出スクリュを前進移動させ、加熱筒内に計量された溶融
樹脂を射出ノズルから金型の成形キャビティに射出する射出成形機の射出装置において、
前記ガイド装置が、前記フロントプレートに前記加熱筒挿入用穴と平行に貫通して設け
た取付穴に一端部を嵌合して固定され、他端部をフロントプレートの後方に離間して前記
ベース部に一体に立設された支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に固定された少なくとも2本のガイドバーと、前記プッシャープレートに前記射出スクリュの軸方向に沿ってあけた貫通穴に装着されて前記ガイドバーに沿って相対的に案内移動されるブッシュとを備えていることを特徴としている。
請求項2に係る射出成形機の射出装置は、請求項1に記載の射出装置において、前記各ガイドバーが、前記フロントプレートの下部において水平面内に間隔をあけて配置され、一端部を一端にボルトで固定されたフランジを介してボルトによってフロントプレートの前面に固定され、他端部を前記支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に嵌入されてボルトで該支持部に固定されていることを特徴としている。
請求項3に係る射出成形機の射出装置は、請求項1に記載の射出装置において、前記ガイドバーは、前記フロントプレートの下部において水平面内に間隔をあけて配置され、一端部がガイドバーに直交して設けたねじ孔にフロントプレートのボルト穴を通して螺合されたボルトでフロントプレートに固定され、他端部が前記支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に嵌入されてボルトで該支持部に固定されていることを特徴としている。
本発明は以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る射出成形機の射出装置によれば、射出スクリュを取り付けた
プッシャープレートを案内移動させるガイドバーの取付穴を、フロントプレートに加熱筒
を取り付ける加熱筒挿入用穴と平行にして、工作機械による同一の加工工程で加工するこ
とができるので、前記取付穴と加熱筒挿入用穴の位置関係を正確にかつ容易に加工するこ
とができる。その結果、前記ガイドバーを加熱筒の軸線に平行度を正確に保ってフロント
プレートに固定することができ、該ガイドバーに沿ってプッシャープレートを移動させる
ことにより、加熱筒に対して射出スクリュをその軸線を加熱筒の軸線に正確に一致させて
移動させることができる。これにより、加熱筒の内周面に射出スクリュの外周面が接触す
るのを確実に防止し、加熱筒の内周面に射出スクリュが接触して摩耗したり、その際発生
する摩擦熱によって加熱筒内の溶融樹脂が炭化する弊害を確実に防止することができると
共に、装置の製作を容易に行うことができる。
しかも、ベース部の後端に設けた支持部の上端でガイドバーを支持して、従来の装置のように、ガイドバーの後端を支持するリヤプレートを設けないので、ガイドバーを可及的に短くすることができて、それに作用する質量による撓みを小さく抑えることができ、この点からも、プッシャープレートによる射出スクリュの加熱筒に対する移動を、加熱筒の軸線に対する同芯度を高めて円滑に行わせることができる。
また、請求項2に係る射出成形機の射出装置によれば、フロントプレートの下部とベース部の後端に設けた支持部の上端でガイドバーを支持して、従来の装置のように、ガイドバーの後端を支持するリヤプレートを設けないので、ガイドバーを可及的に短くすることができて、それに作用する質量による撓みを小さく抑えることができ、この点からも、プッシャープレートによる射出スクリュの加熱筒に対する移動を、加熱筒の軸線に対する同芯度を高めて円滑に行わせることができる。また、前記ガイドバーのフロントプレート、前記支持部やプッシャープレートへの組付け、分解を容易に行うことができる。
また、請求項3に係る射出成形機の射出装置によれば、ガイドバーのフロントプレートへの取付構造が簡単となり、装置の組付け、分解を一層容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る射出成形機の射出装置について図1、図2を参照して説明する。なお、図3、図4に示す従来の電動式射出成形機の射出装置と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図1、図2において、Mは電動式射出成形機(射出成形機)の射出装置である。この射出装置Mは、マシンボディ1の上面に中間プレート1aを介在させて固定ボルト1bで固定されたベース部2を備えている。該ベース部2の前端(一端)にはフロントプレート3が一体に立設され、該フロントプレート3から後方に間隔をあけられているベース部2の後端(他端)には支持部2aが一体に立設されている。そして、前記フロントプレート3の上端には加熱筒取付部3bが一体に設けられており、該加熱筒取付部3bには前後方向(図1で左右方向)に向けて加熱筒挿入用穴3aがあけられている。前記加熱筒取付部3bには、加熱筒4がその基端部4aを加熱筒挿入用穴3aに嵌合されてフランジ4cを介してボルトで着脱可能に取り付けられており、加熱筒4内には射出スクリュ6がその周方向に回転自在に、軸方向に移動自在に挿入されている。
前記フロントプレート3の下部には、一対の取付穴20,20(図1では1つしか図示されていない)が、ベース部2の底面から同一の高さ位置(図1で紙面に垂直な同一水平面内)に図2で左右方向に間隔をあけて平行に配置され、その軸線が前記加熱筒挿入用穴3aの軸線と同一の方向に向け、かつ平行にして設けられている。また、前記支持部2aには、前記取付穴20と軸線(軸心)を一致させて、上側が開口された半円筒形の凹所21が形成されている。前記フロントプレート3と前記支持部2aには、一対のガイドバー22,22が、それらの前端部(一端部)を前記取付穴20,20に嵌合され、後端部(他端部)を前記凹所21に嵌入されている。そして、前記各ガイドバー22,22の前端には円板状のフランジ23がボルト24aで固定されており、該フランジ23が複数のボルト25でフロントプレート3の前面に取り付けられることにより、各ガイドバー22,22の前端部がフロントプレート3に固定され、また、各ガイドバー22,22の後端部(他端部)はそれに直交してあけたボルト穴に上から挿通されたボルト24bで前記支持部2aに固定されている。
前記各ガイドバー22,22には、前記射出スクリュ6を周方向に回転自在に、かつ軸方向への相対移動を止めて支持するプッシャープレート5が支持されている。すなわち、該プッシャープレート5は、その下部の両側に下方へ突出した脚部5a,5aが設けられ、該脚部5a,5aには、前記取付穴20,20に軸線を一致させたブッシュ装着穴(貫通穴)26,26が設けられており、該各ブッシュ装着穴26,26に装着した前後一対の円筒状のブッシュ27,27の内穴が前記ガイドバー22,22に軸方向に摺動自在に嵌合されることにより、前記プッシャープレート5がガイドバー22,22に支持、案内されて、前記加熱筒4(射出スクリュ6)の軸方向に移動するようになっている。
前記ガイドバー22、フランジ23、ボルト24a,24b,25、ブッシュ27等によって前記プッシャープレート5を加熱筒4(射出スクリュ6)の軸方向に沿って案内移動させるガイド装置Gが構成されている。
前記プッシャープレート5上には、可塑化用モータ28と射出用モータ29が固定されており、前記可塑化用モータ28の回転で、プーリ30、タイミングベルト31と射出スクリュ6の基端部に固定したプーリ32とを介して前記射出スクリュ6が回転され、また、射出用モータ29の回転で、プーリ33、タイミングベルト34とボールねじ軸7,7の後端部に固定したプーリ35,35とを介してボールねじ軸7,7が回転され、該ボールねじ軸7,7がフロントプレート3に固定したボールナット8,8(図4参照)に螺合されて移動することにより、前記プッシャープレート5がガイドバー22,22に沿って移動するようになっている。図1中36は樹脂材料を加熱筒4に供給するホッパであり、前記加熱筒取付部3bの上面に固定されている。これらの構成は従来の射出装置の構成と同様である。
前記実施の形態に係る射出成形機の射出装置においては、前記可塑化用モータ28の作動でプーリ30,32とタイミングベルト31を介して射出スクリュ6が回転されて、ホッパ36から供給される樹脂材料が加熱筒4内で可塑化されて加熱筒4の先端部に計量された後に、前記射出用モータ29の作動で回転される一対のボールねじ軸7,7とこれに螺合するボールナット8,8を介して前記プッシャープレート5が前記ガイド装置Gに沿って移動されることにより、計量時に後退された射出スクリュ6が前進移動され、前記加熱筒4内に計量された溶融樹脂が射出ノズル4bから、これに当接された図示しない金型の成形キャビティに射出される。
前記計量時や射出時には、射出スクリュ6を取り付けたプッシャープレート5が、前記加熱筒4の軸線と高い平行度を保って剛性の大きいベース部2に固定して設けた前記ガイド装置Gのガイドバー22,22に沿って案内移動されるので、プッシャープレート5と一緒に移動する射出スクリュ6は、加熱筒4との同芯性が正確に維持され、背圧をかけながらの後退動作と、溶融樹脂を加圧しながらの前進動作が円滑に行われると共に、加熱筒4の内周面に射出スクリュ6の外周面が接触して摩耗したり、その際の摩擦熱で溶融樹脂が炭化したりする支障が防止される。また、従来のように、ガイドバー22の後端を支持するリヤプレートをプッシャープレート5の後方に設けないので、プッシャープレート5の後方に装置の構成部品を張り出して設けた場合であっても、ガイドバー22は、それに合わせて長く延長する必要がなく、プッシャープレート5の移動ストロークを満たす最小長さで足り、これによりプッシャープレート5から受ける荷重による撓みが可及的に小さく抑えられ、プッシャープレート5の移動が円滑に行われる。
以上説明したように、実施の形態に係る射出成形機の射出装置Mは、ベース部2に一体に立設されたフロントプレート3に加熱筒4がその基端部4aをフロントプレート3に設けた加熱筒挿入用穴3aに挿入して固定され、プッシャープレート5に周方向に回転自在に取り付けられた射出スクリュ6が前記加熱筒4に軸方向に移動自在に挿入され、前記プッシャープレート5をガイド装置Gに案内させて移動させることよって前記射出スクリュ6を前進移動させ、加熱筒4内に計量された溶融樹脂を射出ノズル4bから金型の成形キャビティに射出するようにし、前記ガイド装置Gが、前記フロントプレート5に前記加熱筒挿入用穴3aと平行に貫通して設けた取付穴20に前端部を嵌合して固定され、後端部をフロントプレート3の後方に離間して前記ベース部2に一体に立設された支持部2aに固定された2本のガイドバー22,22と、前記プッシャープレート5に前記射出スクリュ6の軸方向に沿ってあけたブッシュ装着穴26,26に装着されて前記ガイドバー22,22に沿って相対的に移動されるブッシュ27,27とを備えた構成とされている。
したがって、実施の形態に係る射出成形機の射出装置Mによれば、射出スクリュ6を取り付けたプッシャープレート5を案内移動させるガイドバー22,22の取付穴20,20を、フロントプレート3に加熱筒4を取り付ける加熱筒挿入用穴3aと平行にして、工作機械による同一の加工工程で加工することができるので、前記取付穴20,20と加熱筒挿入用穴3aの位置関係を正確にかつ容易に加工することができる。その結果、前記ガイドバー22,22を加熱筒4の軸線に平行度を正確に保ってフロントプレート3に固定することができ、該ガイドバー22,22に沿ってプッシャープレート5を移動させることにより、加熱筒4に対して射出スクリュ6をその軸線を加熱筒4の軸線に正確に一致させて移動させることができる。これにより、加熱筒4の内周面に射出スクリュ6の外周面が接触するのを確実に防止し、加熱筒4の内周面に射出スクリュ6が接触して摩耗したり、その際発生する摩擦熱によって加熱筒4内の溶融樹脂が炭化する弊害を確実に防止することができると共に、装置の製作を容易に行うことができる。
また、前記各ガイドバー22,22は、前記フロントプレート5の下部において水平面内に間隔をあけて配置され、前端部が前端にボルト24aで固定されたフランジ23を介してボルト25によってフロントプレート3の前面に固定され、後端部が前記支持部2aの上面に形成された半円筒形の凹所21に嵌入されてボルト24bで該支持部2aに固定された構成とされているので、フロントプレート3の下部とベース部2の後端に設けた支持部2aの上端でガイドバー22,22を支持して、従来の装置のように、ガイドバー22,22の後端を支持するリヤプレートを設けないので、ガイドバー22,22を可及的に短くすることができて、それに作用する質量による撓みを小さく抑えることができ、この点からも、プッシャープレート5による射出スクリュ6の加熱筒4に対する移動を、加熱筒4の軸線に対する同芯度を高めて円滑に行わせることができる。また、前記ガイドバー22,22のフロントプレート3、前記支持部2aやプッシャープレート5への組付け、分解を容易に行うことができる。なお、前記フランジ23はボルト24aによってガイドバー22に結合せずに、ガイドバー22に一体に形成するようにしてもよい。
なお、前記においては、本発明に係る射出成形機の射出装置を、電動式射出成形機の射出装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、油圧式射出成形機の射出装置にも適用することができる。
また、前記プッシャープレート5を案内移動させるガイドバー22を一対設けたが、これに限らず、3本以上設けてもよい。さらに、ガイドバー22は、一端部をその一端に固定したフランジ23を介してボルト25でフロントプレート3に固定したが、これに代えて、図1,図2に鎖線で示すように、ガイドバー22の一端部に直交して一対のねじ孔を水平方向(図2で左右方向)に設け、該ねじ孔にフロントプレート3のボルト穴を通して螺合されたボルト25aでフロントプレート3に固定するようにしてもよく、ガイドバー22の外周部に中心を有しガイドバー22の軸方向に向けたねじ孔を、ガイドバー22とフロントプレート3に跨ってガイドバー22の周方向に1ないし複数個形成し、該ねじ孔に止めねじ25bを螺合させることにより、ガイドバー22の一端部をフロントプレート3に固定するようにしてもよい。このように構成すると、ガイドバー22のフロントプレート3への取付構造が簡単となり、装置の組付け、分解を一層容易に行うことができる。また、前記ブッシュ27は、円筒状の軸受とされ、その内穴をガイドバー22に摺動自在に嵌合させたものとして構成したが、これに限らず、円筒状ケースの内周部に鋼球が保持され、該鋼球を介して前記ガイドバー22,22に移動自在に嵌合されたボールブッシュとして構成してもよく、その場合は、プッシャープレート5の移動抵抗を小さくすることができ、該プッシャープレート5を小さな動力で、円滑にかつ迅速に移動させて、射出スクリュ6による計量、射出動作を効率よく行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る射出成形機の射出装置装置を一部縦断面で示す側面図である。 同じく正面図である。 従来の射出成形機の射出装置の一例を一部縦断面で示す側面図である。 同じく一部縦断面で示す平面図である。 従来の射出成形機の射出装置の他の例を示す側面図である。
符号の説明
1 マシンボディ
2 ベース部
2a 支持部
3 フロントプレート
3a 加熱筒挿入用穴
4 加熱筒
5 プッシャープレート
6 射出スクリュ
7 ボールねじ軸
20 取付穴
21 凹所
22 ガイドバー
23 フランジ
24a、24b、25,25a ボルト
26 ブッシュ装着穴(貫通穴)
27 ブッシュ
G ガイド装置
M 射出装置

Claims (3)

  1. ベース部に一体に立設されたフロントプレートに加熱筒がその基端部をフロントプレートに設けた加熱筒挿入用穴に挿入して固定され、プッシャープレートに周方向に回転自在に取り付けられた射出スクリュが前記加熱筒に軸方向に移動自在に挿入され、前記プッシャープレートをガイド装置に案内させて移動させることよって前記射出スクリュを前進移動させ、加熱筒内に計量された溶融樹脂を射出ノズルから金型の成形キャビティに射出する射出成形機の射出装置において、
    前記ガイド装置は、前記フロントプレートに前記加熱筒挿入用穴と平行に貫通して設けた取付穴に一端部を嵌合して固定され、他端部をフロントプレートの後方に離間して前記ベース部に一体に立設された支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に固定された少なくとも2本のガイドバーと、前記プッシャープレートに前記射出スクリュの軸方向に沿ってあけた貫通穴に装着されて前記ガイドバーに沿って相対的に案内移動されるブッシュとを備えていることを特徴とする射出成形機の射出装置。
  2. 前記各ガイドバーは、前記フロントプレートの下部において水平面内に間隔をあけて配置され、一端部が一端にボルトで固定されたフランジを介してボルトによってフロントプレートの前面に固定され、他端部が前記支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に嵌入されてボルトで該支持部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の射出装置。
  3. 前記ガイドバーは、前記フロントプレートの下部において水平面内に間隔をあけて配置され、一端部がガイドバーに直交して設けたねじ孔にフロントプレートのボルト穴を通して螺合されたボルトでフロントプレートに固定され、他端部が前記支持部の上面に形成された半円筒形の凹所に嵌入されてボルトで該支持部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の射出装置。
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