JP4567644B2 - パーマネントウェーブ処理装置 - Google Patents
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Description
本発明のパーマネントウェーブ処理装置は大きく分けて、ヒーターHによって加温した温風を排出すると共に毛髪が巻かれたロッドRから吸引した前記温風を吸引して再びヒーターHによって加温する循環式ブロワ1と、該ブロワ1によって吸引した温風と水分やパーマネントウェーブ用の薬液や異物を分離する汽水分離装置2と、外気を導入して前記ブロワ1よりの温風に混合して冷却する外気導入装置24とが収容されたハウジング3とからなる本体Aと、該ハウジング3の上部に取り外し可能で、かつ、2つに分離され開閉自在なフードFとから構成されている。なお、図1においてCは被施術者がパーマネントウェーブ処理を行う時に着座する椅子である。また、本体Aにはキャスター31が取付けられ移動自在となっている。
フードFは略円弧状に形成された第1フード7と第2フード8および該第1、第2フードの頂角部において回動、かつ、締め付け可能に締め付ける締付部材9と、第2フード8のみをロック可能とするロック部材10とから構成されている。そして、ハウジング3に対しては前記締付部材8とロック部材10を介してハウジング3の受け凹部34に嵌め込み、取り外し自在に取付けられている。なお、第1、第2フード7,8の形状は円弧状に限定されるものではなく、四角、六角形状等のような頭部を覆う形状であればどのような形状であってもよい。
図11において、91は前記ハウジング3の受け凹部34に対して着脱自在に装着可能な装着部材にして、中央部には雌ネジ91aが形成されている。92は前記雌ネジ91aに螺合される雄ネジ92aが形成された円筒部92bが形成されたネジ部材にして、先端には指操作によって回し易いように凹凸面が形成された操作摘み92cが一体的に形成されている。そして、前記円筒部92bには第1、第2フード7,8の頂角部に形成された孔71,81が軸支されている。
図12、図13において、101は前記ハウジング3における前記締付部材9の装着部材91が装着される受け凹部34とは反対側に形成されている受け凹部34に着脱自在に装着可能な装着部材、102は該装着部材101内に摺動可能(図12において左右方向に摺動可能)に取付けられ、かつ、操作摘み102aが一体的に形成された操作部材にして、前記操作摘み102a内にはスプリング103が収納されている。また、操作部材102には第2フード8の内面に形成された楔状の係合突起8cが係合される凹状の係合部102bが形成されている。なお、前記係合突起8cは第2フード8を図1、図2の施術位置に回動した時に前記係合部102bに係合される位置に形成されている。
図15は前記処理装置におけるハウジング3の頂部傾斜面に取付けられた操作盤11の正面図、図16は該操作盤11の操作によって駆動する制御回路13、図17は該制御回路13の動作を説明するためのフローチャートである。
112aは時間補正用(後述する制御回路13によって設定された施術時間を施術者等が経験則から訂正する)のスイッチにして、上向きの矢印が時間増加用スイッチ、下向きの矢印が時間減少用スイッチである。112bは前記した時間補正と同じく施術者が操作する温度補正のスイッチにして、上向きの矢印が温度上昇用スイッチ、下向きの矢印が温度低下用スイッチである。
13aは回路全体の動作を行うためのCPU、13bはフード内の所望個所に設置され、フード内の温度を検出するフード内温度検出用の温度センサ、13cは温風を供給すると共に吸引を行うためのモータに過負荷が加わったことを検出し、および、本体に組み込まれた傾斜センサが動作して本体が転倒するような状態となった時やヒーターが異常温度となった時に電源をオフにするための安全スイッチである。
先ず、毛髪にロッドRを巻き付け、該巻き付けた毛髪に対して還元剤を含むパーマネント第1剤を塗布し、所定時間を放置して毛髪を膨潤軟化させる。毛髪が膨潤軟化した状態において毛髪に付着しているパーマネント第1剤を洗い流し、洗い流した毛髪をタオルで拭く。その後、本発明のパーマネントウェーブ処理装置のフードFを開放した状態において処理装置の前に着座させ、ロッドRに取付具41を嵌合してロッドRにチューブ4を接続する。また、ロッドRが接続されていない取付具41には封止部材を嵌合して空気漏れを防止した後、開放されているフードFを閉じて被施術者の頭部を覆うと共に顔面側を覆い布8aで密閉状態とする。なお、前記した説明にあっては、ロッドRにチューブ4を接続した場合について説明したが、チューブ4は必ずしもロッドRに接続しなくともよい。この場合、チューブ4にロッドRが接続されていない取付具41には封止部材を嵌合する。
先ず、毛髪にロッドRを巻き付け、巻き付けられた毛髪にパーマネントウェーブ用の還元剤である第1液を塗布し、十分に薬剤と毛髪が反応するまで放置した後に薬剤を洗い流す。それから、本発明のパーマネントウェーブ処理装置を被施術者の頭髪にセットする。この時、図14の(a)に示すフードFの第1フード7に対して第2フード8が重なった状態の導入状態となっている。
14はハウジング3の側面に取付けられた公知の蒸気発生装置にして、タンク内の水をヒーターや超音波等によって加熱し蒸気を発生させ蒸気管14aを介してフードF内に供給する構造のものである。
前記した蒸気発生装置14が組み込まれていないパーマネントウェーブ処理装置によるパーマネントウェーブ処理と異なる点は、毛髪に第1液が塗布されている状態においてフードF内を温風による加温状態に変えて蒸気発生装置14より蒸気をフードF内に供給して湿度と温度が高い状態とし、毛髪を加温することが可能となる。また、ブロワ1の駆動と組み合わせて、ゆっくりと蒸気を吸引してロッドRに巻かれている毛髪と第1薬液を十分に反応させることも可能となる。
2 汽水分離装置
24 外気導入装置
24b ファン
3 ハウジング
4 チューブ
5 引出し部材
6 吸引パイプ
F フード
H ヒーター
R ロッド
Claims (4)
- ハウジングと、
該ハウジングに対して開閉自在に取付けられたフードと、
前記ハウジング内に取付けられ空気の吸引と加温空気の送風を行なうブロワと、
前記ブロワからの加温空気を前記フード内に戻すための前記ハウジングに形成された吹出口と、
被施術者の毛髪が巻き付けられ通気孔が形成された複数本のロッドと、
該ロッドに一端が接続され他端が前記ブロワを駆動することで負圧状態となる前記ハウジングに形成した吸引パイプ内に挿入された複数本のチューブと、
前記吸引パイプの開口部に気密状態で取付けられ前記複数本のチューブが引出し自在に保持される引出し部材と、
前記吸引パイプ内に挿入された前記複数本のチューブ内の気水に含まれている水分を取り除き、かつ、水分が除去された空気を前記ブロワに向かって排出する前記吸引パイプに接続された汽水分離装置と、
前記フード内に蒸気を供給する前記ハウジングに設けられた蒸気発生装置と、
前記ハウジングに形成された外気取り入れ口から外気をファンによって吸引し前記フード内に供給する外気導入装置とから構成し、
前記吸引パイプは引出し部材にチューブを挿入することで密閉状態となり、チューブの一端にロッドを接続することでブロワの吸引力によってロッドの通気孔からパーマ液等の水分と共に空気が吸引され、汽水分離装置で全てのチューブ内から水分が除去されることを特徴とするパーマネントウェーブ処理装置。 - 前記外気導入装置の前記フード内に温風を導入する開口部は、前記ブロワよりの温風を前記フード内に送風する吹出口に開口されていることを特徴とする請求項1記載のパーマネントウェーブ処理装置。
- 前記ヒーターは、フード内に設けられた温度センサで制御されていることを特徴とする請求項1記載のパーマネントウェーブ処理装置。
- 前記外気導入装置のファンは、前記温度センサがフード内の温度が前記一定温度を越えた時に駆動されるようにしたことを特徴とする請求項3記載のパーマネントウェーブ処理装置。
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