JP4569287B2 - 無線通信装置、その送信電力制御方法及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、その送信電力制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は無線通信装置、その送信電力制御方法及びプログラムに関し、特に相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置に関する。
符号分割多重通信方式(CDMA方式)を用いた移動体通信システムは、移動局単位で拡散符号を割り当て、移動局に割り当てた拡散符号間の相互相関値がゼロになることを利用した多重通信方式である。しかし、実際には拡散符号間の相互相関をゼロにすることができず、ある移動局の伝送信号が別の移動局の伝送信号の干渉となる。したがって、基地局と比較的遠方にて通信している移動局の伝送信号が、基地局と比較的近傍で通信している移動局の伝送信号に埋もれてしまうという、一般に遠近問題と呼ばれる問題が発生する。
遠近問題を解決するためには、遠方にて通信している移動局との伝送のための伝送電力を大きくすることが考えられるが、伝送電力を大きくすることにより他の移動局への干渉量を増やし、通信容量を低減させるという、別な問題も発生する。したがって、通信品質を低減させないことを前提に、基地局の送信電力を抑制し、他の移動局に与える影響を低減させる必要がある。また、基地局の送信電力を抑制することによって、移動局間の干渉を抑えることができ、通信容量を増やすことができるという別な効果が得られる。
一方、無線通信では、移動局の移動及び建物などへの電波の反射によって伝播環境が大きく変動し、上りリンク・下りリンク共に受信電力が急激に変動するフェージングと呼ばれる現象があり、フェージングによって通信品質が大幅に変動する中、例えば、基地局の送信電力を制御して基地局の送信電力を無制限に下げると、さらに通信品質の劣化が生じてしまうので、基地局の送信電力を無制限に下げることができない。このため、CDMA方式における送信電力制御は、フェージングの影響を考慮し、基地局の送信電力を抑制しながら、且つ下りリンクの通信品質を維持する必要がある。そこで、従来の送信電力制御方法は、移動局の受信機を例にとると、通信しているサービスに対し基準品質を設け、下りリンクの通信品質が基準品質に追従するように基地局の送信電力を高速に制御するという方法が用いられてきた。
以下、CDMA方式を用いた移動体通信システムの送信電力制御方法について、下りリンクの送信電力制御を例にとって詳細に説明する。
CDMA方式を用いた移動体通信システムの移動局における送信電力制御方法は、クローズドループ送信電力制御方法と称される制御方法を用い、下りリンクの送信電力を制御している。クローズドループ送信電力制御方法は、移動局において通信している通信チャネルの受信品質が予め決められた所望の受信品質を満たすように基地局の送信電力を制御する電力制御方法であり、該送信電力制御は、移動局から基地局への上りリンクの物理チャネル上で、基地局の送信電力を制御する送信電力制御ビット(TPCビット:Transmitter Power Control ビット)を伝送することで実施される。
次に、クローズドループ送信電力制御方法の詳細を説明し、移動局内でのTPCビットの生成及びTPCビットに基づいた基地局の電力制御方法について説明する。クローズドループ送信電力制御方法は、受信された希望波信号の受信電力と受信された干渉波信号の受信電力の比(M−SIR:Measured−Signal to Interference Ratio)をベースとしたインナーループ電力制御(Inner loop power control)と、受信信号の受信品質(M−BLER:Measured−Block Error Rate)をベースとしたアウターループ電力制御(Outer loop power control)より実現される。
まず、移動局は比較的長期間に渡る受信信号のM−BLERを測定し、予め決められた目標品質(T−BLER:Target−BLER)との比較を行なう。比較結果を基に移動局は、Inner loop power controlの基準であるSIRの目標値(T−SIR:Target−SIR)を所定値だけ増加または減少させる。
Inner loop power controlでは、T−SIRとM−SIRとを比較し、M−SIRがT−SIRに追従するようにTPCビットを生成する。具体的には、移動局は以下の式(1)に基づきTPC_command(TPCコマンド)を生成しており、“0”(“DOWN(ダウン)”)か“1”(“UP(アップ)”)の二つの値のみで表現される。
Figure 0004569287
すなわち、TPCビットは、移動局により受信された受信信号のM−SIRがT−SIRより小さい場合には“UP”コマンドとして生成され、受信信号のM−SIRがT−SIRより大きい場合には“DOWN”コマンドとして生成される。なお、図7は従来のTPCビットパターンとTPCコマンドとの対応関係を示す図であり、NはTPCビットのビット数である。
そして、生成されたTPCビットは、上りリンクの物理チャネル上で基地局に対して伝送される。基地局は、移動局から送信されたTPCビットに基づき送信電力を制御する。具体的には、基地局は図7の対応関係を基に受信されたTPCビットからTPCコマンドを求める。受信されたTPCビットが“UP”の場合には下り信号の送信電力がΔTPC(基地局の上位レイヤーによって指定される固定値(送信電力調節幅))だけ上げられ、受信されたTPCビットが“DOWN”の場合には下り信号の送信電力がΔTPCだけ下げられる。
以上説明したように、従来のクローズドループ送信電力制御方法では、受信されたTPCビットに基づく基地局の送信電力の調節幅が固定になっている。そのため、下りリンクの伝播環境に急激な変化が発生した場合、基地局の送信電力制御が伝播環境の変動に追いつかず、下りリンクの通信品質が急激に劣化し、予め決められた所望の品質を満足できないことがある。伝播環境の急激変動に対しては、基地局の送信電力の調節幅を予め大きくしておけばよいが、伝播環境の変化が穏やかな場合、基地局の送信電力が伝播路環境の変化以上に過敏に制御されることになり、上述したような移動局間の干渉を引き起こすだけでなく、移動局間の干渉が相乗しあい、過剰な下り送信電力を要求することに繋がって通信容量の減少などを引き起こすといった問題が生じる。
一方、特許文献1には、相手局から自局に送られてくるTPCビットを用いて自局の送信電力を制御する送信電力制御機能を有する無線通信装置において、受信電力の変化量を基にTPCビットに対応する送信電力調節幅を変更することが記載されている。このように、特許文献1に記載の無線通信装置では、送信電力調節幅は可変であるので、伝播環境の急激な変化に追従することができ、また伝播環境の変化が穏やかな場合には基地局の送信電力が過敏に制御されることを防止することができ、結果として送信電力制御の精度が向上する。
特開2001−223637号公報
Outer loop power controlに用いられる受信信号の受信品質(M−BLER)と目標品質(T−BLER)の差が大きい場合の送信電力調節幅は、その差が小さい場合に比べて大きくすることが望まれる。すなわち、M−BLERとT−BLERの差が大きい場合の送信電力調節幅とその差が小さい場合の送信電力調節幅とは、これら二つの場合における受信電力の変化量が同じであっても、異なる値にすることが望まれる。
しかしながら、特許文献1に記載の無線通信装置では、受信電力の変化量によって送信電力調節幅が決められるので、上記の二つの場合における送信電力調節幅は同じ値であり、異なる値にすることはできない。
本発明の目的は、より高精度な送信電力制御を行うことができる無線通信装置、その送信電力制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明による無線通信装置は、相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置であって、前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成手段と、記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御手段とを含むことを特徴とする。
前記無線通信装置において、前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記受信環境の目標値の調節幅を可変制御し、前記受信環境の目標値をその調節幅だけ変更する目標値制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による送信電力制御方法は、相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置の送信電力制御方法であって、前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成ステップと、記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御ステップとを含むことを特徴とする。
前記送信電力制御方法において、前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記受信環境の目標値の調節幅を可変制御し、前記受信環境の目標値をその調節幅だけ変更する目標値制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置の送信電力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成ステップと、記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御ステップとを含むことを特徴とする。
このように、本発明では、無線通信装置の送信電力制御情報生成手段は、相手局からの受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差(Δ受信環境)に応じて送信電力調節幅を可変制御すると共に、係数制御手段は、送信電力制御情報生成手段が送信電力調節幅を可変制御する際に用いる係数を、受信信号の受信品質とその目標値との差(Δ受信品質)に応じて可変制御するようにしている。したがって、Δ受信品質が大きい場合と小さい場合におけるΔ受信環境が同じであっても、Δ受信品質が大きい場合における送信電力調節幅をΔ受信品質が小さい場合における送信電力調節幅より大きくすることができ、よって、より高精度な送信電力制御を行うことができる。
なお、受信環境はSIRまたは受信電力であり、受信品質はBLERまたはBERである。
本発明によれば、相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し相手局に送信する無線通信装置において、受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差に応じて、相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して送信電力制御情報を生成し、受信環境とその目標値との差に応じて送信電力調節幅を可変制御する際に用いる係数を、受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて可変制御するようにしているので、より高精度な送信電力制御を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例による移動体通信システムを示す図である。図1において、本発明の第1の実施例による移動体通信システムは、CDMA方式を採用しており、移動局(UE)1と、基地局(BS)2とを有している。CDMA方式を用いた移動体通信システムでは、クローズドループ送信電力制御方法を用いて移動局または基地局の送信電力を制御するのは主にDPCH(Dedicated Physical Channel)である。
図2は本発明の第1の実施例による移動体通信システムの移動局1の構成を示す図である。本発明の第1の実施例によるクローズドループ送信電力制御方法を実現するための構成は、Inner loop power control部とOuter loop power control部に大別することができる。
図2に示すように、Inner loop power control部は、受信信号に対して拡散符号を用いて拡散復調を行なう逆拡散部10と、マルチパス成分を含む逆拡散された受信信号のRake合成を行なうRake受信部20と、受信信号からM−SIRを計算するSIR測定部30と、M−SIRとT−SIRを比較する第1の比較判定部40と、基地局2の送信電力を制御するTPCビットを生成するTPCビット生成部50とを有する。
Outer loop power control部は、受信信号のM−BLERを測定する長区間品質判定部60と、M−BLERとT−BLERを比較する第2の比較判定部80と、M−BLERとT−BLERの比較結果を基にT−SIRを制御するTarget−SIR制御部90と、M−BLERとT−BLERの比較結果を基にTPCビットパターンの制御に使用されるパラメータの一つであるTPC_slopeを制御するTPC_slope制御部100とを有する。さらに移動局1は、送信信号にTPCビットを挿入し、伝送区間で用いられる送信フレームを生成する送信フレーム生成部110と、基地局2側で実施される誤り訂正処理のための誤り訂正部120とを有している。
移動局1が受信した受信信号は、無線信号処理が施された後、受信ベースバンド信号として逆拡散部10に入力される。受信信号は、逆拡散部10及びRake受信部20にて、逆拡散及びRake受信の処理をされた後、受信データとして図示せぬ上位レイヤーに報告されると共に、長区間品質判定部60及びSIR測定部30に入力される。長区間品質判定部60では受信信号のM−BLERが測定され、SIR測定部30では受信信号のM−SIRが測定される。
長区間品質判定部60で測定されたM−BLERは、第2の比較判定部80にてT−BLERと比較され、比較結果がTarget−SIR制御部90及びTPC_slope制御部100に入力される。Target−SIR制御部90は、M−BLERとT−BLERの比較結果に基づきT−SIRを所定値だけ増減する。TPC_slope制御部100は、M−BLERとT−BLERの比較結果に基づき、急激な受信品質の変動の有無を判断し、TPCビットパターンの制御に使用されるパラメータの一つであるTPC_slopeを可変制御する。
一方、SIR測定部30で測定されたM−SIRは、第1の比較判定部40にてTarget−SIR制御部90から入力されるT−SIRと比較され、M−SIRとT−SIRの比較結果がTPCビット生成部50に入力される。TPCビット生成部50は、第1の比較判定部40から入力されたM−SIRとT−SIRの比較結果及びTPC_slope制御部100から入力されたTPC_slope情報に基づき、基地局2の送信電力を制御するTPCビットを生成し送信フレーム生成部110に出力する。
送信フレーム生成部110は、誤り訂正部120から入力された送信信号に、TPCビット生成部50より入力されたTPCビットを合成した後、送信フレームを生成し送信ベースバンド信号として出力する。
本発明の第1の実施例によるクローズドループ送信電力制御方法では、以下の式(2)及び(3)を用いて下りリンクの基地局2の送信電力が制御される。
Figure 0004569287

Figure 0004569287
TPCビット生成部50は式(2)に示されるように、T−SIRとM−SIRの差 (ΔSIR)と、TPC_slope制御部100により指定されるTPC_slopeとの積を求めてTPC_ cmd(TPCコマンド)を生成する。TPC_ cmdは、M−SIRが変化する勾配(ΔSIR)によって数種類の制御パターンを持っている。
また、TPC_slope制御部100がT−BLERとM−BLERの差(ΔBLER)に応じてTPC_slopeを可変制御するので、TPC_ cmdとΔSIRとの対応関係(TPC_slope)も受信品質の変動(ΔBLER)に応じて変更できる。
一方、基地局2は式(3)に従って自局の送信電力を制御する。式(3)において、ΔPowerは送信電力調節幅であり、ΔTPCは基地局2の上位レイヤーによって指定される固定値であり、TPC_ cmdは移動局1から上りリンクを介して送信されてきたTPCビットが示すTPCコマンドである。基地局2は式(3)に示されるように、ΔTPCとTPC_ cmdとの積であるΔPowerを求め、自局の送信電力をΔPowerだけ増減させる。よって、伝播環境が急激に変化する時は基地局2の送信電力を高速に制御し、穏やかな変化の時は基地局2の送信電力を低速に制御することができる
次に、本実施例の動作について図面を参照して詳細に説明する。図3は図1の移動局1の動作を示すフローチャートである。
下りリンクの送信電力制御では、移動局1が式(2)に基づきTPCビットを生成する。具体的には図3に示すように、Inner loop power control部において、SIR測定部30は、M−SIRをRake受信処理されたベースバンド信号より測定し(ステップS1)、第1の比較判定部40は、M−SIRとOuter loop power control部のTarget−SIR制御部90により指定されるT−SIRとの差分ΔSIRを計算する(ステップS2)。
そして、TPCビット生成部50は、ΔSIRとOuter loop power control部のTPC_slope制御部100により指定されるTPC_slopeとの積でTPC_ cmdを計算し(式(2)参照)、TPCビットに変換する(ステップS3)。送信フレーム生成部110はTPCビットを含む送信フレームを生成し送信ベースバンド信号として出力するので、TPCビットは上りリンクを介して基地局2に送信されることになる(ステップS4)。
基地局2は受信されたTPCビットをTPC_ cmdに解読し、式(3)を用いΔTPCとTPC_ cmdの積を求め、下りリンクの送信電力を制御する。
例えば、M−SIRがT−SIRより0.5dB低い場合、ΔSIR=0.5dBとなる。このとき、TPC_slope=2であれば、TPC_ cmd=0.5dB×2=1となる。また、M−SIRがT−SIRより1.0dB低い場合、ΔSIR=1.0dBとなり、TPC_ cmd=1.0dB×2=2となる。このように、従来のシステムにおいては式(1)に示すように、M−SIR<T−SIRであれば“UP”のTPC_ cmdのみが生成されるが、本実施例では、伝播環境の変化具合(ΔSIR)に応じて可変幅を持つTPC_ cmdを生成することができる、すなわちΔSIRに応じて基地局2の送信電力の送信電力調節幅を可変することができる。
次に、本実施例においてTPC_ cmdをTPCビットに変換する方法について説明する。CDMA方式を用いた移動体通信システムでは、さまざまな伝送レートを実現するために、DPCHにいくつかのスロットフォーマットが用意されている。各スロットフォーマットにはTPCビットの仕様も定められており、一般的に拡散率(Spreading Factor)が少ないほどTPCビットのビット数が多くなる。
図7に示す従来のTPCビットパターンとTPC_ cmdとの対応関係より分かるように、全てのTPCビットが1の時がTPC_ cmd=1、全てのTPCビットが0の時がTPC_ cmd=0と定められており、基地局では、TPC_ cmd=1の時に基地局の送信電力がΔTPCだけ増大され、TPC_ cmd=0の時に基地局の送信電力がΔTPCだけ減少される。
これに対し、本実施例におけるTPCビットパターンとTPC_ cmdとの対応関係の一例が図4に示されている。図4に示すように、TPCビットのビット数が4以上であれば、UP方向とDOWN方向それぞれに4パターンのTPC_ cmdを表現でき(UP方向のTPC_ cmdは1〜4、DOWN方向のTPC_ cmdは−1〜−4)、したがって4倍のΔTPCの範囲まで基地局2の送信電力を制御できる。TPCビットのビット数が4または8の場合に対し、TPCビットのビット数が2である場合はUP方向とDOWN方向それぞれに2パターンのTPC_ cmdのみ表現できるが、それでも従来のシステムより多種類のTPC_ cmdを表現でき、急激な環境変化に対応できる。
ここで、図4に示した対応関係は一例であり、基地局2と移動局1が同じ対応関係を持っていれば基地局2はTPCビットからTPC_ cmdを解読できるので、図4の仕様を変更してもよいことは勿論である。
図5は本実施例におけるTPCビットパターンとTPC_ cmdとの対応関係の別の例を示す図である。図5では、TPCビット列前半の部分は“UP”か“DOWN”を表し、“1”または“0”のみからなる。また、TPCビット列後半の部分によって基地局2は送信電力調節幅の大きさを知ることができる。
基地局2は、TPCビット列前半部分が“0”か“1”揃って受信できなかった場合、誤受信があったとみなし、TPCビット列前半部分に“1”の数が多い場合には“UP”と判断し、“0”の数が多い場合には“DOWN”と判断する。これにより、誤判定防止の効果が得られる。なお、この場合にはTPCビット列後半部分にも誤りがある可能性があるので、基地局2は送信電力調節幅の大きさは最小の値(ΔTPC)と判断するようにしてもよい。
また、通常“DOWN”より“UP”が安全なので、基地局2は、TPCビット列前半部分が“0”か“1”揃って受信できなかった場合、無条件に“UP”と判断し送信電力をΔTPCだけ増加させるようにしてもよい。
また、図4や図5に示したTPCビットパターンの一部を従来の送信電力制御用のTPCビットパターンとして用いることも可能である。例えば図4や図5の第1行及び第8行のTPCビットパターンを、図7のTPCコマンドのように単にΔTPCだけ送信電力を増加するよう指示する“UP”コマンド(“1”)及び単にΔTPCだけ送信電力を減少するよう指示する“DOWN”コマンド(“0”)と対応付ける。これにより、従来の送信電力制御も行うことが可能となる。
前記では主に移動局1のInner loop power control部におけるTPCビットの生成方法を中心に説明したが、移動局1のOuter loop power control部と連動することによって、外部環境により適した下りリンクの送信電力制御を行うことができる。
具体的には図3に示すように、Outer loop power control部において、長区間品質判定部60は、Inner loop power control部と比べ長い区間に渡り受信信号の受信品質(M−BLER)を測定し(ステップS5)、第2の比較判定部80は、M−BLERとT−BLERとの差(ΔBLER)を計算する。
Target−SIR制御部90は、ΔBLERを基にT−SIRを生成し(ステップS6)、T−SIRはInner loop power control部に指定される、すなわち第1の比較判定部40に入力される(ステップS8)。また、TPC_slope制御部100は、ΔBLERに応じて式(2)のTPC_slopeを変更し(ステップS7)、TPC_slopeはInner loop power control部に指定される、すなわちTPCビット生成部50に入力される(ステップS9)。
図6は本実施例におけるΔBLERとTPC_slopeとの対応関係の一例を示す図である。なお、図6の対応関係は一例であり、各伝送レート及び拡散率によって図6の仕様を変更してもよいことは勿論である。
例えば、TPC_slope=2であり、M−SIRがT−SIRより0.5dB低い場合、TPC_ cmd=0.5dB×2=1となり、基地局2の送信電力が1×ΔTPCだけ増加される。また、TPC_slope=2であり、M−SIRがT−SIRより1.0dB低い場合、TPC_ cmd=1.0dB×2=2となり、基地局2の送信電力が2×ΔTPCだけ増加される。ここで、M−BLERがT−BLERと比べ急激に劣化した結果、TPC_slope制御部100がΔBLERに応じて例えばTPC_slope=4としてInner loop power control部に設定したとする。すると、M−SIRがT−SIRより0.5dB低い場合、TPC_ cmd=0.5dB×4= 2となり、基地局2の送信電力が2×ΔTPCだけ増加され、また、M−SIRがT−SIRより1.0dB低い場合、TPC_ cmd=1.0dB×4=4となり、基地局2の送信電力が4×ΔTPCだけ増加されることになる。
以上の説明では主に、伝播環境が急激に劣化した場合に通信品質が劣化しないように、基地局2の送信電力を増加することについて述べた。一方、M−BLERがT−BLERより大幅に低く、通信品質が過剰に良好になっている場合は、他ユーザに与える干渉を減らすと共に基地局2の回線容量を増加させるため、基地局2の送信電力を下げる必要がある。この場合、図4に示したように“DOWN”方向にもTPCビットパターンを用意することにより、基地局の送信電力を下げる制御も可能であることは勿論である。
なお、本発明の第1の実施例において、図6に示すようなΔBLERとTPC_slopeとの対応関係を複数用意してもよい。例えば、移動局の機種毎や伝播環境毎に対応関係を用意することが考えられる。伝播環境に関しては、ビル街では通信品質の変動が激しいので、平野部のような変動の激しくない環境に比べTPC_slopeを大きな値に制御することが望ましい。そこで、伝播環境毎に対応関係を用意しておき、移動局1は基地局2から位置情報を受信することにより現在の伝播環境を判断し、TPC_slope制御部100は現在の伝播環境用の対応関係を基にTPC_slopeを制御する。現在の伝播環境は、例えば過去所定期間のBLER変動の平均値から判断するようにしてもよい。
また、M−BLERがT−BLERより低い時と高い時とで異なる対応関係を用いてTPC_slopeを制御するようにしてもよい。M−BLERがT−BLERより高い時には低い時に比べてTPC_slopeが大きな値に制御されるように対応関係を用意することにより、M−BLERがT−BLERより高い時には基地局2の送信電力を大きく増加させ、低い時にはゆるやかに減少させることが可能となる。
また、TPC_slope制御部100は、ΔBLERが所定回数連続して所定の閾値を超える場合には、ΔBLERに応じてTPC_slopeを可変制御せずに、例えば無条件にTPC_slopeを“1”に設定するようにしてもよい。これにより、基地局2の過剰な送信電力の変動を抑制できる。
また、Inner loop power controlの基準としてSIRを用いているが、受信電力を用いてもよく、Outer loop power controlの基準としてBLERを用いているが、BER(Bit Error Rate)を用いてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施例では、ΔSIRに応じて送信電力調節幅を可変制御すると共に、ΔBLERに応じてTPC_slopeを可変制御するようにしている。したがって、ΔBLERが大きい場合と小さい場合におけるΔSIRが同じであっても、ΔBLERが大きい場合における送信電力調節幅をΔBLERが小さい場合における送信電力調節幅より大きくすることができ、よって、より高精度な送信電力制御を行うことができる。
また、本発明の第1の実施例では、移動局の機種毎や伝播環境毎にΔBLERとTPC_slopeとの対応関係を用意しているので、移動局の機種毎や伝播環境を考慮してTPC_slopeを設定することができ、よって、より高精度な送信電力制御を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本発明の第2の実施例は図2のTarget−SIR制御部90の動作に関し、その他の部分については既に説明された第1の実施例と同様である。
本発明の第1の実施例では、Target−SIR制御部90は、M−BLERとT−BLERの比較結果に基づきT−SIRを所定値だけ増減する。一方、本発明の第2の実施例では、Target−SIR制御部90は、M−BLERとT−BLERの差(ΔBLER)に応じてT−SIRの調節幅を可変制御し、その調節幅だけT−SIRを増減する。すなわち、Target−SIR制御部90は、Inner loop power control部におけるTPC_ cmdの生成方法(式(2))と同様に、ΔBLERに所定の係数を掛けてT−SIRの調節幅を求める。
したがって、本発明の第2の実施例では、M−BLERがT−BLERより高ければT−SIRを所定値だけ増加し、M−BLERがT−BLERより小さければT−SIRを所定値だけ減少させるような固定幅の調節ではなく、通信品質の変動状況に基づいた数段階の可変な幅でT−SIRを設定できる。例えば、M−BLERがT−BLERより大きく、かつΔBLERが2倍増加すれば、T−SIRの増加量も2倍にすることができる。
なお、上述した本発明の第1及び第2の実施例による送信電力制御方法は、下りリンクを例にとり説明されたが、上りリンクの送信電力制御にも適用できることは勿論である。すなわち、基地局2が図2に示した移動局1の構成と同様の構成を持ち、図3のフローチャートに従って動作することにより、本発明の第1及び第2の実施例による送信電力制御方法を上りリンクについても行なうことができる。
また、図3に示したフローチャートに従った処理動作は、予めROM等の記憶媒体に格納されたプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータに読み取らせて実行せしめることにより、実現できることは勿論である。
本発明の第1の実施例による移動体通信システムを示す図である。 図1の移動局の構成を示す図である。 図1の移動局1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例によるTPCビットパターンとTPCコマンドとの対応関係の一例を示す図である。 本発明の第1の実施例によるTPCビットパターンとTPCコマンドとの対応関係の別の例を示す図である。 本発明の第1の実施例によるΔBLERとTPC_slopeとの対応関係の一例を示す図である。 従来のTPCビットパターンとTPCコマンドとの対応関係を示す図である。
符号の説明
10 逆拡散部
20 Rake受信部
30 SIR測定部
40,80 比較判定部
50 TPCビット生成部
60 長区間品質判定部
90 T−SIR制御部
100 TPC_slope制御部
110 送信フレーム生成部
120 誤り訂正部

Claims (21)

  1. 相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置であって、
    前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成手段と、
    記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御手段とを含むことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記受信環境の目標値の調節幅を可変制御し、前記受信環境の目標値をその調節幅だけ変更する目標値制御手段を含むことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記係数制御手段は、自装置の伝播環境毎に、前記受信信号の受信品質とその目標値との差と前記係数の値との対応関係を有しており、現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を基に前記係数を可変制御することを特徴とする請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 移動局であり、前記係数制御手段は、前記相手局である基地局から得られる位置情報を基に現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を選択することを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記係数制御手段は、過去所定期間における前記受信信号の受信品質を基に現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を選択することを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  6. 前記係数制御手段は、前記受信信号の受信品質がその目標値より低いとき、また高いときに用いる、前記受信信号の受信品質とその目標値との差と前記係数の値との対応関係を有しており、前記受信信号の受信品質とその目標値との比較結果に対応する前記対応関係を基に前記係数を可変制御することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の無線通信装置。
  7. 前記係数制御手段は、所定回数連続して前記受信信号の受信品質とその目標値との差が所定の閾値より大となる場合、前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じた可変制御を抑制することを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の無線通信装置。
  8. 前記送信電力制御情報生成手段により生成される前記送信電力制御情報のビット列は2つのグループに分けられており、一方のグループは前記相手局に対して送信電力を増加または減少するよう指示する情報であって“0”または“1”のみからなるビット列であり、他方のグループは前記送信電力調節幅を示す情報であることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の無線通信装置。
  9. 前記受信環境はSIR(Signal to Interference Ratio)であり、前記受信品質はBLER(Block Error Rate)であることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の無線通信装置。
  10. 相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置の送信電力制御方法であって、
    前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成ステップと、
    記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御ステップとを含むことを特徴とする送信電力制御方法。
  11. 前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記受信環境の目標値の調節幅を可変制御し、前記受信環境の目標値をその調節幅だけ変更する目標値制御ステップを含むことを特徴とする請求項10記載の送信電力制御方法。
  12. 前記無線通信装置は自装置の伝播環境毎に、前記受信信号の受信品質とその目標値との差と前記係数の値との対応関係を有しており、前記係数制御ステップは、現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を基に前記係数を可変制御することを特徴とする請求項10または11記載の送信電力制御方法。
  13. 前記無線通信装置は移動局であり、前記係数制御ステップは、前記相手局である基地局から得られる位置情報を基に現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を選択することを特徴とする請求項12記載の送信電力制御方法。
  14. 前記係数制御ステップは、過去所定期間における前記受信信号の受信品質を基に現在の自装置の伝播環境用の前記対応関係を選択することを特徴とする請求項12記載の送信電力制御方法。
  15. 前記無線通信装置は、前記受信信号の受信品質がその目標値より低いとき、また高いときに用いる、前記受信信号の受信品質とその目標値との差と前記係数の値との対応関係を有しており、前記係数制御ステップは、前記受信信号の受信品質とその目標値との比較結果に対応する前記対応関係を基に前記係数を可変制御することを特徴とする請求項10〜14いずれか記載の送信電力制御方法。
  16. 前記係数制御ステップは、所定回数連続して前記受信信号の受信品質とその目標値との差が所定の閾値より大となる場合、前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じた可変制御を抑制することを特徴とする請求項10〜15いずれか記載の送信電力制御方法。
  17. 前記送信電力制御情報生成ステップにより生成される前記送信電力制御情報のビット列は2つのグループに分けられており、一方のグループは前記相手局に対して送信電力を増加または減少するよう指示する情報であって“0”または“1”のみからなるビット列であり、他方のグループは前記送信電力調節幅を示す情報であることを特徴とする請求項10〜16いずれか記載の送信電力制御方法。
  18. 前記受信環境はSIR(Signal to Interference Ratio)であり、前記受信品質はBLER(Block Error Rate)であることを特徴とする請求項10〜17いずれか記載の送信電力制御方法。
  19. 相手局からの受信信号を基に送信電力制御情報を生成し前記相手局に送信する無線通信装置の送信電力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記受信信号を基に測定される自装置の受信環境とその目標値との差及び指定された係数に応じて、前記相手局における送信電力の送信電力調節幅を可変して前記送信電力制御情報を生成する送信電力制御情報生成ステップと、
    記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記係数を可変制御して指定する係数制御ステップとを含むことを特徴とするプログラム。
  20. 前記受信信号の受信品質とその目標値との差に応じて前記受信環境の目標値の調節幅を可変制御し、前記受信環境の目標値をその調節幅だけ変更する目標値制御ステップを含むことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  21. 前記受信環境はSIR(Signal to Interference Ratio)であり、前記受信品質はBLER(Block Error Rate)であることを特徴とする請求項19または20記載のプログラム。
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