JP4573446B2 - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロールの表面温度の均一化を図り各誘導コイルの電力制御を個別に行なえる構成とした誘導発熱ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘導発熱ロール装置は、回転するロールの内部に、鉄心と、これに巻装された複数の誘導コイルとからなる誘導発熱機構を備えている。この構成の一例を図20の断面図によって説明すると、1はロールで、架台2に対して軸受3によって回転可能に支持され、図示しない回転源によって回転駆動される。4はロール1の肉厚部分に形成されてあるジャケット室で、内部に気液二相の熱媒体が封入されてある。
【0003】
ロール1の中空内部には、12個の誘導コイル5とこれが巻装されている鉄心6とによって誘導発熱機構7が構成されている。8は各誘導コイル間に介在している磁性円板、9は誘導発熱機構7を支持する支持ロッドで、これは軸受10を介してロール1に連なるジャーナル11の内部に支持されている。5aは誘導コイル5のリード線で、支持ロッド9内を通って外部に導出され、外部の交流電源に接続されている。
【0004】
ところで誘導コイルの励磁に三相交流電源を利用することが行われている。これは、三相交流電源が電力会社から配電されており特別の施設を設けることなく利用できることに基づくものである。周知のように三相交流電源のU、V、W相の相電圧の位相差は120度であるから、誘導コイルを3個用意し、そのそれぞれに前記U、V、W相の相電圧を印加するとき、隣合う誘導コイルの間に対峠するロールの2個所において他の個所よりも表面温度が低くなることが知られている。
【0005】
この温度低下を減少させるためには、隣合う誘導コイルに印加される電圧の位相差を小さくすればよいことが知られている。このような点に着目して、三相交流電圧をそのまま励磁電圧とし、たとえば12個の誘導コイルをそれぞれデルタ結線(またはスター結線)された4個のグループに分ち、三相交流電圧により励磁される第1の誘導コイルに対して、三相交流電圧を180度移相した三相交流電圧により励磁される第2のグループの誘導コイルを相回転方向に沿って第1のグループの誘導コイルの間に配置し、さらに第1のグループの誘導コイルおよび第2のグループの誘導コイルの分電圧を合成した電圧を励磁電圧とする第3および第4のグループの誘導コイルを、第1のグループの誘導コイルおよび第2のグループの誘導コイルの間に配置した構成が、本発明者によってさきに提案されている(特願2000−058182号(特開2001−250669号公報))。
【0006】
このような構成とすることにより、隣合う各誘導コイルに印加される励磁電圧の位相差は30度となり、したがって多相変圧器を使用することなく、単に誘導コイル同志の接続のみによってロールの表面温度の均一化が図れるようになる。
【0007】
しかしながら、上記構成によれば、第3および第4のグループの誘導コイルには、第1および第2のグループの誘導コイルの分電圧を合成して印加する必要があり、そのために第1および第2のグループの誘導コイルから中間タップを引出し、この中間タップ間に第3および第4のグループの誘導コイルを接続しなければならない。したがってその構成は煩雑となり、製作も容易ではない。
【0008】
そこで、誘導コイルに中間タップを設けることなく誘導コイル同志の接続のみによって、位相差が30度の励磁電圧の印加を可能にする誘導発熱ローラ装置が提案されている(特願2000−320317号(特開2002−083675号))。この例について、図21の配線図、図22のベクトル図により説明する。
【0009】
図21に示すように誘導コイル5を12個用意し、これを4個のグループに分ける。第1のグループの3個の誘導コイルl、d、hは、三相交流電源のU、V、W相の相間にデルタ結線される。第2のグループの3個の誘導コイルa、e、iは、同じ三相交流電源の相間にスター結線される。第3のグループの3個の誘導コイルb、f、jは、三相交流電源のU、V、W相の電圧を180度移相した三相交流電圧の相間にデルタ結線される。第4のグループの3個の誘導コイルc、g、kは、同じく三相交流電源の電圧を180度移相した三相交流電圧の相間にスター結線される。
【0010】
三相交流電源のU、V、W相の各タップをu、v、wとした場合、タップu、v、w間に第1のグループの誘導コイルをデルタ結線し、第2のグループの誘導コイルをスター結線する。次いで三相交流電源のU、V、W相の電圧を180度移相した電圧が与えられる三相交流電源の各タップをx、y、zとした場合、タップx、y、z間に第3のグループの誘導コイルをデルタ結線し、また第4のグループの誘導コイルをスター結線する。N1、N2は各スター結線の中性点である。
【0011】
このような接続関係においては、第1および第2のグループの各誘導コイルに印加される電圧の位相差はそれぞれ120度であるが、第1および第2のグループの各誘導コイルは共通のタップu、v、wに接続されているので、誘導コイルl、aに印加される電圧の位相差は30度となる。以下同様に同じタップに接続されている第1及び第2のグループの誘導コイルに印加される電圧の位相差は30度となる。第3および第4のグループの誘導コイルについても同じことが言える。各誘導コイルの印加電圧の位相差の関係を示したのが図22の地形図(ベクトル図)である。
【0012】
各誘導コイルをロール1の内部に軸方向に沿って配置し、三相交流電源によって励磁すれば、隣合う誘導コイルの励磁電圧の位相差はすべて30度となる。これによって隣合う誘導コイルの間と向かいあうロール表面の温度低下は極力小さくなり、ロール表面の温度分布は均一化されるようになる。
【0013】
図20〜図22の例では12個の誘導コイルを用いているが、誘導コイルを6個とした場合にも、隣合う誘導コイルの励磁電圧の位相差を30度とすることができる。図18は配線図、図19は図18の例の地形図(ベクトル図)、図17は誘導発熱ロール装置の断面図である。
【0014】
次に、図17〜図19に示された例について説明する。この例においては、図21の配線図において三相交流電源にスタ−結線されている誘導コイルi、三相交流電源にデルタ結線されている誘導コイルl、hを除去する。また、180度移相した三相交流電源にスタ−結線されている誘導コイルg、kを除去する。更に、180度移相した三相交流電源にデルタ結線されている誘導コイルjを除去する。すなわち、12個の誘導コイルから6個の誘導コイルを除去して、誘導コイルの個数を6個としている。
【0015】
図19のベクトル図を参照すると、図18のような構成においても、隣接位置に配置された誘導コイルに印加される電圧の位相差は30度となっている。すなわち、隣接位置に配置された誘導コイル(a、b)、(b、c)、(c、d)、(d、e)、(e、f)に印加される電圧の位相差は、30度である。
【0016】
この場合の誘導コイルの配置は、図17に示されているように、ロ−ル1の中空内部に長手方向に6個の誘導コイル5を鉄心6に巻装する。このように、6個の誘導コイルを用いる場合においても隣合う誘導コイルの励磁電圧の位相差を30度とすることができるので、多相変圧器を使用する必要なく、ロールの表面温度の均一化を図ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
前記図17〜図22の例では、多相変圧器を用いずに三相交流電源に直接各誘導コイルを接続しており、スタ−結線された誘導コイルの中性点N1、N2はロ−ル1の中空内部に形成されることになる。このため、図21の例では、スタ−結線されている誘導コイルa、e、iの電流は互いに影響を及ぼすので、例えば誘導コイルaのみを独立して電力制御を行なうことはできなかった。このように、図17〜図22の例では、複数の誘導コイルを個別に電力制御することができないという問題があった。
【0018】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ロ−ルの表面温度の均一化を図ると共に、各誘導コイルの電力制御を個別に行なうことができる誘導発熱ローラ装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転する中空のロールと、前記ロールの中空内に、前記ロールの軸方向に沿って順次並んで配置された6x個(xは1以上の整数)の誘導コイルとを有し、前記各誘導コイルに三相交流電源からの交流電圧を印加することにより前記ロールを誘導発熱してなる誘導発熱ローラ装置であって、鉄心に巻回した複数の巻線の端末を共通接続するとともに、各巻線それぞれの他端を前記三相交流電源の各相のそれぞれに接続する中性点変圧器を設け、前記三相交流電源の各相間の電圧を印加する誘導コイルと前記中性点変圧器の各巻線の誘起電圧を印加する誘導コイルとを電圧位相差30度で順次並べて配置したことを特徴とする。
【0020】
本発明の特徴によれば、三相交流電源の各相間の電圧を印加する誘導コイルと中性点と各相間の電圧を印加する誘導コイルを電圧位相差30度で順次並べて配置するに際し、三相交流電源の各相を鉄心入り巻線を介して中性点を形成し(中性点変圧器)、中性点と各相間の電圧を印加する誘導コイルとして、この中性点変圧器の各巻線の誘起電圧を印加するので、その各巻線の誘起電圧を各相間の電圧と等しくすることが簡単にでき(請求項2)、この場合、複数の誘導コイルの巻数を同じにしたときでも、各誘導コイルに流れる電流を同一にできるので、ロ−ル表面の温度分布を均一にすることができる。また、各誘導コイルの電力制御を電流制御手段により個別に行なうことができる(請求項5)。このように、各誘導コイルを個別に電力制御すれば、例えば熱放散が大きい−ル端部の発熱量を大きくする等の温度制御が可能となり、隣接の誘導コイルに印加する電圧の位相差が30度であることと相俟って、ロ−ルの表面温度の均一化を図ることができる。
【0021】
また、中性点変圧器として、千鳥形結線三相変圧器を用いる(請求項4)と、千鳥形結線の変圧器は、不平衡負荷であっても相電圧の不平衡が生じないという特性をもっている。このため、複数の誘導コイルを個別に電力制御することにより、三相電源からみて不平衡負荷となった場合でも千鳥形結線の変圧器を用いれば相電圧の不平衡が生じないという利点がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、本発明において使用する中性点変圧器について、図15および図16を参照して説明する。図15において、12は中性点変圧器である中性点変圧器12は、鉄心に3個の巻線Ta、Tb、Tcを施し、各の端末を共通接続Nする(いわゆるスタ−結線する)とともに、各巻線Ta、Tb、Tcの他端を三相交流電源の各相Eu(U)、Ev(V)、Ew(W)のそれぞれに接続して構成(いわゆるスタ−結線された構成)されている。なお、U、V、Wは三相電源Eu、Ev、Ewに接続される端子、Nは中性点である。
【0023】
そして、誘導コイルPを端子U−N間に、Qを端子V−N間に、Rを端子W−N間に接続する、つまり誘導コイルP、Q、Rを各巻線Ta、Tb、Tcと並列に接続すると、誘導コイルP、Q、Rには各巻線Ta、Tb、Tcによって誘起される電圧が印加されることとなる。この場合、例えば誘導コイルPの電流は他の誘導コイルQ、Rには影響を及ぼさない。同様に、誘導コイルQ、Rについてもそれぞれ他の誘導コイルには影響を及ぼさない。このため、誘導コイルP、Q、Rはそれぞれ個別に電力制御することができる。
【0024】
ところで、三相交流電源Eu−Ev間の電(相間電圧)をEuv、Ev−Ew間の電(相間電圧)をEvw、Ew−Eu間の電(相間電圧)をEwuとする。また、端子U−N間の電(巻線Taの巻線間電圧)をEa、端子V−N間の電圧(巻線Tbの巻線間電圧)をEb、端子W−N間の電(巻線Tcの巻線間電圧)をEcとすると、図16に示すように、巻線Taの巻線間電圧Eaは相間電圧Euvと位相差が30度であり、かつ、Ea=(1/√3)・Euv、である。同様に、巻線Tbの巻線間電圧Ebは相間電圧Evwと位相差が30度で、Eb=(1/√3)・Evw、巻線Tcの巻線間電圧Ecは相間電圧Ewuと位相差が30度で、Ec=(1/√3)・Ewu、である。なお、このような中性点変圧器は、励磁電流分のみを考慮した自己容量が小さな構成でよいので、通常の変圧器を用いる場合に比し、コストを低減できる。
【0025】
本発明は、このように相間電圧と中性点変圧器12の巻線間電圧との間に30度の位相差を発生することを利用するものである。以下、本発明の実施形態を図によって説明する。
【0026】
図1および図2は本発明の基本的実施形態を示す配線図で、図17に示す誘導発熱ロールと同様に、6個の誘導コイルを相回転方向に沿って並べた配線図である。なお、図1はロール内に誘導コイルを配列した状態での配線、図2は三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。次に、図1、図2に示す実施形態について説明する。
【0027】
12は前述の中性点変圧器で、巻線Ta、Tb、Tcの一端の入力端子U、V、Wは、それぞれ三相交流電源Eu、Ev、Ewに接続され、巻線Ta、Tb、Tcの他端は共通に接続され、いわゆるスタ−結線されており、巻線Ta、Tb、Tcの一端から出力端子u、v、wと共通に接続した中性点端子Nが引き出されている。そして、誘導発熱ロール内に配列した6個の誘導コイルa、b、c、d、e、f(a〜fは、配列順を示す。)について、図1および図2に示すように、誘導コイルaを中性点端子Nと出力端子uに、誘導コイルbを三相交流電源EuとEwに、誘導コイルcを中性点端子Nと出力端子wに、誘導コイルdを三相交流電源EvとEwに、誘導コイルeを出力端子vと中性点端子Nに、誘導コイルfを三相交流電源EuとEvにそれぞれ隣接に誘導コイルに印加する電圧の位相差が30度となるように接続されている。なお、ua,naは誘導コイルa、ub,wbは誘導コイルb、nc,wcは誘導コイルc、vc,wdは誘導コイルd、ve,neは誘導コイルe、vf,ufは誘導コイルfの入力端子である。
【0028】
このように、中性点変圧器12を用い、中性点変圧器12の各巻線Ta、Tb、Tcで誘起される電圧を誘導コイルa、c、eに印加するので、誘導コイルa、c、eに流入する電流を、サイリスタのような電子的スイッチング素子、可飽和リアクトル、電磁接触器のような電流制御手段14を構成する各電流制御素子Sa、Sc、Seを誘導コイルa、c、eの配線に挿入することができる。また、同様に、三相交流電源Eu、Ev、Ewの相間電圧を印加する誘導コイルb,d,fにおいても、電流制御手段14を構成する各電流制御素子Sb、Sd、Sfを誘導コイルb、d、fの配線に挿入することができる。この電流制御素子の挿入により、各誘導コイルa、b、c、d、e、fに流入する電流を個別に制御することができ、これにより各誘導コイルの電力制御を他の誘導コイルに影響を与えることなく個別に行なうことができる。
【0029】
図3および図4は、本発明の第2の実施形態を示す配線図で、図20に示す誘導発熱ロールと同様に、12個の誘導コイルを相回転方向に沿って並べた配線図である。なお、図3はロール内に誘導コイルを配列した状態での配線、図4は三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。誘導発熱ロール内に配列した12個の誘導コイルa〜l(a〜lは、配列順を示す。)のうち、誘導コイルa〜fおよび誘導コイルg〜lは図1および図2に示す基本的実施形態の配線と同様に配線され、誘導コイルg〜lに印加する電圧の極性は、誘導コイルa〜fに印加する電圧の極性と反転している。このように配線しても、それぞれ隣接の誘導コイルに印加する電圧の位相差を30度とすることができる。なお、ng,ugは誘導コイルg、eh,uhは誘導コイルh、wi,niは誘導コイルi、wj,vjは誘導コイルj、nk,vkは誘導コイルk、ul,vlは誘導コイルlの入力端子である
【0030】
このように構成しても図1および図2に示す基本的実施形態と同様に、誘導コイルa、c、e、i、g、kに流入する電流を、サイリスタのような電子的スイッチング素子、可飽和リアクトル、電磁接触器のような電流制御手段14を構成する各電流制御素子Sa、Sc、Se、Sg、Si、Skを誘導コイルa、c、e、g、i、kの配線に挿入することができる。また、同様に、三相交流電源Eu、Ev、Ewの相間電圧を印加する誘導コイルb、d、f、h、j、lにおいても、電流制御手段14を構成する各電流制御素子Sb、Sd、Sf、Sh、Sj、Slを誘導コイルb、d、f、h、j、lの配線に挿入することができる。この電流制御素子の挿入により、各誘導コイルa、b、c、d、e、f、g、h,i,j、k、lに流入する電流を個別に制御することができ、これにより各誘導コイルの電力制御を他の誘導コイルに影響を与えることなく個別に行なうことができる。
【0031】
ところで、図1〜図4に示す配線図において、中性点変圧器12の巻線に誘起する電圧を印加するたとえば誘導コイルaの巻数をnx、三相交流電源の相間の電圧を印加するたとえば誘導コイルbの巻数をnyとする。また、誘導コイルaの電流をIa、誘導コイルbの電流をIuとする。誘導コイルbに印加される電圧をEとすると、誘導コイルaに印加される電圧は、前記図13のベクトル図で説明したように(1/√3)・Eとなる。
【0032】
誘導コイルaのインピ−ダンスをRa、誘導コイルbのインピ−ダンスをRbとすると、Iu=E/Ra、Ia=(1/√3・Rb)Eとなる。誘導コイルa、bの巻数を等しくして、Ra=Rb=Rとすると、Ia=(1/√3)・Iuとなる。このように、各誘導コイルの巻数を等しくした場合には、各誘導コイルに流れる電流が相違することとなるため、この場合には、ロ−ル表面の発熱量が変動することになる。この変動をなくすためには、各誘導コイルa、bの巻数を変える必要がある。しかし、各誘導コイルa、bの巻数を変えるということは、その分誘導コイルの製造が複雑になる。
【0033】
図5は、中性点変圧器の巻線で誘起する電圧と三相交流電源の相間の電圧を等しくすることのできる配線図である。中性点変圧器12aは、鉄心に巻回した3個の巻線の端末を共通接続するとともに、各巻線のそれぞれの途中から三相交流電源の各相Eのそれぞれに接続する端子u、v,wを引き出し、各巻線の端部から誘導コイルに接続する端子U、V、Wと中性点端子を引き出した、いわゆるスター結線をした三相単巻変圧器で構成されており、出力端子U、V、Wには、入力電圧の√3倍となる電圧を得る構成としている。
【0034】
図5に示す配線図は、この中性点変圧器12aを図3に示す配線図における中性点変圧器12に適用したもので、中性点変圧器12aの各巻線で誘起される電圧を印加する誘導コイルa、c、e、g、i、kには中性点端子Nと各相の間に発生する電圧の√3倍の電圧が印加される。この電圧の印加により各誘導コイルの巻数を等しくすることができる。つまり、たとえば誘導コイルa、bの巻数nx、nyを等しくすると、誘導コイルaに流れる電流Iaと、誘導コイルbに流れる電流Iuは等しくなる。他の誘導コイルc〜lについても、それぞれの巻数を等しくすると、各誘導コイルに流れる電流は等しくなる。したがって、電源として中性点変圧器を用いた場合でも誘導コイルの製造が簡略になり、ロ−ルの表面温度を均一にすることができる。勿論、図1に示す配線図においても中性点変圧器12として、このスター結線をした三相端巻変圧器12aを用いることはできる。
【0035】
図6および図7は、本発明の他の実施形態を示す配線図で、図17に示す誘導発熱ロールと同様に、6個の誘導コイルを相回転方向に沿って並べた配線図で、図6はロール内に誘導コイルを配列した状態での配線、図7は三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。図6および図7において、13は中性点変圧器である。中性点変圧器13は、鉄心に6個の巻線Td、Te、Tf、Tg、Th、Tiが施され、巻線Tdと巻線Tiは互いに極性を反転して直列に接続され、その一端(巻線Td側、端子U)は三相電源のEu相に、巻線Teと巻線Tfは互いに極性を反転して直列に接続され、その一端(巻線Tf側、端子V)は三相電源のEv相に、巻線Thと巻線Tgは互いに極性を反転して直列に接続され、その一端(巻線Th側、端子W)は三相電源のEw相にそれぞれ接続され,直列に接続した巻線の他端は共通に接続されている。つまり、スター結線をした千鳥形結線三相変圧器であり、共通に接続した中性点Nと、各端子U、V、Wが引き出されている。そして、6個の誘導コイルa、b、c、d、e、fは図1および図2に示す配線図と同様に、電流制御素子Sa、Sb、Sc、Sd、Se、Sfを介して接続されている。
【0036】
6個の誘導コイルa、b、c、d、e、fに印加する電圧は、図8に示すベクトル図で明らかなように、中性点NとU間の電圧Ea、中性点NとV間の電圧Eb、中性点NとW間の電圧Ecとし、EuとEvの相間の電圧Euv、EvとEwの相間の電圧Evw、EwとEuの相間の電圧Ewuとすると、EaとEuv、EbとEvw、EcとEwuとはそれぞれ30度の位相差が発生する。したがって、6個の誘導コイルa、b、c、d、e、fに図1および図2に示す配線図と同様に印加すると、それぞれ隣接の誘導コイルに印加する電圧の位相差を30度とすることができる。この場合においても電圧の大きさは、例えばEa=(1/√3)Euvである。
【0037】
このようなスター結線をした千鳥形結線三相変圧器では、不平衡負荷であっても相電圧の不平衡が生じないという特性をもっている。このため、複数の誘導コイルを個別に電力制御することにより、三相交流電源からみて不平衡負荷となった場合でもこの変圧器を用いれば相電圧の不平衡が生じないという利点がある。
【0038】
図9は、スター結線をした千鳥形結線三相変圧器で中性点端子Nと各相の間に発生する電圧を各相間の電圧に対して√3倍の電圧を得るようにした各巻線の結線図であり、図10はその千鳥形結線三相変圧器のベクトル図である。図9の配線図に示す巻線TAは図7に示す巻線Tdに、巻線TIは図7に示す巻線Tiに、巻線TDは図7に示す巻線Tfに、巻線TCは図7に示す巻線Tlに、巻線TGは図7に示す巻線Thに、巻線TFは図7に示す巻線Tgにそれぞれ対応し、巻線TI、巻線TC、巻線TFの末端は共通に接続され中性点Nを形成している
【0039】
このスター結線をした千鳥形結線三相変圧器13aでは、巻線TB、巻線TE、巻線THが付加され、巻線TBの一端は巻線TIの中間部u0に接続され、他端は出力端子uに接続されている。巻線TEの一端は巻線TCの中間部v0に接続され、他端は出力端子vに接続されている。巻線THの一端は巻線TFの中間部w0に接続され、他端は出力端子wに接続されている。そして、出力端子u−v間の電圧をVuv、力端子v−w間の電圧をVvw、出力端子w−u間の電圧をVwuとして、Vuv=Vvw=Vwu=E、とする。
【0040】
出力端子U−N間に得られる出力電圧をV(UN)、出力端子V−N間に得られる出力電圧をV(VN)、出力端子W−N間に得られる出力電圧をV(WN)、V(UV)=V(VW)=V(WU)=E、とする。このように、入力電圧と出力電圧をEとなるように等しくするには、この千鳥形結線三相変圧器13aの巻数と磁束の発生方向を適宜設定する。例えば、図9において、巻線TAの巻数をNx、磁束φxを矢視方向に発生させるものとする。また、巻線TIの全体の巻数をNy、磁束φyを矢視方向に発生させ、a−u0間の巻数をNb、磁束φbを矢視方向に発生させるものとする。
【0041】
次に、巻線TBの巻数をNa、磁束φaを矢視方向に発生させるものとする。また、巻線Tcのb−v0間の巻数をNc、磁束φcを矢視方向に発生させるものとする。更に、巻線TEの巻数をNd、磁束φdを矢視方向に発生させるものとする。この場合に、入力端子u−v間の巻数はNa+Nb+Nc+Nd、出力端子U−N間の巻数はNx+Ny、となる。したがって、(Na+Nb+Nc+Nd)=(Nx+Ny)、となるように巻数を選定して、図示のように磁束φの発生方向を規定する。そして、磁束の強さを(φx+φy)=(φa+φb+φc+φd)に設定することにより、入力電圧と出力電圧を等しくすることができる。
【0042】
図9において、巻線TCのv0端子、巻線TFのw0端子、巻線TIのu0端子は、入力電圧Eの(1/3)の電圧を発生する端子である。また、巻線TCのV0端子、巻線TFのW0端子、巻線TIのU0端子は、入力電圧Eの(1/√3)の電圧、すなわち、前記v0端子、w0端子、u0端子から発生する電圧の√3倍の電圧を発生する端子である。次に、この点について説明する。
【0043】
図10のベクトル図において、例えば入力端子u−v間の入力電圧はEである。ここに、E=u−v=(u−u0)+(u0−ux)+(ux−v)である。また、二等辺三角形の性質からu0−N=u−u0=u0−ux、である。更に、三角形u0−uw−uxと三角形u0−v0−vは相似形で、かつu0−uw=v0−uwであるから、u0−ux=ux−v、となる。
【0044】
すなわち、V(u0−N)=E・(1/3)となる。同様にして、V(u0−N)=V(v0−N)=V(w0−N)=E・(1/3)、が得られる。また、V(u−u0)=V(v−v0)=V(w−w0)=E・(1/3)、となる。
【0045】
次に、図10においてU0からU−Nに引いた垂線とU−Nとの交点をuyとする。このときに、U−uy=Y、N−uy=X、とすると、X=Y=E・(1/2)、である。また、(N−uy/U0−N)=cos30°=(√3/2)、が成立する。これより、U0−N=(2/√3)・N−uy=E・(1/√3)、したがって、V(U0−N)=E・(1/√3)、となる。前記のように、V(u−u0)=E・(1/3)、であるから、図10の巻線TIにおいて、U0−N端子の出力電圧は、端子u0−Nの電圧の√3倍となる。
【0046】
同様にして、端子V0−N間の出力電圧V(V0−N)、端子W0−N間の出力電圧V(W0−N)もE・(1/√3)、となる。更に、図11を参照して、U0−N=U−U0、V0−N=V−V0、W0−N=W−W0、であるから、V(U−U0)=V(V−V0)=V(W−W0)=E・(1/√3)、となる。また、V(U−N)=V(V−N)=V(W−N)=E、である。
【0047】
このように、スター結線をした千鳥形結線三相変圧器を用いる場合にも、√3倍電圧の端子を設けることにより、各誘導コイルの巻数を等しくしたときに、各誘導コイルに流れる電流を等しくすることができ、ロ−ル表面温度の分布を均一にすることができる。
【0048】
図11は、一部の誘導コイルを三相交流電源に接続する例を示す構成図である。図11において、5は誘導コイル、12は中性点変圧器、14a〜14lは電流制御素子、20は三相交流電源である。誘導コイル5は12個配置されるが、第1のグル−プと第2のグル−プに6個づつ分割する。第1のグル−プの誘導コイル51〜56は三相交流電源に接続する。また、第2のグル−プの誘導コイル61〜66は中性点変圧器12に接続する。第1のグル−プの誘導コイル51〜56の中で、誘導コイル52にはV相の電圧を逆相にして印加し、誘導コイル54にはU相の電圧を逆相にして印加する。また、誘導コイル56にはW相の電圧を逆相にして印加する。
【0049】
図13は、三相交流電源の一相の電圧を逆相とする例のベクトル図、図14は図12のベクトル図が形成される誘導コイルの接続例を示す回路図である。図13においては、W相の電圧位相を180度移相した例を示している。この場合には、三相交流電源のU相−X端子間に接続される誘導コイルと、電圧位相を180度移相した三相交流電源のW相−Z端子間に接続される誘導コイルBの位相差は60度となる。また、三相交流電源のV相−Y端子間に接続される誘導コイルと、電圧位相を180度移相した三相交流電源のW相−Z端子間に接続される誘導コイルBの位相差も60度となる。
【0050】
図14において、誘導コイルA、B、Cを三相交流電源のU相、V相、W相に接続する。誘導コイルA、誘導コイルCは、それぞれ端子Aa−Ab間、および端子Ca−Cb間に順方向に接続される。誘導コイルBは端子Ba−Bb間に逆方向に接続して、印加する電圧位相を180度移相している。
【0051】
図11の例では、誘導コイル52に印加される電圧は、誘導コイル51に印加される電圧とは60度の位相差がある。また、誘導コイル54に印加される電圧は、誘導コイル53に印加される電圧とは60度の位相差がある。さらに、誘導コイル56に印加される電圧は、誘導コイル55に印加される電圧とは60度の位相差がある。
【0052】
第2のグル−プの誘導コイル61〜66は、中性点変圧器12に接続されているので、前記のように三相交流電源の電圧とは30度の位相差のある電圧が印加される。例えば、誘導コイル61に印加される電圧は、U相の電源に接続される誘導コイル51の電圧とは30度の位相差がある。
【0053】
図12は、図11の例において、各誘導コイルに印加される電圧の電圧位相を示すベクトル図である。各誘導コイル51〜66には、図示のようなベクトルの電圧が印加される。すなわち、隣接して配置される各誘導コイルには、均等に30度の位相差の電圧が印加されるので、ロ−ル表面の温度分布を均一にすることができる。また、中性点変圧器12は第2のグル−プの誘導コイル61〜66にのみ接続されている。このように、中性点変圧器12はすべての誘導コイルには接続されていないので、中性点変圧器12の容量を低減することができる。
【0054】
以上の例では、誘導コイルの個数を6個または12個としているが、本発明は、一般に6x個(xは1以上の整数)の誘導コイルを使用することができる。このように、6x個の誘導コイルを使用する場合には、三相交流電源からの入力電流をバランスさせることができるという利点がある。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、三相交流電源の各相間の電圧を印加する誘導コイルと中性点と各相間の電圧を印加する誘導コイルを電圧位相差30度で順次並べて配置するに際し、三相交流電源の各相を鉄心入り巻線を介して中性点を形成し(中性点変圧器)、中性点と各相間の電圧を印加する誘導コイルとして、この中性点変圧器の各巻線の誘起電圧を印加するので、その各巻線の誘起電圧を各相間の電圧と等しくすることが簡単にでき(請求項2)、この場合、複数の誘導コイルの巻数を同じにしたときでも、各誘導コイルに流れる電流を同一にできるので、ロ−ル表面の温度分布を均一にすることができる。また、各誘導コイルの電力制御を電流制御手段により個別に行なうことができる(請求項5)。このように、各誘導コイルを個別に電力制御すれば、例えば熱放散が大きい−ル端部の発熱量を大きくする等の温度制御が可能となり、隣接の誘導コイルに印加する電圧の位相差が30度であることと相俟って、ロ−ルの表面温度の均一化を図ることができる。
【0056】
また、中性点変圧器として、千鳥形結線三相変圧器を用いる(請求項4)と、千鳥形結線の変圧器は、不平衡負荷であっても相電圧の不平衡が生じないという特性をもっている。このため、複数の誘導コイルを個別に電力制御することにより、三相電源からみて不平衡負荷となった場合でも千鳥形結線の変圧器を用いれば相電圧の不平衡が生じないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるロール内に誘導コイルを配列した状態での配線図である。
【図2】図1に示す実施形態における三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すロール内に誘導コイルを配列した状態での配線図である。
【図4】図3に示す実施形態における三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。
【図5】本発明の第3の実施形態(単巻変圧器)おけるロール内に誘導コイルを配列した状態での配線図である。
【図6】本発明の第4の実施形態(千鳥結線変圧器)ロール内に誘導コイルを配列した状態での配線図である。
【図7】図6に示す実施形態における三相交流電源に対する接続関係を示す配線図である。
【図8】図6の配線図におけるベクトル図である。
【図9】本発明の第5の実施形態(千鳥結線変圧器)を示す結線図である。
【図10】図9に示す変圧器の出力ベクトル図である。
【図11】本発明の第6の実施形態を示すブロック回路図である。
【図12】図11のベクトル図である。
【図13】図11の説明用のベクトル図である。
【図14】図11の誘導コイルの接続説明図である。
【図15】中性点変圧器の説明図である。
【図16】中性点変圧器のベクトル図である。
【図17】誘導コイル6個を配列した誘導発熱ロール装置の断面図である。
【図18】図17の誘導コイルを分離して配置した従来の配線図である。
【図19】図18の地形図(ベクトル図)である。
【図20】誘導コイル12個を配列した誘導発熱ロール装置の断面図である。
【図21】図20の誘導コイルを分離して配置した従来の配線図である。
【図22】図20の地形図(ベクトル図)である。
【符号の説明】
1 ロール
5 誘導コイル
7 誘導発熱機構
12 中性点変圧器
13 千鳥形結線の変圧器
14 電流制御素子

Claims (5)

  1. 回転する中空のロールと、前記ロールの中空内に、前記ロールの軸方向に沿って順次並んで配置された6x個(xは1以上の整数)の誘導コイルとを有し、前記各誘導コイルに三相交流電源からの交流電圧を印加することにより前記ロールを誘導発熱してなる誘導発熱ローラ装置であって、鉄心に巻回した複数の巻線の端末を共通接続するとともに、各巻線それぞれの他端を前記三相交流電源の各相のそれぞれに接続する中性点変圧器を設け、前記三相交流電源の各相間の電圧を印加する誘導コイルと前記中性点変圧器の各巻線の誘起電圧を印加する誘導コイルとを電圧位相差30度で順次並べて配置したことを特徴とする誘導発熱ローラ装置。
  2. 前記中性点変圧器の各巻線に、三相交流電源の相間電圧に対して√3倍の電圧を出力する端子を設け、前記中性点変圧器の各巻線の誘起電圧を印加する誘導コイルに三相交流電源の相間電圧に対して√3倍の電圧を印加してなることを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ローラ装置。
  3. 中性点変圧器が三相単巻き変圧器であることを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ローラ装置。
  4. 中性点変圧器が千鳥形結線三相変圧器であることを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ローラ装置。
  5. 各誘導コイルに印加する電流を個別に制御する電流制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載の誘導発熱ローラ装置。
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