JP4571894B2 - 部品特定プログラム - Google Patents

部品特定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4571894B2
JP4571894B2 JP2005221793A JP2005221793A JP4571894B2 JP 4571894 B2 JP4571894 B2 JP 4571894B2 JP 2005221793 A JP2005221793 A JP 2005221793A JP 2005221793 A JP2005221793 A JP 2005221793A JP 4571894 B2 JP4571894 B2 JP 4571894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
component
configuration
image data
regular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005221793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007041639A (ja
Inventor
健三 平岩
正博 大畑
泰治 松本
隆輝 星野
義則 澤田
伴恒 三沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005221793A priority Critical patent/JP4571894B2/ja
Publication of JP2007041639A publication Critical patent/JP2007041639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4571894B2 publication Critical patent/JP4571894B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、照会された部品について、正規の部品を出力表示する技術に関する。
客先等に設置されている製品の中のある部品の修理や交換の必要が生じた場合、まずその部品を修理センター等(以下センターとする)に送付しなければならない。保守マニュアル等には各部品についての送付すべき部品範囲が示されているものの、修理等の依頼を受けたフィールドエンジニア(以下FE)は、マニュアルを参照することなく送付を行っているのが実情である。例えば海外等の、比較的遠隔地との間で部品を送受するには比較的時間を要するにも関わらず、部品の送付元(FE)と送付先(センター)との間では送受すべき部品に関する情報を共有するためのシステムはこれまで確立されていなかった。
エンジニアの作業を軽減・容易にするためのシステムとしては、例えば、車両用のエンジン組み立てラインでの検査工程で使用される検査システムがある(例えば、特許文献1)。かかるシステムにおいては、システムにおいてまだ登録されていない新たな部品に対しても、その新たな部品の画像データをシステムに取り込んで使用することが可能とされる。
この他、画像データに含まれる物品を認識するための従来技術の一つとして、キャリブレーションを用いた技術が開示されている(例えば、特許文献2、3および4)。
特開2000−55637号公報 特開2001−166810号公報 特開2003−254716号公報 特開2004−271444号公報
上記のように部品を海外とでやり取りする場合には、例えば、CPUの故障時、FEが部品を修理または交換する際の単位、すなわちセンターに送付すべき部品の単位はCPUを含むマザーボード全体であるのに、実際にはFEはマニュアルを参照せずにCPUのみ送付してしまう、ということがしばしば起こる。また、FEからセンターに対して予め報告のあった部品名と実際に送付されてくる部品とが異なっていた、という事態も発生している。これらの事態が一度発生すると、部品のFE側への返却およびセンターへの部品の再送付等が必要となる。
このように、FEとセンター側とで部品単位についての情報が共有されていないが故に、全体として修理等の処理に必要以上に時間と手間を要することとなる。マニュアルを参照する等の煩雑な作業をFEに課さずとも、FEが即時に適切な部品単位を確認できることが望ましい。
本発明は、遠隔地のユーザが、容易に送付すべき部品の単位を確認することのできるシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、照会された部品について、該部品の正規の構成を特定する情報を出力するための部品特定プログラムであって、入力された照会情報から、照会すべき部品の構成を分析し、データベースに格納された、各部品の正規および非正規の構成についての複数の部品情報の中から、照会すべき部品の構成と一致する部品情報を検索し、検索の結果得られた部品情報が前記部品の非正規の構成を示すものであるときは、該部品情報と関連付けられた、部品の正規の構成を示す部品情報を、前記データベースから更に検索して出力する処理をコンピュータに実行させる構成とする。
データベースに格納されている部品の構成についての情報は、送付すべき部品、すなわち正規の部品だけでなく、非正規の部品についても、正規の部品と関連付けられて格納されている。これにより、照会情報として通知された部品の構成が非正規であると判定されると、データベースを参照して、ユーザに正規の構成を出力することができる。
前記照会情報および部品情報は、部品の構成を表すために設けられた1以上のキャリブレーションを含む画像データから構成され、前記部品の構成が正規であるか否かは、前記照会情報におけるキャリブレーションパターンが正規であるか否かに基づいて判定することとしてもよい。更に、前記照会情報において前記キャリブレーションパターンが非正規であるときは、該キャリブレーションパターンが正規であるような画像データを出力することとしてもよい。部品の構成を表すキャリブレーションに基づいて判定や出力の処理を行うことで、部品の構成の特定がより確実になされる。
更には、前記照会情報の中に含まれる部品の構成が、先に登録されているいずれの部品情報とも一致しないときは、該照会情報を、該部品の非正規の構成を示す部品情報として、前記データベースに格納することとしてもよい。
なお、本発明は、上記の部品特定プログラムに限られるものではない。上記のプログラムを実行するコンピュータを備えたサーバ等の装置、システムあるいは方法であっても、本発明に含まれる。
本発明によれば、ユーザが遠隔地に在る場合等であっても、送付すべき部品の単位を容易に確認することができる。このため、送付すべき部品の単位に過不足が生じることを未然に防ぎ、部品の配送等に要する時間を短縮させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る部品特定プログラムの実行されるサーバを含むシステム構成図である。本発明に係る部品特定システムは、例えば海外等の遠隔地からセンター(修理センター等)に対して部品4を送付する際に、その部品4の正規の単位(構成)を示す情報を端末3に出力するためのものであり、その構成には、サーバ1、端末3、形状データベース(以下形状DB)2および部品データベース(以下部品DB)5が含まれる。
端末3は、ネットワーク10を介して部品4に関するデータ(照会情報)をサーバ1側に送信し、送信したデータに対応する部品情報をサーバ1から受信する。サーバ1は、端末3から受信したデータを基に、各種処理の実行および形状DB2からの必要な情報の読み出しを行う。読み出した情報に基づいて、端末3に対して必要なデータを送信する。形状DB2は、センターに対して送付すべき部品4の単位の他に、送付すべき構成と類似する構成についての情報を保有する。部品DB5は、各部品の在庫数やその画像データ等の、システムのユーザに参照させるための情報を保有する。
サーバ1は、分析部11、検索部12および出力部13を含んで構成される。分析部11は、端末3から受信した部品4に関するデータ、例えば部品4の画像データから、照会すべき部品4の構成を分析する。検索部12は、分析部11の分析結果に対応する画像データ等を形状DB2から検索する。出力部13は、検索の結果得られた画像データを基に、センターに送付すべき部品の単位を表示した画像データを、FE(フィールドエンジニア)等のシステムのユーザの端末3に送信する。以降の説明においては、送付すべき単位を充足する部品を「正規の部品」とし、それ以外の部品、すなわち一部の構成が欠落している等により送付すべき単位を充足していない部品を「非正規の部品」と定義する。
端末3は、カメラ31、画像判定部32およびモニタ33を含む。カメラ31は、センターに送付しようとしている部品4の画像等を撮影する。画像判定部32は、カメラ31から得た画像中において、部品4の構成は送付すべき部品の単位をなしているか否かを判定する。なお、本実施形態においては、例えば、画像中、部品4が送付すべき部品の単位をなしていることは、キャリブレーションパターンが含まれることにより認識される。キャリブレーションパターンについては、後述する。モニタ33は、部品4の型番や画像等の各種情報を表示する。
FEは、修理等の必要な部品4についての情報を、具体的には画像等の情報を、端末3からネットワークを介して部品特定システムのサーバ1に送信する。情報を受信したサーバ1は、形状DB2を参照して、FEがセンターに送付すべき部品の単位を検索する。データベースの検索は、各データベースに格納された情報と、部品4の画像等からその構成を分析して得られた結果との比較による。端末3には、データベースの検索により得られた、部品の単位を示す情報が出力される。
以下、図2から図5を参照して、部品を特定する情報を出力する動作の概要を説明する。
図2は、部品4のキャリブレーションパターンが認識され得る場合の端末3の動作を説明する図である。
図2(a)は、部品4が正規の部品として認識される場合の端末3の動作を説明する図である。以下の説明においては、部品4はマザーボード(MB)41であり、マザーボード41にCPU42、NVRAM(不揮発性メモリ)43、MEM(メモリ)44およびファン45の4つの構成物品を搭載した状態を正規とする。
本実施形態においては、部品4が正規であるならば、端末3に搭載されたカメラ31等により得られた画像P1においては所定のキャリブレーションパターンが含まれている。サーバ1においてこのキャリブレーションパターンが認識されることで、部品4の正規あるいは非正規を判定する。
なお、本実施形態におけるキャリブレーションパターンとは、マザーボード41およびマザーボード上に配置されたCPU42等の各構成物品を識別するために設けられた「印」の組み合わせを指す。「印」とは、例えば、構成物品の構造上の特徴や部品4の配置位置に基づく特徴、あるいはID等が考えられる。本実施形態においては、この部品4を構成するマザーボード41等に対して複数のキャリブレーションパターンを定義しておき、複数のキャリブレーションパターンのうちいずれかがキャプチャした画像中に含まれるか否かに基づいて、その部品4が正規であるか否かを判定する。図2(a)の例においては、星印や丸印で示されるような「印」を予め定めておき、例えば、星印の記されている部分が画像中に全て含まれているキャリブレーションパターン、丸印の記されている部分が画像中に全て含まれているようなキャリブレーションパターンが用意されている。
例えば、ユーザが、端末3に搭載されたカメラ31を用いて部品4の画像をキャプチャする。得られた画像中のキャリブレーションパターンが検索される。図2(a)の例においては、図1の形状DB2を参照することにより、取得した画像P1には、マザーボード41、CPU42およびNVRAM43の3つの構成物品を識別することのできるキャリブレーションパターンが含まれている。これにより、画像P1中の部品4はキャリブレーションパターンが認識された正規の部品であるとして、以降の処理が実行される。
本実施形態においては、認識された正規の部品について、センターにおける在庫状況等を確認するために、部品管理システムの部品DB5へのアクセスが行われる。これにより、カメラ31を用いて撮影された部品4に対応する在庫数などの部品情報が得られる。
なお、この部品管理システムの部品DB5へのアクセスは、上記のように部品4の画像からキャリブレーションを検出することで正規の部品であることを確認してから実行されるようにしてもよいが、これに限られない。例えば、部品4に記載された型番やID番号等が入力されたことを以って部品DB5へのアクセスを実行し、その型番等に対応する部品についての情報をFEの端末3に表示させることとしてもよい。
図2(b)は、部品4の型番や図番、在庫数や部品4の写真等の情報を端末3に表示した例である。部品DB5にアクセスした結果、FEは例えば図2(b)に示すような情報をセンター側の部品管理システムから得ることができる。
図3は、センター側において管理する、形状DB2および部品DB5において保有されるデータ構造の一例を説明する図である。図3(a)は、形状DB2において格納されているデータ構造の例である。形状DB2においては、各部品の図番に対応づけて、それぞれ、複数の正規構成画像パターン(または、キャリブレーションパターン)51A、51B、51Cが登録されている。なお、正規構成画像パターンとは、部品が正規の構成である場合のその部品の画像データであり、ある部品について複数の方向から撮影された画像データが、その部品についての正規構成画像パターンとして登録される。また、キャリブレーションパターンとは、部品上に予め付されているキャリブレーションのパターンの画像データである。また、形状DB2には、構成が不適切な場合の部品についての画像データとしての不適切構成画像パターン52A、52B、52C、52Dも、同じ図番に関連付けられて保有される。
なお、サーバ1においては、先に図2(a)を参照して説明したように、端末3のカメラ31で撮影された画像データと、形状DB2の画像データとを比較して、端末3において撮影された画像データが正規の部品についてのものであるか否かが判定される。図2の例においては、端末3から入力された画像データは正規構成画像パターンまたはキャリブレーションパターン51Bと一致するとして、その画像データ中の部品4は正規の構成であると判断される。
図3(b)は、部品DB5において格納されるデータ構造の例である。各部品について、図番に対応させて仕様、在庫数、画像データ等の情報が格納される。FEが端末3を介して部品4について問い合わせすると、その部品4の図番を上記の方法等によって割り出し、部品DB5に格納された必要な情報を端末3のモニタ33に表示させる。
図4は、部品4のキャリブレーションパターンが認識できないときの端末3の動作を説明する図である。
図4において、端末3が撮影しようとしている部品4は、マザーボード41からNVRAM43が欠落した非正規の部品である。この非正規の部品4の画像データを形状DB2に送信した場合、図3(a)のいずれのキャリブレーションパターンまたは正規構成画像パターンとも一致しないが、不適切構成画像パターン52Cと部品の構成において一致する。端末3においてキャリブレーションパターンが認識不可能であるときは、画像データをそのままセンター側に送信し、サーバ1が形状DB2のデータを参照して不適切構成画像パターンを検索する。検索の結果得られた不適切構成画像パターンについて、本来センターに送付すべき部品の構成を備えた画像データをFEの端末3に送信する。FEは、端末3に表示された正規の部品4の画像を参照して、センターに送付する部品単位を確認する。
図2の例と同様に、カメラ31で撮影された部品4が正規の部品単位であるとサーバ1により判断されると、部品管理システムの部品DB5へのアクセスが実行され、対応する部品情報が取得される。そして、正規の部品の画像を含む部品情報が端末3に表示されるので、FEがセンターに誤った単位の部品が送付してしまう事態が回避される。
以上、図2から図4を用いて概要を説明したように、例えば海外等の遠隔地からであっても、部品をセンターに送付するよりも前に、FEが事前に送付すべき部品単位を確認することができる。一方、本実施形態に係る部品特定プログラムによってFEに確認手段を提供したとしても、FEによってセンターに送付される部品が正規の部品でないということは起こり得る。このような事態が発生した場合には、間違えて送付された非正規の部品を不適切構成画像パターンとして形状DB2に登録することもできる。
図5は、センターにおいて非正規の部品に関する情報を形状DB2に登録する処理の概要を説明する図である。センターに送付された部品4には、マザーボード41上にMEM44およびファン45は搭載されているものの、CPU42とNVRAM43が欠落した状態である。送付された部品4が非正規であるときは、センターにおいて形状DB2を参照し、送付された図5の部品と構成を同じくする不適切構成画像パターンが登録されているか否かを調査する。
図3(a)に示される情報が、形状DB2において保有されており、図5に示されるような、4つの構成物品のうちCPU42およびNVRAM43が取り付けられていない状態の不適切構成画像パターンが登録されていない場合を考える。このとき、図5のカメラ50を用いて、CPU42およびNVRAM43の欠落した部品4を撮影する。撮影で得られた画像データを、図3(a)の不適切構成画像パターン52Dのように、必要なコメント等を付けて形状DB2に登録する。センターにおいて、実際にFEから送付された非正規の部品に基づいて不適切構成画像パターンを登録していくことで、効率よく形状DB2に必要なデータを蓄積していくことが可能とされる。
以上が本実施形態に係る部品特定プログラムの概要である。以下に、図6から図9のフローチャートを参照して、本実施形態に係る部品特定プログラムにおいて実行される処理を具体的に説明する。
図6は、送付すべき部品に関する情報を端末3に出力する処理のフローチャートである。図6に示される一連の処理によって、FEは送付すべき部品すなわち正規の部品の構成を確認する。FEの端末3側から入力された図番等を部品管理システムにおいて受け付けることにより処理が開始される。
まず、ステップS1で、端末3から入力された情報と一致する情報を、部品DB5の中から検索する。ステップS2で、検索の結果入力された情報と一致する情報が得られたか否かを判定する。一致する情報が検索により得られた場合は、ステップS3で、仕様、在庫数、正規の部品の写真等の情報を、部品DB5から取得してFEの端末3に送信し、処理を終了する。ステップS1の検索処理において入力された情報と一致する情報が部品DB5から得られなかった場合は、ステップS4で、入力された情報に対応する情報が存在しない旨のメッセージを端末3に送信し、処理を終了する。端末3を操作するFE側においては、受信した情報をモニタ33を介して確認する。
図7は、キャリブレーションパターンにより部品の構成を特定する処理のフローチャートである。図7に示される処理は、FEの端末3から受信した、キャリブレーションパターンを含む画像データを認識することにより開始される。
ステップS11で、入力された画像データ中のキャリブレーションパターンと一致するようなキャリブレーションパターンを、形状DB2の中から検索する。ステップS12で、1つのキャリブレーションパターンについて、端末3から送信されたキャリブレーションパターンと一致するか否かを判定する。一致しない場合は、形状DB2に格納されている全てのレコードについて検索が完了したか否かを判定する。検索処理の実行されていないレコードが存在する場合は、ステップS14に進み、次のレコードを検索対象のキャリブレーションパターンとして設定し、ステップS12に戻る。ステップS13で全てのレコードについて検索が完了したと判定された場合は、ステップS16に進み、入力情報に対応するキャリブレーションパターンは形状DB2に存在しない旨のメッセージを端末3に送信し、処理を終了する。
ステップS12において一致するキャリブレーションパターンが検出された場合は、ステップS15で、照会対象の部品についてのキャリブレーションパターンに対応するような、部品4の構成を示す画像等の情報を端末3に送信し、処理を終了する。ここで、ステップS15で端末3に送信する情報には、形状DB2から抽出した画像データだけでなく、部品DB5に格納して管理している情報を含めてもよい。この場合、端末3のユーザであるFEは、キャリブレーションパターンを確認する処理のみで、正規の部品の画像のほか、部品の型番や図番、在庫数等の情報を得ることができる。このような処理は、端末3から入力された画像中のキャリブレーションパターンが形状DB2のそれと一致したときは、サーバ1において部品管理システムの部品DB5にアクセスするよう指示をして図6の処理を実行させることにより実現される。
図7に示される処理が実行されることによって、端末3においては、入力した情報に対応するキャリブレーションパターンが存在する場合は部品4に関連する情報が、対応するキャリブレーションパターンが存在しない場合はその旨のメッセージが、それぞれモニタ33に出力される。
このように、本実施形態においては、入力情報と一致するキャリブレーションパターンが得られると、プログラムを実行して自動的に部品DB5にアクセスすることとしているが、これに限られるものではない。ステップS12で求めるキャリブレーションパターンが得られるとその旨を端末3に送信し、受信した端末3側において改めて部品管理システムの部品DB5に改めてアクセスさせることとしてもよい。
図8は、キャリブレーションパターンによらずに部品を特定する処理のフローチャートである。図8に示される処理は、FEの端末3から受信した画像データを認識することにより、開始される。
なお、本実施形態においては、図7および図8に示される処理は、それぞれキャリブレーションパターンを含む画像、含まない画像が端末3から入力されたことを契機として開始される。ここでの画像中にキャリブレーションパターンが含まれるか否かの判定については、画像データを受信したサーバ1側において図1の分析部11行うこととしてもよいし、あるいは、端末3側において画像データを送信する前に端末3の画像判定部32が判定することとしてもよい。
ステップS21で、照会情報として入力される画像データ情報と一致または類似する画像パターンを、形状DB2の中から検索する。ステップS22からステップS24までの一連の処理については、上記のステップS12からステップS14までの処理と実質的に同様であるのでここでは説明を省略する。形状DB2に一致または類似する画像パターンが存在しない場合はステップS25において、ステップS15と同様、その旨のメッセージを端末3に送信し、処理を終了する。
ステップS22で入力画像データに一致または類似する画像パターンが検出された場合は、ステップS25に進む。このとき、入力画像データと一致または類似する正規構成画像パターンが検出されたときは、対応する図番を利用して部品DB5から在庫数情報などを取り出し、端末3へ送信する。一方、入力画像データと一致または類似する不適切構成画像パターンが検出されたときは、対応する正規構成画像データを取り出して端末3へ送信する。このとき、正規構成画像データといっしょに在庫数情報を送信するようにしてもよい。
このように、FEが撮影した部品が正規の構成であれば、その部品に関する在庫数情報などが端末3に表示される。一方、FEが撮影した部品が不適切な構成であれば、その部品についての正規の構成を示す画像データが端末3に表示される。
図9は、不適切構成画像データを形状DB2に登録する処理のフローチャートである。図9に示される処理は、部品をFEから受け取った際に、センター等において実行される。
ステップS31で、送付された部品4は形状DB2に登録済みの画像データと一致または類似するか否かを判定する。一致または類似するパターンが存在する場合は、ステップS34において正常処理を行う。ここで、正常処理とは、形状DB2を参照して送付された部品4が正規の部品であることや在庫数を確認する等の、FEから送付された部品4の修理に関連する処理をいう。
ステップS31において登録済みのパターンと送付された部品のパターンとでは一致しないと判定されると、ステップS32に進む。ステップS32においては、FEから送付された、形状DB2とパターンの一致しない部品についての画像を撮影する。必要に応じて説明等を付加して、当該部品についての不適切構成画像データとして、その正規の部品と関連付けて形状DB2に登録する。ステップS33で、送付された部品4のFE側への返却処理を行い、処理を終了する。ここでの返却処理とは、FE側に部品4をそのまま返却するに当たり、FE側に必要な情報を通知する等の処理を含む。
ところで、図1の部品特定プログラムを実行するサーバ1等は、例えば、図10に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図10の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)61、メモリ62、入力装置63、出力装置64、外部記憶装置65、媒体駆動装置66、ネットワーク接続装置67を備え、それらはバス68により互いに接続されている。
メモリ62は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU61は、メモリ62を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
入力装置63は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、センター等におけるオペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置64は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、センターにおいて送付された部品4の確認や新規の不適切構成画像パターンの登録、および処理結果等の出力に用いられる。
外部記憶装置65は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置65に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ62にロードして使用する。
媒体駆動装置66は、可搬記録媒体69を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体69は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。センターにおいて、オペレータは、この可搬記録媒体69に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ62にロードして使用する。
ネットワーク接続装置67は、LAN(local area network)、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、必要に応じて、上記プログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置67を介して受け取り、それらをメモリ62にロードして使用する。
図11は、図10の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体69やプログラムサーバ71のデータベース73に格納されたプログラムおよびデータは、サーバ(情報処理装置)1のメモリ72にロードされる。プログラムサーバ71は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介してサーバ1に送信する。CPU61は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
(付記1)
照会された部品について、該部品の正規の構成を特定する情報を出力するための部品特定プログラムであって、
入力された照会情報から、照会すべき部品の構成を分析し、
データベースに格納された、各部品の正規および非正規の構成についての複数の部品情報の中から、照会すべき部品の構成と一致する部品情報を検索し、
検索の結果得られた部品情報が前記部品の非正規の構成を示すものであるときは、該部品情報と関連付けられた、部品の正規の構成を示す部品情報を、前記データベースから更に検索して出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする部品特定プログラム。
(付記2)
前記照会情報および部品情報は、部品の構成を表すために設けられた1以上のキャリブレーションを含む画像データから構成され、
前記部品の構成が正規であるか否かは、前記照会情報におけるキャリブレーションパターンが正規であるか否かに基づいて判定する
ことを特徴とする付記1に記載の部品特定プログラム。
(付記3)
前記照会情報において前記キャリブレーションパターンが非正規であるときは、該キャリブレーションパターンが正規であるような画像データを出力する
ことを特徴とする付記2に記載の部品特定プログラム。
(付記4)
前記照会情報の中に含まれる部品の構成が、先に登録されているいずれの部品情報とも一致しないときは、該照会情報を、該部品の非正規の構成を示す部品情報として、前記データベースに格納する
ことを特徴とする付記1に記載の部品特定プログラム。
(付記5)
照会された部品についての対応する部品情報を出力するための部品特定プログラムであって、
入力された照会情報に含まれている照会画像データを利用して、部品ごとに正規の構成の画像データである正規構成画像データおよび不適切な構成の画像データである不適切構成画像データを含む部品情報を登録しているデータベースを検索する手順、
前記照会画像データが前記データベースに登録されている不適切構成画像データと一致または類似していたときに、その不適切構成画像データに対応する正規構成画像データを前記データベースから取り出す手順、
前記取り出した正規構成画像データを前記照会情報の送信元へ出力する手順、
をコンピュータに実行させることを特徴とする部品特定プログラム。
(付記6)
照会された部品について、該部品の正規の構成を特定する情報を出力する部品特定サーバであって、
入力された照会情報から、照会すべき部品の構成を分析する分析手段と、
データベースに格納された、各部品の正規および非正規の構成についての複数の部品情報の中から、前記分析手段により分析された、照会すべき部品の構成と一致する部品情報を検索する検索手段と、
検索の結果得られた部品情報が前記部品の非正規の構成を示すものであるときは、該部品情報と関連付けられた、部品の正規の構成を示す部品情報を、前記データベースから更に検索して出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする部品特定サーバ。
本発明に係るシステム構成図である。 部品のキャリブレーションパターンが認識され得る場合の端末の動作を説明する図である。 形状DBおよび部品DBにおいて保有されるデータ構造の一例を説明する図である。 部品のキャリブレーションパターンが認識できないときの端末の動作を説明する図である。 非正規の部品に関する情報を形状DBに登録する処理の概要を説明する図である。 送付すべき部品に関する情報を端末に出力する処理のフローチャートである。 キャリブレーションパターンにより部品の構成を特定する処理のフローチャートである。 キャリブレーションパターンによらずに部品を特定する処理のフローチャートである。 不適切構成画像パターンを形状DBに登録する処理のフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理装置の構成図である。 図10の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を説明する図である。
符号の説明
1 サーバ
2 形状データベース
3 端末
4 部品
5 部品データベース
10 ネットワーク
11 分析部
12 検索部
13 出力部
31 カメラ
32 画像判定部
33 モニタ

Claims (5)

  1. 照会された部品について、該部品の正規の構成を特定する情報を出力するための部品特定プログラムであって、
    入力された照会情報から、照会すべき部品の構成を分析し、
    データベースに格納された、各部品の正規および非正規の構成についての複数の部品情報の中から、照会すべき部品の構成と一致する部品情報を検索し、
    検索の結果得られた部品情報が前記部品の非正規の構成を示すものであるときは、該部品情報と関連付けられた、部品の正規の構成を示す部品情報を、前記データベースから更に検索して出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする部品特定プログラム。
  2. 前記照会情報および部品情報は、部品の構成を表すために設けられた1以上のキャリブレーションを含む画像データから構成され、
    前記部品の構成が正規であるか否かは、前記照会情報におけるキャリブレーションパターンが正規であるか否かに基づいて判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品特定プログラム。
  3. 前記照会情報において前記キャリブレーションパターンが非正規であるときは、該キャリブレーションパターンが正規であるような画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の部品特定プログラム。
  4. 前記照会情報の中に含まれる部品の構成が、先に登録されているいずれの部品情報とも一致しないときは、該照会情報を、該部品の非正規の構成を示す部品情報として、前記データベースに格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品特定プログラム。
  5. 照会された部品についての対応する部品情報を出力するための部品特定プログラムであって、
    入力された照会情報に含まれている照会画像データを利用して、部品ごとに正規の構成の画像データである正規構成画像データおよび不適切な構成の画像データである不適切構成画像データを含む部品情報を登録しているデータベースを検索する手順、
    前記照会画像データが前記データベースに登録されている不適切構成画像データと一致または類似していたときに、その不適切構成画像データに対応する正規構成画像データを前記データベースから取り出す手順、
    前記取り出した正規構成画像データを前記照会情報の送信元へ出力する手順、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする部品特定プログラム。
JP2005221793A 2005-07-29 2005-07-29 部品特定プログラム Expired - Fee Related JP4571894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005221793A JP4571894B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 部品特定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005221793A JP4571894B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 部品特定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007041639A JP2007041639A (ja) 2007-02-15
JP4571894B2 true JP4571894B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37799594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005221793A Expired - Fee Related JP4571894B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 部品特定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4571894B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5501039B2 (ja) * 2010-03-11 2014-05-21 テルモ株式会社 医療機器の検索装置、医療機器の検索方法及び医療機器の検索システム
JP2021033388A (ja) * 2019-08-16 2021-03-01 株式会社Bbf スマホによる自動車リサイクル部品の発注システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08193958A (ja) * 1995-07-24 1996-07-30 Omron Corp 基板検査装置及び基板検査方法
JP2001124518A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像認識方法
JP2002099550A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Honda Motor Co Ltd 部品検索システム、そのサーバ、ユーザ端末及び記録媒体
JP2003114995A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Sanyo Electric Co Ltd 部品オンライン注文システム
JP2005166769A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Juki Corp 電子部品実装装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08193958A (ja) * 1995-07-24 1996-07-30 Omron Corp 基板検査装置及び基板検査方法
JP2001124518A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像認識方法
JP2002099550A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Honda Motor Co Ltd 部品検索システム、そのサーバ、ユーザ端末及び記録媒体
JP2003114995A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Sanyo Electric Co Ltd 部品オンライン注文システム
JP2005166769A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Juki Corp 電子部品実装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007041639A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10216840B2 (en) Asset tag template creation from readable elements
JP2018520416A5 (ja)
US20130114100A1 (en) Printing system, image forming apparatus, and method
CN103999054A (zh) 管理扫描工具与联网装置之间信息的方法及设备
JP2005327231A (ja) 製造履歴管理システム
JP2007034437A (ja) 保守管理システム、保守管理方法、保守管理プログラム、保守管理情報の更新方法、及び更新プログラム
US11386402B2 (en) System and method of documenting condition, repair, and overhaul of aircraft parts
JP4902335B2 (ja) 伝達通知プログラム、及びそれを用いた品質改善システム
JP4571894B2 (ja) 部品特定プログラム
JP5944283B2 (ja) 設備の製造支援装置、方法及びプログラム
US11520793B2 (en) Servicing, diagnosing, logging, and surveying building equipment assets
JP4812700B2 (ja) 作業支援方法
US20210302945A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and non-transitory computer readable medium storing program
CN110826550B (zh) 目标车辆信息校验方法、装置、设备及存储介质
CA2447266A1 (en) System, method and program for management of rebuilt parts of vehicles
CN115735368A (zh) 设备注册方法、装置、电子设备及存储介质
JP2008257653A (ja) 伝達通知プログラム及びそれを用いた保守サービスマン支援システム
JP2020173877A (ja) 店舗機器所在管理システム
JP2008204158A (ja) 製品情報提供システム、製品情報管理サーバおよび機械要素、並びに製品情報提供方法
JP7461814B2 (ja) 情報処理プログラム、装置、及び方法
JP7404132B2 (ja) 換気警報器関連作業支援制御装置、換気警報器関連作業支援プログラム
JP2005182619A (ja) Icタグを組み込んだ電子機器の保守システム、その方法、及び保守用プログラム
WO2024058084A1 (ja) ケーブル管理システムおよびケーブル管理方法
JP6604520B2 (ja) 作業支援システム
US20160104097A1 (en) Sales Process Management and Tracking System

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees