JP4582348B2 - 整流平滑回路の実装構造およびその組立方法 - Google Patents

整流平滑回路の実装構造およびその組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器などにおける整流平滑回路の実装構造に関する。
図11に、一般的な正負電源における整流平滑回路の電気回路図を示す。整流平滑回路は、整流回路20と平滑回路30とを含む。整流回路20は、ブリッジダイオードD、D、D含む。それぞれ入力端21,22を介してセンタータップ型トランス(図示せず)と接続されており、そのセンタータップ型トランスからそれぞれ異なる交流電圧が供給され、交流電圧を整流して正負の整流電圧+Vr、−Vrを平滑回路30へ出力する。ここで、異なる交流電圧とは、平滑回路30の後段に接続される回路の動作状態(通常動作状態、スタンバイ状態など)に応じて、その後段の回路に供給されるべき直流電圧を整流平滑回路から得るために必要な交流電圧である。平滑回路30は、正電圧用の平滑コンデンサC1および負電圧用の平滑コンデンサC2を含み、整流電圧+Vr、−Vrを平滑し、正負の平滑電圧+Vo、−Voを出力する。正電圧用の平滑コンデンサC1および負電圧用の平滑コンデンサC2は直列に接続され、その接続中点Aは接地されている。なお、センタータップ型トランスのセンタータップも接地される。
このような整流平滑回路においては、整流回路20と平滑回路30との接続間隔を短くすればするほど、整流回路20から発生するノイズを平滑回路30で効率良く除去することができ、特に、オーディオ機器においては、音質面で有利であることが一般的に知られている。しかし、上述のように整流回路20に複数のブリッジダイオードを必要する場合や、整流回路20の発熱に対して巨大なヒートシンクを必要とする場合、整流回路20と平滑回路30との接続距離を短くし、ヒートシンクを放熱効率の良い箇所に配置することが困難であるという問題がある。また、整流回路20と平滑回路30とを基板の裏表に実装することによって、整流回路20と平滑回路30との接続距離を短くすることができるが、基板の裏表に回路を実装しなければならないので、製造効率やメンテナンス性が悪化するという問題がある。
特開平06−005779号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、整流回路と平滑回路との接続間隔を短くでき、さらには、製造効率やメンテナンス性の優れた整流平滑回路の実装構造およびその組立方法を提供することにある。
本発明の好ましい実施形態による整流平滑回路の実装構造は、筐体と、1または複数のブリッジダイオードを含み、交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路が実装される整流回路基板と、該ブリッジダイオードから発生する熱を放熱する放熱板と、1または複数の平滑コンデンサを含み、整流電圧を平滑して直流電圧を出力する平滑回路が実装される平滑回路基板と、該整流回路から出力される整流電圧を該平滑回路へ入力する第1および第2の接続端子とを備え;該ブリッジダイオードが、整流回路基板と平行になるように、該ブリッジダイオードのリード端子が略直角に折り曲げられた状態で整流回路基板に実装され、該放熱板の一方の面に該ブリッジダイオードがネジ止めされ、該整流回路基板および該平滑回路基板が、それぞれ半田面が所定の間隔を有して対向するように、該第1および第2の接続端子とネジ止めまたは半田付けによって固定され、該放熱板の他方の面が該筐体の底面にネジ止めされる。
さらに好ましい実施形態においては、上記整流回路基板が、上記ブリッジダイオードに接続されて整流電圧を出力する整流電圧出力パターンを半田面に有し;上記平滑回路基板が、上記平滑コンデンサに接続されて直流電圧を出力する直流電圧出力パターンを半田面に有し;上記第1および第2の接続端子が、該整流電圧出力パターンに接続されるように上記整流回路基板にネジ止めされる取付部と、該直流電圧出力パターンに接続されるように上記平滑回路基板に半田固定される脚部とを有し;該脚部が、実装される際に平滑回路基板に係止される段部を有し、該取付部と該段部との距離が所定の間隔に規定される。
さらに好ましい実施形態においては、上記放熱板に複数の第2の貫通孔が規定され、上記整流回路基板が、該第2の貫通孔から挿入されたネジによって、上記平滑回路に半田固定された上記第1および第2の接続端子にネジ止めされる。
本発明の好ましい実施形態による整流平滑回路の組立方法は、リード端子が略直角に成形された1または複数の該ブリッジダイオードを含む整流回路を整流回路基板に実装する工程と、複数の平滑コンデンサを含む平滑回路を平滑回路基板に実装する工程と、該整流回路基板の半田面側から該整流回路基板に規定される第1の貫通孔を挿入させたネジによって、放熱板を該ブリッジダイオードに取り付ける工程と、該整流回路から出力される整流電圧を該平滑回路へ入力する第1および第2の接続端子を、該平滑回路基板の半田面に規定される、該平滑コンデンサに接続されて直流電圧を出力する直流電圧出力パターンに取り付ける工程と、該整流回路基板の半田面に規定される、該ブリッジダイオードに接続されて整流電圧を出力する整流電圧出力パターンを、該第1および第2の接続端子に、該整流回路基板および該平滑回路基板の半田面が所定の間隔を有して対向するように取り付ける工程と、を含む。
本発明によれば、整流平滑回路において、整流回路が実装される整流回路基板と、平滑回路が実装される平滑回路基板とを、所定の間隔を有して対向させ、接続端子によって、機械的に固定し、整流回路と整流回路とを電気的に接続することによって、整流回路と平滑回路との接続距離を短くすることができ、整流回路から発生するノイズを平滑回路で効率良く除去することができる。また、整流回路基板、平滑回路基板、接続端子、ブリッジダイオード、放熱板、および筐体は、それぞれネジ止めまたは半田付けによって機械的に固定されるので、整流平滑回路が振動することを防止することができ、組立効率やメンテナンス性も向上する。さらには、ブリッジダイオードの接続端子が略直角にフォーミングされて整流回路基板と平行に実装され、そのブリッジダイオードに対して放熱板が取り付けられ、その放熱板を筐体に取り付けることで、平滑回路基板と筐体との間のデッドスペースを有効利用でき、筐体内において、整流平滑回路の設置スペースを小さくすることができる。また、放熱板を筐体の底面に取り付けているので、筐体そのものを放熱器として利用することができ、また、筐体の天井面に熱放射されることを軽減できる。
以下、本発明の好ましい実施形態による整流平滑回路の実装構造ついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を援用する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による整流平滑回路の実装構造の、90度異なる方向から見たときの側面図である。
本発明に係る整流平滑回路の実装構造は、筐体100と、整流回路が実装される整流回路基板200と、平滑回路が実装される平滑回路基板300と、当該整流回路と平滑回路とを電気的に接続する接続端子400、400とを有する。接続端子400は、整流回路基板200の半田面200bと平滑回路基板300の半田面300bとが所定の間隔L(詳細は後述)を有して対向するように機械的に固定する。整流回路は、整流回路基板200の実装面200a側にブリッジダイオードD、D、Dを有し、センタータップ型トランス(図示せず)から入力される交流電圧を整流する。平滑回路は、平滑回路基板300の実装面300a側に平滑コンデンサC、Cを有し、接続端子400、400を介して整流回路から入力される整流電圧を平滑する。ここで、実装面200a、300aとは、部品(ブリッジダイオードD、平滑コンデンサCなど)が実装される基板面のことであり、また、半田面200b、300bとは、パターンが配線され、部品を整流回路基板200および平滑回路基板300に取り付けるために半田付けするための面のことである。また、本発明に係る整流平滑回路の実装構造は、ブリッジダイオードDから発生する熱を放熱する放熱板500をさらに備え、一方の面がブリッジダイオードDに取り付けられ、他方の面が筐体100の底面100bに接するようにネジ止めされる。
図2は、整流回路基板200に実装されるブリッジダイオードDを示す平面図および側面図である。ブリッジダイオードDは、交流電圧入力用のリード端子Da、Dbと、整流電圧出力用のリード端子Dc、Ddとを有し、図2に示すように、リード端子Da〜Ddは、整流回路基板200に平行に実装することができるように、90度にフォーミングされている。また、ブリッジダイオードDは、放熱板500を取り付けるための挿通孔Deが規定されている。
図3は、ブリッジダイオードD、D、Dが実装された整流回路基板200を実装面200aから見たときの平面図である。整流回路基板200の半田面200bには、パターン201a〜201d、201a〜201d、201a〜201dが配線されている。パターン201a、201bは、交流入力用のパターンであり、これらを介して、センタータップ型トランス(図示せず)からブリッジダイオードD、D、Dのそれぞれに、異なる交流電圧が供給される。また、パターン201c、201dは、整流電圧出力用のパターンであり、これらを介して、ブリッジダイオードDから出力される整流電圧が出力される。
図3に示すように、パターン201a〜201d、201a〜201d、201a〜201dそれぞれには、整流回路基板200を貫通するスルーホール207が規定されている。パターン201aに規定されるスルーホール207には、ブリッジダイオードDの交流電圧入力用のリード端子Daが挿入され、パターン201bに規定されるスルーホール207には、ブリッジダイオードDの交流電圧入力用のリード端子Dbが挿入され、パターン201cに規定されるスルーホール207には、ブリッジダイオードDの整流電圧出力用のリード端子Dcが挿入され、パターン202dに規定されるスルーホール207にはブリッジダイオードDの整流電圧出力用のリード端子Ddが挿入されて、整流回路基板200に半田付けされる。
隣接するパターン201c、201c、201cは、ジャンパー線(図示せず)によって互いに電気的に接続され、また、隣接するパターン201d、201d、201dも、ジャンパー線(図示せず)によって互いに電気的に接続される。さらに、図3に示すように、パターン201c、201c、201cの内の一つのパターン201cと、パターン201d、201d、201dの内の一つのパターン201dとのそれぞれに、整流回路基板200を貫通する挿通孔209が規定される。この挿通孔209、209に、後述する接続端子400、400がネジ止めされる。つまり、挿通孔209が規定されたパターン201cおよび201dが整流回路の出力端となり、挿通孔209が規定されたパターン201dから正の整流電圧+Vrが出力され、挿通孔209が規定されたパターン201cから負の整流電圧−Vrが出力される。
また、整流回路基板200には、放熱板500をブリッジダイオードD、D、Dにネジ止めするために、ネジ600を挿通させる挿通孔210、210、210が規定される。
図4は、放熱板500を示す平面図である。放熱板500は、板形状を有し(図1参照)、整流回路基板200と平行に、ブリッジダイオードD、D、Dに取り付けられる。放熱板500は、ネジ孔501、501、501が規定されており、ブリッジダイオードD、D、Dにネジ止めされる。放熱板500をブリッジダイオードDに取り付けるためのネジ601(図1参照)は、整流回路基板200に規定される挿通孔210に挿通され、そして、ブリッジダイオードDに規定される貫通孔Deに挿通され、放熱板500のネジ孔501に取り付けられる。また、放熱板500には、筐体100にネジ止めするためのネジ孔502、502、502、502が規定されている。ブリッジダイオードD、放熱板500、およびジャンパー線が実装された整流回路基板200を実装面200aを筐体100と対向させて、放熱板500を筐体100の底面100aに、筐体100の外側からネジ602(図1参照)によりネジ止めする。さらに、放熱板500には、後述する接続端子400、400を整流回路基板200に取り付けるためのネジ603(図1参照)を挿通させる挿通孔503、503が規定されている。
図5は、平滑回路基板300を半田面300bから見たときの平面図である。平滑回路基板300の半田面300bには、直流電圧出力用のパターン301、301が配線されている。また、平滑回路基板300には、平滑回路基板300を貫通するスルーホール304、304、304、304がそれぞれに規定されており、スルーホール304には後述する接続端子400の脚部402が挿入されて半田付けされる。スルーホール304、304、304、304の内少なくとも1つがパターン301上に規定され、そのスルーホール304に脚部402が取り付けられた際に、接続端子400がパターン301と電気的に接続される。本実施例においては、3つのスルーホール304、304、304がパターン301上に規定されている。また、パターン301、301は、平滑回路基板300を貫通するスルーホール305がそれぞれに規定されている。さらに、平滑回路基板300の半田面300bには、接地され且つセンタータップ型トランスのセンタータップに接続され、コンデンサC、Cを直列に接続するパターン302が配線されている。このパターン302には、スルーホール306、306が規定されている。これらのスルーホール305およびスルーホール306に、平滑コンデンサCのリード端子Caおよびリード端子Cb(図1参照)が実装面300a側から挿入されて、半田面300b側で半田付けされる。整流回路基板200の整流回路から出力された整流電圧が、接続端子400、400を介して平滑回路へ入力され、平滑コンデンサC、Cによって平滑され、直流電圧として出力される。直流電圧は、例えば、パターン301、301に出力端子などを取り付けて後段の回路(図示せず)へ出力する。
図6は、取付端子400を示す斜視図である。接続端子400は、導電性材料によって形成され、整流回路基板200の整流回路と平滑回路基板300の平滑回路とを電気的に接続する。また、接続端子400は、整流回路基板200の半田面200bと平滑回路基板300の半田面300bとが所定の間隔L(図1参照)を有して対向するように機械的に固定する。ここで所定の間隔Lとは、平滑回路基板300に実装された部品の端子(例えば、平滑コンデンサCのリード端子Ca、Cb)が半田面300bから突出している長さ以上のことを示し、本実施例においては6.2ミリである。図6に示すように、接続端子400は、整流回路基板200に取り付けるための取付部401と、平滑回路基板300に取り付けられる脚部402、402、402、402とを有する。取付部401はネジ孔401aが規定されており、整流回路基板200の実装面200a側から挿通孔209を挿通させたネジ600がネジ孔401aに取り付けられる。これにより、端子400が、整流回路基板200に規定される整流電圧出力用のパターン201cおよび201dと電気的に接続される。また、接続端子400は、脚部402、402、402、402が、平滑回路基板300に規定されるスルーホール304、304、304、304に、半田面201b側から挿入されて半田付けによって取り付けられる。これにより、端子400が、平滑回路基板300に規定される直流電圧出力パターン301と電気的に接続される。また、脚部402は、図6に示すように、取付部401との距離が所定の距離Lに規定される段部403を有し、脚部402がスルーホール304に挿入された際に、この段部403が平滑回路基板300に係止される。これにより、整流回路基板200に接続端子400を取り付けた際に、取付部401が平滑回路基板300から所定の間隔Lを有し、その結果、整流回路基板200と平滑回路基板300とが所定の間隔Lを有して固定される。
次に、本発明に係る整流平滑回路の実装構造に関して、図7〜10を参照し、組み立て手順に沿って説明する。
図7は、整流回路基板200に実装されたブリッジダイオードDに放熱板500を取り付ける手順を示す整流回路基板200の側面図である。図8は、平滑回路基板300に接続端子400を取り付ける手順を示す平滑回路基板300の側面図である。図9は、整流回路基板200と平滑回路基板300とを接続端子400によって接続固定する手順を示す整流平滑回路の側面図である。図10は、整流平滑回路を筐体100の底面100aに取り付ける際の手順を示す整流平滑回路の側面図である。
まず、リード端子Da〜Ddが90度にフォーミングされたブリッジダイオードD、D、Dを整流回路基板200の実装面200a側に実装し、平滑回路基板300の実装面300a側に平滑コンデンサC、Cを実装する(図示せず)。
次に、ネジ601を、整流回路基板200の半田面200b側から、整流回路基板200に規定される挿通孔210およびブリッジダイオードDに規定される挿通孔Deに挿通させ、放熱板500に規定されるネジ孔501に螺合させることによって、ブリッジダイオードDを放熱板500にネジ止めする(図7)。また、平滑回路基板300の半田面300b側から、スルーホール304、304、304、304に接続端子400の脚部402、402、402、402を挿入し、半田付けにて取り付ける(図8)。
次に、整流回路基板200の半田面200bと平滑回路基板300の半田面300bとを対向させる。そして、放熱板500に規定される挿通孔503および整流回路基板200に規定される挿通孔209にネジ603を挿通させ、接続端子400に規定される取付部401のネジ孔401aにネジ止めする(図9)。そして、放熱板500の、ブリッジダイオードDが取り付けられた面とは逆側の面を筐体100の底面100aに接するように配置してネジ止めする(図10)。なお、放熱板500をブリッジダイオードDに取り付けるために用いたネジ600が、放熱板500を突き抜けて突出しているが、底面100aが孔(図示せず)を規定するなどにより、放熱板500が底面100aに密着することができる。これにより、整流回路基板、平滑回路基板、接続端子、放熱板、および筐体はそれぞれネジによって固定されるので、組立効率やメンテナンス性が向上できる。
以上、本発明に係る整流平滑回路の実装構造またはその組立方法は、整流回路が実装される整流回路基板と、平滑回路が実装される平滑回路基板とを、所定の間隔を有して対向させ、接続端子によって、機械的に固定し、整流回路と整流回路とを電気的に接続することによって、整流回路と平滑回路との接続距離を短くすることができ、整流回路から発生するノイズを平滑回路で効率良く除去することができる。また、整流回路基板と平滑回路基板とが接続端子で機械的に固定されるので、振動を抑制することができる。
さらに、本発明に係る整流平滑回路の実装構造においては、ブリッジダイオードの接続端子が略直角にフォーミングされて整流回路基板と平行に実装され、そのブリッジダイオードに対して放熱板が取り付けられ、その放熱板を筐体に取り付けることで、平滑回路基板と筐体との間のデッドスペースを有効利用でき、筐体内において、整流平滑回路の設置スペースを小さくすることができる。さらには、整流回路基板、平滑回路基板、接続端子、ブリッジダイオード、放熱板、および筐体は、それぞれネジ止めまたは半田付けによって機械的に固定されるので、整流平滑回路が振動することを防止することができ、組立効率やメンテナンス性も向上する。また、放熱板を筐体の底面に取り付けているので、筐体そのものを放熱器として利用することができ、また、筐体の天井面に熱放射されることを軽減できる。
また、本実施例において、3つのブリッジダイオードを含む整流回路を例に説明したが、整流回路がブリッジダイオードを1つだけ含むようにしても良い。
また、本実施例においては、接続端子の取付部を整流回路基板に取り付け、脚部を平滑回路基板へ取り付けるようにしたが、逆に、接続端子の取付部を平滑回路基板に取り付け、脚部を整流回路基板へ取り付けるようにしても良い。
また、本実施例において、平滑回路基板に取り付けられた接続端子に整流回路基板をネジ止めしやすいように、ネジを挿入する貫通孔を放熱板に規定したが、放熱板が小さくても良い場合、つまり、接続端子に整流回路基板をネジ止めする際のネジの軸上に放熱板が重なり合わない場合には、放熱板に整流回路基板を接続端子にネジ止めするための貫通孔を規定しなくても良い。
また、本実施例において、放熱板が単純な板形状を有するものとして説明したが、その限りではなく、ブリッジダイオードを取り付けることができ、かつ、筐体に取り付けることができれば良く、フィンを有するヒートシンクなどでも良い。好ましくは、筐体内において整流平滑回路の設置スペースを小さくするために、単純な板形状の放熱板を用いて、筐体と整流回路基板との間の空間を小さくする。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の整流平滑回路の実装構造は、あらゆる用途の電子機器に用いられ得る。特に、オーディオ機器の電源回路に好適に用いられる。
本発明の好ましい実施形態による整流平滑回路の実装構造の、90度異なる方向から見たときの側面図である。 本発明の好ましい実施形態における、整流回路基板に実装されるブリッジダイオードを示す平面図および側面図である。 本発明の好ましい実施形態における、ブリッジダイオードが実装された整流回路基板を実装面から見たときの平面図である。 本発明の好ましい実施形態における、放熱板示す平面図である。 本発明の好ましい実施形態における、半田面から見たときの平滑回路基板の平面図である。 本発明の好ましい実施形態における、取付端子を示す斜視図である。 本発明の好ましい実施形態における、整流回路基板に実装されたブリッジダイオードに放熱板を取り付ける手順を示す整流回路基板の側面図である。 本発明の好ましい実施形態における、平滑回路基板に接続端子を取り付ける手順を示す平滑回路基板の側面図である。 本発明の好ましい実施形態における、整流回路基板と平滑回路基板とを接続端子によって接続固定する手順を示す整流平滑回路の側面図である。 本発明の好ましい実施形態における、整流平滑回路を筐体の底面に取り付ける際の手順を示す整流平滑回路の側面図である。 正負電源における整流平滑回路を示す電気回路図である。
符号の説明
100 筐体
100a 底面
200 整流回路基板
200a 実装面
200b 半田面
201a、201b、201c、201d パターン
207 スルーホール
209、210 挿通孔
300 平滑回路基板
300a 実装面
300b 半田面
301、302 パターン
304、305、306 スルーホール
400 接続端子
401 取付部
401a ネジ孔
402 脚部
403 段部
500 放熱板
501、502 ネジ孔
503 挿通孔
601、602、603 ネジ
D ブリッジダイオード
C 平滑コンデンサ

Claims (3)

  1. 筐体と、
    1または複数のブリッジダイオードを含み、交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路が実装される整流回路基板と、
    該ブリッジダイオードから発生する熱を放熱する放熱板と、
    1または複数の平滑コンデンサを含み、整流電圧を平滑して直流電圧を出力する平滑回路が実装される平滑回路基板と、
    該整流回路から出力される整流電圧を該平滑回路へ入力する第1および第2の接続端子とを備え;
    該ブリッジダイオードが、整流回路基板と平行になるように、該ブリッジダイオードのリード端子が略直角に折り曲げられた状態で整流回路基板に実装され、
    該放熱板の一方の面に該ブリッジダイオードがネジ止めされ、
    該整流回路基板および該平滑回路基板が、それぞれ半田面が所定の間隔を有して対向するように、該第1および第2の接続端子とネジ止めまたは半田付けによって固定され、
    該放熱板の他方の面が該筐体の底面にネジ止めされ
    前記放熱板に複数の第2の貫通孔が規定され、
    前記整流回路基板が、該第2の貫通孔から挿入されたネジによって、前記平滑回路に半田固定された前記第1および第2の接続端子にネジ止めされる、整流平滑回路の実装構造。
  2. 筐体と、
    1または複数のブリッジダイオードを含み、交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路が実装される整流回路基板と、
    該ブリッジダイオードから発生する熱を放熱する放熱板と、
    1または複数の平滑コンデンサを含み、整流電圧を平滑して直流電圧を出力する平滑回路が実装される平滑回路基板と、
    該整流回路から出力される整流電圧を該平滑回路へ入力する第1および第2の接続端子とを備え;
    該ブリッジダイオードが、整流回路基板と平行になるように、該ブリッジダイオードのリード端子が略直角に折り曲げられた状態で整流回路基板に実装され、
    該放熱板の一方の面に該ブリッジダイオードがネジ止めされ、
    該整流回路基板および該平滑回路基板が、それぞれ半田面が所定の間隔を有して対向するように、該第1および第2の接続端子とネジ止めまたは半田付けによって固定され、
    該放熱板の他方の面が該筐体の底面にネジ止めされ
    前記整流回路基板が、前記ブリッジダイオードに接続されて整流電圧を出力する整流電圧出力パターンを半田面に有し;
    前記平滑回路基板が、前記平滑コンデンサに接続されて直流電圧を出力する直流電圧出力パターンを半田面に有し;
    前記第1および第2の接続端子が、
    該整流電圧出力パターンに接続されるように前記整流回路基板にネジ止めされる取付部と、
    該直流電圧出力パターンに接続されるように前記平滑回路基板に半田固定される脚部とを有し;
    該脚部が、実装される際に平滑回路基板に係止される段部を有し、
    該取付部と該段部との距離が所定の間隔に規定される;整流平滑回路の実装構造。
  3. リード端子が略直角に成形された1または複数の該ブリッジダイオードを含む整流回路を整流回路基板に実装する工程と、
    複数の平滑コンデンサを含む平滑回路を平滑回路基板に実装する工程と、
    放熱板の一方の面に該ブリッジダイオードを取り付ける工程と、
    該整流回路から出力される整流電圧を該平滑回路へ入力する第1および第2の接続端子を、該平滑回路基板の半田面に規定される、該平滑コンデンサに接続されて直流電圧を出力する直流電圧出力パターンに取り付ける工程と、
    該整流回路基板の半田面に規定される、該ブリッジダイオードに接続されて整流電圧を出力する整流電圧出力パターンを、該第1および第2の接続端子に、該整流回路基板および該平滑回路基板の半田面が所定の間隔を有して対向するように取り付ける工程と、を含む整流平滑回路の組立方法。
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