JP4580665B2 - 環境ストレス耐性植物 - Google Patents
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Description
(1) 以下の(a)又は(b)に示すタンパク質をコードする遺伝子。
(a) 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(b) 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質
(2) 以下の(c)又は(d)に示すDNAからなる遺伝子。
(c) 配列表の配列番号1に示す塩基配列からなるDNA
(d) 配列表の配列番号1に示す塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA
(3) ストレス応答性転写因子がDREB/CBFである、(1)又は(2)に記載の遺伝子。
(4) 以下の(a)又は(b)のタンパク質。
(a) 配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(b) 配列番号2に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、ストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質
(5) (1)〜(3)のいずれかに記載の遺伝子を含む組換えベクター。
(6) (1)〜(3)のいずれかに記載の遺伝子、又は(5)に記載の組換えベクターを導入したストレス耐性形質転換植物。
(7) 植物が、植物体、植物器官、植物組織、又は植物培養細胞である(6)に記載のストレス耐性形質転換植物。
(8) ストレスが、乾燥ストレス、浸透圧ストレス、及び低温ストレスからなる群から選択される少なくとも1つ以上である、(6)又は(7)に記載のストレス耐性形質転換植物。
(9) 植物が、イネ科、ユリ科、ショウガ科、アブラナ科、ナス科、マメ科、ウリ科、セリ科、キク科、アオイ科、アカザ科、フトモモ科、及びヤナギ科からなる群から選択されるいずれかの科に属するものである、(6)〜(8)のいずれかに記載のストレス耐性形質転換植物。
(10) (1)〜(3)のいずれかに記載の遺伝子を植物体内で過剰発現させることを特徴とする、植物体にストレス耐性を付与する方法。
本発明の遺伝子は、乾燥・浸透圧・低温等などの環境ストレスにより発現されるストレス応答性タンパク質をコードする遺伝子の上流に存在するシスエレメントに結合して転写を活性化する転写因子(以下、「ストレス応答性転写因子」という)の発現を誘導するシグナル伝達因子をコードする遺伝子である。前記「ストレス応答性転写因子」としては、乾燥ストレス応答性エレメント(DRE;dehydration-responsive element)に結合し、該ストレス応答性エレメントの下流の遺伝子の転写を活性化する機能を有するものが挙げられ、例えば、DREB/CBF転写因子が挙げられる。
(1) シロイヌナズナのmRNA及びcDNAライブラリーの調製
mRNAの供給源としては、シロイヌナズナの葉、茎、根、花など植物体の一部又は植物体全体が挙げられる。また、シロイヌナズナの種子をGM培地、MS培地、#3培地などの固体培地に播種し、無菌条件下で生育させた植物体も用いることができる。本発明に用いる遺伝子のシロイヌナズナ植物体中のmRNAレベルは、植物体を浸透圧(塩)ストレス(例えば、50〜600mM NaCl)、低温ストレス(例えば、-10〜10℃)に曝露することにより増大するため、これらのストレスに曝露させたシロイヌナズナ植物体を用いてもよい。
(1) 組換えベクターの作製
本発明の組換えベクターは、上記1.の遺伝子(以下、「目的遺伝子」ともいう)を適当なベクターに導入することにより構築することができる。ここで、ベクターとしては、アグロバクテリウムを介して植物に目的遺伝子を導入することができる、pBI系、pPZP系、pSMA系のベクターなどが好適に用いられる。特にpBI系のバイナリーベクター又は中間ベクター系が好適に用いられ、例えば、pBI121、pBI101、pBI101.2、pBI101.3等が挙げられる。バイナリーベクターとは大腸菌(Escherichia coli)及びアグロバクテリウムにおいて複製可能なシャトルベクターで、バイナリーベクターを保持するアグロバクテリムを植物に感染させると、ベクター上にあるLB配列とRB配列より成るボーダー配列で囲まれた部分のDNAを植物核DNAに組み込むことが可能である(EMBO Journal, 10(3), 697-704 (1991))。一方、pUC系のベクターは、植物に遺伝子を直接導入することができ、例えば、pUC18、pUC19、pUC9等が挙げられる。また、カリフラワーモザイクウイルス(CaMV)、インゲンマメモザイクウイルス(BGMV)、タバコモザイクウイルス(TMV)等の植物ウイルスベクターも用いることができる。
本発明の形質転換植物は、上記(1)の組換えベクターを用いて、対象植物を形質転換し、形質転換植物体を調製することができる。
形質転換植物体内において、本発明の遺伝子の作用により、発現レベルが変化したと考えられる遺伝子はノーザンブロット法によって同定することができる。ノーザンブロット法は、本発明の遺伝子が導入された形質転換植物と導入されていない植物とを用いて、環境ストレスを負荷し、遺伝子の発現を比較することによって検定することができる。
環境ストレスの負荷は、1種類であってもよく、複数種であってもよい。
本発明の形質転換植物の環境ストレスに対する耐性は、バーミキュライト、パーライトなどを含む土を入れた植木鉢に形質転換植物を植え、乾燥、浸透圧、低温などの各種ストレスを負荷した場合の植物体の状態(例えば、生育速度、生存率、草丈、重量、収量、あるいはこれらの組合せ)を調べることによって評価することができる。ここで、各種ストレスの負荷条件は前項の通り行うことができる。
本発明のタンパク質は、上記1.で単離した本発明の遺伝子をプラスミド DNA、ファージ DNA等の宿主中で複製可能な組換えベクターに連結(挿入)し、該ベクターを大腸菌等の植物宿主以外の宿主に導入して形質転換体を得、該形質転換体を培養し、その培養物から採取することにより得ることができる。ここで、「培養物」とは、培養上清のほか、培養細胞若しくは培養菌体又は細胞若しくは菌体の破砕物のいずれをも意味するものである。
本発明の遺伝子は、植物の環境ストレス耐性を調節する物質のスクリーニングに用いることができる。植物体または植物細胞における本発明の遺伝子の発現量が増加すれば、その植物の環境ストレス耐性は上昇し、該遺伝子の発現量が減少すれば、環境ストレス耐性は低下する。従って、本発明の遺伝子の植物体または植物細胞における発現量の増減を指標とすることにより、環境ストレス耐性の調節物質をスクリーニングすることができる。具体的には、環境ストレス耐性調節物質の候補物質を、本発明の遺伝子を発現可能な植物、例えばシロイヌナズナに添加し、該植物細胞内における本発明の遺伝子の発現レベルの変化を、定量的PCR法、ノーザン法等で測定する。物質を添加することにより本発明の遺伝子の発現量が増加した場合には、該物質は植物の環境ストレス耐性を強化させる物質の候補物質とすることができ、物質を添加することにより本発明の遺伝子の発現量が減少した場合には、該物質は植物の環境ストレス耐性を弱化させる物質の候補物質とすることができる。スクリーニングの対象となる候補物質の種類は特に限定されない。例えば、天然に生じる分子(例えば、アミノ酸、ペプチド、オリゴペプチド、ポリペプチド、タンパク質、核酸など);脂質、ステロイド、グリコペプチド、糖タンパク質、プロテオグリカンなど;あるいは天然に生じる分子の合成アナログ又は誘導体(例えば、ペプチド擬態物など);及び天然に生じない分子(例えば、コンビナトリアルケミストリー技術等を用いて作成した低分子有機化合物);ならびにそれらの混合物などを挙げることができる。
(実施例1) SRK2C遺伝子の植物体への導入
シロイヌナズナゲノム上には10個のSnRK2プロテインキナーゼ(SRK2A〜J)が存在し、系統分類によってSnRK2aおよびSnRK2bサブファミリーに分けられている(図1A)。本実施例においては、SnRK2プロテインキナーゼファミリーの一つであるSRK2Cの全長cDNA単離し、このSRK2C遺伝子をシロイヌナズナ培養細胞に導入して形質転換体を得、この形質転換体にストレス負荷処理を行ってSRK2Cの活性化を調べた。
Total RNA Extraction Kit(Amersham社)を用いてシロイヌナズナ実生より全RNAを抽出した。全RNAは、RNase free DNaseを用いて、ゲノムDNAを消化し除いた。これをcDNA合成の鋳型に用い、oligo-dTをプライマーとしてSuperScriptII逆転写酵素(Invitrogen社)作用させ、1本鎖cDNAを合成した。この1本鎖cDNAを鋳型として、センスプライマー:5’- TCTAGAATGGAGAGGTACGAAATAG -3’(配列番号3)、アンチセンスプライマー:5’- GGATCCCAAAGGGGAAAGGAGATCAG -3’(配列番号4)を用いてPCRを行い、SRK2CのcDNAを増幅した。PCR条件は98℃2分、(95℃30秒、55℃30秒、72℃1分)×30サイクル、74℃5分の後、4℃で維持とした。増幅した断片長は約1kbであり、目的の長さであった。
RT-PCRによって得られたSRK2CのcDNA断片をpGEM-T easyベクター(プロメガ社)にサブクローニングし、大腸菌DH5α株を用いてプラスミドDNAを大量調製した。このプラスミドをBamHIおよびXbaIの二種類の制限酵素で処理してSRK2C cDNA断片を切り出し、pBE2113GFPベクターのBamHIおよびXbaI部位に挿入してpBE2113:SRK2C-GFPを構築した。
pBE2113:SRK2C-GFP及びpBE2113GFPをアグロバクテリウムC58株にエレクトロポレーション法によって導入し、形質転換用アグロバクテリウムを得た。このアグロバクテリウム株を用いて減圧浸潤法によりシロイヌナズナT87培養細胞およびシロイヌナズナ植物体(Columbia)に形質転換した。形質転換体をカナマイシン30 mg/mLおよびクラフォラン100 mg/mLを含む培地で選抜し、導入したSRK2C-GFPの発現を蛍光検出器FLA2000(富士写真フイルム)によって検出して複数のSRK2C-GFP過剰発現株を得た。
SRK2C-GFPを過剰発現させた培養細胞に、50μM アブシジン酸(ABA)、0.5 M NaCl、0.8 Mマンニトール、10mM H2O2、5%グルコース溶液をそれぞれ30分間処理し、直ちに液体窒素で凍結し、-80℃で保存した。これらの培養細胞から粗タンパク抽出液を調製し、粗タンパク量として10μgをSDS-PAGE法によって分画した。SDS-PAGEに用いるゲルは、ポリアクリルアミド濃度を8%とし、ヒストンH3(シグマ社)を5 mg/mL加えた。電気泳動の終了したゲルを洗浄バッファー(組成:25 mM Tris-Cl (pH 7.5), 1 mM DTT, 0.1 mM Na3VO4, 5 mM NaF, 0.5 mg/mL BSA, 0.1% Triton X-100)で30分間2回洗浄し、Renatureバッファー(組成:25 mM Tris-Cl (pH 7.5), 1 mM DTT, 0.1 mM Na3VO4, 5 mM NaF)に入れ16時間4℃でインキュベートした。ゲルを反応バッファー(組成:25 mM HEPES, pH 7.5, 2 mM EGTA, 12 mM MgCl2, 1 mM DTT, 0.1 mM Na3VO4)に30分間浸した後、200 nM ATPと50 μCi [γ-32P] ATP (Perkin Elmer社)を加えて、室温で1時間ゲル内リン酸化反応を行った。反応後、ゲルを5%トリクロロ酢酸/1%ピロリン酸ナトリウムで洗浄・固定化し、ゲル乾燥機によって乾燥させた後、放射活性をオートラジオグラフィーによって検出した。その結果、SRK2Cは50μM ABA、0.5 M NaClおよび0.8 Mマンニトール処理によって活性化が認められ、特に0.5 M NaClおよび0.8 Mマンニトール処理で強く活性化することが明らかとなった(図2A)。
pBE2113GFP形質転換植物(ベクターコントロール植物)およびSRK2C-GFP過剰発現植物を4週間育成した後、給水を停止して乾燥耐性試験を行った。給水停止後14日後の生存率を計測したところ、SRK2C-GFP過剰発現植物(ライン#1〜3)はベクターコントロール植物(VC)に比べて有意に高い生存率を示し、乾燥ストレスに対して耐性を示すことが明らかとなった(図3A)。
SRK2C過剰発現植物およびベクターコントロール植物からRNAを抽出し、常法に従い10μgを電気泳動によって分画した。分画したRNAをナイロン膜にブロットし、32Pで標識したRD29A, Cor15a, kin1, AtGolS3特異的DNAプローブとハイブリダイズさせ、ストリンジェントな条件で洗浄した後、放射活性をオートラジオグラフィーによって検出した。
Claims (5)
- 以下の(a)又は(b)又は(c)に示すタンパク質をコードする遺伝子を植物体内で過剰発現させることを特徴とする、植物体にストレス耐性を付与する方法。
(a) 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(b) 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質
(c) 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質 - 以下の(d)又は(e)に示すDNAからなる遺伝子を植物体内で過剰発現させることを特徴とする、植物体にストレス耐性を付与する方法。
(d) 配列表の配列番号1に示す塩基配列からなるDNA
(e) 配列表の配列番号1に示す塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列からなり、かつストレス応答性転写因子発現誘導活性とプロテインキナーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA - ストレス応答性転写因子がDREB/CBFである、請求項1又は2に記載の方法。
- ストレスが、乾燥ストレス、浸透圧ストレス、及び低温ストレスからなる群から選択さ
れる少なくとも1つ以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 - 植物が、イネ科、ユリ科、ショウガ科、アブラナ科、ナス科、マメ科、ウリ科、セリ科
、キク科、アオイ科、アカザ科、フトモモ科、及びヤナギ科からなる群から選択されるい
ずれかの科に属するものである、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
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