JP2003114995A - 部品オンライン注文システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の構成部品（業務用の冷凍機の保守部品
など）を注文する際に、その製品と構成部品を容易に特
定できるようにする。 【解決手段】 顧客のクライアント端末４から製品の構
成部品の注文を受ける際に、製造業者のサーバ２はその
製品と構成部品の３次元画像データを顧客のクライアン
ト端末４に送信する。この３次元画像データを受信して
顧客のクライアント端末４は表示装置４３上にその製品
と構成部品の３次元画像を回転自在に表示する。これに
より、顧客が製品の構成部品を発注する際にその製品と
構成部品を様々な角度から見て簡便に特定することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トアやスーパーマーケットなどに設置して使用する業務
用の冷凍機の保守部品をはじめとする各種製品の構成部
品を注文する際に適用するに好適な部品オンライン注文
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の冷凍機の保守部品を顧客が
製造業者に注文する際には、各保守部品の品番と名称と
略図が記された部品リストを参照して、注文すべき保守
部品を特定していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、部
品リスト中の保守部品の略図が組立状態ではなく分解状
態で表示されていることから、顧客が保守部品を特定し
にくいという不都合があった。

【０００４】このことは業務用の冷凍機の保守部品に限
らず、各種製品の構成部品についても同様である。

【０００５】本発明は、このような事情に鑑み、顧客が
構成部品を容易に特定して発注することが可能な部品オ
ンライン注文システムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】まず、本発明のうち請求
項１に係る発明は、製品の製造を行う製造業者のサーバ
が通信ネットワークを通じて前記製品の構成部品を注文
する顧客のクライアント端末につながる部品オンライン
注文システムにおいて、前記顧客のクライアント端末か
ら前記構成部品の注文を受ける際に、前記製造業者のサ
ーバは前記製品の３次元画像データを前記顧客のクライ
アント端末に送信し、この３次元画像データを受信して
前記顧客のクライアント端末は表示装置上にその製品の
３次元画像を回転自在に表示するようにして構成され
る。ここで、通信ネットワークの代表例としてはインタ
ーネットを挙げることができる。

【０００７】こうした構成を採用することにより、顧客
が製品の構成部品を発注する際にその製品を様々な角度
から見て簡便に特定することが可能となる。

【０００８】また、本発明のうち請求項２に係る発明
は、製品の製造を行う製造業者のサーバが通信ネットワ
ークを通じて前記製品の構成部品を注文する顧客のクラ
イアント端末につながる部品オンライン注文システムに
おいて、前記顧客のクライアント端末から前記構成部品
の注文を受ける際に、前記製造業者のサーバはその構成
部品の３次元画像データを前記顧客のクライアント端末
に送信し、この３次元画像データを受信して前記顧客の
クライアント端末は表示装置上にその構成部品の３次元
画像を回転自在に表示するようにして構成される。

【０００９】かかる構成により、顧客が製品の構成部品
を発注する際にその構成部品を様々な角度から見て簡便
に特定することが可能となる。

【００１０】さらに、本発明のうち請求項３に係る発明
は、前記顧客のクライアント端末の表示装置上で前記製
品の構成部品がクリックされたとき、その構成部品の３
次元画像を拡大して表示するようにして構成される。

【００１１】かかる構成により、製品の構成部品の３次
元画像が拡大されて見やすくなる。

【００１２】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１は本発明に係る部品オンライン
注文システムの一実施形態を示す全体構成図、図２は表
示装置上で業務用の冷凍機を３次元表示させた一例を示
す模式図、図３は表示装置上で業務用の冷凍機を回転さ
せたときの３状態を示す模式図、図４は表示装置上で配
管を回転させたときの３状態を示す模式図、図５は表示
装置上でドライヤーを回転させたときの３状態を示す模
式図である。

【００１４】この部品オンライン注文システム１は、図
１に示すように、製造業者のサーバ２および複数個（図
１では４個）の顧客のクライアント端末４から構成され
ており、これらサーバ２およびクライアント端末４はそ
れぞれ通信ケーブル２５、４５を介してインターネット
５に接続されている。

【００１５】この製造業者のサーバ２は、ホームページ
をインターネット５上に公開するパソコン等の情報処理
装置２１を有しており、情報処理装置２１にはキーボー
ド等の入力装置２２、液晶ディスプレイ等の表示装置２
３および２個の磁気ディスク等の記憶装置２４ａ、２４
ｂが接続されている。そして、一方の記憶装置２４ａに
はホームページのデータが格納されている。他方の記憶
装置２４ｂには冷凍機の３次元画像データおよび各種の
保守部品（配管、ドライヤーなど）の３次元画像データ
が格納されていると同時に、冷凍機の保守部品に関する
各種情報（納期、サービス・アドバイス情報、関連交換
部品情報など）が格納されている。

【００１６】また、各顧客のクライアント端末４はパソ
コン等の情報処理装置４１を有しており、各情報処理装
置４１にはキーボード等の入力装置４２、液晶ディスプ
レイ等の表示装置４３および磁気ディスク等の記憶装置
４４が接続されている。なお、情報処理装置４１にはブ
ラウザ（ホームページ閲覧ソフト）がインストールされ
ており、このブラウザにはVRML形式対応型の３次元画像
ビューアがプラグインされている。

【００１７】部品オンライン注文システム１は以上のよ
うな構成を有するので、この部品オンライン注文システ
ム１を用いて冷凍機の保守部品を注文する際には次の手
順による。

【００１８】まず、顧客がそのクライアント端末４にお
いて入力装置４２を操作してブラウザを起動し、予め製
造業者が開設しているインターネット５上のサイトのホ
ームページを開いた後、所望の冷凍機の機種名を入力し
て送信する。すると、その機種名に対応する冷凍機の３
次元画像データが製造業者のサーバ２の記憶装置２４ｂ
から読み出され、図２に示すように、顧客のクライアン
ト端末４に返信されて表示装置４３上に３次元画像とし
て表示される。そして、顧客が表示装置４３上でその３
次元画像が所望の冷凍機のものであるか否か視認する。
このとき、３次元画像ビューアを使って、図３（ａ）〜
（ｃ）に示すように、その３次元画像を様々な角度から
見ることができるので、冷凍機の特定を手早く正確に行
うことが可能となる。

【００１９】こうして冷凍機の特定が終了したところ
で、表示装置４３上で３次元画像の所望の保守部品に該
当する部分をクリックする。すると、その保守部品の３
次元画像データが製造業者のサーバ２の記憶装置２４ｂ
から読み出され、顧客のクライアント端末４に返信され
て表示装置４３上にその３次元画像が拡大されて見やす
く表示される。さらに、その保守部品の３次元画像を任
意の方向にドラッグすれば、その方向に保守部品の３次
元画像が回転する。例えば、その保守部品が配管である
場合は、図４（ａ）〜（ｃ）に示すように、配管の３次
元画像が任意の方向に回転し、その保守部品がドライヤ
ーである場合は、図５（ａ）〜（ｃ）に示すように、ド
ライヤーの３次元画像が任意の方向に回転する。その結
果、顧客は保守部品の３次元画像を様々な角度から見る
ことができるので、保守部品の特定を手早く正確に行う
ことが可能となる。

【００２０】こうして冷凍機の保守部品の特定が終わっ
たら、３次元画像ビューアを終了させ、その保守部品を
買い物カゴ方式で製造業者にオンライン発注する。すな
わち、表示装置４３上で、この保守部品を買い物カゴに
入れた後、送信ボタンをクリックして注文を確定する。
このとき、複数個の保守部品を買い物カゴに入れて送信
すれば、１回の注文で複数個の保守部品を発注すること
ができる。

【００２１】そして、保守部品を買い物カゴに入れた時
点で、その保守部品に関する各種情報が製造業者のサー
バ２の記憶装置２４ｂから読み出され、顧客のクライア
ント端末４に送信されて表示装置４３上に表示される。
例えば、保守部品として配管を発注した場合は、その配
管の交換手順を説明するサービス情報や、配管が痛んで
いればドライヤーも痛んでいる恐れがあるためドライヤ
ーを点検した方がよい旨のアドバイス情報が表示され、
保守部品としてドライヤーを発注した場合は、そのドラ
イヤーの納期や、ドライヤーが故障したのであればフィ
ルターも故障していることが多いためフィルターを点検
した方がよい旨のアドバイス情報が表示される。したが
って、顧客は保守部品の交換作業、ひいては冷凍機のメ
ンテナンス作業を円滑に実施することが可能となる。

【００２２】なお、上述の実施形態においては、製造業
者のサーバ２および顧客のクライアント端末４をつなぐ
通信ネットワークとしてインターネット５を用いた場合
について説明したが、インターネット５に代えて電力
線、ＩＳＤＮ回線、ＡＤＳＬ、ケーブルテレビジョン放
送回線、ディジタルテレビジョン放送回線などを利用す
ることもできる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項１に係る発明によれば、顧客が製品の構成部品を発注
する際にその製品を様々な角度から見て簡便に特定しう
ることから、顧客が構成部品を容易に特定して発注する
ことが可能な部品オンライン注文システムを提供するこ
とができる。

【００２４】また、本発明のうち請求項２に係る発明に
よれば、顧客が製品の構成部品を発注する際にその構成
部品を様々な角度から見て簡便に特定しうることから、
顧客が構成部品を容易に特定して発注することが可能な
部品オンライン注文システムを提供することができる。

【００２５】さらに、本発明のうち請求項３に係る発明
によれば、製品の構成部品の３次元画像が拡大されて見
やすくなるため、上述した効果が顕著なものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る部品オンライン注文システムの一
実施形態を示す全体構成図である。

【図２】表示装置上で業務用の冷凍機を３次元表示させ
た一例を示す模式図である。

【図３】表示装置上で業務用の冷凍機を回転させたとき
の３状態を示す模式図である。

【図４】表示装置上で配管を回転させたときの３状態を
示す模式図である。

【図５】表示装置上でドライヤーを回転させたときの３
状態を示す模式図である。

【符号の説明】

１……部品オンライン注文システム ２……製造業者のサーバ ４……顧客のクライアント端末 ５……インターネット（通信ネットワーク） ４３……表示装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬下 俊昭 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小暮 雅之 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井田 芳夫 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田部井 聡 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 製品の製造を行う製造業者のサーバが通
   信ネットワークを通じて前記製品の構成部品を注文する
   顧客のクライアント端末につながる部品オンライン注文
   システムにおいて、 前記顧客のクライアント端末から前記構成部品の注文を
   受ける際に、前記製造業者のサーバは前記製品の３次元
   画像データを前記顧客のクライアント端末に送信し、 この３次元画像データを受信して前記顧客のクライアン
   ト端末は表示装置上にその製品の３次元画像を回転自在
   に表示することを特徴とする部品オンライン注文システ
   ム。
2. 【請求項２】 製品の製造を行う製造業者のサーバが通
   信ネットワークを通じて前記製品の構成部品を注文する
   顧客のクライアント端末につながる部品オンライン注文
   システムにおいて、 前記顧客のクライアント端末から前記構成部品の注文を
   受ける際に、前記製造業者のサーバはその構成部品の３
   次元画像データを前記顧客のクライアント端末に送信
   し、 この３次元画像データを受信して前記顧客のクライアン
   ト端末は表示装置上にその構成部品の３次元画像を回転
   自在に表示することを特徴とする部品オンライン注文シ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記顧客のクライアント端末の表示装置
   上で前記製品の構成部品がクリックされたとき、その構
   成部品の３次元画像を拡大して表示することを特徴とす
   る請求項１または請求項２に記載の部品オンライン注文
   システム。