JP4572869B2 - 配線器具 - Google Patents

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Description

本発明は、壁等の施工面に取り付けられる埋込形の配線器具に関するものである。
従来から、この種の配線器具として、前面に設けられている操作子の操作に応じて器体内の接点装置の開閉状態が切り換わるスイッチ本体と、スイッチ本体の前面を覆うように取り付けられ、操作面としての前面に加わる力をスイッチ本体の操作子に伝達することによってスイッチ本体の接点装置の開閉状態を切り換えるように操作されるスイッチ用ハンドルとを備えたスイッチが提供されている。このスイッチ用ハンドルは、操作面を大きくして優れた操作性を実現するように、スイッチ本体の器体の前面よりも面積の大きい操作面を採用している。具体的には、スイッチ用ハンドルの操作面は、埋込形の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる化粧プレートの開口を埋めるような大きさに形成されている。上述の配線器具は、操作しやすいように使用者が腰を屈めることなく手が届く高さであって、且つ、家具等で隠れることのない位置に配置されることが多い。
ところで、埋込形の配線器具にはスイッチ以外にコンセントなどもある。コンセントに接続して使用する電気機器の中には、掃除機やドライヤなどのように使用するときにだけコンセントに接続する電気機器がある。この種の電気機器を接続するコンセントは、電気機器を使用する度にプラグの挿抜が行われるから、スイッチ本体を備えた上記配線器具と同様に、使用者が腰を屈めることなく手が届く高さであって、且つ、家具等で隠れることのない位置への配置を要望されることがある。このため、スイッチに並べてコンセントが配置される場合がある(たとえば特許文献1参照)。
特開2004−201381号公報
しかし、スイッチに並べてコンセントを配置すると、コンセントの不使用時でも、スイッチのみが設置されている場合と比較してスイッチ付近が雑然として配線器具の外観が悪くなる。また、1個の化粧プレートの開口内にコンセントとスイッチとを並べて配置する場合には、スイッチ用ハンドルの操作面の面積をスイッチのみが設置されている場合と比較してコンセントの分だけ小さくせざるを得ないので、コンセントの不使用時でも、スイッチ用ハンドルの操作面が小さくなりスイッチの操作性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、スイッチに並べてコンセントが設置されていても、コンセントの不使用時には、コンセントを隠すことができ且つスイッチの操作性がよい配線器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、埋込形の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる化粧プレートの開口内にコンセントと並べて配置されたスイッチ本体と、スイッチ本体の前面を覆うように取り付けられ、押操作により操作面に加わる力をスイッチ本体の前面に設けられている操作子に伝達することによってスイッチ本体の器体内の接点装置の開閉状態を切り換えるように操作されるスイッチ用ハンドルとを備え、スイッチ用ハンドルは、前記化粧プレートの開口内で前記コンセントの前面を覆う位置まで延長されたハンドル本体を備え、ハンドル本体は、スイッチ本体の前面側に取り付けられ操作面の押操作時に操作面に加わる力をスイッチ本体の操作子に伝達するベースと、ベースの前面側に取り付けられ扉体とを有し、ベースは、少なくともコンセントの前面を露出させる窓孔が形成されており前記化粧プレートの開口内の前記窓孔を除く全域を覆う大きさに形成され、扉体は、ベースの前面の全域を覆う大きさに形成されており窓孔を開放する開放位置と窓孔を塞ぐ閉塞位置との間で開閉可能であり、扉体が閉塞位置にある状態では扉体の一部がベースの前面に当接して扉体の前面が操作面となり、扉体が開放位置にある状態ではベースの前面が操作面となることを特徴とする。
この構成によれば、ベースに取り付けられ窓孔を開放する開放位置と閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体を備えるので、扉体を開放位置とすることにより窓孔を通してコンセントを使用することができ、一方、コンセントを使用しないときには扉体を閉塞位置とすることによりコンセントを扉体で覆い隠すことができ配線器具の外観がよい。また、扉体は、閉塞位置においてベースとは一体に動くから、扉体が閉塞位置にあるときには扉体を操作することによってもスイッチ本体の接点装置の開閉状態を切り換えることができ、ハンドル本体の操作面の面積が扉体のない構成に比べて扉体の分だけ広くスイッチの操作性がよい。
さらにこの構成によれば、扉体が閉塞位置においてベースの前面の全域を覆う大きさに形成されているので、扉体が閉塞位置にある状態ではベースの前面はほとんど露出せず配線器具の見栄えがよいという利点がある。
しかも、この構成によれば、扉体が開放位置にある状態でも、ベースの前面が操作面となるので、コンセントを使用しながらもスイッチを操作できるという利点がある。
請求項の発明は、埋込形の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる化粧プレートの開口内にコンセントと並べて配置されたスイッチ本体と、スイッチ本体の前面を覆うように取り付けられ、押操作により操作面に加わる力をスイッチ本体の前面に設けられている操作子に伝達することによってスイッチ本体の器体内の接点装置の開閉状態を切り換えるように操作されるスイッチ用ハンドルとを備え、スイッチ用ハンドルは、前記化粧プレートの開口内で前記コンセントの前面を覆う位置まで延長されたハンドル本体を備え、ハンドル本体は、スイッチ本体の前面側に取り付けられ押操作時に加わる力をスイッチ本体の操作子に伝達するベースと、ベースの前面側に取り付けられる扉体とを有し、ベースは、少なくともコンセントの前面を露出させる窓孔が形成されたフレームと、フレームと一体に形成された操作部とからなり、全体として前記化粧プレートの開口内の前記窓孔を除く全域を覆う大きさに形成されており、扉体は、ベースのうちフレームの前面のみを覆う大きさに形成されており窓孔を開放する開放位置と窓孔を塞ぐ閉塞位置との間で開閉可能であり、扉体が閉塞位置にある状態では扉体の一部がフレームの前面に当接して扉体の前面および操作部の前面が操作面となり、扉体が開放位置にある状態では操作部の前面が操作面となることを特徴とする。
この構成によれば、ベースに取り付けられ窓孔を開放する開放位置と閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体を備えるので、扉体を開放位置とすることにより窓孔を通してコンセントを使用することができ、一方、コンセントを使用しないときには扉体を閉塞位置とすることによりコンセントを扉体で覆い隠すことができ配線器具の外観がよい。また、扉体は、閉塞位置においてベースとは一体に動くから、扉体が閉塞位置にあるときには扉体を操作することによってもスイッチ本体の接点装置の開閉状態を切り換えることができ、ハンドル本体の操作面の面積が扉体のない構成に比べて扉体の分だけ広くスイッチの操作性がよい。さらに、扉体が開放状態にある状態でも、ベースの前面が操作面となるので、コンセントを使用しながらもスイッチを操作できるという利点がある。
請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記扉体が矩形板状であって、厚み方向の一面の一辺に沿う回転軸を支点に前記ベースに対して回動することにより前記開放位置と前記閉塞位置との間で開閉するようにベースに枢支されていることを特徴とする。
この構成によれば、扉体は、厚み方向の一面の一辺を支点にベースに対して回動することにより開閉するので、扉体の開閉を簡単に行うことができる。また、扉体の支点がコンセントとなるように配線器具を設置すれば、扉体はコンセントの上側に開くことになるので、コンセントに接続したプラグに付随するコードを、扉体に接触させることなくコンセントから下方あるいは左右方向に引き出すことができ、コードが接触することによる扉体の破損を回避できる。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記扉体と前記ベースとの一方が、他方に形成された軸受穴に挿入されることによりベースに対する扉体の回動支点となる前記回転軸を有しており、回転軸が、扉体が前記閉塞位置以外の位置にある状態で、扉体とベースとの少なくとも一方を破損するよりも小さく且つ扉体を開閉させるよりも大きい力が扉体に加わると軸受穴から抜けるように、軸受穴への挿入量が設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、扉体が閉塞位置以外の位置にある状態で、扉体とベースとの少なくとも一方を破損するよりも小さく且つ扉体を開閉させるよりも大きい力が扉体に加わると、回転軸と軸受穴との係合が解除されるので、コンセントを使用する際に、コンセントに接続するプラグやこのプラグに付随するコードが扉体に衝突しても、扉体やベースが破損する前に扉体がベースから外れることになり、結果的に扉体やベースの破損を回避できる。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記扉体が矩形板状であって、厚み方向の一面の一辺に沿う両端面に当該一辺に沿って延長されたスライド溝が形成され、前記ベースには、扉体をスライド溝の延長方向に沿って挿抜可能な収納穴が形成されており、収納穴の内周面には、扉体のスライド溝に挿入されることにより、開放位置に位置する扉体を収納穴内に案内する一対のスライド軸が突設されていることを特徴とする。
この構成によれば、扉体を開放位置において収納穴に収納することができるので、コンセントを使用する際に扉体が邪魔になることはないという利点がある。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記スイッチ本体が、一方向に沿う一対の縦片の両端部同士を一対の横片で連結した形に形成され両縦片の間に前記一方向に沿って複数個の配線器具が取り付けられる取付枠に前記コンセントと共に取り付けられ、スイッチ本体とコンセントとは前面が短手寸法の等しい長方形状に形成されており、取付枠が、コンセントの取付スペースの前記一方向の両側にコンセントを保持する一対の保持片を有しており、スイッチ本体の前面の短手方向が前記一方向に一致し且つコンセントの前面の長手方向が前記一方向に一致するようにスイッチ本体およびコンセントを保持し、縦片からは縦片とコンセントの前面との間を埋める補強部が延出されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付枠の縦片は、コンセントを囲む部分がスイッチ本体を囲む部分よりも補強部の分だけ広幅に形成されることになるので、取付枠においてコンセントが取り付けられる部分の強度を、スイッチ本体が取り付けられる部分に比べて高くでき、コンセントへのプラグの挿抜時にコンセントに過大な力が加わっても取付枠が破損することを防止できる。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記化粧プレートが、開口内に単位寸法のワイドハンドルを3個まで配置可能な寸法に形成され、前記ハンドル本体が、前記単位寸法のワイドハンドルの2個分の寸法に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ハンドル本体は、単位寸法のワイドハンドルの2個分の寸法に形成されているので、化粧プレートの開口内には、ハンドル本体と共に単位寸法のワイドハンドルを1個配置することができる。
本発明は、ベースに取り付けられ窓孔を開放する開放位置と閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体を備えるので、扉体を開放位置とすることにより窓孔を通してコンセントを使用することができ、一方、コンセントを使用しないときには扉体を閉塞位置とすることによりコンセントを扉体で覆い隠すことができ配線器具の外観がよい。また、扉体は、閉塞位置においてベースとは一体に動くから、扉体が閉塞位置にあるときには扉体を操作することによってもスイッチ本体の接点装置の開閉状態を切り換えることができ、ハンドル本体の操作面の面積が扉体のない構成に比べて扉体の分だけ広くスイッチの操作性がよいという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の配線器具は、図2に示すように直方体状の器体2を有したスイッチ本体1と、スイッチ本体1の前面を覆うように取り付けられるスイッチ用ハンドル3とを備えたスイッチである。スイッチ本体1は、器体2の前面(図2の上方を前方とする)に設けた操作子4が、スイッチ用ハンドル3の後述する操作によって後方に押し込まれることにより、器体2内に収納された接点装置(図示せず)の開閉状態の切り換えが行われるものである。
器体2は、前面開口したボディ5とボディ5の前面側に結合される後面開口したカバー6とで形成される。操作子4は、前後方向に移動可能にカバー6の前面に設けられている。本実施形態のスイッチ本体1は、前方に付勢された操作子4が後方に押し込まれるごとに、接点装置がオン・オフするものである。また、スイッチ本体1の器体2における前面の左端部には、上下方向に並ぶ2個の軸部7が突設されている。軸部7については後述する。
カバー6の左右方向(図2の左上方を左方とする)の各側面には、埋込形の配線器具を壁面等の施工面に取り付ける際に用いる取付枠8に設けた器具取付孔9に係合可能な取付爪10が一対ずつ突設してあり、取付枠8に器体2を取り付けられるようにしてある。図2に示す取付枠8は、上下方向に沿う一対の縦片11の両端部同士を一対の横片12で連結することにより上下方向に長い矩形枠状に形成されており、各縦片11のうち、矩形状に開口した取付窓13に臨む部位には2個1組の上記器具取付孔9が上下方向に3組ずつ列設されている。本実施形態のスイッチ本体1は、この取付枠8の取付窓13における上下方向の3分の1の寸法(以下、「基準寸法」という)に形成されており、この構成により、取付枠8の取付窓13内には上記スイッチ本体1を上下方向に3個まで取り付け可能である。
取付枠8の各横片12には、施工面に埋設された埋込ボックス(図示せず)に取付枠8を取り付けるためのボックス用ねじ(図示せず)を挿通する長孔14と、取付枠8との間に壁パネル等を挟持する挟み金具(図示せず)の一部を係止させる挟み金具用孔15と、取付枠8を施工面に直付けするためのねじ(図示せず)を挿通するねじ挿通孔16と、化粧プレート17を取り付けるための取付ねじ(図示せず)が螺合する取付ねじ孔18とがそれぞれ形成されている。
化粧プレート17は、上下方向に長い矩形枠状のベースプレート19と、ベースプレート19の前面に覆着される表面プレート20とで構成される。ベースプレート19は、左右両側片に夫々複数個(図では3個)ずつの係合孔21が各側縁に沿って形成されており、上下両端片には化粧プレート17を取付枠8に取り付けるための取付ねじを挿通する取付透孔22が貫設されている。表面プレート20は、係合孔21内に引っ掛かるように形成された係合爪(図示せず)が各係合孔21に対応する位置にそれぞれ突設されており、係合爪を係合孔21に係合させることによりベースプレート19に着脱自在に結合される。このように構成される化粧プレート17には、取付枠8の取付窓13を前方に露出させる開口23が形成されている。
スイッチ用ハンドル3は、図1(a)に示すように化粧プレート17の開口23を埋める大きさに形成されており、操作面24としての前面に加わる力をスイッチ本体1の操作子4に伝達する。ここでは、スイッチ用ハンドル3の後面に、スイッチ本体1の上記軸部7が嵌入される軸受部(図示せず)が形成されており、スイッチ用ハンドル3は、軸部7を中心としてスイッチ本体1の器体2に対して回動自在に枢支される。なお、スイッチ用ハンドル3の後面には、スイッチ本体1に形成された規制孔(図示せず)内に挿入され、スイッチ用ハンドルが回動しても規制孔から抜けないように形成された抜止片(図示せず)が突設されている。
すなわち、ここで例示するスイッチ用ハンドル3はピアノハンドルと呼ばれるものであって、スイッチ本体1の器体2の前面側に取り付けられた状態で、操作面24が押操作されると、スイッチ本体1の器体2に対して軸部7を中心に回動する。スイッチ用ハンドル3が回動すると、スイッチ本体1の操作子4がスイッチ用ハンドル3の後面に当接して後方に押し込まれ、接点装置の開閉状態が切り換わることになる。このスイッチ用ハンドル3は操作面24の面積がスイッチ本体1の前面よりも大きく形成された所謂ワイドハンドルであるから、スイッチ用ハンドル3を用いたほうがスイッチ本体1の操作子4を直接操作するよりも操作性がよい。
なお、周知のワイドハンドルには、上述の取付枠8に基準寸法のスイッチ本体1を3個取り付けるときに用いる3個用のワイドハンドル(以下、「単位寸法のワイドハンドル」という)と、単位寸法のワイドハンドルの1.5倍の上下寸法であって上述の取付枠8に基準寸法のスイッチ本体1を2個取り付けるときに用いる2個用のワイドハンドルと、単位寸法のワイドハンドルの3倍の上下寸法であって上述の取付枠8に基準寸法のスイッチ本体1を1個取り付けるときに用いる1個用のワイドハンドルとがある。つまり、1個用のワイドハンドルは1個で上述の化粧プレート17の開口23を埋める大きさに形成され、2個用のワイドハンドルは上下方向に2個並べられることにより同化粧プレート17の開口23を埋める大きさに形成され、3個用(単位寸法)のワイドハンドルは上下方向に3個並べられることにより同化粧プレート17の開口23を埋める大きさに形成されたものである。本実施形態のスイッチ用ハンドル3は、単位寸法のワイドハンドルの3個分の寸法である1個用のワイドハンドルであって、1個で上述の化粧プレート17の開口23を埋める。
また、本実施形態の配線器具では、スイッチ本体1の前面であって操作子4の左側方に、発光ダイオードからなり接点装置の開閉状態を表示する表示部26が設けられている。そこで、スイッチ用ハンドル3において表示部26に対応する位置には、表示部26の前面を露出させる透孔27を貫設し、透孔27にレンズ28(図2参照)を嵌め込んだ構成を採用することにより、スイッチ用ハンドル3を取り付けても表示部26を視認可能としてある。
ところで、上述したように構成される本実施形態の配線器具は、図2に示すように、基準寸法の配線器具を3個まで取り付け可能な寸法の取付枠8に対して、基準寸法のコンセント29と共に取り付けられる。要するに、1個の化粧プレート17の開口23内にコンセント29とスイッチ本体1とが並べて配置されることになる。コンセント29は、器体30の左右各側面から一対ずつ突出した取付爪31を取付枠8の器具取付孔9に係合させることにより取付枠8に取り付けられる。ここでは、取付枠8の取付窓13内において基準寸法の配線器具を取り付け可能な3箇所(上段、中段、下段)のうち下段にコンセント29、中段にスイッチ本体1がそれぞれ取り付けられており、スイッチ本体1とコンセント29とのいずれもが、前面の短手方向を上下方向に一致させる向きで取付枠8に取り付けられている。なお、取付枠8のうちコンセント29が取り付けられる下段においては、器具取付孔9の形状がコンセント29の取付爪31に合わせて設計されており、且つ縦片11から取付窓13内に突出し、器体30に当接することによってコンセント29の前方への移動を規制する突片25が形成されている。右側の縦片11に設けたコンセント29用の一対の器具取付孔9は互いに連結されており、当該一対の器具取付孔9の間となる部分を右側に撓ませれば当該器具取付孔9と取付爪31との係合が解除される構造としてある(図11参照)。
ここにおいて、化粧プレート17の開口23内にコンセント29とスイッチ本体1とが並べて配置されているものの、本実施形態のスイッチ用ハンドル3は上述のように1個で化粧プレート17の開口23を埋める大きさに形成されているから、このスイッチ用ハンドル3によってコンセント29が覆い隠されてしまうことになる。そこで、本実施形態の配線器具では、スイッチ用ハンドル3を以下の構成とすることによりコンセント29を使用可能としてある。
すなわち、スイッチ用ハンドル3は、図2に示すように、少なくともコンセント29の前面を露出させる窓孔32が形成されており操作面24に加わる力をスイッチ本体1の操作子4に伝達するベース33と、ベース33に取り付けられ窓孔32を開放する開放位置と閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体34とを有したハンドル本体35を備えている。ハンドル本体35は、化粧プレート17の開口23内でスイッチ本体1の前面だけでなくコンセント29の前面をも覆う位置まで延長されている。上述の軸受部や抜止片はベース33に設けられており、ベース33がスイッチ本体1の器体2に取り付けられることになる。
ベース33は、図1(b)に示すように、上下方向に長い棒状であって化粧プレート17の開口23の左端部に配置される軸片36と、正面視が左方に開放されたコ字状であって軸片36の上下両端部同士を連結するコ字片37とで構成された矩形枠状のフレーム38を有し、窓孔32が貫設された主板39がフレーム38に囲まれた位置に形成されている。フレーム38の前面は主板39よりも前方に位置する。ここにおいて、窓孔32は栓刃挿入孔40が形成されたコンセント29の前面と略同形状に形成されており、化粧プレート17の開口23はコンセント29の前面を除く全域がベース33のフレーム38と主板39とで覆われることになる。
一方、本実施形態の扉体34は、閉塞位置において図1(a)のようにベース33の前面の全域を覆う大きさに形成されている。扉体34は、ベース33の軸片36を上下方向に挟む位置に突出した一対の腕片41を有し、各腕片41において軸片36との対向面にそれぞれ突設された回転軸42を、軸片36の上下両端面に設けられている軸受穴43に挿入することによってベース33に枢支される。この構成により、扉体34はベース33に対して回転軸42を中心に回動可能となる。扉体34のうち閉塞位置においてベース33の前面と対向する面の周部には図1(b)に示すリブ44が突設されており、扉体34は、閉塞位置においてベース33のコ字片37の前面にリブ44を当接させる。しかして、扉体34は、閉塞位置において前面(操作面24)が押操作されると、ベース33と一体に動いてベース33を後方に押し込むことになる。ここで、扉体34のうち閉塞位置において少なくともコンセント29の前面に対向する部位は、扉体34が押操作されてもコンセント29に接触しないように、コンセント29の前面との間に所定の隙間を有している。なお、扉体34が閉塞位置にある状態でベース33の軸片36の前面と扉体34の前面とが面一になるように、ベース33のコ字片37の前面を軸片36よりも後方に形成してある。
上述した構成によれば、コンセント29を使用しないときには図1(a)のように扉体34を閉塞位置とすることによりコンセント29を扉体34で覆い隠すことができ外観がよい。特に、本実施形態では、扉体34が閉塞位置においてベース33の前面の全域を覆う大きさに形成されているから、扉体34が閉塞位置にある状態ではベース33の前面はほとんど露出せず配線器具の見栄えがよい。一方、コンセント29を使用するときには、図1(b)のように扉体34を開けて開放位置とするだけで窓孔32を通してコンセント29を使用することができ、スイッチ用ハンドル3をスイッチ本体1から取り外す必要はないので、スイッチ用ハンドル3を紛失するおそれはなく、コンセント29を使用し終わった際には扉体34を閉じて閉塞位置に戻すだけでよい。
さらに、扉体34が閉塞位置にあるときには、扉体34がベース33と一体に動くから、扉体34を操作することによってもスイッチ本体1の接点装置の開閉状態を切り換えることができ、スイッチのみを設置する場合と比較してもハンドル本体35の操作面24の面積が狭まることはなく、スイッチの操作性がよい。また、窓孔32はコンセント29の前面と略同形状に形成されており、スイッチ本体1の前面に設けた操作子4はベース33の主板39によって常に覆われているので、扉体34が開放位置にある状態でも主板39の前面が操作面24となり、コンセント29を使用しながらもスイッチを操作できるという利点がある。
また、扉体34の回転軸42は、扉体34が閉塞位置以外の位置にある状態で、扉体34とベース33との少なくとも一方を破損するよりも小さく且つ扉体34を開閉させるよりも大きい力が扉体34に加わると軸受穴43から抜けるように、軸受穴43への挿入量が設定されている。これにより、たとえばコンセント29に接続したプラグ(図示せず)に付随するコード(図示せず)が扉体34に接触するなどして扉体34に無理な力が加わっても、扉体34やベース33が破損する前に、回転軸42と軸受穴43との係合が解除されて扉体34がベース33から外れるので、扉体34やベース33が破損することを回避できる。
さらに、ここでは扉体34における閉塞位置での右側面に、上下方向に沿って突条45が形成されており、閉塞位置にある扉体34を開いて開放位置に移動させる際には、使用者がこの突条45に爪などを引掛けることにより扉体34を容易に開くことができる。
なお、本実施形態ではピアノハンドルを採用した配線器具を例示したが、この構成に限るものではなく、たとえば操作子4がスイッチ本体1の器体2に対して揺動自在であり、スイッチ用ハンドル3の操作面24における前方に突出している一端部を後方に押圧する操作により接点装置の開閉状態が切り換わるシーソースイッチに本発明を適用してもよい。また、本実施形態の配線器具(スイッチ)を、扉付コンセントや抜止機構付コンセント、あるいはモジュラジャックコンセントやスイッチなど、上記コンセント29以外の配線器具と並べて配置し、窓孔32からこれらの配線器具を露出させる構成としてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の配線器具は図3(a)に示すように、スイッチ用ハンドル3の扉体34が、閉塞位置においてベース33の前面の全域ではなく窓孔32を含むベース33の一部を覆う形に形成されている点で実施形態1とは相違する。ここでは、取付枠8の取付窓13内において基準寸法の配線器具を取り付け可能な3箇所(上段、中段、下段)のうち下段にコンセント29、上段にスイッチ本体1がそれぞれ取り付けられており、中段は空きスペースとなる。
ベース33においては、図3(b)および図4に示すように、軸片36とコ字片37とで構成されたフレーム38が、窓孔32を囲む形に形成され、フレーム38の上方には、扉体34の開閉にかかわらず前面が操作面24として機能する操作部46がフレーム38と連続一体に形成されている。ここでは、扉体34が閉塞位置にある状態で、ベース33の軸片41および操作部46の前面と扉体34の前面とが面一になるように寸法設定されている。この構成によれば、扉体34が開放状態にある状態でもベース33の操作部46の前面が操作面24となるので、コンセント29を使用しながらでもスイッチを操作できる。
また、図5(a)、(b)に示すように扉体34が下端部を上方に持ち上げて開く構成であってもよい。図5(a)、(b)の例では、ベース33は、図6に示すように操作部46の下端縁に沿うように軸片36を操作部46と連続一体に形成し、正面視が上方に開放されたコ字状のコ字片37で軸片36の両端部同士を連結して成る。しかして、扉体34は、上端部に形成された一対の腕片41でベース33に取り付けられ、上端縁を支点にベース33に対して回動することにより開閉する。これにより、扉体34はコンセント29の上側に開くことになるので、コンセント29に接続したプラグに付随するコードを、扉体34に接触させることなくコンセント29から下方あるいは左右方向に引き出すことができ、コードが接触することによる扉体34の破損を回避できるという利点がある。
さらにまた、図7(a)、(b)に示すように、開放位置(ここでは上側に開く構成を採用している)にある扉体34をベース33の前面から突出しない位置まで後退させるように収納する収納穴47をベース33に形成してもよい。図7(a)、(b)の例では、扉体34はベース33よりも左右寸法が小さく形成され、ベース33の操作部46は扉体34の左右両側にまで延長される。さらに、扉体34においては、図8に示すように腕片41が省略され左右各側面にそれぞれ長手方向に沿うスライド溝51が形成される。ベース33においては、収納穴47が窓孔32の上方に軸片36に代えて形成されるとともに収納穴47と窓孔32とを隔てる隔壁48が設けられ、この隔壁48の左右両端部同士が上方に開放されたコ字状のコ字片37で連結されている。収納穴47は、取付枠8の取付窓13内において基準寸法の配線器具を取り付け可能な3箇所(上段、中段、下段)のうち、空きスペースとなる中段に対応した位置に形成される。収納穴47の左右両側面には、図9に示すように互いに対向する一対のスライド軸52が突設され、このスライド軸52を扉体34のスライド溝51に挿入することにより扉体34がベース33に保持される。
この構成によれば、スライド溝51の長手方向に沿ってスライド軸52が摺動するように扉体34を前後方向に移動させることにより、扉体34を収納穴47に挿抜することができる。ここで、収納穴47はスイッチ本体1とコンセント29との間の空きスペース(取付枠8の中段)に対応した位置に形成されているので、収納穴47に挿入された扉体34は、スイッチ本体1とコンセント29との間に収納されることになる。このように扉体34が開放位置において収納穴47に収納されていると、ベース33の前面から扉体34が突出しないので、コンセント29を使用する際に扉体34が邪魔になることはないという利点がある。扉体34を収納穴47から引き出した状態では、両スライド軸52を支点として扉体34を回動させることにより扉体34を開閉することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の配線器具は、図10(b)に示すように前面の長手方向(栓刃挿入孔40が並ぶ方向)を上下方向に一致させるように配置されたコンセント29と共に取付枠8’に取り付けられている点が実施形態1の配線器具とは相違する。
本実施形態で用いる取付枠8’は、図11に示すように基準寸法の配線器具をそれぞれ最大1個取り付け可能な2個の取付窓13a,13bが上下方向に並んで形成されており、下方の取付窓13bの上下両端縁には上下方向に対向する一対の保持片49が設けられている点が実施形態1で示した取付枠8とは異なる。上方の取付窓13a内に配置される配線器具(スイッチ本体1)は、各縦片11のうち当該取付窓13aに臨む部位にそれぞれ設けられた2個1組の器具取付孔9を用いて取付枠8’に取り付けられ、下方の取付窓13b内に配置される配線器具(コンセント29)は、各保持片49にそれぞれ設けられた2個1組の器具取付孔9を用いて取付枠8’に取り付けられる。しかして、スイッチ本体1は前面の短手方向を上下方向に一致させる向きで取付枠8’に保持され、コンセント29は前面の長手方向を上下方向に一致させる向きで取付枠8’に保持される。なお、コンセント29が配置される取付窓13bにおいては、器具取付孔9の形状がコンセント29の取付爪31に合わせて設計されており、且つ保持片49から取付窓13b内に突出し、器体30に当接することによってコンセント29の前方への移動を規制する突片25が形成されている。
ここで、コンセント29はスイッチ本体1に比べて左右寸法が小さくなるので、コンセント29およびスイッチ本体1の左右両側方に位置する縦片11からは、縦片11とコンセント29との間の隙間を埋める形で補強部50が延出されている。つまり、縦片11においては、コンセント29を囲む部分がスイッチ本体1を囲む部分よりも補強部50の分だけ広幅に形成されることになる。この構成によれば、取付枠8’においてコンセント29が取り付けられる部分(つまり下方の取付窓13bの周囲)の強度を、スイッチ本体1が取り付けられる部分(つまり上方の取付窓13aの周囲)に比べて縦片11が広幅な分だけ高くでき、コンセント29へのプラグの挿抜時にコンセント29に過大な力が加わっても取付枠8’が破損することを防止できる。なお、ここではベース33において扉体34の回転軸となる軸片36からコンセント29が極力離れるように、取付枠8’において右側の縦片11寄りにコンセント29が取り付けられる取付窓13bを配置し、扉体34が開放位置にあるときに扉体34とコンセント29とが干渉しにくい構成としてある。
また、コンセント29が縦向きに配置されている本実施形態では、図10(b)のようにベース33の窓孔32が上下方向に長く形成されることになるので、ベース33の軸片36の左右寸法を比較的大きく確保することができる。さらに扉体34においては、腕片41以外の部位の左右寸法がベース33に比べて小さく形成されていても、図10(a)のように、閉塞位置において窓孔32を覆い隠すことができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の配線器具は図12(a)、(b)に示すように、スイッチ用ハンドル3が、実施形態1で示した化粧プレート17の開口23内において他の単位寸法のスイッチ用ハンドル3’(ワイドハンドル)を1個配置な隙間を生じる寸法に形成されている点が実施形態1の配線器具とは相違する。
すなわち、本実施形態のスイッチ用ハンドル3は、実施形態1で説明した単位寸法のワイドハンドルの2個分の寸法に形成されており、他の単位寸法のスイッチ用ハンドル3’と共に化粧プレート17の開口23を埋める形に取り付けられる。ここでは、図13に示すように、取付枠8の取付窓13内において、基準寸法の配線器具を取り付け可能な3箇所(上段、中段、下段)のうち下段にコンセント29、中段にスイッチ本体1がそれぞれ取り付けられており、さらに上段に別のスイッチ本体1’が取り付けられている。両スイッチ本体1,1’とコンセント29とは、いずれも前面の短手方向を上下方向に一致させる向きで取付枠8に取り付けられている。中段のスイッチ本体1と下段のコンセント29とはベース33および扉体34を有するスイッチ用ハンドル3で覆われ、上段のスイッチ本体1’は単位寸法のスイッチ用ハンドル3’で覆われる。2個のスイッチ本体1,1’は、たとえば階段の照明および廊下の照明など別々の2回路にそれぞれ接続される。
この構成によれば、基準寸法の配線器具を最大3個取り付け可能な取付枠8に、1個のコンセント29と2個のスイッチ本体1,1’との合計3個の配線器具を配置することにより、取付枠8の設置スペースを無駄なく使用することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上の分解斜視図である。 本発明の実施形態2の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上の他の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上のさらに他の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上のハンドル本体の分解斜視図である。 本発明の実施形態3の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上の分解斜視図である。 本発明の実施形態4の構成を示し、(a)は扉体が閉塞位置にある状態の斜視図、(b)は扉体が開放位置にある状態の斜視図である。 同上のスイッチ用ハンドルを外した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 スイッチ本体
2 器体
3,3’ スイッチ用ハンドル
4 操作子
8,8’ 取付枠
11 縦片
12 横片
17 化粧プレート
23 開口
24 操作面
29 コンセント
32 窓孔
33 ベース
34 扉体
35 ハンドル本体
42 回転軸
43 軸受穴
47 収納穴
50 補強部
51 スライド溝
52 スライド軸

Claims (7)

  1. 埋込形の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる化粧プレートの開口内にコンセントと並べて配置されたスイッチ本体と、スイッチ本体の前面を覆うように取り付けられ、押操作により操作面に加わる力をスイッチ本体の前面に設けられている操作子に伝達することによってスイッチ本体の器体内の接点装置の開閉状態を切り換えるように操作されるスイッチ用ハンドルとを備え、スイッチ用ハンドルは、前記化粧プレートの開口内で前記コンセントの前面を覆う位置まで延長されたハンドル本体を備え、ハンドル本体は、スイッチ本体の前面側に取り付けられ操作面の押操作時に操作面に加わる力をスイッチ本体の操作子に伝達するベースと、ベースの前面側に取り付けられ扉体とを有し、ベースは、少なくともコンセントの前面を露出させる窓孔が形成されており前記化粧プレートの開口内の前記窓孔を除く全域を覆う大きさに形成され、扉体は、ベースの前面の全域を覆う大きさに形成されており窓孔を開放する開放位置と窓孔を塞ぐ閉塞位置との間で開閉可能であり、扉体が閉塞位置にある状態では扉体の一部がベースの前面に当接して扉体の前面が操作面となり、扉体が開放位置にある状態ではベースの前面が操作面となることを特徴とする配線器具。
  2. 埋込形の配線器具を施工面に取り付ける際に用いる化粧プレートの開口内にコンセントと並べて配置されたスイッチ本体と、スイッチ本体の前面を覆うように取り付けられ、押操作により操作面に加わる力をスイッチ本体の前面に設けられている操作子に伝達することによってスイッチ本体の器体内の接点装置の開閉状態を切り換えるように操作されるスイッチ用ハンドルとを備え、スイッチ用ハンドルは、前記化粧プレートの開口内で前記コンセントの前面を覆う位置まで延長されたハンドル本体を備え、ハンドル本体は、スイッチ本体の前面側に取り付けられ押操作時に加わる力をスイッチ本体の操作子に伝達するベースと、ベースの前面側に取り付けられる扉体とを有し、ベースは、少なくともコンセントの前面を露出させる窓孔が形成されたフレームと、フレームと一体に形成された操作部とからなり、全体として前記化粧プレートの開口内の前記窓孔を除く全域を覆う大きさに形成されており、扉体は、ベースのうちフレームの前面のみを覆う大きさに形成されており窓孔を開放する開放位置と窓孔を塞ぐ閉塞位置との間で開閉可能であり、扉体が閉塞位置にある状態では扉体の一部がフレームの前面に当接して扉体の前面および操作部の前面が操作面となり、扉体が開放位置にある状態では操作部の前面が操作面となることを特徴とする配線器具。
  3. 前記扉体は矩形板状であって、厚み方向の一面の一辺に沿う回転軸を支点に前記ベースに対して回動することにより前記開放位置と前記閉塞位置との間で開閉するようにベースに枢支されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線器具。
  4. 前記扉体と前記ベースとの一方は、他方に形成された軸受穴に挿入されることによりベースに対する扉体の回動支点となる前記回転軸を有しており、回転軸は、扉体が前記閉塞位置以外の位置にある状態で、扉体とベースとの少なくとも一方を破損するよりも小さく且つ扉体を開閉させるよりも大きい力が扉体に加わると軸受穴から抜けるように、軸受穴への挿入量が設定されていることを特徴とする請求項記載の配線器具。
  5. 前記扉体は矩形板状であって、厚み方向の一面の一辺に沿う両端面に当該一辺に沿って延長されたスライド溝が形成され、前記ベースには、扉体をスライド溝の延長方向に沿って挿抜可能な収納穴が形成されており、収納穴の内周面には、扉体のスライド溝に挿入されることにより、開放位置に位置する扉体を収納穴内に案内する一対のスライド軸が突設されていることを特徴とする請求項記載の配線器具。
  6. 前記スイッチ本体は、一方向に沿う一対の縦片の両端部同士を一対の横片で連結した形に形成され両縦片の間に前記一方向に沿って複数個の配線器具が取り付けられる取付枠に前記コンセントと共に取り付けられ、スイッチ本体とコンセントとは前面が短手寸法の等しい長方形状に形成されており、取付枠は、コンセントの取付スペースの前記一方向の両側にコンセントを保持する一対の保持片を有しており、スイッチ本体の前面の短手方向が前記一方向に一致し且つコンセントの前面の長手方向が前記一方向に一致するようにスイッチ本体およびコンセントを保持し、縦片からは縦片とコンセントの前面との間を埋める補強部が延出されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の配線器具。
  7. 前記化粧プレートは、開口内に単位寸法のワイドハンドルを3個まで配置可能な寸法に形成され、前記ハンドル本体は、前記単位寸法のワイドハンドルの2個分の寸法に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の配線器具。
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