JP2016127436A - 無線機器、及び、送信電力制御方法 - Google Patents

無線機器、及び、送信電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線機器の消費電力を抑制する。【解決手段】無線機器20は、受信部222と検出部221と制御部300とを備える。受信部222は、基地局からの送信電力制御情報を受信する。検出部221は、上記基地局からの無線信号の受信強度を検出する。制御部300は、上記検出した受信強度に基づいて、上記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線機器、及び、送信電力制御方法に関する。
基地局と無線機器とを備える無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1乃至4を参照)。無線通信システムは、無線信号の送信タイミングを制御するTA(Timing Advance)情報に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する。TA情報は、無線信号が無線機器から基地局まで伝搬する時間が長くなるほど、送信タイミングを早める指示を含む。
特開2014−36272号公報 特開2006−287489号公報 特開平8−168075号公報 特開2006−173937号公報
TA情報は、受信された無線信号に対して、復調及び復号化を行なった後、復号化後の信号に対して、MAC(Medium Access Control)と呼ばれる通信プロトコルに従った処理を行なうことにより取得される。従って、TA情報を含む信号が受信されてから、TA情報が取得されるまでに要する時間は長くなりやすい。このため、上記無線機器においては、送信電力制御量の補正が遅延しやすい。この結果、送信電力が無駄に大きくなることにより、無線機器が消費する電力(消費電力)が過大になることがある。
一つの側面として、本発明の目的の一つは、無線機器の消費電力を抑制することにある。
一つの側面では、無線機器は、基地局からの送信電力制御情報を受信する受信部と、上記基地局からの無線信号の受信強度を検出する検出部と、上記検出した受信強度に基づいて、上記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する制御部と、を備える。
無線機器の消費電力を抑制できる。
送信電力制御の一例を表すブロック図である。 実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を表すブロック図である。 図2に示す無線機器の構成の一例を表すブロック図である。 図3に示す送信電力制御部の構成の一例を表すブロック図である。 図3に示す送信電力制御部が記憶する、TA値と電力閾値とを対応付けた情報の一例を表すテーブルである。 判定期間における受信強度の変化の一例を表すグラフである。 判定期間における受信強度の変化の一例を表すグラフである。 判定期間における受信強度の変化の一例を表すグラフである。 図3に示す送信電力制御部により決定される電力閾値の変化の一例を表すグラフである。 図3に示す送信電力制御部が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 図2に示す無線機器における送信電力の変化の一例を表すグラフである。
図1に例示するように、基地局91は、無線機器92により送信された無線信号を受信し、受信強度検出部911にて、受信した無線信号の強度(換言すると、受信強度)を検出する。
基地局91は、検出された受信強度が所定の閾値以下である場合、TPC送信部912にて、送信電力の増加を表す送信電力制御量を示すTPC命令を無線機器92へ送信する。TPCは、Transmit Power Controlの略記である。一方、基地局91は、検出された受信強度が上記閾値よりも大きい場合、TPC送信部912にて、送信電力の減少を表す送信電力制御量を示すTPC命令を無線機器92へ送信する。
無線機器92は、TPC受信部921にて、基地局91により送信されたTPC命令を受信する。無線機器92は、送信電力制御部922にて、上りリンクにおける無線信号の送信電力を、TPC命令が示す送信電力制御量だけ変化させる。
ところで、基地局91と無線機器92との間の通信の品質が低くなるほど、基地局91から送信されたTPC命令を、無線機器92が正しく受信できない確率が高くなる。また、基地局91と無線機器92との間の通信の品質が急速に変化した場合、基地局91により送信されたTPC命令が、最新の通信の品質を反映していないことがある。
従って、無線機器92は、送信電力を、TPC命令が示す送信電力制御量だけ変化させた場合に、送信電力を適切に制御できないことがある。この場合、送信電力が無駄に大きくなることにより、無線機器92が電力を浪費することがある。また、この場合、上りリンクにおける無線信号の送信電力を、基地局91と無線機器92との間の通信の品質に応じた適切な値に制御できないことがある。
そこで、実施形態においては、基地局からの無線信号の受信強度に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する。これによれば、無線機器の消費電力を抑制できる。また、TA情報に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する場合よりも、送信電力制御量を迅速に補正できる。従って、送信電力の増加を早期に抑制できる。この結果、無線機器の消費電力を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
<実施形態>
(構成)
図2に例示するように、実施形態に係る無線通信システム1は、例示的に、M個の基地局10−1,10−2,…,10−Mと、N個の無線機器20−1,20−2,…,20−Nと、を備える。
本例では、Mは、1以上の整数を表す。また、以下において、基地局10−mは、区別する必要がない場合、基地局10とも表される。mは、1からMの整数を表す。本例では、Nは、1以上の整数を表す。また、以下において、無線機器20−nは、区別する必要がない場合、無線機器20とも表される。nは、1からNの整数を表す。
無線通信システム1は、基地局10と、無線機器20と、の間で、所定の無線通信方式に従った無線通信を行なう。例えば、無線通信方式は、LTE方式である。LTEは、Long Term Evolutionの略記である。なお、無線通信方式は、LTE方式と異なる方式(例えば、LTE−Advanced、又は、WiMAX等の方式)であってもよい。WiMAXは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略記である。
各基地局10は、無線エリアを形成する。なお、各基地局10は、複数の無線エリアを形成してもよい。無線エリアは、カバレッジ・エリア、又は、通信エリアと表されてもよい。例えば、無線エリアは、マクロセル、マイクロセル、ナノセル、ピコセル、フェムトセル、ホームセル、スモールセル、又は、セクタセル等のセルと表されてよい。各基地局10−mは、基地局10−mが形成する無線エリア内に位置する無線機器20と無線通信を行なう。
各基地局10は、通信回線を介して通信可能に通信網(例えば、コアネットワーク)NWに接続されている。基地局10と通信網NWとの間のインタフェースは、S1インタフェースと表されてもよい。また、基地局10間のインタフェースは、X2インタフェースと表されてもよい。
無線通信システム1のうちの基地局10よりも通信網(即ち、上位)NW側の部分は、EPCと表されてもよい。EPCは、Evolved Packet Coreの略記である。無線通信システム1のうちの基地局10により形成される部分は、E−UTRANと表されてもよい。E−UTRANは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Networkの略記である。
各無線機器20−nは、無線機器20−nが位置する無線エリアにおいて提供されている無線リソースを用いて、当該無線エリアを形成する基地局10と無線通信を行なう。なお、無線機器20は、無線端末、無線装置、移動局、移動端末、端末装置、又は、ユーザ端末(UE;User Equipment)と表されてもよい。例えば、無線機器20は、携帯電話機、スマートフォン、センサ、又は、メータ(測定器)等である。無線機器20は、ユーザによって携帯されていてもよいし、車両等の移動体に搭載されていてもよいし、固定されていてもよい。
本例では、基地局10から無線機器20へ送信される無線信号は、下りリンクにおける無線信号と表される。また、本例では、無線機器20から基地局10へ送信される無線信号は、上りリンクにおける無線信号と表される。
図3に例示するように、無線機器20−nは、例示的に、無線処理部21と、BB部22と、MAC処理部23と、複数(本例では、2個)のアンテナ24−1及び24−2と、を備える。BBは、Basebandの略記である。MACは、Medium Access Controlの略記である。なお、無線機器20−nが備えるアンテナの数は、1つ又は3つ以上であってもよい。
無線処理部21は、基地局10から無線にて送信された信号をアンテナ24−1及び24−2を介して受信する。無線処理部21は、受信した信号に対して、周波数変換(ここでは、ダウンコンバート)を行なう。変換後の信号は、BB信号と表されてよい。無線処理部21は、BB信号をBB部22へ出力する。
また、無線処理部21には、BB部22からBB信号が入力される。無線処理部21は、入力されたBB信号に対して、周波数変換(ここでは、アップコンバート)を行なう。更に、無線処理部21には、BB部22から送信電力値が入力される。無線処理部21は、送信される無線信号の送信電力が、入力された送信電力値に一致するように、周波数変換後の信号を増幅し、増幅後の信号をアンテナ24−1及び24−2を介して基地局10へ送信する。
BB部22は、探索部221と、復調部222と、復号化部223と、符号化部224と、変調部225と、を備える。
探索部221には、無線処理部21からBB信号が入力される。探索部221は、入力されたBB信号に基づいて、通信先の基地局10を識別する。更に、探索部221は、入力されたBB信号に基づいて、パス及びパスタイミングの検出等を行なう。
加えて、探索部221は、入力されたBB信号に基づいて、無線機器20−nが受信した無線信号の強度(換言すると、受信強度)を検出し、検出した受信強度を変調部225へ出力する。本例では、受信強度の検出は、サブフレーム毎に行なわれる。本例では、各サブフレームは、無線信号の、所定の時間長(本例では、1ms)を有する要素である。探索部221は、基地局10からの無線信号の強度を検出する検出部の一例である。
更に、探索部221は、入力されたBB信号を復調部222へ出力する。
復調部222には、探索部221からBB信号が入力される。復調部222は、入力されたBB信号を復調する。復調部222は、復調したBB信号を復号化部223へ出力する。復調部222は、復調したBB信号からTPC命令を取得し、取得したTPC命令を変調部225へ出力する。TPC命令は、制御チャネルにて送信されてよい。
本例では、TPC命令は、サブフレーム毎に送信される。本例では、TPC命令は、TPC値を含む。例えば、TPC値は、1ビットの情報である。TPC値は、送信電力制御量を示す送信電力制御情報の一例である。復調部222は、基地局10からの送信電力制御情報を受信する受信部の一例である。
復号化部223には、復調部222からBB信号が入力される。復号化部223は、入力されたBB信号に対して、復号化処理を行なう。復号化部223は、処理後のBB信号をMAC処理部23へ出力する。
符号化部224には、MAC処理部23からBB信号が入力される。符号化部224は、入力されたBB信号に対して、符号化処理を行なう。符号化部224は、処理後のBB信号を変調部225へ出力する。
変調部225には、復調部222からTPC命令が入力される。更に、変調部225には、後述するように、MAC処理部23からTA(Timing Advance)情報が入力される。TA情報は、無線信号が送信されるタイミング(換言すると、送信タイミング)を制御する情報である。本例では、TA情報は、無線信号が無線機器20から基地局10まで伝搬する時間が長くなるほど、送信タイミングを早める指示を含む。TA情報は、送信タイミング制御情報と表されてよい。
変調部225には、符号化部224からBB信号が入力される。変調部225は、入力されたBB信号を変調する。変調部225は、無線処理部21により無線信号が送信されるタイミングが、入力されたTA情報に基づくタイミングに調整されるように、変調後のBB信号を無線処理部21へ出力する。
変調部225は、送信電力制御部300を備える。送信電力制御部300は、変調部225に入力された、受信強度、TPC命令及びTA情報に基づいて、送信電力値を決定し、決定した送信電力値を無線処理部21へ出力する。送信電力制御部300は、受信強度に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する制御部の一例である。送信電力制御部300については、後述する。
MAC処理部23には、復号化部223からBB信号が入力される。MAC処理部23は、入力されたBB信号に対して、MACレイヤにおける処理を行なう。例えば、MACレイヤにおける処理は、MACに従ったフレームのヘッダに対する処理を含む。MAC処理部23は、処理後のデータを出力する。例えば、出力されたデータは、上位レイヤにおける処理が行なわれた後に、無線機器20のユーザに対して出力されてよい。
更に、本例では、MAC処理部23は、入力されたBB信号からTA情報を取得し、取得したTA情報を変調部225へ出力する。
MAC処理部23には、データが入力される。例えば、データは、無線機器20のユーザにより入力されたデータに対して、上位レイヤにおける処理が行なわれた後のデータであってよい。MAC処理部23は、入力されたデータに対してMACレイヤにおける処理を行なうことにより、BB信号を生成し、生成したBB信号を符号化部224へ出力する。
送信電力制御部300について説明を加える。
図4に例示するように、送信電力制御部300は、送信電力制御量取得部301と、電力閾値決定部302と、記憶部303と、受信強度変化判定部304と、送信電力変化量取得部305と、送信電力制御量補正部306と、を備える。
送信電力制御量取得部301は、復調部222から入力されるTPC命令に含まれるTPC値を取得し、取得したTPC値に基づいて送信電力制御量を取得する。本例では、送信電力制御量の単位は、dBmである。
本例では、送信電力制御量取得部301は、TPC値と、送信電力制御量と、を対応付けた情報を予め記憶する。本例では、送信電力制御量取得部301は、TPC値としての「0」と、送信電力制御量としての「−1」と、を対応付けた情報と、TPC値としての「1」と、送信電力制御量としての「+1」と、を対応付けた情報と、を記憶する。
従って、TPC値が「0」である場合、TPC値は、送信電力制御量が「−1dBm」であることを表す。更に、TPC値が「1」である場合、TPC値は、送信電力制御量が「+1dBm」であることを表す。
送信電力制御量取得部301は、取得した送信電力制御量を送信電力制御量補正部306へ出力する。
電力閾値決定部302は、MAC処理部23から入力されたTA情報に基づいて、電力閾値を決定し、決定した電力閾値を送信電力制御量補正部306へ出力する。本例では、電力閾値の決定及び電力閾値の出力は、所定の決定周期が経過する毎に行なわれる。例えば、決定周期は、複数(例えば、数個から数十個)のサブフレームに対応する時間である。
本例では、TA情報は、TA値を含む。本例では、TA値は、正の整数を有する。本例では、TA値は、TA値が大きくなるほど、送信タイミングを早めることを表す。本例では、TA値が大きくなることは、基地局10と無線機器20との間の距離が長くなることを表すと捉えられてよい。また、TA値が大きくなることは、無線信号が無線機器20から基地局10まで伝搬する時間が長くなることを表すと捉えられてよい。
図5に例示するように、電力閾値決定部302は、TA値と電力閾値とを対応付けた情報を予め記憶する。本例では、電力閾値決定部302により記憶されている情報における電力閾値は、その電力閾値と対応付けられたTA値が大きくなるほど大きくなる。例えば、電力閾値決定部302は、TA値の最小値としての「0」と、電力閾値としての「−25dBm」と、を対応付けた情報と、TA値の最大値としての「20512」と、電力閾値としての「+10dBm」と、を対応付けた情報と、を含む情報を記憶する。
なお、TA値と電力閾値とを対応付けた情報は、無線機器20のユーザにより入力された情報、又は、基地局10から受信された情報に基づいて変更されてもよい。
本例では、電力閾値の決定は、電力閾値決定部302により記憶されている情報と、MAC処理部23から電力閾値決定部302に入力されたTA情報に含まれるTA値と、に基づいて行なわれる。
なお、送信電力制御部300は、所定の電力閾値を予め記憶し、TA情報に基づく電力閾値の決定に代えて、TA情報に基づかずに、記憶している電力閾値を用いてもよい。この場合、送信電力制御部300は、電力閾値決定部302を不要としてよい。
記憶部303は、探索部221から受信強度が入力される毎に、入力された受信強度と、受信強度が検出された時点と、を対応付けた情報を記憶する。更に、記憶部303は、後述するように送信電力制御量補正部306により送信電力値が出力される毎に、出力された送信電力値と、送信電力がその送信電力値に制御される時点と、を対応付けた情報を記憶する。
受信強度変化判定部304は、記憶部303に記憶されている、受信強度と、その受信強度が検出された時点と、を対応付けた情報に基づいて、判定期間において受信強度が増加したか否かを判定する。本例では、判定期間は、上記判定が行なわれる時点と、その時点よりも所定の判定時間だけ前の時点と、の間の期間である。例えば、判定期間は、サブフレームに同期するように設定されてよい。本例では、判定時間は、数個から数十個のサブフレームに対応する時間である。例えば、判定時間は、5msから30msの間の時間であってよい。
本例では、図6に例示するように、受信強度変化判定部304は、時点t10から時点t11までの判定期間において受信強度が単調に増加した場合、判定期間において受信強度が増加したと判定する。本例では、受信強度変化判定部304は、判定期間において受信強度が単調に増加しなかった場合、判定期間において受信強度が増加しなかったと判定する。
なお、図7に例示するように、受信強度変化判定部304は、判定期間が開始する時点t10における受信強度よりも、判定期間が終了する時点t11における受信強度が大きい場合、判定期間において受信強度が増加したと判定してもよい。この場合、受信強度変化判定部304は、判定期間が終了する時点における受信強度が、判定期間が開始する時点における受信強度以下である場合、判定期間において受信強度が増加しなかったと判定してよい。
また、図8に例示するように、受信強度変化判定部304は、判定期間における受信強度を近似した直線(換言すると、近似直線)L1の傾きが正の値を有する場合、判定期間において受信強度が増加したと判定してもよい。例えば、受信強度変化判定部304は、最小二乗法を用いて近似直線の傾きを算出してよい。この場合、受信強度変化判定部304は、判定期間における受信強度を近似した直線の傾きが0以下である場合、判定期間において受信強度が増加しなかったと判定してよい。
例えば、受信強度が増加することは、基地局10と無線機器20との間の通信の品質が高くなることを表すと捉えられてよい。また、受信強度が増加することは、基地局10と無線機器20との間の通信路又は伝搬路の状態が良好になることを表すと捉えられてよい。また、受信強度が増加することは、基地局10と無線機器20との間の距離が短くなることを表すと捉えられてよい。
受信強度変化判定部304は、上記判定の結果を送信電力制御量補正部306へ出力する。
送信電力変化量取得部305は、記憶部303に記憶されている、送信電力値と、送信電力がその送信電力値に制御される時点と、を対応付けた情報に基づいて、判定期間における送信電力値の変化量(換言すると、送信電力変化量)を取得する。本例では、送信電力変化量取得部305は、判定期間が終了する時点の送信電力値から、判定期間が開始する時点の送信電力値を減じた値を、判定期間における送信電力変化量として取得する。
送信電力変化量取得部305は、取得した送信電力変化量を送信電力制御量補正部306へ出力する。
本例では、送信電力制御量補正部306は、下記の第1乃至第4の条件のすべてが満足された場合、送信電力制御量取得部301から入力された送信電力制御量を補正する。
第1の条件は、送信電力制御量取得部301から送信電力制御量補正部306に入力された送信電力制御量が正の値である、という条件である。換言すると、第1の条件は、TPC命令が送信電力の増加を指示する、という条件である。
第2の条件は、送信電力変化量取得部305から入力された送信電力変化量が、所定の変化量閾値よりも大きい、という条件である。本例では、変化量閾値は、送信電力制御量補正部306により予め記憶されている。なお、変化量閾値は、無線機器20のユーザにより入力された情報、又は、基地局10から受信された情報に基づいて変更されてもよい。
第3の条件は、送信電力の制御に用いられている送信電力値が、電力閾値決定部302から入力された電力閾値よりも大きい、という条件である。本例では、送信電力の制御に用いられている送信電力値は、第1乃至第4の条件が満足されるか否かが判定される時点にて送信電力の制御に用いられている送信電力値である。
第4の条件は、判定期間において受信強度が増加している、という条件である。本例では、上述したように、第4の条件が満足されるか否かは、受信強度変化判定部304により判定される。
補正後の送信電力制御量は、補正後制御量と表されてよい。本例では、補正後制御量は、指示制御量に所定の補正係数を乗じた値である。指示制御量は、送信電力制御量取得部301から送信電力制御量補正部306に入力された送信電力制御量である。送信電力制御量補正部306は、補正係数を予め記憶する。本例では、補正係数は、1よりも小さい。例えば、補正係数は、0.25又は0.5である。なお、補正係数は、0又は負の値であってもよい。
本例では、補正後制御量は、指示制御量よりも小さい。換言すると、送信電力制御量補正部306による送信電力制御量の補正は、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させる。
なお、補正係数は、無線機器20のユーザにより入力された情報、又は、基地局10から受信された情報に基づいて変更されてもよい。また、送信電力制御量補正部306は、補正係数に代えて、指示制御量よりも小さい補正後制御量を予め記憶するとともに、補正係数に基づく補正に代えて、指示制御量を、記憶している補正後制御量に置換することにより、送信電力制御量の補正を行なってよい。
送信電力制御量補正部306は、上記の第1乃至第4の条件のすべてが満足された場合、送信電力の制御に用いられている送信電力値に補正後制御量を加えた値を送信電力値として無線処理部21へ出力する。換言すると、この場合、送信電力制御量補正部306は、送信電力制御情報としてのTPC値が示す送信電力制御量を補正し、補正した送信電力制御量だけ送信電力値を変更し、変更後の送信電力値を出力する。
一方、送信電力制御量補正部306は、上記の第1乃至第4の条件の少なくとも1つが満足されない場合、送信電力の制御に用いられている送信電力値に指示制御量を加えた値を送信電力値として無線処理部21へ出力する。換言すると、この場合、送信電力制御量補正部306は、送信電力制御情報としてのTPC値が示す送信電力制御量を補正せずに、その送信電力制御量だけ送信電力値を変更し、変更後の送信電力値を出力する。
なお、送信電力制御量補正部306は、上記の第2乃至第4の条件の少なくとも1つ、及び、上記の第1の条件が満足された場合、送信電力制御量取得部301から入力された送信電力制御量を補正してもよい。例えば、送信電力制御量補正部306は、上記の第2乃至第4の条件のうちの所定の2つの条件、及び、上記の第1の条件が満足された場合、送信電力制御量取得部301から入力された送信電力制御量を補正してもよい。
(動作)
無線通信システム1の動作について、図9乃至図11を参照しながら説明する。
無線機器20は、上記決定周期が経過する毎に、TA情報に基づいて、電力閾値を決定する。例えば、図9に例示するように、時点tにて無線機器20が取得したTA情報に含まれるTA値が、時点tにて無線機器20が取得したTA情報に含まれるTA値よりも小さい場合を想定する。
この場合、時点tにて無線機器20が決定する電力閾値fは、時点tにて無線機器20が決定する電力閾値fよりも小さい。本例では、電力閾値は、最大電力よりも小さく、且つ、最小電力よりも大きい。最大電力は、無線機器20における送信電力の最大値である。最小電力は、無線機器20における送信電力の最小値である。
更に、無線機器20は、サブフレームが受信される毎に、受信されたサブフレームに対して、図10に例示する処理を実行する。本例では、無線機器20は、復調部222により取得されたTPC命令に含まれるTPC値を取得し、取得したTPC値に基づいて送信電力制御量を取得する(図10のステップS101)。
次いで、無線機器20は、取得した送信電力制御量が送信電力の増加を示すか否かを判定する(図10のステップS102)。本例では、無線機器20は、取得した送信電力制御量が正の値を有する場合、送信電力制御量が送信電力の増加を示すと判定する。
ここでは、TPC値が「1」である(換言すると、送信電力制御量が「+1dBm」である)場合を想定する。この場合、無線機器20は、「Yes」と判定し、判定期間における送信電力変化量を取得する(図10のステップS103)。次いで、無線機器20は、取得した送信電力変化量が変化量閾値よりも大きいか否かを判定する(図10のステップS104)。
ここでは、送信電力変化量が変化量閾値よりも大きい場合を想定する。この場合、無線機器20は、「Yes」と判定し、現時点の送信電力値が、決定された電力閾値のうちの最新の値よりも大きいか否かを判定する(図10のステップS105)。
ここでは、現時点の送信電力値が、決定された電力閾値のうちの最新の値よりも大きい場合を想定する。この場合、無線機器20は、「Yes」と判定し、探索部221にて検出された受信強度が判定期間において増加しているか否かを判定する(図10のステップS106)。
ここでは、判定期間において受信強度が増加している場合を想定する。この場合、無線機器20は、「Yes」と判定し、ステップS101にて取得した送信電力制御量を補正する(図10のステップS107)。本例では、無線機器20は、ステップS101にて取得した送信電力制御量に補正係数を乗じた値に、送信電力制御量を補正する。
次いで、無線機器20は、現時点の送信電力値に、送信電力制御量(ここでは、補正後制御量)を加えた値を送信電力値として算出し、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、算出した送信電力値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を補正後制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる(図10のステップS108)。
次いで、無線機器20は、現時点の時間と、ステップS108にて算出した送信電力値と、探索部221にて検出された受信強度の最新の値と、を対応付けて記憶する(図10のステップS109)。その後、無線機器20は、図10に例示する処理を終了する。
次に、送信電力変化量が変化量閾値以下である場合を想定する。この場合、無線機器20は、ステップS104にて「No」と判定し、送信電力制御量を補正せずにステップS108へ進む。従って、この場合、無線機器20は、現時点の送信電力値に、送信電力制御量(ここでは、指示制御量)を加えた値を送信電力値として算出し、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、算出した送信電力値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を指示制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる(図10のステップS108)。次いで、無線機器20は、ステップS109の処理を実行した後、図10に例示する処理を終了する。
次に、現時点の送信電力値が、決定された電力閾値のうちの最新の値以下である場合を想定する。この場合、無線機器20は、ステップS105にて「No」と判定し、送信電力制御量を補正せずにステップS108へ進む。従って、この場合、無線機器20は、現時点の送信電力値に、送信電力制御量(ここでは、指示制御量)を加えた値を送信電力値として算出し、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、算出した送信電力値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を指示制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる(図10のステップS108)。次いで、無線機器20は、ステップS109の処理を実行した後、図10に例示する処理を終了する。
次に、判定期間において受信強度が増加していない場合を想定する。この場合、無線機器20は、ステップS106にて「No」と判定し、送信電力制御量を補正せずにステップS108へ進む。従って、この場合、無線機器20は、現時点の送信電力値に、送信電力制御量(ここでは、指示制御量)を加えた値を送信電力値として算出し、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、算出した送信電力値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を指示制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる(図10のステップS108)。次いで、無線機器20は、ステップS109の処理を実行した後、図10に例示する処理を終了する。
次に、TPC値が「0」である(換言すると、送信電力制御量が「−1dBm」である)場合を想定する。この場合、無線機器20は、ステップS102にて「No」と判定し、ステップS110へ進む。そして、無線機器20は、現時点の送信電力値に、送信電力制御量(ここでは、指示制御量)を加えた値を送信電力値として算出し、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、算出した送信電力値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を指示制御量だけ変化(ここでは、送信電力を減少)させる(図10のステップS110)。
次いで、無線機器20は、現時点の時間と、ステップS110にて算出した送信電力値と、探索部221にて検出された受信強度の最新の値と、を対応付けて記憶する(図10のステップS109)。その後、無線機器20は、図10に例示する処理を終了する。
ここで、図11に例示するように、無線機器20が、送信電力の増加を指示するTPC命令を受信し続けている場合を想定する。この場合において、時点tよりも前の時点において、上記の第2及び第3の条件が満足されず、時点tにて上記の第2及び第3の条件が満足された場合を想定する。時点tは、時点tから判定時間だけ前の時点である。従って、時点tから時点tまでの期間は、時点tにおける判定期間である。
この場合、時点tよりも前の時点においては、無線機器20は、図10のステップS107の処理を実行せずに、ステップS108へ進む。従って、時点tよりも前の時点においては、無線機器20は、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、現時点の送信電力値に指示制御量を加えた値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を指示制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる。
その後、時点tにて、無線機器20は、図10のステップS107の処理を実行した後、ステップS108へ進む。従って、時点tにおいては、無線機器20は、基地局10へ送信される無線信号の送信電力を、現時点の送信電力値に補正後制御量を加えた値に一致するように制御する。換言すると、無線機器20は、無線信号の送信電力を補正後制御量だけ変化(ここでは、送信電力を増加)させる。
なお、無線機器20は、ステップS104〜S106の処理を、図10に例示する順序と異なる任意の順序で実行してよい。
また、無線機器20は、ある時点にて上記の第2乃至第4の条件のすべてが満足された場合、その時点から、所定の継続時間が経過するまでの間、上記の第2乃至第4の条件が満足されるか否かにかかわらず、送信電力制御量を補正してもよい。
以上、説明したように、実施形態に係る無線機器20は、基地局10からの送信電力制御情報を受信し、基地局10からの無線信号の受信強度を検出し、検出した受信強度に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する。
これによれば、TA情報に基づいて、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する場合よりも、送信電力制御量を迅速に補正できる。従って、送信電力の増加を早期に抑制できる。この結果、無線機器20の消費電力を抑制できる。
更に、実施形態に係る無線機器20において、送信電力制御量の補正は、検出された受信強度が増加している場合、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む。
基地局10により検出される受信強度が所定の閾値よりも大きくなる送信電力は、無線機器20により検出された受信強度が大きくなるほど小さくなりやすい。従って、無線機器20によれば、基地局10により検出される受信強度を十分に大きくしながら、無線機器20の送信電力を抑制できる。この結果、無線機器20の消費電力を抑制できる。
更に、実施形態に係る無線機器20において、送信電力制御量の補正は、送信電力が所定の電力閾値よりも大きい場合、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む。
これによれば、無線機器20の送信電力が過大になることを抑制できる。この結果、無線機器20の消費電力を抑制できる。
更に、実施形態に係る無線機器20において、電力閾値は、無線信号が無線機器20から基地局10まで伝搬する時間が短くなるほど小さくなる。
無線信号が無線機器20から基地局10まで伝搬する時間が短くなるほど、基地局10により検出される受信強度は、大きくなりやすい。このため、基地局10により検出される受信強度が所定の閾値よりも大きくなる送信電力は、上記時間が短くなるほど小さくなりやすい。従って、無線機器20によれば、基地局10により検出される受信強度を十分に大きくしながら、無線機器20の送信電力を抑制できる。この結果、無線機器20の消費電力を抑制できる。
更に、実施形態に係る無線機器20において、電力閾値は、基地局10により送信された送信タイミング制御情報に基づいて設定される。
送信タイミング制御情報は、無線信号が無線機器20から基地局10まで伝搬する時間をよく表す。従って、無線機器20によれば、電力閾値を適切に設定できる。
更に、実施形態に係る無線機器20において、送信電力制御量の補正は、所定の判定期間における送信電力の増加量が、所定の変化量閾値よりも大きい場合、送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む。
これによれば、無線機器20の送信電力が急速に増加している場合、送信電力制御量は、送信電力制御情報が示す送信電力制御量よりも小さい値に補正される。従って、無線機器20の送信電力の急速な増加を抑制できる。この結果、無線機器20の消費電力を抑制できる。
なお、実施形態において、送信電力制御量の補正は、基地局10から無線機器20への送信電力制御情報に適用されている。ところで、無線機器20間の直接の通信が行なわれる場合、上述した送信電力制御量の補正は、無線機器20−jから無線機器20−nへの送信電力制御情報に適用されてもよい。無線機器20間の直接の通信は、機器間(D2D;Device to Device)通信と表されてよい。jは、1からNの整数のうちの、nと異なる整数を表す。
例えば、無線機器20−nは、他の無線機器20−jから送信電力制御情報を受信し、他の無線機器20−jからの無線信号の受信強度を検出し、検出した受信強度に基づいて、他の無線機器20−jからの送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正してよい。
また、実施形態において、送信電力制御量の補正は、受信強度に基づいて行なわれる。なお、送信電力制御量の補正が受信強度に基づいて行なわれる期間と、送信電力制御量の補正がTA値に基づいて行なわれる期間と、が設けられてもよい。この場合、送信電力制御量の補正がTA値に基づいて行なわれる期間においては、無線機器20は、第4の条件として、判定期間においてTA値が減少している、という条件を用いてよい。
1 無線通信システム
10 基地局
20 無線機器
21 無線処理部
22 BB部
221 探索部
222 復調部
223 復号化部
224 符号化部
225 変調部
23 MAC処理部
24−1,24−2 アンテナ
300 送信電力制御部
301 送信電力制御量取得部
302 電力閾値決定部
303 記憶部
304 受信強度変化判定部
305 送信電力変化量取得部
306 送信電力制御量補正部
91 基地局
911 受信強度検出部
912 TPC送信部
92 無線機器
921 TPC受信部
922 送信電力制御部
NW 通信網

Claims (9)

  1. 基地局からの送信電力制御情報を受信する受信部と、
    前記基地局からの無線信号の受信強度を検出する検出部と、
    前記検出した受信強度に基づいて、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する制御部と、
    を備える、無線機器。
  2. 請求項1に記載の無線機器であって、
    前記補正は、前記検出された受信強度が増加している場合、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む、無線機器。
  3. 請求項2に記載の無線機器であって、
    前記補正は、前記送信電力が所定の電力閾値よりも大きい場合、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む、無線機器。
  4. 請求項3に記載の無線機器であって、
    前記電力閾値は、無線信号が前記無線機器から前記基地局まで伝搬する時間が短くなるほど小さくなる、無線機器。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の無線機器であって、
    前記電力閾値は、前記基地局により送信された送信タイミング制御情報に基づいて設定される、無線機器。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の無線機器であって、
    前記補正は、所定の判定期間における前記送信電力の増加量が、所定の変化量閾値よりも大きい場合、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む、無線機器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の無線機器であって、
    前記送信電力制御情報は、前記基地局からの無線信号を受信し、前記受信した信号を復調することにより取得される、無線機器。
  8. 基地局からの送信電力制御情報を受信し、
    前記基地局からの無線信号の受信強度を検出し、
    前記検出した受信強度に基づいて、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を補正する、送信電力制御方法。
  9. 請求項8に記載の送信電力制御方法であって、
    前記補正は、前記検出された受信強度が増加している場合、前記送信電力制御情報が示す送信電力制御量を減少させることを含む、送信電力制御方法。
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