JP5337422B2 - 地図表示装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地図表示領域外に存在する地物に関する情報を利用者に認知させることが可能な地図表示装置および方法に関する。
近年、コンピュータ等の画面に地図を表示する電子地図が知られている。利用者は画面に表示された地図を認知して地物の位置確認を行う。画面の大きさは有限であるため、画面に表示された地図の外に位置する地物は、画面に表示されない。画面に表示されない地物を利用者に認知させるため、その地物を中心とする円弧と、その円弧の接線のうち画面上の特定点を通過する2つの接線とを画面に表示する。2つの接線による挟角の大きさとその方向とから地物の距離および方向を利用者が認知する構成が知られている(特許文献1)。
特開2008−65092号公報
この構成は、特定点から地物までの距離に応じた径を有する円弧を画面に表示する。円弧の径は、特定点から地物までの距離が離れるにつれて大きくなる。従って、遠く離れた複数の地物を利用者に認識させるとき、複数の径の大きな円弧が画面に表示される。そのため、地図の視認性が低下するおそれがある。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、地図の視認性を低下させずに、画面に表示されない地物を利用者に認識させうる地図表示装置を得ることを目的とする。
本願第1の発明による地図表示装置は、地図を表示するために用いられる地図情報及び地物に関する情報である地物情報を記憶する情報記憶部と、地図表示領域を有し、地図情報を用いて地図表示領域に地図を表示する地図表示部と、地図表示領域に表示された地図の外に存在する範囲外地物の地物情報を情報記憶部が記憶する地物情報から抽出する周辺情報検索部と、地図表示領域に表示された地図上の基準点から範囲外地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、周辺情報検索部が抽出した範囲外地物の地物情報を用いて作成する指示表示生成部とを備え、地図表示部は、指示表示生成部が作成した指示表示を地図表示領域に表示することを特徴とする。地物情報は、例えば、地物の名称、住所、電話番号、緯度経度、種類、地物に対する説明、又は地物を代表する画像である。地物情報における種類とは、例えばレストラン、病院、学校等の地物を分類するものである。
基準点は地図表示領域に表示された地図の中心が好適である。基準点と範囲外地物との位置関係を利用者が容易に把握できる。
線分は、基準点と地物とを結ぶ直線上に設けられることが好ましい。範囲外地物の方向を利用者が容易に把握できる。
線分の長さは、基準点から地物までの距離に従って決定されることが好ましい。範囲外地物までの相対的な距離を利用者が把握できる。
周辺情報検索部は、複数の地物に各々対応する複数の地物情報を情報記憶部から抽出し、指示表示生成部は、地物から基準点までの距離に応じて線分の長さを決定することが好ましい。範囲外地物までの相対的な距離を利用者が容易に把握できる。
周辺情報検索部は、複数の地物に各々対応する複数の地物情報を情報記憶部から抽出し、指示表示生成部は、複数の地物のうち、基準点から最も離れた地物から基準点までの距離に応じて他の地物の指示表示を作成することが好ましい。複数の範囲外地物に対する距離を利用者が容易に把握できる。
地図表示領域は、その内部に指示表示境界を有し、地図表示領域の外枠と指示表示境界との最短距離は所定の長さであり、指示表示生成部は、地図表示領域の外枠と指示表示境界との間に指示表示を作成することが好ましい。指示表示が表示される領域を制限することにより、地図の視認性を向上させる。
地図表示領域および指示表示境界は矩形が好適である。
地図表示領域の外枠と指示表示境界との最短距離は、地図表示領域の短辺の長さの半分よりも短いことが好ましい。指示表示を表示する領域を常に確保することが可能になる。
地図表示領域の外枠と指示表示境界との最短距離は、地図表示領域の短辺の長さの1/4であることが好ましい。指示表示を表示する領域を常に確保することが可能になる。
地図表示領域は、その内部に指示表示境界を有し、地図表示領域の外枠と指示表示境界との最短距離は所定の長さであり、指示表示生成部は、複数の地物のうち、地図表示領域の中心から最も離れた地物を示す指示表示を、基準点と地物とを結ぶ直線上であって、地図表示領域の外枠と指示表示境界との間に作成することが好ましい。
他の地物の線分の長さは、基準点から他の地物までの距離と、基準点に対して最も離れた地物から基準点までの距離との比により決定されることが好ましい。基準点から範囲外地物までの相対的な距離を利用者が把握できる。
周辺情報検索部は、所定の条件に合致する地物の地物情報を情報記憶部が記憶する地物情報から抽出することが好ましい。
地物情報は優先度を有し、周辺情報検索部は、一定以上の優先度を有する地物情報を用いて指示表示を作成してもよい。優先度の高い地物情報を優先的に表示できる。
利用者を誘引するための広告情報を有する地物情報に対し、最も高い優先度が定められてもよい。広告情報を優先的に表示できる。
線分は、地図表示領域の中心から地物に向く矢印であっても良い。範囲外地物の方向を利用者が明確に把握できる。
地図表示領域の中心から地物に向けて線分の色が変化してもよい。基準点から範囲外地物までの距離を利用者が容易に把握できる。
地図表示領域の外枠付近であって、基準点と地物とを結ぶ直線上に、地物に関する情報が表示されることが好ましい。地物表示と地物との関係を利用者が容易に把握できる。
地物に関する情報は、地物の名称が好適である。地物表示が示す具体的な地物を利用者が容易に把握できる。
地図表示装置は、地図表示領域に表示する地図の範囲を変更する地図変更指示を周辺情報検索部に出す入力部をさらに備え、入力部が地図変更指示を出す都度、周辺情報検索部が範囲外地物の地物情報を抽出し、指示表示生成部が指示表示を作成し、作成された指示表示を地図表示部が地図表示領域に表示することが好ましい。
本願第2の発明による地図表示システムは、前記地図表示装置を備える地図表示システムであって、情報記憶部、周辺情報検索部、および指示表示生成部を有するサーバと、地図表示部を有するクライアントとを備えることを特徴とする。
本願第3の発明による地図表示サーバは、地図を表示するために用いられる地図情報及び地物に関する情報である地物情報を記憶する情報記憶部と、クライアントが有する地図表示領域に地図を表示させるため地図情報を送信する地図送信部と、地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する地物のうち所定の条件に合致する地物の地物情報を情報記憶部が記憶する地物情報から抽出する周辺情報検索部と、基準点から地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、周辺情報検索部が抽出した地物情報を用いて作成する指示表示生成部とを備え、地図表示部は、指示表示生成部が作成した指示表示を地図表示領域に表示することを特徴とする。
本願第4の発明による地図表示方法は、情報記憶部から地図情報を取得して地図表示領域に地図を表示するステップと、地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する地物のうち所定の条件に合致する地物の地物情報を情報記憶部が記憶する地物情報から抽出するステップと、基準点から地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、周辺情報検索部が抽出した地物情報を用いて作成するステップと、指示表示生成部が作成した指示表示を地図表示領域に表示するステップとを備えることを特徴とする。
本願第5の発明によるソフトウェアは、前記地図表示方法を地図表示システムに実行させることを特徴とする。
本願第6の発明による地図表示方法は、クライアントが有する地図表示領域に地図を表示させるため地図情報を送信するステップと、地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する地物のうち所定の条件に合致する地物の地物情報を情報記憶部が記憶する地物情報から抽出するステップと、基準点から地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、周辺情報検索部が抽出した地物情報を用いて作成するステップと、指示表示生成部が作成した指示表示を地図表示領域に表示するステップとを備えることを特徴とする。
本願第7の発明によるソフトウェアは、前記地図表示方法をサーバに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、地図の視認性を低下させずに、画面に表示されない地物を利用者に認識させうる地図表示装置を得る。
以下、本発明による地図表示装置について添付図面を参照して説明する。
第1の実施形態について、図1から6を用いて説明する。まず、図1、2、および3を用いて第1の地図表示装置100の構成について説明する。
第1の地図表示装置100は、データを入力するための入力部101、地図等を表示するための地図表示部102、地図情報および地物情報を記録する地図データベース(情報記録部)107、周辺情報検索部103、表示情報抽出部104、指示表示生成部105、および地図画面生成部106から主に構成される。地図情報は、地図を表示するために用いられ、地物情報は、地物に関する情報である。
入力部101は、キーボードやポインティングデバイス等を有し、利用者はこれらを用いて入力部101に指示データを入力する。指示データは、第1の地図表示装置100に指示を与えるためのデータ列であって、利用者が閲覧を望む地図や地物を示すデータである。例えば地物の名称や、緯度経度が相当する。利用者は、地図表示部102に表示された地図上において所望の位置をマウスでクリックしたり、後述するキーワード入力ボックス121にキーボードで所望の地物名称を入力したりすることにより、指示データ、つまり地物の名称や緯度経度等を入力することができる。
地図表示部102は、矩形の地図表示領域130と、地図表示領域130の上方に設けられる入力ツール表示領域120とを有する。地図表示領域130は、中心に基準点131が設けられ、地図および指示表示を表示する。指示表示は、地図表示領域130に表示された地図の外に存在する範囲外地物の存在を利用者に認知させるための線分134a−134hおよび表示ラベル135a−135hである。線分134a−134hは、基準点131から範囲外地物までの距離と、基準点131から範囲外地物への方向とを示す。表示ラベル135a−135hは範囲外地物の名称を示す。利用者が表示ラベル135a−135hをマウス等によりクリックすると、その表示ラベル135a−135hが表示する地物名称に対応する地物が地図表示領域130の中心となるように、地図が表示される。これにより、表示ラベルを見ながら地図を移動させていく操作を利用者が行うことなく、1回のクリックで範囲外地物を参照できる。入力ツール表示領域120に対する説明は後述される。地図表示部102は、地図表示領域130の幅および高さのピクセル数を記録する。
地図データベース107は、地図を表示するために用いられる地図情報および地物に関する情報である地物情報を記録する。地図情報は、ラスタデータから成るメッシュ地図から成る。メッシュ地図は、一定の縮尺の地図を一定の範囲に区切ることにより得られ、メッシュ地図の範囲を示す緯度経度情報、及び縮尺と関連付けられて記録される。地物情報は、地物の名称、住所、電話番号、地物の緯度経度、地物の優先度、及び地物の属する種類(カテゴリ)を含み、これらは各々関連付けられて記録される。地物の優先度はあらかじめ定められる。
周辺情報検索部103は、地図データベース107から所定の条件、すなわち指示データに合致する地物の地物情報を検索し、検索結果を表示情報抽出部104に送信する。
表示情報抽出部104は、周辺情報検索部103から検索結果を受信し、範囲外地物の地物情報を検索結果から抽出する。そして抽出結果、すなわち範囲外地物の地物情報を指示表示生成部105に送信する。検索結果が、指示データに合致する地物の地物情報を含まない場合、その旨を指示表示生成部105に送信する。
指示表示生成部105は、抽出された地物情報を用いて後述する指示表示を作成する。作成された指示表示は、地図画面生成部106に送信される。
地図画面生成部106は、地図表示部102に表示する地図の地図情報を地図データベース107から抽出し、指示表示生成部105が作成した指示表示と抽出した地図情報とを用いて地図画像データを生成する。この地図画像データは地図表示部102に送信され、地図画像として地図表示領域130に表示される(図2および3参照)。地図表示領域130が矩形であるため、地図表示領域130の形状に合わせて地図画像が矩形として生成される。そして、地図画面生成部106は地図画像の対角上にある2隅の緯度経度、および基準点131の緯度経度を記録する。
地図表示部102が有する入力ツール表示領域120は、キーワード入力ボックス121、カテゴリ選択ボックス122、表示件数選択ボックス123、地名キーワード検索ボタン124、周辺検索ボタン125、および描画クリアボタン126を表示する。キーワード入力ボックス121には、検索したいキーワードを利用者がキーボード等を用いて入力する。カテゴリ選択ボックス122は、ドロップダウンボックスであって、既定のカテゴリに従って選択肢があらかじめ設定される。表示件数選択ボックス123は、ドロップダウンボックスであって、最小値を5として、5刻みで、最大値50までの選択肢があらかじめ設定される。利用者はマウス等を用いて、これらのドロップダウンボックスを操作して任意の選択肢を選択および入力することができる。
利用者が地名キーワード検索ボタン124をクリックすると、キーワード入力ボックス121に入力されたキーワード文字列を指示データとして、入力部101が周辺情報検索部103に送信する。
利用者が周辺検索ボタン125をクリックすると、カテゴリ選択ボックス122で選択されているカテゴリ文字列、および表示件数選択ボックス123で選択されている表示件数を指示データとして、入力部101が周辺情報検索部103に送信する。
利用者が描画クリアボタン126をクリックすると、指示表示生成部105は地図表示領域130に表示されている指示表示を消去する。
次に、第1の地図表示装置100が地図表示部102に地図を表示する動作について説明する。
利用者がマウス等を用いて、閲覧を望む地図や地物の指示データを入力部101に入力すると、指示データが入力部101から地図画面生成部106に送信される。地図画面生成部106は、受信した指示データを用いて、地図データベース107が記憶する地図情報から、指示データに該当する地図に相当する地図情報を抽出する。そして、抽出した地図情報を用いて地図表示部102に表示するための地図画面データを生成する。地図画面データは地図表示部102に送信され、地図表示部102は地図画面データを受信して地図を表示する(図2参照)。
次に図4を用いて地図表示更新処理について説明する。地図表示更新処理は、地図表示領域130に表示された地図画像を更新する処理であって、地図表示領域130に地図画像が表示された状態で実行される。
まず、ステップS301において、キーワード入力ボックス121、カテゴリ選択ボックス122、および表示件数選択ボックス123を介して指示データ、すなわちキーワード文字列、カテゴリ文字列、または表示件数を利用者が入力部101に入力する。このとき、キーワード、カテゴリ、および表示件数のうち複数が入力されても良い。また、指示表示または地図上の点を利用者がクリックして指示データを入力しても良い。このときの指示データは、地図表示部102上の位置座標である。さらに、利用者がマウスを用いて地図をスクロールして指示データを入力しても良い。このときの指示データは、スクロールによる地図の移動量である。
次のステップS302では、入力部101が、入力された指示データを周辺情報検索部103に送信し、周辺情報検索部103が指示データを受信する。
ステップS303では、指示表示または地図上の点を利用者がクリックして指示データを入力したとき、周辺情報検索部103は、クリックした地点の座標を緯度経度に変換して、地図データベース107にアクセスし、その緯度経度から一定の距離内に存在し、かつキーワード文字列およびカテゴリ文字列に対応する地物を検索、および抽出する。
利用者がクリックにより指示データを入力したのではない場合、周辺情報検索部103が地図データベース107にアクセスし、基準点131から一定の距離内に存在し、かつキーワード文字列およびカテゴリ文字列に対応する地物を検索、および抽出する。これらの一定の距離は、数kmから数十kmであり、地図表示領域130に表示される地図の縮尺に応じて予め定められる。
ステップS304では、表示情報抽出部104が、ステップS303において地物が抽出されたか否かを判断する。抽出されない場合、処理は後述するステップS306に進む。抽出された場合、処理はステップS305に進む。
ステップS305では、表示情報抽出部104が、抽出された地物のうち地図表示領域130外に存在するものがあるか否かを判断する。存在しない場合、処理はステップS306に進む。存在する場合、処理はステップS306に進む。
ステップS306では、指示表示生成部105が後述する指示表示生成処理を実行する。地図表示領域130外に存在する地物毎に指示表示が生成される。
ステップS307では、指示表示または地図上の点を利用者がクリックして指示データを入力したとき、地図画面生成部106は、クリックした地点の座標を緯度経度に変換し、その緯度経度を中心とする地図の地図情報を地図データベース107から抽出する。そして、抽出した地図情報と指示表示とを合成して地図画像データを生成し、地図画像データを地図表示部102に送信する。利用者がクリックにより指示データを入力したのではない場合、地図画面生成部106は、地図表示部102に現在表示している地図の地図情報を用いて地図画像データを生成する。
ステップS308では、地図表示部102は、地図画像データを受信し、地図画像を地図表示領域130に表示する(図2および3参照)。そして、地図表示更新処理が終了する。
地図表示更新処理によれば、利用者がマウスにより地図画像をクリックまたはドラッグしたとき、指示表示を更新することができる。すなわち、地図をスクロールして、範囲外地物が地図表示領域内に移動すると、その範囲外地物を示していた指示表示が消える。また、スクロールする前と同様に領域外に存在する地物は、基準点からの距離や方向が変わることにより、線分の長さや方向および表示ラベルの表示位置が変わる。
次に、指示表示生成処理について図5および6を用いて説明する。指示表示生成処理は指示表示生成部105において実行される。
まず、ステップS401において、地図表示領域130外に存在する地物の緯度経度を取得する。以下、この地物を範囲外地物と呼ぶ。範囲外地物の緯度経度は、地物情報として地図データベース107に記憶されている。指示表示生成部105は、周辺情報検索部103を介して地図データベース107から範囲外地物に対応する緯度経度を取得し記憶する。
なお、ステップS303において周辺情報検索部103が範囲外地物の緯度経度を取得し、ステップS401において指示表示生成部105が周辺情報検索部103から範囲外地物に対応する緯度経度座標を取得してもよい。
次にステップS402で、地図表示部102に範囲外地物を配置したと仮定したときの、基準点131と範囲外地物との間の地図表示部102上における距離Lを算出する。距離Lの単位はピクセルである。以下、距離Lの算出手段について説明する。
まず、地図表示領域130に表示された地図において対角上にある2隅の緯度経度と、地図表示領域130の幅および高さのピクセル数を取得する。対角上にある2隅の緯度経度は、地図画面生成部106から取得され、ピクセル数は、地図表示部102から取得される。たとえば、地図表示領域130の右上隅および左下隅の緯度経度が取得されたとして、以下説明する。
地図表示領域130における幅のピクセル数をLx、高さのピクセル数をLyとすると、1経度あたりのピクセル数plonおよび1緯度あたりのピクセル数platは以下の式により求められる。
plon=(右上隅の経度−左下隅の経度)/Lx
plat=(右上隅の緯度−左下隅の緯度)/Ly
次に、基準点131の緯度Blatおよび経度Blonを地図画面生成部106から取得し、ステップS401において取得した範囲外地物に対応する緯度Dlatおよび経度Dlonを用いて距離Lを以下の式により求める。
これにより、距離Lが求められる。全ての範囲外地物に対して距離Lを求め、基準点131から最も離れた範囲外地物に対する距離Lを距離Lmaxとする。以下、本実施形態において、基準点131から最も離れた範囲外地物を基準地物133aと呼ぶ。
次に、ステップS403において、指示表示を作成する範囲外地物を決定する。範囲外地物の数が表示件数以下である場合、範囲外地物の全てについて指示表示を作成することを決定する。範囲外地物の数が表示件数よりも多い場合、基準点131からの距離が近い地物から順に表示件数の数に達するまでの地物について指示表示を作成することを決定する。
次に、ステップS404において、基準地物133aを示す指示表示である線分134aの長さを算出する。この長さは地図表示領域130上における長さであり、単位はピクセルである。
まず地図表示領域130内に指示表示境界132を仮想的に設定する。指示表示境界132は地図表示領域130内に表示されない。指示表示境界132は、地図および指示表示を表示する第1の領域138と、地図のみを表示する第2の領域139との境界を示す線分であり、矩形を成す。地図表示領域130の外枠と指示表示境界132との最短距離が地図表示領域130の短辺の長さLyの1/4となるように、指示表示境界132が設けられる。すなわち、地図表示領域130の長辺と、その長辺に最も近い指示表示境界132との距離は、地図表示領域130の短辺の長さLyの1/4である。また、地図表示領域130の短辺と、その短辺に最も近い指示表示境界132との距離は、地図表示領域130の短辺の長さLyの1/4である。
地図上において基準地物133aと基準点131とを直線136aで結ぶ。この直線136aのうち、第1の領域138内にある線分が基準地物133aの指示表示を成す。この線分134を基準線分134aと呼び、この基準線分134aの長さlmaxを求める。そして直線136aと地図表示領域130の外枠との交点をP(a)、指示表示境界132との交点をP(a)とする。そして、基準点131を原点とし、地図表示領域130の幅方向をX軸、高さ方向をY軸とする座標系において、基準地物133aと基準点131とを通過する直線136aの式を求める。さらに、この式を用いてP(a)、P(a)のXY座標を求め、これらのXY座標を用いて、地図表示領域130上における基準線分134aの長さlmaxを算出する。
次に、ステップS405において、基準地物133a以外の範囲外地物133bから133gを示す線分134bから134gの長さが算出される。この長さは地図表示領域130上における長さであり、単位はピクセルである。まず、地図上において範囲外地物133bと基準点131とを直線136bで結ぶ。この直線136bのうち、第1の領域138内にある線分134bが範囲外地物の指示表示を成す。そこで、ステップS404と同様にして範囲外地物133bと基準点131とを通過する直線136bの式を求める。範囲外地物133bを示す線分134bの長さlbは、以下の式により求められる。
lb=lmax・Lb/Lmax
ここで、Lbは、基準点131と範囲外地物133bとの距離Lである。基準地物133aを示す線分134aの長さlmaxを基準として、範囲外地物133bを示す線分134bの長さlbが求められる。他の範囲外地物133c、133d、133e、133f、133gおよび133gについても同様にして線分134c、134d、134e、134f、134gおよび134gの長さlcからlgが求められる。
次にステップS406において、第1の領域138内に表示する線分134aから134gの画像を作成する。ステップS404およびS405において求めた、範囲外地物と基準点131とを通過する直線136aから136gの式、並びに線分134aから134gの長さlmax及びlbからlgを用いて、表示画面上における線分134aから134gの位置および長さを決定する。すなわち、線分134aから134gは、範囲外地物と基準点131とを通過する直線136aから136g上に各々設けられ、それらの長さは、基準地物133aを示す線分134aの長さを基準として、相対的に定められる。
そして、ステップS407において、線分134aから134gと地図表示領域130の外枠との交点付近に表示ラベル135aから135gを作成する。範囲外地物の名称が表示ラベル135aから135g内に示される。ここで、交点付近とは、地図表示領域130の外枠上、外枠内側、外枠外側を含む。地図表示領域130の外側に表示ラベル135aから135gを表示する余地があるとき、表示ラベル135aから135gは外枠外側に作成され、余地が少ないとき、表示ラベル135aから135gは外枠上に作成され、余地がないとき、表示ラベル135aから135gは外枠内側に作成される。
これにより、指示表示生成処理が終了し、処理が地図表示更新処理のステップS306に戻る。
本実施形態によれば、範囲外地物と基準点131とを通過する直線上に線分を配置することにより、線分の伸びる方向に範囲外地物が存在することを利用者に認知させることが可能になる。また、基準地物133aを示す線分134aの長さを基準として、範囲外地物を示す線分の長さを決定することにより、範囲外地物と基準点131との相対的な距離を利用者に認知させることが可能になる。
次に、第2の実施形態による地図表示システムについて図5、7、および8を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については説明が省略される。
本実施形態による地図表示システムは、地図表示サーバ610とクライアント650とから主に構成される。地図表示サーバ610はインターネットを介してクライアント650に接続される。
地図表示サーバ610は、サーバ周辺情報検索部613、地図情報および地物情報を記録するサーバ地図データベース(情報記録部)617、クライアント650とデータを送受信するサーバ送受信部621、広告情報を記録する広告データベース(情報記録部)622、および広告情報取得部623から主に構成される。
サーバ周辺情報検索部613は、サーバ地図データベース617から所定の条件、すなわち指示データに合致する地物の地物情報または地図情報を検索し、得られた地物情報または地図情報をサーバ送受信部621に送信する。
サーバ地図データベース617の構成は、第1の実施形態による地図データベース107と同様であるため、説明を省略する。
サーバ送受信部621は、指示データをクライアント650から受信し、または地図情報および地物情報をクライアント650に送信する。
広告データベース622は広告情報を記録する。広告情報取得部623は、広告データベース622に接続され、広告データベース622から所定の条件に合致する広告の広告情報を抽出し、サーバ送受信部621に送信する。
広告情報は、利用者に対して特別に周知を図りたい地点、つまり広告地点に関する情報である。広告情報は、広告地点の名称、住所、電話番号、広告地点の緯度経度、広告地点の優先度、及び広告地点の属する種類(カテゴリ)を含み、これらは各々関連付けられて広告データベース622に記録される。広告地点の優先度はあらかじめ定められる。
クライアント650はクライアント入力部651、クライアント地図表示部652、クライアント送受信部653、クライアント表示情報抽出部654、クライアント指示表示生成部655、およびクライアント地図画面生成部656を備える。
クライアント入力部651は、第1の実施形態による入力部101と同様の構成であり、利用者が入力した指示データをクライアント送受信部653に送信する。
クライアント地図表示部652は、第1の実施形態による地図表示部102と同様の構成であるため、説明を省略する。
クライアント送受信部653は、指示データを地図表示サーバ610に送信し、そして地図情報および地物情報をクライアント650から受信する。
クライアント表示情報抽出部654は、クライアント送受信部から地物情報を受信し、その地物情報の中から範囲外地物の地物情報を抽出する。そして範囲外地物の地物情報をクライアント指示表示生成部655に送信する。クライアント送受信部から受信した地物情報が、所望の地物情報を含まない場合、その旨をクライアント指示表示生成部655に送信する。
クライアント指示表示生成部655は、クライアント表示情報抽出部654が抽出した地物情報を用いて後述する指示表示を作成する。作成された指示表示は、クライアント地図画面生成部656に送信される。
クライアント地図画面生成部656は、クライアント地図表示部652に表示する地図の地図情報をクライアント送受信部653から受信し、クライアント指示表示生成部655が作成した指示表示と受信した地図情報とを用いて地図画像データを生成する。この地図画像データはクライアント地図表示部652に送信され、地図画像として地図表示領域130に表示される(図2および3参照)。
次に、地図表示サーバ610がクライアント地図表示部652に地図を表示する動作について説明する。
利用者がマウス等を用いて、閲覧を望む地図や地物の指示データをクライアント入力部651に入力すると、指示データがクライアント入力部651からクライアント送受信部653に送信される。クライアント送受信部653は、インターネットを介して指示データを地図表示サーバ610に送信する。
地図表示サーバ610では、サーバ送受信部621が指示データを受信する。そして指示データは、サーバ周辺情報検索部613に送信される。サーバ周辺情報検索部613は、受信した指示データを用いて、サーバ地図データベース(情報記録部)617が記憶する地図情報から、指示データに該当する地図に相当する地図情報を抽出する。そして地図情報はサーバ送受信部621に送信され、インターネットを介してクライアント650に送信される。
クライアント650では、クライアント送受信部653が地図情報を受信し、クライアント地図画面生成部656に送信する。クライアント地図画面生成部656は、受信した地図情報を用いてクライアント地図表示部652に表示するための地図画面データを生成する。クライアント地図表示部652は地図画面データを受信して地図を表示する(図2参照)。
次に図2および8を用いて地図表示更新処理について説明する。地図表示更新処理は、クライアント650側で実行される更新要求処理および地図画面データ作成処理と、地図表示サーバ610側で実行される情報取得処理とから成る。更新要求処理は、地図画像および地物情報の更新をクライアント650が地図表示サーバ610に要求する処理であって、地図表示領域130に地図画像が表示された状態で実行される。地図画面データ作成処理は、地図表示サーバ610から受信した情報に従って地図画面データを作成する処理である。情報取得処理は、クライアント650からの更新要求に従って地図表示サーバ610が実行する処理である。
ステップS711が更新要求処理を構成する。利用者が入力した指示データをクライアント送受信部653が地図表示サーバ610に送信する。ステップS711における他の構成は、第1の実施形態におけるステップS301と同様であるため、説明を省略する。
次のステップS721からS722は、情報取得処理を構成する。ステップS721では、サーバ送受信部621が指示データを受信し、受信した指示データをサーバ周辺情報検索部613および広告情報取得部623に送信する。そして、指示データをサーバ周辺情報検索部613および広告情報取得部623が受信する。
ステップS722では、サーバ周辺情報検索部613がサーバ地図データベース(情報記録部)617にアクセスし、基準点131から一定の距離内に存在し、かつキーワード文字列およびカテゴリ文字列に対応する地物の地物情報を抽出する。また、広告情報取得部623が広告データベース622にアクセスし、基準点131から一定の距離内に存在し、かつキーワード文字列およびカテゴリ文字列に対応する広告地点に対応する広告情報を抽出する。基準点131の位置は、指示データから得られる。また、これらの一定の距離は、数kmから数十kmであり、地図表示領域130に表示される地図の縮尺に応じて予め定められる。
ステップS723では、ステップS722において地物情報および広告情報が抽出されたか否かをサーバ周辺情報検索部613が判断する。いずれも抽出されない場合、処理は終了する。少なくとも一方が存在する場合、地物情報、広告情報をサーバ送受信部に送信して、処理がステップS724に進む。
ステップS724では、地物情報、広告情報をサーバ送受信部がクライアント650に送信する。
次のステップS712からS716は、地図画面データ作成処理を構成する。ステップS712では、ステップS724においてサーバ送受信部621が送信した地図情報および地物情報をクライアント送受信部653が受信する。
ステップS713では、抽出された地物または広告地点のうち地図表示領域130外に存在するものがあるか否かをクライアント表示情報抽出部656が判断する。存在しない場合、処理はステップS715に進む。存在する場合、処理はステップS714に進む。
ステップS714では、クライアント指示表示生成部655が指示表示生成処理を実行する。地図表示領域130外に存在する地物毎に指示表示が生成される。指示表示生成処理は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS715は、第1の実施形態によるステップS307と同様の構成であるため、説明を省略する。
ステップS716では、クライアント地図表示部652がクライアント地図画面生成部656から地図画像データを受信して、地図画像を地図表示領域130に表示する(図2および3参照)。
これにより、地図表示更新処理が終了する。
次に、指示表示生成処理について図3、5および6を用いて説明する。指示表示生成処理はクライアント指示表示生成部655において実行される。
まず、ステップS401において、地図表示領域130外に存在する広告地点133hおよび範囲外地物133bから133gの緯度経度を取得する。以下、地図表示領域130外に存在する広告地点を範囲外広告地点と呼ぶ。範囲外広告地点の緯度経度は、広告情報として広告データベース622に記憶されている。サーバ指示表示生成部615は、広告情報取得部623を介して広告データベース622から範囲外広告地点133hに対応する緯度経度を取得し記憶する。範囲外地物133bから133gの緯度経度は第1の実施形態と同様の手段により取得され、記憶される。
なお、ステップS722において広告情報取得部623が範囲外広告地点133hの緯度経度を取得し、ステップS401においてクライアント指示表示生成部655がサーバ送受信部621およびクライアント送受信部653を介して広告情報取得部623から範囲外広告地点133hに対応する緯度経度座標を取得してもよい。
次にステップS402で、地図表示部に範囲外地物および範囲外広告地点を配置したと仮定したときの、基準点131と範囲外地物および範囲外広告地点との間の地図表示部上における距離Lを算出する。距離Lは、第1の実施形態と同様の手段により算出される。以下、本実施形態において、範囲外地物および範囲外広告地点のうち、基準点131から最も離れているものを基準地物133aと呼ぶ。
次に、ステップS403において、指示表示を作成する範囲外地物および範囲外広告地点を決定する。
範囲外地物および範囲外広告地点の合計数が表示件数以下である場合、範囲外地物および範囲外広告地点の全てについて指示表示を作成することを決定する。合計数が表示件数よりも多い場合、基準点131からの距離が近い地物または広告地点から順に表示件数の数に達するまでの地物または広告地点について指示表示を作成することを決定する。
次に、ステップS404において、基準地物133aを示す指示表示である基準線分134aの長さを算出する。この長さは地図表示領域130上における長さであり、単位はピクセルである。この処理は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、ステップS405において、基準地物133a以外の範囲外地物および範囲外広告地点を示す線分134bから134hの長さを算出する。この長さは地図表示領域130上における長さであり、単位はピクセルである。この処理は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次にステップS406において、第1の領域138内に表示する線分134bから134hの画像を作成する。ステップS404およびS405において求めた、範囲外地物または範囲外広告地点と基準点131とを通過する直線136aから136hの式、並びに線分134aから134hの長さlmax及びlbからlhを用いて、表示画面上における線分134aから134hの位置および長さを決定する。範囲外広告地点を示す線分136hの色は、他の線分134aから134gの色と異なるものが用いられる。
そして、ステップS407において、第1の実施形態と同様にして、線分134aから134gと地図表示領域130の外枠との交点付近に表示ラベル135aから135gを表示する。線分134hと地図表示領域130の外枠との交点付近に表示ラベル135hを作成する。この表示ラベル135hには、範囲外広告地点の名称が示される。範囲外広告地点を示す表示ラベルの色は、他の表示ラベル135aから135gとは異なるものが用いられる。あるいは、範囲外広告地点を示す表示ラベル、または範囲外広告地点の名称が点滅しても良い。
これにより、指示表示生成処理が終了し、処理が地図表示更新処理のステップS715に戻る。
本実施形態によれば、クライアント650が有する表示画面に表示された地図上において、表示画面の表示範囲外に存在する地物の方向および距離を、ネットワークを介して利用者に認知させることが可能になる。地図表示領域130が比較的狭い装置、例えばPDAや携帯電話において、より高い効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、表示ラベル135に広告情報を表示しても良い。これにより、地図表示領域130において広告情報が占める面積を減少して、利用者が地図を認知しやすくなる。
範囲外地物の指示表示を地図表示領域130に表示せず、範囲外広告地点の指示表示のみを表示しても良い。
また、ネットワークはインターネットでなくても良く、イントラネット等の閉じられたネットワークであっても良い。
なお、いずれの実施形態においても、地図画面生成部が3隅以上の緯度経度を記録し、ステップS402において、指示表示生成部が3隅以上の緯度経度を取得して1経度および緯度あたりのピクセル数を算出してもよい。
ステップS403において、基準点131からの距離に応じて指示表示を作成することを決定するのでなく、地物の優先度に応じて決定してもよい。優先度が高い地物から指示表示が作成される。
線分134は色付き、点線等でも良い。このとき、範囲外地物と基準点131との距離に応じて、色が変化したり、点線の間隔が変化したりしてもよい。また、範囲外地物と基準点131との距離に応じて、線分134の太さが変えられても良い。
地図表示領域130の外枠と指示表示境界132との最短距離は、地図表示領域130の短辺の1/4でなくても良く、1/2よりも長ければ良い。
表示ラベル135内に地物情報のいずれか、または全てを表示しても良い。
基準点131は地図表示領域130の中心でなくても良く、地図表示領域130内のいずれかの位置であっても良い。このとき指示表示境界132は、基準点131を囲み、かつ地図表示領域130の外枠との最短距離が等しくなるように設けられる。
基準点131から範囲外地物までの距離に比例して、範囲外地物を示す線分134の長さが決定されてもよい。範囲外地物と基準点131との相対的な距離を利用者に認知させることが可能になる。
地図表示装置を概念的に示した図である。 画面に表示された地図を示した図である。 画面に表示された地図および指示表示を示した図である。 第1の地図生成処理を示したフローチャートである。 指示表示作成処理示したフローチャートである。 指示表示と地図表示領域との関係を概念的に示した図である。 第2の実施形態による地図表示装置を概念的に示した図である。 第2の地図生成処理を示したフローチャートである。 指示表示と地図表示領域との関係を概念的に示した図である。
符号の説明
100 第1の地図表示装置
101 入力部
102 地図表示部
103 周辺情報検索部
104 表示情報抽出部
105 指示表示生成部
106 地図画面生成部
107 地図データベース
120 入力ツール表示領域
130 地図表示領域
132 指示表示境界
137 基準点
138 第1の領域
139 第2の領域
610 地図表示サーバ
613 サーバ周辺情報検索部
617 サーバ地図データベース
621 サーバ送受信部
622 広告データベース
623 広告情報取得部
650 クライアント
651 クライアント入力部
652 クライアント地図表示部
653 クライアント送受信部
654 クライアント表示情報抽出部
655 クライアント指示表示生成部
656 クライアント地図画面生成部

Claims (14)

  1. 地図を表示するために用いられる地図情報及び地物に関する情報である地物情報を記憶する情報記憶部と、
    その内部に指示表示境界を含む地図表示領域を有し、前記地図情報を用いて前記地図表示領域に地図を表示する地図表示部と、
    前記地図表示領域に表示された地図の外に存在する範囲外地物の地物情報を前記情報記憶部が記憶する地物情報から抽出する周辺情報検索部と、
    前記地図表示領域に表示された地図上の基準点から前記範囲外地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、前記周辺情報検索部が抽出した前記範囲外地物の地物情報を用いて作成する指示表示生成部とを備え、
    前記地図表示部は、前記指示表示生成部が作成した前記指示表示を前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域に表示し、
    前記基準点は、前記地図表示領域に表示された地図の中心に設けられ、
    前記周辺情報検索部は、複数の範囲外地物に各々対応する複数の地物情報を前記情報記憶部から抽出し、
    前記指示表示生成部は、前記複数の範囲外地物のうち、前記基準点から最も離れた範囲外地物を基準地物とし、前記基準地物と前記基準点とを結ぶ直線のうち、前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域にある線を前記基準地物に対する前記線分とし、前記基準地物以外の他の範囲外地物に対する前記線分の長さを、前記基準点から前記基準地物までの距離に対する前記基準点から前記他の範囲外地物までの距離の比に応じて、前記基準地物に対する前記線分の長さよりも短く設定する
    地図表示装置。
  2. 前記周辺情報検索部は、所定の条件に合致する範囲外地物の地物情報を前記情報記憶部が記憶する地物情報から抽出する請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記地物情報は優先度を有し、前記周辺情報検索部は、一定以上の優先度を有する地物情報を用いて指示表示を作成する請求項1に記載の地図表示装置。
  4. 利用者を誘引するための広告情報を有する地物情報に対し、最も高い優先度が定められる請求項3に記載の地図表示装置。
  5. 前記線分は、前記地図表示領域の中心から範囲外地物に向く矢印である請求項1に記載の地図表示装置。
  6. 前記地図表示領域の外枠付近であって、前記基準点と前記範囲外地物とを結ぶ直線上に、前記範囲外地物に関する情報が表示される請求項1に記載の地図表示装置。
  7. 前記範囲外地物に関する情報は、範囲外地物の名称である請求項6に記載の地図表示装置。
  8. 前記地図表示装置は、前記地図表示領域に表示する地図の範囲を変更する地図変更指示を周辺情報検索部に出す入力部をさらに備え、
    前記入力部が地図変更指示を出す都度、前記周辺情報検索部が前記範囲外地物の地物情報を抽出し、前記指示表示生成部が前記指示表示を作成し、作成された前記指示表示を前記地図表示部が前記地図表示領域に表示する請求項1に記載の地図表示装置。
  9. 請求項1に記載の地図表示装置を備える地図表示システムであって、
    前記情報記憶部、前記周辺情報検索部、および前記指示表示生成部を有するサーバと、
    前記地図表示部を有するクライアントとを備える地図表示システム。
  10. 地図を表示するために用いられる地図情報及び地物に関する情報である地物情報を記憶する情報記憶部と、
    クライアントが有する地図表示部が地図表示領域に地図を表示させるため前記地図情報を送信する地図送信部と、
    その内部に指示表示境界を含む前記地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する範囲外地物のうち所定の条件に合致する範囲外地物の地物情報を前記情報記憶部が記憶する地物情報から抽出する周辺情報検索部と、
    前記地図表示領域に表示させた地図上の基準点から範囲外地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、前記周辺情報検索部が抽出した地物情報を用いて作成する指示表示生成部とを備え、
    前記地図表示部は、前記指示表示生成部が作成した前記指示表示を前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域に表示させ、
    前記基準点は、前記地図表示領域に表示させた地図の中心に設けられ、
    前記周辺情報検索部は、複数の範囲外地物に各々対応する複数の地物情報を前記情報記憶部から抽出し、
    前記指示表示生成部は、前記複数の範囲外地物のうち、前記基準点から最も離れた範囲外地物を基準地物とし、前記基準地物と前記基準点とを結ぶ直線のうち、前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域にある線を前記基準地物に対する前記線分とし、前記基準地物以外の他の範囲外地物に対する前記線分の長さを、前記基準点から前記基準地物までの距離に対する前記基準点から前記他の範囲外地物までの距離の比に応じて、前記基準地物に対する前記線分の長さよりも短く設定する地図表示サーバ。
  11. 情報記憶部から地図情報を取得し、その内部に指示表示境界を含む地図表示領域に地図を表示するステップと、
    前記地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する範囲外地物のうち所定の条件に合致する複数の範囲外地物に各々対応する複数の地物情報を前記情報記憶部が記憶する地物情報から抽出するステップと、
    前記地図表示領域に表示された地図の中心である基準点から範囲外地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、前記抽出した地物情報を用いて作成するステップと、
    前記複数の範囲外地物のうち、前記基準点から最も離れた範囲外地物を基準地物とし、前記基準地物と前記基準点とを結ぶ直線のうち、前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域にある線を前記基準地物に対する前記線分とし、前記基準地物以外の他の範囲外地物に対する前記線分の長さを、前記基準点から前記基準地物までの距離に対する前記基準点から前記他の範囲外地物までの距離の比に応じて、前記基準地物に対する前記線分の長さよりも短く設定するステップと、
    前記作成した指示表示を前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域に表示するステップとを備える地図表示方法。
  12. 請求項11に記載の地図表示方法を地図表示システムに実行させるためのプログラム。
  13. その内部に指示表示境界を含む地図表示領域を有するクライアントが実行する地図表示方法であって、
    前記地図表示領域に地図を表示させるため、地図情報をサーバから受信するステップと、
    前記地図表示領域に表示された地図の範囲外に存在する範囲外地物のうち所定の条件に合致する複数の範囲外地物に各々対応する複数の地物情報を、情報記憶部が記憶する地物情報から抽出するステップと、
    前記地図表示領域に表示された地図の中心である基準点から範囲外地物までの距離および方向を示す線分である指示表示を、前記抽出した地物情報を用いて作成するステップと、
    前記複数の範囲外地物のうち、前記基準点から最も離れた範囲外地物を基準地物とし、前記基準地物と前記基準点とを結ぶ直線のうち、前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域にある線を前記基準地物に対する前記線分とし、前記基準地物以外の他の範囲外地物に対する前記線分の長さを、前記基準点から前記基準地物までの距離に対する前記基準点から前記他の範囲外地物までの距離の比に応じて、前記基準地物に対する前記線分の長さよりも短く設定するステップと、
    前記作成した前記指示表示を前記地図表示領域の外枠と前記指示表示境界との間の領域に表示するステップとを備える地図表示方法。
  14. 請求項13に記載の地図表示方法をクライアントに実行させるためのプログラム。
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