JP2000286791A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP2000286791A
JP2000286791A JP9142599A JP9142599A JP2000286791A JP 2000286791 A JP2000286791 A JP 2000286791A JP 9142599 A JP9142599 A JP 9142599A JP 9142599 A JP9142599 A JP 9142599A JP 2000286791 A JP2000286791 A JP 2000286791A
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station
handover
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JP9142599A
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English (en)
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Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TPCビット及びFBIビットを用いて
送信電力制御を行うCDMA通信システムにおいて、非
ハンドオーバ時のFBIビットの有効利用とTPCビッ
トを用いた送信電力制御の精度向上を同時に図ること。 【解決手段】 受信電力測定部117が、受信信号のS
IRを算出し、ステップ数決定部119が、受信SIR
と所望SIRとの差分の絶対値を算出して通信相手局に
指示する送信電力増減量を決定し、FBIビット生成部
121が、ハンドオーバ時には、ハンドオーバ制御部1
16の出力に基づいて、選択基地局のID番号を示すF
BIビットを生成し、ハンドオーバ時には、ステップ数
決定部119の出力に基づいて、通信相手局への送信電
力増減量指示を示すFBIビットを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置に関
し、特にTPCビット及びFBIビットを用いて送信電
力制御を行うCDMA送受信装置及びそのFBIビット
利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信におけるアクセス方式の1つで
ある符号分割多元接続(Code Division
Multiple Access;CDMA)方式は、
同一周波数、同一時間をユーザ間で共有するアクセス方
式である。
【0003】したがって、希望の送信局が遠方に、非希
望の干渉局が近くにいる場合において、各局が同一パワ
で送信を行うと、干渉局からの信号レベルの方が希望の
送信局の信号レベルにより大きくなり、通信不能とな
る。
【0004】よって、通常のCDMA通信システムにお
いては、送信電力制御を行い、各移動局における受信レ
ベルが同一になるように制御する。送信電力制御の方法
としては、TPCビットを用いたものがよく知られてい
る。
【0005】ここで、ハンドオーバ時の送信電力制御に
ついて説明する。CDMA方式の移動体通信において、
図3に示すように、基地局からの下り回線は、個別のチ
ャネルであるデータ・チャネル(以下、「データch」
という)と、止まり木(又は、パーチ)チャネル(以
下、「パーチch」という)から成り、通信端末からの
上り回線は、個別のチャネルであるデータchと制御チ
ャネル(以下、「制御ch」という)から成り、通信端
末301が、基地局302のカバーするセルと基地局3
03のカバーするセルとの間でハンドオーバ状態にある
ものとする。
【0006】ハンドオーバ時、通信端末301は、基地
局302及び基地局303の両方のパーチchを受信
し、常時受信レベルを監視して、パーチchの受信レベ
ルの高い方の基地局とのみデータ通信を行う。よって、
ハンドオーバ時は、データ通信を行う基地局が逐次切り
替わる場合もある。
【0007】以下、ある通信端末がハンドオーバ状態に
ある場合に、通信相手先候補である周辺基地局の中でデ
ータchによりデータ通信が行われるものを選択基地
局、行われないものを非選択基地局、と呼ぶこととす
る。既に述べたように、ハンドオーバ状態にある通信端
末は、パーチchに関しては、選択基地局及び非選択基
地局双方からの信号を受信し、監視している。
【0008】ところが、このようなハンドオーバ状態に
おいて、TPCビットを用いたクローズド・ループの送
信電力制御が行われると、通信端末からの信号を受けた
非選択基地局もTPCビットの指示に従ってしまうた
め、TPCビットの指示内容が「送信電力増」である場
合、非選択基地局は、送信信号が通信端末において用い
られないにもかかわらず、送信電力を上げて送信するた
め、伝搬路において他の信号に及ぼす干渉が大きくな
る。
【0009】そこで、図4に示すように、TPCビット
に加えてFBIビットをオーバーヘッドに追加し、FB
Iビットを用いて通信端末から非選択基地局にデータ送
信停止を指示するシステムが提案されている。
【0010】ここで、TPCビットは1ビットからなる
ものとする。又、FBIビットは、任意のビット数でよ
いが、ここでは、2ビットからなるものとする。FBI
ビットに関して詳しくは後述する。
【0011】以下、図5及び図6を用いて、従来の送受
信装置について説明する。図5は、通信端末側の従来の
送受信装置の概略構成を示す要部ブロック図であり、図
6は、基地局側の従来の送受信装置の概略構成を示す要
部ブロック図である。
【0012】なお、ここで、通信端末は、ハンドオーバ
時に最大2つの周辺基地局を通信先候補とするものと
し、通信端末は2つの復調部を有する構成を採るものと
する。
【0013】通信端末側における従来の送受信装置を示
す図5において、アンテナ501は、無線信号を送受信
し、共用器502は、アンテナへ送受信信号の入出力を
切り替える。
【0014】無線受信部503は、受信信号に対して受
信処理し、復調部504及び505は、通信相手局であ
る基地局からの受信信号を復調処理する。
【0015】スイッチ506は、非ハンドオーバ時は切
替が行われず、入出力は固定されるが、ハンドオーバ時
は後述するハンドオーバ制御部515の出力に基づいて
出力を切り替え、復調部504及び復調部505のいず
れか一方の出力を出力する。
【0016】ハンドオーバ制御信号抽出部507は、受
信信号中からハンドオーバ制御信号を抽出する。ハンド
オーバ制御信号とは、ハンドオーバ状態に入るか否かを
指示する制御信号であり、後に詳述する。
【0017】TPCDビット抽出部508は、選択基地
局からの受信信号中に含まれるTPCDビットを抽出す
る。ここでは、下り回線のTPCビットをTPCDビッ
ト、上り回線のTPCビットをTPCUビット、とい
う。
【0018】送信電力制御部509は、TPCDビット
抽出部508によって抽出された受信信号中のTPCD
ビットから通信相手局である選択基地局から指示された
送信電力の増減指示を読み取り、後述する無線送信部5
21に指示する。
【0019】受信電力測定部510は、ハンドオーバ時
に、各周辺基地局からのパーチchの受信レベルを測定
し、制御信号生成部511は、ハンドオーバ時に、測定
された各周辺基地局からのパーチchの受信レベルを大
きい順にランキングし、このランキング結果を通信相手
局である各周辺基地局に伝達するための制御信号を生成
する。
【0020】スイッチ512〜514は、ハンドオーバ
制御信号抽出部507の出力によって開閉が切り替えら
れ、受信されたハンドオーバ制御信号がハンドオーバ状
態に入ることを指示する内容である場合に閉じられ、ハ
ンドオーバ状態下では閉じた状態を維持し、非ハンドオ
ーバ時には開放状態が維持される。
【0021】ハンドオーバ制御部515は、ハンドオー
バ時に、受信電力測定部510の出力である各周辺基地
局からのパーチchの受信レベルを比較し、受信レベル
が最も高い基地局を選択する。
【0022】FBIビット生成部516は、ハンドオー
バ制御部515の出力に基づいて、選択された基地局の
ID番号を示すFBIビットを生成する。このFBIビ
ットは、送信データに付加され、各周辺基地局に送信さ
れるため、各周辺基地局はFBIビットの示すID番号
が自局のID番号と一致するか否かを確認することによ
って、自局が選択されているか否か、すなわち自局から
の送信データを通信相手局である通信端末が受信してい
るか否か、を知ることができる。
【0023】受信電力測定部517は、選択基地局から
の受信信号の受信レベルを測定し、TPCUビット生成
部518は、測定された受信レベルから算出される受信
信号のSIR(Signal Interferenc
e Ratio)が、予め設けられた目標SIRに近づ
くように、通信相手局である基地局に伝達する送信電力
増減指示内容を決定し、この決定に基づいてTPCU
ットを生成する。
【0024】フレーム生成部519は、送信データと、
TPCUビットと、FBIビットと、から複数のフレー
ムから成る送信信号を生成する。変調部520は、フレ
ーム生成部519によって生成された送信信号及び制御
信号生成部511によって生成された制御信号に対して
変調処理を行う。
【0025】無線送信部521は、変調処理後の送信信
号及び制御信号を送信処理し、送信電力制御部509に
よって指示された送信電力の増減指示に基づいて、予め
定められた所定電力量分増減させた送信電力値で、共用
器502に介してアンテナ501から送信する。所定電
力量は、例えば1dBであり、送信の度に1dB上げら
れるか、又は下げられる。
【0026】又、基地局側における従来の送受信装置を
示す図6において、アンテナ601は、無線信号を送受
信し、共用器602は、アンテナへ送受信信号の入出力
を切り替える。
【0027】無線受信部603は、受信信号に対して受
信処理し、復調部604は、受信信号を復調処理し、制
御信号抽出部605は、復調処理された受信信号中から
制御信号を抽出する。この制御信号には、既に述べたよ
うに、通信相手局における各周辺基地局からのパーチc
hの受信レベルのランキングに関する情報が含まれてい
る。
【0028】TPCUビット抽出部606は、受信信号
中からTPCUビットを抽出し、FBIビット抽出部6
07は、受信信号中からFBIビットを抽出し、抽出後
の受信信号を受信データとして出力する。
【0029】ハンドオーバ制御信号生成部608は、抽
出された制御信号中から、通信相手局である通信端末に
おける周辺基地局からの受信レベルのランキングを得、
各受信レベルが接近している場合には、通信相手局であ
る通信端末にハンドオーバ状態に入るように、すなわち
周辺基地局の中でパーチchの受信レベルが最も高い基
地局に適宜選択基地局を設定するように、指示する内容
のハンドオーバ制御信号を生成する。
【0030】送信電力制御部609は、TPCUビット
抽出部606によって抽出された受信信号中のTPCU
ビットによって通信相手局である通信端末から指示され
た送信電力の増減指示を読み取り、後述する無線送信部
616における送信電力を制御する。
【0031】ON/OFF制御部610は、ハンドオー
バ時に、FBIビット抽出部607によって受信信号中
から抽出されたFBIビットを読み取り、いずれの周辺
基地局が通信相手局である通信端末によって選択されて
いるか、すなわち自局が選択基地局として選択されてい
るか否か、についての情報を得、この結果に基づいて後
述するスイッチ615の開閉を制御する。
【0032】受信電力測定部611は、通信相手局であ
る通信端末からの受信信号の受信レベルを測定し、TP
Dビット生成部612は、測定された受信レベルから
算出される受信信号のSIRが、予め設けられた目標S
IRに近づくように近づくように、通信相手局である基
地局に伝達する送信電力増減指示内容を決定し、この決
定に基づいてTPCDビットを生成する。
【0033】フレーム生成部613は、送信データ及び
TPCDビットから、複数のフレームから成る送信信号
を生成する。変調部614は、フレーム生成部613に
よって生成された送信信号及びハンドオーバ制御信号生
成部608によって生成されたハンドオーバ制御信号に
対して変調処理を行う。
【0034】スイッチ615は、ON/OFF制御部6
10によって開閉が制御され、自局が選択されている場
合は閉じられ、自局が選択されていない場合は開放され
る。
【0035】無線送信部616は、変調処理後の送信信
号及びハンドオーバ制御信号を送信処理し、送信電力制
御部609によって指示された送信電力の増減指示に基
づいて、所定値(例えば1dB)分増減させた送信電力
値で、共用器602に介してアンテナ601から送信す
る。
【0036】次いで、上記構成を有する従来の送受信装
置が非ハンドオーバ状態からハンドオーバ状態に入る場
合のハンドオーバ制御動作について説明する。
【0037】通常のデータ通信が行われている非ハンド
オーバ時、通信端末側では、基地局からの無線信号がア
ンテナ501によって受信され、共用器502を介して
無線受信部503によって受信処理されている。
【0038】各周辺基地局からのパーチchの信号は、
復調部504及び505によって復調され、受信電力測
定部510によってそれぞれの受信レベルが算出され、
これら算出された受信レベルは、制御信号生成部511
によって、大きい順にランキングされ、このランキング
についての情報を含有し、通信相手局である各周辺基地
局に伝達するための制御信号に変換される。
【0039】このように生成されたランキング情報を含
む制御信号は、変調部520によって変調処理され、無
線送信部521によって送信処理され、共用器502を
介し、アンテナ501から各周辺基地局へ制御chを用
いて送信される。
【0040】各周辺基地局おいて、通信端末から送信さ
れた上記ランキング情報を含む制御信号は、アンテナ6
01によって受信され、共用器602を介して、無線受
信部603に入力されて受信処理され、復調部604に
よって復調処理され、制御信号抽出部605によって抽
出され、ハンドオーバ制御信号生成部608に入力され
る。
【0041】ランキング情報は、ハンドオーバ制御信号
生成部608によって制御信号中から読み取られ、受信
レベル間の差が所定値より小さくなった場合に、通信相
手局である通信端末にハンドオーバ状態に入るように指
示する内容のハンドオーバ制御信号を生成する。生成さ
れたハンドオーバ制御信号は、変調部614によって変
調処理され、無線送信部616によって送信処理され、
共用器602を介してアンテナ601からパーチchを
用いて送信される。
【0042】このように生成され送信されたハンドオー
バ制御信号は、通信端末において、アンテナ501によ
って受信され、共用器502を介して、無線受信部50
3入力されて受信処理され、復調部504又は505に
よって復調処理され、ハンドオーバ制御信号抽出部50
7によって抽出される。
【0043】このように受信され、抽出された、通信相
手局である基地局からのハンドオーバ制御信号は、非ハ
ンドオーバ時には開放されているスイッチ512〜51
4の切替制御信号となり、ハンドオーバ制御信号の内容
が「ハンドオーバ状態に入れ」という指示内容であった
場合、スイッチ512〜514はすべて閉じられる。
【0044】スイッチ512及び513が閉じられる
と、受信電力測定部510の出力である各周辺基地局か
らのパーチchの受信レベルがハンドオーバ制御部51
5に入力される。入力された各受信レベルは、大小比較
され、比較結果が出力される。
【0045】比較結果は、閉じられたスイッチ514を
介して、スイッチ506に入力され、最も受信レベルの
高い基地局からの信号のみを出力するように切り替えら
れる。このようにして、ハンドオーバ状態下における選
択基地局が設定される。
【0046】又、ハンドオーバ制御部515の出力であ
る比較結果は、FBIビット生成部516にも入力さ
れ、FBIビット生成のための元になる情報として用い
られる。
【0047】生成されたFBIビットは、フレーム生成
部519によって送信データに付加され、変調部520
によって変調処理され、無線送信部521によって送信
処理され、共用器502を介して、アンテナ501から
送信される。
【0048】このように生成され送信されたFBIビッ
トを含む送信信号は、基地局において、アンテナ601
によって受信され、共用器602を介して無線受信部6
03に入力されて受信処理され、復調部604によって
復調処理され、FBIビット抽出部607によってFB
Iビットが抽出される。
【0049】抽出されたFBIビットは、ON/OFF
制御部610に入力され、内容が読み取られ、ハンドオ
ーバ状態にある通信相手局である通信端末によって自局
が選択されているのか否かが判別される。
【0050】判別結果は、スイッチ615に開閉制御信
号として入力され、自局が非選択基地局である場合、パ
ーチch通過時のみスイッチ615を閉じ、データch
通過時は開放し、送信信号を送信しないようにする。
【0051】なお、TPCUビット及びTPCDビットを
用いた送信電力制御に関する動作は、既によく知られて
いるため、説明は省略する。
【0052】このように、既に提案されている、TPC
ビットに加えてFBIビットをオーバーヘッドに追加
し、FBIビットを用いて通信端末から非選択基地局に
データ送信停止を指示するシステムによれば、ハンドオ
ーバ状態にある通信端末に対して、非選択基地局がパー
チchのみ送信し、データchは送信しないようにする
ことができるため、伝搬路における干渉を低減させるこ
とができる。
【0053】なお、ここでは、FBIビットが2ビット
である場合について述べたが、FBIビットのビット数
は任意であり、2ビットに限られるものではない。同様
に、TPCビットも1ビットに限られるものではない。
【0054】又、ここでは、通信端末は、ハンドオーバ
時に最大2つの周辺基地局を通信先候補とする場合につ
いて述べたが、この数はシステム設計上任意であり、2
つに限られるものではない。
【0055】但し、上記パーチchを監視する周辺基地
局の最大数と同じだけの復調部を有する構成とすること
が必要となる。更に、FBIビットは、その伝達する情
報内容として、複数の基地局の中から一つを特定し示す
必要がある。よって、FBIビットが2ビットから成る
のであれば、FBIビットは4値を採り得るため、この
4値を用いて基地局を区別し特定することによって、最
大4つの基地局を特定し示すことができ、したがって、
パーチchを監視する周辺基地局の最大数を4つにする
ことができる。同様に、FBIビットが3ビットであれ
ば、8つの基地局までを通信相手先候補として監視する
ことができる。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているFBIビットを用いた送信電力制御におい
ては、非ハンドオーバ時にFBIビットが利用されない
無駄なダミービットとなり、伝送効率が劣化するという
問題が生じる。
【0057】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、TPCビット及びFBIビットを用いて送信電力
制御を行うCDMA通信システムにおいて、非ハンドオ
ーバ時のFBIビットの有効利用とTPCビットを用い
た送信電力制御の精度向上を同時に図る送受信装置を提
供することを目的とする。
【0058】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、非ハン
ドオーバ時に、FBIビットを用いて送信電力制御にお
ける増減させるステップ数を通信相手局に伝達すること
によって、非ハンドオーバ時のFBIビットの有効利用
を図ると共に、送信電力制御における追従性を向上させ
ることである。
【0059】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る移動体
通信システムは、各通信局が、非ハンドオーバ時に、送
信信号中のFBIビットを用いて、TPCビットを用い
た送信電力制御における送信電力制御量を通信相手局に
伝送する構成を採る。
【0060】この構成によれば、非ハンドオーバ時に無
駄なダミービットとなっていたFBIビットを有効利用
することができ、送信電力制御における追従性を向上さ
せることができる。
【0061】本発明の第2の態様に係る移動体通信シス
テムは、第1の態様において、前記制御量は、所定単位
を用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定めるこ
とができる構成を採る。
【0062】この構成によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0063】本発明の第3の態様に係る移動体通信シス
テムは、第1の態様又は第2の態様において、前記制御
量は、ゼロを含む構成を採る。
【0064】この構成によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0065】本発明の第4の態様に係る通信端末装置
は、通信相手局に対する送信電力の増減指示を表わす送
信電力制御情報を生成する第一情報生成手段と、ハンド
オーバ時には複数の通信相手先候補局の中から実際の通
信相手局に設定された一通信局を特定する情報を表わ
し、非ハンドオーバ時には通信相手局に対する送信電力
の増減量指示を表わす送信電力制御量情報を生成する第
二情報生成手段と、前記第一情報生成手段及び前記第二
情報生成手段によって生成された各情報を送信データに
付加し、送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0066】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末から周辺基地局に対して選択されている基地局の
ID番号を送ることができ、非選択基地局が送信信号を
停止させることができるため、干渉を低減することがで
きる。又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず
増減量の指示を通信相手局に送ることができるため、送
信電力値が所望送信電力値と大きく離れている場合に、
短時間で所望送信電力値に制御することができ、追従性
が向上し、干渉を低減することができる。
【0067】本発明の第5の態様に係る通信端末装置
は、第4の態様において、現状がハンドオーバ状態であ
るか非ハンドオーバ状態であるかの情報を保持する保持
手段と、通信相手局から送信されたハンドオーバに入る
か否かを指示する制御信号を受信信号中から抽出し、こ
の制御信号の指示内容に応じて前記保持手段の保持する
情報を更新する更新手段と、を具備し、前記第二情報生
成手段は、前記保持手段の保持する情報によってハンド
オーバ時であるか否かを判断する構成を採る。
【0068】この構成によれば、通信端末は、通信相手
局である基地局からのハンドオーバに入るか否かの指示
を受け、その指示内容によって現在がハンドオーバ状態
なのか非ハンドオーバ状態なのかを保持しておくため、
その保持内容に応じて、ビット群によって表わす情報の
内容を、ハンドオーバ時の選択基地局のID番号か非ハ
ンドオーバ時の送信電力制御量かを切り替えることがで
きる。
【0069】本発明の第6の態様に係る通信端末装置
は、第5の態様において、受信信号の受信レベルを測定
し、受信信号のSIRを算出するSIR算出手段と、こ
のSIR算出手段によって算出された受信信号のSIR
と予め設定されたSIRの目標値とから通信相手局に対
する送信電力の増減指示内容を決定し、前記第一情報生
成手段に伝達する増減指示設定手段と、前記保持手段の
保持する情報に基づいて、非ハンドオーバ時のみ、前記
SIRと前記SIRの目標値の差分から通信相手局に対
する送信電力増減量の指示内容を決定し、前記第二情報
生成手段に伝達する増減量指示設定手段と、を具備する
構成を採る。
【0070】この構成によれば、受信信号のSIRを算
出し、目標SIRと比較することによって、通信相手局
に指示する送信電力制御の増減及び増減量を算出するこ
とができるため、ハンドオーバ時には増減指示のみを、
非ハンドオーバ時には増減指示及び増減量指示を、それ
ぞれ通信相手局に伝送することができる。
【0071】本発明の第7の態様に係る通信端末装置
は、第5の態様又は第6の態様において、複数の通信相
手先候補局から送信された制御信号を受信し、各制御信
号の受信レベルが最も大きい制御信号の送信局を通信相
手局に設定し、この設定された通信相手局からの送信デ
ータのみを受信データとするように制御するハンドオー
バ制御手段と、前記保持手段の保持する情報に基づい
て、ハンドオーバ時のみ、前記ハンドオーバ制御手段に
よっていずれの通信相手先候補局が通信相手局に設定さ
れたのかを前記第二情報生成手段に伝達する通信相手局
情報伝達手段と、を具備する構成を採る。
【0072】この構成によれば、通信端末は、ハンドオ
ーバ時に、周辺基地局からの制御信号の受信レベルから
実際に通信を行う通信相手局を選択し、いずれの周辺基
地局を選択したのかを制御情報として各周辺基地局に送
信するため、各周辺基地局は、自局が選択されているか
否かを判別することができ、非選択基地局が送信を停止
することによって、干渉を低減することができる。
【0073】本発明の第8の態様に係る通信端末装置
は、第4の態様から第7の態様のいずれかにおいて、前
記送信電力増減量指示は、所定単位を用いて示され、一
単位の示す電力量を任意に定めることができる構成を採
る。
【0074】この構成によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0075】本発明の第9の態様に係る通信端末装置
は、第4の態様から第8の態様のいずれかにおいて、前
記送信電力増減量指示は、増減量ゼロ指示を含む構成を
採る。
【0076】この構成によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0077】本発明の第10の態様に係る基地局装置
は、第4の態様から第9の態様のいずれかにおける通信
端末装置と無線通信を行う構成を採る。
【0078】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末から周辺基地局に対して選択されている基地局の
ID番号を送ることができ、非選択基地局が送信信号を
停止させることができるため、干渉を低減することがで
き、又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増
減量の指示を通信相手局に送ることができるため、送信
電力値が所望送信電力値と大きく離れている場合に、短
時間で所望送信電力値に制御することができ、追従性が
向上し、干渉を低減することができる。
【0079】本発明の第11の態様に係る基地局装置
は、一通信局から送信された、送信電力の増減指示を表
わす送信電力制御情報と、前記一通信局がハンドオーバ
時には、前記一通信局の通信相手局を特定する情報を表
わし、前記一通信局が非ハンドオーバ時には、自局に対
する送信電力の増減量指示を表わす送信電力制御量情報
と、を含む信号を受信する受信手段と、受信信号中から
前記送信電力制御情報を抽出する第一抽出手段と、受信
信号中から前記送信電力制御量情報を抽出する第二抽出
手段と、を具備する構成を採る。
【0080】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末が選択している基地局のID番号を知ることがで
きるため、自局が非選択基地局である場合に送信信号を
停止することができ、干渉を低減することができる。
又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増減量
の指示を知ることができるため、送信電力値が所望送信
電力値と大きく離れている場合に、短時間で所望送信電
力値に制御することができ、追従性が向上し、干渉を低
減することができる。
【0081】本発明の第12の態様に係る基地局装置
は、第11の態様において、前記一通信局がハンドオー
バ時に、前記第二抽出手段によって抽出された送信電力
制御量情報の表わす前記一通信局の通信相手局が、自局
であるか否かを判定する判定手段と、前記一通信局がハ
ンドオーバ時に、前記判定手段が自局が選択されていな
いと判定した場合、送信データの送信を停止する送信停
止手段と、前記一通信局が非ハンドオーバ時に、前記第
二抽出手段によって抽出された送信電力制御量情報の表
わす送信電力増減量を、前記第一抽出手段によって抽出
された送信電力制御情報に応じてその時点での送信電力
値から増加又は減少させて新たな送信電力値を設定する
送信電力制御手段と、を具備する構成を採る。
【0082】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末が選択している基地局のID番号を知ることがで
きるため、自局が非選択基地局である場合に送信信号を
停止することができ、干渉を低減することができる。
又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増減量
の指示を知ることができるため、送信電力値が所望送信
電力値と大きく離れている場合に、短時間で所望送信電
力値に制御することができ、追従性が向上し、干渉を低
減することができる。
【0083】本発明の第13の態様に係る基地局装置
は、第12の態様において、前記一通信局における複数
の通信相手局からの受信信号の受信レベルをランキング
したランキング情報を含む信号を受信し、このランキン
グ情報に基づいて前記一通信局にハンドオーバ状態に入
るように指示するか否かを判断し、この判断結果を前記
一通信局に伝達するための制御信号を生成する生成手段
と、現状がハンドオーバ状態であるか非ハンドオーバ状
態であるかの情報を保持する保持手段と、前記生成手段
によって生成された制御信号の指示内容に応じて前記保
持手段の保持する情報を更新する更新手段と、を具備す
る構成を採る。
【0084】この構成によれば、基地局は、通信相手局
である通信端末が複数の周辺基地局から受信した制御信
号の受信レベルを大きい順に並べた情報を受信し、各受
信レベルが接近している場合には通信端末にハンドオー
バ状態に入るように指示し、この指示内容によって現在
がハンドオーバ状態なのか非ハンドオーバ状態なのかを
保持しておくため、その保持内容に応じて、受信信号中
から抽出したビット群が表わす情報の内容を、ハンドオ
ーバ時は選択基地局のID番号として、非ハンドオーバ
時の送信電力制御量として、それぞれ切り替えて使い分
けることができる。
【0085】本発明の第14の態様に係る基地局装置
は、第11の態様から第13の態様のいずれかにおい
て、前記送信電力増減量指示は、所定単位を用いて示さ
れ、一単位の示す電力量を任意に定めることができる構
成を採る。
【0086】この構成によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0087】本発明の第15の態様に係る基地局装置
は、第11の態様から第14の態様のいずれかにおい
て、前記送信電力増減量指示は、増減量ゼロ指示を含む
構成を採る。
【0088】この構成によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0089】本発明の第16の態様に係る基地局装置
は、第11の態様から第15の態様のいずれかにおける
基地局装置と無線通信を行う構成を採る。
【0090】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末から周辺基地局に対して選択されている基地局の
ID番号を送ることができ、非選択基地局が送信信号を
停止させることができるため、干渉を低減することがで
き、又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増
減量の指示を通信相手局に送ることができるため、送信
電力値が所望送信電力値と大きく離れている場合に、短
時間で所望送信電力値に制御することができ、追従性が
向上し、干渉を低減することができる。
【0091】本発明の第17の態様に係る移動体通信シ
ステムは、第4の態様から第9の態様又は第16の態様
のいずれかにおける通信端末装置と、第10の態様から
第15の態様における基地局装置と、を用いる構成を採
る。
【0092】この構成によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末から周辺基地局に対して選択されている基地局の
ID番号を送ることができ、非選択基地局が送信信号を
停止させることができるため、干渉を低減することがで
き、又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増
減量の指示を通信相手局に送ることができるため、送信
電力値が所望送信電力値と大きく離れている場合に、短
時間で所望送信電力値に制御することができ、追従性が
向上し、干渉を低減することができる。
【0093】本発明の第18の態様に係るFBIビット
利用方法は、非ハンドオーバ時に、送信信号中のFBI
ビットを用いて、TPCビットを用いた送信電力制御に
おける送信電力制御量を通信相手局に伝送するようにし
た。
【0094】この方法によれば、非ハンドオーバ時に無
駄なダミービットとなっていたFBIビットを有効利用
することができ、送信電力制御における追従性を向上さ
せることができる。
【0095】本発明の第19の態様に係るFBIビット
利用方法は、第18の態様において、前記制御量は、所
定単位を用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定
めることができるようにした。
【0096】この方法によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0097】本発明の第20の態様に係るFBIビット
利用方法は、第18の態様又は第19の態様において、
前記制御量は、ゼロを含むようにした。
【0098】この方法によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0099】本発明の第21の態様に係る送信電力制御
方法は、通信相手局に対する送信電力の増減指示を表わ
す送信電力制御情報を生成する第一情報生成工程と、ハ
ンドオーバ時には複数の通信相手先候補局の中から実際
の通信相手局に設定された一通信局を特定する情報を表
わし、非ハンドオーバ時には通信相手局に対する送信電
力の増減量指示を表わす送信電力制御量情報を生成する
第二情報生成工程と、を具備し、前記第一情報生成工程
及び前記第二情報生成工程によって生成された各情報を
送信データに付加し、送信するようにした。
【0100】この方法によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末から周辺基地局に対して選択されている基地局の
ID番号を送ることができ、非選択基地局が送信信号を
停止させることができるため、干渉を低減することがで
きる。又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず
増減量の指示を通信相手局に送ることができるため、送
信電力値が所望送信電力値と大きく離れている場合に、
短時間で所望送信電力値に制御することができ、追従性
が向上し、干渉を低減することができる。
【0101】本発明の第22の態様に係る送信電力制御
方法は、第21の態様において、通信相手局から送信さ
れたハンドオーバに入るか否かを指示する制御信号を受
信信号中から抽出し、この制御信号の指示内容に応じて
現状がハンドオーバ状態であるか非ハンドオーバ状態で
あるかの情報を保持し、この保持された情報を前記第二
情報生成工程におけるハンドオーバ時であるか否かの判
断に用いるようにした。
【0102】この方法によれば、通信端末は、通信相手
局である基地局からのハンドオーバに入るか否かの指示
を受け、その指示内容によって現在がハンドオーバ状態
なのか非ハンドオーバ状態なのかを保持しておくため、
その保持内容に応じて、ビット群によって表わす情報の
内容を、ハンドオーバ時の選択基地局のID番号か非ハ
ンドオーバ時の送信電力制御量かを切り替えることがで
きる。
【0103】本発明の第23の態様に係る送信電力制御
方法は、第22の態様において、受信信号の受信レベル
を測定し、受信信号のSIRを算出し、この算出された
受信信号のSIRと予め設定されたSIRの目標値とか
ら前記第一情報生成工程における通信相手局に対する送
信電力の増減指示内容を決定し、又、非ハンドオーバ時
のみ、前記SIRと前記SIRの目標値の差分から前記
第二情報生成工程における通信相手局に対する送信電力
増減量の指示内容を決定するようにした。
【0104】この方法によれば、受信信号のSIRを算
出し、目標SIRと比較することによって、通信相手局
に指示する送信電力制御の増減及び増減量を算出するこ
とができるため、ハンドオーバ時には増減指示のみを、
非ハンドオーバ時には増減指示及び増減量指示を、それ
ぞれ通信相手局に伝送することができる。
【0105】本発明の第24の態様に係る送信電力制御
方法は、第22の態様又は第23の態様において、複数
の通信相手先候補局から送信された制御信号を受信し、
各制御信号の受信レベルが最も大きい制御信号の送信局
を通信相手局に設定し、この設定された通信相手局から
の送信データのみを受信データとし、ハンドオーバ時の
み、いずれの通信相手先候補局が通信相手局に設定され
たのかを前記第二情報生成手段に伝達するようにした。
【0106】この方法によれば、通信端末は、ハンドオ
ーバ時に、周辺基地局からの制御信号の受信レベルから
実際に通信を行う通信相手局を選択し、いずれの周辺基
地局を選択したのかを制御情報として各周辺基地局に送
信するため、各周辺基地局は、自局が選択されているか
否かを判別することができ、非選択基地局が送信を停止
することによって、干渉を低減することができる。
【0107】本発明の第25の態様に係る送信電力制御
方法は、第21の態様から第24の態様のいずれかにお
いて、前記送信電力増減量指示は、所定単位を用いて示
され、一単位の示す電力量を任意に定めることができる
ようにした。
【0108】この方法によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0109】本発明の第26の態様に係る送信電力制御
方法は、第21の態様から第25の態様のいずれかにお
いて、前記送信電力増減量指示は、増減量ゼロ指示を含
むようにした。
【0110】この方法によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0111】本発明の第27の態様に係る送信電力制御
方法は、一通信局から送信された、送信電力の増減指示
を表わす送信電力制御情報と、前記一通信局がハンドオ
ーバ時には、前記一通信局の通信相手局を特定する情報
を表わし、前記一通信局が非ハンドオーバ時には、自局
に対する送信電力の増減量指示を表わす送信電力制御量
情報と、を含む信号を受信する受信工程と、受信信号中
から前記送信電力制御情報を抽出する第一抽出工程と、
受信信号中から前記送信電力制御量情報を抽出する第二
抽出工程と、を具備するようにした。
【0112】この方法によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末が選択している基地局のID番号を知ることがで
きるため、自局が非選択基地局である場合に送信信号を
停止することができ、干渉を低減することができる。
又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増減量
の指示を知ることができるため、送信電力値が所望送信
電力値と大きく離れている場合に、短時間で所望送信電
力値に制御することができ、追従性が向上し、干渉を低
減することができる。
【0113】本発明の第28の態様に係る送信電力制御
方法は、第27の態様において、前記一通信局がハンド
オーバ時に、前記第二抽出工程によって抽出された送信
電力制御量情報の表わす前記一通信局の通信相手局が自
局であるか否かを判定し、自局が選択されていないと判
定した場合には送信データの送信を停止し、又、前記一
通信局が非ハンドオーバ時には、前記第二抽出工程によ
って抽出された送信電力制御量情報の表わす送信電力増
減量を、前記第一抽出工程によって抽出された送信電力
制御情報に応じてその時点での送信電力値から増加又は
減少させて新たな送信電力値を設定するようにした。
【0114】この方法によれば、ハンドオーバ時に、通
信端末が選択している基地局のID番号を知ることがで
きるため、自局が非選択基地局である場合に送信信号を
停止することができ、干渉を低減することができる。
又、非ハンドオーバ時には、増減指示のみならず増減量
の指示を知ることができるため、送信電力値が所望送信
電力値と大きく離れている場合に、短時間で所望送信電
力値に制御することができ、追従性が向上し、干渉を低
減することができる。
【0115】本発明の第29の態様に係る送信電力制御
方法は、第28の態様において、前記一通信局における
複数の通信相手局からの受信信号の受信レベルをランキ
ングしたランキング情報を含む信号を受信し、このラン
キング情報に基づいて前記一通信局にハンドオーバ状態
に入るように指示するか否かを判断し、この判断結果を
前記一通信局に伝達するための制御信号を生成し、この
生成された制御信号の指示内容に応じて現状がハンドオ
ーバ状態であるか非ハンドオーバ状態であるかの情報を
保持するようにした。
【0116】この方法によれば、基地局は、通信相手局
である通信端末が複数の周辺基地局から受信した制御信
号の受信レベルを大きい順に並べた情報を受信し、各受
信レベルが接近している場合には通信端末にハンドオー
バ状態に入るように指示し、この指示内容によって現在
がハンドオーバ状態なのか非ハンドオーバ状態なのかを
保持しておくため、その保持内容に応じて、受信信号中
から抽出したビット群が表わす情報の内容を、ハンドオ
ーバ時は選択基地局のID番号として、非ハンドオーバ
時の送信電力制御量として、それぞれ切り替えて使い分
けることができる。
【0117】本発明の第30の態様に係る送信電力制御
方法は、第27の態様から第29の態様のいずれかにお
いて、前記送信電力増減量指示は、所定単位を用いて示
され、一単位の示す電力量を任意に定めることができる
ようにした。
【0118】この方法によれば、一単位の示す電力量を
任意に定め、送信電力の制御可能範囲を広げることがで
きるため、特に、送信電力値が所望送信電力値と大きく
離れている場合に、短時間で所望送信電力値に制御する
ことができ、追従性が向上し、干渉を低減することがで
きる。
【0119】本発明の第31の態様に係る送信電力制御
方法は、第27の態様から第30の態様のいずれかにお
いて、前記送信電力増減量指示は、増減量ゼロ指示を含
むようにした。
【0120】この方法によれば、送信電力値が所望送信
電力値とほぼ同値で、送信電力値を増減させる必要のな
い場合に、TPCビットが1ビットであるにもかかわら
ず、現在の送信電力値を増減させず維持することを指示
することができるため、無駄な送信電力値の増減を防止
し、適切な送信電力値を維持することができる。
【0121】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0122】本実施の形態に係る送受信装置は、非ハン
ドオーバ時にFBIビットで送信電力制御のステップ数
を表わすものである。
【0123】以下、図1及び図2を用いて、本実施の形
態に係る送受信装置について説明する。図1は、本発明
の一実施の形態に係る通信端末側の送受信装置の概略構
成を示す要部ブロック図であり、図2は、本発明の一実
施の形態に係る基地局側の送受信装置の概略構成を示す
要部ブロック図である。
【0124】なお、ここで、通信端末は、ハンドオーバ
時に最大2つの周辺基地局を通信先候補とするものと
し、通信端末は2つの復調部を有する構成を採るものと
する。又、FBIビットのビット数は、2ビットである
ものとする。
【0125】本実施の形態に係る通信端末側における送
受信装置を示す図1において、アンテナ101は、無線
信号を送受信し、共用器102は、アンテナへ送受信信
号の入出力を切り替える。
【0126】無線受信部103は、受信信号に対して受
信処理し、復調部104及び105は、通信相手局であ
る基地局からの受信信号を復調処理する。
【0127】スイッチ106は、非ハンドオーバ時は切
替が行われず、入出力は固定されるが、ハンドオーバ時
は後述するハンドオーバ制御部516の出力に基づいて
出力を切り替え、復調部104及び復調部105のいず
れか一方の出力を出力する。
【0128】ハンドオーバ制御信号抽出部107は、受
信信号中からハンドオーバ制御信号を抽出する。ハンド
オーバ制御信号とは、ハンドオーバ状態に入るか否かを
指示する制御信号であり、後に詳述する。
【0129】TPCDビット抽出部108は、選択基地
局からの受信信号中に含まれるTPCDビットを抽出す
る。送信電力制御部109は、TPCDビット抽出部1
08によって抽出された受信信号中のTPCDビットか
ら通信相手局である選択基地局から指示された送信電力
の増減指示を読み取り、後述する無線送信部124に指
示する。
【0130】受信電力測定部110は、ハンドオーバ時
に、各周辺基地局からのパーチchの受信レベルを測定
し、制御信号生成部111は、ハンドオーバ時に、測定
された各周辺基地局からのパーチchの受信レベルを大
きい順にランキングし、このランキング結果を通信相手
局である各周辺基地局に伝達するための制御信号を生成
する。
【0131】スイッチ112〜114は、ハンドオーバ
制御信号抽出部107の出力によって開閉が切り替えら
れ、受信されたハンドオーバ制御信号がハンドオーバ状
態に入ることを指示する内容である場合に閉じられ、ハ
ンドオーバ状態下では閉じた状態を維持し、非ハンドオ
ーバ時には開放状態が維持される。
【0132】格納部115は、例えばレジスタであり、
ハンドオーバ制御信号抽出部107の出力を格納してお
き、すなわち現時点がハンドオーバ状態下であるか否か
という情報を保持する。
【0133】ハンドオーバ制御部116は、ハンドオー
バ時に、受信電力測定部110の出力である各周辺基地
局からのパーチchの受信レベルを比較し、受信レベル
が最も高い基地局を選択する。
【0134】受信電力測定部117は、選択基地局から
の受信信号の受信レベルを測定し、TPCUビット生成
部118は、測定された受信レベルから算出される受信
信号のSIRが、予め設けられた目標SIRに近づくよ
うに、通信相手局である基地局に伝達する送信電力増減
指示内容を決定し、この決定に基づいてTPCUビット
を生成する。
【0135】ステップ数決定部119は、受信SIRと
目標SIRとの差に基づいて、通信相手局である基地局
において送信電力をどの程度増減させればよいか、その
制御量を見積もり、ステップ数を決定する。
【0136】スイッチ120は、格納部115の内容に
よって切替が制御され、ハンドオーバ時にはハンドオー
バ制御部116の出力を後述するFBIビット生成部1
21に入力するように出力が切り替えられ、非ハンドオ
ーバ時にはステップ数決定部119の出力を後述するF
BIビット生成部121に入力するように出力が切り替
えられる。
【0137】FBIビット生成部121は、ハンドオー
バ状態下では、ハンドオーバ制御部116の出力に基づ
いて、いずれの基地局が選択されたかを示すFBIビッ
トを生成する。このFBIビットは、送信データに付加
され、各周辺基地局に送信されるため、各周辺基地局は
自局が選択されているか、すなわち自局からの送信デー
タを通信相手局である通信端末が受信しているか否か、
を知ることができる。
【0138】又、FBIビット生成部121は、非ハン
ドオーバ時には、ステップ数決定部119によって定め
られたステップ数を示すFBIビットを生成する。この
FBIビットは、送信データに付加され、通信相手局で
ある基地局に送信されるため、基地局は、TPCUビッ
トに従って送信電力を増減させる際にどの程度上げれば
良いのか又は下げれば良いのかを示すステップ数を知る
ことができる。
【0139】フレーム生成部122は、送信データと、
TPCUビットと、FBIビットと、から複数のフレー
ムから成る送信信号を生成する。変調部123は、フレ
ーム生成部122によって生成された送信信号及び制御
信号生成部111によって生成された制御信号に対して
変調処理を行う。
【0140】無線送信部124は、変調処理後の送信信
号及び制御信号を送信処理し、送信電力制御部109に
よって指示された送信電力の増減指示に基づいて、所定
のステップ数分増減させた送信電力値で、共用器102
に介してアンテナ101から送信する。
【0141】又、本実施の形態に係る基地局側における
送受信装置を示す図2において、アンテナ201は、無
線信号を送受信し、共用器202は、アンテナへ送受信
信号の入出力を切り替える。
【0142】無線受信部203は、受信信号に対して受
信処理し、復調部204は、受信信号を復調処理し、制
御信号抽出部205は、復調処理された受信信号中から
制御信号を抽出する。この制御信号は、既に述べたよう
に、通信相手局における各周辺基地局からのパーチch
の受信レベルのランキングに関する情報が含まれてい
る。
【0143】TPCUビット抽出部206は、受信信号
中からTPCUビットを抽出し、FBIビット抽出部2
07は、受信信号中からFBIビットを抽出し、抽出後
の受信信号を受信データとして出力する。
【0144】ハンドオーバ制御信号生成部208は、抽
出された制御信号中から、通信相手局である通信端末に
おける周辺基地局からの受信レベルのランキングを得、
通信相手局である通信端末にハンドオーバ状態に入るよ
うに、すなわち周辺基地局の中でパーチchの受信レベ
ルが最も高い基地局に適宜選択基地局を設定するように
指示する内容のハンドオーバ制御信号を生成する。
【0145】格納部209は、例えばレジスタであり、
ハンドオーバ制御信号生成部208の出力を格納してお
き、すなわち現時点がハンドオーバ状態下であるか否か
という情報を保持する。
【0146】スイッチ210は、格納部209の内容に
よって切替が制御され、ハンドオーバ時にはFBIビッ
ト抽出部207によって抽出されたFBIビットをON
/OFF制御部211に入力するように出力が切り替え
られ、非ハンドオーバ時にはFBIビット抽出部207
によって抽出されたFBIビットを後述する可変ステッ
プ送信電力制御部212に入力するように出力が切り替
えられる。
【0147】ON/OFF制御部211は、ハンドオー
バ時に、FBIビット抽出部207によって受信信号中
から抽出されたFBIビットを読み取り、自局が選択基
地局として選択されているか否かを得、この結果に基づ
いて後述するスイッチ217の開閉を制御する。
【0148】可変ステップ送信電力制御部212は、ハ
ンドオーバ時には、TPCUビット抽出部206によっ
て抽出された受信信号中のTPCUビットによって通信
相手局である通信端末から指示された送信電力の増減指
示を読み取り、後述する無線送信部218における送信
電力を制御し、非ハンドオーバ時には、TPCUビット
抽出部206によって抽出されたTPCUビット及びF
BIビット抽出部207によって抽出されたFBIビッ
トによって、通信相手局である通信端末から指示された
送信電力の増減及び増減量の指示を読み取り、後述する
無線送信部218における送信電力を制御する。
【0149】受信電力測定部213は、通信相手局であ
る通信端末からの受信信号の受信レベルを測定し、TP
Dビット生成部214は、測定された受信レベルから
算出される受信信号のSIRが、予め設けられた目標S
IRに近づくように近づくように、通信相手局である基
地局に伝達する送信電力増減指示内容を決定し、この決
定に基づいてTPCDビットを生成する。
【0150】フレーム生成部215は、送信データと、
TPCDビットと、から複数のフレームから成る送信信
号を生成する。変調部216は、フレーム生成部215
によって生成された送信信号及びハンドオーバ制御信号
生成部208によって生成されたハンドオーバ制御信号
に対して変調処理を行う。
【0151】スイッチ217は、非ハンドオーバ時は常
に閉じており、又、ハンドオーバ時は、ON/OFF制
御部211によって開閉が制御され、自局が選択されて
いる場合は閉じられ、自局が選択されていない場合は開
放される。
【0152】無線送信部218は、変調処理後の送信信
号及びハンドオーバ制御信号を送信処理し、ハンドオー
バ時には、送信電力制御部212によって指示された送
信電力の増減指示に基づいて所定のステップ数分増減さ
せた送信電力値で、非ハンドオーバ時には、送信電力制
御部212によって指示された送信電力の増減及び増減
量の指示に基づいて増減させた送信電力値で、共用器2
02に介してアンテナ201から送信する。
【0153】次いで、上記構成を有する本実施の形態に
係る送受信装置の非ハンドオーバ時の送信電力制御動作
について説明する。なお、ハンドオーバ時の動作は従来
の送受信装置と同様であるため、説明は省略する。
【0154】通常のデータ通信が行われている非ハンド
オーバ時、通信端末側では、基地局からの無線信号がア
ンテナ101によって受信され、共用器102を介して
無線受信部103によって受信処理され、復調部104
又は復調部105によって復調処理される。
【0155】ここで、非ハンドオーバ状態であれば、ハ
ンドオーバ制御信号抽出部107によって抽出されるハ
ンドオーバ制御信号は、非ハンドオーバ状態を維持する
旨を示しているため、格納部115も非ハンドオーバ状
態である旨が格納されている。又、同じく非ハンドオー
バ状態であることから、スイッチ112〜114は開放
されたままであり、スイッチ120はステップ数決定部
119の出力をFBIビット生成部121に入力するよ
うに出力が切り替えられている。
【0156】よって、受信電力測定部110の出力であ
る各周辺基地局からのパーチchの受信レベルは、ハン
ドオーバ制御部116には入力されず、又、ハンドオー
バ制御部116の出力がスイッチ106の出力を切り替
えない。
【0157】復調処理された受信信号は、受信電力測定
部117によって受信レベルが測定され、TPCUビッ
ト生成部118及びステップ数決定部119によって、
通信相手局である基地局に伝達される送信電力の増減指
示及び増減量指示の内容が定められ、増減指示はTPC
Uビットによって、増減量指示はFBIビットによっ
て、それぞれ通信相手局である基地局に伝達される。
【0158】ここで、例えば1ステップ=1dBである
とすると、TPCUビットで送信電力の「増加」が指示
され、FBIビットで「3ステップ」が指示された場
合、これらTPCUビット及びFBIビットを受信した
基地局は、送信電力を「3dB」上げる。
【0159】例えば、送信電力値が所望送信電力値より
4dB離れている場合、1ステップ(又は所定のステッ
プ幅)=1dBとすると、従来の増減指示のみを行う送
信電力制御では、TPCビットを4回送信しなければ所
望値に達しなかったが、本実施の形態によれば、FBI
ビットで増減量を「4ステップ」と指示することによっ
て、1回のTPCビット送信で所望送信電力値に達する
ことができる。
【0160】このように、増減指示のみならず増減量の
指示を送ることができるため、送信電力値が所望送信電
力値と大きく離れている場合に、短時間で所望送信電力
値に制御することができるため、追従性が向上し、干渉
を低減することができる。
【0161】送信電力値が所望送信電力値と大きく離れ
ている場合の一例として、いわゆるスロッテッド・モー
ドによる送信時に、1フレーム空くことによって、最大
10dBずれる場合、等が考えられる。
【0162】なお、ここでは、FBIビットを2ビット
としたため、4段階のステップを伝達することができた
が、FBIビットのビット数を増やすことによって、よ
り多くのステップ数を伝達し、より追従性の向上した制
御を行うこともできる。又、1ステップを何dBに設定
するかもシステム設計上任意であり、1ステップの値を
大きくすると、送信電力値が所望送信電力値と大きく離
れている場合に特に有効となる。
【0163】又、これらステップの段階の中に、0ステ
ップ、すなわちTPCUビットの増減指示にかかわらず
現在の送信電力値を維持せよ、というステップを入れて
おくことにより、従来のTPCビットを用いた送信電力
制御では実現できなかった「送信電力値維持」の指示を
伝達することも可能となる。
【0164】動作の説明に戻ると、このように生成され
たTPCUビット及びFBIビットは、フレーム生成部
122によって、送信データに付加され、送信信号とな
る。送信信号は、変調部123によって変調処理され、
無線送信部124によって送信処理され、共用器102
を介し、アンテナ101から通信相手局である基地局へ
送信される。
【0165】このように生成され送信されたFBIビッ
トを含む送信信号は、基地局において、アンテナ201
によって受信され、共用器202を介して無線受信部2
03に入力されて受信処理され、復調部204によって
復調処理され、FBIビット抽出部207によってFB
Iビットが抽出される。
【0166】なお、ここでは、非ハンドオーバ状態下を
想定しているため、ハンドオーバ制御信号生成部208
において、「ハンドオーバ状態に入れ」という内容のハ
ンドオーバ制御信号が生成されることはなく、よって、
格納部209も非ハンドオーバ状態である旨を保持し、
更にFBIビット抽出部207の出力は、可変ステップ
送信電力制御部212に入力されるようにスイッチ21
0の出力が切り替えられている。
【0167】このように、可変ステップ送信電力制御部
212には、TPCUビット抽出部206の出力である
TPCUビットと、FBIビット抽出部207の出力で
あるFBIビットと、が入力される。これらTPCU
ット及びFBIビットによって示されている増減及び増
減量指示は、可変ステップ送信電力制御部212によっ
て読み取られ、具体的な送信電力の増減量に変換され、
無線送信部218に指示される。
【0168】このように、本実施の形態によれば、TP
Cビット及びFBIビットを用いて送信電力制御を行う
システムにおいて、非ハンドオーバ時には、FBIビッ
トを用いて送信電力制御におけるステップ数を送信する
ため、FBIビットが無駄にならず、又、送信電力制御
のステップ数を可変とすることによって送信電力制御の
追従性を向上させることができる。
【0169】なお、ここでは、FBIビットが2ビット
である場合について述べたが、FBIビットのビット数
は任意であり、2ビットに限られるものではない。同様
に、TPCビットも1ビットに限られるものではない。
【0170】又、ここでは、通信端末は、ハンドオーバ
時に最大2つの周辺基地局を通信先候補とする場合につ
いて述べたが、この数はシステム設計上任意であり、2
つに限られるものではない。
【0171】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FBIビットを用いて送信電力制御における増減させる
ステップ数を通信相手局に伝達するため、TPCビット
及びFBIビットを用いて送信電力制御を行うCDMA
通信システムにおいて、非ハンドオーバ時のFBIビッ
トの有効利用とTPCビットを用いた送信電力制御の精
度向上を同時に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信端末側の送受
信装置の概略構成を示す要部ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る基地局側の送受信
装置の概略構成を示す要部ブロック図
【図3】CDMA方式の移動体通信におけるハンドオー
バ状態を示す模式図
【図4】TPCビット及びFBIビットを用いて送信電
力制御を行うシステムにおけるフレーム構成の概要を示
す模式図
【図5】通信端末側の従来の送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図
【図6】基地局側の従来の送受信装置の概略構成を示す
要部ブロック図
【符号の説明】
115 格納部 119 ステップ数決定部 209 格納部 212 可変ステップ送信電力制御部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各通信局が、非ハンドオーバ時に、送信
    信号中のFBIビットを用いて、TPCビットを用いた
    送信電力制御における送信電力制御量を通信相手局に伝
    送することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記制御量は、所定単位を用いて示さ
    れ、一単位の示す電力量を任意に定めることができるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記制御量は、ゼロを含むことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 通信相手局に対する送信電力の増減指示
    を表わす送信電力制御情報を生成する第一情報生成手段
    と、ハンドオーバ時には複数の通信相手先候補局の中か
    ら実際の通信相手局に設定された一通信局を特定する情
    報を表わし、非ハンドオーバ時には通信相手局に対する
    送信電力の増減量指示を表わす送信電力制御量情報を生
    成する第二情報生成手段と、前記第一情報生成手段及び
    前記第二情報生成手段によって生成された各情報を送信
    データに付加し、送信する送信手段と、を具備すること
    を特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 現状がハンドオーバ状態であるか非ハン
    ドオーバ状態であるかの情報を保持する保持手段と、通
    信相手局から送信されたハンドオーバに入るか否かを指
    示する制御信号を受信信号中から抽出し、この制御信号
    の指示内容に応じて前記保持手段の保持する情報を更新
    する更新手段と、を具備し、前記第二情報生成手段は、
    前記保持手段の保持する情報によってハンドオーバ時で
    あるか否かを判断することを特徴とする請求項4記載の
    通信端末装置。
  6. 【請求項6】 受信信号の受信レベルを測定し、受信信
    号のSIRを算出するSIR算出手段と、このSIR算
    出手段によって算出された受信信号のSIRと予め設定
    されたSIRの目標値とから通信相手局に対する送信電
    力の増減指示内容を決定し、前記第一情報生成手段に伝
    達する増減指示設定手段と、前記保持手段の保持する情
    報に基づいて、非ハンドオーバ時のみ、前記SIRと前
    記SIRの目標値の差分から通信相手局に対する送信電
    力増減量の指示内容を決定し、前記第二情報生成手段に
    伝達する増減量指示設定手段と、を具備することを特徴
    とする請求項5記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 複数の通信相手先候補局から送信された
    制御信号を受信し、各制御信号の受信レベルが最も大き
    い制御信号の送信局を通信相手局に設定し、この設定さ
    れた通信相手局からの送信データのみを受信データとす
    るように制御するハンドオーバ制御手段と、前記保持手
    段の保持する情報に基づいて、ハンドオーバ時のみ、前
    記ハンドオーバ制御手段によっていずれの通信相手先候
    補局が通信相手局に設定されたのかを前記第二情報生成
    手段に伝達する通信相手局情報伝達手段と、を具備する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の通信端末
    装置。
  8. 【請求項8】 前記送信電力増減量指示は、所定単位を
    用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定めること
    ができることを特徴とする請求項4から請求項7のいず
    れかに記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記送信電力増減量指示は、増減量ゼロ
    指示を含むことを特徴とする請求項4から請求項8のい
    ずれかに記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項9のいずれかに記
    載の通信端末装置と無線通信を行うことを特徴とする基
    地局装置。
  11. 【請求項11】 一通信局から送信された、送信電力の
    増減指示を表わす送信電力制御情報と、前記一通信局が
    ハンドオーバ時には、前記一通信局の通信相手局を特定
    する情報を表わし、前記一通信局が非ハンドオーバ時に
    は、自局に対する送信電力の増減量指示を表わす送信電
    力制御量情報と、を含む信号を受信する受信手段と、受
    信信号中から前記送信電力制御情報を抽出する第一抽出
    手段と、受信信号中から前記送信電力制御量情報を抽出
    する第二抽出手段と、を具備することを特徴とする基地
    局装置。
  12. 【請求項12】 前記一通信局がハンドオーバ時に、前
    記第二抽出手段によって抽出された送信電力制御量情報
    の表わす前記一通信局の通信相手局が、自局であるか否
    かを判定する判定手段と、前記一通信局がハンドオーバ
    時に、前記判定手段が自局が選択されていないと判定し
    た場合、送信データの送信を停止する送信停止手段と、
    前記一通信局が非ハンドオーバ時に、前記第二抽出手段
    によって抽出された送信電力制御量情報の表わす送信電
    力増減量を、前記第一抽出手段によって抽出された送信
    電力制御情報に応じてその時点での送信電力値から増加
    又は減少させて新たな送信電力値を設定する送信電力制
    御手段と、を具備することを特徴とする請求項11記載
    の基地局装置。
  13. 【請求項13】 前記一通信局における複数の通信相手
    局からの受信信号の受信レベルをランキングしたランキ
    ング情報を含む信号を受信し、このランキング情報に基
    づいて前記一通信局にハンドオーバ状態に入るように指
    示するか否かを判断し、この判断結果を前記一通信局に
    伝達するための制御信号を生成する生成手段と、現状が
    ハンドオーバ状態であるか非ハンドオーバ状態であるか
    の情報を保持する保持手段と、前記生成手段によって生
    成された制御信号の指示内容に応じて前記保持手段の保
    持する情報を更新する更新手段と、を具備することを特
    徴とする請求項12記載の基地局装置。
  14. 【請求項14】 前記送信電力増減量指示は、所定単位
    を用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定めるこ
    とができることを特徴とする請求項11から請求項13
    のいずれかに記載の基地局装置。
  15. 【請求項15】 前記送信電力増減量指示は、増減量ゼ
    ロ指示を含むことを特徴とする請求項11から請求項1
    4のいずれかに記載の基地局装置。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項15のいずれか
    に記載の基地局装置と無線通信を行うことを特徴とする
    通信端末装置。
  17. 【請求項17】 請求項4から請求項9又は請求項16
    のいずれかに記載の通信端末装置と、請求項10から請
    求項15のいずれかに記載の基地局装置と、を用いるこ
    とを特徴とする移動体通信システム。
  18. 【請求項18】 非ハンドオーバ時に、送信信号中のF
    BIビットを用いて、TPCビットを用いた送信電力制
    御における送信電力制御量を通信相手局に伝送すること
    を特徴とするFBIビット利用方法。
  19. 【請求項19】 前記制御量は、所定単位を用いて示さ
    れ、一単位の示す電力量を任意に定めることができるこ
    とを特徴とする請求項18記載のFBIビット利用方
    法。
  20. 【請求項20】 前記制御量は、ゼロを含むことを特徴
    とする請求項18又は請求項19記載のFBIビット利
    用方法。
  21. 【請求項21】 通信相手局に対する送信電力の増減指
    示を表わす送信電力制御情報を生成する第一情報生成工
    程と、ハンドオーバ時には複数の通信相手先候補局の中
    から実際の通信相手局に設定された一通信局を特定する
    情報を表わし、非ハンドオーバ時には通信相手局に対す
    る送信電力の増減量指示を表わす送信電力制御量情報を
    生成する第二情報生成工程と、を具備し、前記第一情報
    生成工程及び前記第二情報生成工程によって生成された
    各情報を送信データに付加し、送信することを特徴とす
    る送信電力制御方法。
  22. 【請求項22】 通信相手局から送信されたハンドオー
    バに入るか否かを指示する制御信号を受信信号中から抽
    出し、この制御信号の指示内容に応じて現状がハンドオ
    ーバ状態であるか非ハンドオーバ状態であるかの情報を
    保持し、この保持された情報を前記第二情報生成工程に
    おけるハンドオーバ時であるか否かの判断に用いること
    を特徴とする請求項21記載の送信電力制御方法。
  23. 【請求項23】 受信信号の受信レベルを測定し、受信
    信号のSIRを算出し、この算出された受信信号のSI
    Rと予め設定されたSIRの目標値とから前記第一情報
    生成工程における通信相手局に対する送信電力の増減指
    示内容を決定し、又、非ハンドオーバ時のみ、前記SI
    Rと前記SIRの目標値の差分から前記第二情報生成工
    程における通信相手局に対する送信電力増減量の指示内
    容を決定することを特徴とする請求項22記載の送信電
    力制御方法。
  24. 【請求項24】 複数の通信相手先候補局から送信され
    た制御信号を受信し、各制御信号の受信レベルが最も大
    きい制御信号の送信局を通信相手局に設定し、この設定
    された通信相手局からの送信データのみを受信データと
    し、ハンドオーバ時のみ、いずれの通信相手先候補局が
    通信相手局に設定されたのかを前記第二情報生成手段に
    伝達することを特徴とする請求項22又は請求項23記
    載の送信電力制御方法。
  25. 【請求項25】 前記送信電力増減量指示は、所定単位
    を用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定めるこ
    とができることを特徴とする請求項21から請求項24
    のいずれかに記載の送信電力制御方法。
  26. 【請求項26】 前記送信電力増減量指示は、増減量ゼ
    ロ指示を含むことを特徴とする請求項21から請求項2
    5のいずれかに記載の送信電力制御方法。
  27. 【請求項27】 一通信局から送信された、送信電力の
    増減指示を表わす送信電力制御情報と、前記一通信局が
    ハンドオーバ時には、前記一通信局の通信相手局を特定
    する情報を表わし、前記一通信局が非ハンドオーバ時に
    は、自局に対する送信電力の増減量指示を表わす送信電
    力制御量情報と、を含む信号を受信する受信工程と、受
    信信号中から前記送信電力制御情報を抽出する第一抽出
    工程と、受信信号中から前記送信電力制御量情報を抽出
    する第二抽出工程と、を具備することを特徴とする送信
    電力制御方法。
  28. 【請求項28】 前記一通信局がハンドオーバ時に、前
    記第二抽出工程によって抽出された送信電力制御量情報
    の表わす前記一通信局の通信相手局が自局であるか否か
    を判定し、自局が選択されていないと判定した場合には
    送信データの送信を停止し、又、前記一通信局が非ハン
    ドオーバ時には、前記第二抽出工程によって抽出された
    送信電力制御量情報の表わす送信電力増減量を、前記第
    一抽出工程によって抽出された送信電力制御情報に応じ
    てその時点での送信電力値から増加又は減少させて新た
    な送信電力値を設定することを特徴とする請求項27記
    載の送信電力制御方法。
  29. 【請求項29】 前記一通信局における複数の通信相手
    局からの受信信号の受信レベルをランキングしたランキ
    ング情報を含む信号を受信し、このランキング情報に基
    づいて前記一通信局にハンドオーバ状態に入るように指
    示するか否かを判断し、この判断結果を前記一通信局に
    伝達するための制御信号を生成し、この生成された制御
    信号の指示内容に応じて現状がハンドオーバ状態である
    か非ハンドオーバ状態であるかの情報を保持することを
    特徴とする請求項28記載の送信電力制御方法。
  30. 【請求項30】 前記送信電力増減量指示は、所定単位
    を用いて示され、一単位の示す電力量を任意に定めるこ
    とができることを特徴とする請求項27から請求項29
    のいずれかに記載の送信電力制御方法。
  31. 【請求項31】 前記送信電力増減量指示は、増減量ゼ
    ロ指示を含むことを特徴とする請求項27から請求項3
    0のいずれかに記載の送信電力制御方法。
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