JP4569086B2 - 画像読取り光学装置及び該装置における反射面の調整方法 - Google Patents

画像読取り光学装置及び該装置における反射面の調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像読取り光学装置、特に、原稿台ガラス上に載置された原稿の画像を一方向にスキャンしつつ1次元的撮像素子で読み取る画像読取り光学装置及び該装置における反射面の調整方法に関する。
従来から、スキャナ、デジタル複写機の画像読取り光学装置としては、原稿台ガラス上に載置された原稿を主走査方向に1次元的に照射しつつ、副走査方向にスキャンし、その反射原稿像を主走査方向の1次元的撮像素子で読み取るものが提供されている。
この種の画像読取り光学装置において、像面の調整に関しては特許文献1に開示されている。この文献1に開示されている光学系は、屈折光学系であり、レンズを光軸周りに回転させることで像面の傾きを調整し、かつ、レンズを光軸方向に移動させることによりピントを調整するように構成されている。
しかしながら、前記光学系に主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる自由曲面ミラーを用いている場合には、面形状の製造誤差や各光学素子の配置誤差などによって主走査方向像面位置と副走査方向像面位置が乖離してしまうおそれがある。これでは、十分な焦点深度が確保できなくなり、実用上問題となる。
また、近年の小型化の要求に対して、特にフルカラー用の画像読取り光学装置においては、色収差の補正が重要となってきている。しかしながら、屈折光学系において色収差補正を行うには、特殊で高価な硝材を使用したり、屈折面の枚数を大幅に増やす必要があり、その結果、大型化、コストアップを招来していた。
特開2002−296499号公報
そこで、本発明の第1の目的は、主走査方向像面位置と副走査方向像面位置の格差を簡単な操作で補正することができ、かつ、色収差の補正が不要な画像読取り光学装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、前記第1の目的に加えて、簡単でコンパクトな構成からなる画像読取り光学装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、主走査方向像面位置と副走査方向像面位置の格差を簡単な操作で補正することができる反射面の調整方法を提供することにある。
以上の目的を達成するため、第1の発明に係る画像読取り光学装置は、
原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
前記複数の反射面を一体的に保持する保持部が前記照明部に対して回動可能に設けられており、前記回転調整は前記保持部を回動させることにより行われ、前記複数の反射面は前記保持部に対して回動不能であること
を特徴とする。
第1の発明に係る画像読取り光学装置においては、反射光学ユニットに設けた複数の反射面の全て又は一部を、主走査方向と平行な軸を中心として回転させて調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動させて調整することにより、反射面に当たる光線の高さが変化することに伴って主走査方向像面位置と副走査方向像面位置がそれぞれ変化し、自由曲面からなる反射系での主走査方向及び副走査方向における像面位置の格差を補正することができる。しかも、反射系が備えている高い収差補正能力を十分に生かすことができる。
第2の発明に係る画像読取り光学装置は、
原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
前記回転調整又は前記平行移動調整は前記第1ミラーを回動又は平行移動させることにより行われること
を特徴とする。
また、第3の発明に係る画像読取り光学装置は、
原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
前記回転調整は前記第2ミラーを回動させることにより行われること
を特徴とする。
第2及び第3の発明に係る画像読取り光学装置においては、前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成しているため、反射光学ユニットを最小の反射面数でコンパクトに構成することができ、光電変換素子を偏心して配置する必要がなくなる。
さらに、原稿の主走査方向の中心を通って前記光電変換部の中心に結像する軸上光線であって、前記第1ミラーに入射する入射光と前記第4ミラーから出射する出射光とがほぼ一直線上に位置することが好ましい。平坦な画像読取り光学装置を得ることができる。
前記第1、第2、第3及び第4ミラーはそれぞれ主走査方向及び副走査方向にパワーを有するように構成してもよい。この場合、回転調整又は平行移動調整は第1ミラーに対してなされてもよく、あるいは、第2ミラーに対してなされてもよい。
第4の発明に係る反射面の調整方法は、
主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
前記複数の反射面を一体的に保持する保持部が前記照明部に対して回動可能に設けられており、前記回転調整は前記保持部を回動させることにより行われ、前記複数の反射面は前記保持部に対して回動不能であること
を特徴とする。
第5の発明に係る反射面の調整方法は、
主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
前記回転調整又は前記平行移動調整は前記第1ミラーを回動又は平行移動させることにより行われること
を特徴とする。
第6の発明に係る反射面の調整方法は、
主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
前記回転調整は前記第2ミラーを回動させることにより行われること
を特徴とする。
第4、第5及び第6の発明に係る反射面の調整方法においても、自由曲面からなる反射系での主走査方向像面位置と副走査方向像面位置の格差を簡単な操作で補正することができ、反射系が備えている高い収差補正能力を十分に生かすことができる。
以下、本発明に係る画像読取り光学装置及び該装置における反射面の調整方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(画像読取り光学装置の全体構成、図1参照)
本発明に係る画像読取り光学装置の一実施例の全体構成を示す。この画像読取り光学装置10は、原稿台ガラス11上に載置した原稿(図示せず)をX方向(副走査方向)に読み取っていくものであり、概略、照明用ランプ13、ミラー14を備えた第1スライダ12と、ミラー16,17を備えた第2スライダ15と、ミラー21〜24を備えた反射光学ユニット20と、CCD40とで構成されている。
画像読取り時において、第1スライダ12はX方向に所定の速度vで移動し、第2スライダ15はX方向に速度v/2で移動する。反射光学ユニット20とCCD40は位置固定である。そして、照明用ランプ13からY方向(主走査方向)に1次元的に照射された光は原稿台ガラス11上に載置された原稿面で反射され、ミラー14,16,17を介して反射光学ユニット20に入射され、ミラー21〜24で順次反射されてCCD40に結像される。CCD40は周知の1次元的光電変換素子である。
反射光学ユニット20は、原稿側から順次第1ミラー21、第2ミラー22、第3ミラー23、第4ミラー24及び開口絞り25を備え、これらのミラーは遮光ケーシング30によって囲われている。遮光ケーシング30は入射開口部31及び出射開口部32以外は完全に遮光されている。また、開口絞り25は第2ミラー22と第3ミラー23との間に設けられている。
原稿のY方向の中心を通ってCCD40の中心に結像する光線を軸上光線とすると、この軸上光線の入射光P1と出射光P3は一直線上に位置している。また、第2ミラー22で反射されて第3ミラー23に入射する軸上光線P2は、前記軸上光線(入射光P1、出射光P3)に対して平行とされている。
前記複数のミラーのうち、第1ミラー21は原稿面で反射した原稿像(入射光P1)を該原稿面から遠ざけるように反射する。第2ミラー22は第1ミラーで反射された原稿像を原稿面と平行となるように反射する。第3ミラー23は第2ミラーで反射された原稿像を原稿面に近づけるように反射する。さらに、第4ミラー24は第3ミラーで反射された原稿像を原稿面と平行となるように反射し(出射光P3)、CCD40上へ結像させる。
(反射光学ユニットの第1例、図2及び図3参照)
ここで、第1例である反射光学ユニット20Aに関して図2及び図3を参照して説明する。
各ミラー21〜24は遮光ケーシング30に固定/保持されており、遮光ケーシング30は本装置10のベースプレート35上に固定されている。ベースプレート35には一対の保持ブロック36,36が設けられ、遮光ケーシング30はその両側に突設した支軸33を保持ブロック36の受け溝部36aに嵌合させ、該支軸33を中心に矢印a方向に回転させて設置角度を調整されている。
支軸33は第1ミラー21の面頂点において主走査方向と平行に配置され、この支軸33を中心として遮光ケーシング30の回転角度を調整することにより、ミラー21〜24が一体的に軸上光線に対する回転位置を調整されることになる。
各ミラー21〜24は、以下にコンストラクションデータとして示すように、それぞれ、主走査方向及び副走査方向にパワーを有しており、前述の如く回転角度を調整することにより、第1ミラー21に当たる光線の高さが変化し、それに伴ってCCD40での主走査方向像面位置と副走査方向像面位置がそれぞれ変化することになり、像面位置の格差を補正することができる。また、反射系が本来的に備えている高い収差補正能力が十分に生かされることになる。
さらに、反射光学ユニット20Aにおいては、入射光P1と出射光P3とが一直線上に位置するため、反射光学ユニット20Aを平坦にかつコンパクトに構成することができ、しかも、CCD40を偏心して配置する必要がなくなる。また、第2ミラー22と第3ミラー23の間に開口絞り25を設けているため、周辺光線を効果的に遮断することができる。
ところで、前記第1〜第4ミラー21〜24の自由曲面及び原稿台ガラス11、CCD40を含めたコンストラクションデータについて以下の表1、表2、表3に示す。これらの自由曲面の非球面係数は以下の式に示すとおりである。
図4は表1、表2に示す基本データ及び偏心データの座標系であり、図5は表3に示す非球面係数の座標系である。
Figure 0004569086
Figure 0004569086
Figure 0004569086
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図6には表1に示したコンストラクションデータの設計値MTF(変調伝達関数)のスルーフォーカス曲線を示す。図7にはミラーの面形状や配置に誤差を有する場合のMTFスルーフォーカス曲線を示す。図8には前述の如くミラーの回転角度を調整した後のMTFスルーフォーカス曲線を示す。
なお、第1例では、支軸33の軸心をミラー21の面頂点に配置した場合を示しているが、他の位置に設定しても同様の効果を得ることができる。
(反射光学ユニットの第2例、図9参照)
次に、第2例である反射光学ユニット20Bに関して図9を参照して説明する。この反射光学ユニット20Bは基本的には前記第1例と同様の構成を有し、CCD40を遮光ケーシング30に保持させた点が異なっている。各ミラー21〜24の自由曲面のデータや支軸33を中心として回転調整を行うことは第1例で説明したとおりである。従って、作用効果も第1例と同様である。
(反射光学ユニットの第3例、図10及び図11参照)
第3例である反射光学ユニット20Cは、図10及び図11に示すように、第1ミラー21の両端面に主走査方向と平行に設けた支軸37を保持ブロック38の受け溝部38aに嵌合させ、該支軸37を中心に矢印b方向に回転させて角度を調整されている。保持ブロック38は図10では図示されていない遮光ケーシングに固定されている。
支軸37は第1ミラー21の面頂点において主走査方向と平行に配置され、この支軸37を中心として第1ミラー21の回転角度が調整されることになる。各ミラー21〜24のコンストラクションデータは前記第1例に示したとおりであり、第1ミラー21の回転角度を調整することにより、第1ミラー21に当たる光線の高さが変化し、それに伴ってCCD40での主走査方向像面位置と副走査方向像面位置がそれぞれ変化することになり、いずれの方向の像面位置の格差を補正することができる。
なお、他の構成は前記第1例と同様であり、図10には図2と同じ部品には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。また、CCD40は遮光ケーシングとは別体に設けてもよく、あるいは、遮光ケーシングに保持させてもよい。
(反射光学ユニットの第4例、図12参照)
次に、第4例である反射光学ユニット20Dに関して図12を参照して説明する。この反射光学ユニット20Dにおいては、第2ミラー22を前記第3例における第1ミラー21と同様に支軸37’を中心に矢印c方向に回転させて角度を調整されている。支軸37’は第2ミラー22の面頂点において主走査方向と平行に配置され、この支軸37’を中心として第2ミラー22の回転角度が調整されることになる。
各ミラー21〜24のコンストラクションデータは前記第1例に示したとおりであり、第2ミラー22の回転角度を調整することにより、第2ミラー22に当たる光線の高さが変化し、それに伴ってCCD40での主走査方向像面位置と副走査方向像面位置がそれぞれ変化することになり、いずれの方向の像面位置の格差を補正することができる。
なお、他の構成は前記第1例と同様であり、図12には図2と同じ部品には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。また、CCD40は遮光ケーシングとは別体に設けてもよく、あるいは、遮光ケーシングに保持させてもよい。
(反射光学ユニットの第5例、図13参照)
次に、第5例である反射光学ユニット20Eに関して図13を参照して説明する。この反射光学ユニット20Eにおいては、第1ミラー21を主走査方向と直交する矢印d方向に平行移動させて位置調整されている。この平行移動調整は第1ミラー21の両端部分を保持する図示しない保持部材にガイド機能を与えて平行移動させて行われる。
各ミラー21〜24のコンストラクションデータは前記第1例に示したとおりであり、第1ミラー21を平行移動調整することにより、第1ミラー21に当たる光線の高さが変化し、それに伴ってCCD40での主走査方向像面位置と副走査方向像面位置がそれぞれ変化することになり、いずれの方向の像面位置の格差を補正することができる。
なお、他の構成は前記第1例と同様であり、図13には図2と同じ部品には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。また、CCD40は遮光ケーシングとは別体に設けてもよく、あるいは、遮光ケーシングに保持させてもよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像読取り光学装置及び該装置における反射面の調整方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、遮光ケーシングの構成や各ミラーの保持形態、回転調整又は平行移動調整の機構の細部などは任意である。また、各反射面の前記コンストラクションデータは一例であることは勿論である。
本発明に係る画像読取り光学装置を示す全体構成図である。 本発明に係る画像読取り光学装置に組み込まれる反射光学ユニットの第1例を示す立面図である。 前記第1例の回転調整構造を示す斜視図である。 前記反射光学ユニットの各反射面の基本データ及び偏心データの座標系を示すチャート図である。 前記反射光学ユニットの各反射面の非球面係数の座標系を示すチャート図である。 設計値MTFのスルーフォーカス曲線を示すグラフである。 ミラーに誤差を有する場合のMTFスルーフォーカス曲線を示すグラフである。 回転角度を調整した後のMTFスルーフォーカス曲線を示すグラフである。 前記反射光学ユニットの第2例を示す立面図である。 前記反射光学ユニットの第3例を示す立面図である。 前記第3例の回転調整構造を示す斜視図である。 前記反射光学ユニットの第4例を示す立面図である。 前記反射光学ユニットの第5例を示す立面図である。
符号の説明
10…画像読取り光学装置
11…原稿台ガラス
20(20A〜20E)…反射光学ユニット
21〜24…ミラー(反射面)
25…開口絞り
30…遮光ケーシング(保持部)
33,37,37’…支軸
36,38…保持ブロック
40…CCD(光電変換部)
Y…主走査方向
X…副走査方向
a,b,c…回転調整方向
d…平行移動調整方向

Claims (12)

  1. 原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
    主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
    前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
    前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
    前記複数の反射面を一体的に保持する保持部が前記照明部に対して回動可能に設けられており、前記回転調整は前記保持部を回動させることにより行われ、前記複数の反射面は前記保持部に対して回動不能であること
    を特徴とする画像読取り光学装置。
  2. 前記反射光学ユニットは前記保持部によって一体的に保持された絞りを有していることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り光学装置。
  3. 原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
    主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
    前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
    前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
    前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
    前記回転調整又は前記平行移動調整は前記第1ミラーを回動又は平行移動させることにより行われること
    を特徴とする画像読取り光学装置。
  4. 原稿面を主走査方向に1次元的に照射しつつ副走査方向にスキャンする照明部と、
    主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、
    前記照明部によって照明されて原稿面で反射した原稿像を前記光電変換部に結像させる反射光学ユニットと、を備え、
    前記反射光学ユニットは、主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、該複数の反射面のうち少なくとも一つは、主走査方向と平行な軸を中心として回転調整されるもの、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整されるものであり、
    前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
    前記回転調整は前記第2ミラーを回転させることにより行われること
    を特徴とする画像読取り光学装置。
  5. 前記反射光学ユニットは、絞りを有し、該絞りと前記複数の反射面を一体的に保持する保持部とは前記照明部に対して回動可能に設けられており、前記回転調整は前記保持部を回動させることにより行われ、前記複数の反射面は前記保持部に対して回動不能であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像読取り光学装置。
  6. 前記光電変換部は前記保持部に保持されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項5に記載の画像読取り光学装置。
  7. 原稿の主走査方向の中心を通って前記光電変換部の中心に結像する軸上光線であって、前記第1ミラーに入射する入射光と前記第4ミラーから出射する出射光とがほぼ一直線上に位置することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像読取り光学装置。
  8. 前記第1、第2、第3及び第4ミラーはそれぞれ主走査方向及び副走査方向にパワーを有していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像読取り光学装置。
  9. 前記反射光学ユニットは絞りを有し、該絞りは前記第2ミラーと前記第3ミラーとの間に配置されていること、を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像読取り光学装置。
  10. 主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
    前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
    前記複数の反射面を一体的に保持する保持部が前記照明部に対して回動可能に設けられており、前記回転調整は前記保持部を回動させることにより行われ、前記複数の反射面は前記保持部に対して回動不能であること
    を特徴とする反射面の調整方法。
  11. 主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
    前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
    前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
    前記回転調整又は前記平行移動調整は前記第1ミラーを回動又は平行移動させることにより行われること
    を特徴とする反射面の調整方法。
  12. 主走査方向及び副走査方向にパワーが異なる反射面を少なくとも一つ有している複数の反射面を備え、主走査方向に照明された原稿面で反射した原稿像を主走査方向に配置された複数の光電変換素子からなる光電変換部に結像させる画像読取り光学装置における前記反射面の調整方法であって、
    前記複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面に対して主走査方向と平行な軸を中心として回転調整することにより、または、主走査方向と直交する方向に平行移動調整することにより、前記光電変換部での主走査方向の像面位置と副走査方向の像面位置とを一致させ、
    前記複数の反射面は、原稿面で反射した原稿像を該原稿面から遠ざけるように反射する第1ミラーと、該第1ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第2ミラーと、該第2ミラーで反射された原稿像を前記原稿面に近づけるように反射する第3ミラーと、該第3ミラーで反射された原稿像を前記原稿面とほぼ平行となるように反射する第4ミラーと、で構成され、
    前記回転調整は前記第2ミラーを回動させることにより行われること
    を特徴とする反射面の調整方法。
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