JP4469360B2 - パーマ用ロッド - Google Patents

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Description

本発明は、パーマ処理を施す時に毛髪に巻き付けるロッド、特に、毛髪を加温雰囲気となし、この雰囲気状態においてロッド内を負圧状態とすることでパーマ処理の時間を短縮するようにしたパーマ処理装置において使用するのに適したパーマ用ロッドに関する。
従来におけるパーマネントウェーブの処理方法としては、ロッド、例えば、特開2001−269214や特開2002−51826あるいは登録実用新案第3119081号に示されるような合成樹脂によって形成されたロッドに毛髪を巻き付け、毛髪を巻き付けた後にロッドの両端に形成されている複数の突起を利用して輪ゴムを掛け渡して毛髪にロッドに取付け、この状態において還元剤を含むパーマ第1液を毛髪に塗布し毛髪を軟化膨潤させた後、毛髪に付着した還元剤を洗い流し、その後、酸化剤を含むパーマ第2液を塗布し毛髪の内部の結合を酸化固定し、ロッドを取り外し洗髪を乾燥させるという処理であった。
しかし、この一般的なパーマネントウェーブ処理方法にあっては、全ての処理が終わって乾燥させると毛髪のウェーブが掛かった部分が大きくなる(ダレる)という欠点があり、また、そのウェーブ状態を保持する期間も十分に満足するものではなかった。
そこで、前記した処理方法における第1剤により毛髪を軟化膨潤させた後に水洗いし余分な水分を拭き取った後、加熱可能なロッドを毛髪に巻き付けてロッドを加熱した後に、第2剤を塗布して毛髪の内部の結合を酸化固定し、ロッドを外し毛髪を乾燥させるという処理方法によって前記した問題点を解決していた。
特開2001−269214 特開2002−51826 登録実用新案第3119081号
ところで、前記した処理方法にあっては、ロッドに何十かに重なって巻かれている毛髪を、ロッドからの伝熱のみであるため、ヘアアイロンおよび加熱ロッドの温度を高くする必要がある。ヘアアイロンの場合は180℃以上、加熱ロッドの場合は100℃以上の温度で処理が行われている。
このように、高温で加熱処理を行うため、毛髪の損傷が大きくなる。特に、毛髪全体において損傷度が高い毛先部分が、ロッドの内側に巻かれた状態となり、直接ロッドの伝熱を受けるため、より毛髪損傷を進める結果となる。また、被施術者の頭部にヘアアイロンまたは加熱ロッドを接近させるため、被施術者の頭部が熱くなって不快感を与えるといった問題があった。
そこで、本出願人会社は前記した問題点を解決するために、毛髪の全体に対して温風を送風し、毛髪を介して送風された温風をロッド内部から吸引することで、乾燥温度を低く抑えて毛髪の損傷を低減し、被施術者の高温による熱さと危険性が少なく、また、ロッドに忠実なウェーブが形成され、乾燥してもウェーブが緩くならず、かつ、初期のウェーブ状態を長期間持続することができるパーマネントウェーブ処理方法およびその装置を開発した。
ここで、本出願人が開発したパーマネントウェーブ処理装置の概要を図6、図7と共に説明する。
パーマネントウェーブの処理装置は、キャスターが取付けられた基台1には吸引手段21、帰還送風手段22、外気送風手段23、気水分離手段24が取付けられ、これらの手段21〜24はケース3によって覆われている。また、ケース3の上面前方には、該ケース3に対して回動自在に半円状のアーム4が取付けられ、このアーム4とケース3の天板31の一部にわたってフード5が取付けられている。このフード5は柔軟性を有する不通気性の布によって構成され、被施術者の額から襟部にわたる頭部を覆う構造となっている。
また、前記天板31には前記各種の手段を駆動する時間を設定するためのタイマー用スイッチや、フード5内の温度や湿度を設定するための温度・湿度設定用スイッチや、前記設定した状態を表示する液晶表示板等を有するパネル31aが取付けられている。
前記ケース3内に収容されている吸引手段21は複数(図示にあっては2本)の吸引パイプ21aと、該吸引パイプ21aの下端が後に詳述する気水分離手段24を介して接続されたモータと吸引ファンとからなる吸引室25とから構成されている。前記吸引パイプ21aの上端には多数の差し込み口(図示せず)が形成された蓋板によって塞がれている。
前記吸引パイプ21aの前記蓋板に開口されている差し込み口にはチューブ6が出入自在で、かつ、差し込み口とチューブ6との間から空気が漏れないようにした状態で差し込まれている。そして、チューブ6の先端には一端が閉塞され周縁に多数の孔が開口されたロッドRが取付けられる。
前記した吸引手段21にあっては、吸引室25によって吸引が行われているので、該吸引室25に接続されている気水分離手段24内は負圧状態となる。該気水分離手段24内が負圧状態になると吸引パイプ21a内も負圧状態となるので、該吸引パイプ21aにチューブ6を介して接続されているロッドR内も負圧状態となり、ロッドRに巻かれている毛髪に塗布されているパーマ薬剤がロッドRの空気流通孔から吸引されて気水分離手段24内に供給される。
ここで、薬剤の薬液を含んだ空気は、気水分離手段24によって水分と空気とに分離されて空気だけが吸引室25内に供給される。なお、薬剤等の水分は気水分離手段24内に貯留されるが、就業後において店員等によって廃棄する構成となっている。
前記気水分離手段24において水分が除去された空気中には薬剤の臭いが含まれているので、気水分離手段24と吸引室25とを結ぶ配管中に臭気を吸着・分解する臭気手段(図示せず)を配置しておくことにより、吸引室25内に臭気が入り込むことがないようになっている。
前記吸気室25の排出側には循環送風手段23の帰還パイプ23aが接続されていおり、該帰還パイプ23aの上端は天板31より突出しフード5内に開口している。従って、吸引室25で吸引された空気は帰還パイプ23aを介してフード5内に供給される。なお、循環送風手段23が不要である場合には、吸気室25に排気管25aを取付けて外部に排気する。また、循環送風手段23を利用してフード5に戻す場合と、排気管を25aを利用して排気する場合の何れかを選択可能に構成する場合には、ダンパー等の切換手段によって行えるようになっている。
次に、外気送風手段22について説明するに、前記吸気室25内に隣接して送風室26が設けられ、前記モータを共用して送風ファンを配置して外気導入パイプ26aより送風室26内に外気を取り込む。そして、取り込まれた外気は先端が天板31より突出してフード5内に開口している送風パイプ26a内に供給される。ここで、送風パイプ22aにはヒーター22bが内蔵されているので、吸引された外気は加熱されてフード5内に供給される。
なお、図示していないが、毛髪の温度や湿度を検出するためのセンサがフード5の所望位置あるいはロッドR内に配置され、該センサよりのリード線はパネル31aに組み込まれている温度制御回路に接続されている。
次に、この実施例における動作について説明するに、先ず、フード5が取付けられているアーム4を上方に回動した状態で前面側に配置された椅子に被施術者を着座させ、この状態において吸引手段21よりロッドRが取付けられているチューブ6を引き出し、該ロッドRに被施術者の毛髪を巻き付ける。
そして、アーム4を水平状態に戻してフード5を被施術者の頭部に被せ、パネル31aにおいて温風の温度設定、すなわち、ヒーター22bによる送風温度の設定と処理時間を設定してパーマネントウェーブ処理を開始する。そして、処理が開始されるとヒーター22bに通電が行われると共に送風室26から外気の吸引が行われ外気導入パイプ22aに導入され、導入された外気はヒーター22bで加熱されフード5に供給される。一方、吸引室25において吸引が開始されるので、ロッドR内が負圧状態となって前記したようにフード5内の温かい空気は毛髪を介して吸引され吸引パイプ21aを介して気水分離手段24に導入される。
この気水分離手段24において吸引された温風に含まれている水分(主にパーマ薬剤)が分離されて温風のみが吸引室25内に吸引される。この吸引室25において帰還送風手段23側が開放されている場合には、吸引室25より帰還パイプ23aに温風が供給されるので、この温風は脱臭手段を介してフード5内に戻される。
そして、フード5は帰還パイプ23aよりの温風と送風パイプ22aよりの温風とが流れ込むので、送風パイプ22aより温風を供給する場合よりもフード5内は高温となるので、ヒーター22bの電力を少なくでき省エネ化を図ることができる。
このようにフード5内には温風が供給されるが、ここで、センサが常時フード5内の温度あるいは毛髪の温度を監視していることから、最初に設定した温度より高くなった場合にはヒーター22bへの通電を停止あるいは電力を低下させて所定の温度に制御し、また、低くなった場合にはヒーター22bへの電力を上げて所定の温度に制御することで、フード5の温度は一定に保たれる。
そして、このような制御を行い設定した時間に達すると全ての動作が終了してブザー等を駆動して施術者に知らせることで、施術者はアーム4を上げてフード5を被施術者の頭部から避けて毛髪からロッドRを取り外し、チューブ6を吸引パイプ21a内に押し込み作業は終了するものである。
このようなパーマネントウェーブ処理装置に使用するロッドとしては、前記した従来のようなロッドを使用することはできず、新規なロッドが必要となった。すなわち、チューブ6を接続するための接続手段、チューブを介してロッド内を負圧状態とするための構造、ロッドに毛髪を巻き付けた時にチューブを接続する接続手段が一定の方向に揃わせる等の必要が生じた。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、チューブと接続するための構造が簡単であると共に接続が簡単に行え、また、毛髪にロッドを巻き付ける時に該ロッドが一定の向きに揃えることが簡単に行えるようにしたパーマ用ロッドを提供せんとするにある。
本発明のパーマ用ロッドは前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、内面に仕切り壁が形成されると共に該仕切り壁によって仕切られた端部までの短い側の外周面に小孔を開口すると共に前記仕切り壁から端部までの長さが長い側の外周に多数の空気流通孔が形成された円筒状に形成したロッド本体と、該ロッド本体の前記空気流通孔が形成された側の端部に対して着脱自在に取付けられ、吸引手段に接続された係合部材が回動自在に係合される係合部を有する閉塞部材とから構成したことを特徴とする。
請求項2の手段は、内面に仕切り壁が形成されると共に該仕切り壁によって仕切られた端部までの長さが長い側の外周に多数の空気流通孔が形成された円筒状に形成したロッド本体と、該ロッド本体の前記空気流通孔が形成された側の端部に対して着脱自在に取付けられ、内面に中心部分の肉厚が厚く外周部分の肉厚が薄く形成され前記ロッド本体の空気流通孔よりの流体の溜まり部を構成するための蓋部が形成されると共に前記肉厚部に吸引手段に接続された係合部材が回動自在に係合される係合孔が開口され、かつ、前記溜まり部よりの流体を前記係合孔に流すための流通孔が形成された閉塞部材とから構成したことを特徴とする。
請求項3の手段は、前記した請求項1または2において、前記係合部材の前記閉塞部材に回動自在に係合される部分はボール部となっており、かつ、該ボール部が係合される閉塞部材には円弧状の係合部となっており、また、前記ボール部の反対側端部には吸引チューブを接続するための円筒部が一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項4の手段は、前記した請求項1または2において、前記ロッド本体と前記閉塞部材との接合面を波形等の凹凸形状とすることで、ロッド本体に対して閉塞部材が回転しないようにすると共に毛髪が継ぎ目部分に巻き込まれないようにしたことを特徴とする。
請求項5の手段は、前記した請求項1または2において、前記閉塞部材は、前記ロッド本体と異なる色に着色して、閉塞部材の方向を明確にして整合部材の装着方向が容易に判るようにしたことを特徴とする。
請求項6の手段は、前記した請求項1または2において、前記閉塞部材を少なくとも柔軟な材料の合成樹脂で構成すると共に端面に多数の凸状部を形成し、閉塞部材に対して係合部材を斜め方向から嵌め込む際に前記凸状部が変形して嵌め込みが容易にできるようにしたことを特徴とする。
請求項7の手段は、前記した請求項において、前記ロッド本体の前記仕切り壁によって仕切られた短い側の外周面に小孔を開口してパーマ用薬液等の液体が内部に滞留しないようにしたことを特徴とする。
本発明は前記したように、ロッド本体に多数の空気流通孔を形成すると共に一端側を閉塞し、他端側に円弧状の接合部を有する閉塞部材を着脱自在に取付け可能となし、この接合部にボール部が回動自在に係合される係合部材とより構成したので、前記係合部材に対して温風を供給するなどによってロッドに巻かれている毛髪を早期に乾燥することができ、また、ロッド本体の洗浄時において、閉塞部材をロッド本体から外すことで洗浄を簡単に行うことができる。
また、閉塞部材を内面に中心部分の肉厚が厚く外周部分の肉厚が薄く形成しロッド本体の空気流通孔よりの流体の溜まり部を構成するための蓋部を形成すると共に前記肉厚部に円弧状の係合部を開口し、かつ、溜まり部よりの流体を係合部に流すための流通孔を形成したことにより、大きな口径のロッドであっても小さな口径のロッドに装着する係合部材を共用することが可能となり、これにより、口径の異なるロッドを用意することで被施術者にパーマを施すことができ、コストの低減を図ることができる。
さらに、前記係合部材に対して吸引チューブを接続し、毛髪にロッド本体を巻き付けた状態において毛髪に対して加熱雰囲気となし、かつ、吸引チューブを介して前記加熱雰囲気の温風を吸引することで乾燥を短時間で行うことができ、また、吸引手段のみを動作させて吸引して温まった毛髪を冷却することもでき、さらに、ロッド本体の洗浄時において、閉塞部材をロッド本体から外すことで洗浄を簡単に行うことができる。
また、ロッド本体と記閉塞部材との接合面を波形等の凹凸形状とすることで、ロッド本体に閉塞部材を嵌合した時にロッド本体と閉塞部材の凹凸部分が嵌め合い状態となり、ロッド本体に対して閉塞部材が回転することがなく、毛髪の巻き付けを容易に、かつ、確実に行うことができる。
さらに、閉塞部材の色をロッド本体の色と異なる色とすることで、毛髪をロッド本体に巻き付けた後における係合部材を装着する際に、閉塞部材の方向を容易に知ることができるので、閉塞部材と係合部材との係合を簡単に行うことが可能となり、また、ロッド本体の異なる大きさ毎に閉塞部材の色を変えることで毛髪の巻き付け時に色を見ることでロッド本体の大きさを知ることが可能となり、従って、異なる大きさのロッド本体への毛髪の巻き付け作業が容易になる。
また、閉塞部材を少なくとも柔軟な材料の合成樹脂で構成すると共に端面に多数の凸状部を形成することで、閉塞部材に対して係合部材を斜め方向から嵌め込む際に前記凸状部が変形するので、嵌め込みを簡単に行うことができる。
さらに、ロッド本体内に形成した仕切り壁によって仕切られた短い側の外周面に小孔を開口したので、パーマ用薬液等の液体が内部に滞留することなく毛髪側に流れ出すので、毛髪からロッドを外す時に滞留した液体によって衣服が汚れることがない等の効果を有するものである。
本発明は、ロッド本体に多数の空気流通孔を形成すると共に一端側を閉塞し、他端側に円弧状の接合部を有する閉塞部材を着脱自在に取付け可能となし、この接合部にボール部が回動自在に係合される係合部材とより構成した。
以下、本発明に係るパーマ用ロッドの実施例を図1〜図4と共に説明する。
ロッドRはロッド本体7と、該ロッド本体7の一端開口部に対して着脱自在に嵌合される閉塞部材8と、該閉塞部材8の開口部に着脱自在で、かつ、回動自在に係合される係合部材9とより構成されている。なお、6は一端が吸引装置に接続され、他端が前記係合部材3に嵌合される吸引チューブである。
次に、前記した各部材の詳細について説明するに、ロッド本体7は比較的柔軟な材料の合成樹脂で成形され、全体として円筒状に形成されている。そして、円筒体の一端には毛髪を巻き付けた状態においてロッド本体7が毛髪より外れないように閉塞部材8の凹凸部81との間で輪ゴム等を引っかけて固定するための多数の凸状部71が形成されている。なお、ロッド本体7は必ずしも柔軟な材料である必要はない。
前記ロッド本体7の他端は薄肉部72と厚肉部73となっており、薄肉部72の外周面にはリング状の突条72aが形成され、また、厚肉部73の端面は波形等の凹凸部73aとなっている。さらに、ロッド本体7の長手方向に沿った外周面には毛髪滑り止め用の溝74が多数形成され、また、前記凸状部71に近い側の内部には仕切り壁75が形成されている。
さらに、ロッド本体7の前記仕切り壁75と前記薄肉部72と厚肉部73となっている端部との間の周面には多数の空気流通孔76が多数形成され、また、前記仕切り壁75と前記突状部71との間の周面には薬液等の液体が内部に溜まるのを防止するための小孔77が形成されている。なお、前記空気流通孔76の形状としては図示のものが丸孔であるが、長手方向に沿った長孔であってもよい。
次に、閉塞部材8の詳細について説明するに、閉塞部材8は柔軟な材料の合成樹脂によって成形され、全体として短い円筒状に形成されている。そして、円筒体の一端には前記ロッド本体7の凸状部71との間に輪ゴム等を引っかけるための凸状部81が形成されている。
また、閉塞部材8の他端は薄肉部82となっており、該薄肉部82の内周面には前記ロッド本体7の薄肉部72に形成された突条72aと係合されるリング状の凹条82aが形成され、さらに、端面には前記ロッド本体7の厚肉部73の凹凸部73aと一致する凹凸部82bが形成されている。また、閉塞部材8における中間部の内周面には係合部材9のボール部92が回動自在に係合される円弧状の係合部93が形成されている。
次に、係合部材9の詳細について説明するに、係合部材9は比較的硬質の合成樹脂によって成形されていおり、円筒部91と半球状のボール部92とから構成されている。そして、円筒部91とボール部92には連通孔93が形成されており、また、円筒部91の外周には吸引チューブ6が容易に抜け出ないように突条91aが円周方向に多数形成されている。
なお、ロッド本体7と閉塞部材8とは柔軟な合成樹脂を使用、かつ、異なる色に着色した合成樹脂で成形することが望ましい。また、接合部材9としては比較的硬質の合成樹脂で成形するが色についてはどのような色のものであってもよい。さらに、ボール部92の開口部は軸線に対して傾斜して開口し、これにより、係合部材9の振り角を大きくして吸引力の低下を防止している。
このように構成したロッドRは、毛髪を巻き付け時には、ロッド本体7に閉塞部材8を接合した状態で作業を行う。この時、ロッド本体7と閉塞部材8との色が異なることで、毛髪を巻き付けた状態において係合部材9を接続方向が容易に判るので閉塞部材8に対する係合部材9の装着を簡単に行うことができる。また、ロッド本体の異なる大きさ毎に閉塞部材の色を変えることで毛髪の巻き付け時に色を見ることでロッド本体の大きさを知ることが可能となり、従って、異なる大きさのロッド本体への毛髪の巻き付け作業が容易になる。
この巻き付け時において、ロッド本体7と閉塞部材8とは凹凸部73a,82bどうしによって係合されていので、ロッド本体7に対して閉塞部材8が回転することがないので、毛髪の巻き付け作業に支障を来すことがないと共に、毛髪がロッド本体7と閉塞部材8との接続部分に入り込むことがない。
そして、パーマの形状に合わせてロッド本体7への毛髪の巻き付けが終了した後に、ロッド本体7の凸状部11と閉塞部材8の凸状部81との間に輪ゴムを掛け回して毛髪に対してロッドRを固定する。次いで、円筒部91に吸引チューブ6が取付けられた接合部材9のボール部92を閉塞部材8の係合部83に対して斜め方向から差し込むようにして圧入して係合する。この圧入のために係合部材9を斜めにしても、閉塞部材8が柔軟性を有することから、係合部材9が閉塞部材8の凸状部81に当接しても変形して圧入作業が簡単に行える。
このように構造とすることで、毛髪を巻き付け加温状態においてロッド本体7を吸引手段によって吸引した場合に、パーマ用薬液等の流体がロッド本体7の空気流通孔76から閉塞部材8内流れ込んだ場合、ボール部92の開口部から係合部材9内に流れ込み、この流れ込んだ流体は係合部材9内に吸引力によって吸引され、前記した図7に示した気水分離手段24内に空気と一緒に流れ込む。そして、この気水分離手段24において空気と流体とは分離され、流体は後に排出されるものである。
次に、図5の他の実施例について説明するに、この実施例のロッド本体7は前記したロッド本体7よりも口径の大きなロッドの場合、すなわち、パーマを施した時に毛髪のカールが大きなうねりになるようにする場合のロッドである。このような大きなロッドの場合に前記した実施例で使用した係合部材9を利用することはできない。すなわち、前記した実施例にあっては、閉塞部材8の内周面に係合部材9のボール部92を係合するための係合部83である湾曲状の凹部を形成したが、口径の大きなロッド本体7とした場合には閉塞部材8の口径を同じく大きなものとなり、従って、閉塞部材8の内周面に直接係合部83を形成したのでは係合部材9のボール部92を係合することは不可能となる。
そこで、この実施例にあっては、前記ボール部92を係合するために、閉塞部材8の内面に中心部分84aの肉厚を厚くし、外周部分84bの肉厚を薄く形成して前記ロッド本体7の空気流通孔76よりの流体の溜まり部aを構成するための蓋部84を形成する。また、前記肉厚部分には前記した実施例で使用しているボール部92を回動自在に係合させるための円弧状の係合部84dが開口されている。さらに、前記溜まり部aに溜まってパーマ用薬液等の流体を係合部材9内に流すための流通孔84cが肉厚部分と肉薄部分の境目に形成されている。なお、ロッド本体7の構造は径が大きくなったことおよび係合部材9の構造は前記した実施例と同じであり、また、閉塞部材8とロッド本体7の色が異なることも同じであるので説明は省略する。
このように構造とすることで、毛髪を巻き付け加温状態においてロッド本体7を吸引手段によって吸引した場合に、パーマ用薬液等の流体がロッド本体7の空気流通孔76から閉塞部材8の溜まり部aに溜まっても流通孔84cを介して係合部84d内に流れ込むので、ボール部92の開口部から係合部材9内に流れ込み、この流れ込んだ流体は係合部材9内に吸引力によって吸引され、前記した図7に示した気水分離手段24内に空気と一緒に流れ込む。そして、この気水分離手段24において空気と流体とは分離され、流体は後に排出されるものである。
なお、前記毛髪の処理方法としては、毛髪をロッドに巻いた状態において加熱雰囲気状態となし、この状態においてロッド内を吸引チューブによって吸引する場合について説明したが、他の処理方法としては、チューブから温風を供給して毛髪を乾燥するような処理にも本発明のパーマ用ロッドを使用することが可能である。
本発明に係るパーマ用ロッドの各部材を接合した状態を示す正面図である。 同上の縦断面図である。 図1の3部材を分離した状態を示す正面図である。 図1におけるロッド本体と閉塞部材を異なる色とした場合の正面図である。 他の実施例を示す閉塞部材に係合部材を係合した状態の断面図である。 本発明のロッドを使用する毛髪処理装置の一例を示す概略側面図である。 同上の内部構成を説明するための説明図である。
符号の説明
6 吸引チューブ
R ロッド
7 ロッド本体
71 凸状部
73a 凹凸部
76 空気流通孔
77 小孔
8 閉塞部材
81 凸状部
83 係合部
82b 凹凸部
84 蓋部
84d 係合部
9 係合部材
91 円筒部
92 ボール部

Claims (7)

  1. 内面に仕切り壁が形成されると共に該仕切り壁によって仕切られた端部までの短い側の外周面に小孔を開口すると共に前記仕切り壁から端部までの長さが長い側の外周に多数の空気流通孔が形成された円筒状に形成したロッド本体と、
    該ロッド本体の前記空気流通孔が形成された側の端部に対して着脱自在に取付けられ、吸引手段に接続された係合部材が回動自在に係合される係合部を有する閉塞部材と、
    から構成したことを特徴とするパーマ用ロッド。
  2. 内面に仕切り壁が形成されると共に該仕切り壁によって仕切られた端部までの長さが長い側の外周に多数の空気流通孔が形成された円筒状に形成したロッド本体と、
    該ロッド本体の前記空気流通孔が形成された側の端部に対して着脱自在に取付けられ、内面に中心部分の肉厚が厚く外周部分の肉厚が薄く形成され前記ロッド本体の空気流通孔よりの流体の溜まり部を構成するための蓋部が形成されると共に前記肉厚部に吸引手段に接続された係合部材が回動自在に係合される係合部が開口され、かつ、前記溜まり部よりの流体を前記係合部に流すための流通孔が形成された閉塞部材と、
    から構成したことを特徴とするパーマ用ロッド。
  3. 前記係合部材の前記閉塞部材に回動自在に係合される部分はボール部となっており、かつ、該ボール部が係合される閉塞部材には円弧状の係合部となっており、また、前記ボール部の反対側端部には吸引チューブを接続するための円筒部が一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のパーマ用ロッド。
  4. 前記ロッド本体と前記閉塞部材との接合面を波形等の凹凸形状とすることで、ロッド本体に対して閉塞部材が回転しないようにすると共に毛髪が継ぎ目部分に巻き込まれないようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のパーマ用ロッド。
  5. 前記閉塞部材は、前記ロッド本体と異なる色に着色して、閉塞部材の方向を明確にして整合部材の装着方向が容易に判るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のパーマ用ロッド。
  6. 前記閉塞部材を少なくとも柔軟な材料の合成樹脂で構成すると共に端面に多数の凸状部を形成し、閉塞部材に対して係合部材を斜め方向から嵌め込む際に前記凸状部が変形して嵌め込みが容易にできるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のパーマ用ロッド。
  7. 前記ロッド本体の前記仕切り壁によって仕切られた短い側の外周面に小孔を開口してパーマ用薬液等の液体が内部に滞留しないようにしたことを特徴とする請求項記載のパーマ用ロッド。
JP2006215363A 2006-08-08 2006-08-08 パーマ用ロッド Expired - Fee Related JP4469360B2 (ja)

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