JP4576925B2 - 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4576925B2
JP4576925B2 JP2004238604A JP2004238604A JP4576925B2 JP 4576925 B2 JP4576925 B2 JP 4576925B2 JP 2004238604 A JP2004238604 A JP 2004238604A JP 2004238604 A JP2004238604 A JP 2004238604A JP 4576925 B2 JP4576925 B2 JP 4576925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map image
display
map
latitude
longitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004238604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006058470A (ja
Inventor
真二 深津
努 佐々木
雅且 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2004238604A priority Critical patent/JP4576925B2/ja
Publication of JP2006058470A publication Critical patent/JP2006058470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4576925B2 publication Critical patent/JP4576925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Description

本発明は、複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、地図画像検索システム/サービスが提示する地図画像を複数表示し、それらを個別、または、一括で操作可能とする複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体に関する。
従来の地図画像検索システムや地図検索サービス(以下、「地図画像検索システム/サービス」と記す)では、利用者が任意の場所を指定することで、その指定された場所を中心に表示する地図画像を取得できる。また、利用者はその表示された地図画像に対して各種操作を実行することで、その地図画像の表示スケール、表示サイズ、その地図画像に表示される場所などを任意に変更できる。
また、利用者が指定する任意の場所の詳細を表示する詳細地図画像に加え、その場所の広域を表示する広域地図画像を同時に表示し、それらを連携して操作できるものも存在する。
例えば、詳細地図画像(中央部分)に表示される場所を変更した場合、広域地図画像(中央部分)に表示される場所もその変更された場所になるように自動的に変化する。
他にも、広域地図画像上に表示されたフレームを操作することで、そのフレームが囲む場所が中央にくるように広域地図画像を変更すると共に、そのフレームが囲む場所を表示するように詳細地図画像も連動して変更するシステムも存在する(例えば、特許文献1参照)。
他にも、広域地図上に表示されたフレームを操作することで、そのフレームが囲む場所の詳細地図を自動的に取得できる。
特開2002−39764号公報
ここで、従来の地図画像検索システム/サービスを利用し、異なる場所を表示した複数の地図画像を取得しようとした場合、地図画像検索システム/サービスを複数回起動し、例えば、複数のウィンドウを用いて、そのそれぞれに地図画像を表示する。
しかしながら、この場合、地図画像を複数表示できるのみで、各地図画像に対する操作は個別に行う必要がある。
例えば、表示場所が連続した2つの地図画像を表示し、それらの表示スケールを変更しようとした場合、利用者自身が一つ一つ表示スケールを変更する操作を各地図画像に対して行う必要がある。
さらには、表示スケールの変更に伴い、各地図画像の表示場所の繋がりにズレが生じることが考えられ、利用者自身がこのズレの補正も行う必要が生じる。
また、広域地図画像と詳細地図画像を提示し、それらを連携して操作できるシステムも存在するが、一般的に詳細地図画像と詳細地図画像の中心には同じ場所が表示され、異なる場所、異なる表示スケールで表示される複数の地図画像を同時に表示し、それらを連携して操作するようなことはできない。
さらには、従来のシステムでは、広域地図画像と詳細地図画像の2つの地図画像を同時に表示し、それらを連携して操作できるのみで、利用者が任意に指定する複数(3つ以上)の地図画像を同時に表示し、それらを一括して操作するようなことはできない。
本発明は、係る課題に鑑みなされたものであり、地図画像検索システム/サービスが提示する地図画像を複数表示し、それらを従来どおり個別に操作(Localな操作)できると共に、それら複数の地図画像を一括して操作(Globalな操作)可能な複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
特に、ある地図画像に対する操作に連携して、残りの地図画像に対しても同様の操作を自動的に実行することで、複数地図画像に対する一括操作を実現することが可能な複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明は、既存の地図画像を提供する機能を持つ地図画像検索システムからネットワークを介して地図画像を受信し、地図画像を複数表示し、それらを一括で操作可能とする複数地図画像の一括操作方法であって、
記憶手段に設けられ、各地図画像に関する各種データを管理する地図画像管理テーブルと、
ネットワークを介して地図画像検索システムにアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得するアクセス手段と、
指定された地図画像に対する指定された操作を適用したときの、適用後の新たな地図画像を取得する検索式を生成する検索式生成手段と、
アクセス手段により複数の地図画像を取得し、取得した地図の場所情報を地図画像管理テーブルに登録するとともに、表示装置に表示する第1の画像取得手段と、を有する装置が、
利用者の入力装置から指定された地図画像及び該地図画像に対する各種操作要求を受信する操作受信ステップ(ステップ1)と、
指定された地図画像に対する操作要求を適用する検索式を検索式生成手段により生成し(ステップ2)、その検索式に対応した地図画像をアクセス手段により取得し(ステップ3)、表示装置上の指定された地図画像を当該取得した地図画像に更新する(ステップ4)とともに、地図画像管理テーブル内の指定された地図画像のデータを、当該取得した地図画像のデータに更新する(ステップ5)第1の表示制御ステップと、
地図画像管理テーブルを参照し、表示装置上に表示されている残りの地図画像の個々に対して操作要求を適用する検索式を検索式生成手段により生成し(ステップ6)、その検索式に対応した地図画像をアクセス手段により取得し(ステップ7)、表示装置上の該当する残りの地図画像を当該取得した新たな地図画像に更新する(ステップ8)とともに、地図画像管理テーブル内の該当する残りの地図画像のデータを、当該取得した新たな地図画像のデータに更新する(ステップ9)第2の表示制御ステップと、を行う。
本発明は、地図の場所情報は緯度・経度とし、地図画像管理テーブルには、地図の緯度・経度、表示スケール、及び表示サイズを登録し、
追加する地図画像を取得するための検索式には、追加する地図画像の緯度・経度、及び、ベースとなる地図画像の表示スケールと表示サイズが含まれるものとする。
本発明は、各地図画像検索システム毎に予め作成された
該地図画像検索システムが提示する地図画像のURLを解析し、該URLから緯度・経度、表示スケール、表示サイズを取得する方法を記載した地図画像URL解析方法と、
解析の結果として取得した表示スケールを具体的な値に変換する表示スケール変換表と、
解析の結果として取得した表示サイズを具体的な値に変換する表示サイズ変換表と、
表示装置上での各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示−緯度・経度変換規則と、
地図画像の表示場所変更時、表示場所を変更するボタンと実際の移動量との対応関係を記述した移動操作変換表と、を管理するルールDBを用いる。
本発明は、第2の地図画像制御ステップにおいて、
複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作要求取得時において、各地図画像の表示スケールの変更に伴い、表示装置上での表示位置を変更する場合に、
用者が指定した地図画像の表示場所と処理対象とする地図画像の表示場所との位置関係をもとに、ルールDBに格納されている、表示装置上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変更後の表示スケールにおける、各地図画像の新たな表示位置を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、既存の地図画像を提供する機能を持つ地図画像検索システム20からネットワークを介して地図画像を受信し、地図画像を複数表示し、それらを一括で操作可能とする複数地図画像の一括操作装置10であって、
記憶手段に設けられ、各地図画像に関する各種データを管理する地図画像管理テーブル14と、
ネットワークを介して地図画像検索システム20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得するアクセス手段17と、
指定された地図画像に対する指定された操作を適用したときの、適用後の新たな地図画像を取得する検索式を生成する検索式生成手段15と、
アクセス手段17により複数の地図画像を取得し、取得した地図の場所情報を地図画像管理テーブル14に登録するとともに、表示装置に表示する第1の画像取得手段と、
利用者の入力装置40から指定された地図画像及び該地図画像に対する各種操作要求を受信する操作受信手段11と、
指定された地図画像に対する操作要求を適用する検索式を検索式生成手段15により生成し、その検索式に対応した地図画像をアクセス手段17により取得し、表示装置50上の指定された地図画像を当該取得した地図画像に更新するとともに、地図画像管理テーブル14内の指定された地図画像のデータを、当該取得した地図画像のデータに更新する第1の地図画像制御手段13−1と、
地図画像管理テーブル14を参照し、表示装置50上に表示されている残りの地図画像の個々に対して操作要求を適用する検索式を検索式生成手段15により生成し、その検索式に対応した地図画像をアクセス手段17により取得し、表示装置50上の該当する残りの地図画像を当該取得した新たな地図画像に更新するとともに、地図画像管理テーブル14内の該当する残りの地図画像のデータを、当該取得した新たな地図画像のデータに更新する第2の地図画像制御手段18−2と、を有する。
また、本発明(請求項2)は、地図の場所情報は緯度・経度とし、
地図画像管理テーブルには、地図の緯度・経度、表示スケール、及び表示サイズを登録し、
第2の地図画像制御手段で、残りの地図画像の個々に対して適用する検索式には、残りの地図画像の緯度・経度、及び、第1の地図画像制御手段で取得した地図画像の表示スケールと表示サイズが含まれる。

また、本発明(請求項は、各地図画像検索システム毎に予め作成された、
該地図画像検索システムが提示する地図画像のURLを解析し、該URLから緯度・経度、表示スケール、表示サイズを取得する方法を記載した地図画像URL解析方法と、
解析の結果として取得した表示スケールを具体的な値に変換する表示スケール変換表と、
解析の結果として取得した表示サイズを具体的な値に変換する表示サイズ変換表と、
表示装置上での各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示−緯度・経度変換規則と、
地図画像の表示場所変更時、表示場所を変更するボタンと実際の移動量との対応関係を記述した移動操作変換表と、を管理するルールDBを更に備える
また、本発明(請求項)の第2の地図画像制御手段18−2は、
複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作要求取得時において、各地図画像の表示スケールの変更に伴い、表示装置50上での表示位置を変更する場合に、
利用者が指定した地図画像の表示場所と処理対象とする地図画像の表示場所との位置関係をもとに、ルールDB16に格納されている、表示装置上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変更後の表示スケールにおける、各地図画像の新たな表示位置を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む。
また、本発明(請求項)の第2の地図画像制御手段18−2は、
複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作要求取得時において、各地図画像の表示スケールの変更に伴い、各地図画像の表示場所を変更する場合に、
利用者が指定した地図画像と処理対象とする地図画像の表示装置上での位置関係をもとに、ルールDB16に格納されている、表示装置50上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変更後の表示スケールにおける、各地図画像の新たな表示場所を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む。
また、本発明(請求項)の第2の地図画像制御手段18−2は、
操作判定手段12において、複数表示された地図画像中のある地図画像に対する表示場所の個別変更操作であると判定された場合に、表示場所の変更に伴い、表示装置上での表示位置を変更する場合に、
利用者からの表示場所の個別変更操作要求に伴う、該利用者が指定した地図画像を表示する場所の緯度・経度の移動量を、ルールDB16に格納されている、表示装置50上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変換後の表示スケールにおける、該表示装置50上での表示位置の移動量に変換し、該地図画像の新たな表示位置を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む。
本発明(請求項)は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の複数地図画像の一括操作装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるための複数地図画像の一括操作プログラムである。
本発明(請求項)は、請求項7記載の複数地図画像の一括操作プログラムを格納した複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体である。
上記のように、本発明によれば、利用者は従来の地図画像検索システム/サービス利用時と同様に、複数表示された地図画像を個別に操作できるだけでなく、ある地図画像に対する操作に連動して、表示されている全ての地図画像に対して同様の操作を一括で実行することが可能となる。その結果、複数の地図画像に対して同様の操作を実行するような場合、各地図画像に対して同じ操作を繰り返す必要がなくなり効率的な操作が可能となる。
また、本発明によれば、装置内の地図画像管理テーブルで各地図画像に関するデータを管理し、各種操作で利用することが可能となる。特に、複数地図画像に対する一括操作実行時、利用者が選択した地図画像に対して行なった操作を各地図画像のデータをもとに、適宜、適切な操作に変更することが可能となる。
また、本発明によれば、地図画像に対する各種操作の実行に伴い、新たな地図画像の取得に係る各種規則を各地図画像検索システム/サービス毎にルールDBで管理する。そのため、新たな地図画像検索システム/サービスへの対応が必要になった場合、新たな規則をルールDBに追加するだけで対応可能となる。
また、本発明によれば、複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作後も、表示装置上での各地図画像の配置関係と各地図画像の表示場所との対応関係は保たれる。その結果、利用者は表示スケールの一括変更操作後も、各地図画像に表示される場所の全体的な位置関係を表示装置上での各地図画像の位置関係をもとに直感的に把握できる。
また、本発明によれば、複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作時、各地図画像の表示スケールを変更すると共に、利用者が選択した地図画像の表示場所を基点に残りの地図画像の表示場所が表示装置上での位置関係に応じて変化する。その結果、利用者は選択した地図画像を基点に複数の地図画像により構成される表示領域を全体的に拡大・縮小することが可能となる。
また、本発明によれば、複数表示された地図画像中の、ある地図画像に対する表示場所の個別変更操作時、該地図画像の表示場所の変更に連動して、該地図画像の表示装置上での表示位置が変更される。その結果、利用者は、表示場所の個別変更操作後も、複数の地図画像に表示される場所の全体的な位置関係を、表示装置上での各地図画像の位置関係をもとに直感的に把握できる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
(1)複数地図画像の個別/一括操作装置の構成と概要:
図3は、本発明の一実施の形態における複数地図画像の個別/一括操作システムの構成を示す。
同図に示す複数地図画像の個別/一括操作システムは、複数地図画像の個別/一括操作装置10、地図画像検索システム/サービス20、ネットワーク30、入力装置40、表示装置50から構成される。
複数地図画像の個別/一括操作装置10(以下、個別/一括操作装置と記す)は、操作受信部11、操作判定部12、地図画像制御部13、地図画像管理テーブル14、検索式生成部15、ルールDB16、アクセス部17、表示制御部18から構成される。
操作受信部11には、利用者の入力装置が接続され、表示制御部18には利用者の表示装置50が接続され、アクセス部17には、ネットワーク30を介して地図画像検索システム/サービス20が接続されている。
ここで、地図画像検索システム/サービス20は、地図画像を提供する機能を持つ装置から構成されているものとする。また、地図画像管理テーブル14は、個別/一括操作装置10内のメモリ等の記憶手段に設けられるテーブルであるとする。
個別/一括操作装置10の動作の概要を、図4を用いて説明する。
なお、本発明の個別/一括操作装置10では、図4(a)に示すように、既存の地図画像検索システム/サービス20が提供する地図画像を複数組み合わせ、一覧表示することができる。この際、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置の関係と各地図画像が表示する場所の位置関係とは対応しているものとする。つまり、ブラウザ領域21上での上下左右が各地図画像の表示場所における北南西東に対応しており、その距離も規定の比率で対応付けられている。
また、本発明の個別/一括操作装置10では、従来の地図画像検索システム/サービス利用時と同様に、各地図画像を個別に操作、例えば、操作対象とする地図画像をマウスカーソル24で選択し、その選択した地図画像の表示スケール、表示サイズ、表示場所を任意に変更することができる(図4(b)参照)。
さらには、選択した地図画像に対する各種操作実行時に、通常の操作に加えて特別なオプションを付与することで、例えば、ある地図画像に対する表示場所の変更操作として、シフトキーを押しながら実行することで、その選択された地図画像に対する表示場所の変更操作に連動して、ブラウザ領域21に表示されている残りの地図画像に対しても同様の操作が自動的に実行される(図4(c)参照)。
この際、本発明の個別/一括操作装置10では、ある地図画像に対する操作をそのまま他の地図画像に対して実行するのではなく、各地図画像の状態、例えば、表示スケールや表示サイズ、ブラウザ領域21上での表示位置に応じて、適宜、適切な操作に変換し実行する。
このように、本発明の個別/一括操作装置10を用いることで、利用者は従来の地図画像検索システム/サービス利用時と同様に、複数表示された地図画像を個別に操作できるだけでなく、ある地図画像に対する操作に連動して、表示されている全ての地図画像に対して同様の操作を一括実行することが可能となる。
さらには、複数地図画像への一括操作を実行するに際し、利用者は各地図画像の状態を考慮しなくてもよい。
まず、複数地図画像の個別/一括操作システムにおいて、地図画像検索システム/サービス20が提供する地図画像を複数取得し、それらを一覧表示する際の処理手順を図3,4を参照して、図5,8に基づいて説明する。
(2)ベースとなる地図画像の取得処理:
図5は、本発明の一実施の形態におけるベースとなる地図画像の取得処理のフローチャートである。
利用者は、既存の地図画像検索システム/サービス20から地図画像を表示装置50のブラウザ領域21に読み込み、通常の検索操作を実行する。この際、操作受信部11が利用者の入力装置40からの検索要求を受信する(ステップ31)。
次に、地図画像制御部13は、地図画像管理テーブル14を初期化し、ベースとなる地図画像を示すID、表示位置を当該地図画像管理テーブル14に登録する(ステップ32)。
ここで、地図画像管理テーブル14(図6参照)中のIDは、地図画像の追加順に割り振られる番号であり、ベースとなる地図画像のIDは“0”となる。また、表示位置は、ブラウザ領域21における各地図画像の中心の座標(X,Y)を表し、ベースとなる地図画像の中心が原点となる(図4(a)参照)。
また、地図画像管理テーブル14では、各地図画像(中心)が表示する場所の緯度・経度(N,E)、地図画像の表示スケールと表示サイズも管理し、一括操作フラグをチェックする項を備える。
そして、アクセス部17が操作受信部11で受信した利用者からの検索操作を地図画像検索システム/サービス20に対して実行し、ベースとなる地図画像を含んだ検索結果を取得する(ステップ33)。
その後、表示制御部18は、取得した検索結果を表示装置50のブラウザ領域21に表示し(ステップ34)、取得した地図画像が表示する場所の緯度・経度、並びに、その地図画像の表示スケールと表示サイズを地図画像管理テーブル14に登録する(ステップ35)。
ここで、地図画像が表示する場所の緯度・経度、表示スケール、表示サイズは取得された検索結果中の地図画像を示すURLを解析することで取得する。
例えば、検索結果として取得された地図画像のURLが、
http://map.ne.jp/serv.cgi?MAP=E139.10.50.0N35.30.50.0&ZM=8&SZ=0
である場合、“E”の後に続く数字が緯度、“N”の後に続く数字が経度を表す。また、“ZM”の後の数字が表示スケール、“SZ”後の数字が表示サイズを示す。なお、“ZM”、“SZ”が示す数字は、各地図画像検索システム/サービスが既定する変換規則により、具体的な表示スケールと表示サイズに変換される。
なお、本発明では、地図画像(検索結果)URL解析方法61、表示スケール変換表62、表示サイズ変換表63、後述する移動操作変換表65を各地図画像検索システム/サービス20毎に作成し、図7に示すルールDB16で管理するものとする。図7に示す移動操作変換表65の方向(Dir)は、同図右端に記載されている表示場所ボタン28の番号に対応するものとする。
(3)地図画像の追加処理:
図8は、本発明の一実施の形態における地図画像の追加処理のフローチャートである。
利用者が地図画像の追加操作、例えば、入力装置40から“地図画像追加”ボタン22をクリックした場合、操作受信部11が、この追加操作要求を受信する(ステップ41)。
この際、地図画像制御部13は、表示装置50に対して、地図画像の追加位置を指定するためのフレーム23をブラウザ領域21上に表示する(ステップ42、図4(a)参照)。
次に、利用者は表示装置50に表示されたフレーム23を操作し、地図画像として取得したい場所に配置する(ステップ43)。
その後、操作受信部11で、フレーム23の配置が完了したことを入力装置40から受信した場合、地図画像制御部13は、地図画像管理テーブル14に新たに1項目追加する。この際、IDには先に登録されている項目を示すIDの次の番号を登録し、表示位置にはブラウザ領域21におけるフレーム23の中心の座標を登録する(ステップ44)。
また、表示スケールと表示サイズには、ベースとなる地図画像(ID:0)の表示スケールと表示サイズをコピーする(ステップ45)。
(4)検索式生成処理:
次に、検索式生成部15で、ベースとなる地図画像との配置関係に対応する地図画像を取得するための検索式を生成する。
まず、検索式生成部15は、地図画像管理テーブル14を参照し、フレーム23の表示位置(Xn,Yn)とベースとなる地図画像の緯度・経度(E0,N0)、表示スケール(ZMo)を取得する(ステップ46)。
次に、ルールDB16中の表示位置−緯度・経度変換規則64(下記に示す式)を基に、フレーム23の表示位置(Xn,Yn)、つまりはベースとなる地図画像との配置関係に対応する地図画像が表示する場所の緯度・経度(En,Nn)を導出する(ステップ47)。
ここで、RE,RNは、ブラウザ領域21上での変位量を、基準とする表示スケール(ZMorg)の地図画像上での変位量に変換するための比率である。また、βは基準とする表示スケール(ZMorg)での変位量をベースとなる地図画像の表示スケール(ZMo)での変位量に変換するための倍率であり、下記に示す式により算出される。
β=(1/ZMo)/(1/ZMorg)
なお、基準とする表示スケール(ZMorg)、並びに、RE,RNの値は各地図画像検索システム/サービス20毎に予め算出しておき、ルールDB16中に保管しておく。
例えば、ある地図画像検索システム/サービス20において、地図画像の表示サイズが(470,300)、表示スケール(基準となる表示スケール:ZMorg)が、1/25000では、地図画像の表示範囲が、(0.2.45.5,0.1.34.5)となる場合、RE,RNは、以下に示す式から算出される。
よって、図4(b)に示すように、フレーム23の表示位置(X1,Y1)が、(−470,0)、ベースとなる地図画像の緯度・経度(E0,N0)が、(139.10.50.0, 35.30.50.0)、表示スケール(ZMo)が1/25000である場合、フレーム23の表示位置(X1,Y1)に対応する地図画像の緯度・経度(E1,N1)は、以下に示す式から算出される。
(E1,N1)=(139.8.5.5, 35.30.50.0)となる。
次に、検索式生成部15は、地図画像管理テーブル14を参照し、追加する地図画像(フレーム23)のIDが示す表示スケール(ZMn)と表示サイズ(SZn)を取得し、ルールDB16中の表示スケール変換表62と表示サイズ変換表63により対応する数字に変換する(ステップ48)。
そして、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、ステップ47で導出した緯度・経度(En,Nn)、ステップ48で変換した表示スケール(ZMn)と表示サイズ(SZn)の数字を用い、地図画像検索システム/サービス20に対する検索式を生成する(ステップ49)。
ここで、地図画像URL解析方法61には、前述の(2)で述べたように、検索結果として取得される地図画像のURLは、
http://map.ne.jp/serv.cgi?MAP=E139.10.50.0N35.30.50.0&ZM=8&SZ=0
と表され、地図画像検索システム/サービス20のURL(http://map.ne.jp/serv.cgi)、表示場所の緯度(E139.10.50.0),経度(N35.30.50.0)、提示する地図画像の表示スケール(ZM=8)、表示サイズ(SZ=0)で構成されることが記述されている。
よって、図4(a)に示すように、フレーム23の表示位置に対応する地図画像を取得するための検索式は、先に導出した緯度・経度(E1,N1)=(139.8.5.5, 35.30.50.0),表示スケール(1/25000)→(ZM=8)、表示サイズ(470,300)→(SZ0)を用い、
http://map.ne.jp/serv.cgi?MAP=E139.8.5.5N35.30.50.0&ZM=8&SZ=0
と表される。
そして、アクセス部17は、検索式生成部15で生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像(検索結果)を取得する(ステップ50)。
その後、表示制御部18は、取得した地図画像25をフレーム23が示す位置に表示し(ステップ51)、その地図画像が表示する場所の緯度・経度(E1,N1)を地図画像管理テーブル14に登録する(ステップ52)。
以上の地図画像の追加操作により、利用者は最初に取得した地図画像を基点に、追加して地図画像を取得したい場所を指定することで、簡単に利用者が望む場所を表示した複数の地図画像を取得できる(図4(a)参照)。
(5)表示サイズの変更操作処理:
次に、ブラウザ21に表示されている地図画像の表示サイズを個別/一括で変換する際の処理手順を図3、図9を参照しつつ、図10のフローチャートを用いて説明する。
図9は、本発明の一実施の形態における表示サイズの変更操作を説明するための図であり、図10は、本発明の一実施の形態における表示サイズの変更処理のフローチャートでる。
利用者が入力装置40から、地図画像の表示サイズの変更操作、例えば、表示サイズを変更したい地図画像を選択し、入力装置40から“表示サイズ”ボタン26を選択したり、右クリックから開くメニューで新たな表示サイズを選択したりした場合、操作受信部11がこの表示サイズ変更要求を受信し、新たな表示サイズの値を取得する(ステップ81)。
また、操作判定部12で、受信した表示サイズ変更要求が、地図画像への個別操作か、表示されている全地図画像に対する一括操作かを判定する(ステップ82)。ここで、個別操作か一括操作かは、表示サイズ変更要求を受信した際に、例えば、シフトキーが同時に押されているかなど、一括操作用のオプションが付随しているかどうかで判定する。
次に、地図画像制御部13は、地図画像管理テーブル14を参照し、選択された地図画像のIDを取得し、該IDの表示サイズを更新する(ステップ83)。
また、受信した表示サイズ変更要求が一括操作であった場合、地図画像管理テーブル14の該IDの一括操作フラグをチェックする(ステップ84)。なお、一括操作フラグの利用については後述する。
この際、選択された地図画像のIDは、各地図画像の表示位置と表示サイズを用い、マウスカーソル24で選択された位置を照合することで求める。
そして、検索式生成部15で、取得したIDが示す地図画像の緯度・経度、表示スケール、更新された表示サイズを地図画像管理テーブル14から取得し、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、表示サイズが異なる新たな地図画像を取得するための検索式を生成する(ステップ85)。
この際、表示サイズの変更処理では、地図画像の追加処理時と異なり、緯度・経度の算出(図8のステップ47)は行なわず、現在表示されている地図画像の緯度・経度を用いる。また、表示スケールも現在表示されている地図画像の値を用い、表示サイズのみ新たな値を用いる。
例えば、地図画像管理テーブル14のID“1”が示す地図画像の表示サイズを“小”(SZ=0)から“大”(SZ=1)に変更した場合、新たな地図画像を取得するための検索式は、
http://map.ne.jp/serv/cgiMAP=E139.8.5.5N35.30.50.0&ZM=8&SZ=1
となる。
次に、アクセス部17において、生成した検索式で地図画像システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ86)。
その後、表示制御部18において、ブラウザ領域21上の該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ87)。
このように、利用者は任意に選択した地図画像の表示サイズ、つまり、その地図画像の表示範囲を自由に拡大・縮小できる(図9(a)参照)。
この際、地図画像の表示位置は変更されない。そのため、地図画像の表示サイズ変更後も、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と各地図画像の中心に表示される場所の位置関係は対応づいている。
(6)表示サイズの一括変更操作:
ここで、利用者からの表示サイズ変更操作要求が、表示されている全地図画像に対する一括操作であった場合、つまり、ステップ84の処理で一括操作フラグをチェックした場合(ステップ88のYes)、引き続き、地図画像管理テーブル14上の残りの地図画像に対して表示サイズの変更処理を実行する。
具体的には、地図画像制御部13で地図画像管理テーブル14を参照し、処理対象とする地図画像のIDを1つ取得し、該IDの表示サイズを、ステップ81で受信した表示サイズに変更する(ステップ89)。
この際、地図画像管理テーブル14の該IDの一括操作フラグがチェックされている場合、つまり、利用者が選択した地図画像の場合(ステップ90のYes)、以降の表示サイズ変更処理をスキップする。
次に、検索式生成部15で、地図画像管理テーブル14を参照して取得したIDが示す地図画像の緯度・経度、表示スケール、変更された表示サイズを取得し、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、表示サイズが異なる新たな地図画像を取得するための検索式を生成する(ステップ91)。
次に、アクセス部17において、生成された検索式で、地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ92)。
その後、表示制御部18において、表示装置50のブラウザ領域21上に表示されている該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ93)。
以降、地図画像管理テーブル14に登録されている各地図画像のデータに対して、ステップ89からステップ93の処理を繰り返し、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像に対して表示サイズの変更操作を実行した(ステップ94のYes)時点で、地図画像管理テーブル4を参照し、利用者が選択した地図画像の一括操作チェックフラグのチェックを外す(ステップ95)。
このように、利用者はある地図画像に対する表示サイズの変更操作実行時に、一括操作用のオプションを付与することで、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像の表示サイズを一括で変更できる。
この際、各地図画像の表示位置は変更されないため、図9(b)に示すように、複数の地図画像により構成される表示範囲が全体的に拡大・縮小することになる。
(7)表示スケールの変更操作:
次に、ブラウザ領域21に表示されている地図画像の表示スケールを個別/一括で変更する際の処理手順を、図3、図11を参照しつつ、図12に示すフローチャートに沿って説明する。
図11は、本発明の一実施の形態における表示スケールの変更操作を説明するための図であり、図12は、本発明の一実施の形態における表示スケールの変更操作の処理のフローチャートである。
利用者が地図画像の表示スケールの変更操作、例えば、表示スケールを変更したい地図画像を選択し、入力装置40の“表示スケール”ボタン27を選択したり、右クリックから開くメニューで新たな表示スケールを選択したりした場合、操作受信部11がこの表示スケール変更要求を受信し、新たな表示スケールの値を取得する(ステップ101)。
また、操作判定部12で受信した表示スケール変更要求が、地図画像への個別操作か、表示されている全地図画像に対する一括操作かを判定する(ステップ102)。ここで、個別操作か一括操作かの判定は、前述の表示サイズの変更操作(5)で述べた方法と同様である。
次に、地図画像制御部13は、地図画像管理テーブル14を参照し、選択された地図画像のIDを取得し、該IDの表示スケールを更新する(ステップ103)。
また、受信した表示サイズ変更操作が一括操作であった場合、該IDの一括操作フラグをチェックする(ステップ104)。
そして、検索式生成部15で、地図画像管理テーブル14を参照し、取得した該IDが示す地図画像の経度・緯度、表示サイズ、更新された表示スケールを取得し、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、表示スケールが異なる新たな地図画像を取得するための検索式を生成する(ステップ105)。
この際、表示スケールの変更処理時は、地図画像の追加処理時と異なり、緯度・経度の算出(図8のステップ47)は行なわず、現在表示されている地図画像の緯度・経度を用いる。また、表示サイズも現在表示されている地図画像の値を用い、表示スケールのみ新たな値を用いる。
例えば、地図画像管理テーブル14のID“0”が示す地図画像の表示スケールを1/25000(ZM=8)から1/12500(ZM=9)に変更した場合、新たな地図画像を取得するための検索式は、
http://mpa.ne.jp/serv/cgi?MAP=E139.10.50.0N35.30.50.0&ZM=9&SZ=0
となる。
次に、アクセス部17において、検索式生成部15で生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ106)。
その後、表示制御部18において、表示装置50のブラウザ領域21上の該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ107)。この際、地図画像の表示位置は、変更しない。
このように、利用者は、任意に選択した地図画像の表示スケール、つまり、その地図画像の中心に表示された場所の詳細・広域を自由に閲覧(虫眼鏡で拡大・縮小する感覚)できる(図11(a)参照)。
この際、画像の表示スケールが異なることになり、その結果、選択した地図画像の境界で断裂が生じる。しかしながら、この場合でも、ブラウザ領域21上での各地図画像の中心の表示位置と各地図画像の中心に表示される場所の位置関係は対応付いている。
(8)表示スケールの一括変更操作:
ここで、利用者からの表示スケールの変更操作が、表示されている全地図画像に対する一括操作であった場合、つまり、ステップ104の処理で一括操作フラグをチェックした場合(ステップ108のYes)、引き続き、地図画像管理テーブル14の残りの地図画像に対して表示サイズの変更操作を実行する。
具体的には、地図画像制御部13で地図画像管理テーブル14を参照し、処理対象とする地図画像のIDを1つ取得し、該IDの地図画像の表示スケールを、ステップ101で受信した表示サイズに変更する(ステップ109)。
この際、該IDの一括操作フラグがチェックされている場合(ステップ110のYes),つまり、利用者が選択した地図画像の場合、以降の表示スケール変更処理をスキップする。
そして、検索式生成部15で、取得したIDが示す地図画像の緯度・経度、表示サイズ,変更された表示スケールを取得し、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、表示スケールが異なる新たな地図画像を取得するための検索式を生成する(ステップ111)。
次に、アクセス部17において、検索式生成部15で生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ112)。
その後、表示制御部18において、ブラウザ領域21上に表示されている該IDが示す地図画像を表示し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ113)。
以降、地図画像管理テーブル14に登録されている各地図画像に対して、ステップ109からステップ113の処理を繰り返し、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像に対して表示スケールの変更操作を実行(ステップ114)した時点で、地図画像管理テーブル14を参照し、利用者が選択した地図画像の一括操作チェックフラグのチェックを外す(ステップ115)。
このように、利用者はある地図画像に対する表示スケールの変更操作実行時に、一括操作用のオプションを付与することで、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像の表示スケールを一括で変更できる(図11(b)参照)。
この際、表示スケールの一括変更操作前後で、各地図画像の中心に表示される場所は変更されない。その結果、各地図画像の境界で繋がりが崩れてしまう。つまり、表示スケールの一括変更操作後も、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と表示場所(中心部分)の対応関係は一括変更操作前の表示スケールにおける対応関係のままになっている。
そこで、表示スケールの一括変更操作に伴い、各地図画像の表示位置と表示場所との対応関係を、変更後の新たな表示スケールにおける対応関係に更新することが考えられ、その方法は、後述する第1の実施例、第2の実施例で述べる。
(9)地図画像の表示場所の変更処理:
次に、ブラウザ領域21に表示されている地図画像の表示場所を個別/一括で変更する際の処理手順を、図3,4を参照しつつ、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
図13は、本発明の一実施の形態における地図画像の表示場所の変更処理のフローチャートである。
利用者が地図画像の表示場所の変更操作、例えば、表示場所を変更したい地図画像を選択し、入力装置40から“表示場所”ボタン28のある方向を選択したり、選択した地図画像中の任意の地点をクリックしたりした場合、操作受信部11がこの表示場所変更要求を受信する(ステップ121)。
そして、“表示場所”ボタン28が用いられた場合は選択された方向(Dir)を、地図画像中の、ある場所がクリックされた場合はそのクリックされた位置の座標(xs,ys)を取得する(ステップ122)。この際、クリックされた位置の座標は、選択された地図画像の中心を原点とする(図4(b)参照)。
また、操作判定部12で、受信した表示場所変更操作が、地図画像への個別操作か、表示されている全地図画像に対する一括操作かを判定する(ステップ122)。ここで、個別操作か一括操作かの判定は、前述の(5)の表示サイズの変更操作処理で述べた方法と同様である。
次に、地図画像制御部3は、地図画像テーブル14を参照し、選択された地図画像のIDを取得し(ステップ123)、受信した表示場所変更要求が一括操作であった場合、該IDの一括操作フラグをチェックする(ステップ124)。
そして、検索式生成部15で、取得した該IDが示す地図画像の緯度・経度(En,Nn)、表示サイズ(SZn)、表示スケール(ZMn)を取得する。そして、それらの値とステップ121で受信した“表示場所”ボタンの選択された方向(Dir),または、クリックされた位置の座標(xs,ys)を基に、下記に示す式により、新たな表示場所の緯度・経度(En’,Nn’)を算出する(ステップ125)。
なお、上記の式はルールDB16中の表示位置−緯度・経度変換規則64から導出され、RE,RN,ZMorgの意味、並びに、値は、前述の(4)の検索式生成処理と同一である。
この際、(OffsetX,OffsetY)は、表示場所の変化量を表し、“表示場所”ボタン28が用いられた場合は、ルールDB16中の移動操作変換表65(図7参照)をもとに取得したDirを対応する値に変換する。
一方、地図画像中の、ある場所がクリックされた場合は、クリックされた位置座標をそのまま用い、(OffsetX,OffsetY)=(xs,ys)とする。
なお、移動操作変換表65は、基準とする表示スケール(ZMorg)での“表示場所”ボタンの各方向(Dir)と表示場所の変化量の対応関係を記述したものであり、本発明では、各地図画像検索システム/サービス20毎に予め作成し、ルールDB16で管理する。
例えば、図4(b)に表示されている左端の地図画像(地図画像管理テーブル14のID1が示す地図画像)を選択し、“表示場所”ボタン28の上方向(Dir=0)を選択した場合、ID1が示す地図画像の新たな表示場所の緯度・経度(E1’,N1’)は、以下に示す式から算出され、
(E1’,N1’)=(139.8.5.5, 35.31.1.0)となる。つまり、ID1が示す地図画像の表示場所が北へ移動する。
その後、検索式生成部15は、算出された緯度・経度(En’,Nn’)を用い、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、新たな表示場所を表示する地図画像を取得するための検索式を生成する(ステップ126)。
そして、アクセス部17において、検索式生成部15により生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ127)。
その後、表示制御部18において、表示装置50のブラウザ領域21上の該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ128)。この際、地図画像の表示位置は変更しない。
また、地図画像管理テーブル14を参照し、該IDの緯度・経度を保管後、算出した緯度・経度に更新する(ステップ129)。この際、先に地図画像管理テーブル14に登録されている該IDの緯度・経度(Eold,Nold)、つまり、表示場所変更前の緯度・経度は、後述する表示場所の一括変換操作のために保管しておく。
このように、利用者は任意に選択した地図画像の表示場所を自由に変更できる(図4(b)参照)。
この際、表示場所の変更操作前後で、選択した地図画像の新たな表示場所と残りの地図画像の表示場所とで繋がりが崩れてしまう。そこで、表示場所の個別操作後も、各地図画像間の繋がり、つまり、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と表示場所との対応関係を維持する方法については、後述する第3の実施例で述べる。
(10)表示場所の一括変更操作処理:
ここで、利用者からの表示場所の変更要求が、表示されている全地図画像に対する一括操作であった場合、つまり、ステップ124の処理で地図画像管理テーブル14の一括操作フラグをチェックした場合(ステップ130のYes)、引き続き、残りの地図画像に対して表示場所の変更操作を実行する。
具体的には、地図画像制御部13で地図画像管理テーブル14を参照し、処理対象とする地図画像のIDを1つ取得する(ステップ131)。
この際、該IDの一括操作フラグがチェックされている場合(ステップ132のYes)には、以降の表示場所変更処理はスキップする。
そして、検索式生成部5で、地図画像管理テーブル4を参照し、一括操作フラグがチェックされている地図画像、つまり、利用者が選択した地図画像の緯度・経度(Ec,Nc)、ステップ129で装置内のメモリに保管されている緯度・経度(Eold,Nold)、並びに、操作対象であるステップ131で取得した該IDが示す地図画像の緯度・経度(En,Nn)を取得し、下記に示す式により、操作対象である地図画像の新たな表示場所の緯度・経度(En’,Nn’)を算出する(ステップ133)。
例えば、図4(c)中の左側に表示されている地図画像(地図画像管理テーブル14のID“1”が示す地図画像)を選択し、“表示場所”ボタン28の上方向(Dir=0)を選択した場合、図4(b)中の中央に表示されている地図画像(ID0)の新たな表示場所の緯度・経度(E0’,N0’)は以下に示す式から算出され、
となる。つまり、ID“0”が示す地図画像の表示場所もID“1”が示す地図画像の表示場所の移動量と同じだけ変化する。
次に、検索式生成部15は、導出した緯度・経度(En’,Nn’)、操作対象である地図画像の表示サイズ、表示スケールを用い、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61を基に検索式を生成する。そして、アクセス部17において、生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応する地図画像を取得する(ステップ134)。
その後、表示制御部7において、ブラウザ領域21上の該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ135)。この際、地図画像の表示位置は変更しない。
また、地図画像管理テーブル14を参照し、該IDの緯度・経度を算出した緯度・経度に更新する(ステップ135)。
以降、地図画像管理テーブル14に登録されている各地図画像に対して、ステップ131からステップ135の処理を繰り返し、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像に対して表示場所の変更操作を実行(ステップ136のYes)した時点で、地図画像管理テーブル14を参照し、利用者が選択した地図画像の一括操作チェックフラグのチェックを外す(ステップ137)。
このように、利用者はある地図画像に対する表示場所の変更操作実行時に、一括操作用のオプションを付与することで、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像の表示場所を一括変更できる(図4(c)参照)。
この際、各地図画像の表示サイズや表示スケールによらず、各地図画像の変化量(表示される場所の移動量)は、利用者が選択した地図画像に行なった表示位置変更操作、つまり、選択された地図画像での変化量に等しくなる。その結果、表示場所の一括操作後も、各地図画像のブラウザ領域21上での位置関係と各地図画像に表示される場所との対応関係は保たれる。
つまり、各地図画像の表示スケールや表示サイズといった個別の状態を維持しつつ、図4(c)に示すように、複数の地図画像により構成される表示範囲が全体的に移動することになる。
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
[第1の実施例]
本実施例では、表示スケールの一括変更に伴う表示位置の変更処理について説明する。
表示スケールの一括変更操作として、前述の(8)で述べた方法を用いる場合、図11(b)に示すように、各地図画像の境界で繋がり、つまり、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と表示場所との対応関係が崩れてしまう。
そこで、本実施例では、各地図画像の表示スケールの変化に伴い、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置を変更することを考える。
具体的には、アクセス部17で新たな地図画像を取得(図12のステップ112)後、表示制御部18で先に表示されている地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(図12のステップ113)処理の間に、取得した地図画像の新たな表示位置を導出する処理を追加する。
以下、取得した地図画像の新たな表示位置を導出する際の処理手順を図14のフローチャートに基づいて説明する。
図14は、本発明の第1の実施例の取得した地図画像の新たな表示位置を導出するための処理のフローチャートである。
なお、図14に示す動作は、図12に示す表示スケールの一括変更操作の処理手順に、地図画像の新たな表示位置導出処理の部分を追加したものである。
まず、地図画像管理テーブル14を参照し、一括操作フラグがチェックされている地図画像、つまり、図12のステップ101で利用者が選択した地図画像の表示位置(Xc,Yc)、緯度・経度(Ec,Nc)、表示スケール(Zmc)、並びに、操作対象であるステップ109で取得した地図画像の緯度・経度(En,Nn)を取得する(ステップ131)。
次に、それら取得した値を用い、下記に示す式により、操作対象である地図画像の新たな表示位置(Xn’,Yn’)を算出する(ステップ132)。
なお、上記の式はルールDB16中の表示位置−緯度・経度変換記憶64(前述の(4)検索式生成処理参照)の逆関数に相当し、RE,RN,ZMorgの意味、並びに、値は同一である。
例えば、図11(b)に示すように、中央に表示されている地図画像(地図画像管理テーブル14のID“0”が示す地図画像)を選択し、その表示スケールを1/25000(ZM=8)から1/12500(ZM=9)に変更した場合、図11(b)の左端の地図画像(ID“1”)の新たな表示位置(X1’,Y1’)は以下に示す式から算出され、
(X1’,Y1’)=(−940,0)となる。つまり、表示スケールが縮小した結果、ID“1”が示す地図画像の表示位置は、ID“0”が示す地図画像の表示位置から遠ざかることになる(図15(a)参照)。
その後、地図画像管理テーブル14を参照し、操作対象である地図画像の表示位置を、ステップ122で算出した新たな表示位置に変更する(ステップ133)。
このように、各地図画像の表示スケールの変化に伴い、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置を変更することで、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と表示場所との対応関係を維持することができる(図15(a)参照)。
[第2の実施例]
本実施例では、選択された地図画像を基点とする表示スケールの一括変更の処理を説明する。
表示スケールの一括変更操作として、前述の(8)の表示スケールの一括変更操作で述べた方法を用いた場合、図11(b)に示すように、各地図画像の境界で繋がり、つまり、各地図画像のブラウザ領域21での表示位置と表示場所との対応関係が崩れる。
そこで、本実施例では、利用者が選択した地図画像の表示スケールの変更に連動して、残りの地図画像の表示スケールを変更する際、各地図画像の表示スケールと共に、各地図画像の表示場所を変更することを考える。
具体的には、検索生成部4で更新後の表示スケールに対応する検索式を生成する(図12のステップ111)処理に代わり、以下に示す処理を実行する。
以下、選択された地図画像を基点とする表示スケールの一括変更操作における処理手順を、図16に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図16は、図12に示す表示スケールの一括変更操作の処理手順の検索式の生成部分を変更したものになっている。
まず、検索式生成部15で地図画像管理テーブル14を参照し、一括操作フラグがチェックされている地図画像つまり、図12のステップ101で利用者が選択した地図画像の表示位置(Xc、Yc)、緯度・経度(Ec,Nc)、表示スケール(ZMc)、並びに、操作対象であるステップ109で取得した地図画像の表示位置(Xn,Yn)を取得する(ステップ141)。
次に、これら取得した値を用い、下記に示す式により、操作対象である地図画像の新たな表示場所の緯度・経度(En’,Nn’)を算出する(ステップ142)。
なお、上記の式はルールDB16中の表示位置−緯度・経度変換規則64(前述の(4)検索式生成処理参照)から導出され、RE,RN,ZMorgの意味、並びに、値は同一である。
例えば、図11(b)に示すように、中央に表示されている地図画像(地図画像管理テーブル14のID“0”が示す地図画像)を選択し、その表示スケールを1/25000(ZM=8)から1/25000(ZM=9)に変更した場合、図11(b)の左端の地図画像(ID“1”)の新たな表示場所の緯度・経度(E1’,N1’)は以下に示す式から算出され、
(E1’,N1’)=(139.9.27.8,35.30.50.0)となる。
つまり、表示スケールが縮小した結果、ID“1”が示す地図画像の表示場所は、ID“0”が示す地図画像の表示場所へ近付くことになる(図15(b)参照)。
その後、検索式生成部15は、地図画像管理テーブル14を参照し、操作対象である地図画像の緯度・経度をステップ142で算出した新たな緯度・経度に変更する(ステップ143)。
そして、検索式生成部15は、導出した緯度・経度(En’,Nn’)、操作対象である地図画像の表示サイズ、更新された表示スケールを用い、ルールDB16中の地図画像URL解析方法61をもとに、検索式を生成する(ステップ144)。
以降、アクセス部17において、生成された検索式で地図画像検索システム/サービス20にアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得する(ステップ112)。
その後、表示制御部18において、ブラウザ領域21上に表示されている該IDが示す地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ113)。
このように、利用者が選択した地図画像の表示スケールの変化に伴い、残りの地図画像の表示スケールを変更する際、各地図画像の表示スケールとともに表示場所を変更することで、利用者が選択した地図画像を基点とする表示スケールの一括変更操作が可能となる。
この際、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と各地図画像の表示場所とは対応がとれている(図15(b)参照)。
[第3の実施例]
本実施例では、表示場所の個別変更に伴う表示位置の変更について説明する。
表示場所の個別変更操作として、前述の(9)の地図画像の表示場所変更処理で述べた方法を用いた場合、図4(b)に示すように、選択した地図画像の新たな表示場所と残りの地図画像の表示場所とで繋がり、つまり、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と表示場所との対応関係が崩れてしまう。
そこで、本実施例では、表示場所の個別変更時、その表示場所の変更に連動して、その地図画像のブラウザ領域21上での表示位置を変更することを考える。
なお、表示場所の一括操作では、ブラウザ領域21上に表示されている全地図画像の表示場所が変化する。その結果、一括操作後も、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と各地図画像の表示場所とは対応がとれている。
そのため、利用者からの操作が一括操作の場合、本実施例で示す処理ではなく、従来どおりの処理(前述の(9)の表示場所変更処理で述べた方法)を実行する。
具体的には、アクセス部17で新たな地図画像を取得(ステップ127)後、表示制御部18で先に表示されている地図画像を消去し、取得した地図画像に更新して表示装置50に表示する(ステップ128)処理の間に、取得した地図画像の新たな表示位置を導出する処理を追加する。
以下、取得した地図画像の新たな表示位置を導出する際の処理手順を図17に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図17は、図13の前半に示す、地図画像の表示場所の個別操作の処理手順に、地図画像の新たな表示位置導出処理の部分を追加したものである。
まず、地図画像管理テーブル14を参照し、利用者が選択した地図画像の更新前の緯度・経度(Eold,Nold)、表示位置(Xn,Yn)、ステップ125で算出した新たな表示場所の緯度・経度(En’,Nn’)を取得する(ステップ161)。
ここで、本実施例では、ブラウザ領域21における地図画像の表示位置と地図画像の表示場所との対応関係を管理する、ベースとなる表示スケールZMbを新たに規定する。
なお、ZMbの値は、初期状態ではIDが“0”の表示スケールZMoの値であり、表示スケールの一括変更操作が発生する度に一括変更後の表示スケールの値に更新する。
次に、ステップ161で取得した値とZMbを用い、下記に示す式により操作対象である地図画像の新たな表示位置(Xn’,Yn’)を算出する(ステップ162)。
なお、上記の式中のRE,RN,ZMorgの意味、並びに、値は、ルールDB16中の表示位置−緯度・経度変換規則64(前述の(4)検索式生成処理参照)に同一である。
例えば、図4(a)の左端に表示されている(地図画像管理テーブル14のID“1”が示す地図画像)を選択し、“表示場所”ボタン28上方向を選択した場合を考える。
この際、ID“1”が示す地図画像の新たな表示場所の緯度・経度は、(139.8.4.5,35.30.50.0)から(139.8.4.5,35.31.12.1)に変更される。そして、ZMbの値が1/25000であった場合、ID“1”が示す地図画像の新たな表示位置(X1’,Y1’)は以下に示す式から算出され、
(X1’,Y1’)=(−470,35)となる。
つまり、ID“1”が示す地図画像の表示位置は上に移動する(図18参照)。
その後、地図画像管理テーブル14を参照し、操作対象である地図画像の表示位置をステップ162で算出した新たな表示位置に変更する(ステップ163)。
このように、表示場所の個別変更時、その表示場所の変更に連動して、その地図画像のブラウザ領域21上での表示位置を変更することで、各地図画像のブラウザ領域21上での表示位置と各地図画像の表示場所との対応関係を保つことが可能となる。
なお、本発明は、図5、図8、図10、図12〜14、図16、図17に示す動作をプログラムとして構築し、個別/一括操作装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムを個別/一括操作装置として利用されるコンピュータに接続されるハードディスクや、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、コンピュータにインストールすることも可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、地図画像検索システム/サービス等から提供される地図画像の表示技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における複数地図画像の個別/一括操作システムの構成図である。 本発明の一実施の形態における地図画像の表示例である。 本発明の一実施の形態におけるベースとなる地図画像の取得処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における地図画像管理テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるルールDBの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態における地図画像の追加処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における表示サイズの変更操作を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における表示サイズの変更処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における表示スケールの変更操作を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における表示スケール変更操作の処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における地図画像の表示場所の変更処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施例の取得した地図画像の新たな表示位置を導出するための処理のフローチャートである。 本発明の第1・第2の実施例の表示位置・表示スケールの変更を示す図である。 本発明の第2の実施例の選択された地図画像を基点とする表示スケールの一括変更操作の処理手順のフローチャートである。 本発明の第3の実施例の取得した地図画像の新たな表示位置を導出する際の処理手順のフローチャートである。 本発明の第3の実施例の表示位置の変更を示す図である。
符号の説明
10 個別/一括操作装置
11 操作受信手段、操作受信部
12 操作判定手段、操作判定部
13 第1の地図画像制御手段、地図画像制御部
14 地図画像管理テーブル
15 検索式生成手段、検索式生成部
16 ルールDB
17 アクセス手段、アクセス部
18 表示制御手段、表示制御部
18−1 表示制御手段
18−2 第2の地図画像制御手段
20 地図画像検索システム/サービス
30 ネットワーク
40 入力装置
50 表示装置

Claims (8)

  1. 既存の地図画像を提供する機能を持つ地図画像検索システムからネットワークを介して地図画像を受信し、地図画像を複数表示し、それらを一括で操作可能とする複数地図画像の一括操作装置であって、
    記憶手段に設けられ、各地図画像に関する各種データを管理する地図画像管理テーブルと、
    ネットワークを介して前記地図画像検索システムにアクセスし、検索式に対応した地図画像を取得するアクセス手段と、
    指定された地図画像に対する指定された操作を適用したときの、適用後の新たな地図画像を取得する検索式を生成する検索式生成手段と、
    前記アクセス手段により複数の地図画像を取得し、取得した地図の場所情報を前記地図画像管理テーブルに登録するとともに、表示装置に表示する第1の画像取得手段と、
    利用者の入力装置から指定された地図画像及び該地図画像に対する各種操作要求を受信する操作受信手段と、
    前記指定された地図画像に対する前記操作要求を適用する検索式を前記検索式生成手段により生成し、その検索式に対応した地図画像を前記アクセス手段により取得し、表示装置上の前記指定された地図画像を当該取得した地図画像に更新するとともに、前記地図画像管理テーブル内の前記指定された地図画像のデータを、前記当該取得した地図画像のデータに更新する第1の地図画像制御手段と、
    前記地図画像管理テーブルを参照し、前記表示装置上に表示されている残りの地図画像の個々に対して前記操作要求を適用する検索式を前記検索式生成手段により生成し、その検索式に対応した地図画像を前記アクセス手段により取得し、表示装置上の該当する残りの地図画像を当該取得した新たな地図画像に更新するとともに、前記地図画像管理テーブル内の該当する残りの地図画像のデータを、当該取得した新たな地図画像のデータに更新する第2の地図画像制御手段と、
    を有することを特徴とする複数地図画像の一括操作装置。
  2. 前記地図の場所情報は緯度・経度とし、
    前記地図画像管理テーブルには、地図の緯度・経度、表示スケール、及び表示サイズを登録し、
    前記第2の地図画像制御手段で、前記残りの地図画像の個々に対して適用する検索式には、前記残りの地図画像の緯度・経度、及び、前記第1の地図画像制御手段で取得した地図画像の表示スケールと表示サイズが含まれる
    請求項1記載の複数地図画像の一括操作装置。
  3. 各地図画像検索システム毎に予め作成された
    該地図画像検索システムが提示する地図画像のURLを解析し、該URLから緯度・経度、表示スケール、表示サイズを取得する方法を記載した地図画像URL解析方法と、
    解析の結果として取得した表示スケールを具体的な値に変換する表示スケール変換表と、
    解析の結果として取得した表示サイズを具体的な値に変換する表示サイズ変換表と、
    表示装置上での各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示−緯度・経度変換規則と、
    地図画像の表示場所変更時、表示場所を変更するボタンと実際の移動量との対応関係を記述した移動操作変換表と、を管理するルールDBを更に備える請求項2記載の複数地図画像の一括操作装置。
  4. 前記第2の地図画像制御手段は、
    複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作要求取得時において、各地図画像の表示スケールの変更に伴い、前記表示装置上での表示位置を変更する場合に、
    前記利用者が指定した地図画像の表示場所と処理対象とする地図画像の表示場所との位置関係をもとに、前記ルールDBに格納されている、表示装置上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変更後の表示スケールにおける、各地図画像の新たな表示位置を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む、請求項3記載の複数地図画像の一括操作装置。
  5. 前記第2の地図画像制御手段は、
    複数地図画像に対する表示スケールの一括変更操作要求取得時において、各地図画像の表示スケールの変更に伴い、各地図画像の表示場所を変更する場合に、
    前記利用者が指定した地図画像と処理対象とする地図画像の前記表示装置上での位置関係をもとに、前記ルールDBに格納されている、表示装置上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変更後の表示スケールにおける、各地図画像の新たな表示場所を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む、請求項3記載の複数地図画像の一括操作装置。
  6. 前記第2の地図画像制御手段は、
    前記操作判定手段において、複数表示された地図画像中のある地図画像に対する表示場所の個別変更操作であると判定された場合に、表示場所の変更に伴い、前記表示装置上での表示位置を変更する場合に、
    前記利用者からの表示場所の個別変更操作要求に伴う、該利用者が指定した地図画像を表示する場所の緯度・経度の移動量を、前記ルールDBに格納されている、表示装置上の各地図画像の表示位置を各地図画像が表示する場所の緯度・経度に変換する方法を記載した表示位置−緯度・経度変換規則から導出される式を用いて、変換後の表示スケールにおける、該表示装置上での表示位置の移動量に変換し、該地図画像の新たな表示位置を算出し、新たな地図画像を取得するための検索式を生成する手段を含む、請求項3記載の複数地図画像の一括操作装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の複数地図画像の一括操作装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるための複数地図画像の一括操作プログラム。
  8. 請求項7記載の複数地図画像の一括操作プログラムを格納したことを特徴とする複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体。
JP2004238604A 2004-08-18 2004-08-18 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体 Expired - Fee Related JP4576925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238604A JP4576925B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238604A JP4576925B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006058470A JP2006058470A (ja) 2006-03-02
JP4576925B2 true JP4576925B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=36105995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238604A Expired - Fee Related JP4576925B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4576925B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020678A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Hitachi Software Eng Co Ltd 仮想地理空間オブジェクト生成システム及び記録媒体
JP2000242165A (ja) * 1999-02-23 2000-09-08 Sharp Corp 電子地図装置及び電子地図の処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000267563A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Ntt Data Corp 地理情報システム
JP2001117750A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Hitachi Ltd 表示制御装置および表示方法
JP2004085779A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Keiko Nakayama 電子地図上で空間情報を描画する方法及びコンピュータ・プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020678A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Hitachi Software Eng Co Ltd 仮想地理空間オブジェクト生成システム及び記録媒体
JP2000242165A (ja) * 1999-02-23 2000-09-08 Sharp Corp 電子地図装置及び電子地図の処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000267563A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Ntt Data Corp 地理情報システム
JP2001117750A (ja) * 1999-10-22 2001-04-27 Hitachi Ltd 表示制御装置および表示方法
JP2004085779A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Keiko Nakayama 電子地図上で空間情報を描画する方法及びコンピュータ・プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006058470A (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4006395B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
JP5429060B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラム並びにこの表示制御プログラムが記録された記録媒体
US8769396B2 (en) Calibration and annotation of video content
JP7032451B2 (ja) デジタルマップ上のインジケータの視覚的なプロパティを動的に変更すること
US10018480B2 (en) Point of interest selection based on a user request
US9483497B1 (en) Management of geographic data layers in a geographic information system
CN109857825B (zh) 一种三维模型展示方法及系统
US20230266982A1 (en) Device navigational maps for connected devices
KR20180061691A (ko) 음성 기반 제어 장치 및 방법
JP5214933B2 (ja) 地図表示システム
US20240265583A1 (en) Image processing device, image providing server, image display method, and image provision method for navigating horizontally or vertically between floor images
Kensek et al. Augmented reality: An application for architecture
WO2018080422A1 (en) Point of interest selection based on a user request
US11360639B2 (en) Media content planning system
JP2009086985A (ja) 地図表示方法及び地図表示装置
TWI503800B (zh) 建築模型影像顯示系統及其方法
US20090141021A1 (en) Method and system for providing experiential knowledge associated with spatial and temporal information
JP4576925B2 (ja) 複数地図画像の一括操作方法及び装置及びプログラム及び複数地図画像の一括操作プログラムを格納した記憶媒体
US20180232125A1 (en) Contextual Linking of Digital Representations of Objects with Documents
JP5527989B2 (ja) 制御装置、情報処理装置、放射線撮影システム、制御方法、情報処理方法、及び当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP4506349B2 (ja) 複数地図画像一覧表示装置及びプログラム及び複数地図一覧表示プログラムを格納した記憶媒体
JP5337422B2 (ja) 地図表示装置および方法
JP2000076294A (ja) データ検索方法及び装置、記録媒体
US11770686B2 (en) Accessing content using time, topic, and location to transition between display modes
JP2024097177A (ja) アプリケーションプログラム、情報処理システム、および情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees