JP4576771B2 - Vehicle side body structure - Google Patents
Vehicle side body structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP4576771B2 JP4576771B2 JP2001249723A JP2001249723A JP4576771B2 JP 4576771 B2 JP4576771 B2 JP 4576771B2 JP 2001249723 A JP2001249723 A JP 2001249723A JP 2001249723 A JP2001249723 A JP 2001249723A JP 4576771 B2 JP4576771 B2 JP 4576771B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door opening
- door
- vehicle
- reinforcement
- body structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/047—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement
- B60J5/0477—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction
- B60J5/0479—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction without B-pillar or releasable B-pillar, i.e. the pillar is moving with door
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/04—Tank inlets
- B60K2015/0458—Details of the tank inlet
- B60K2015/0474—Arrangement of fuel filler pipes in relation to vehicle body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フロントドアおよびリヤドアによって開閉されるドア開口部に近接した車体の側部に、燃料タンクから延びる燃料給油パイプの端部を臨ませたような車両の側部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、燃料タンクから延びる燃料給油パイプの端部は、ドア開口部の後部におけるリヤウインド開口下辺部とホイールハウスとの間の車体側部に配設されるが、この車体側部は車両デザインの関係上、比較的細くなり、かつリヤサスペンションからの荷重が入力されるので、車体強度が低くなり、殊に衝突時において燃料給油パイプ端部のフィラーキャップの位置ずれが生じやすい問題点があった。
【0003】
特に特開平2−20423号公報に記載のようなフリースタイルドアを備えた車両において、乗員の乗降性確保のために上述のドア開口部を大きく設定すると、燃料給油パイプ配設部の車体強度がさらに低下する問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ドア開口部の開口辺部の少なくとも一部に、ドア開口部に沿って延びるレインフォースメントを設け、このレインフォースメントに一端部が接続され、かつ他端部が燃料給油パイプの近傍に延長されたリヤピラーレインフォースメントを設けることで、車体側部の剛性を低下させることなく、燃料給油パイプ周辺の変形を防止し、特にセンターピラーレスの車両において充分な剛性確保を図ることかできる車両の側部車体構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の側部車体構造は、ドアによって開閉されるドア開口部に近接した車体側部に、燃料タンクから延びる燃料給油パイプの端部を臨ませた車両の側部車体構造であって、上記ドア開口部の開口辺部の少なくとも一部には該ドア開口部に沿って延びるレインフォースメントが設けられ、上記レインフォースメントに一端部が接続され、他端部が上記燃料給油パイプの近傍に延長されたリヤピラーレインフォースメントを設けたものである。
【0006】
上記構成によれば、リヤピラーレインフォースメントで燃料給油パイプを支持させることが可能となり、またドア開口部に沿って延びるレインフォースメントにより車体剛性の向上を図ることができる。
【0007】
この結果、車体側部の剛性を低下させることなく、燃料給油パイプ周辺の変形を防止することができ、特にセンターピラーレスの車両において充分な剛性確保を図ることができる。
【0008】
この発明の一実施態様においては、上記リヤピラーレインフォースメントには燃料給油パイプが貫通する貫通孔を設けたものである。
上記構成によれば、上述の貫通孔にて燃料給油パイプを支持することができると共に、リヤピラーレインフォースメントにて車体剛性を強固にしつつ、上記燃料給油パイプを任意の位置に配設することができる。
【0009】
この発明の一実施態様においては、上記ドア開口部にはサイドアウタパネルと該サイドアウタパネルの車室内側に接合されたサイドインナパネルとにより閉断面状に形成され、かつドア開口部に沿う環状のドア開口メンバが設けられ、上記ドア開口メンバには上記ドア開口部に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメントが設けられたものである。
【0010】
上記構成のサイドアウタパネルは、ルーフサイドレールアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リヤピラーアウタ等により構成することができる。
また上記構成のサイドインナパネルは、ルーフサイドレールインナ、ヒンジピラーインナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナ等により構成することができる。
さらに上記構成の環状レインフォースメントは、一体のものであってもよく、別体のものを環状に接続するように構成してもよい。
【0011】
上記構成によれば、ドア開口部に沿う環状かつ閉断面構造のドア開口メンバを設け、このドア開口メンバにはドア開口部に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメントを設けたので、ドア開口部の大きさに関わらず、車体剛性の向上を図ることができ、特にセンタピラーレスの車両において側突時の車体、ドアの車室側への移動量を抑制することができ、しかも、環状レインフォースメントにて車体のねじり剛性を向上させるので、操安性の向上を図ることができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記環状レインフォースメントはサイドアウタパネルとサイドインナパネルとの間に接合されて上記ドア開口メンバの閉断面内に配設されたものである。
【0013】
上記構成によれば、環状レインフォースメントをドア開口メンバの閉断面内に配置したので、このドア開口メンバの強度が向上し、車体剛性および車体のねじり剛性をさらに向上させることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記リヤピラーレインフォースメントは、車両の後部に設けられたリヤウインドの下辺部に沿って延びる延長部を備えたものである。
【0015】
上記構成によれば、車両デザインの関係上、比較的細くなり、かつリヤサスペンションからの荷重が入力されるリヤウインド開口の下辺部の強度を上述のリヤピラーレインフォースメントおよびその延長部により充分に補強して、該部の強度向上を図ることができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記リヤピラーレインフォースメントの延長部は、上記リヤウインド開口の下辺部において車幅方向に配設されたリヤパッケージメンバに接続されたものである。
【0017】
上記構成によれば、リヤピラーレインフォースメントの延長部をリヤパッケージメンバに接続したので、リヤウインドが配設される開口の下辺部を車幅方向に延びるリヤパッケージメンバと左右のリヤピラーレインフォースメントとで連続して補強することができ、この結果、車体全体の強度向上、並びに応力が集中するリヤウインド前下コーナ部の強度向上を図ることができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記ドア開口部には該ドア開口部の前辺部にヒンジを介して開閉可能に支持されたフロントドアが設けられたものである。
上記構成によれば、このようなフロントドアを設けたものにおいて上述の効果が特に有効になると共に、ヒンジ取付け部には環状レインフォースメントが存在するので、フロントドアの支持剛性向上を図ることができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記ドア開口部には該ドア開口部の後辺部にヒンジを介して開閉可能に支持されたリヤドアが設けられたものである。
上記構成によれば、このようなリヤドアを設けたものにおいて上述の効果が特に有効になると共に、ヒンジ取付け部には環状レインフォースメントが存在するので、リヤドアの支持剛性を図ることができる。
【0020】
この発明の一実施態様においては、上記フロントドアの後端部は上記リヤドアの前端部にロックされ、上記リヤドアの前端部はドア開口部の上辺部または下辺部の少なくとも何れか一方にロックされるものである。
上記構成によれば、ドア開口部の環状レインフォースメントが存在する高剛性部位にドアがロックされるので、ドア閉時の支持剛性向上を図ることができる。
【0021】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の側部車体構造を示し、図1において、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられてフリースタイル構造のサイドドアが構成される。
【0022】
これらサイドドアを構成するフロントドア2とリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7とドアサッシュ8,9とウインドガラス10,11とで構成され、このうちドアパネル6,7の内部には車両の前後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けられている。
【0023】
さらに、フロントドア2には、車外から該フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル12と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられる。
【0024】
この実施例のフリースタイル構造のドアはフロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0025】
上述の各ドア2,3はドア開口部14(図5参照)を開閉するもので、図1に示すようにフロントドア2の後端部にはロック部材15を設け、このロック部材15がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材16,17を設け、これら各ロック部材16,17はドア開口部14の上辺部および下辺部に設けた後述するボディ側のストライカ44,69(図6、図7、図12参照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0026】
ここで、リヤドア3はその前端部の断面を図2に示すように、ドアアウタパネル18の前側縦辺部に上下方向に延びる閉断面部材としてのドアインナレインフォースメント19を接合して、それら両者18,19により上下方向に延びる閉断面20を構成して所謂仮想センタピラーを形成している。
【0027】
そして、上述のリヤドア3前端部のストライカおよび上側のロック部材16は、この閉断面構造部に設けるように構成している。
側部車体構造の詳細な説明に先立って、まず図3を参照して平面から見たフレーム構成について説明する。
【0028】
左右一対のフロントサイドフレーム21,21を設け、これらフロントサイドフレーム21には後方に向けてフロアフレーム部22およびリヤサイドフレーム23をそれぞれ一体的に延設している。
【0029】
上述フロントサイドフレーム21,21の前部相互間には車幅方向に延びるフロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)24を設ける一方、ダッシュパネル(図14に示すダッシュロアパネル75参照)の下部と対応するようにフロントサイドフレーム21の車外側には車幅方向に延びるトルクボックス25を設け、このトルクボックス25の外端部にはフロアフレーム部22と略平行になるようにサイドシル26を取付けている。
【0030】
一方、図4に示すように、フロアパネル27の略中央部には上方に突出して車両の前後方向に延びるトンネル部28を形成し、このトンネル部28の全長にわたって該トンネル部28の車室内側上面にはトンネルメンバ29(いわゆるハイマウント・バックボーンフレーム)を取付けて、トンネル部28とトンネルメンバ29との間には車両の前後方向に延びる閉断面30,30を形成して、車体剛性の向上を図っている。
【0031】
上述のトンネルメンバ29は略凹状の断面形状を有し、2つの閉断面30,30を形成すべく構成しているが、これは閉断面が1つのみ形成される構造であってもよい。
【0032】
図3に示すように、トンネル部28の上面にその全長にわたって接合固定したトンネルメンバ29の前端部とフロントサイドフレーム21,21との間はフロント側の連結フレーム31で連結され、トンネルメンバ29の後端部とリヤサイドフレーム23,23との間はリヤ側の連結フレーム32で連結されている。 またサイドシル26の後部とトンネル部28との間は車幅方向に延びるリヤクロスメンバ33で連結されている。
【0033】
而して、正面衝突時の衝突エネルギをフロントサイドフレーム21からフロアフレーム部22に伝達し、また、トルクボックス25を介してサイドシル26に伝達すると共に、連結フレーム31を介してトンネル部28およびトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロアフレーム部22と、サイドシル26と、トンネル部28と、トンネルメンバ29とに分散すべく構成すると共に、後面衝突時の衝突エネルギをリヤサイドフレーム23からフロアフレーム部22に伝達し、また、クロスメンバ33を介してサイドシル26に伝達すると共に、連結フレーム32を介してトンネル部28およびトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロアフレーム部22とサイドシル26と、トンネル部28と、トンネルメンバ29とに分散すべく構成している。
【0034】
次に図5〜図14を参照して、車両の側部車体構造について詳述する。
図5はキャブサイド部の側面図であって、フロントドア2とリヤドア3とで開閉されるドア開口部14に沿って環状のドア開口メンバ34を設けている。
【0035】
このドア開口メンバ34はサイドアウタパネルとしてのルーフサイドレールアウタ、フロントピラーアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リヤピラーアウタと、サイドインナパネルとしてのルーフサイドレールインナ、フロントピラーインナ、ヒンジピラーインナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナとによって構成される。
【0036】
上述のドア開口メンバ34の閉断面内にはドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント35が設けられ、この環状レインフォースメント35により車体剛性、車体のねじり剛性の向上を図るように構成している。
【0037】
図6は図5のA−A線に沿う断面図であって、ルーフサイドレールアウタ36とこのルーフサイドレールアウタ36の車室内側に接合されたルーフサイドレールインナ37とで車両の前後方向に延びる閉断面38を形成し、この閉断面38内においてルーフサイドレールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。
【0038】
また環状レインフォースメント35とルーフサイドレールインナ37との間には節型のストライカレイン39を設けている。このストライカレイン39は後述するストライカ44の取付け部位と対応するように設けられる。
【0039】
さらにルーフサイドレールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との上側の接合部にはリーフパネル40を取付けると共に、このルーフパネル40の下面には車幅方向に延びるルーフレインフォースメント41を接合して、これら両者40,41間には車幅方向に延びる閉断面を形成している。
【0040】
一方、ルーフサイドレールインナ37の車室内方側への上部延長部と、ルーフサイドレール36,37の下側の接合部との間には補強部材42を接合固定し、この補強部材42の下面水平部にはボルト、ナット等の取付け部材43を用いてストライカ44を取付けている。
【0041】
なお、図6に示す構造に代えて、図7の構造を採用してもよい。すなわち、ルーフレインフォースメント41とルーフサイドレールインナ37との間を斜交状に連結する補強ステー45を設け、この補強ステー45の下部に取付け部材43を用いてストライカ44を取付けてもよい。
【0042】
図8は図5のB−B線に沿う断面図であって、リヤピラーアウタ46と、このリヤピラーアウタ46の車室内側に接合されたリヤピラーインナ47とを設けると共に、リヤピラーアウタ46の後部にはリヤフェンダ48を形成し、リヤピラーインナ47の後部にはホイールハウスインナロア49を形成している。
【0043】
また上述のホイールハウスインナロア49とリヤフェンダ48との間にホイールハウスアウタ50を設け、リヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47とホイールハウスアウタ50とで囲繞された閉断面51を形成している。
【0044】
そして、この閉断面51内においてリヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。このリヤピラー部においては上述の環状レインフォースメント35の前部はリヤピラー46,47の接合部に挟持され、環状レインフォースメント35の後部はホイールハウスアウタ50に接合されている。
【0045】
図5に示すように、ドア開口メンバ34の後辺部において環状レインフォースメント35から車両の後方に向けて延びるリヤピラーレインフォースメント52を設けている。
【0046】
このリヤピラーレインフォースメント52は図5に示すように、車両の後部に設けられたリヤウインド53用の開口つまり、リヤウインド開口54の下辺部に沿って後方へ延び、その後端の延長部52aは、図9に示すようにリヤウインド開口54の下辺部において車幅方向に配設されたリヤパッケージトレイアッパメンバ55に接続されている。
【0047】
図5において80は燃料タンクであり、同図に示すように、この燃料タンク80から延びる燃料給油パイプとしてのフィラーパイプ81の端部をドア開口部14に近接した車体側部に臨ませている。
【0048】
図9は図5のC−C線に沿う断面図であって、リヤフェンダ48の車室側には上述のリヤピラーレインフォースメント52を略上下方向に指向させて取付け、このリヤピラーレインフォースメント52の車室側にはホイールハウスインナアッパ56を取付ける一方、リヤフェンダ48の下部とホイールハウスインナアッパ56の下部との間にはホイールハウスアウタ50を設けている。
【0049】
また左右のホイールハウスインナアッパ56の上部相互間には車幅方向に略水平に延びるリヤパッケージトレイアッパメンバ55を張架し、このリヤパッケージトレイアッパメンバ55の下面とホイールハウスインナロア49との間にはリヤパッケージロアガセット57を取付け、さらに該リヤパッケージロアガセット57の中間部には車室側へ延びる補強用ガセット58を取付けている。
【0050】
図5、図9、図10に示すように、上述のリヤピラーレインフォースメント52はその前端部が環状レインフォースメント35に接続され、その後端部がフィラーパイプ81の近傍まで延長された補強部材であって、このリヤピラーレインフォースメント52には既述したようにリヤウインド53の下辺部に沿って延びる延長部52aが形成されると共に、該リヤピラーレインフォースメント52にはフィラーパイプ81を貫通させるための貫通孔52bが形成されている。
【0051】
また図9に示すようにホイールハウスインナアッパ56およびリヤパッケージロアガセット57にもフィラーパイプ81を貫通させる貫通孔56b,57bを形成し、燃料タンク80(図5参照)から車体側部に向けて延びる金属製のフィラーパイプ81を各貫通孔57b,56b,52bをこの順に貫通させて、その先端部(上端部)はシール部材82を介してフィラーボックス83内に臨ませている。
【0052】
さらに上述のフィラーパイプ81の先端(上端)にはフィラーキャップ84を着脱可能に取付けると共に、このフィラーキャップ84を含むフィラーパイプ81の先端側を開閉可能なフィラーリッド85で覆っている。
【0053】
上述のフィラーキャップ84から燃料タンク80に至るフィラーパイプ81は図9に示すように、シール部材を用いることなく貫通孔52b,56b,57bに貫通させてもよく、図11に示すように弾性シール部材を介して貫通孔52b,56b,57bに貫通させてもよい。
【0054】
図12は図5のD−D線矢視に相当する断面図(但し、右側を示す)、図13は図10のE−E線矢視断面図であって、サイドシルアウタ60と、このサイドシルアウタ60の車室内側に接合されたサイドシルインナ61とで車両の前後方向に延びる閉断面62を形成し、この閉断面62内においてサイドシルアウタ60とサイドシルインナ61との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。
【0055】
ここで、上述のサイドシルアウタ60とサイドシルインナ61とから成るサイドシル26は、フロアパネル27の側部において車両の前後方向に配設された閉断面構造の車体剛性部材であって、上述のフロアパネル27の前後には車幅方向に延びるフロアクロスメンバ63,64(いわゆるNo.2クロスメンバとNo.3クロスメンバ)を取付けている。
【0056】
上述の各フロアクロスメンバ63,64と対向するようにサイドシル閉断面62内において環状レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを節状に連結するサイドシルレインフォースメント65,66を設けている。
【0057】
フロアクロスメンバ64と対向するサイドシルレインフォースメント66に対して前方に所定量オフセットさせた位置には、環状レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを節状に連結する別のサイドシルレインフォースメント67を設け、これら前後の各サイドシルレインフォースメント67,66を平面から見て逆コの字型に形成されたブラケット68で連結すると共に、上述の各サイドシルレインフォースメント67,66間で、かつ、これらの各サイドシルレインフォースメント67,66の近傍には、リヤドア3の下部をロックするストライカ69を設けている。
【0058】
また上述のサイドシルインナ61の車室内側において、フロアクロスメンバ63とサイドシルレインフォースメント67との間を連結する連結部材としてのシートレール部材70を設けている。
【0059】
このシートレール部材70はフロアパネル27の上方に配設されるシートを支持するもので、該シートレール部材70の前部はフロアクロスメンバ63とサイドシルインナ61との間に取付けられたシートレールブラケット71の上面に配設されている。
【0060】
図14はヒンジピラー部の断面構造を示し、ヒンジピラーアウタ72とこのヒンジピラーアウタ72の車室内側に接続されたヒンジピラーインナ73とで上下方向に延びる閉断面74を形成し、この閉断面74内においてヒンジピラーアウタ72とヒンジピラーインナ73との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。
【0061】
また図14には車両の前部車体構造を併記しており、車室の前端壁を構成し上下方向に延びるダッシュロアパネル75と、このダッシュロアパネル75から連続して後方に延びるフロアパネル27とを備えている。
【0062】
既述したようにフロアパネル27にはその中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部28が設けられており、上述のダッシュロアパネル75には車幅方向内方側の一端がトンネルメンバ29のスカート部を介してトンネル部28の側面に接合されて該ダッシュロアパネル75に沿って車幅方向に延び、車幅方向外方側の他端がヒンジピラーインナ73に接続されたダッシュクロスメンバ76を設けている。
【0063】
ここで、上述のダッシュクロスメンバ76は平面から見て略コの字形に形成されており、かつ左右に一対設けられたダッシュクロスメンバ76,76はフロアパネル27の水平部の高さに対して上方に離間した高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられている。
【0064】
また、上述のダッシュクロスメンバ76,76にはステアリングシャフト系(具体的にはインタメディエイトシャフトやユニバーサルジョイント)を挿通させるための開口部77が形成されている。
【0065】
さらに、上述のダッシュロアパネル75の車室外側面(エンジンルーム側)において上述のダッシュクロスメンバ76の接続部に対応した部分には図3で示したフロントサイドフレーム21の後端部が接続されている。
【0066】
ところで、図5において78はドア開口部14の前辺部に設けられたフロントドアヒンジ4の取付け部、79はドア開口部14の後辺部に設けられたリヤドアヒンジ5の取付け部であって、ドア開口部14の前辺部にはフロントドアヒンジ4を介してフロントドア2が開閉可能に支持され、後辺部にはリヤドアヒンジ5を介してリヤドア3が開閉可能に支持され、これらフリースタイル構造の各ドア2,3はサイドシル26を下辺として開閉される。
なお、図中、符号Fは車両前方を示し、OUTは車両外方を示す。
【0067】
このように上記実施例の車両の側部車体構造は、ドア2,3によって開閉されるドア開口部14に近接した車体側部に、燃料タンク80から延びるフィラーパイプ81の端部を臨ませた車両の側部車体構造であって、上記ドア開口部14の開口辺部の少なくとも一部には該ドア開口部14に沿って延びるレインフォースメント(環状レインフォースメント35参照)が設けられ、上記レインフォースメント35に一端部が接続され、他端部が上記フィラーパイプ81の近傍に延長されたリヤピラーレインフォースメント52を設けたものである。
【0068】
この構成によれば、リヤピラーレインフォースメント52でフィラーパイプ81を支持させることが可能となり、またドア開口部14に沿って延びるレインフォースメント(環状レインフォースメント35参照)により車体剛性の向上を図ることができる。
【0069】
この結果、車体側部の剛性を低下させることなく、フィラーパイプ81周辺の変形を防止することができ、特にセンターピラーレスの車両において充分な剛性確保を図ることができる。
【0070】
また、上記リヤピラーレインフォースメント52にはフィラーパイプ81が貫通する貫通孔52bを設けたものである。
この構成によれば、上述の貫通孔52bにてフィラーパイプ81を支持することができると共に、リヤピラーレインフォースメント52にて車体剛性を強固にしつつ、上記フィラーパイプ81を任意の位置に配設することができる。
【0071】
さらに、上記ドア開口部14にはサイドアウタパネル(ルーフサイドレールアウタ36、サイドシルアウタ60、リヤピラーアウタ46、ヒンジピラーアウタ72参照)と該サイドアウタパネルの車室内側に接合されたサイドインナパネル(ルーフサイドレールインナ37、サイドシルインナ61、リヤピラーインナ47、ヒンジピラーインナ73参照)とにより閉断面状に形成され、かつドア開口部14に沿う環状のドア開口メンバ34が設けられ、上記ドア開口メンバ34には上記ドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント35が設けられたものである。
【0072】
この構成によれば、ドア開口部14に沿う環状かつ閉断面構造のドア開口メンバ34を設け、このドア開口メンバ34にはドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント35を設けたので、ドア開口部14の大きさに関わらず、車体剛性の向上を図ることができ、特にセンタピラーレスの車両において側突時の車体、ドア2,3の車室側への移動量を抑制することができ、しかも、環状レインフォースメント35にて車体のねじり剛性を向上させるので、操安性の向上を図ることができる。
【0073】
また、上記環状レインフォースメント35はサイドアウタパネル(ルーフサイドレールアウタ36、サイドシルアウタ60、リヤピラーアウタ46、ヒンジピラーアウタ72参照)とサイドインナパネル(ルーフサイドレールインナ37、サイドシルインナ61、リヤピラーインナ47、ヒンジピラーインナ73参照)との間に接合されて上記ドア開口メンバ34の閉断面38,51,62,74内に配設されたものである。
【0074】
この構成によれば、環状レインフォースメント35をドア開口メンバ34の閉断面38,51,62,74内に配置したので、このドア開口メンバ34の強度が向上し、車体剛性および車体のねじり剛性をさらに向上させることができる。
【0075】
さらに、上記リヤピラーレインフォースメント52は、車両の後部に設けられたリヤウインド53の下辺部(つまり、リヤウインド開口54の下辺部)に沿って延びる延長部52aを備えたものである。
【0076】
この構成によれば、車両デザインの関係上、比較的細くなり、かつリヤサスペンションからの荷重が入力されるリヤウインド開口54の下辺部の強度を上述のリヤピラーレインフォースメント52およびその延長部52aにより充分に補強して、該部の強度向上を図ることができる。
【0077】
加えて、上記リヤピラーレインフォースメント52の延長部52aは、上記リヤウインド開口54の下辺部において車幅方向に配設されたリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイアッパメンバ55参照)に接続されたものである。
【0078】
この構成によれば、リヤピラーレインフォースメント52の後端部をリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイアッパメンバ55参照)に接続したので、リヤウインド53が配設される開口54の下辺部を車幅方向に延びるリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイアッパメンバ55参照)と左右のリヤピラーレインフォースメント52とで連続して補強することができ、この結果、車体全体の強度向上、並びに応力が集中するリヤウインド前下コーナ部の強度向上を図ることができる。
【0079】
また、上記ドア開口部14には該ドア開口部14の前辺部にヒンジ4を介して開閉可能に支持されたフロントドア2が設けられたものである。
この構成によれば、このようなフロントドア2を設けたものにおいて上述の効果が特に有効になると共に、ヒンジ取付け部には環状レインフォースメント35が存在するので、フロントドア2の支持剛性向上を図ることができる。
【0080】
さらに、上記ドア開口部14には該ドア開口部14の後辺部にヒンジ5を介して開閉可能に支持されたリヤドア3が設けられたものである。
この構成によれば、このようなリヤドア3を設けたものにおいて上述の効果が特に有効になると共に、ヒンジ取付け部には環状レインフォースメント35が存在するので、リヤドア3の支持剛性を図ることができる。
【0081】
さらには、上記フロントドア2の後端部は上記リヤドア3の前端部にロックされ、上記リヤドア3の前端部はドア開口部14の上辺部または下辺部の少なくとも何れか一方(この実施例では上下の双方)にロックされるものである。
この構成によれば、ドア開口部14の環状レインフォースメント35が存在する高剛性部位にドア(特にリヤドア3参照)がロックされるので、ドア閉時の支持剛性向上を図ることができる。
【0082】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この燃料給油パイプは実施例のフィラーパイプ81に対応し、
以下同様に、
ドア開口部に沿って延びるレインフォースメントは、環状レインフォースメント35に対応し、
サイドアウタパネルは、ルーフサイドレールアウタ36、サイドシルアウタ60、リヤピラーアウタ46、ヒンジピラーアウタ72に対応し、
サイドインナパネルは、ルーフサイドレールインナ37、サイドシルインナ61、リヤピラーインナ47、ヒンジピラーインナ73に対応し、
リヤパッケージメンバは、リヤパッケージトレイアッパメンバ55に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、ドア開口部の開口辺部の少なくとも一部に、ドア開口部に沿って延びるレインフォースメントを設け、このレインフォースメントに一端部が接続され、かつ他端部が燃料給油パイプの近傍に延長されたリヤピラーレインフォースメントを設けたので、車体側部の剛性を低下させることなく、燃料給油パイプ周辺の変形を防止し、特にセンターピラーレスの車両において充分な剛性確保を図ることかできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側部車体構造を備えた車両の側面図。
【図2】リヤドアの前端部の断面図。
【図3】フレーム構造を示す平面図。
【図4】トンネル部の断面図。
【図5】キャブサイドを示す拡大側面図。
【図6】図5のA−A線矢視断面図。
【図7】ストライカ補強構造の他の実施例を示す断面図。
【図8】図5のB−B線矢視断面図。
【図9】図5のC−C線矢視断面図。
【図10】フィラーパイプ周辺構造を示す概略斜視図。
【図11】フィラーパイプ支持の他の実施例を示す断面図。
【図12】図5のD−D線矢視に相当するサイドシル部の断面図。
【図13】図12のE−E線矢視断面図。
【図14】前部車体構造を示す斜視図。
【符号の説明】
2…フロントドア
3…リヤドア
4,5…ヒンジ
14…ドア開口部
34…ドア開口メンバ
35…環状レインフォースメント
36…ルーフサイドレールアウタ
37…ルーフサイドレールインナ
38,51,62,74…閉断面
46…リヤピラーアウタ
47…リヤピラーインナ
52…リヤピラーレインフォースメント
52a…延長部
52b…貫通孔
54…リヤウインド開口
55…リヤパッケージトレイアッパメンバ
60…サイドシルアウタ
61…サイドシルインナ
72…ヒンジピラーアウタ
73…ヒンジピラーインナ
80…燃料タンク
81…フィラーパイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a side body structure of a vehicle in which an end portion of a fuel supply pipe extending from a fuel tank faces a side portion of a vehicle body that is close to a door opening that is opened and closed by a front door and a rear door.
[0002]
[Prior art]
Generally, the end of the fuel supply pipe extending from the fuel tank is disposed on the side of the vehicle body between the lower side of the rear window opening and the wheel house at the rear of the door opening. For this reason, there is a problem that the vehicle body strength is lowered because the load is relatively thin and the load from the rear suspension is input, and the position of the filler cap at the end of the fuel supply pipe is likely to be displaced especially at the time of a collision. .
[0003]
In particular, in a vehicle equipped with a freestyle door as described in JP-A-2-20423, if the above door opening is set large in order to ensure occupant ease of getting on and off, the vehicle body strength of the fuel refueling pipe arrangement portion is increased. There was a problem of further deterioration.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
According to the present invention, a reinforcement extending along the door opening is provided on at least a part of the opening side of the door opening, and one end is connected to the reinforcement, and the other end of the fuel supply pipe is provided. By providing a rear pillar reinforcement extended in the vicinity, deformation around the fuel supply pipe can be prevented without lowering the rigidity of the side of the vehicle body, and sufficient rigidity can be secured particularly in a center pillar-less vehicle. An object is to provide a side body structure of a vehicle.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
A side body structure of a vehicle according to the present invention is a side body structure of a vehicle in which an end portion of a fuel refueling pipe extending from a fuel tank faces a side portion of a vehicle body that is close to a door opening that is opened and closed by a door. In addition, a reinforcement that extends along the door opening is provided in at least a part of the opening side of the door opening, and one end is connected to the reinforcement, and the other end is connected to the fuel refueling pipe. A rear pillar reinforcement extended in the vicinity is provided.
[0006]
According to the above configuration, the fuel supply pipe can be supported by the rear pillar reinforcement, and the rigidity of the vehicle body can be improved by the reinforcement extending along the door opening.
[0007]
As a result, deformation around the fuel supply pipe can be prevented without lowering the rigidity of the side portion of the vehicle body, and sufficient rigidity can be ensured particularly in a center pillar-less vehicle.
[0008]
In one embodiment of the present invention, the rear pillar reinforcement is provided with a through-hole through which the fuel supply pipe passes.
According to the above configuration, the fuel supply pipe can be supported by the above-described through hole, and the fuel supply pipe can be disposed at an arbitrary position while the vehicle body rigidity is strengthened by the rear pillar reinforcement. it can.
[0009]
In one embodiment of the present invention, the door opening is formed in a closed cross-section by a side outer panel and a side inner panel joined to the vehicle interior side of the side outer panel, and an annular door extending along the door opening An opening member is provided, and the door opening member is provided with an annular reinforcement that extends integrally and continuously along the door opening.
[0010]
The side outer panel having the above-described configuration can be configured by a roof side rail outer, a hinge pillar outer, a side sill outer, a rear pillar outer, or the like.
Further, the side inner panel having the above-described configuration can be constituted by a roof side rail inner, a hinge pillar inner, a side sill inner, a rear pillar inner, or the like.
Furthermore, the annular reinforcement having the above-described configuration may be an integral one or may be configured so that a separate one is connected in a ring.
[0011]
According to the above configuration, the door opening member having an annular and closed cross-sectional structure along the door opening is provided, and the door opening member is provided with the annular reinforcement extending continuously and annularly along the door opening. Therefore, the rigidity of the vehicle body can be improved regardless of the size of the door opening, and in particular, the amount of movement of the vehicle body and door to the vehicle compartment side at the time of a side collision in a center pillarless vehicle can be suppressed. In addition, since the torsional rigidity of the vehicle body is improved by the annular reinforcement, the operability can be improved.
[0012]
In one embodiment of the present invention, the annular reinforcement is joined between the side outer panel and the side inner panel and disposed within the closed section of the door opening member.
[0013]
According to the above configuration, since the annular reinforcement is disposed within the closed section of the door opening member, the strength of the door opening member is improved, and the vehicle body rigidity and the torsional rigidity of the vehicle body can be further improved.
[0014]
In one embodiment of the present invention, the rear pillar reinforcement includes an extension portion extending along a lower side portion of a rear window provided at a rear portion of the vehicle.
[0015]
According to the above configuration, the strength of the lower side portion of the rear window opening to which the load from the rear suspension is input is relatively reinforced by the above-described rear pillar reinforcement and its extension portion due to the vehicle design. Thus, the strength of the portion can be improved.
[0016]
In an embodiment of the present invention, the extension portion of the rear pillar reinforcement is connected to a rear package member disposed in the vehicle width direction at the lower side portion of the rear window opening.
[0017]
According to the above configuration, since the extension portion of the rear pillar reinforcement is connected to the rear package member, the rear package member extending in the vehicle width direction on the lower side portion of the opening where the rear window is disposed, and the left and right rear pillar reinforcements As a result, it is possible to improve the strength of the entire vehicle body and to improve the strength of the front lower corner portion of the rear window where stress is concentrated.
[0018]
In one embodiment of the present invention, the door opening is provided with a front door supported at the front side of the door opening so as to be opened and closed via a hinge.
According to the above configuration, the above-described effect is particularly effective in the case where such a front door is provided, and an annular reinforcement exists in the hinge mounting portion, so that the support rigidity of the front door can be improved. it can.
[0019]
In one embodiment of the present invention, the door opening is provided with a rear door supported at the rear side of the door opening so as to be opened and closed via a hinge.
According to the above configuration, the above-described effect is particularly effective in the case where such a rear door is provided, and since the annular attachment exists in the hinge mounting portion, the support rigidity of the rear door can be achieved.
[0020]
In one embodiment of the present invention, the rear end portion of the front door is locked to the front end portion of the rear door, and the front end portion of the rear door is locked to at least one of the upper side portion and the lower side portion of the door opening. Is.
According to the above configuration, since the door is locked to the high rigidity portion where the annular reinforcement of the door opening exists, it is possible to improve the support rigidity when the door is closed.
[0021]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The drawing shows a side body structure of a vehicle. In FIG. 1, a side door composed of a
[0022]
The
[0023]
Further, the
[0024]
The free-style door of this embodiment is configured such that the
[0025]
Each of the
[0026]
Here, as shown in FIG. 2, the
[0027]
The above-described striker at the front end of the
Prior to a detailed description of the side body structure, a frame configuration as viewed from above will be described with reference to FIG.
[0028]
A pair of left and right front side frames 21 and 21 are provided, and a
[0029]
A front cross member (so-called No. 1 cross member) 24 extending in the vehicle width direction is provided between the front portions of the front side frames 21 and 21, while a lower portion of a dash panel (see a dash
[0030]
On the other hand, as shown in FIG. 4, a
[0031]
The
[0032]
As shown in FIG. 3, the front end portion of the
[0033]
Thus, the collision energy at the time of a frontal collision is transmitted from the
[0034]
Next, the side body structure of the vehicle will be described in detail with reference to FIGS.
FIG. 5 is a side view of the cab side portion, and an annular
[0035]
The
[0036]
An
[0037]
FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 5. The roof side rail outer 36 and a roof side rail inner 37 joined to the vehicle interior side of the roof side rail outer 36 are arranged in the longitudinal direction of the vehicle. An extending
[0038]
Further, a node-
[0039]
Further, a
[0040]
On the other hand, a reinforcing
[0041]
Note that the structure shown in FIG. 7 may be employed instead of the structure shown in FIG. That is, the reinforcement stay 45 that connects the
[0042]
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line B-B of FIG. 5. A rear pillar outer 46 and a rear pillar inner 47 joined to the vehicle interior side of the rear pillar outer 46 are provided. A
[0043]
A wheel house outer 50 is provided between the wheel house inner lower 49 and the
[0044]
The
[0045]
As shown in FIG. 5, a
[0046]
As shown in FIG. 5, the
[0047]
In FIG. 5,
[0048]
FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 5. The
[0049]
A rear package tray
[0050]
As shown in FIGS. 5, 9, and 10, the above-described
[0051]
Further, as shown in FIG. 9, the wheel house inner upper 56 and the rear package
[0052]
Further, a
[0053]
As shown in FIG. 9, the
[0054]
12 is a cross-sectional view corresponding to the line DD in FIG. 5 (note that the right side is shown), and FIG. 13 is a cross-sectional view in the direction of the arrow EE in FIG. A
[0055]
Here, the
[0056]
[0057]
Another
[0058]
A
[0059]
The
[0060]
FIG. 14 shows a cross-sectional structure of the hinge pillar portion. The hinge pillar outer 72 and a hinge pillar inner 73 connected to the vehicle interior side of the hinge pillar outer 72 form a
[0061]
FIG. 14 also shows the front body structure of the vehicle. A dash
[0062]
As described above, the
[0063]
Here, the above-described
[0064]
Further, the above-described
[0065]
Further, a rear end portion of the
[0066]
In FIG. 5,
In the figure, symbol F indicates the front of the vehicle, and OUT indicates the outside of the vehicle.
[0067]
As described above, the side body structure of the vehicle of the above-described embodiment has the end portion of the
[0068]
According to this configuration, the
[0069]
As a result, deformation around the
[0070]
The
According to this configuration, the
[0071]
Further, the
[0072]
According to this configuration, the
[0073]
The
[0074]
According to this configuration, since the
[0075]
Further, the
[0076]
According to this configuration, the strength of the lower side portion of the rear window opening 54 into which the load from the rear suspension is input is relatively thin due to the vehicle design, and the above-described
[0077]
In addition, the
[0078]
According to this configuration, since the rear end portion of the
[0079]
The
According to this configuration, the above-described effect is particularly effective in the case where such a
[0080]
Further, the
According to this configuration, the above-described effect is particularly effective in the case where such a
[0081]
Furthermore, the rear end portion of the
According to this configuration, since the door (in particular, the rear door 3) is locked to a highly rigid portion where the
[0082]
In the correspondence between the configuration of the present invention and the above-described embodiment,
This fuel supply pipe corresponds to the
Similarly,
The reinforcement extending along the door opening corresponds to the
The side outer panels correspond to the roof side rail outer 36, the side sill outer 60, the rear pillar outer 46, and the hinge pillar outer 72,
The side inner panels correspond to the roof
The rear package member corresponds to the rear package tray
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment.
[0083]
【The invention's effect】
According to the present invention, a reinforcement extending along the door opening is provided on at least a part of the opening side of the door opening, one end is connected to the reinforcement, and the other end is fueled. The rear pillar reinforcement extended near the pipe prevents deformation around the fuel oil pipe without lowering the rigidity of the side of the car body, and ensures sufficient rigidity, especially in center pillar-less vehicles. There is an effect that can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle provided with a side body structure of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a front end portion of a rear door.
FIG. 3 is a plan view showing a frame structure.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a tunnel portion.
FIG. 5 is an enlarged side view showing a cab side.
6 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 7 is a sectional view showing another embodiment of the striker reinforcing structure.
8 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 10 is a schematic perspective view showing a peripheral structure of a filler pipe.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing another embodiment of the filler pipe support.
12 is a cross-sectional view of the side sill portion corresponding to the view taken along line DD in FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 14 is a perspective view showing a front body structure.
[Explanation of symbols]
2 ... Front door
3 ... Rear door
4, 5 ... Hinge
14 ... Door opening
34 ... Door opening member
35 ... annular reinforcement
36 ... Roof side rail outer
37 ... Roof side rail inner
38, 51, 62, 74 ... closed cross section
46 ... Rear pillar outer
47 ... Rear pillar inner
52. Rear pillar reinforcement
52a ... Extension
52b ... through hole
54 ... Rear window opening
55 ... Rear package tray upper member
60 ... Side sill outer
61 ... Side sill inner
72. Hinge pillar outer
73 ... Hinge pillar inner
80 ... Fuel tank
81 ... Filler pipe
Claims (9)
上記ドア開口部の開口辺部の少なくとも一部には該ドア開口部に沿って延びるレインフォースメントが設けられ、
上記レインフォースメントに一端部が接続され、他端部が上記燃料給油パイプの近傍に延長されたリヤピラーレインフォースメントを設けた
車両の側部車体構造。A vehicle side body structure in which the end of a fuel supply pipe extending from a fuel tank is faced to a side of a vehicle body close to a door opening that is opened and closed by a door,
A reinforcement extending along the door opening is provided on at least a part of the opening side of the door opening,
A vehicle side body structure provided with a rear pillar reinforcement having one end connected to the reinforcement and the other end extended in the vicinity of the fuel supply pipe.
請求項1記載の車両の側部車体構造。2. The side body structure of a vehicle according to claim 1, wherein the rear pillar reinforcement is provided with a through hole through which a fuel supply pipe passes.
上記ドア開口メンバには上記ドア開口部に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメントが設けられた
請求項1または2記載の車両の側部車体構造。The door opening is formed in a closed cross-sectional shape by a side outer panel and a side inner panel joined to the vehicle interior side of the side outer panel, and an annular door opening member along the door opening is provided,
The side body structure of a vehicle according to claim 1 or 2, wherein the door opening member is provided with an annular reinforcement that extends integrally and continuously along the door opening.
請求項3記載の車両の側部車体構造。4. The side body structure of a vehicle according to claim 3, wherein the annular reinforcement is joined between a side outer panel and a side inner panel and is disposed within a closed section of the door opening member.
請求項1,2,3または4記載の車両の側部車体構造。5. The side body structure of a vehicle according to claim 1, wherein the rear pillar reinforcement includes an extension portion extending along a lower side portion of a rear window provided at a rear portion of the vehicle.
請求項5記載の車両の側部車体構造。6. The side body structure of a vehicle according to claim 5, wherein the extension portion of the rear pillar reinforcement is connected to a rear package member disposed in a vehicle width direction at a lower side portion of the rear window opening.
請求項1,2,3,4,5または6記載の車両の側部車体構造。The side part of the vehicle according to claim 1, 2, 3, 4, 5 or 6, wherein the door opening part is provided with a front door supported by a front side part of the door opening part through a hinge so as to be opened and closed. Body structure.
請求項1,2,3,4,5,6または7記載の車両の側部車体構造。8. The vehicle side according to claim 1, wherein the door opening is provided with a rear door supported at the rear side of the door opening so as to be opened and closed via a hinge. Body structure.
上記リヤドアの前端部はドア開口部の上辺部または下辺部の少なくとも何れか一方にロックされる
請求項8記載の車両の側部車体構造。The rear end of the front door is locked to the front end of the rear door,
9. The vehicle side body structure according to claim 8, wherein a front end portion of the rear door is locked to at least one of an upper side portion and a lower side portion of the door opening.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001249723A JP4576771B2 (en) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | Vehicle side body structure |
US10/160,270 US6619729B2 (en) | 2001-06-07 | 2002-06-04 | Side body structure of vehicle |
EP02012551A EP1264757B1 (en) | 2001-06-07 | 2002-06-05 | Side body structure of vehicle |
DE60221741T DE60221741T2 (en) | 2001-06-07 | 2002-06-05 | Lateral vehicle body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001249723A JP4576771B2 (en) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | Vehicle side body structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054447A JP2003054447A (en) | 2003-02-26 |
JP4576771B2 true JP4576771B2 (en) | 2010-11-10 |
Family
ID=19078684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001249723A Expired - Lifetime JP4576771B2 (en) | 2001-06-07 | 2001-08-21 | Vehicle side body structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4576771B2 (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890139B1 (en) * | 2007-11-20 | 2009-03-20 | 현대자동차주식회사 | Mounting apparatus of fuel neck for automobile |
JP4997308B2 (en) * | 2010-03-23 | 2012-08-08 | 本田技研工業株式会社 | Body front structure |
JP5549420B2 (en) * | 2010-06-25 | 2014-07-16 | マツダ株式会社 | Rear body structure of the vehicle |
JP7322522B2 (en) * | 2019-06-05 | 2023-08-08 | マツダ株式会社 | upper body structure |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523937U (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-15 | ||
JPS6370477U (en) * | 1986-10-29 | 1988-05-11 | ||
JPS63117673U (en) * | 1987-01-26 | 1988-07-29 | ||
JPS63180327U (en) * | 1987-05-08 | 1988-11-22 | ||
JPH0220423A (en) * | 1988-06-24 | 1990-01-24 | Ford Motor Co | Door assembly of automobile |
JPH0479777U (en) * | 1990-11-27 | 1992-07-10 | ||
JPH09104358A (en) * | 1995-08-30 | 1997-04-22 | Mercedes Benz Ag | Sidewall of car body |
JPH10109662A (en) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Mitsubishi Motors Corp | Body structure for automobile |
JP2001026218A (en) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Mazda Motor Corp | Side door structure of vehicle |
-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001249723A patent/JP4576771B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523937U (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-15 | ||
JPS6370477U (en) * | 1986-10-29 | 1988-05-11 | ||
JPS63117673U (en) * | 1987-01-26 | 1988-07-29 | ||
JPS63180327U (en) * | 1987-05-08 | 1988-11-22 | ||
JPH0220423A (en) * | 1988-06-24 | 1990-01-24 | Ford Motor Co | Door assembly of automobile |
JPH0479777U (en) * | 1990-11-27 | 1992-07-10 | ||
JPH09104358A (en) * | 1995-08-30 | 1997-04-22 | Mercedes Benz Ag | Sidewall of car body |
JPH10109662A (en) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Mitsubishi Motors Corp | Body structure for automobile |
JP2001026218A (en) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Mazda Motor Corp | Side door structure of vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003054447A (en) | 2003-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6619729B2 (en) | Side body structure of vehicle | |
US6679546B2 (en) | Front body structure of vehicle | |
JP4385582B2 (en) | Vehicle side door structure | |
US8201873B2 (en) | Body structure of vehicle | |
JP4259094B2 (en) | Upper body structure of the vehicle | |
US11008046B2 (en) | Vehicle body structure | |
JP6540844B1 (en) | Vehicle body structure | |
JP4872163B2 (en) | Front body structure of the vehicle | |
JP3702706B2 (en) | Body structure | |
JP2021116035A (en) | Rear body structure of vehicle | |
JP4734798B2 (en) | Front body structure of the vehicle | |
JP2001206244A (en) | Reinforcing structure of car body side part of automobile | |
JP4576771B2 (en) | Vehicle side body structure | |
JPS62181976A (en) | Structure of lower body by vehicle | |
JP4715039B2 (en) | Vehicle side body structure | |
JP7347242B2 (en) | Vehicle rear body structure | |
JP3315915B2 (en) | Reinforcement structure of lower part of car body | |
JP4924628B2 (en) | Vehicle side door structure | |
JP2011098684A (en) | Upper vehicle body structure of vehicle | |
JP4114454B2 (en) | Vehicle side door structure | |
JP5476932B2 (en) | Vehicle door structure | |
JP4277601B2 (en) | Car side body structure | |
JP7372894B2 (en) | Vehicle rear structure | |
JP2002362416A (en) | Side part car body structure of vehicle | |
JP4288920B2 (en) | Vehicle side door structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100809 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4576771 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |