JP4576079B2 - 情報機器システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報機器システムに係り、特に、電子機器を大型化することなく、しかも、電子機器の所有者の許可無しに、所有者以外の者がデータを取り出せ無いようにした情報機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルスチルカメラ等の電子機器では、撮像によって得られたデジタルの被写界情報等を不揮発性の記憶部に記録するために、専用の不揮発性記憶部装着用スロットを設けていることが多い。
【0003】
このように、不揮発性記憶部装着用スロットを小型の電子機器の内部に設けると、最低限、不揮発性メモリの外形を収めるスペースが必要となるので、それだけ電子機器を大型化してしまうと言う問題がある。
【0004】
また、安価なデジタルスチルカメラ等の電子機器においては、電子部品の中で比較的に高価な不揮発性のメモリを搭載せずに、安価なDRAM等をデータ記憶部に用いている場合がある。
【0005】
しかるに、この場合には、電子機器の電源として用いられている電池が消耗すると、DRAM等のデータ記憶部に保存していたデータが無くなってしまう危険性があるので、ユーザは、当該電子機器をパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器に接続してデータを退避させておく必要がある。
【0006】
しかるに、このような場合、ユーザは、当該電子機器をパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器に接続してデータを退避させるまでは、電池を交換することができない上に、それまでの間、大事なデータを電子機器内に残しておくことには不安感がある。
【0007】
そのため、電子機器に不揮発性記憶部専用のスロットを設けるのではなく、予め、ある程度の内蔵記憶領域を小型の電子機器内に持たせ、デジタル形式のデータを一時的にそこに蓄えるようにすると共に、多くの電子機器が標準で持っているUSBやIEEE1394と言ったPC接続用端子と、不揮発性メモリ接続部を兼用することにより、電子機器のPC接続用端子に外付けの不揮発性メモリを接続し、そこからデータを外部に吸い出せるようにした形式の電子機器が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような形式の電子機器の場合、データが電子機器内の内蔵記憶領域に保存されているので、単純に、PC接続用端子等の接続部に不揮発性メモリを接続すれば当該電子機器の所有者以外の者でもデータを吸い出すことが可能となってしまう。
【0009】
このように、所有者の許可無く勝手にデータを吸い出せてしまうことは、個人情報の漏洩などの観点からしても望ましくないので、当該電子機器の所有者の許可無しに、所有者以外の者がデータを取り出せ無いようにする必要があると考えられる
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、電子機器を大型化することなく、しかも、電子機器の所有者の許可無しに、所有者以外の者がデータを取り出せ無いようにした情報機器システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題を解決するために、
(1) 情報を記憶し取り外し不能で不揮発性のデータ記憶部および外部機器を接続するための汎用のコネクト部を有する情報機器と、
上記情報機器の汎用のコネクト部を介して上記情報機器に接続可能な上記外部機器の一つであって、通信のホストコントローラを有する第1の情報端末と通信するためのターゲットコントローラに内部接続された汎用の第1のコネクト部と、通信のターゲットコントローラを有する第2の情報端末と通信するためのホストコントローラに内部接続された汎用の第2のコネクト部を有する不揮発性記憶機器とを具備する情報機器システムにおいて、
上記情報機器は、上記データ記憶部に記憶されている所有者特有情報の入力無しには、上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信を行えないようにする通信制限手段と、上記汎用のコネクト部に接続された外部機器に電力を供給する電力供給手段を有し、
上記不揮発性記憶機器は、上記情報機器の上記通信制限手段による上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信の制限を解除するための通信制限解除手段と、上記第1のコネクト部から電力が供給される場合には、上記第1のコネクト部に接続された上記通信のホストコントローラを有する第1の情報端末と通信し、上記第2のコネクト部から電力が供給される場合には、上記第2のコネクト部に接続された上記通信のターゲットコントローラを有する第2の情報端末と通信するよう制御する通信制御手段を有し、
上記情報機器の上記汎用のコネクト部が上記第2のコネクト部に接続されて電力が供給された時に、上記通信制限解除手段は、上記情報機器からの制御信号に基づき上記情報機器に通信制御解除信号を送り、上記情報機器に送られた通信制御解除信号と上記所有者特有情報とが一致した場合に、上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信を可能とすることを特徴とする情報機器システムが提供される。
【0011】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、
(2) 上記情報機器内のデータ記憶部に記憶されている所有者特有情報は、上記情報機器に備えられた手動操作部材によって設定され、
上記通信制御解除手段は、上記不揮発性記憶機器が上記第1のコネクト部を用いて上記第1の情報端末に接続されたときに、上記第2のコネクト部を用いて上記第2の情報端末としての上記情報機器に上記通信制御解除信号を送ることを特徴とする(1)に記載の情報機器システムが提供される。
【0012】
また、本発明によると、上記課題を解決するために、
(3) 上記情報機器内のデータ記憶部に記憶されている所有者特有情報は、上記情報機器に備えられた手動操作部材によって予め設定登録される上記不揮発性記憶機器の製造情報であり、
上記通信制限解除手段による上記通信制御解除信号は、上記不揮発性記憶機器の製造情報であり、
上記情報機器内のデータ記憶部に予め設定登録される製造情報を有する不揮発性記憶機器が上記情報機器に接続されたときに、上記通信制限手段による上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信の制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の情報機器システムが提供される。
【0014】
すなわち、本発明の情報機器システムでは、内蔵メモリおよびPC接続用端子等の取り外し不能なデータ記憶部および外部機器を接続するための汎用のコネクト部を有するデジタルスチルカメラ等の情報機器に、パスワードや個人情報等の所有者特有情報を持たせると共に、当該情報機器の所有者以外の者が解除することができないようにするロック機構を持たせることにより、内蔵メモリをロックさせ、PC接続用端子等の汎用のコネクト部に外付けするメモリの一部にパスワード解除信号等、両機器の所有者のみカメラの内蔵メモリを吸い出せる信号を持たせることにより、第3者による情報機器内蔵メモリのデータの不正な吸い出しからプロテクトすることができるようしている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態による情報機器システムの概念的なシステム構成を示すブロック図である。
【0017】
すなわち、図1に示すように、例えば、デジタルスチルカメラ等の情報機器1には、予め、データが保存されている情報記憶部101と、当該情報機器1全体の動作の制御を司る制御回路(CPU)102と、外部との通信を行うためにUSB等の特定のコードに信号を変換し、前記制御回路102に対する通信の割り込みの制御等を行う組み込み機器用ターゲットコントローラ103と、後述する不揮発性記憶手段2を実際に接続する凹型の形状をしたPC接続部104とが設けられている。
【0018】
そして、前記情報機器1に接続される不揮発性記憶手段2には、不揮発性情報記憶部201と、通信の制御などを行う制御回路(CPU)202と、後述する外部機器としてのPCからの信号を受け取って内部の制御回路202および不揮発性情報記憶部201で処理できる形に変換するターゲットコントローラ203と、PCなどに差し込んで接続する所定の大きさの凸型の形状をしたPC接続部204とが設けられている。
【0019】
また、不揮発性記憶手段2には、本実施の形態の特徴として、上述した以外に、一般に、外部機器に対してPCが外付けの記憶部材の処理を行うのと同様の信号を送るような制御信号を発信するホストコントローラ205と、上記PC接続部204とは異なる大きさの凸型の形状をした周辺機器接続部206とが備えられている。
【0020】
通常の場合、USB等を例に挙げると、常に、PCが通信のホスト側となるので、PC側のコネクタと、PCからの信号を受け取って通信の動作を行うターゲットとなるデジタルスチルカメラ等の情報機器のコネクタとが定義されている。
一般に、広く知られているUSBのコネクタに挿入されて不揮発性メモリ部に接続される記憶媒体の場合、PCのUSBコネクタに適合する形状のコネクタを一つ有している。
【0021】
そして、通信のターゲット機器とはコネクタ形状が不一致であるため、またターゲット機器同士では、どちらもホストコントローラを有しておらず制御信号を送信することができないため、現状のシステムではデジタルスチルカメラとUSBコネクタに接続する記憶媒体を接続することができない。
【0022】
また、USB on the Goと呼ばれるUSBの新しい通信規格に準拠した製品でシステムを構築しょうとすると、規格の制約上、電力供給が現状のUSBよりも制限されており、記憶媒体に電源を供給することができず、電源を不揮発性記憶手段側に持たせると、記憶手段が大型化してしまうことになる.
そこで、本実施の形態では、図2に示すように、不揮発性記憶手段2が、通信のターゲットとしてのPC等と接続するときには、PC接続部204と、ターゲットコントローラ203とを用いて通信を行い、デジタルスチルカメラ等とデータの通信を行う際には、ホストコントローラ205と周辺機器接続部206を用いて通信を行い、電源は通信機器のコネクタの出力側を切り替えて、コネクタを通して供給されるようにして、図1に示した情報機器システムを構築する。
【0023】
具体的に、情報機器1と不揮発性記憶手段2の通信制限解除手段の設定方法等を図3の(a),(b)に示す。
【0024】
この情報機器1のユーザは他の者が、当該情報機器1内蔵のデータを取り出すことを禁止するために、予め、情報機器1が具備している手動操作部材106からの設定により、所有者以外には解らないパスワード等を入力し、内蔵する情報記憶部101に保存しておく。
【0025】
そして、不揮発性記憶手段2は、PC接続部204を用いてPC等の通信のホスト信号を発行できる端末に接続し、端末上で、先に、情報機器1に設定したパスワードなどの入力を行う端末上で解除用のパスワードを設定するため、不揮発性記憶手段2にはパスワード入力のための手動操作部材や入力されたパスワードの確認用表示部等も不要となり、機器の大きさを小型化することができる。
【0026】
そして、不揮発性記憶手段2は、周辺機器用接続部206を用いて情報機器1に接続した時にパスワードのチェックを行って、若し、両端末間でパスワードの設定が一致していれば、図4に示すように情報機器1の表示部105に認証が成功し送信可能であることを表示させ、情報機器1内蔵の情報記憶部101のデータを不揮発性記憶手段2の不揮発性情報記憶部201に内容をコピーする。
【0027】
若し、接続時にのパスワードのチェックにおいて、両端末間でパスワードが不一致であった場合には、図5に示すように予め定められた時間毎に、表示部105に認証が失敗したことを表示させる。
【0028】
これにより、通信を不可として、内蔵の情報記憶部101のデータを所有者以外の者では取り出し不可とした情報機器システムを実現することができる。
【0029】
図6は、この情報機器システムを具体的に構築するためのの最小限の構成を示すブロック図である。
【0030】
すなわち、図6に示すように、情報機器1の制御回路11は、CPUや周辺プロセッサ等で構成され情報機器全体の動作の制御を司る回路であり、デジタルスチルカメラであれば、撮像からデータ保存データ出力まで行うことを可能とする回路である。
【0031】
本実施の形態では、この制御回路11は、通信制限手段としても動作を行うようにしている。
【0032】
すなわち、この制御回路11は、予め、手動操作部材106等によって記憶回路12に保存された所有者固有情報と、通信回路17に接続される後述する外部機器からの通信制御解除信号が一致した場合には、情報機器1と不揮発性記憶手段2の通信を可能にする制御等の動作も実際に行うようにしている。
【0033】
また、情報機器1の記憶回路12は、少なくとも一つのDRAMや不揮発性メモリなどによって構成されている。
【0034】
そして、この記憶回路12には、制御回路11が実際に動作を行うプログラムや情報機器1が動作をするのに必要な設定情報や、所有者がカスタマイズを行った個人情報などが記憶されている。
【0035】
また、この記憶回路12には、本実施の形態に用いられる所有者の特有情報(パスワード等)も、記憶されている。
【0036】
また、情報機器1のファイル管理回路13は、前記記憶回路12内のデータを制御回路11で処理する際や、前記記憶回路12内のデータを当該情報機器1に外付けされた外部機器に出力する際に、データの取り扱いを容易にするためのデータと関連データの管理を行う回路である。
【0037】
なお、このファイル管理回路13によるファイル管理は、制御回路11の内部で制御を行うことも考えられる。
【0038】
また、情報機器1の電源切り替え回路14は、当該情報機器1が不揮発性記憶手段2との通信を行う際に必要となる回路である。
【0039】
すなわち、不揮発性記憶手段2は小型化等のために、電源回路を内蔵していないので、不揮発性記憶手段2内の電気回路を動かすのに必要な電源は、外部よりコネクタを通して供給してやる必要がある。
【0040】
本来、PCとの接続のために設けられたコネクタ手段(PC接続部104や、PC接続部204等)は、外部から電源を供給してもらうことは有っても逆に供給することができる構成にはなっていない。
【0041】
そのため、電源切り替え回路14は、情報機器1内蔵のコネクタ手段が、外付け機器との接続を機械的なスイッチもしくは電気的なスイッチにて検出して、且つ所定時間電源の供給が無かった場合には、ここで言う情報機器1のコネクタ手段(PC接続部104)から、不揮発性記憶手段2のコネクタ手段(周辺機器接続部206)へと電源を供給するための切り替えを行う手段である。
【0042】
このように、電源切り替え回路14は、不揮発性記憶手段2が動作している間は電源を供給しつづけ、動作停止と共に、省電力化のために、電源の供給をカットする切り替えを行う回路である。
【0043】
また、情報機器1の表示回路15は、当該情報機器1の状態や操作の内容を確認のために表示する表示部材であって、液晶ディスプレイ等によって構成されている。
【0044】
この表示回路15は、デジタルスチルカメラ等であれば、撮影した画像データの確認などに用いられる回路である。
【0045】
そして、この表示回路15は、本実施の形態では、それらの動作の他に通信制限手段を解除するときや、所有者特有情報等の設定時に確認するときや、接続時に認証の可否を表示し外部との通信状態などをユーザに示すときに用いられる回路である。
【0046】
また、情報機器1の入力回路16は、ユーザが情報機器に入力を行う回路であり、ユーザがカスタマイズするための手動操作部材106からの入力や、デジタルスチルカメラであれば手動操作部材106の入力に応じて動作し、被写界情報を情報機器に取り込むCCDやCMOSセンサ等も含まれる。
【0047】
本実施の形態では、この入力回路16は、予め入力する所有者特有情報の入力にも用いられる。
【0048】
また、情報機器1の通信回路17は、当該情報機器1が外部との通信を行うために、当該情報機器1内蔵のデータを外部と通信可能な形式に変換し、コネクタ手段までを含む回路である実際に外付けの機器との通信を行うために必須の回路である。
【0049】
一方、不揮発性記憶手段2の制御回路21は、不揮発性記憶手段の全体の動作の制御を司る回路である。
【0050】
すなわち、この制御回路21は、コネクタ手段に接続された外付けのPC等から送られてきたデータのリード・ライト命令等を実際に行う回路である。
【0051】
また、この制御回路21は、本実施の形態では、情報機器1のセットアップ信号や情報機器1の記憶回路12からのデータを受信するためのリード信号や情報機器1の通信制限手段を解除するための信号等を送信する回路である。
【0052】
また、不揮発性記憶手段2の記憶回路22は、後述する第1の通信回路24や第2の通信回路25により接続された外付け機器のデータを退避して保存しておくための回路であり、不揮発性記憶手段2は一般的に電源を持たないため、不揮発性メモリによって構成されている。
【0053】
また、不揮発性記憶手段2のファイル管理回路23は、情報機器1のファイル管理回路13同様に内部でのデータ管理や外部とのデータ管理方法を同じにして通信を容易にする回路である。
【0054】
また、不揮発性記憶手段2の第1の通信手段24は、PC等、通信のホストとなれる機器との接続を行う手段であって、主に、データの受信処理を行う回路である。
【0055】
この第1の通信手段24は、本実施の形態では、データの受信処理のほかにコネクト部よりPC等から電源を受け取って制御回路などに電源を供給する働きをしている。
【0056】
また、不揮発性記憶手段2の第2の通信手段25は、例えば、デジタルスチルカメラ等のように、前記第1の通信手段とコネクタ手段の形状の異なるホストコントローラを持たない情報機器1との通信を行う回路である。
【0057】
すなわち、この第2の通信手段25は、情報機器1に対して通信のための送信信号を送る回路である。
【0058】
また、この第2の通信手段25は、情報機器1の記憶回路12内に有るデータを不揮発性記憶手段2の記憶回路22にコピーする処理や、電源をコネクタを通して情報機器1より受け取って制御回路21に電源を供給する働きも行うものである。
【0059】
以上が本発明の一実施の形態を実施する最低限の回路構成である。
【0060】
図7は、本発明の一実施の形態の変形例として、複数の情報機器の通信制限解除信号を持つ場合の構成を示すブロック図である。
【0061】
すなわち、図7に示すように、この変形例では、汎用記憶部31を有する不揮発性記憶手段2の中の記憶部30の一部を、機器通信情報記憶部32として用いるようにしている。
【0062】
そして、この機器通信情報記憶部32に、不揮発性記憶手段2をPCに接続して所有者固有情報を設定する際に、機器と所有者固有情報を関連付けて保存しておく形式としたものである。
【0063】
これによって、機器ごとに異なった通信制限解除信号を送信することが可能となる。
【0064】
また、簡易化のため、機器と所有者固有情報を関連付けずに保存しておくことも考えられる。
【0065】
その際には、通信制限解除信号を順次送り、送信エラーが無くなるか、機器通信情報記憶部32にデータが無くなるまで、所有者固有情報の認証のリトライを行うことが考えられる。
【0066】
図8の(a),(b)は、本発明の一実施の形態の他の変形例として、通信制限解除信号として製造情報を用いる場合の構成を示すブロック図である。
【0067】
すなわち、この変形例では、通信制限解除信号の設定の簡易化のために、不揮発性記憶手段2にはPC等に接続して、通信制限解除信号を書きこむのではなく、予め、汎用記憶部31を有する不揮発性記憶手段2の記憶部30の一部を製造情報記憶部33として用いるようにしている。
【0068】
具体的には、図8の(a),(b)に示すように、この製造情報記憶部33に、製造時のシリアル番号等の変更できない不揮発性記憶手段2ごとに固有の情報等の製造情報を一つまたは複数として書き込んでおく形式としたものである。
【0069】
そして、その製造時のシリアル番号等の変更できない不揮発性記憶手段2ごとに固有の情報等の製造情報を、情報機器1側の手動操作部材106等により当該情報機器1側の記憶回路12の一部にその不揮発性記憶手段2に固有な情報を入力し、通信時に、それと不揮発性記憶手段2の製造情報記憶部41に書き込まれている不揮発性記憶手段ごとに固有の情報等の製造情報を比較して認証を行う形式としたものである。
【0070】
この形式の場合には、複数の不揮発性記憶手段2を予め登録しておくことによって、所有者が許可すれば、複数の不揮発性記憶部2に情報を吸い出すことが可能になる。
【0071】
但し、シリアル番号等の製造情報を登録する際に、所有者が設定するパスワードを入力してからシリアル番号等の製造情報を登録する必要があるといえる。
【0072】
そうしないと、所有者以外の者が勝手に製造時のシリアル番号等の製造情報を登録して、情報機器1内蔵のデータを抜き出すことが可能となってしまうので、先に述べた方法のような対策が必要となるからである。
【0073】
図9は、前述したような本発明の一実施の形態において、情報機器1のコネクト手段に外部機器が接続されたときの動作を説明するために示したフローチャートである。
【0074】
すなわち、ここでは、情報機器1のコネクタ手段(104)に外部機器が接続されたことを、機械的なスイッチもしくは電気的なスイッチにより検出した場合、情報機器1の制御回路11には割り込み信号が発生し、図9のステップ#1からの各処理が実行される。
【0075】
まず、ステップ#1では、当該情報機器1へのコネクタ接続時に、制御回路11の内蔵タイマーをスタートさせ、時間の計測を開始する処理が行われる。
【0076】
そして、タイマーのカウントが始まったらステップ#2に進む。
【0077】
次に、ステップ#2では、タイマーが予め設定された所定時間経過したかどうかを判定する処理が行われる。
【0078】
この場合、タイマーがオーバーフローするまで、ステップ#3の判定処理を繰り返す処理が行われる。
【0079】
次に、ステップ#3では、コネクタ手段より外部から電源供給があるかどうかを検出処理が行われる。
【0080】
ここで、若し、コネクタ手段を通して電源が供給されている場合には、PC等の通信のホスト機器となる機器端末が接続されたことになるので、そのままステップ#4に進む。
【0081】
次に、ステップ#4では、通常のUSB等の通信制御を行い、内蔵の記憶手段12内のデータの送受信等と言った外部機器からの制御信号に基づく動作を行えるような初期設定処理が行われる。
【0082】
そして、所定時間タイマーが経過しても、電源がコネクタ手段より供給されて来ないようであれば、それは接続された機器がPC等の端末ではなく、本来ターゲットとなる機器としての不揮発性記憶手段2が繋がったことになるので、ステップ#5に進む。
【0083】
次に、ステップ#5では、電源切り替え回路14を制御して、コネクタ手段に電力を供給して、ステップ#6に進む.
次に、ステップ#6では、対ターゲット機器との通信となるので、対ターゲット機器との通信の初期設定として、前記タイマーをリセットして、再び、初期化したりすると言った処理が行われる。
【0084】
次に、ステップ#7では、図10にその詳細を示す対記憶容量通信開始ルーチンに進む。
【0085】
図10は、前述したような本発明の一実施の形態において、情報機器1のコネクト手段に本来ターゲットとなる機器としての不揮発性記憶手段2が接続されたときに実行される対記憶容量通信ルーチンの動作を説明するために示したフローチャートである。
【0086】
まず、ステップ#8では、情報機器1に接続された不揮発性記憶手段2の第2の通信回路25より、本来PC等の端末が送っている通信のセットアップ信号を、不揮発性記憶手段2の制御回路21が送信してくるのを待つ処理が行われる。
【0087】
ここで、通信のセットアップ信号が届かない場合には、ステップ#9に進み、通信のセットアップ信号を受信した場合にはステップ#11に進む。
【0088】
次に、ステップ#9では、ステップ#6でリセットして動作を再開したタイマーが予め設定した所定時間の経過によりオーバーフローしていないかどうかを確認するサブルーチンの処理が行われる。
【0089】
ここで、仮に、所定時間経過しても、ステップ#8で通信のセットアップ信号を受理しない場合にはステップ#10へ進み、まだタイマーが所定時間を計測していなければステップ#8に戻って、再び、通信のセットアップ信号を受信したかどうかの判定を行う。
【0090】
次に、ステップ#10では、通信が失敗等の要因により、所定時間確保できない場合に、情報機器1から電源を取りつづけると情報機器1の電池電源がへたってしまうので、所定時間経過したら不揮発性記憶手段2の電源をオフ状態にしてスリープモードに移行するための処理ルーチンが実行される。
【0091】
ここでは、情報機器1の電源をオフにしたら、スリープモードに入る。
【0092】
次に、ステップ#11では、通信のセットアップの処理が行われる。
【0093】
ここでは、通常、PCとの通信と同様に、情報機器1がどんな機器で、どのような通信プロトコルを用いて通信を行う機器か、データをどれくらい記憶回路12に持っているかなどの情報を不揮発性記憶手段2の制御回路21からの要求に応じて、情報機器1側から不揮発性記憶手段2側に送信すると言った処理が行われる。
【0094】
そして、不揮発性記憶手段2の制御回路21が通信に必要な情報を全て情報機器1より取得し、制御回路21からの要求が終了したら、情報機器1のセットアップ処理を終了して、ステップ#12に進む。
【0095】
次に、ステップ#12では、通信制限解除信号が正常に受信できるまで、これ以降のステップの処理に移行せずに待機する処理が行われる。
【0096】
そして、通信制限解除信号が正常に受信することができた場合には、ステップ#13に進む。
【0097】
なお、本実施の形態では、通信制限解除信号の受信まで、ステップ#12にて待機を続ける処理となっているが、所定時間経過しても通信制限解除信号が送られて来ない場合には、先に、図5で示したような表示を表示回路15に所定時間表示して情報機器1の電源をオフにすることも考えられる。
【0098】
次に、ステップ#13では、通信の制限を解除し、本通信が終わるまで以降の処理を行うためのフラグを立てる処理が行われる。
【0099】
そして、そのままステップ#14に進む。
【0100】
次に、ステップ#14では、情報機器1の記憶回路12の中のデータがそれぞれ持っている送信OKフラグをチェックする処理が行われる。
【0101】
これは、上書きの危険性を避けるために、既に、外部に取り出されたデータや、ユーザが図13に示すように表示回路105を見ながら、手動操作部材106での入力により、データを外部に取り出す必要がないと判断して、予め、送信OKフラグを降ろしてあるデータの送信を行わないようにするためである。
【0102】
そして、ここで、今回、送信するデータ数やデータ容量を確認して不揮発性記憶手段2と通信を行うことにより、不揮発性記憶手段2の制御回路21にそれらのデータを送る処理が行われる。
【0103】
次に、ステップ#15では、まだ送信OKフラグが立っているデータが残っているかどうかを確認する処理が行われる。
【0104】
なお、ここでは、図示していないが、既に、送信OKフラグが立っているデータが無ければ、送信完了となるのでステップ#18に進む。
【0105】
しかるに、まだ送信OKフラグが立っているデータがあれば、ステップ#16に進む。
【0106】
次に、ステップ#16では、送信OKフラグが立っているデータを実際に不揮発性記憶手段2側に送信する処理が行われる。
【0107】
そして、送信完了となったらステップ#17に進み、送信完了したデータに対応する送信OKフラグを降ろす処理が行われる。
【0108】
そして、送信OKフラグが無くなるまでステップ#15以降のループを行い通信を完了させる。
【0109】
次に、ステップ#18では、通信を完了したので、コネクタ手段を介して不揮発性記憶手段2に供給している電源を遮断するスリープ処理を行う。
【0110】
これで、情報機器1と不揮発性記憶手段2との通信は完了となる。
【0111】
図11は、不揮発性記憶手段2側の通信処理の流れを説明するために示すフローチャートである。
【0112】
まず、ステップ#19では、不揮発性記憶手段2の制御回路21により、当該不揮発性記憶手段2に供給される電源が、第1の通信手段24のコネクタ手段を通してPCからの電源供給であるか、第2の通信手段25のコネクタ手段を通して情報機器1からの電源供給であるかを判定するルーチン処理が行われる。
【0113】
ここで、制御回路21は、第1の通信手段24からの電源供給であれば、ターゲット機器として動作を行い、第2の通信手段25からの電源供給であればホスト機器として通信を行う必要がある。
【0114】
本実施の形態におけるステップ#19では、簡易化のために、第2の通信手段25からの電源供給であって、情報機器1に接続された場合であるとしてステップ#20に進む。
【0115】
次に、ステップ#20では、図12にその詳細を示す通信の初期状態のチェック処理が行われる。
【0116】
図12は、この通信の初期状態のチェック処理ルーチンの流れを説明するために示すフローチャートである。
【0117】
まず、ステップ#34では、不揮発性記憶手段2内の記憶回路22の残り容量をチェックする処理が行われる。
【0118】
次に、そのまま進んだステップ#35では、記憶回路22に、まだ空き容量が残されているかどうかを確認する処理が行われる。
【0119】
ここで、記憶回路22に、空き容量が残されていなければ、ステップ#37に進んで受信禁止フラグを立てた後、この初期状態チェックルーチンを終了して図11のフローにリターンする。
【0120】
しかるに、記憶回路22に、まだ空き容量があればステップ#36に進んで新たに受信データ収納用のフォルダを作成した後、この初期状態チェックルーチンを終了して図11のフローにリターンする。
【0121】
次に、図11のステップ#21では、当該不揮発性記憶手段2に接続された情報機器1をセットアップするための信号を情報機器1側に送信する。
【0122】
次に、ステップ#22では、ステップ#21で送信したセットアップ信号に対する情報機器1からの応答があるかどうかを判定する処理が行われる。
【0123】
ここで、若し、情報機器1からの応答が無ければステップ#23に進んで所定時間経過するまでステップ#22で情報機器1からの応答処理を待つ。
【0124】
若し、所定時間経過しても情報機器1からの応答信号が来なければ、通信失敗としてステップ#24に進んで情報機器1からの電源をオフにするスリープ処理が行われる。
【0125】
ここでは、情報機器1からの電源をオフにしたら、スリープモードに入る。
【0126】
しかるに、所定時間経過する前に情報機器1からの応答信号を得て、情報機器1のセットアップが完了したらステップ#25に進む。
【0127】
次に、ステップ#25では、予め設定された通信制限解除信号を送信する処理が行われる。
【0128】
次に、ステップ#26では、情報機器1から通信OK処理が応答されたかどうかを判定する処理が行われる。
【0129】
ここで、若し、通信NGが戻されたら、ノイズなどで通信が失敗した恐れがあるのでステップ#30に進んで、通信NGが所定回数まで達していなければ、ステップ#25に進んでリトライ処理が行われる。
【0130】
そして、既に所定回数リトライ処理を行っても、通信が失敗している場合には、制御解除信号が間違っていると判断して、ステップ#31に進んで情報機器1からの電源をオフにするスリープ処理が行われる。
【0131】
ここでは、情報機器1からの電源をオフにしたら、スリープモードに入る。
【0132】
次に、ステップ#27では、ステップ#26で通信OKフラグが立った場合に、制御回路21よりデータを受信するための信号を情報機器1の制御回路11に向けて送信する処理が行われる。
【0133】
次に、ステップ#28では、情報機器1からの未受信データがあるかどうかを判定する処理が行われる。
【0134】
ここで、若し、データの受信が終了していない場合には、ステップ#29に進んでデータの受信処理を行い、ステップ#28のループを回りつづける。
【0135】
そして、全ての受信データの受信が終了したら、ステップ#32に進んで情報機器1からの電源を切り上述したと同様なスリープモードに入る。
【0136】
以上が、本発明の一実施の形態における通信の流れである。
【0137】
なお、本実施の形態では、ステップ#3の判断で、若し、相手がPCであれば、通常の対PC通信を行うが、PC通信を行う場合でも、通信制限手段を働かせることも考えられる。
【0138】
そして、上述したような実施の形態で示した本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至4以外にも、以下に付記1乃至付記3として示すような発明が含まれている。
【0139】
(付記1) 上記不揮発性記憶手段の電源は、上記汎用のコネクト手段を通して上記情報機器の側から供給されることを特徴とする請求項1に記載の情報機器システム。
【0140】
(付記2) 上記不揮発性記憶手段が持つ上記二つの汎用のコネクト手段は、コネクタ形状がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1に記載の情報機器システム。
【0141】
(付記3) 上記情報機器は、デジタルスチルカメラであることを特徴とする請求項1に記載の情報機器システム。
【0142】
【発明の効果】
従って、以上説明したように、本発明によれば、デジタルスチルカメラなどの情報機器に取り外し可能な専用スロットを設けて機器を大型化させることも無く、また、機器の内部に残されている取り外しのできない記憶手段に収められた所有者データを所有者の許可無しに取り出すことができない情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態による情報機器システムの概念的なシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施の形態による情報機器システムを構築するための、PC接続部204と、周辺機器接続部206とを有する不揮発性記憶手段2の接続形態を説明するための図である。
【図3】図3の(a),(b)は、本発明の一実施の形態による情報機器システムを構成する情報機器1と不揮発性記憶手段2の通信制限解除手段の設定方法等を具体的に説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の一実施の形態による情報機器システムを構成する情報機器1側での通信可能状態を具体的に説明するための図である。
【図5】図5は、本発明の一実施の形態による情報機器システムを構成する情報機器1側での通信不能状態を具体的に説明するための図である。
【図6】図6は、この情報機器システムを具体的に構築するためのの最小限の構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、本発明の一実施の形態の変形例として、複数の情報機器の通信制限解除信号を持つ場合の構成を示すブロック図である。
【図8】図8の(a),(b)は、本発明の一実施の形態の他の変形例として、一つまたは複数の情報機器の通信制限解除信号として不揮発性記憶手段2の製造情報を用いる場合の構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、本発明の一実施の形態において、情報機器1のコネクト手段に外部機器が接続されたときの動作を説明するために示したフローチャートである。
【図10】図10は、本発明の一実施の形態において、情報機器1のコネクト手段に本来ターゲットとなる機器としての不揮発性記憶手段2が接続されたときに実行される対記憶容量通信ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の一実施の形態において、不揮発性記憶手段2側の通信処理の流れを説明するために示すフローチャートである。
【図12】図12は、図11のステップ#20で実行される通信の初期状態のチェック処理ルーチンの流れを説明するために示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明の一実施の形態において、上書きの危険性を避けるために、ユーザが表示回路105を見ながら、データを外部に取り出す必要がないと判断したデータを手動操作部材106で入力する状態を具体的に説明するための図である。
【符号の説明】
1…情報機器、
101…情報記憶部、
102…制御回路(CPU)、
103…組み込み機器用ターゲットコントローラ、
104…PC接続部(コネクタ手段)、
2…不揮発性記憶手段、
201…不揮発性情報記憶部、
202…制御回路(CPU)、
203…ターゲットコントローラ、
204…PC接続部(コネクタ手段)、
205…ホストコントローラ、
206…周辺機器接続部(コネクタ手段)、
106…手動操作部材、
11…制御回路(通信制限手段)、
12…記憶回路、
13…ファイル管理回路、
14…電源切り替え回路、
15…表示回路、
16…入力回路、
17…通信回路、
21…制御回路、
22…記憶回路、
23…ファイル管理回路、
24…第1の通信回路、
25…第2の通信回路、
30…記憶部、
31…汎用記憶部、
32…機器通信情報記憶部、
33…製造情報記憶部。
Claims (3)
- 情報を記憶し取り外し不能で不揮発性のデータ記憶部および外部機器を接続するための汎用のコネクト部を有する情報機器と、
上記情報機器の汎用のコネクト部を介して上記情報機器に接続可能な上記外部機器の一つであって、通信のホストコントローラを有する第1の情報端末と通信するためのターゲットコントローラに内部接続された汎用の第1のコネクト部と、通信のターゲットコントローラを有する第2の情報端末と通信するためのホストコントローラに内部接続された汎用の第2のコネクト部を有する不揮発性記憶機器とを具備する情報機器システムにおいて、
上記情報機器は、上記データ記憶部に記憶されている所有者特有情報の入力無しには、上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信を行えないようにする通信制限手段と、上記汎用のコネクト部に接続された外部機器に電力を供給する電力供給手段を有し、
上記不揮発性記憶機器は、上記情報機器の上記通信制限手段による上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信の制限を解除するための通信制限解除手段と、上記第1のコネクト部から電力が供給される場合には、上記第1のコネクト部に接続された上記通信のホストコントローラを有する第1の情報端末と通信し、上記第2のコネクト部から電力が供給される場合には、上記第2のコネクト部に接続された上記通信のターゲットコントローラを有する第2の情報端末と通信するよう制御する通信制御手段を有し、
上記情報機器の上記汎用のコネクト部が上記第2のコネクト部に接続されて電力が供給された時に、上記通信制限解除手段は、上記情報機器からの制御信号に基づき上記情報機器に通信制御解除信号を送り、上記情報機器に送られた通信制御解除信号と上記所有者特有情報とが一致した場合に、上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信を可能とすることを特徴とする情報機器システム。 - 上記情報機器内のデータ記憶部に記憶されている所有者特有情報は、上記情報機器に備えられた手動操作部材によって設定され、
上記通信制御解除手段は、上記不揮発性記憶機器が上記第1のコネクト部を用いて上記第1の情報端末に接続されたときに、上記第2のコネクト部を用いて上記第2の情報端末としての上記情報機器に上記通信制御解除信号を送ることを特徴とする請求項1に記載の情報機器システム。 - 上記情報機器内のデータ記憶部に記憶されている所有者特有情報は、上記情報機器に備えられた手動操作部材によって予め設定登録される上記不揮発性記憶機器の製造情報であり、
上記通信制限解除手段による上記通信制御解除信号は、上記不揮発性記憶機器の製造情報であり、
上記情報機器内のデータ記憶部に予め設定登録される製造情報を有する不揮発性記憶機器が上記情報機器に接続されたときに、上記通信制限手段による上記情報機器と上記不揮発性記憶機器との間のデータ通信の制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の情報機器システム。
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