JP4581313B2 - エレベータのリニアモータ支持装置 - Google Patents
エレベータのリニアモータ支持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4581313B2 JP4581313B2 JP2001299902A JP2001299902A JP4581313B2 JP 4581313 B2 JP4581313 B2 JP 4581313B2 JP 2001299902 A JP2001299902 A JP 2001299902A JP 2001299902 A JP2001299902 A JP 2001299902A JP 4581313 B2 JP4581313 B2 JP 4581313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear motor
- elevator
- support device
- hoistway
- motor support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータ駆動方式のエレベータにおけるリニアモータの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提案されているリニアモータ駆動方式のエレベータは図2に示す通りである。即ち、昇降路1の壁2には、それぞれ上下方向に沿って複数の一次コイル3が配列されるとともに、上下方向に延びるレール4が設けられている。このレール4に沿って昇降路1内を昇降するかご5の側面には、それぞれ複数の永久磁石6が一次コイル3に対向するように設けられている。
【0003】
このようなロープレスリニアモータエレベータでは、一次コイル3及び永久磁石6により同期式リニアモータが構成されており、このリニアモータの推進力によりかご5がレール4に沿って昇降する。そして、最近では図3に示すように入り組んだ形状のリニアモータが構成されて、大きな推進力が得られるように考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、昇降路壁2に設けられた一次コイル3には推進力に対する反発力が頻繁にかかることから、支持を確実(図3では櫛上の剛体7で支持されている)に行なわなければならず、又リニアモータ特有の一次コイル3と永久磁石6とのギャップ調整も正確に行なう必要があるなど、一般的にこのリニアモータ支持構造が大掛かりで複雑になってしまうきらいがあった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、極めて簡単な構造のリニアモータ支持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、昇降路側にリニアモータの一次コイル、かご側に該リニアモータの永久磁石を備え、それぞれ対向配置された一次コイルと永久磁石との間に発生する推進力によりかごを走行させるリニアモータ駆動方式のエレベータにおいて、永久磁石は異なる極が対向する如く昇降路側へ張り出すように配置され、永久磁石どうしの間には一次コイルを昇降路に沿って上下に複数組配置し、上下に配置された一次コイルどうしを線条体で連結するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、簡単な構造にもかかわらず支持が確実に行われるとともに、リニアモータ特有のギャップ調整が自動的に行われる支持装置を提供するものである。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るロープレスリニアモータエレベータの全体斜視図、図4は図1のA−A線矢視図、図5は図1のB−B線矢視図、図6は図1のC−C線矢視図である。
【0009】
図中、図2及び図3と同一の符号のものは同一のものを示すが、11、12は昇降路1側へ張り出すようにかご5にそれぞれ対向して設けられたブラケットで、このブラケット11、12にはN極の永久磁石13とS極の永久磁石14とが交互に段違いに配置されている。21は昇降路壁2にブラケット22を介して設けられた一次コイルで、かご5寄りにはN極の永久磁石23とS極の永久磁石24とが設けられ、上下に配置された永久磁石23及び24どうしを昇降路1に亘って連結具25により例えばロープのような線条体26で連結されている。そして、この線条体26は昇降路1の天井部とピットに終端が固着されている。
【0010】
このような構造であれば、一次コイル21は水平方向に自由度を持っており、永久磁石13、14と永久磁石23、24との反発力を利用して自動的にギャップが保持されるため、複雑な機構の部材を必要とせず、一次コイル21に掛かる反力については、線条体26により確実に保持される。さらに、一次コイル21自体は予めユニット化したものを工場サイドで用意すればよく、エレベータ据付時に手間がかからず、その分工数削減が可能である。
【0011】
尚、実施例では線条体26としてロープを例に挙げているが、ワイヤー等でもよく実施例に限定されない。又、線条体26の終端部を昇降路1の天井部とピットに固着するようにしているが、これも上下に配置された一次コイル21相互をしっかり連結させることができればどこに(例えばブラケットを介して昇降路の中間部分)固着にしてもよく、実施例に限定されないことは言うまでもない。さらに、永久磁石13と23及び永久磁石14と24により隙間を自動的に保持するようにしているが、ローラのような保持部材を使用して隙間を維持するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば一次コイルの上下方向の支持を線条体で簡単にできるため、安価なリニアモータエレベータを得ることができる。又、永久磁石の反発力などを利用してリニアモータの隙間を維持するようにすれば、自動的にギャップ調整ができ簡単な構造のリニアモータを構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロープレスリニアモータエレベータの全体斜視図である。
【図2】従来のリニアモータ駆動方式エレベータの部分斜視図である。
【図3】従来のリニアモータの一構成図である。
【図4】図1のA−A線矢視図である。
【図5】図1のB−B線矢視図である。
【図6】図1のC−C線矢視図である。
【符号の説明】
1 昇降路
2 昇降路壁
3,21 一次コイル
4 レール
5 かご
13,14,23,24 永久磁石
26 線条体
Claims (5)
- 昇降路側にリニアモータの一次コイル、かご側に該リニアモータの永久磁石を備え、それぞれ対向配置された前記一次コイルと前記永久磁石との間に発生する推進力によりかごを走行させるリニアモータ駆動方式のエレベータにおいて、
前記永久磁石は、異なる極が対向する如く昇降路側へ張り出すように配置され、前記永久磁石どうしの間には前記一次コイルを昇降路に沿って上下に複数組配置し、上下に配置された前記一次コイルどうしを線条体で連結することを特徴とするエレベータのリニアモータ支持装置。 - 前記一次コイルには、前記永久磁石との間の隙間を維持する保持部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのリニアモータ支持装置。
- 前記線条体は、ロープであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのリニアモータ支持装置。
- 前記ロープの一端は昇降路の天井、他端はピット或いは中間部に固着されていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータのリニアモータ支持装置。
- 前記保持部材は、前記永久磁石に反発する極性の第2の永久磁石であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのリニアモータ支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001299902A JP4581313B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータのリニアモータ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001299902A JP4581313B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータのリニアモータ支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104658A JP2003104658A (ja) | 2003-04-09 |
JP4581313B2 true JP4581313B2 (ja) | 2010-11-17 |
Family
ID=19120573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001299902A Expired - Fee Related JP4581313B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | エレベータのリニアモータ支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4581313B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102153008A (zh) * | 2010-02-11 | 2011-08-17 | 河南理工大学 | 一种用于无绳电梯的直线电机布置方法 |
US10508004B2 (en) | 2014-10-16 | 2019-12-17 | Otis Elevator Company | Lateral transfer station for elevator having a magnetic screw propulsion system |
JP2017212793A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 日本電産コパル株式会社 | リニア振動モータ |
CN106533063A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-03-22 | 格科微电子(上海)有限公司 | 闭环vcm的实现方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321481U (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-12 | ||
JPH0439285A (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | リニアモータエレベーター |
JPH10164820A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-19 | Yaskawa Electric Corp | 永久磁石界磁同期機 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001299902A patent/JP4581313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321481U (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-12 | ||
JPH0439285A (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | リニアモータエレベーター |
JPH10164820A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-19 | Yaskawa Electric Corp | 永久磁石界磁同期機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003104658A (ja) | 2003-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2284571A1 (en) | Linear motor for driving an elevator car | |
KR100775423B1 (ko) | 도어시스템 | |
EP1347561A1 (en) | Linear motor with cancellation of the magnetic attracting forces | |
JP2005263490A (ja) | 大荷重用エレベータ | |
JP2002142438A (ja) | Xyzテーブル | |
JPH0840676A (ja) | エレベータ機械装置 | |
JP4581313B2 (ja) | エレベータのリニアモータ支持装置 | |
TW369670B (en) | X-Y table for moving loads in a highly exact and dynamic manner | |
JP7170376B2 (ja) | リニアモータ | |
JP2608390B2 (ja) | リフト | |
JP2902867B2 (ja) | 自走式エレベータ | |
JP2015104200A (ja) | リニアモータ | |
JPH0998564A (ja) | 直流リニアモータ | |
JPH1052022A (ja) | 無ブラシ線型駆動制御システム | |
JP2003171075A (ja) | エレベータの制振装置および制振装置システム | |
JP2009017693A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JPH01160348A (ja) | リニアパルスモータ | |
JP3796634B2 (ja) | 平面リニアパルスモータの制振制御方法および制振制御装置 | |
KR100977540B1 (ko) | 리니어 액츄에이터 | |
EP1251386A3 (en) | Light deflection device with brushless motor | |
JPH07108086B2 (ja) | 直線運動電動機 | |
JPH0736547Y2 (ja) | カーテンの駆動装置 | |
JP2000220345A (ja) | 自動ドア | |
JPS59156149A (ja) | リニヤモ−タ | |
CA2507407A1 (en) | Linear motor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070618 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |