JP4580110B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非存日、又は存在しない都市、又は存在しない時差の設定を行うことによって、時計仕様の検査、又はパワーセーブ回路等含む所定の回路を行うことのできる電子時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、システムリセット直後に外部部材の複雑な操作によって、時計仕様の検査回路を働かせることにより検査モードに移行させ、電子時計の検査を行なっている。
【0003】
従来の技術を図3の電子時計の回路ブロック図を用いて説明する。
図3において1は基準信号を出力する発振回路、2は基準信号を分周して時刻基準信号S21及び機能情報基準信号S22を発生させる基準信号発生手段、7は後述する時刻計時手段3、年月日計時手段8、曜計時手段9から構成される時刻カレンダー計時手段である。3は時刻基準信号S21を受けて時刻表示信号AS28、時刻表示信号BS29、カレンダー歩進信号S36を出力する時刻計時手段、8は時刻計時手段3から出力されるカレンダー歩進信号S36を受けて年月日を計時する年月日計時手段、9も時刻計時手段3から出力されるカレンダー歩進信号S36を受けて曜を計時する曜計時手段である。12は時刻計時手段3から出力される時刻表示信号AS28を受けて時刻表示を行う表示手段Aでありアナログで表示を行う。141は外部部材であるプッシュボタンA、142も外部部材であるプッシュボタンBである。143は割り込み信号S38を出力する割り込みスイッチでありシステムリセット時にONであれば検査モードに移行し、OFFであれば通常の時計仕様に移行させる切替スイッチである。
【0004】
4はモードスイッチ信号S23を出力するモードスイッチでありモードを切り替えるスイッチである。5はモードスイッチ4から出力されるモードスイッチ信号S23を受けて時刻カレンダーモード信号S24、高度メモ呼び出し信号S25、高度モード信号S26を出力するモード信号発生手段である。またモード信号発生手段5は割り込みスイッチ143がONの場合は強制的に高度モード信号S26を出力する。6はモード信号発生手段5から出力される時刻モード信号S24、高度メモ呼び出し信号S25、高度モード信号S26を受けて、プッシュボタンA141、プッシュボタンB142の操作によりモード内状態信号S27を出力するモード内状態発生手段である。10は後述する高度回路14、検査回路15で構成される高度計測手段である。14は基準信号発生手段2から出力される機能情報基準信号S22を受けて高度計測を行い高度表示信号S31を出力する高度回路である。15は割り込みスイッチ143がONのとき基準信号発生手段2から出力される機能情報基準信号S22を受けて検査を行い、検査表示信号S37を出力する検査回路である。19は高度モード信号S26を受けてイネーブル状態となり、プッシュボタンB142の操作により高度値を6ポイント分記憶できる領域a,b,c,d,e,fがあるメモリー手段である。またメモリー手段19は高度メモ呼び出し信号S25を受けて、後述する高度メモ呼び出し手段11から出力されるメモリー呼び出し信号S40の制御信号と、モード内状態信号S27により、メモリー表示信号S41を出力する。11は高度メモ呼び出し信号S25を受けてイネーブル状態となり、メモリー手段に記憶されている高度値の呼び出す順番を制御しメモリー呼び出し信号S40を出力する高度メモ呼び出し手段である。13は時刻表示信号S29、カレンダー信号S30、高度表示信号S31、検査表示信号S37、メモリー表示信号S41のいずれかを受けて表示を行う表示手段Bであり、モード信号発生手段5からの出力信号に対応したいずれか1つのモードをデジタル表示で行う。
【0005】
続いて従来技術の動作を図3の電子時計の回路ブロック図を用いて説明する。
表示手段A12は時刻計時手段3から出力される時刻表示信号S28を利用して常に時刻を表示している。表示手段B13にはモード信号発生手段5の出力により、時刻表示、カレンダー表示、高度表示、検査表示、メモリー表示のいずれか一つが表示される。まず表示手段B13に時刻を表示させたい場合、モードスイッチ4の選択により、モード信号発生手段5は時刻カレンダーモード信号S24を出力させ、モード内状態発生手段6に時刻カレンダーモードが選択されたことを伝えると同時に時刻計時手段3をイネーブルにし、時刻表示信号BS29を出力させ表示手段B13に表示を行う。表示手段B13にカレンダーを表示させたい場合、時刻表示状態中にプッシュボタンA141の操作により、モード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させ、年月日計時手段8、曜表示手段9をイネーブルにし、カレンダー表示信号S30を出力させ表示手段B13に表示を行う。
【0006】
時刻及びカレンダーを修正したい場合は、表示手段B13が時刻表示及びカレンダー表示状態中にプッシュボタンA141を1〜1.5秒押し続けることにより、モード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させ、時刻カレンダー計時手段7は修正状態となる。はじめにプッシュボタンB142の操作により時刻を修正する。時刻の修正が終了するとプッシュボタンA141の操作によりモード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させ、年月日修正状態に切り替わり、プッシュボタンB142の操作により年月日を修正する。年月日の修正が終了するとプッシュボタンA141の操作により、モード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させ、曜修正状態に切り替わり、プッシュボタンB142の操作により曜を修正する。曜修正が終了すると、プッシュボタンA141の操作によりモード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させ、修正状態から時刻表示状態に移行し、通常の時刻表示を行う。
【0007】
表示手段B13に高度表示を表示させたい場合、モードスイッチ4の選択により、モード信号発生手段5は高度モード信号S26を出力させ、モード内状態発生手段6に高度計測が選択されたことを伝えると同時に高度計測手段10、メモリー手段19をイネーブルにする。高度計測手段10は機能情報基準信号S22を受けて高度回路14を用いて高度計測を行い、高度表示信号S31を出力させ表示手段B13に表示を行う。高度計測中、あるポイントで高度値を記憶させたい場合は、プッシュボタンB142の操作により、モード内状態発生手段6はモード内状態信号S27を発生させメモリー手段19に記憶される。表示手段B13に検査モードの表示をさせたい場合、プッシュボタンA141、プッシュボタンB142を同時に2〜2.5秒以上押し続けることによりシステムリセットがかかり時計が初期状態とし、さらに割り込みスイッチ143がONの状態のとき割り込み信号S38を発生させることにより、検査回路15とメモリー手段19をイネーブルにする。またモード信号発生手段5は強制的に高度モード信号S26を出力することにより高度計測手段10はイネーブルとなり検査回路15が動作する。検査回路15が動作すると検査表示信号S37を出力させ表示手段B13に表示を行う。
【0008】
また検査モードになると検査回路15が働いて高度計測を開始し、プッシュボタンB142の操作を行うことなく、ある一定間隔でメモリー手段19に6ポイント分記憶される。一定間隔でメモリー手段19に記憶できることにより圧力チャンバー(気圧を変化させる装置であり、密閉しているため手が入れられない装置である)内でもスイッチ操作をすることなく記憶でき、圧力チャンバーの圧力を変化させて圧力センサーの精度検査などを確認できる。検査回路から通常の時刻表示や高度表示に戻したい場合は、再びプッシュボタンA141、プッシュボタンB142を同時に2〜2.5秒以上押し続けることによりシステムリセットをかけ初期状態とし、割り込みスイッチ143がOFFの状態にすると、割り込み信号S38は発生せず、通常の時刻表示状態の初期の状態に戻ることができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら従来の電子時計は、検査回路を働かせる為にシステムリセットを行なわなければ入れないものが多く、せっかく合わせた時刻を検査終了後に再び合わせなければならない欠点があった。また割り込みスイッチ143のような専用のスイッチを設けなくてはならず、時計内部のように狭い範囲ではかなりのスペースを取ってしまう欠点があった。またシステムリセットは行わないとしても、ユーザーが簡単に検査回路を働かせないよう、複雑なスイッチ操作で検査回路をイネーブルにするため、実際に検査回路を使用する工場でも、検査に入るまでに時間がかかる欠点があった。
本発明は上記課題を解決しようとするもので、工場では、システムリセットを行わず時刻の再合わせの必要をなくし、さらに割り込みスイッチを設けることなく、ユーザーが気づかずに簡単に検査が行えることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、
時刻を計時する時刻計時手段と、
時刻計時以外の付加機能と、
外部操作部材と、
該外部操作部材の操作による前記付加機能で使用される値の設定と、モード移行を制御する制御手段と、
を有する電子時計において、
前記制御手段は、前記付加機能で使用される値が特定値に設定されることで、前記モードを切り替える
ことを特徴とする。
【0011】
また前記付加機能はカレンダー計時手段であり、前記特定の状態は特定日であることを特徴とする。
【0012】
また前記特定日は、過去の日付が設定できることを特徴とする。
【0013】
また前記特定の日付は、非存日を設定できることを特徴とする。
【0014】
また前記付加機能は世界時計機能であり、前記特定の状態は特定都市であることを特徴とする。
【0015】
また前記付加機能は世界時計機能であり、前記特定の状態は特定時差であることを特徴とする。
【0016】
また前記設定都市は、実在しない都市であるを特徴とする。
【0017】
また前記特定時差は、存在しない時差であることを特徴とする。
【0018】
また前記切り替えられるモードは検査モード又はパワーセーブモードであることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る電子時計の実施形態について説明する。図1は本発明の1実施の形態の回路ブロック図である。図2は本発明の1実施の形態の上面図である。本発明の同一技術の構成については同一の番号を付し説明を省略する。
従来からの追加部分の構成は記載する。
【0019】
図1において16はあらかじめ定められた曜が設定されており、特定曜信号S34を出力する特定曜手段である。18はあらかじめ定められた出荷前の過去の年月日が設定されており、特定年月日信号S39を出力する特定年月日手段である。17は曜計時手段9から出力される曜情報S33と、特定曜手段16から出力される特定曜信号S34が一致し、さらに年月日計時手段8から出力される年月日情報S32と、特定年月日手段18から出力される特定年月日信号S39が一致すると、一致信号S35を出力する一致回路であり、この一致信号S35により検査回路15をイネーブルにする。
【0020】
次に本発明における動作を図1の電子時計の回路ブロック図及び図2の上面図を用いて説明する。図1において特定曜手段16はあらかじめ水曜日、特定年月日18はあらかじめ1998年1月1日に設定しておく。モードスイッチ4から出力されるモードスイッチ信号S23を受けてモード信号発生手段5は時刻カレンダーモード信号を出力させて時刻カレンダー計時手段7を選択する。プッシュボタンA141を1〜1.5秒押し続けることにより修正状態に移行させ、年月日計時手段8の年設定を出荷前の過去の年月日にあわせ、さらに曜計時手段9の曜設定を年月日計時手段8に設定した出荷前の過去の年月日ではあり得ない曜にあわせて、設定後修正状態から通常状態に戻す。(例えば、年月日計時手段8の設定を1998年1月1日にすると、本来は木曜日であるので、木曜日以外の曜、例えば水曜日にあわせる。)年月日計時手段8から出力される年月日情報S32と特定年月日手段18から出力される特定年月日信号S39が一致し、曜計時手段9から出力される曜情報S33と特定曜手段16から出力される特定曜信号S34が一致すると一致信号S35が出力される。
【0021】
次に時刻表示状態、又はカレンダー表示状態からモードスイッチ4の切替により、モード信号発生手段5から出力される高度モード信号S26により高度計測手段10を選択する。もし検査回路15が一致信号S35を受けていたら検査回路15がイネーブルとなり、検査表示信号S37を出力させ検査表示状態となる。一致信号S35を受けていなかったら高度回路14がイネーブルとなり、高度表示信号S31を出力させ図2に示すような高度表示状態となる。検査を終了したい場合は、モードスイッチ4により、高度計測モードから他のモードに移行させるだけで検査を終了させることができる。
【0022】
次に第2の実施形態を図4の電子時計の回路ブロック図を用いて説明する。図1に示した第一実施形態との同一技術の構成については同一の番号を付し説明を省略する。本実施形態は長期にわたり時計を使用しない時などに電源の消費電力を削減するため時刻表示手段の表示を停止させ、内部の回路のみで現在時刻を維持しつづけ、再び時計を使用するとき、内部回路に基づき時刻表示手段を正しい現在時刻に復帰させるいわゆるパワーセーブモードを有する時計を対象にしている。
【0023】
図4において、20は後述するパワーセーブカウンター21からなるパワーセーブ手段であり、基準信号発生手段2から出力される機能情報基準信号S22を受け取って、モード信号発生手段5にパワーセーブ状態か通常状態かを伝えるS42のパワーセーブ状態信号を出力する。21はパワーセーブモードに移行した時点でカウントを開始しパワーセーブモードが解除される時点までカウントを行うパワーセーブカウンターである。S43はパワーセーブが解除された時点で時刻計時手段3にパワーセーブカウンター21のカウンタ値を出力するカウンター情報である。
【0024】
次に本発明における動作を図4の電子時計の回路ブロック図を用いて説明する。
図4において特定曜手段16はあらかじめ水曜日、特定年月日18はあらかじめ1998年1月1日に設定されている。モードスイッチ4から出力されるモードスイッチ信号S23を受けてモード信号発生手段5は時刻カレンダーモード信号S24を出力させて時刻カレンダー計時手段7を選択する。プッシュボタンA141を1〜1.5秒押し続けることにより修正状態に移行させ、年月日計時手段8の年設定を出荷前の過去の年月日にあわせ、さらに曜計時手段9の曜設定を年月日計時手段8に設定した出荷前の過去の年月日ではあり得ない曜にあわせて、設定後修正状態から通常状態に戻す(例えば、年月日計時手段8の設定を1998年1月1日にすると、本来は木曜日であるので、木曜日以外の曜、例えば水曜日にあわせる)。年月日計時手段8から出力される年月日情報S32と特定年月日手段18から出力される特定年月日信号S39が一致し、曜計時手段9から出力される曜情報S33と特定曜手段16から出力される特定曜信号S34が一致すると一致信号S35が出力される。
【0025】
一致信号S35が出力されると、パワーセーブ手段20のパワーセーブカウンター21がイネーブルとなり、パワーセーブカウンター21がカウントを開始すると同時にパワーセーブ状態信号S42はモード信号発生手段5にパワーセーブ状態であることを伝える。モード信号発生手段5の時刻カレンダーモード信号S24は時刻カレンダー計時手段7をディゼーブルにする信号を出力し、ディゼーブル状態にする。時刻計時手段3をディゼーブルにすることで、時刻表示信号AS28及びカレンダー表示手段S30の出力を停止し表示手段A12は運針を停止し、表示手段B13は表示を消すことによりパワーセーブ状態に移行される。
この間パワーセーブカウンター21はパワーセーブ状態が解除されるまで1秒間隔でカウントし続ける。
【0026】
パワーセーブを終了したい場合は、プッシュボタンA141またはプッシュボタンB142の操作を行う。この操作によりパワーセーブ手段20はモード内状態発生手段6から出力されるモード内状態信号S27を受け取って、パワーセーブ状態を解除する。パワーセーブ状態を解除するとパワーセーブ状態信号S42を出力し、モード信号発生手段5に伝える。またカウンター情報信号S43を出力する。モード信号発生手段5は時刻カレンダー計時手段7をイネーブルにするための時刻カレンダーモード信号S24を出力し、時刻カレンダー計時手段7をイネーブル状態にする。時刻計時手段3はパワーセーブ手段20から出力されたカウンター情報S43を受け取ってカウンター値を加算し、現在時刻に復帰させてから時刻表示信号AS28、カレンダー歩進信号S36、カレンダー表示信号S30を出力する。時刻表示信号AS28の信号をもとに表示手段A12を表示、カレンダー表示信号S30の信号をもとに表示手段B13を表示することにより、パワーセーブ状態を終了させることができる。
【0027】
次に第3の実施形態を図5の電子時計の回路ブロック図及び図6の上面図を用いて説明する。図1及び図4で説明した第1、第2の実施形態との構成については同一の番号を付し説明を省略する。
【0028】
本実施形態は、あらかじめ登録されている都市及び時差以外の都市及び時差をユーザーが表示させたい場合、都市と時差を任意に設定出来る機能であり、いわゆる任意都市登録機能を有する時計を対象にしている。
【0029】
30は後述する設定都市メモリ31と設定時差メモリ32と一時待避メモリー45で構成された任意登録都市設定手段であり、モード信号発生手段5から出力されるS52の任意登録都市モード信号を受け取ってイネーブル状態となり、都市情報S54及び時差情報S55を出力する。31はプッシュボタンB142の操作により設定された都市を登録する設定都市メモリ、32はプッシュボタンB142の操作により設定された時差を登録する設定時差メモリ、45は任意登録都市モード信号を最初に受け取った段階で、一旦設定都市メモリー31、設定時差メモリー32の内容を一時記憶させておくための一時待避メモリである。
【0030】
33はあらかじめ定められた都市が設定されており、S50の特定都市信号を出力する特定都市手段である。34はあらかじめ定められた時差が設定されており、S51の特定時差信号を出力する特定時差手段である。50は後述する任意都市時差メモリー51と、あらかじめ登録されている都市及び時差が記憶されている都市時差記憶手段であり、都市時差選択信号S60によりイネーブルとなり、都市時差表示信号S53を出力する。51は都市情報S54及び時差情報S55を受け取って記憶する任意都市時差メモリーである。
【0031】
図6において、40は都市時差表示信号S53を受け取って都市の表示を行う都市表示部であり、41は都市時差表示信号S53を受け取って時差の表示を行う時差表示部であり、共に表示手段B13の中で表示する。
【0032】
次に本発明における動作を図5の回路ブロック図を及び図6の上面図を用いて説明する。図5において特定都市手段33はあらかじめ”YMT”、特定時差手段34はあらかじめ”+25”に設定されている。
【0033】
図6において都市表示部40には都市が、時差表示部41には時差が常に表示されている。
【0034】
時刻カレンダーモードにおいては、時刻カレンダーモード信号S24が出力されているので都市時差記憶手段50に記憶されているどれか一つが都市表示40及び時差表示41に表示される。ここでプッシュボタンB142を操作すれば都市時差選択信号S60が出力され都市時差記憶手段50にあらかじめ記憶されている都市及び時差を順番に選択し、都市時差表示信号S53を出力して表示手段B13に表示される。既に任意都市時差メモリー51に都市と時差が記憶されていれば、プッシュボタンA142の操作で”NYC −5”の次に選択され、都市時差表示信号S53を出力して表示手段B13に表示する。図6は”TYO +9”が選択されている状態である。
【0035】
続いてプッシュボタンA141を1〜1.5秒押し続けることにより修正状態にして図示しない設定手段を用いて任意都市と任意時差を入力する。入力値は都市表示部40及び時差表示部41に表示される。任意都市と時差の設定が終了しプッシュボタンA141を操作すると、任意都市時差メモリー51に記憶されるとともに一致回路17に出力される。
【0036】
次にパワーセーブモードに移行する場合について説明する。任意登録都市モード状態における修正状態で登録表示されている設定都市メモリー31の都市を通常あり得ない都市にあわせ、さらに設定時差メモリー32を通常あり得ない時差にあわせて通常状態に戻す(例えば、設定都市を存在しない邪馬台国からとってYMTと設定し、時差は0〜23時間しかあり得ないので25とあわせる)。設定都市メモリー31から出力される都市情報S54と特定都市手段33から出力される特定都市信号S50が一致し、設定時差メモリー32から出力される時差情報S55と特定時差手段34から出力される特定時差信号S51が一致すると一致信号S35が出力される。
【0037】
一致信号S35が出力されると、パワーセーブ手段20のパワーセーブカウンター21がイネーブルとなり、パワーセーブカウンター21がカウントを開始すると同時にパワーセーブ状態信号S42を出力する。パワーセーブ状態信号S42を受け取ったモード発生手段5は、パワーセーブ状態であることを、モード内状態発生手段6、時刻カレンダー計時手段7、任意登録都市設定手段30、都市時差記憶手段50に出力する。この出力を受けて時刻カレンダー計時手段7はディゼーブル状態になる。時刻計時手段3をディゼーブル状態にすることで時刻表示信号AS28の出力を停止し、表示手段A12は運針を停止する。同様に都市時差記憶手段50はディゼーブル状態になる。都市時差記憶手段50をディゼーブル状態にすることで都市時差記憶信号S53の出力を停止し、表示手段B13は表示を消灯する。よって運針が停止し表示が消灯することになりパワーセーブ状態に移行される。この間パワーセーブカウンター21はパワーセーブ状態が解除されるまで1秒間隔でカウントし続ける。
【0038】
パワーセーブを終了したい場合は、プッシュボタンA141またはプッシュボタンB142の操作を行う。この操作によりパワーセーブ手段20はパワーセーブ状態を解除する。パワーセーブが解除されるとパワーセーブ状態信号S42をモード信号発生手段5に伝える。またカウンター情報信号S43を出力する。
【0039】
モード信号発生手段5は、時刻カレンダー計時手段7をイネーブルにするための時刻カレンダーモード信号S24を出力し、時刻カレンダー計時手段7をイネーブル状態にする。また任意登録都市設定手段30と都市時差記憶手段50をイネーブルにするため任意登録都市モード信号S60を出力する。
【0040】
イネーブル状態となった時刻計時手段3は、パワーセーブ手段20から出力されたカウンター情報S43を受け取ってカウンター値を加算し現在時刻に復帰させてから時刻表示信号AS28、カレンダー歩進信号S36を出力する。時刻表示信号AS28の信号をもとに表示手段A12の運針を再開する。
【0041】
同様にイネーブルとなった任意登録都市設定手段30は、一時待避メモリー45に待避させた情報を設定都市メモリー31及び設定時差メモリー32に送り、都市情報S54、時差情報S55を出力する。
【0042】
同様にイネーブルとなった任意都市時差メモリー50は、都市情報S54、時差情報S55を受けとって都市時差表示信号S53を出力する。都市時差表示信号S53の信号をもとに表示手段B13は再び表示される。
【0043】
時刻表示信号AS28の信号をもとに表示手段A12を表示、都市時差表示信号S53の信号をもとに表示手段B13が表示することにより、パワーセーブ状態を終了させることができる。
【0044】
以上の説明から明らかなように本発明によって、検査回路を働かせたい場合でもシステムリセットを行なわず検査を行えるので、検査後に再び時刻合わせを行う必要がなくなった。また、割り込みスイッチを設けることなく検査、又はパワーセーブ状態に移行させることができ、時計内部のスペースの確保が可能となった。また既に出荷された以前の年月日設定を行い、さらに本来の年月日ではあり得ない曜を設定することにより、ユーザーに気づくことなく検査を動作させる、又はパワーセーブ回路等含む所定の回路を働かせることが可能となった。
【0045】
また存在しない都市と、さらにあり得ない時差を設定することにより、ユーザーに気づくことなく検査を動作させる、又はパワーセーブ回路等含む所定の回路を働かせることが可能となった。
【発明の効果】
上記のごとく本発明によれば、付加機能を制御する制御手段を特定の状態に設定することで時計のモードが移行される構成としたので、特別なスイッチなどを設けなくても時計のモード移行が行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電子時計の回路ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す電子時計の上面図である。
【図3】本発明の従来例を示す電子時計の回路ブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す電子時計の回路ブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す電子時計の回路ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す電子時計の上面図である。
【符号の説明】
1 発振回路
2 基準信号発生手段
3 時刻計時手段
4 モードスイッチ
5 モード信号発生手段
6 モード内状態発生手段
7 時刻カレンダー計時手段
8 年月日計時手段
9 曜計時手段
10 高度計測手段
11 高度呼び出し手段
12 表示手段A(アナログ表示)
13 表示手段B(デジタル表示)
14 高度回路
15 計測回路
16 特定曜手段
17 一致回路
18 特定年月日手段
19 メモリー手段
20 パワーセーブ手段
21 パワーセーブカウンター
30 任意登録都市設定手段
31 設定都市メモリー
32 設定時差メモリー
33 特定都市手段
34 特定時差手段
40 都市表示部
41 時差表示部
45 一時待避メモリ
50 都市時差記憶手段
51 任意都市時差メモリー
141 プッシュボタンA
142 プッシュボタンB
143 割り込みスイッチ
S21 時刻基準信号
S22 機能情報基準信号
S23 モードスイッチ信号
S24 時刻カレンダーモード信号
S25 高度呼び出し信号
S26 高度モード信号
S27 モード内状態信号
S28 時刻表示信号A
S29 時刻表示信号B
S30 カレンダー表示信号
S31 高度表示信号
S32 年月日情報
S33 曜情報
S34 特定曜信号
S35 一致信号
S36 カレンダー歩進信号
S37 検査表示信号
S38 割り込み信号
S39 特定年月日信号
S40 メモリー呼び出し信号
S41 メモリー表示信号
S42 パワーセーブ状態信号
S43 カウンター情報
S50 特定都市信号
S51 特定時差信号
S52 任意登録都市モード信号
S53 都市時差表示信号
S54 都市情報
S55 時差情報
S60 都市時差選択信号

Claims (9)

  1. 時刻を計時する時刻計時手段と、
    時刻計時以外の付加機能と、
    外部操作部材と、
    該外部操作部材の操作による前記付加機能で使用される値の設定と、モード移行を制御する制御手段と、
    を有する電子時計において、
    前記制御手段は、前記付加機能で使用される値が特定値に設定されることで、前記モードを切り替える
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記付加機能はカレンダー計時手段であり、
    前記特定は特定日あることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記特定日は、過去の日付であることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
  4. 前記特定日は、非存日であることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
  5. 前記付加機能は世界時計機能であり、
    前記特定は特定都市であることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  6. 前記付加機能は世界時計機能であり、
    前記特定は特定時差あることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  7. 前記特定都市は、実在しない都市であることを特徴とする請求項5記載の電子時計。
  8. 前記特定時差は、実在しない時差であることを特徴とする請求項6記載の電子時計。
  9. 前記切り替えられるモードは検査モード又はパワーセーブモードである
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子時計。
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