JP4577926B2 - 剥取り可能な自己接着性聴診器遮蔽体 - Google Patents

剥取り可能な自己接着性聴診器遮蔽体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者間の病気の伝染を回避するめの聴診器の遮蔽体に関し、特に、最初の使用に先立って聴診器ヘッドに取り付けられて遮蔽し、次いで患者間に病気が伝染するのを回避するめに、聴診器が使用された後に剥ぎ取られる遮蔽体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
聴診器による診察は、医療の分野で広く行き渡っている。CDCによって判定された院内感染事故は240万件に増加し、年間10万件の死亡の原因となり、最近の種々の抗生物質に耐性を有する細菌、特にバンコマイシンに耐性を有するブドウ状球菌およびその他のバクテリアの出現によって、現在ある抗生物質が効かなくなり、患者間の感染の波及を最小限に抑える技術が極めて重要になってきた。
【0003】
聴診器は通常、患者の身体に当られるダイアフラムを備えたヘッド部分と、ダイアフラムに連結されてそれを通して人間の身体内部の音を聴くことができる一対のイヤピースとからなる。医師等は、ダイアフラムを患者の皮膚に当てながらイヤピースを彼または彼女の耳内にあてがう。ダイアフラムの反応によって、医師等は患者の体内の音を聴くことができ、それによって、病気を診断し、あるいは病気ではないと断定する。例えば、ダイアフラムが患者の胸に当られたとき、医師等は呼吸音と心音とを聴いて異常があるか否かを判断する。
【0004】
不幸にして、患者の皮膚に接触させることによって、聴診器は、患者が保有している可能性のある細菌で汚染されることになる。このことは、皮膚との接触によって伝染し得る危険な伝染性微生物に汚染された皮膚を有する患者に関しては重大である。一人以上の患者に同じ聴診器を使用すると、感染性疾患が患者間に伝染する危険が徐々に増大する。聴診器の消毒により病気の伝染はほとんど防止できるが、患者に使用する度に消毒するのは極めて非現実的である。多数の患者が次々と診察される病院およびその他の診療所で働く医師、看護婦およびその他の診療専門家にとって、聴診器の消毒はほとんど不可能である。さらに、細菌を減らしはするがすべてを排除するわけではアルコールのような消毒剤を用いることすら、今日の医療施設では行なわれていない。
【0005】
このような事情に鑑み、聴診器を介した感染性疾患の伝染を低減するための数々の手段が開発されてきた。特に聴診器ヘッドを覆う数々の遮蔽体が開発されてきた。これら遮蔽体は通常、使用時に遮蔽体を聴診器ヘッド上に保持し、かつ各患者間で遮蔽体の交換を可能にする弾性的保持手段を備えている。
【0006】
しかしながら、このような遮蔽体にはいくつかの問題がある。
【0007】
第1に、多くの遮蔽体は聴診器に対する取付け勝手が悪いことである。というのは、多くの遮蔽体は、それらを聴診器ヘッド上に取り付ける場合に、機能的に両手を用いる必要があり、遮蔽体を取り付けるために、医師等はカルテ等を下に置かなければならないからである。さらにこれら遮蔽体は一般に、ダイアフラム側とは反対側の外周部に固定されることによって聴診器ヘッドに取り付けられる。このような状態は、ダイアフラムと、患者に接触する遮蔽体の部分との間に空気が閉じ込められる危険性がある。ダイアフラムに隣接して空気が存在すると、患者の体内の音をダイアフラムに伝達する機能を著しく低下させることは当業者であれば認識している。この形式の遮蔽体は米国特許第4,871,046号に説明されている。
【0008】
米国特許第5,424,495号、第5,528,004号および米国特許第5,686,706号 には、聴診器のための使い捨てカバーが開示されている。そこに記載されている使い捨てカバーは、聴診器のダイアフラムの全表面領域を覆う遮蔽体を取外し可能に取り付けるために粘着剤を施された遮蔽体を用いて、病気およびその他の汚染物の感染を防止している。この遮蔽体は、使用後に聴診器ダイアフラムから剥取り可能である。そこに記載されている種々のカバーの実施の形態では、遮蔽体がその取り扱いを容易にするために引っ張りタブを備えている。しかしながら、これら遮蔽体は、医師等によってディスペンサーから個々に取り出されて、聴診器に取り付けられる。このことは、医師等がその遮蔽体を聴診器に取り付けるときにその遮蔽体に不要に触れることになる。さらに、このことは、ディスペンサーを補給用聴診器遮蔽体とともに医師等が携行するか、あるいは医療施設内の各部屋のみならず廊下や待合室にもディスペンサーを設置することを必要とする。さらに、このようなディスペンサーは、医師等が容易に入手可能なものではなく、このような遮蔽体が使用される見込みはほとんどない。
【0009】
米国特許第5,448,025号には、聴診器ヘッドに一時的に固定されて、聴診器ヘッドを完全に覆い、内部およびダイアフラムを周囲の雰囲気から密閉する遮蔽体が開示されている。このカバーは、平坦な両面を有する薄いプラスチックシートと、このカバーを聴診器ヘッドの外縁に取外し可能に固定するために上記シートの片面上に施された粘着剤とからなる。遮蔽体は、その複数がテープ上に取り付けられ、ディスペンサーから引き出され、テープから取り外されて聴診器に取り付けられる。この場合も、遮蔽体をテープから取り外してこの遮蔽体を聴診器に取り付けるために、医師等が遮蔽体およびディスペンサーを手で扱う必要がある。それに加えて、上述したように、このようなディスペンシングシステムは、医師等がディスペンサーを補給用遮蔽体とともに携行するか、あるいはディスペンサーを診療施設の各部屋に備える必要がある。このような遮蔽体を医師等が容易に手に入れることはできないから、この遮蔽体の使用がしばしば非現実的になるのは明らかである。
【0010】
上述のような欠点を克服するためのさらなる努力の結果として、米国特許第5,587,561号 に記載された聴診器遮蔽体は、患者の皮膚上の体液から聴診器を護ために、遮蔽体から聴診器ヘッドに向かって上方へ延びるように配設された環状のフランジを備えている。しかしながら、これらの遮蔽体は、積重ね体として用意され、最上部のダイアフラムが積重ね体から剥がされて上述した態様で聴診器に取り付けられる。このようなシステムも、遮蔽体を何等かの態様で手で扱う必要があり、上述のように医師等がディスペンサーを携行したり、診療施設の各部屋にディスペンサーを配置したりする必要があるので不便である。さらに、このシステムは、粘着剤が長期間環境にさらされることになり、かつ取付けに両手を使用する必要がある。
【0011】
患者を病気の感染から護るための聴診器遮蔽体が必要であるのみでなく、このような遮蔽体を環境中で実際に使用する方法も必要であることは明らかである。
さらに、上述した諸欠点を克服し、臨床環境では必須である敏速な分離の実行が可能な構成を有し、医師等がそこの診療施設の防護方針に従っていることを監視する機会を有する聴診器遮蔽システムが必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主たる目的は、従来技術の遮蔽体およびディスペンシング方法が有する上述した欠点を克服することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、聴診器遮蔽体のみでなく、患者間における病気の伝染を防止するための聴診器遮蔽体の使用方法を提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、聴診器遮蔽体と、聴診器の機能を妨げない聴診器遮蔽体の使用方法とを提供することにある。
【0015】
本発明のさらに他の目的は、聴診器遮蔽体と、臨床環境における実際的な態様での複数の聴診器遮蔽体の使用方法とを提供することにある。
【0016】
本発明のさらに他の目的は、医師等が、かかる遮蔽体の使用と、順次の各患者に新たな遮蔽体が露出されることを保証することを可能にする複数の聴診器遮蔽体の取付け方法を提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、医師等がそこの診療施設の防護方針に従っていることを監視することができ、かつ手洗いの奨励を思い出させるのに役立つシステムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のこれらおよびその他の目的は、粘着剤の施された第1の表面と、第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の上記第1の表面を隣接する遮蔽体の上記第2の表面に付着させた態様で互いに積み重ねられ、これら複数の遮蔽体の保持のために、上記複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が聴診器のダイアフラムに付着され、複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニットを提供することによって達成される。すなわち、遮蔽体の積み重ね体が最初に聴診器に取り付けられるので、最外部の露出された遮蔽体を、順次の各患者に接触するのに先立って医師等が容易に剥ぎ取ることができる。さらに、これは使用済みの遮蔽体が、下層の汚染されていない遮蔽体に物理的に接触することなく剥ぎ取られることを可能にする。
【0019】
上述の要件にに加えて、粘着剤の施されていない汚染防止用遮蔽体を、複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体に隣接して配置することができ、この汚染防止用遮蔽体は、積重ね体のうちの第1の遮蔽体をダイアフラムに付着させるのに先立って剥ぎ取られる。
【0020】
機器、特に聴診器の細菌による汚染を防止する方法は、粘着剤の施された第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体を、各遮蔽体の上記第1の表面が、隣接する遮蔽体の上記第2の表面に付着される態様で互いに積み重ねて積重ね体を形成し、この積重ね体を、複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体の上記第1の表面が機器の表面に付着される態様で上記機器の表面に取り付け、次いで、上記機器の使用後に、上記積重ね体の最外側の遮蔽体を剥ぎ取ることを特徴とするものである。特に、順次の各患者に当てる間に、最外側の遮蔽体を聴診器ヘッドから剥ぎ取る。さらに、この方法では、複数の遮蔽体を機器の表面に取り付けるのに先立って、機器の表面に付着させる第1の遮蔽体から防護用遮蔽体を剥ぎ取るステップを含むことができる。
【0021】
本発明のこれらおよびその他の目的は、図面を参照した以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1を参照すると、機器、特に聴診器ヘッドに取り付けるためための1枚の感染防止用遮蔽体10が示されている。この遮蔽体10は、ほぼ平面状の1枚の音響伝達性材料14からなり、上記音響伝達性材料14は種々の物質で作成することができる。しかしながら、上記音響伝導性材料14は、紙またはプラスチックまたは患者と聴診器ヘッドとの間の音の伝達を妨げない他の材料からなる薄いシートであることが好ましい。紙およびプラスチックは、医師等の間で日常的に使用されており、しかも安価でかつ本質的に使い捨て可能である。体液がこの遮蔽体に浸み込むのを防ぐために、紙製の遮蔽体には、プラスチックまたはワックスのような、液の浸み込まない薄いコーティングがなされているのが好ましい。本発明の好ましい実施の形態によれば、薄い本質的に円盤状の遮蔽体は、聴診器のために、防水性でかつ細菌を通さない障壁を形成している。上述のように円盤状の遮蔽体10のそれぞれは、使い捨てで、かつ厚さが0.01〜4.0ミル(0.25〜25.4ミクロン)のポリエチレンのような可撓性を有する高分子プラスチック材料で構成されていることが好ましい。
【0024】
図2に見られるように、遮蔽体10は、複数の遮蔽体が上下に積み重ねられた積重ね体22を形成していることが好ましい。各遮蔽体10の第1の表面すなわち下側の面15には、各遮蔽体が互いに順次接着されるとともに第1の遮蔽体が聴診器の表面に付着されるように粘着剤16が施されている。この粘着剤16は、図1(b)から明らかなように、遮蔽体10の周縁部18の近傍に環状に施されていることが好ましい。本発明で用いられる粘着剤は3M社から「POST−IT NOTE」(登録商標)なる名称で販売されている、剥取り式メモに用いられるような剥取り可能な粘着剤である。このような剥ぎ取り式メモは極めて一般的に用いられているので、当業者であれば、複数の遮蔽体10を互いに剥取り可能に付着させるともにこれら遮蔽体の積重ね体を聴診器の表面に付着させるための種々の粘着剤について熟知しているであろう。図においては、粘着剤16が、遮蔽体10の周縁部18の近傍の環状に施されているが、粘着剤16は中央部分に塗られていてもよい。しかしながら、環状に施されている方が好ましい。さらに、遮蔽体を剥ぎ取るときに、積み重ね体が聴診器にしっかりと保持されているように、聴診器に接する第1の遮蔽体の粘着剤が、残りの遮蔽体間に設けられる粘着剤よりも強力であるのが好ましい。
【0025】
図2では5枚の遮蔽体10が互いに積み重ねられ、図3では7枚の遮蔽体10が互いに積み重ねられて1ユニット22を形成しているが、最初に聴診器に取り付けられる積重ね体を形成する遮蔽体の実際の枚数は、遮蔽体を形成する材料の厚さおよび音響伝達特性に応じて変えればよい。診察の間に医師が体音を適切に聴けるようにするためには、材料が厚い程、積重ね体の枚数を少なくする必要がある。同様の理由で、粘着剤16は遮蔽体10の全表面を覆うよりも、上述のように遮蔽体10の周縁部18に施した方がよいのである。中央部分には粘着剤を施さないことによって、複数の遮蔽体を通る音の伝達性が向上する。しかしながら、粘着剤層の厚みが極めて薄ければ、遮蔽体の全表面に粘着剤を施してもよい。
【0026】
図3は、粘着剤の施されていないダミーの遮蔽体20により封をされた互いに積み重ねられた複数の遮蔽体10を示す。このダミーの遮蔽体20は、聴診器への取付けに先だってはぎ取られるが、その方法を下記に説明する。上記ダミーの遮蔽体20は、最上部の遮蔽体の環状粘着剤16の清浄性を保つ機能を有し、かつ遮蔽体の積重ね体22の汚染を防止する。互いに積み重ねられた複数の遮蔽体は、この積重ね体22の取扱い時の無菌性と清浄性を維持するための密閉された袋内に用意される。使用時には、積重ね体22が袋から取り出され、聴診器に取り付けるために最上部の環状粘着剤16を露出させるべく、ダミーの遮蔽体20が剥ぎ取られる。
【0027】
前述および後述の記載は、聴診器に取り付けられる互いに積み重ねられた遮蔽体について説明していることに注目されたい。しかしながら、このアイデアは、表面を清浄に保つ必要があるすべての機器にも同様に適用することができる。また、各遮蔽体10が、遮蔽体10の周縁部18から延びるタブ24を備えていることに注目されたい。このタブの重要性については、積重ね体22の使用方法に関する後述の説明に詳細に記載されている。
【0028】
図4を参照すると、遮蔽体の積重ね体22が包装袋(図示せず)から取り出されると、取付け用遮蔽体(第1の遮蔽体)25の表面からダミーの遮蔽体20が剥ぎ取られて、積重ね体の第1の遮蔽体25の粘着剤16が露出される。次にこの積重ね体は聴診器ヘッド28のダイアフラム26に固定される。聴診器ヘッド28は種々の形状を有するが、遮蔽体に施された粘着剤16の特定の形状によって特定の聴診器ヘッドに理想的に適合する。このアイデアは、患者の身体の表面に次々に接触させられる表面を非汚染状態に保つことが望ましい機器にも適用することができる。その枚数が材料の厚さによって決定される複数の遮蔽体からなる積重ね体22は、聴診器ヘッド28のダイアフラム26に対し矢30の方向から取り付けられる。遮蔽体の積重ね体22は、露出された環状粘着剤16によってダイアフラム26に固定され、聴診器ヘッド28に対して図5に示された位置に保持される。使用時において、最外側の遮蔽体は、遮蔽体の積重ね体22が聴診器ヘッド28に取り付けられるときに汚染される可能性がある。このため、聴診器が患者に当てられるのに先立って、最初の遮蔽体32が図6に示された態様で剥ぎ取られる。この最初の遮蔽体32は、その露出されたタブ24を使用者が摘まむことによって、残りの積重ね体22から難無く剥ぎ取ることができる。
【0029】
上述のように、本発明において使用される粘着剤は、3M社から「POST−IT NOTE」(登録商標)なる名称で販売された剥取り式メモ用の粘着剤に類似のものである。この粘着剤は、互いに積重ねられた遮蔽体10を保持するのに十分な粘着力を有するが、露出された遮蔽体は、タブ24を摘まんで積重ね体22から難無く剥取ることができる。さらに、聴診器に接触する第1の遮蔽体25の粘着剤は、残りの順次に遮蔽体間の粘着剤よりも強力で、遮蔽体が剥ぎと取られるときに、聴診器ヘッド28に固定された積重ね体22を保持する役目をする。
【0030】
従来から知られているように、患者の皮膚から受け取る振動を、聴診器のイヤピース(図示せず)で聴取可能な音に変換するために、聴診器ヘッド28はダイアフラム26を備えている。遮蔽体の積重ね体22は、患者の皮膚から受け取るこれらの振動を、医師等が聴取可能な音に変換するのを継続し得るようにダイアフラム26に固定される。図3には、各遮蔽体間にかなりの空隙が形成されているように見えるが、図3には粘着剤および遮蔽体の厚みが誇張されて描かれているので、この空隙は、実際には図3よりもずっと小さい。さらに、ダイアフラム26のエッジが患者に接触するのを防止するために、遮蔽体はダイアフラム26よりも僅かに大径であることが好ましい。
【0031】
上述のように、積重ね体22を形成する複数の遮蔽体は、剥がすことの可能な粘着剤によって聴診器のダイアフラム26に取り付けられる。これは、遮蔽体の積重ね体を直接ダイアフラム26に粘着させることにより達成される。複数の遮蔽体10の間に施される粘着剤の厚さは約0.01ミル(0.25ミクロン)である。この粘着剤は、積重ね体を聴診器ヘッド自体に粘着するのみでなく、遮蔽体同士を粘着して積重ね体を形成するのに必要なだけでよいことが好ましい。粘着剤は、このような少量においては遮蔽体間に僅かの空隙しか形成しない。さらに、粘着剤は遮蔽体10の周縁部に施されているので、この粘着剤が、患者の皮膚から受け取る振動を医師等によって検知される音に変換する場合の障害として作用することはない。
【0032】
図5に示すような積重ね体22を備えた聴診器ヘッド28が形成されると、この聴診器ヘッド28を患者の身体に当てることができる。最初の患者の診察が完了すると、医師等は、露出されている遮蔽体10のタブ24のみを摘まんでその遮蔽体を積重ね体22から剥ぎ取り、剥ぎ取られた遮蔽体の下層の遮蔽体を露出させるだけでよい。聴診器は、汚染のおそれなしに次の患者に接触させることができ、かくして、細菌またはその他の汚染物が患者から患者へ伝染する機会を最小限に抑えることができる。さらに、患者に接触させる遮蔽体が、聴診器ヘッドのエッジのみならず、積重ね体中の遮蔽体のエッジも完全に覆うように、遮蔽体の外径は、患者に最も近い遮蔽体からダイアフラムに接着される遮蔽体に向かって徐々に縮減されている。
【0033】
なお、上述の構成では、遮蔽体同士を相互に結合するのに粘着剤を用いているが、遮蔽体間の静電吸着力またはヒートシールによって付着させてもよいことに注目されたい。これは遮蔽体の材料がプラスチックである場合に特に有用である。その場合、粘着剤は、積重ね体全体を聴診器ヘッドに固定するのに用いればよい。
【0034】
上述の説明から明らかなように、本発明によれば、汚染されていない接触面を確保しながら、医師等が多数を患者の次から次へと診察するのを可能にする遮蔽体ユニットが提供される。医師等は、病室またはその他の場所に備えられた積重ね体を探す必要がなく、すでに、聴診器ヘッドに取り付けられている遮蔽体の積重ね体から、露出されている積重ね体を剥ぎ取るだけでよい。積重ね体を使い切ると、医師等は新たな遮蔽体の積重ね体を聴診器ヘッドに取り付けるだけで、患者の診察を続行することができる。したがって、本発明によれば、病気やその他の汚染物が患者から患者へ伝染するのを効率のよく最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機器、特に聴診器を介した汚染物質の伝染から患者を護るための本発明による個々の遮蔽体を示し、図1(a)は斜視図、図1(b)はその平面図
【図2】聴診器ヘッドに取り付けるために図1の遮蔽体を積み重ねた状態を示す斜視図
【図3】図2の III−III 線に沿った断面図
【図4】本発明による遮蔽体の積重ね体を聴診器ヘッドに取り付ける状態を示す斜視図
【図5】本発明による遮蔽体の複数が聴診器ヘッドに取り付けられた状態を示す斜視図
【図6】聴診器の使用時に、本発明による遮蔽体のうちの最外側の1枚を聴診器ヘッドから取り外す状態を示す斜視図
【符号の説明】
10,25,32 遮蔽体
16 粘着剤
22 積重ね体
24 タブ
26 ダイアフラム
28 聴診器ヘッド

Claims (24)

  1. 人体に接触させる表面領域を備えたダイアフラムを有する聴診器のための遮蔽体ユニットであって、
    第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の前記第1の表面を隣接する遮蔽体の前記第2の表面に着させた態様で互いに積み重ねられ、
    前記複数の遮蔽体を支持するために該複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が前記ダイアフラムに付着され、
    前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の選択的な領域に粘着剤が施され、
    前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の中心領域は前記粘着剤を欠いており、
    前記複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、前記人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニット。
  2. 前記遮蔽体のそれぞれが、その周縁部から延びるタブを備えていることを特徴とする請求項1記載の遮蔽体ユニット。
  3. 前記粘着剤が施されていない防護用遮蔽体が前記第1の遮蔽体に隣接して設けられ、前記防護用遮蔽体が、前記第1の遮蔽体の前記ダイアフラムへの付着に先立って剥ぎ取られることを特徴とする請求項記載の遮蔽体ユニット。
  4. 前記粘着剤が、前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の周縁部近傍に施されていることを特徴とする請求項記載の遮蔽体ユニット。
  5. 前記遮蔽体のそれぞれが、0.10ミルから4.0ミルまでの厚さを有することを特徴とする請求項1記載の遮蔽体ユニット。
  6. 前記遮蔽体が、液体および細菌の少なくとも一方に対して不浸透性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の遮蔽体ユニット。
  7. 各遮蔽体の外径が、最外側の遮蔽体から最内側の遮蔽体に向かって徐々に縮減されていることを特徴とする請求項1記載の遮蔽体ユニット。
  8. 第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体であって、それぞれの前記第1の表面の選択された領域に粘着剤が施され、該第1の表面の中心領域が前記粘着剤を欠いている遮蔽体を、各遮蔽体の前記第1の表面が隣接する遮蔽体の前記第2の表面に付着された態様で互いに積み重ねて積重ね体を形成し、該積重ね体を、該積重ね体における第1の遮蔽体の前記第1の表面が機器の表面に付着される態様で該機器の表面に取り付け、
    前記機器の使用後に、前記積重ね体の最外側の遮蔽体を剥ぎ取ることを特徴とする機器の汚染を防止する方法。
  9. 前記機器が聴診器であり、前記表面が前記聴診器のダイアフラムであることを特徴とする請求項記載の方法。
  10. 前記遮蔽体が前記ダイアフラムの接触表面全体を覆う大きさを有することを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 前記遮蔽体のそれぞれが、その周縁部から延びるタブを備えていることを特徴とする請求項記載の方法。
  12. 前記複数の遮蔽体を前記機器の表面に取り付けるのに先立って、前記機器の表面に付着されるべき前記遮蔽体から防護用遮蔽体を剥ぎ取ることを特徴とする請求項記載の方法。
  13. 前記粘着剤が、前記第1の表面の周縁部近傍に施されていることを特徴とする請求項記載の方法。
  14. 前記遮蔽体のそれぞれが、0.10ミルから4.0ミルまでの厚さを有することを特徴とする請求項記載の方法。
  15. 前記遮蔽体が、液体および細菌の少なくとも一方に対して不浸透性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項記載の方法。
  16. 各遮蔽体の外径が、最外側の遮蔽体から最内側の遮蔽体に向かって徐々に縮減されていることを特徴とする請求項記載の方法。
  17. 機器の接触表面に取り付けられる遮蔽体ユニットであって、
    第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の前記第1の表面を隣接する遮蔽体の前記第2の表面に着させた態様で互いに積み重ねられ、
    前記複数の遮蔽体を支持するために該複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が前記接触表面に付着され、
    前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の選択的な領域に粘着剤が施され、
    該第1の遮蔽体の前記第1の表面の中心領域が前記粘着剤を欠いており、
    前記複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、前記人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニット。
  18. 前記粘着剤が、前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の周縁部近傍に施されていることを特徴とする請求項17記載の遮蔽体ユニット。
  19. 前記遮蔽体のそれぞれが、0.10ミルから4.0ミルまでの厚さを有することを特徴とする請求項17記載の遮蔽体ユニット。
  20. 前記遮蔽体が、液体および細菌の少なくとも一方に対して不浸透性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項17記載の遮蔽体ユニット。
  21. 各遮蔽体の外径が、最外側の遮蔽体から最内側の遮蔽体に向かって徐々に縮減されていることを特徴とする請求項17記載の遮蔽体ユニット。
  22. 人体に接触させる表面領域を備えたダイアフラムを有する聴診器のための遮蔽体ユニットであって、
    第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の前記第1の表面を隣接する遮蔽体の前記第2の表面にヒートシールにより付着させた態様で互いに積み重ねられ、
    前記複数の遮蔽体を支持するために該複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が前記ダイアフラムに付着され、
    前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の選択的な領域に粘着剤が施され、
    該第1の遮蔽体の前記第1の表面の中心領域が前記粘着剤を欠いており、
    前記複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、前記人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニット。
  23. 機器の接触表面に取り付けられる遮蔽体ユニットであって、
    第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の前記第1の表面を隣接する遮蔽体の前記第2の表面にヒートシールにより付着させた態様で互いに積み重ねられ、
    前記複数の遮蔽体を支持するために該複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が前記接触表面に付着され、
    前記第1の遮蔽体の前記第1の表面の選択的な領域に粘着剤が施され、
    該第1の遮蔽体の前記第1の表面の中心領域が前記粘着剤を欠いており、
    前記複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、前記人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニット。
  24. 機器の接触表面に取り付けられる遮蔽体ユニットであって、
    第1の表面と第2の表面とをそれぞれ備えた複数のほぼ平面状の遮蔽体が、各遮蔽体の前記第1の表面を隣接する遮蔽体の前記第2の表面に付着させた態様で互いに積み重ねられ、
    前記複数の遮蔽体を支持するために該複数の遮蔽体のうちの第1の遮蔽体が前記接触表面に付着され、
    前記第1の表面の選択的な領域に粘着剤が施され、
    前記第1の表面の中心領域が前記粘着剤を欠いており、
    前記複数の遮蔽体のうちの露出された遮蔽体が、前記人体に接触した後に剥ぎ取られることを特徴とする遮蔽体ユニット。
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