JP4579884B2 - インバータトランス - Google Patents

インバータトランス Download PDF

Info

Publication number
JP4579884B2
JP4579884B2 JP2006235126A JP2006235126A JP4579884B2 JP 4579884 B2 JP4579884 B2 JP 4579884B2 JP 2006235126 A JP2006235126 A JP 2006235126A JP 2006235126 A JP2006235126 A JP 2006235126A JP 4579884 B2 JP4579884 B2 JP 4579884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbins
rod
core
inverter transformer
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006235126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008060305A (ja
Inventor
昭一 宇津木
秀幸 磯部
市郎 井上
泰 大畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP2006235126A priority Critical patent/JP4579884B2/ja
Publication of JP2008060305A publication Critical patent/JP2008060305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4579884B2 publication Critical patent/JP4579884B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、液晶ディスプレイのバックライト用のインバータ回路に使用されるインバータトランスに係り、特に大電力仕様に適するインバータトランスの構成に関するものである。
一つのトランスで二つの出力が得られるようにした2出力型のインバータトランスが用いられている。1出力型トランスを2個使うよりも実装面積が小さくなり、インバータを小型化できるうえコスト的にも有利である。このような従来の2出力型インバータトランスとしては、特許文献1記載された巻線軸が縦方向のタイプや、図10に示すような横方向のものがある。
図10のインバータトランスは次のような構造である。絶縁性のボビン10に一次巻線1が巻回されている。ボビン10に平行に配置されたボビン20には、二つの二次巻線2a、2bが鍔22で隔てられて巻回されている。磁性体からなる一対のU形コア3、4が突き合わされて閉磁路を形成している。コア3、4は脚3a、4aをボビン10、20の貫通孔11、21の内部に挿入し、その先端部を貫通孔11、21の内部で互いに接着してある。接着剤5は二つのコア3、4を接着すると同時にボビン10、20とコア3、4とを接着している。
U形コア3、4の代わりにE形のコアも広く用いられている。しかし、U形やE形のような複雑な形状のコアは、コアの製造時に反りや歪みを生じやすい傾向がある。反りや歪みのあるコア3、4は、小型のボビンでは貫通孔11、21の内部に挿入したときボビン10、20と常に接触した状態となってしまう場合があった。
特開2001−126937号公報 特開平5−217748号公報
近年、テレビの液晶画面は大型化、高輝度化する傾向にあり、バックライト用の放電灯に従来よりも大きな電力を供給する必要が出てきた。これに伴いインバータトランスのコアの長さ方向に生じる磁歪振動が大幅に増加している。例えば図10のようなトランスの場合には、コア3、4に接触あるいは固定されているボビン10、20に磁歪振動が直に伝わることになる。このため、コアの磁歪振動がボビンを振動させて大きな騒音が発生するようになってきた。本発明は、このような騒音を低減することを目的とするものである。なお、騒音の発生を防止した従来の巻線部品としては特許文献2に開示されたものがある。
本発明は、接着された複数の磁性体からなり閉磁路を形成するコアと、貫通孔を有するボビンとを備え、コアの一部がボビンの貫通孔に挿入されたインバータトランスにおいて、コアの複数の磁性体をボビンの貫通孔の外部で接着するともに、この貫通孔の内部にシリコンゴム等からなる弾性体7を取付け、ボビンが弾性体7を介してコアを支持した構成を特徴とする。また本発明は、このようなインバータトランスにおけるコアを、複数の棒状磁性体を組み合わせて構成したことを特徴とする。
本発明によれば、コアの振動が弾性体によって吸収されボビンに直接伝わらないので、騒音の発生が大幅に抑えられる。図1の構成のインバータトランスを試作し測定した結果、特に3〜6KHzの可聴周波数帯の騒音が従来品の40dBから10dBに改善されることを確認した。さらにコアの構成要素を成形が容易な棒状磁性体とすることで、コアを安価に製造でき、反りや歪みも減少するうえ、弾性体の取付けが簡単になる効果もある。
図1は本発明によるインバータトランスの一実施例を示す一部断面平面図である。コア6以外の部分を断面で示してある。なお、図10の従来のインバータトランスと共通の部分には同一符号を付して説明する。本実施例のインバータトランスが図10のトランスと異なる点は、ボビン10、20の貫通孔11、21の内部に弾性体7を追加したこととコア6の構成にある。上方から見てロ字形をしたコア6は、図2に示すように4本の棒状磁性体6a、6b、6c、6dを組み合わせて形成してある。
ボビン10の貫通孔11に棒状磁性体6aを挿入し、ボビン20の貫通孔21に棒状磁性体6bを挿入してある。棒状磁性体6a、6bは、このときボビン10、20に接触しないように貫通孔11、21の内径よりも十分に細くしてある。そして、これらの貫通孔11、21の外部において、2本の棒状磁性体6c、6dを棒状磁性体6a、6bの両端部の上にそれぞれ接着して固定してある。このためコア6の接着部分から接着剤がはみ出した場合でも、コア6がボビン10、20に接着されてしまうことはない。
棒状磁性体6a、6bの両端部付近には、図3のように環状の弾性体7を嵌め込んで取付けてある。弾性体7の取付け作業は、棒状磁性体6c、6dを接着する前の棒状磁性体6a、6bに対して行えばよいので極めて簡単である。この弾性体7の素材としては弾力のあるシリコン系の樹脂等が適している。なお、ロ字形のコア6は、図4に示すように4本の棒状磁性体6a、6b、6c、6dを同一平面上で接着して、高さ寸法を抑えてもよい。
図1にはインバータトランスを簡略化して示したが、このインバータトランスは実際には例えば図5のように構成される。ボビン20には多数の鍔が設けられ、二次巻線2a、2bは、それぞれ複数の鍔23で分割巻きされている。二つのボビン10、20は、同一平面上で平行に配置されており、複数組の係合片15、25等で互いに結合して一体化されている。
図6は結合片15、25の実施例を示している。一方のボビン10に一体成形した結合片15には凸部15aを設けてある。他方のボビン20に一体成形した結合片25には凹部25aが設けてある。これらの凸部15aと凹部25aを嵌合させ且つ接着することにより、二つのボビン10、20が一体化されている。この結果、コア6は一体化したボビン10、20によって弾性体7を介して支持された状態となっている。
環状の弾性体7を棒状磁性体6a、6bに嵌め込む代わりに、液状やペースト状の弾性体材料を棒状磁性体6a、6bの周囲に塗布して固化させる等の手段によって、図7のように弾性体7aを設けることもできる。弾性体7aは環状の弾性体7と同様に、棒状磁性体6a、6bの周りを囲むように形成される。また、図8に示すように環状の弾性体7を取り付けたコア6とボビン10、20の間に、シリコン系の接着剤等を塗布あるいは注入して固化した第2の弾性体7bを追加してもよい。
二次巻線2a、2bを巻回したボビン20を2個使用することにより、図9のような4出力型のインバータトランスを構成することもできる。このインバータトランスは、図1におけるボビン10を中心にして対称的な位置にボビン20a、20bを配置した構造である。このときのコア8は5本の棒状磁性体8a、8b、8c、8d、8eによって構成された日字形をしており、二つの閉磁路を有している。
三つのボビン10、20a、20bは同一平面上に平行に配置され、互いに結合して一体化されている。ボビン10、20a、20bの貫通孔11、21に挿入された棒状磁性体8a、8b、8cに、それぞれ、環状の弾性体7を嵌め込んである。ボビン20a、20bの貫通孔21内には段差25を設け、弾性体7の位置決めがしやすいようにしてある。棒状磁性体8a、8b、8cには、ボビン10、20a、20bの貫通孔11、21の外部で、棒状磁性体8d、8eが接着してある。コア8は一体化したボビン10、20a、20bによって、弾性体7を介して支持された状態となっている。
本発明のトランスの第1実施例を簡略化して示す一部断面平面図 同トランスのコアを縮小して示す斜視図 弾性体取付け後の同コアの斜視図 コアの他の構成例を示す斜視図 本発明のトランスの実際の構成例を示す平面図 ボビンの結合片の実施例を示す斜視図 弾性体を設けたコアの他の実施例を示す平面図 本発明のトランスの第2実施例を示す一部断面平面図 本発明のトランスの第3実施例を示す一部断面平面図 トランスの従来例を示す一部断面平面図
符号の説明
6・・・・・コア
6a、6b・棒状磁性体
6c、6d・棒状磁性体
7・・・・・弾性体
10、20・・・ボビン

Claims (7)

  1. 接着された複数の磁性体からなり閉磁路を形成するコアと、貫通孔を有するボビンとを備え、コアの一部がボビンの貫通孔に挿入されたインバータトランスにおいて、コアの複数の磁性体をボビンの貫通孔の外部で接着するともに、該貫通孔の内部に設けられた段差に環状の弾性体を取付け、ボビンが該弾性体を介してコアを支持したことを特徴とするインバータトランス。
  2. 貫通孔を有し平行に配置された第1、第2のボビンと、第1、第2のボビンの貫通孔に一部が挿入されて閉磁路を形成するロ字形のコアとを備えたインバータトランスであって、第1、第2のボビンを互いに結合して一体化するとともに、第1、第2のボビンの貫通孔の内部に設けられた段差にそれぞれ環状の弾性体を取付けた請求項1のインバータトランス。
  3. ロ字形のコアを、第1、第2のボビンの貫通孔にそれぞれ挿入された第1、第2の棒状磁性体と、該貫通孔の外部において第1、第2の棒状磁性体に接着された第3、第4の棒状磁性体とで構成し、第1、第2の棒状磁性体の周囲に環状の弾性体を取付けた請求項2のインバータトランス。
  4. 第1のボビンに一次巻線を巻回し、第2のボビンに少なくとも一つの二次巻線を巻回した請求項3のインバータトランス。
  5. 同一平面上で互いに平行に配置され貫通孔を有する第1、第2、第3のボビンと、第1、第2、第3のボビンのそれぞれの貫通孔に一部が挿入されて二つの閉磁路を形成する日字形のコアとを備えたインバータトランスであって、第1、第2、第3のボビンを互いに結合して一体化するとともに、第1、第2、第3のボビンの貫通孔の内部に設けられた段差にそれぞれ環状の弾性体を取付けた請求項1のインバータトランス。
  6. 日字形のコアを、第1、第2、第3のボビンの貫通孔にそれぞれ挿入された第1、第2、第3の棒状磁性体と、これら第1、第2、第3の棒状磁性体に該貫通孔の外部において接着された第4、第5の棒状磁性体とで構成し、第1、第2、第3の棒状磁性体の周囲に環状の弾性体を取付けた請求項のインバータトランス。
  7. 中央の第1のボビンに一次巻線を巻回し、第2、第3のボビンのそれぞれに、少なくとも一つの二次巻線を巻回した請求項のインバータトランス。
JP2006235126A 2006-08-31 2006-08-31 インバータトランス Expired - Fee Related JP4579884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235126A JP4579884B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 インバータトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235126A JP4579884B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 インバータトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008060305A JP2008060305A (ja) 2008-03-13
JP4579884B2 true JP4579884B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=39242703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235126A Expired - Fee Related JP4579884B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 インバータトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4579884B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009246328A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Samsung Electro Mech Co Ltd 多出力トランス
JP5211917B2 (ja) * 2008-07-29 2013-06-12 パナソニック株式会社 高周波加熱装置
KR101339153B1 (ko) 2013-08-16 2013-12-10 주식회사 케이피 일렉트릭 변압기용 코일 고정 조립체
JP6296916B2 (ja) * 2014-06-20 2018-03-20 株式会社日立製作所 静止誘導電器
KR20210037933A (ko) 2019-09-30 2021-04-07 주식회사 만도 Obc용 자성 소자 및 이를 포함하는 전력 변환 시스템
JP2021174830A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 スミダコーポレーション株式会社 共振コイル内蔵型llcトランス

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193225U (ja) * 1981-06-03 1982-12-07
JPH08124773A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Toko Inc インバータトランス
JP2000124045A (ja) * 1998-07-14 2000-04-28 Toko Inc インバ―タトランスと放電灯点灯回路
JP2001143943A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Toshiba Corp 変圧器
JP2002043148A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Sumida Corporation インバータトランス
JP2004273471A (ja) * 2003-01-14 2004-09-30 Sanken Electric Co Ltd コア付き部品及びその製造方法
JP2006156928A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Minebea Co Ltd インバータトランス

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193225U (ja) * 1981-06-03 1982-12-07
JPH08124773A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Toko Inc インバータトランス
JP2000124045A (ja) * 1998-07-14 2000-04-28 Toko Inc インバ―タトランスと放電灯点灯回路
JP2001143943A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Toshiba Corp 変圧器
JP2002043148A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Sumida Corporation インバータトランス
JP2004273471A (ja) * 2003-01-14 2004-09-30 Sanken Electric Co Ltd コア付き部品及びその製造方法
JP2006156928A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Minebea Co Ltd インバータトランス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008060305A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4579884B2 (ja) インバータトランス
JP4224039B2 (ja) 磁性素子
US20120098631A1 (en) Induction device
US20220286784A1 (en) Sound production device and assembling method therefor
JP2008005171A (ja) ベース付ラインフィルタ
JP2008187052A (ja) 高圧トランス
JP2008004895A (ja) インバータトランス
JP2012028572A (ja) 誘導機器
KR101174833B1 (ko) 장방형 댐퍼를 내장한 스피커 모듈
JP2013115379A (ja) 縦型トランス
JP2013102360A (ja) スピーカ
JP2006217451A (ja) スピーカおよびこれを用いた電子機器、装置
CN215647329U (zh) 一种振动组件及微型扬声器
KR101570760B1 (ko) 음향 발생기
JPH08203751A (ja) 電子機器用コイル部品
JP2006066683A (ja) コイル部品
US10986448B2 (en) Sound vibration actuator
JP2005277561A (ja) スピーカ
KR101142254B1 (ko) 서스펜션을 구비한 고출력 장방형 스피커
JP5194970B2 (ja) スピーカ
CN205912251U (zh) 扬声器
KR20040107014A (ko) 스피커용 리드 단자 일체형 댐퍼
KR20140146756A (ko) 서스펜션 및 이를 포함하는 스피커 장치
JP2010177440A (ja) インダクタ
US20100278370A1 (en) Motor Structure of Loudspeaker

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100826

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees