JP4582368B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量でリサイクル性に富んだスピーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、一般に製造、販売されているスピーカ装置は、その多くがプレート、ヨーク、磁石、コイル(ボイスコイル)、ボビン、ダンパーなどの部品で構成されており、それらの構成部品が全て接着剤で接着、固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、現在の所、従来技術のスピーカ装置は部品のリサイクルを考えて設計、製造されておらず、不要になったスピーカ装置の全ての部品がそのまま廃棄されていた。
【0004】
また、そのスピーカ装置を個々の部品に分解して、一部の部品、例えば、プレート、ヨーク、磁石、キャップをリサイクルしようとしても、接着剤を溶解する溶剤を必要とするものであって、この溶剤又は溶解した際に発生する気体に人体にとって有害なものもあり、このために大気を汚染する危険性があり、リサイクルし難いものである。
【0005】
本発明はこのような課題を解決しようとするものであって、リサイクルができ、その作業性に富み、大気汚染が生じない、しかも軽量のスピーカ装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
それ故、請求項1に記載の発明では、スピーカ装置を、フレームの基部に磁気回路部を設け、該磁気回路部のエアーギャップにコイルを巻回したボビンを配設し、中心部を前記ボビンに接着し、外周部を前記フレームの開口部に接着したコーン型振動板を設けると共に、前記ボビンが嵌合されて接着される嵌合部とネジ挿入孔を有する取付部と端子部とが設けられたダンパーを有し、該ダンパーと前記フレームと前記磁気回路部をネジ止めして取り付けるとともに、前記ネジによって外側プレートをヨークを構成する磁性体に固定し、前記ボビンの内側に、下端面にネジ挿通孔が形成された支柱を備えた整流体が配設されて成り、該整流体を前記ヨーク部側から別のネジによりネジ止めして該ヨークを構成する磁性体に固定するとともに、前記整流体が内側プレートを押えて磁石を前記ヨークを構成する磁性体に押圧固定するようにし、前記課題を解決している。
【0007】
そして請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のスピーカ装置における前記ダンパーが、前記ボビンが嵌合される嵌合孔部と、その嵌合孔部の外側に弾性連結部を介して連結され、複数のネジ挿入孔をそれぞれ有する取付部を設けた外環部と、前記コイルに接続される接続接片を有する端子部とが一体成形して設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のスピーカ装置を、フレームの基部にプレート、ヨーク及び磁石から成る磁気回路部と、その磁気回路部のエアーギャップに配置されて成るコイルを巻回して成るボビンとを配設し、そのボビンと前記フレームの開口にわたってコーン型振動板を配設し、前記ヨークを樹脂磁性体又はゴム製磁性体から構成している。
【0009】
そしてまた、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のスピーカ装置における前記磁石がネオジウムマグネットで構成されていることを特徴とする。
【0010】
更に、請求項5に記載の発明では、請求項3に記載のスピーカ装置における前記磁石が樹脂製磁石又はゴム製磁石で構成されていることを特徴とする。
【0011】
更にまた、請求項6に記載の発明では、請求項3に記載のスピーカ装置における前記磁石が前記ヨーク部に形成された係合部に係合されていることを特徴とする。
【0013】
そして更にまた、請求項に記載の発明では、請求項3に記載のスピーカ装置における前記磁石が前記整流体の支柱に係合されて成ることを特徴とする。
【0014】
従って、請求項1に記載の発明によれば、スピーカ装置を全体として扁平に、かつ軽量に構成でき、そしてスピーカ装置の廃棄時に、容易に分解できて主要部品であるフレーム、磁気回路部の構成磁石及びネジをリサイクルすることができる。
【0015】
そして、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のスピーカ装置の作用効果に加えて、スピーカ装置の構造を簡素化でき、組立を容易にできる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明によれば、スピーカ装置を全体として扁平に、かつ軽量に構成でき、そしてスピーカ装置の廃棄時に、容易に分解できて主要部品であるフレーム、磁気回路部の構成磁石及びネジをリサイクルすることができると共に、磁気結合を効果的に増強することができる。
【0017】
そしてまた、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載のスピーカ装置の作用効果に加えて、磁気結合をより一層効果的に増強することができる。
【0018】
更に、請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載のスピーカ装置の作用効果に加えて、重量をより一層軽量化することができる。
【0019】
更にまた、請求項6に記載の発明によれば、請求項3に記載のスピーカ装置の作用効果に加えて、磁気回路部の組立が容易となる。
【0021】
そして更にまた、請求項に記載の発明によれば、請求項3に記載のスピーカ装置の作用効果に加えて、整流体を容易に位置決めすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を用い、本発明のスピーカ装置を説明する。
【0023】
図1は本発明の第1実施形態のスピーカ装置の正面図、図2は図1に示したスピーカ装置の背面図、図3は図1に示したスピーカ装置のA―A線上における断面側面図、図4は図1に示したスピーカ装置に組み込まれている一構成部品であるダンパーを示していて、同図Aはその平面図、同図Bは同図Aの端子部の断面図、図5は本発明の第2実施形態のスピーカ装置の断面図、図6は本発明の第3実施形態のスピーカ装置の正面図、図7は図6に示したスピーカ装置の背面図、そして図8は図6に示したスピーカ装置のA―A線上における断面側面図である。
【0024】
先ず、図1乃至図4を用いて本発明の第1実施形態のスピーカ装置の構成を説明する。
【0025】
図において、符号1Aは全体として本発明の一実施形態のスピーカ装置を指す。このスピーカ装置1Aは、フレーム10を中心に組み立てられていて、このフレーム10は大口径の円形状開口部11と小口径の円形状基部12とこれらを均等に支持している複数本の支柱13とから構成されてコーン状に開いている構造の樹脂製部材である。なお、13aはフレーム10に部分的に設けられた孔である。
【0026】
フレーム10の基部12の背面には、磁気回路部20が配設されている。この磁気回路部20は磁性材の外側プレート21と内側プレート22と樹脂製磁性体23と磁石24とから構成されている。
【0027】
外側プレート21はその形状がリング状に形成されていて、金属鋼材の磁性体であり、内側プレート22は、外側プレート21と同一の材料、同一の厚さの磁性金属プレートで形成されていて、その外側プレート21と僅かなエアーギャップGを開けて同心円で、そして同一平面を構成するように配設されている。また、外側プレート21の4カ所(図3には2カ所しか示されていない)には45度の等角間隔でネジ挿入孔211が形成されている。
【0028】
そして、これら外側プレート21及び内側プレート22の背後(下面)に、これらに跨って樹脂製磁性体23が配設されている。この樹脂製磁性体23は、例えば、ポリエステル樹脂にフェライトなどの磁性粉を均一に混ぜ合わせて成形されてた磁性体であって、エアーギャップG部に対面する部分で、外側プレート21と内側プレート22とで環状空間Sが形成されるように、外側プレート21及び内側プレート22に対面する部分に環状凹部231が形成されており、また、外側プレート21に対面する外周部内面に複数個の、この実施形態では4個の雌ネジ穴232と、内側プレート22に対面する内周部内面に、前記環状の磁石24を嵌着できる大きさで環状凹部233とこの環状凹部233の底面に複数個の所定の間隔で雌ネジ穴234が形成されている。更にまた、樹脂製磁性体23の中央部のポール235には貫通孔236が開けられている。樹脂製磁性体23はこのような形状に容易に成形できると共に、ヨークが樹脂であるので、大幅に軽量化が図れる。
【0029】
また、磁石24は、例えば、ネオジウムマグネットが用いて好適である。この磁石24にネオジウムマグネットを用いた場合には、磁力が強力であるので、小さい磁石でもエアーギャップGの磁界が大きなものが得られる。
【0030】
磁気回路部20の前記エアーギャップG及び空間Sには、ボイスコイル30を巻回したボビン31が挿入、配設されている。
【0031】
フレーム10の基部12の内側には、ダンパー、例えば、図4に示したようなダンパー40が取り付けられている。このダンパー40は、ボイスコイル30を巻回したボビン31に嵌合される嵌合孔部41とフレーム10の基部12に取り付けられる外環部42とこれらを等角間隔に配置した4本の弾性連結部43a、43b、43c、43dで連結した構造のダンパーであって、外環部42の一側縁に端子部45が形成されており、その端子部45には、図4Aに示したように、金属製の接続接片46が埋め込まれている。嵌合孔部41から弾性連結部43a及び外環部42の一部を通じて端子部45の接続接片46に導線47が配線されている。この接続接片46には、オーディオアンプからの出力端子Tが接続される。また、外環部42の4カ所に45度の等角間隔でネジ挿入孔48を有する取付部49が一体的に設けられている。このダンパー40は、ナイロンなどの樹脂で一体成形されている。
【0032】
この他、本実施形態のスピーカ装置1Aは、全音域を再生するための、例えば、コーネックス(布)製のコーン型振動板50、特に高音域を再生するための高音域用振動板60、音の方向の整流作用を果たし、中央部に円柱71が形成されており、その下端部に雌ネジ72が切られた樹脂製のドーム型キャップ形状の整流体70、雄ネジ80、81、82などの部品から構成されている。
【0033】
次に、前記の各構成部品からなるスピーカ装置1Aの組立方法を説明する。樹脂製磁性体23の内面中央部の環状凹部233にポール235を介して磁石24をはめ込み、4本の雄ネジ80を内側プレート22の内面側から挿入し、樹脂製磁性体23の雌ネジ234にねじ込み、固定する。
【0034】
また、外側プレート21の樹脂製磁性体23の取付側とは反対側の面にダンパー40を位置決めし、ネジ挿入孔48、211に雄ネジ81を挿入し、外側プレート21を挟んでそのダンパー40を樹脂製磁性体23の雌ネジ穴232にねじ込み、固定する。
【0035】
ボビン31はエアーギャップG及び空間Sに挿入、位置決めされ、その上端のコイルの端部はダンパー40の嵌合孔部41に配線されて臨んでいる金属端子46に半田付けする。
【0036】
コーン型振動板50は、その外周部にエッジ51を設け、このエッジ51をフレーム10の外周の開口部11にエマルジョン系ボンドで接着し、他端はボビン31の上端部にエポキシ系ボンドで接着、固定する。
【0037】
また、高音域用振動板60は、その下端(中心側)をボビン31の上端部にエポキシ系ボンドで接着、固定し、その上端(外周縁側)は自由端とする。
【0038】
更にまた、樹脂にて成形された整流体70は、ボビン31の中央部に位置決めし、雄ネジ82を樹脂製磁性体23の中央部に開けられている貫通孔236に挿通し、そして整流体70の雌ネジ72にねじ込んで固定する。
【0039】
本発明のスピーカ装置1Aは、以上のようにネジと接着剤を使い分けて組み立てられている。
【0040】
このように組み立てられたスピーカ装置1Aは、その使命を果たし、リサイクルする場合には、先ず、コーン型振動板50の外周に設けられたエッジ51を引き剥がし、そしてコーン型振動板50をボイスコイル30から引きちぎり、ダンパー40の雄ネジ81を取れる状態にする。
【0041】
その後、前記3種類の雄ネジ80、81、82を外すことにより、フレーム10、外側プレート21、内側プレート22、樹脂製磁性体23、磁石24、整流体70を分解することができる。
【0042】
このように分解することにより、3種類の雄ネジ80、81、82を外すことにより、フレーム10、外側プレート21、内側プレート22、樹脂製磁性体23、磁石24、整流体70をリサイクルすることができ、また、必要によりダンパー40もリサイクルできる。廃棄する部品は焼却処分ができる接着されていたボビン31、コーン型振動板50及び高音域用振動板60だけとなり、廃棄する部品を大幅に削減できる。
【0043】
本発明の実施形態のスピーカ装置は、以上のようなネジを用いた組立構造を採ることにより、組立が容易で、前記の主たる構成部材をリサイクルできる他、接着剤を溶かす溶剤の使用量を大幅に削減することができ、従って、大気の汚染を防止できるので、作業者の健康を守ることができる。
【0044】
また、樹脂製磁性体23を使用したことにより、成形が容易で比較的任意の形状に成形でき、そして軽量化することもできる。
【0045】
更にまた、磁石24をネオジウムマグネットを用いると、小さな磁石でも多くの磁束が得られ、音質の向上を図ることができ、音圧も十分にとれるものになる。
【0046】
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態のスピーカ装置1Bを説明する。
【0047】
この第2実施形態のスピーカ装置1Bは実質的に第1実施形態のスピーカ装置1Aの構成、構造と同一であって、異なる点のみ説明する。その点は、樹脂製磁性体23Bと整流体70Bの構造である。
【0048】
樹脂製磁性体23Bはスピーカ装置1Aにおける樹脂製磁性体23の中央部のポール235を無くし、周縁部237を平板状構造に形成したものである。 また、一方の整流体70Bは、スピーカ装置1Aにおける整流体70の中央部の円柱71の下端部を、内側プレート22を十分に突き抜ける長さにまで延長し、更に、延長部分の脚部71bの直径を上方の脚部71aの直径より小さくした構造の円柱71Bとしたものである。
【0049】
両者をこのような構造で構成することにより、組立時、内側プレート22に対する整流体70Bの位置決めが容易にでき、整流体70Bの円柱71Bに雄ネジ82をねじ込んで整流体70Bと樹脂製磁性体23Bとを固定することができ、また、外側プレート21の下方から雄ネジ81を差し込み、フレーム10の基部12にダンパー40共々ネジ止めすることができる。なお、この場合のダンパー40は、取付部49に金属製の雌ネジ49aをインサート成形しておく構造になっている。
【0050】
このような組立構造を採ることにより、リサイクルのための分解時、コーン型振動板50をフレーム10の開口部11から剥がすことなく雄ネジ81及び雄ネジ82を取り外すことができ、そしてこれらのネジを外すだけで、外側プレート21、内側プレート22、樹脂製磁性体23及び磁石24をフレーム10から切り離すことができ、そして、整流体70を外せることは無論のこと、ボイスコイル30、ダンパー40、コーン型振動板50及び高音域用振動板60を接着されたままの一体で取り出せ、分解作業及び廃棄作業が容易になる。また、円柱71Bを前記のように延長することにより、樹脂製磁性体23の量を削減でき、コストダウンを図ることができる。なお、スピーカ装置1Aの構成部分と同一の構成部分には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
【0051】
次に、図6乃至図8を用いて、本発明の第3実施形態のスピーカ装置1Cを説明する。
このスピーカ装置1Cは前記スピーカ装置1A、1Bに比して部品点数を削減し、組立工数及び分解工数を削減して、製品コスト及びリサイクルコストを低減することを目的に発明したもので、前記整流体70、内側プレート22を無くしたもので、ポール部93とフランジ部91を有するヨーク90と、このフランジ部91とプレート21間にリング状の樹脂製磁性体92を介在させ、この樹脂製磁性体92を磁化させて樹脂磁石としたものである。そしてフランジ部91に複数の雌ネジ穴91aを、樹脂磁石92には複数本のネジ挿入孔92aを形成する。
【0052】
スピーカ装置1Cとして組み立てる場合には、前記のネジ挿入孔92a、雌ネジ穴91a、外側プレート21のネジ挿入孔211、ダンパー40のネジ挿入孔48フレーム10の基部12のネジ挿入孔12aを一直線上に揃え、ダンパー40の方から雄ネジ81を挿入し、その先端部をフランジ91の雌ネジ穴91aにねじ込むことにより磁気回路部20Cを構成したものである。そしてエアーギャップGにボイスコイル30を挿入し、それをダンパー40の嵌合孔部41に固定し、導線47の先端部を接続し、その上端にコーン型振動板50のエッジ51をフレーム10の開口部11に接着することによりスピーカ装置1Cが完成する。
【0053】
リサイクルする場合には、コーン型振動板50のエッジ51をフレーム10の開口部11から引き剥がし、雄ネジ81を抜き取ることで、ボイスコイル30とダンパー40とを取り外すことができ、そしてフレーム10、外側プレート21、ポール90、リング92及び3〜4本の雄ネジ81に容易に分解することができる。
【0054】
なお、第1〜第3の実施形態の樹脂製磁性体23、23B、92に代えて天然ゴムに磁性粉を混入させてゴム製磁性体を使用することもできることは言うまでもなく、ゴム製磁性体も樹脂製磁性体と同様な作用、効果を呈する。
【0055】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のスピーカ装置によれば、従来技術のスピーカ装置と比較して、
1.主要構成部品をリサイクルできる
2.溶剤の使用量を削減でき、それだけ大気の汚染を軽減できる
3.樹脂製磁性体、ゴム製磁性体の使用により、成形が容易で比較的任意の形状にすることができる
4.樹脂製磁性体、ゴム製磁性体を使用することにより、スピーカ装置全体の重量を軽くすることができる
5.前記第2項の効果から作業者の健康を守ることができる
6.樹脂製磁性体とネオジウム磁石とを組み合わせて使用することにより良好な音質、十分な音圧のスピーカ装置を得ることができる
など、数々の優れた効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のスピーカ装置の正面図である。
【図2】図1に示したスピーカ装置の背面図である。
【図3】図1に示したスピーカ装置のA―A線上における断面側面図である。
【図4】図1に示したスピーカ装置に組み込まれている一構成部品であるダンパーを示していて、同図Aはその平面図、同図Bは同図Aの端子部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態のスピーカ装置の断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態のスピーカ装置の正面図である。
【図7】図6に示したスピーカ装置の背面図である。
【図8】図6に示したスピーカ装置のA―A線上における断面側面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C…本発明の各種実施形態のスピーカ装置、10…フレーム、11…フレーム10の開口部、12…フレーム10の基部、20…磁気回路部、21…外側プレート、22…内側プレート、23…樹脂製磁性体、24…磁石、40…ダンパー、45…ダンパー40の端子部、47…導線、50…コーン型振動板、51…コーン型振動板50のエッジ、60…高音域用振動板、70…整流体、71…円柱、80,81,82…雄ネジ、90ポール、91…ポール90のフランジ、92…リング

Claims (7)

  1. フレームの基部に磁気回路部を設け、該磁気回路部のエアーギャップにコイルを巻回したボビンを配設し、中心部を前記ボビンに接着し、外周部を前記フレームの開口部に接着したコーン型振動板を設けると共に、前記ボビンが嵌合されて接着される嵌合部とネジ挿入孔を有する取付部と端子部とが設けられたダンパーを有し、該ダンパーと前記フレームと前記磁気回路部をネジ止めして取り付けるとともに、前記ネジによって外側プレートをヨークを構成する磁性体に固定し、前記ボビンの内側に、下端面にネジ挿通孔が形成された支柱を備えた整流体が配設されて成り、該整流体を前記ヨーク部側から別のネジによりネジ止めして該ヨークを構成する磁性体に固定するとともに、前記整流体が内側プレートを押えて磁石を前記ヨークを構成する磁性体に押圧固定するようにしたことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記ダンパーは、前記ボビンが嵌合される嵌合孔部と、該嵌合孔部の外側に弾性連結部を介して連結され、複数のネジ挿入孔をそれぞれ有する取付部を設けた外環部と、前記コイルに接続される接続接片を有する端子部とを一体成形して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. フレームの基部にプレート、ヨーク及び磁石から成る磁気回路部と、該磁気回路部のエアーギャップに配置されて成るコイルを巻回して成るボビンとを配設し、該ボビンと前記フレームの開口にわたってコーン型振動板を配設し、前記ヨークを樹脂磁性体又はゴム製磁性体から構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  4. 前記磁石がネオジウムマグネットで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. 前記磁石が樹脂製磁石又はゴム製磁石で構成されていることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ装置。
  6. 前記磁石が前記ヨーク部に形成された係合部に係合されていることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ装置。
  7. 前記磁石が前記整流体の支柱に係合されて成ることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ装置。
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