JP4571362B2 - 通信システムにおける複数のチャネルのデータフレームの時間合わせ装置及び方法 - Google Patents
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Description
発 明 の 技 術 分 野
本発明は複数のチャネルで連続するデータフレームを受信する通信システムの受信機の時間合わせ装置に関する。そのチャネルの各データフレームは互いに対して時間合わせがされておらず、その時間合わせ装置は共通の同期クロックに関して時間合わせするようにして全てのチャネルのデータフレームを出力する。本発明はまた、そのような時間合わせを実行する方法、通信システムの受信機、及びそのような時間合わせが受信機で実行される通信システムにも関する。
【0002】
発 明 の 背 景
多くの通信システムにおいて、数多くのチャネルの個々のデータフレームは必ずしも正確に同じ時刻に無線リンクによって受信されるわけではない。例えば、もし、その通信システムが移動通信システムであるなら、基地無線局装置(BTS)と移動局との間の距離は、そのデータフレームが時間合わせがなされていない形で到着するように、数多くの移動局の間で接続中の時間にわたってさえも変化する。
【0003】
そのような移動無線通信システムの例は、図5と図6に基地無線局装置BTSとともに示されているようなCDMAシステムである。一般に、時間合わせに関する上述の側面はまた、複数の未調整チャネルを用いたどんな通信システムにも当てはまるものである。
【0004】
夫々が連続するデータフレームを有する幾つかのチャネルが備えられた全ての通信システムにおいて、特定のチャネル専用の別々の復号化器が備えられてただ1つの特定のチャネルで連続的に到着するデータフレームを復号しなければならない。しかしながら、この結果、最大で300個の復号化器ユニットが必要となり、これは要求されるハードウェアの点では受け入れることができないものである。このため、共通の復号化器の資源を全てのチャネルのデータフレームを復号するためにどのように効率的に用いることができるのかという問題が常につきまとう。原理的には、もし復号化器が1つのデータフレームを復号化するのに要する時間がデータフレームの持続時間よりもずっと短いものであるなら、このことは達成可能である。そのとき、復号化器は1データフレーム持続時間内で次々に幾つかのチャネルのデータフレームを処理することができる。しかしながら、このことには、到来するデータフレームが一定の流れをもったデータフレームの形式で復号化器の資源へと配信される前に、それらのデータフレームがメモリでバッファされることを必要とする。このため、データフレームは与えられた時間グリッドにフィットするように調整されねばならない。即ち、それらは、復号化器の内部フレーム構造に関して、即ち、受信機内部に備えられた共通の同期クロックに合わせられねばならない。
【0005】
本発明は、特に、ただ1つの共通復号化器資源だけが必要であるように、非常に数多くのチャネルの受信データフレームの異なる時間オフセットがどのように扱われるべきであるのかという問題に関したものである。
【0006】
発 明 の 要 約
上述のように、異なるチャネルからのデータフレームが復号化器の内部フレーム構造に対して個々の時間オフセットをもつという事実のために、データフレームはうまく定義された方法(フレーム合わせ)で、その内部同期クロックに合わせられて時間的に共有する方法で復号化器の資源を利用可能にしなければならない。加えて、逆インタリーブ処理(de-interleaving)がしばしば実行されねばならない、即ち、受信データフレームが、それが復号化される前に、再構成(逆インタリーブ)されねばならない。
【0007】
本発明の目的は、時間合わせ装置、通信システムの受信機、通信システム、復号化器の資源を非常に多くのチャネルがあっても効率的に用いることができるようにした時間合わせ方法を提供することである。
【0008】
目 的 の 解 決 策
この目的は、複数のチャネルにおいて、連続し、各々が時間合わせされていないデータフレームを受信し、共通の同期クロックに時間合わせされた全チャネルの前記フレームを出力する通信システムの受信機の時間合わせ装置によって解決が図られる。その装置は、
a)前記複数のチャネル各々の1つのデータフレームを夫々格納し、夫々がデータが書き込まれるという書込み状態とデータが読み出されるという読出し状態とを有する少なくとも第1、第2、第3の読出/書込フレームメモリと、
b)前記共通の同期クロックに同期した第1から第3のアライメントモードによって前記3つのフレームメモリを循環して切り替える制御ユニットとを有し、
b1)前記第1のアライメントモードでは、前記第1及び第2のフレームメモリが書込み状態にあり、前記第3のフレームメモリが読出し状態にあり、
b2)前記第2のアライメントモードでは、前記第2及び第3のフレームメモリが書込み状態にあり、前記第1のフレームメモリが読出し状態にあり、
b3)前記第3のアライメントモードでは、前記第3及び第1のフレームメモリが書込み状態にあり、前記第2のフレームメモリが読出し状態にあり、
b4)各モードの切り替え後に、いづれかのチャネルの新しく到着したデータフレームは常に、その前のモードでは読出し状態にあったフレームメモリに書き込まれ、
b5)データフレームは常に、前記共通の同期クロックに時間合わせされた読出し状態をもつ前記フレームメモリから読み出されるようにする。
【0009】
さらに、この目的は請求項1乃至3に従う1つ以上の時間合わせ装置を有する通信システムの受信機によって解決される。
【0010】
この目的はまた、請求項4或いは請求項5に従う1つ以上の受信機を有する通信システムによって解決される。
【0011】
さらにその上、その目的は、各々が時間合わせされておらず、複数のチャネルにおいて、連続するデータフレームを時間合わせし、共通の同期クロックに時間合わせされた全チャネルの前記フレームを出力する方法によって解決が図られる。その方法は、
a)夫々が、データがフレームメモリに書き込まれるという書込み状態とデータが前記フレームメモリから読み出されるという読出し状態とを有する、少なくとも第1、第2、第3の読出/書込フレームメモリに前記複数のチャネル各々の1つのデータフレームを夫々書込み、
b)前記共通の同期クロックに同期した第1から第3のアライメントモードによって前記3つのフレームメモリを循環して切り替え、
b1)前記第1のアライメントモードでは、データフレームが書込み状態にある前記第1及び第2のフレームメモリに書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態にある前記第3のフレームメモリから読み出され、
b2)前記第2のアライメントモードでは、データフレームが書込み状態にある前記第2及び第3のフレームメモリに書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態にある前記第1のフレームメモリから読み出され、
b3)前記第3のアライメントモードでは、データフレームが書込み状態にある前記第3及び第1のフレームメモリに書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態にある前記第2のフレームメモリから読み出され、
b4)各モードの切り替え後に、いづれかのチャネルの新しく到着したデータフレームは常に、その前のモードでは読出し状態にあったフレームメモリに書き込まれ、
b5)データフレームは常に、前記共通の同期クロックに時間合わせされた読出し状態をもつ前記フレームメモリから読み出されるようにする。
【0012】
本発明の1つの面からすれば、3つのフレームメモリが用いられる。各フレームメモリは全てのチャネルについて1つの完全なデータフレームを保持することができる。1同期クロック周期の間に、2つのメモリがデータを書き込むのに用いられて、1つがデータを読み出すのに用いられる。到来するデータフレームは常に、それらが受信されるときには、書込み状態にあるフレームメモリの1つに書き込まれる。個々のチャネルのデータフレームと同期クロックとの間の時間オフセットは0から1フレーム期間全体との間で変化するが、しかしながら、各チャネルからの1データフレーム全体が1つのフレームメモリに格納されるまでに、最大で同期クロック2周期要する。フレームメモリに完全に書き込まれたデータフレームが読み出され、以前のフレームのすぐ後に同じチャネルの別のデータフレームが到着するまで、最大で1フレーム周期全体分の時間を要するので、書込み状態にある第2のメモリが用いられる。
【0013】
複数のチャネルの個々のデータフレームを2つのフレームメモリの1つに書き込む一方、第3のフレームメモリ(読出し状態にある)が読み出される。次の共通同期クロックが発生するとき、3つのフレームメモリのアライメントモードは循環的に変化する。即ち、1つのアライメントモードにおいて読み出すために用いられるフレームメモリが書込み用のフレームメモリとして用いられるであろうし、以前に書込みのために用いられた2つのフレームメモリの1つが今は読出しのために用いられる。各サイクリックな変更後に、各チャネルについて新しく到着したデータフレームは常に以前のモードでは読出し状態にあったフレームメモリに書き込まれることが重要なのである。
【0014】
本 発 明 の 好 適 な 特 徴
本発明の上述した面において、複数のチャネルのデータフレームが読出し状態にある1つのフレームメモリに存在し、このフレームメモリが共通の同期クロックの発生で読出しが始められる。1つの可能性は1行の1データフレームを格納し、また、その行方向にそって共通の同期クロックに同期してそのデータフレームを読出すことである。しかしながら、多くの通信システムにおいて、送信側ではビットのインタリーブが実行される。正しくインタリーブされたフォーマットで時間合わせされたフレームを供給するために、受信機では逆インタリーブ(de-interleave)が実行されねばならない。都合の良いことに、これはフレームメモリに行方向で書込みを行い、列方向にそのフレームメモリを読み出すことによって本発明では実行される。それ故に、時間合わせと逆インタリーブとはハードウェアによる労力を増やすことなく実行される。
【0015】
時間合わせ装置、受信機、時間合わせ方法が、例えば、符号化率r=1/2或いはr=1/3で、ソフト出力イコライザとともに畳み込み符号化/復号化を用いた通信システムで用いられるとき、そのデータフレームに存在するデータ情報はインタリーブ実行装置(インタリーバ:interleaver)に従ってスクランブルされた2〜3のシンボルとして発生するであろうし、それら各々は例えば4ソフト決定ビットをもつ。都合の良いことに、各シンボルはメモリの1つのセルに格納される。
【0016】
本発明のさらなる利点に富む実施形態や改良については次の記載や従属請求項から得られる。これ以後、本発明についてその実施形態と添付図面とを参照して説明する。
【0017】
なお、図面において、同じ或いは類似の参照番号は全ての図における同じ或いは類似の部分やステップを表している。
【0018】
C D M A 通 信 シ ス テ ム の 説 明
これ以後、時間合わせ装置と本発明の方法とが適用されるCDMA基地無線局装置について説明する。しかしながら、CDMAシステムの説明はただ本発明の適用例としての役目を果たすものであり、本発明はいくつかのチャネル各々が互いに時間オフセットをもつ連続的なデータフレームを備える他の通信システムと受信機にも適用可能であることを理解されたい。それ故に、本発明は、時間フレームを指向した方法で物理層のデータ処理を実現する如何なる通信システムや受信機にも適用可能である。
【0019】
簡単に要約すれば、図5は、送信機TX(図5における上側のブランチ)と受信機RX(図5における下側のブランチ)とを有するCDMAシステムの基地無線局装置BTSのブロック図を示している。送信機TXにおいて、例えば、ATMパケットの形式をしたユーザデータUSがATMスイッチと対応するインタフェース(ATM IFX/IFC)を介してチャネル復号化ユニットENCに入力される。符号化された(そしてまたインタリーブされた)データは変調され、例えば、ベースバンドユニットBBTXによってCDMA拡散される。変調データはそれから、フィルタされ、ユニットTRX−DIGにおいてアナログ信号に変換され、そのユニットTRX−DIGにおいて所望の搬送周波数にアップコンバートされ、電力増幅器ユニットMCPAによって増幅され、最後にデュープレックスフィルタを介してアンテナANTに送信される。
【0020】
受信機において、2つのアンテナ(ダイバーシティ受信)は、ユニットLNAにおいて増幅され、ユニットTRX−RFにおいてダウンコンバートされ、ユニットTRX−DIGにおいてA/D変換されフィルタされる信号を受信するのに共通に用いられる。それから、そのデータはベースバンドユニットBBRXのRAKE受信機/逆拡散器によって復調される一方、ランダムアクセスチャネルがユニットBBRAにおいて検出され復調される。それから、ユーザデータUSが復号化ユニットDECにおいて復号化され、ATMインタフェースATM IFX/IFCを介してATMスイッチに送信される。
【0021】
図6は図5における復号化ユニットDECのFPGA(FGPA:フィールドプログラマブルゲートアレイ)に基く解決策を示している。図6の復号化器DECのハードウェア構造に見られるように、複数のチャネル(例えば、最大300チャネル)からのユーザデータUSは(シリアルに或いはパラレルに)▲1▼でRAKE受信機/逆拡散器BBRX(図5を参照)から入力される。ユニット▲2▼(FPGA−FAL;FAL:フレームアライメント)はユニット▲3▼(FPGA−CHD;CHD:チャネル分散)とともに本質的に逆インタリーブと本発明に従う受信データのフレームアライメントとを実行する。この過程の間、ユニット▲2▼は特定の順序でデータを、そのデータが受信されたときに、ユニット▲4▼(フレームメモリRAM1、RAM2、RAM3(RAM:ランダムアクセスメモリ)からなるメモリブロックとそのフレームメモリのインタフェースとなるFPGA)に書き込む。一方、ユニット▲3▼はそのデータを別の順序で、復号化器の内部フレーム構造に関連する特定の時刻に、即ち、その復号化器の共通同期クロックに従って読み出す。1つの順序でのメモリへのデータの書込みと別の順序でのそこからのデータの読出しとは一般に夫々、インタリーブ、逆インタリーブとして言及される。データフレームのフレームメモリRAMへの書込みをそれらが受信されたときに始め、復号化器の共通同期クロックの発生後に(その復号化器の内部フレーム構造に関連して)それらを読み出すことの具体的な方法は、フレームアライメント(FAL)と呼ばれる。そのデータがメモリブロック(ユニット▲4▼)からユニット▲3▼によって読み出された後に、それらは復号化のためにユニット▲5▼(ビタビ復号化ユニット)に送信される。
【0022】
図6に見られるように、本発明に従えば、1つの復号化ユニット(ビタビユニット▲5▼)が本質的には用いられて3つのフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3に関連した非常に数多くのチャネルのデータフレームを復号化する。従って、復号化資源は全てのチャネルに対して共通に用いられ復号化ハードウェアの効率的な使用が可能であるようにしている。復号化ハードウェアの効率的な開発を可能にするため、全てのチャネルのデータフレームが共通の同期クロックに関してうまく定義された方法で提供される。
【0023】
図5、6を参照して概観的に説明される受信機の時間合わせ装置は、3つのフレームメモリ各々の具体的な構成とともに共通の同期クロック(ここでは復号化ユニットDECのフレーム構造によって備えられる)に関して3つのフレームメモリへの読み書きの制御とで構成されるように理解しても良い。本発明はその共通の同期クロックに関する3つのフレームメモリの特別な読み書きに関する。本発明のそのような時間合わせ装置とその方法の実施形態(図5と図6に示される復号化ユニットDECに含まれるような)を図1〜図3を参照して以下に説明する。
【0024】
また、図6からは、本発明に従うそのような時間合わせ装置によって実行される特別な時間合わせと逆インタリーブが復号化ユニット▲5▼で用いられる具体的な復号化手順に独立であることが認識されるであろう。要求されることは、復号化器▲5▼に時間合わせがされたやり方で複数のデータフレームを提供するための共通の同期クロックだけである。それ故に、本発明の好適な実施形態として以下に説明する時間合わせ装置と方法とは図5、6のCDMA受信機の特別な実施形態に限定されるものではない。
【0025】
時 間 合 わ せ 手 順 の 原 理
図1−1は通信信号の受信機RXの時間合わせ装置のブロック図を示している。図示の目的のため、参照番号▲1▼〜▲5▼は、図式的には図6に示された復号化器の実施例のユニット構成に対応している。
【0026】
図1−1において、複数のチャネルCH1、……、CHn各々に関して、連続的なデータフレームが▲1▼に到着する。本発明では、各チャネルは固定された一定のデータ速度をもっている。これに対して、ユーザは異なるデータ速度でいくつかのアプリケーションを用いることができる。従って、ユーザチャネルは一定のデータ速度をもつ1つ以上の単一チャネルを有している。
【0027】
図1−2は、10m秒のフレーム周期内で8チャネルCH1、……、CH8のデータがどのように▲1▼に到着するのかの例として示したものである。各チャネルのデータは、例えば、320個の連続する到着データパケットで到着する。8チャネルのデータパケットは時間を共有する方法で、即ち、時間多重化して、或いは、パラレルに到着する。各データパケットは、例えば、ペイロードとして、2ソフトビットを有している。これらのソフトビットは順次4ビット幅のバス上に転送される。それ故に、この場合には、そのバスが8チャネルCH1、……、CH8の全てのデータパケットについて4ラインを有している。さらに任意のセット、チャネルCH9、……、CH16、或いは、CH17、……、CH24(図1−2には示されていない)などは、夫々が4ラインをもったさらなるバスを必要とする。或いは、例えば、ソフトビットの全てのビット成分が順次転送されるなら、ただの単一ラインからなるバスで十分である。
【0028】
本発明ではデータパケット各々が時間多重化の方法で或いは備えられたバスでパラレルに到着するかどうかはむしろ関連のないことではあるが、全チャネル(図示された場合では8チャネル)の全てのデータパケットが単一のフレームの周期、例えば、10ミリ秒で到着することに留意するのは重要である。
【0029】
単一チャネルのデータフレームは、それらがパラレルに或いは時間多重化されて到着するのかとは独立に、例えば、320データパケットの順次的な流れで構成されている。データフレームの開始タイミングは常に、その(最初の)データパケット1が各チャネルで受信されるタイミングであり、その終了タイミングは例えば、10ミリ秒後の1フレーム周期、即ち、320番目のデータパケットの受信時である。図1−2において、チャネルCH1は、最初のデータパケット1の開始タイミングが共通同期クロックと一致しているので、時間合わせがなされている。図1−2における時間多重化されたデータの到着を例として考えてみるならば、チャネルCH2は、もしCH2に関するグラフがそのような時間間隔に右側へと動くなら、チャネルCH2の最初のデータパケットがチャネルCH1の最初のデータパケットの直後に到着するので、時間間隔16*10ms/320だけ時間があっていない(遅延している)。
【0030】
図1−1に示された本発明に従う時間合わせ装置は、図1−3に示されたような連続するデータパケットが得られるようにチャネルのデータパケットを再構成する。まず、チャネルCH1のデータフレームに属する全てのデータパケットが備えられ、それからチャネルCH2のデータフレームに属する全てのデータパケットが備えられるなどである。それ故に、共通の同期クロックに対する時間合わせは、各チャネルのデータフレームが全て、各フレーム周期の開始タイミングT0、T1に合わせられることを意味していない。これとは全く反対に、共通の同期クロックに合わせることは、夫々の第1のデータパケットで始まるデータフレームが、時間間隔T0→T1内で固定された時間パターンに従って(即ち、順次的に)、互いに追従していくことを意味している。この固定された時間パターンで順次的に到着し(そして、この時間パターンにおいてT0に合わせられた)8つのデータフレーム全てが今や単一のビタビ復号化ユニット、例えば、図6における▲5▼で畳み込みの復号化器の加算−比較−選択ユニットACS1(それ自体で)によって、順次的に(即ち、シリアルに)処理される。同時に、即ち、パラレルに、その畳み込み復号化器におけるさらなるACSユニットであるACS2、ACS3、及びACS4は更なるチャネルCH9……16、CH17……24などを処理する。これはACSユニット当たり、その処理が各セットのチャネルについてはシリアルである一方、4つのACSユニットをいっしょにして見るなら、パラレルに動作していることを意味する。
【0031】
共通の同期クロックで始まる、例えば、10ミリ秒の1つの時間間隔内で読み出され処理されるチャネル各々からのデータフレームの数は、各データフレームを復号化する各復号化ユニットによって必要とされる時間に依存している。さらにその上、その処理はデータフレームが10ミリ秒の時間間隔を最適に用いるために次から次へと処理されるように実行されることが好ましいが、一方で、順次読出しと処理が、2つのデータフレーム読出し動作の間には短い時間の遅延があるように実行されても良いことはもちろんである。従って、復号化器における処理時間はどのくらいの数のデータフレームが10ミリ秒の固定的な時間間隔で順次読み出され処理されるのかを決定する。
【0032】
即ち、1つの分離したチャネルを考慮するだけであるなら、(このチャネルの)全てのデータフレームは本当に順次到着する。もし、全てのチャネルを考慮するのであれば、しかしながら、そのデータフレームは共通クロックに対して夫々の時間オフセットをもってパラレルに到着する。また、そのデータフレームの読出しは本当に同時的に発生するのではなく、少なくともチャネルCH1、……、CH8の読出しに関する限り、順次的に発生する。これに対して、第2のACSユニットACS2によって扱われる次のセットのチャネルのチャネルCH9のデータフレームはチャネル1からの対応するデータフレームと同時的に読み出される。
【0033】
上述のように、本発明に従う時間合わせ装置は、共通の同期クロックT0に関する所定の時間パターンに従った連続するデータパケットからなるデータフレームを合わせる。その連続するデータパケットが実際に(図1−2に示されているように)互いに時間的な遅延をもつかどうかは、その時間合わせ手順に関する限り、(これは、データパケットが時間合わせ装置の入力部にどのように呈示されるのかの方法、例えば、時間多重化、或いはパラレルに依存するのであるから)重要なことではない。従って、そのデータパケットはそれらが時間遅延をもつことなく連続的に備えられる形式で既に存在しているかもしれない。時間合わせ手順についての重要な特徴は、各データフレームの開始時刻、即ち、最初のデータパケットの開始タイミングは、プリセットされた時間パターンに従って発生しない、即ち、次のチャネルの最初のデータパケットがすぐ前のチャネルの最後のパケットが終了するまさしくそのときに発生するのではなく、1つのフレーム周期における全てのチャネルの1つのデータフレームにぴったり合わせるようにする点である。
【0034】
図2−2と図2−3とは本発明に従う時間合わせ装置の入力と出力との間、即ち、▲1▼における到来データフレームと▲3▼において読み出される時間合わせされたデータフレームとの間に存在する一般的な時間の関係を示している。より詳細には以下に説明するように、図2−2においては、チャネルCH2、CH3、及びCHnにおける各データフレームにはそのフレーム周期の始まりにオフセットがある。即ち、同期クロックT0とチャネルCH1のデータフレームだけがそこでは時間合わせがなされている。図2−3において、各フレーム周期では、全てのチャネルの全てのデータフレームが互いに続き、従って、全てのチャネルの単一データフレームが1つのフレーム周期にフィットする。
【0035】
第1実施形態(3つのメモリを用いた時間合わせ)
本発明の1実施形態を示す図1−1において、参照番号▲1▼〜▲6▼は図6の対応部分を示している。
【0036】
上述のように、複数のチャネルCH1、……、CHn各々において、連続するデータフレームは▲1▼に到着し、前記チャネルでの各データフレームは互いに対して時間のオフセットをもっている。これに対して、時間合わせ装置(参照番号▲3▼を参照)の出力部では、時間合わせがなされたフレームが復号化ユニット▲5▼に出力され、その復号化データは複数のチャネルについて復号化ユニット▲5▼から出力される。制御ユニットCUは、(復号化ユニットDECの内部フレーム構造に対応する)共通の同期クロックとともにいくつかの制御信号CTRLを備えるタイミング手段TMを有する。少なくとも、夫々が前記チャネルの前記データフレームを格納する第1、第2、第3の読出し/書込みフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3が備えられる。フレームメモリ各々はそれらのフレームメモリにデータを書き込むことのできる書込み状態WRと、それらのフレームメモリからデータを読み出すことのできる読出し状態RDとを有している。各メモリの読出し/書込み状態は制御ユニットCUによって夫々のR/W制御信号を図1−1に示されているように、個々のフレームメモリに出力することにより制御される。
【0037】
上述のように、チャネルのデータフレームはシリアル(時間多重化された)とパラレルフォーマットとの少なくともいずれかで▲1▼に到着する。入力多重化器(次には入力手段IMとしても言及される)は、その入力部▲1▼でデータフレームからデータを選択し、そのデータを制御ユニットCUによって提供されるCTRL信号に応答してフレームメモリRAM1……RAM3に提供する。制御ユニットCUはそのデータがフレームメモリに格納されることになるアドレスADRを指定する。従って、各チャネルに関して、入力手段IMは連続的にデータを提供し、制御ユニットCUは3つのフレームメモリの書込み/読出し状態(読出し/書込み信号R/Wによる)とともにCTRL信号を、データフレームが常に書込み状態にある2つのフレームメモリの内の1つに書き込まれ、データが読出し状態にある1つのフレームメモリから共通の同期クロックに同期して読み出されるように制御する。例えば、図1−1において、フレームメモリRAM3が読み出し状態にあるなら、データフレームはただRAM3からのみ読み出され、データは他の2つのフレームメモリRAM1、RAM2の1つにだけ書き込まれる。各フレームメモリの読出し/書込み状態は制御手段によって発行される読出し/書込み信号R/Wを用いて制御される。
【0038】
従って、出力多重化器(次には出力手段OMとしても言及される)▲3▼は読出し状態にあるフレームメモリからのみデータフレームを読み出す。このため、制御信号CTRLが共通の同期クロックに同期して制御ユニットCUにより出力手段OMに印加される。即ち、共通の同期クロックの発生する度毎に、読出し状態にある1つのフレームメモリに格納された全てのデータフレームが読み出される。これら時間合わせがなされたデータフレームはそれから、復号化ユニット▲5▼に提供される。
【0039】
さらにその上、制御ユニットCUは各データフレームの逆インタリーブを、フレームメモリの読出しアドレスを出力手段OMのために、その出力手段IMのための書込みアドレスとは別の順序で設定することにより実施する。このことは図1−1において逆インタリーブ手段DILMによって示唆されており、さらなる詳細を第2の実施形態において以下に説明する。
【0040】
図1−1が、3つのフレームメモリに対してデータフレームを備えることとその3つのフレームメモリからデータフレームの読出しとがどのように実行されるのかについてのあり得る構成だけを示しているのに対して、入力手段IM、出力手段OM、及び制御ユニットCUの他の構成が予見され、本発明の重要な特徴は、共通の同期クロックに関する読出し状態と書込み状態とに関して、図2−1、図2−2、図2−3、及び図3に関して以下に説明するように、個々のメモリがどのように用いられるのかにあることを理解されたい。
【0041】
図2−1a、図2−1b、及び図2−1cは夫々、共通の同期クロックが発生するT0、T1、……、T4において2つのチャネルCH1、CH2に関し、3つのフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3のエントリを示している。第1、第2、及び第3のフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3は夫々、チャネルCH1、CH2のデータフレームを格納し、それらのフレームメモリ夫々はそれにデータを書込むことのできる書込み状態WRとそのフレームメモリからデータフレームを読み出すことのできる読出し状態RDとを有している。ここで、現在の状態(WR/RD)が図2−1a、b、cにはマークが付けられている。
【0042】
図2−1dはチャネルCH1に関して数多くの連続して到着するデータフレームCH10、CH11、CH12、CH13、CH14を示している。図2−1dにおける水平軸上には、時間の線が共通の同期クロックの発生T0、T1、T2、T3、T4の発生とともに示されている。ここで、図示の目的のために、第1のチャネルCH1の連続するデータフレームが完全に共通同期クロックの発生に合わせられていると仮定する。即ち、フレームCH11は、例えば、共通の同期クロックの発生T0で始まり、共通の同期クロックの次の発生T1で終了する。もちろん、一般的な場合(図2−1eにおけるチャネルCH2のデータフレームを参照)、そのデータフレームは完全には共通の同期クロックに合わせられていない。しかしながら、非常に多くの数のチャネル間では、それらの1つは全く完全に共通の同期クロックに合わせられているかもしれない。
【0043】
共通の同期クロックが発生する間の全ての期間に関して、いわゆるアライメントモードが図2−1fで示されている。3つのアライメントモードが区別されるが、それらは次の通りである。
【0044】
モード“M1”:1WR、2WR、3RDである。即ち、第1のフレームメモリは書込み状態WRにあり、第2のフレームメモリも書込み状態WRにあり、第3のメモリは読出し状態RDにある。
【0045】
モード“M2”:2WR、3WR、1RDである。即ち、第2のフレームメモリは書込み状態WRにあり、第3のメモリも書込み状態WRにあり、第1のメモリは読出し状態RDにある。
【0046】
モード“M3”:3WR、1WR、2RDである。即ち、第3のメモリは書込み状態WRにあり、第1のメモリも書込み状態WRにあり、第2のメモリは読出し状態RDにある。
【0047】
アライメントモードM1−M3は夫々、T0からT1まで、T1からT2まで、そして、T2からT3までの各同期クロック周期の間に維持される。T3の時点以後、アライメントモードは同じ順番で繰り返される。従って、図2−1dは3種類のアライメントモードM1、M2、M3を通した循環的な切り替えを示している。即ち、共通の同期クロックの発生がある毎に、3つのフレームメモリの所定の読出し/書込み状態が切り替えられる。それ故に、アライメントモードの切り替えは全く共通の同期クロックT0−T4に同期している一方で、一例として、第1チャネルCH1のデータフレームだけが共通の同期クロックにも同期していると仮定される。
【0048】
ここで、読出し状態RDにある各フレームメモリが常に共通の同期クロックの次の発生で始まるように読みだされる一方で、書込み状態WRにあるフレームメモリがデータは到着した時刻に書き込まれることを強調しておきたい。
【0049】
図2−1eはチャネルCH2のデータフレームCH20、CH21、CH22、CH23、CH24を示している。個々のデータフレームが連続的に到着し、それらは第1のチャネルCH1のデータフレームと同じ長さ(例えば、10ミリ秒)をもっているという事実にも係らず、図2−1eからは共通の同期クロックに関しては時間オフセットがあることが分かる。一例として、ここでは、共通の同期クロックに関する時間オフセット(そして、第1のチャネルCH1のデータフレームに関して図2−1dの特別な例においても)はデータフレーム周期の正確に半分であると仮定されている。このことは、データフレームの半分(例えば、データフレームCH20の最初の半分)だけが共通の同期クロックが発生するときT0、T1、……、T4に、t0からT0の時間に書込み状態WRにあるフレームメモリに書き込まれることを意味している。まさしく、個々のデータフレームは常に同じフレームメモリの夫々のメモリ場所に書き込まれるのである。書込み処理の時間だけが異なるチャネル間では異なるのである。例えば、第1のアライメントモードM1においてフレームメモリRAM1(図2−1a)を考慮することにより理解できるように、まさしく、データフレームCH20は時刻T1にフレームメモリRAM1に完全に書き込まれたが、しかしながら、フレームメモリRAM1への書込みは時間オフセットのために同期クロックの発生時刻T0、T1に同期して始まったり終わったりはしない。それ故に、アライメントモードM3がアクティベートされるとき、CH20の前半は時間間隔t0−T0の間にフレームメモリRAM1に書き込まれ(t0:データフレームCH20の到着時刻あるいは開始タイミング)、一方、CH20の後半はT0とt1との間にフレームメモリRAM1に書き込まれる(t1:CH20の終了タイミングとCH21の開始タイミング)。しかしながら、時刻T0前のフレーム周期の間、データフレームCH10(これは同期クロックに同期している)はモードM3において既にフレームメモリRAM1へと書込みがなされている。
【0050】
もちろん、同期クロックの発生T0とともにモード切り替えが実行される。しかしながら、同期クロックの発生時T0には、データフレームCH20はまだ完全にはフレームメモリRAM1に書込みがなされてはいないので、フレームメモリRAM1は時間T0<t<T1では書込み状態に保持される。それ故に、終了タイミングt1まで、データフレームCH20は完全にフレームメモリRAM1に書込みがなされる。
【0051】
t>t1であるときに、次の時間オフセットのデータフレームCH21はフレームメモリに書込みがされねばならない。データフレームCH20は既にフレームメモリRAM1に書き込まれているので、時間間隔t1−T1においても書込み状態にある第2のフレームメモリRAM2に書込みが続く。このことは、図2−1a、b、eにおける矢c1で示される。
【0052】
次の同期クロックT1の発生があると、モード切り替えが実行される。時間間隔T1−T2における第2のアライメントモードM2において、データメモリRAM1は読出し状態を仮定し、第2のフレームメモリは書込み状態WRを保持し、第3のフレームメモリRAM3は書込み状態WRに切り替わる。フレームCH21の終了タイミングt2において、第2のフレームメモリRAM2は完全にいっぱいになり、第2のチャネルCH2についての新しく到着するデータフレームCH22は、その前のアライメントモードM1で読出し状態にあったフレームメモリRAM3に書き込まれる。このことは、図2−1b、c、eにおいてc2で示されている。
【0053】
もちろん、チャネルCH1に関して、共通の同期クロックに関して部分的に時間的にオーバラップしている書込みはここでは決して必要ではない。なぜなら、そのデータフレームは同期クロックに同期して既に到着しているからである。それ故に、T0では、データフレームCH10はフレームメモリRAM1に完全に格納され、T1の発生時にチャネルCH11は(矢d1で示されているように)完全に第2のフレームメモリRAM2に書き込まれている。
【0054】
M1→M2のモード切り替えは次のように成し遂げられる。クロック同期期間T1−T2において、今読出し状態RDにある第1のフレームメモリは、共通の同期クロックによって同期されて読み出される。なぜなら、第1のフレームメモリRAM1は同期クロックの発生時T1において、その到着に時間オフセットをもっているが、両方のチャネルのデータフレームCH10とCH20とを完全に格納したからである。従って、時間合わせが2つのチャネルCH1とCH2の2つのデータフレームに関して実行される。
【0055】
処理は同期クロックの次の発生時T2でさらなる切り替えを行なって続行する。フレームCH22の前半が時間間隔t2−T2で書込み状態WRにある第3のフレームメモリRAM3に書き込まれる一方、次のアライメントモードへの切り替えが第3のフレームメモリRAM3がその書込み状態WRを維持し、第2のフレームメモリRAM2が読出し状態になり、そして、第1のフレームメモリRAM1が書込み状態になるように実行される。従って、データフレームCH22の後半が時間間隔T2−t3で時刻T2における切り替え後に、第3のフレームメモリRAM3に書き込まれる。クロックT2に同期して、データフレームCH11とCH21とを含む第2のフレームメモリRAM2が読み出される。もちろん、(今や完全に第3のフレームメモリRAM3に書き込まれた)データフレームCH22の終了タイミングt3の発生で、新しく到着するデータフレームCH23はアライメントモードM2において読出し状態にあった第1のフレームメモリRAM1に書き込まれる。前に読出し状態にあったフレームメモリへ次のデータフレームCH23を書き込むことは図2−1a、c、eにおいてc3で示されている。
【0056】
再び、同期クロックT3の発生があると、アライメントモードがM3→M1へと切り替えられる。しかしながら、第1のデータメモリRAM1はその書込み状態を維持する。既に完全にデータフレームCH22を格納した第3のフレームメモリRAM3は、読出し状態RDへと切り替えられ、同期クロックT3で読出しが始まる。第2のフレームメモリRAM2は書込み状態WRに設定される。第1のフレームメモリRAM1がその書込み状態を維持するのであるから、データフレームCH23の後半が時間間隔T3−t4で第1のフレームメモリRAM1に書き込まれる。次のデータフレームCH24が開始タイミングt4において到着するとき、このデータフレームは、図2−1a、b、eにおいて矢c4で示されているように以前には読出し状態にあった第2のフレームメモリRAM2に書き込まれる。CH23の後半とCH24の前半をフレーム間隔T3−T4で書き込む一方、データフレームCH12とCH22とを完全に含む第3のフレームメモリRAM3が読み出される。
【0057】
時間合わせモードM1、M2、M3、M1……は従って循環的に切り替えられ、そして、各切り替え後には新しく到着したデータフレームがその切り替え前には読出し状態にあったフレームメモリに書き込まれる。
【0058】
なお、図2−1はチャネルCH2に関して共通の同期クロックに関してフレームの半分の時間オフセットの一例のみを与えているに過ぎない。しかしながら、アライメントモードと、読出しと、書込みとを切り替える手順の概要は一般に、如何なる種類の時間オフセットに対して適用可能であり、そして、もちろん、2つのチャネルCH1、CH2のみならず非常に数多くのチャネル(例えば、最大300チャネル)が共通の同期クロックに関して各々の時間オフセットが合わせられるように処理されても良い。n個のチャネルの場合、各フレームメモリは同時にn個のデータフレームを格納できなければならない。
【0059】
図2−2は図2−1における手順を図示するために異なるタイムチャートである。再び、チャネルCH1のデータフレームは時間オフセットをもっていないがチャネルCH2のデータフレームの時間オフセットはデータフレーム周期の半分であると仮定される。さらなるチャネルも任意の時間オフセットをもつと考える(CH3……CHn)。図2−2のタイムチャートは例えば、同期クロックの発生時T1に、チャネルCH3のデータフレームCH35の一部が既に書込み状態にあるフレームメモリに書き込まれた一方で、時刻T1以降に到着したデータCH35の残りが次の周期T1−T2の間に同じフレームメモリに書き込まれるであろうことを図示している。このことは、同様に、異なるフレームオフセット(フレームオフセットCHn)をもつチャネルCHnについても真実である。時刻T1前に書込み状態にあるフレームメモリにデータフレームCH20の前半が書き込まれ、同じメモリにT1以後にその後半が書き込まれる。クロックの発生T2で見られるように、読出し状態にあるフレームメモリから全てのデータフレームCH10、CH20、CH35、……、CHnxがT2以降に読み出される。ここで、各チャネルはそのデータが読み出されるときに10ミリ秒フレーム内でそれ自身専用の時間スロットをもつことができる。
【0060】
データフレームCH10、CH20、CH35、……、CHnxの読出し構成を示す図2−3に示されているように、これらデータフレームはT2以後に読み出され、そして、同期クロックの次の発生時T3まで、10ミリ秒の時間間隔内に(この関連において上述した図1−3も参照のこと)その関連する時間スロットに割当てられる。
【0061】
図3は数多くの連続するフレームについてのアライメントモード切り替えを図示している。番号0、1、2、3、4、5、6は1つの個々のチャネル、例えば、チャネルCH1の連続するデータフレームを示している。フレームメモリの読出し状態と書込み状態とに関して、第1〜第3のアライメントモードM1、M2、M3は図2−1で説明したものと同じである。もちろん、例えば、モードM1から。データフレーム0,1,2が3つのフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3に同時に存在しているように思えるが、ゼロではない時間オフセットについて、このことは実際には決してないケースである。即ち、データフレーム0が読み出された同期周期の終わりに、もちろん、データフレーム2が夫々が書込み状態にあるフレームメモリにはおそらく完全には書き込まれてはいなかったかもしれないが、フレーム1は完全にRAM2にその時には書き込まれている。従って、図3において、読出しと書込みとが図2−1と図2−2とに一般的に示されているように実行されると仮定される。
【0062】
しかしながら、図3は、新しいデータフレームの書込み状態にあるメモリ(INは新しく到着したデータフレームを示し、OUTは読出し状態にあるフレームメモリからのデータフレーム読出しを示している)への書込み手順に関して重要である本発明の別の特徴を図示している。
【0063】
図3に一般に示されているように、新しく到着したデータフレーム2、3、4、5、6は好ましくは、その前のアライメントモードにおいて夫々、読出しモードにあった各フレームメモリRAM1、RAM2、RAM3、RAM1に書き込まれるべきである。また、図3からも分かるように、データフレームの読出しの結果、データフレームの順番は0,1,2,3,4となる。
【0064】
従って、上述した時間合わせ装置と時間合わせ方法により、時間合わせがなされた方法で複数のチャネルのデータフレームを図1に示された出力手段OMによる復号化の資源へと提供することができる。従って、共通の同期クロックに対して個々の時間オフセットをもつデータフレームは時間合わせがなされ、それ故にその復号化器の資源は非常に数多くのチャネルのいくつかのデータフレームに対して連続的に用いられる。従って、個々のチャネル各々の個々のデータフレームはそれ自身専用の復号化ユニットを必要としない。即ち、図2−3に示されているように、そして、図1−2と図1−3とに関連して上述したように、例えば、10ミリ秒の各時間間隔内で、所定の数のチャネルCH1、CH2、CH3、……、CHnの1つのデータフレームCH10、CH20、CH35、……、CHnxが1つの復号化ユニットで順次処理され、そして、所定の数のさらなるチャネルに対して夫々備えられたいくつかの復号化ユニットが同じ10ミリ秒の時間間隔でパラレルに動作する。
【0065】
第2実施形態(時間合わせ/逆インタリーブ)
各フレームメモリRAM1、RAM2、RAM3は、図4−1と4−2のマトリクスで示されているように構成されても良い。即ち、フレームメモリ(マトリクス)は数多くの行NW-1と列NR-1とをもち前記データフレームを格納する。各フレームメモリは全てのチャネルからの1つのデータフレームを含む。そのデータフレームは行方向(図4−1と4−2における“書込み”)に書き込まれ、同期クロックの発生とともにそのデータフレームは再び同じ方向に、即ち、行方向に読み出される。
【0066】
しかしながら、多くの伝送システムにおいて、ビットインタリーブが各データフレームについて送信機で実行され、むしろバーストにおいてしばしば発生するイコライザによる判断誤りの影響を低減する。本質的には、良く知られているように、ビットインタリーブは各データフレームの時間周期全体にわたって判断誤りを分配する。このため、送信機におけるフレームメモリもまた、各チャネルに関して図4−1と図4−2に従う1つのマトリクスを含んでいなければならない。送信機におけるインタリーブのために、各マトリクスは垂直(或いは列)方向に各データフレームで満たされており、送信中には各マトリクスが水平(行)方向に読み出される。
【0067】
ビット逆インタリーブが逆の順番で受信機で実行される。受信データフレームは水平方向に各マトリクスに書き込まれ、復号化器が(例えば、畳み込み復号化器によって)最後のチャネル復号化を実行する前に、そこから列方向に読み出される(図4−1を参照。行と列の数の構成は所望のインタリーブの深さを決定する)。
【0068】
もし、符号化され、ビットインタリーブされたデータが3つのフレームメモリRAM1、RAM2、RAM3に存在するなら、その時間合わせ手順は容易に次のようなビット逆インタリーブと組み合わされる。
【0069】
各フレームメモリRAM1、RAM2、RAM3がチャネル当たり(図4−1と図4−2に従って)1つのマトリクスを含むと仮定すると、そのマトリクスは行方向に各データフレームで満たされており、図1−1における制御ユニットCU(即ち、逆インタリーブユニットDILM)は共通の同期クロックで始まる各マトリクスを列的に読み出す。即ち、図1−1における入力手段IMは、時間合わせモードと図2−1を参照して説明した書込み技術とに従って、各チャネルについて1データフレームをフレームメモリの各マトリクスに行方向(図4−1、図4−2における“書込み”)に書き込む。
【0070】
これに対して、読出し状態にあるフレームメモリから読出しが実行されるときにはいつでも、各マトリクスは列方向に読み出されてビット逆インタリーブを実行する。行方向での書込みと列方向での読出しを実行すると、時間合わせがビット逆インタリーブと同時に実行できる。
【0071】
従って、ビット逆インタリーブを実行するのに付加的な回路は必要ではなく、フレームメモリのマトリクスに関して読出しと書込みの方向とを切り替えることが必要なだけである。それ故に、各データフレームを処理する時間は短縮され、ハードウェアの複雑さは最小にできる。
【0072】
第3実施形態(シンボル的な格納)
上述の図5、6のCDMAシステムの基地無線局装置BTSにおいてだけではなく多くの送信システムにおいて、時間合わせとチャネル復号化とが実行される。例えば、送信機の畳み込みチャネル符号化器は、受信器に送信される1つのシンボルとして幾つかのビットを(符号化されていない入力ビット各々に対して)出力する。
【0073】
もし、ソフト出力イコライザが受信機で用いられるなら、データフレームで到着するデータは図5のBBRXユニットにおいて検出されるソフト決定シンボルである。その復号化器DECは畳み込み復号化を実行し、非常に数多くの連続するビット時間にわたるソフト決定シンボルに基いて“0”が送られたのか或いは“1”が送られたのかを決定する。
【0074】
しかしながら、このため、逆インタリーブがビットではなくむしろソフトシンボルにわたって実行されねばならない。即ち、ハードビットではなくソフトシンボルがインタリーブされねばならないのである。従って、本発明の別の側面からすれば、いくつかのビットからなるソフトシンボルは、図4−2に示されているように、マトリクスの各メモリ位置に常に格納される。シンボル的な格納は上述した時間合わせとともに用いられる。さらにその上、本発明はDECユニットがDSP(デジタル信号プロセッサ)によって具体化されるのか、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)によるのか、或いはASIC(アプリケーション専用集積回路)によるのかに関して独立であることに留意されたい。
【0075】
産 業 へ の 適 用 性
上述した時間合わせ装置と時間合わせ方法は、主たる構成要素として3つのフレームメモリとこれらのメモリの読出し及び書込み状態の循環的な切り替えとを用いる。従って、夫々が共通の同期クロック(おそらくは復号化器によって備えられる)に関して時間オフセットをもつ複数のチャネルからのどのような種類のデータフレームでも時間合わせできる。
【0076】
もし、通信システムが畳み込みのチャネル符号化とビットインタリーブとを実行するなら、本発明に従う時間合わせ装置と時間合わせ方法とは都合良く適用される。そのようなチャネル符号化と復号化とともにインタリーブと逆インタリーブとを用いる通信システムは、図5、6で概観的に示されたようなCDMA通信システムの基地無線局装置である。さらに、インタリーブ処理に関して、行と列方向は一般性を損なうことなく交換可能であることに留意されたい。
【0077】
さらにその上、本発明は現在のところ最良の形態として考えられている上述の実施形態と例とに限定されるものではないことに留意されたい。しかしながら、上述の教示に基くなら当業者であれば、本発明の他の様々な形態や変形例を生みだすことができる。しかしながら、これら全ての様々な形態や変形例は従属請求項の範囲の中にあるものである。さらにその上、本発明は上述した説明で別々に記載されるか、或いは、請求の範囲で別々に請求されるかの、少なくともいずれかにある特徴からなる種々の実施形態を有している。
【0078】
さらに、請求項に記載された参照番号は単に明瞭な記載の目的のための役目を果たすものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1−1】 本発明に従う受信機RXの時間合わせ装置のブロック図を示している。
【図1−2】 複数のチャネルCH12,……,CH8の各データフレームに属する各データパケットが図1−1に示される時間合わせ装置の入力部にどのように到着するのかを図示している。
【図1−3】 図1−1に示される時間合わせ装置によって出力される複数のチャネルCH1,……,CH8の時間合わせがなされたデータフレームを示す。
【図2−1】 本発明に従う3つのフレームメモリRAM1,RAM2,RAM3で連続するデータフレームを格納するタイムチャートを示す。
【図2−2】 図2−1に関連したデータフレームの書込みと読出しとの異なる図示を示している。
【図2−3】 時間合わせ装置からの数多くの出力データフレームを示す。
【図3】 個々の時間アライメントモード間の順次切り替えと前のモードで読出し状態にあったフレームメモリへの新しいデータの書込みとを示す。
【図4−1】 ソフト出力イコライザが用いられていない受信機でビットの逆インターリーブを実行するメモリマトリクスの読出しと書込みとを示している。
【図4−2】 ソフト出力イコライザ/復調器が受信機で用いられている場合、その受信機でシンボル的な逆インターリーブを実行するメモリマトリクスの読出しと書込みとを示している。
【図5】 本発明に従う時間合わせ方法が適用されるCDMA通信システムの基地無線局装置の概観図である。
【図6】 図5に模式的に図示された復号化ユニットDECの内部構造の概要図である。
Claims (11)
- 複数のチャネル(CH1,CH2)において、連続し各々が時間合わせされていないデータフレーム(CH10,CH11,CH12,CH13,CH14;CH20,CH21,CH22,CH23,CH24)を受信し、共通の同期クロック(T0−T4)に時間合わせされた全チャネルの前記フレームを出力する通信システム(TELE)の受信機(RX)の時間合わせ装置であって、
a)前記複数のチャネル各々の1つのデータフレームを夫々格納し、夫々がデータが入力手段(IM)によって書き込まれるという書込み状態(WR)とデータが出力手段(OM)によって読み出されるという読出し状態(RD)とを有する少なくとも第1、第2、第3のフレームメモリ(RAM1,RAM2,RAM3)と、
b)前記共通の同期クロック(T0−T4)に同期した第1から第3のアライメントモード(M1,M2,M3)によって前記3つのフレームメモリを循環して切り替える制御ユニットとを有し、
b1)前記第1のアライメントモード(M1)では、前記第1及び第2のフレームメモリ(RAM1,RAM2)が書込み状態(WR)にあり、前記第3のフレームメモリ(RAM3)が読出し状態(RD)にあり、
b2)前記第2のアライメントモード(M2)では、前記第2及び第3のフレームメモリ(RAM2,RAM3)が書込み状態(WR)にあり、前記第1のフレームメモリ(RAM1)が読出し状態(RD)にあり、
b3)前記第3のアライメントモード(M3)では、前記第3及び第1のフレームメモリ(例えば、RAM3,RAM1)が書込み状態(WR)にあり、前記第2のフレームメモリ(RAM2)が読出し状態(RD)にあり、
b4)各モードの切り替え後に、いづれかのチャネルの新しく到着したデータフレームは常に、その前のモードでは読出し状態(RD)にあったフレームメモリに書き込まれ、
b5)データフレームは常に、前記共通の同期クロックに時間合わせされた読出し状態(RD)をもつ前記フレームメモリから読み出されるようにすることを特徴とする装置。 - 各フレームメモリ(RAM1,RAM2,RAM3)は各チャネルに夫々関連する複数のマトリクス(図4−1,図4−2)を有し、
前記複数のマトリクスは、1つの各データフレームを格納する所望のインタリーブの深さに従う所定の数の列(NR−1)と行(NW−1)とから成り、
前記入力手段(IM)は各チャネルについて1データフレームを前記行方向に書込み状態(WR)をもつフレームメモリに関連するマトリクスに書込み、
インタリーブ解除手段(DILM)は各共通の同期クロック(T0−T4)で列方向に時間合わせがされて、読出し状態(RD)にあるフレームメモリのマトリクスからデータを読み出すことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記データフレームの前記データはソフト決定シンボル(図4−2)から成る復調器/イコライザ(BBRX)からのデータであり、
前記ソフト決定シンボルは前記フレームメモリのマトリクスのメモリセルに格納されることを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の1つ以上の時間合わせ装置を有する通信システムの受信機(RX)。
- 前記受信機はCDMA受信機であることを特徴とする請求項4に記載の通信システムの受信機(RX)。
- 請求項4或いは5に記載の1つ以上の受信機を有する通信システム(TELE)。
- 前記通信システムはCDMA技術を用いて通信を行なうことを特徴とする請求項6に記載の通信システム(TELE)。
- 送信機は畳み込み符号化技術に従って前記データフレームの前記データを符号化し、
前記符号化されたデータは前記受信機(RX)の前記フレームメモリにソフトシンボルとして格納されることを特徴とする請求項6に記載の通信システム(TELE)。 - 各々が時間合わせされておらず、複数のチャネル(CH1,CH2)において、連続するデータフレーム(CH10,CH11,CH12,CH13,CH14;CH20,CH21,CH22,CH23,CH24)を時間合わせし、共通の同期クロック(T0−T4)に時間合わせされた全チャネルの前記フレームを出力する方法であって、
a)夫々が、データがフレームメモリに書き込まれるという書込み状態(WR)とデータが前記フレームメモリから読み出されるという読出し状態(RD)とを有する、少なくとも第1、第2、第3のフレームメモリ(RAM1,RAM2,RAM3)に、前記複数のチャネル各々の1つのデータフレームを夫々書込み、
b)前記共通の同期クロック(T0−T4)に同期した第1から第3のアライメントモード(M1,M2,M3)によって前記3つのフレームメモリを循環して切り替え、
b1)前記第1のアライメントモード(M1)では、データフレームが書込み状態(WR)にある前記第1及び第2のフレームメモリ(RAM1,RAM2)に書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態(RD)にある前記第3のフレームメモリ(RAM3)から読み出され、
b2)前記第2のアライメントモード(M1)では、データフレームが書込み状態(WR)にある前記第2及び第3のフレームメモリ(RAM2,RAM3)に書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態(RD)にある前記第1のフレームメモリ(RAM1)から読み出され、
b3)前記第3のアライメントモード(M1)では、データフレームが書込み状態(WR)にある前記第3及び第1のフレームメモリ(RAM3,RAM1)に書き込まれ、データフレームが各共通の同期クロックで始まる読出し状態(RD)にある前記第2のフレームメモリ(RAM2)から読み出され、
b4)各モードの切り替え後に、いづれかのチャネルの新しく到着したデータフレームは常に、その前のモードでは読出し状態(RD)にあったフレームメモリに書き込まれ、
b5)データフレームは常に、前記共通の同期クロック(T0−T4)に時間合わせされた読出し状態(RD)をもつ前記フレームメモリから読み出されるようにすることを特徴とする方法。 - 各フレームメモリ(RAM1,RAM2,RAM3)は各チャネルに夫々関連する複数のマトリクス(図4−1,図4−2)を有し、
前記複数のマトリクスは、所望のインタリーブの深さに従って1つの各データフレームを格納する所定の数の列(NR−1)と行(NW−1)とから成り、
各チャネルについて1データフレームは前記行方向に書込み状態(WR)をもつフレームメモリに関連するマトリクスに書込まれ、
各共通の同期クロック(T0−T4)で列方向に時間合わせされて、読出し状態(RD)にあるフレームメモリのマトリクスからデータが読み出されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 - 前記データフレームの前記データはソフト決定シンボル(図4−2)から成る復調器/イコライザ(BBRX)からのデータであり、
前記ソフト決定シンボル(図4−2)は前記メモリのマトリクスのメモリセルに格納されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
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