JP4567391B2 - モジュール間通信装置および方法 - Google Patents

モジュール間通信装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4567391B2
JP4567391B2 JP2004217456A JP2004217456A JP4567391B2 JP 4567391 B2 JP4567391 B2 JP 4567391B2 JP 2004217456 A JP2004217456 A JP 2004217456A JP 2004217456 A JP2004217456 A JP 2004217456A JP 4567391 B2 JP4567391 B2 JP 4567391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
processing order
processing
data
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004217456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006039849A (ja
Inventor
素秀 西畑
邦彦 林
有紀 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004217456A priority Critical patent/JP4567391B2/ja
Priority to US11/185,829 priority patent/US7680138B2/en
Publication of JP2006039849A publication Critical patent/JP2006039849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567391B2 publication Critical patent/JP4567391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/34Flow control; Congestion control ensuring sequence integrity, e.g. using sequence numbers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は、複数のマイクロコンピュータやマイクロプロセッサ、DSPなどのプロセッサ装置上のそれぞれで動作するモジュールにおいて、そのモジュール間の通信制御装置および方法に関するものである。
従来のプロセッサ間でデータ送受信を行う場合、データの送受信を確実に行うためには、まず送信側で送信パケットにナンバリングを行い、データ受信側ではデータ取得部分を統一し、データ受信時に送信側がつけたナンバリング情報に基づき、処理すべきデータを決定し、順番に処理を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−334104号公報(第6頁、第一図)
近年、システムオンチップのような複数のプロセッサ装置や半導体装置が、映像/音声録音機器や映像/音声再生機器に搭載されることが多くなってきている。これらの機器で使用される映像/音声データを一定の処理時間内で処理する必要が発生する。
特許文献1で示した技術では、一つまたは複数のタスク(プロセス)から送信される映像データおよび音声データを送信したとき、どちらか一方のデータが大量にデータ送信した場合、その処理順序は保証されるので、他方のデータは、先に送信した大量のデータを処理した後に、受信し処理されることになる。この場合、一定の処理時間を超える可能性が非常に高くなり、システムとして成立しない。また、同様に、音声再生を行っている途中で停止させることを想定すると、再生停止のコマンドを送信する直前に音声データを大量に送信していたとき、再生停止コマンドを送信してもすぐに再生停止コマンドが処理されず、応答性能が悪くなる。
上記のような問題を解決するために、データおよびコマンドといった特性に応じて通信処理を分離するような図19に示す構成が考えられる。
この場合、各通信線間には依存関係がなく、受信装置に届いているデータがあればそのデータを処理し、同時にデータが届いた場合でも、各通信線(通信路)を順番にデータをとる。このような構成の下では、この場合、映像・音声データを大量に送信していても、再生・録音・停止といった機能をすばやく実行することが出来、応答性能を高めることが出来る。また、複数のデータのうちいずれかのデータが大量に送信していても、他方のデータもある一定間隔で受信することが出来、上述したような一定の処理時間を越える可能性は低くなる。また、各通信線が分かれているために何のデータが送信されてきたかを解析する必要がなく、より高速に処理することが可能になる。
しかしながら、本構成では、各通信路が独立しているので、再生・録画・停止命令の処理順序とデータの送信順序とが保証されない。したがって、例えば、映像を現在位置から3フレーム戻して、そのデータの位置から再生という場合を考えると、送信側では、再生すべきデータを送信した後、3フレーム再生という命令を送信しているにもかかわらず、受信側では、先に3フレーム再生といったコマンドを受信することがあり、映像データ受信前にコマンドを実行するといった問題が発生する。
また、動画データと静止画データとを同時に送信する場合、動画データを優先的に処理したい場合でも、通信線での処理は、ほぼ均等に処理されるため、優先的に処理することが出来ない。
本発明は、このような映像音声記録再生システム上で使用されるモジュール間通信において、応答性のよい高速なデータ処理機能を保持しつつも、データおよびコマンドの処理順序が必要な場合や通信線間の優先度が必要な処理に対応したモジュール間通信機能を提供することを目的とする。
この課題を解決するために本発明は、
それぞれがプロセッサ上で動作する第1,第2のモジュールと、
前記第1のモジュールと前記第2のモジュールとの間に介在しこれらモジュールを接続する複数の通信路と、
前記第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信路の一つもしくは複数を介して、通信処理上の処理順序に依存するデータと前記処理順序に依存しないデータとを含む各々独立した複数の通信データを送信する送信装置と、
前記第1のモジュールから前記通信路の一つもしくは複数を介して送信される前記通信データを前記第2のモジュールで受信する受信装置と、
前記複数の通信路を構成する各通信路の間に設定される、前記処理順序が登録される処理順序関連付手段と、
送信に際して、送信する前記通信データに前記処理順序が設定される場合に、その処理順序を前記処理順序関連付手段に登録する処理順序関連付登録手段と、
受信に際して、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有するか否かを前記処理順序関連付手段に確認する受信処理関連付確認手段と、
受信に際して、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有することが前記受信処理関連付確認手段により確認されると、受信した前記通信データが前記処理順序に則したものであるか否かを解析する処理順序情報解析手段と、
を有し、
前記受信装置は、前記処理順序情報解析手段により前記処理順序に則すると判断される前記通信データを、その処理順序に基づいて受信処理する、
ことを特徴とする。これが本発明の第1のモジュール間通信装置である。
なお、本発明の第1のモジュール間通信装置では、
前記処理順序関連付手段に登録されている前記処理順序を読み出して処理順序(送信)として格納するとともに、格納している前記処理順序(送信)の内容を前記通信データが送信されるごとに更新する処理順序情報管理手段と、
送信に際して、送信に用いる前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有するか否かを、送信する前記通信データ毎に前記処理順序関連付手段に確認する送信処理関連付確認手段と、
送信に用いる前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有することが前記送信処理関連付確認手段により確認されると、前記処理順序情報管理手段から前記処理順序(送信)を取得したうえで、取得した前記処理順序(送信)を、送信する前記通信データに付加する処理順序情報付加手段と、
前記処理順序関連付手段に登録されている前記処理順序を読み出して処理順序(受信)として格納するとともに、格納している前記処理順序(受信)の内容を前記通信データを受信するごとに更新する受信順序情報管理手段と、
をさらに備え、
前記処理順序情報解析手段は、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に処理順序関係を有することが前記受信処理関連付確認手段により確認されると、受信した前記通信データに付加された前記処理順序(送信)を、前記受信順序情報管理手段に格納されている前記処理順序(受信)に比較することで、当該受信した通信データが前記処理順序に則したものであるか否かを解析する、
のが好ましい。
この第1のモジュール間通信装置の場合、通信路間で送信されるデータに順序依存関係が必要なときのみ順序関係に基づいてデータが処理される。処理依存関係が発生しない場合には、通信路独立で、それぞれの通信路で高速にデータを送受信することが可能である。
なお、処理順序関連付登録手段は、登録される通信路にデータの有無を確認する通信路状態確認手段を備えてもよい。この通信路状態確認手段を有することで、通信路間で処理順序関係が必要となるデータ送信の同期を取ることが可能になる。
特に、通信路間に処理順序関係を必要とする場合のみ処理順序関係を守った処理をすることが可能となる。処理順序関係を必要としないときには、従来どおりの処理が行われ、互換性が保たれる。
本発明の第1のモジュール間通信装置は、
前記送信装置は、前記処理順序関連付登録手段と、前記送信処理関連付確認手段と、前記処理順序情報管理手段と、前記処理順序情報付加手段とを備え、
前記受信装置は、前記受信処理関連付確認手段と、前記処理順序情報解析手段とを備える、
のが好ましい。これが本発明の第2のモジュール間通信装置である。
この第2のモジュール間通信装置の場合、通信路間依存関係を有するデータを送信するときには、処理順序関係に同期をとる必要がなくさらに送信するデータに新たな付加情報を必要とすることなく、データの送受信を行うことが出来る。 また、前記データ位置検出手段と前記データ位置登録手段と前記処理順序管理情報解析手段による構成により、上記の発明効果に加えて、通信線に流れるデータ量を増やすことなく処理順序関係のあるデータを送受信することが可能になる。
また、本発明は、
送信に際して、前記処理順序関連付手段に前記処理順序を参照することで、次に処理すべき前記通信データを伝送する前記通信路が現在伝送中の前記通信路から変更されることを確認すると、現在送信している前記通信データに、次回の伝送通信路の変更を示す通信路切替情報を付加して送信する通信路切替情報送信手段と、
受信に際して、処理対象とする前記通信路を指定する有効通信路情報が格納される有効通信路管理手段と、
受信に際して、受信した前記通信データに付加される前記通信路切替情報に基づいて前記有効通信路管理手段に格納されている前記有効通信路情報を更新する有効通信路情報変更手段と、
受信に際して、処理対象とする前記通信路を前記有効通信路管理手段に格納されている有効通信路情報に基づいて決定する処理通信路決定手段と、
をさらに備える、
のが好ましい。これが本発明の第3のモジュール間通信装置である。
前記処理順序関連付登録手段は、前記処理順序で最初に通信する前記通信路を前記処理順序関連付手段にさらに登録するものである、
のが好ましい。
さらに、前記処理順序関連付登録手段に登録されている前記処理順序が有効となる時点を示す処理順序開始情報を送信する処理順序開始情報送信手段を備える、
のが好ましい。
この第3のモジュール間通信装置の場合、通信路間依存関係を有するデータは、処理対象となる通信線が一意に決まるため、処理対象の通信線に到着するデータの監視のみで、通信路間依存関係のあるデータ送受信を行うことが出来る。
第3のモジュール間通信装置の場合、上記構成を備えたことにより、処理順序関係のある通信路にあるデータを取得するとき、受信すべき通信路が一意に決まるので、受信すべき通信路を判定することなくデータを受信することが出来るので、さらに高速に受信することが可能となる。
さらに、前記初期実行通信路登録手段と前記処理順序開始情報送信手段と前記処理順序終了情報を送信する処理順序終了情報送信手段による構成により、処理順序関係が発生するデータと処理順序関係が終了するデータを明確に出来、処理順序関係が発生したときに最初に受信すべき通信路を明確にすることが出来るので、通信路間の処理順序関係のある処理を必要なときのみ確実に処理することが可能になる。
本発明の第1のモジュール間通信装置は、
前記第1のモジュールは複数設けられており、
前記送信装置は、一方の第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信データを送信する第1の送信装置と、他方の第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信データを送信する第2の送信装置とを有しており、
かつ、前記処理順序関連付手段は、前記第1の送信装置と前記受信装置とを接続する前記通信路と、前記第2の送信装置と前記受信装置とを接続する前記通信路との間に設定される通信処理上の優先順序が記録されるものであり、
前記処理順序関連付登録手段は、前記優先順序を前記処理順序関連付手段に登録するものであり、
前記受信処理関連付確認手段は、前記優先順序が設定されているか否かを前記処理順序関連付手段に確認するものであり、
前記処理順序情報解析手段は、前記処理順序情報確認手段で確認された前記優先順序に基づいて処理すべき前記通信路を解析するものである、
のが好ましい。これが本発明の第4のモジュール間通信装置である。
この第4のモジュール間通信装置の場合、通信路間で送信されるデータに優先順序関係が必要なときのみ優先順序関係に基づいてデータが処理される。優先順序関係が発生しない場合には、通信路独立で、それぞれの通信路で高速にデータを送受信することが可能である。
また、前記優先情報登録部により、通信路間での処理量を制御することが可能である。さらに、前記優先順序関連付手段は、登録されている優先情報が有効か無効かを示す有効無効管理部と前記第1の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路と前記第2の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路間で通信される通信量に応じて前記有効無効部の情報を変更するしきい値を保存する処理負荷量登録部とから構成され、前記処理負荷量登録部に前記第1の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路と前記第2の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路間で通信される通信量に応じて前記有効無効部の情報を変更するしきい値を登録する処理負荷量監視登録手段と前記第1の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路と前記第2の送信装置と前記受信装置が有する複数の通信路間で通信される通信量と前記処理負荷量登録部の前記しきい値と比較し、比較結果に基づき前記有効無効管理部の情報を設定する処理負荷量監視手段とから構成しても良い。これにより、通信路の送信データ量に応じて最適な受信処理量を制御することが可能になる。
この第4のモジュール間通信装置の場合、上記構成を備えたことにより、複数のモジュールから一つのモジュールに送信される通信路間で優先順序関係を必要とする場合のみ優先順序関係を守った処理をすることが可能となる。優先順序関係を必要としないときには、従来どおりの処理が行われ、互換性が保たれる。
さらに、前記優先順序関連付手段は前記優先情報登録部に構成により、通信路間に処理の割合を設定することが可能になる。
さらに、前記優先順序関連付手段を前記有効無効管理部と前記処理負荷量登録部による構成とし、前記処理負荷量監視登録手段と前記処理負荷量監視手段から構成することにより、処理負荷量に応じて、通信路の優先度合いを変更することが可能になる。
本発明によると、モジュール間通信において、応答性のよい高速なデータ処理機能を保持しつつ、データおよびコマンドの処理順序が必要な場合や通信線間の優先度が必要な処理に対応したモジュール間通信機能を提供することが可能となる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態に係るモジュール間通信装置を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるモジュール間通信装置の構成を示すものである。
図1において、実施の形態1のモジュール間通信装置はモジュール間通信を行う装置の一例として、第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102と共有メモリ103とから構成されている。第1のプロセッサ101上で、データを送信するためのモジュールの一例として第1のモジュール104が動作している。第2のプロセッサ102上で、第1のモジュール104からの送信データを受信するためのモジュールの一例として第2のモジュール105が動作している。
第1のプロセッサ101は、第1のモジュール104から第2のモジュール105にデータを送信する装置の一例として送信装置106が実装されている。第2のプロセッサ102は、第1のモジュール104からのデータを第2のモジュール105で受信する装置の一例として受信装置107が実装されている。
108と109と110とは通信線(通信路)であり、送信装置106から受信装置107にデータを送信するために接続されている。通信線108,109,110は、図1に示されるように、共有メモリ103に設けられている。
111は、通信線108、109、110において各通信路に送信されるデータに依存関係がある場合に、依存関係があることを示す処理順序関連付手段である。
送信装置106は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に送信データに依存関係のある通信線を登録する処理順序関連付登録手段112と、処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する送信処理関連付確認手段113と、処理順序情報を管理する処理順序情報管理手段114と、処理順序管理手段114から処理順序情報を取得し送信データに処理順序情報を付加する処理順序情報付加手段115とから構成されている。
受信装置107は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する受信処理関連付確認手段116と、受信データに付加されている処理順序情報を解析し、処理順序関連付手段111に登録されている通信線間で次に処理すべきデータを解析する処理順序情報解析手段117と、受信順序情報を管理している受信順序情報管理手段118とから構成されている。
図2は、本発明の処理順序関連付手段111の構成の一例を示すものである。図2において、119は処理順序関連情報を示し、120は登録通信線の情報を示す。図2の例においては、通信線108と通信線109とが送信データに依存関係があることを示す。
図3は、送信装置106から通信線108と通信線109と通信線110とを介し受信装置107で受信されるデータ形式の一例を示す。
図3において、データ形式はデータ情報管理部121とデータ部122とから構成される。
データ情報管理部121は、その構成要素の一例として処理順序情報123から構成される。
図4は、通信路に依存関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図1から図3までと図4のフローチャートとを用いて、処理順序依存関係のある通信線間でのデータ送受信の動作を説明する。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要であるとき、第1のモジュール104は、処理順序関連付登録手段112に対し、処理順序依存関係が必要な通信路を登録することを依頼し、処理順序関連付登録手段112は、この依頼に応じて処理順序関連付手段111の登録通信線情報120に通信路を登録する(ステップ401)。このとき、処理順序情報管理手段114で管理されている処理順序情報は初期化される(ステップ402)。
本実施の形態では、処理順序関連付手段111において、通信路(通信線)108と通信路(通信線)109とが登録通信線情報120に登録されている。
第1のモジュール104が、送信装置106を介して、データを送信する時、処理順序情報確認手段113が処理順序関連付手段111に登録されている通信路を確認する(ステップ403)。通信路が処理順序関連付手段111に登録されている場合(ステップ404)、処理順序情報付加手段115は、処理順序情報管理手段114から処理順序情報を取得する(ステップ405)。処理順序情報は、処理順序情報付加手段115で処理順序が取得されるたびに更新される(ステップ406)。処理順序情報は、その構成の一例として、処理番号情報から構成される。処理順序情報付加手段115は、処理順序情報取得後、取得した処理順序情報を処理順序情報部123に登録する(ステップ407)。処理順序情報付加手段115が処理順序情報を送信データに付加した後、送信装置106は、指定された通信路108または通信路109に対してデータを送信する(ステップ408)。
受信装置107は、通信路108または通信路109または通信路110に対してデータ到着の有無を確認する(ステップ409)、データ到着時(ステップ410)、データが到着している通信路を確認する(ステップ411)。データが到着している通信路が処理順序関連付手段111に登録されているかを受信処理関連付確認手段116で確認する(ステップ412)。このとき、受信処理関連付確認手段116で確認したとき、新しく処理順序依存関係のある通信路が登録されているとき(ステップ413)、受信順序情報管理手段118で管理している受信順序情報は初期化される(ステップ414)。処理順序関連付手段111に登録されていない通信路の場合(ステップ415)、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ416)。処理順序関連付手段111に登録されている通信路の場合、受信順序情報管理手段118に登録されている受信順序情報を取得し(ステップ417)、取得した受信順序情報と送信データに付加された処理順序情報123とを比較する(ステップ418)。処理順序情報が付加されていないデータの場合は、通信路に処理順序がないので第2のモジュール105にデータの到着を知らせる。受信順序情報と処理順序情報123が異なる場合(ステップ419)、先に処理すべきデータが到着していないことを示すので、処理待ちデータとして扱われ、次の受信データの到着を待つ。受信順序情報と処理順序情報123が一致する場合(ステップ419)、処理すべきデータが到着していると判断して、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ420)。このとき、受信順序情報管理手段118で登録されている受信順序情報を更新する(ステップ421)。受信順序情報更新後、処理待ちデータの有無を確認する(ステップ422)、処理待ちデータが存在するとき(ステップ423)、全ての処理待ちデータに対して、受信順序情報と処理順序情報123を比較する(ステップ424)。受信順序情報と処理順序情報123が一致した場合(ステップ425)、ステップ420からステップ425の一連の処理を繰り返し実行する。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要でなくなったとき、第1のモジュール104は、処理順序関連付登録手段112に対し、処理順序依存関係を削除する(ステップ426)。
以上のように構成することにより、通信線間で送信されるデータに依存関係があるときのみ依存関係のあるデータ送信を実行し、依存関係がないときには、従来の高速な通信を実行することが出来、モジュール間の通信状態にあった最適なモジュール間通信を実現することができる。
なお、本実施の形態1では、2つの通信路に順序情報がある場合について説明しているが、3つ以上の通信路に処理順序依存関係があっても良い。また、処理順序関連付手段111に関連付け情報が複数個登録されていても良い。その場合、処理順序関連情報119一つに対し処理順序情報および受信順序情報は割当てられ、処理順序情報および受信順序情報の更新は、処理順序関連情報119に対応する通信線のデータを送信または受信するタイミングで更新される。また、送信順序関連付手段112と送信処理関連付確認手段113と処理順序情報付加手段115と処理順序情報管理手段114は送信装置106内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。さらに、受信処理関連付確認手段116と処理順序情報117と受信順序情報管理手段118は受信装置107内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。
なお、本実施の形態1では、第1のモジュール104と第2のモジュール105はそれぞれ第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第2のモジュール105は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置107は第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるモジュール間通信装置の構成を示すものである。
図5において、モジュール間通信を行う装置の一例として、第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102と共有メモリ103とから構成されている。第1のプロセッサ101上で、データを送信するためのモジュールの一例として第1のモジュール104が動作している。第2のプロセッサ102上で、第1のモジュール104からの送信データを受信するためのモジュールの一例として第2のモジュール105が動作している。
第1のプロセッサ101は、第1のモジュール104から第2のモジュール105にデータを送信する装置の一例として送信装置106が実装されている。第2のプロセッサ102は、第1のモジュール104からのデータを第2のモジュール105で受信する装置の一例として受信装置107が実装されている。
108と109と110は通信線であり、送信装置106から受信装置107にデータを送信するために接続されている。
111は、通信線108と109と110において各通信路に送信されるデータに依存関係がある場合に、依存関係があることを示す処理順序関連付手段である。
501は、依存関係のある送信データを管理する処理順序管理手段である。
送信装置106は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に送信データに依存関係のある通信線を登録する処理順序関連付登録手段112と、処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する送信処理関連付確認手段113と、処理順序管理手段501に登録する送信データの位置を検出するデータ位置検出手段502と、データ位置検出手段502で検出されたデータの位置を処理順序管理手段501に登録するデータ位置登録手段503とから構成されている。
受信装置107は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する受信処理関連付確認手段116と、処理順序管理手段501に登録されているデータを取得し、処理順序関連付手段111に登録されている通信線間で次に処理すべきデータを解析する処理順序情報解析手段504とから構成されている。
処理順序関連付手段111の構成は、実施の形態1で示した図2と同じである。
図6は、本発明の処理順序管理手段501の構成の一例を示すものである。
図6において、処理順序管理手段501は、通信線108と通信線109とに依存関係がある場合、通信線108および通信線109に送信されているデータの先頭アドレスをリスト構造によって管理している。データ位置登録手段503により新しくデータが追加されるときは、リスト構造の最後にそのデータが追加される。処理順序情報解析手段504によりリスト構造が解析されるときは、最初のデータから検索される。
図7は、通信路に依存関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図2と図5から図6および図7のフローチャートを用いて、処理順序依存関係のある通信線間でのデータ送受信の動作を説明する。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要であるとき、第1のモジュール104は、処理順序関連付登録手段112に対し、処理順序依存関係が必要な通信路の登録を依頼し、処理順序関連付登録手段112は、処理順序関連付手段111の登録通信線情報120に処理順序依存関係が必要な通信路を登録する(ステップ701)。実施の形態2では、通信路108と通信路109とが処理順序依存関係が必要な通信路として登録通信線情報120に登録されている。第1のモジュール104が送信装置106を介してデータを送信する時、送信処理関連付確認手段113が処理順序関連付手段111に登録されている通信路を確認する(ステップ702)。通信路が処理順序関連付手段111に登録されている場合(ステップ703)、データ位置検出手段502は、送信するデータの先頭アドレスを検出する(ステップ704)。データ位置検出手段502によって検出されたデータ先頭アドレスは、データ位置登録手段503によって処理順序管理手段501のリスト構造の最後に追加される(ステップ705)。データ位置登録手段503によって処理順序管理手段501のリスト構造に送信データの先頭アドレスが追加された後、送信装置106は、指定された通信路108または通信路109に対してデータを送信する(ステップ706)。
受信装置107は、通信路108または通信路109または通信路110に対してデータが到着しているかを確認し(ステップ707)、データが到着している場合(ステップ708)、データが到着している通信路を確認する(ステップ709)。データが到着している通信路が処理順序関連付手段111に登録されているかを受信処理関連付確認手段116で確認する(ステップ710)。処理順序関連付手段111に登録されていない通信路の場合(ステップ711)、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ712)。処理順序関連付手段111に登録されている通信路の場合(ステップ711)、処理順序情報解析手段504が処理順序管理手段501に登録されているデータを検索する(ステップ713)。処理順序管理手段501に登録されているデータに一致するものがない場合(ステップ714)、通信線に処理順序がない状態で送信されたデータと判断できるので第2のモジュール105にデータの到着を知らせる。処理順序管理手段501に登録されているデータに一致した場合(ステップ714)、リスト構造の先頭のデータかを確認する(ステップ715)。先頭データでない場合(ステップ716)、処理待ちデータとして扱われ次の受信データの到着を待つ。処理順序管理手段501に登録されている先頭データである場合(ステップ716)、処理すべきデータが到着していると判断して、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ717)。このとき、処理順序管理手段501に登録されている先頭データをリスト構造から削除する(ステップ718)。先頭データをリスト構造から削除後、処理待ちデータの有無を確認する(ステップ719)、処理待ちデータが存在するとき(ステップ720)、全ての処理待ちデータに対して、リスト構造の先頭データと比較する(ステップ721)。先頭データと一致した場合(ステップ722)、ステップ717からステップ722の一連の処理を繰り返し実行する。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要でなくなったとき、第1のモジュール104は、処理順序関連付登録手段112に対し、処理順序依存関係を削除する(ステップ723)。
以上のように構成することにより、通信線間で送信されるデータに依存関係があるときのみ依存関係のあるデータ送信を実行し、依存関係がないときには、従来の高速な通信を実行することが出来、モジュール間の通信状態にあった最適なモジュール間通信を実現することができる。さらに、発明の実施の形態1では、データに処理順序情報を付加しているため通信線に流れるデータ量が増えることになるが、本実施の形態2では、通信線を流れるデータ量を本来必要とするデータ量を流すことになるので、通信量が増大しない。
なお、本実施の形態2では、2つの通信路に順序情報がある場合について説明しているが、3つ以上の通信路に処理順序依存関係があっても良い。また、処理順序関連付手段111に関連付け情報が複数個登録されていても良い。その場合、処理順序関連情報119一つに対し処理順序管理手段501で管理されるリスト構造が作成され、リスト構造の更新は、処理順序関連情報119に基づいて、対応するリスト構造のみ更新される。また、処理順序関連付手段112と送信処理関連付確認手段113とデータ位置検出手段502とデータ位置登録手段503は送信装置106内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。さらに、受信処理関連付手段116と処理順序情報117と処理順序情報解析手段504は受信装置107内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。
なお、本実施の形態2では、第1のモジュール104と第2のモジュール105はそれぞれ第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第2のモジュール105は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置107は第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3におけるモジュール間通信装置の構成を示すものである。
図8において、モジュール間通信を行う装置の一例として。第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102と共有メモリ103とから構成されている。第1のプロセッサ101上で、データを送信するためのモジュールの一例として第1のモジュール104が動作している。第2のプロセッサ102上で、第1のモジュール104からの送信データを受信するためのモジュールの一例として第2のモジュール105が動作している。
第1のプロセッサ101は、第1のモジュール104から第2のモジュール105にデータを送信する装置の一例として送信装置106が実装されている。第2のプロセッサ102は、第1のモジュール104からのデータを第2のモジュール105で受信する装置の一例として受信装置107が実装されている。
108と109と110は通信線であり、送信装置106から受信装置107にデータを送信するために接続されている。
111は、通信線108と109と110において各通信路に送信されるデータに依存関係がある場合に、依存関係があることを示す処理順序関連付手段である。
送信装置106は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に送信データに依存関係のある通信線を登録する処理順序関連付登録手段112と、処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する送信処理関連付確認手段113と、処理順序関連付手段111に登録されている通信線で通信すべき通信線を別の登録されている通信線に変更するための情報を付加する通信路切替情報送信手段801と、処理順序関連手段111で登録されている通信線の登録が有効となる開始位置を受信装置107に送信する処理順序開始情報送信手段802と、処理順序関連手段111で登録されている通信線の登録が無効となる終了位置を受信装置107に送信する処理順序終了情報送信手段803とから構成されている。
受信装置107は、その構成要素の一例として処理順序関連付手段111に登録されている通信線を取得する受信処理関連付確認手段116と、処理順序関連付手段111に登録されている通信線のうち受信有効になっている通信線を管理する有効通信路管理手段804と、有効通信路管理手段804で管理している通信路から通信路切替情報を受信したとき、有効通信路管理手段で管理している通信路を通信路切替情報に基づき有効な通信路を切替える有効通信路情報変更手段805と、有効通信路管理手段で管理されている通信路から受信すべき通信路を決定する処理通信路決定手段806とから構成されている。
図9は、処理順序関連付手段111の構成の一例を示すものである。
図9において、処理順序関連付手段111の構成は、発明の実施の形態1で示した図2に加えて、処理順序関連付登録手段112で依存関係のある通信路のうち、最初に有効とすべき通信路を登録しておく、初期有効通信路情報901から構成される。
図10は、送信装置106から通信線108と通信線109と通信線110を介し受信装置107で受信されるデータ形式の一例を示す。
図10において、データ形式は切替情報指示部1001とデータ部1002から構成される。切替情報指示部1001は、その指示情報の一例として、0が指示されているときには、受信装置107から第2のモジュールに通知すべき処理データを有することを示し、1が指示されているときは、有効通信路切替情報を有することを示す。
図11および図12は、通信路に依存関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図8から図10および図11から図12のフローチャートを用いて、処理順序依存関係のある通信線間でのデータ送受信の動作を説明する。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要であるとき、第1のモジュール104は、処理順序関連付登録手段112に対し、処理順序依存関係が必要な通信路の登録を依頼し、処理順序関連付登録手段112は、処理順序関連付手段111の登録通信線情報120に処理順序依存関係が必要な通信路を登録する(ステップ1101)。このとき、依存関係のある通信線のうち、最初に実行される通信線の情報も登録する(ステップ1102)。本実施の形態3では、通信線108と通信線109とが登録通信線情報120に登録されており、通信線109が最初に有効となっている通信線となる。第1のモジュール104が送信装置106を介してデータを送信する時、処理順序情報確認手段113が処理順序関連付手段111に登録されている通信路を確認する(ステップ1103)。通信路が処理順序関連付手段111に登録されておりかつ登録後最初にデータを送信するとき(ステップ1104)、依存関係のある全ての通信線(本実施の形態3では通信線108と通信線109)に対し、処理順序開始情報送信手段802から処理順序開始情報が送信される(ステップ1105)。処理順序開始情報送信手段802から処理開始情報送信後、有効となっている通信線(本実施の形態では通信線109)にデータを送信する(1106)。もし有効となる通信線を切替える場合(1107)、データ送信後、通信路切替情報送信手段801が次に切替える通信線の情報を現在、有効となっている通信線に送信する(1108)。
受信装置107は、通信路108または通信路109または通信路110に対してデータが到着しているかを確認し(1109)、データが到着している場合(1110)、データが到着している通信路を確認する(ステップ1111)。データが到着している通信路が処理順序関連付手段111に登録されているかを受信処理関連付確認手段116で確認する(ステップ1112)。情報処理順序関連付手段111に登録されていない通信路の場合(ステップ1113)、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ1114)。処理順序関連付手段111に登録されている通信路でかつ処理順序関連付手段111に登録後最初のデータを受信した場合(1115)、処理順序関連付手段111に登録されている全ての通信線(本実施の形態3では通信線108と通信線109)で処理順序開始情報を有するデータの到着を待つ。もし処理順序関連付手段111に登録されているに関わらず処理順序開始情報を有するデータでないとき(ステップ1201)には、処理順序関連付手段111に登録以前のデータと判断され、第2のモジュール105にデータの到着を知らせる(ステップ1202)。全ての通信線で処理順序開始情報を受信したとき(ステップ1203)、有効通信路管理手段804が処理順序関連付手段111内の初期有効通信路情報901に登録されている通信線(本実施の形態3では通信線109)を有効通信路として登録する(ステップ1204)。処理順序関連付手段111に登録されている通信線のデータ処理は、有効通信路管理手段804で管理されている通信線のデータのみを受信するため、有効通信路管理手段804から有効通信路情報を取得し(ステップ1116)、データを受信する(ステップ1117)。
受信データに通信路切替情報が登録されているとき(ステップ1118)には、有効通信路情報変更手段805が有効通信路管理手段804で登録されている有効通信路情報を更新する(ステップ1119)。次に受信する通信線は、有効通信路管理手段804で更新された情報に基づいて決定される。有効通信路情報更新後、受信データを第2のモジュール105に通知する(ステップ1120)。ステップ1118において、受信データに通信路切替情報が登録されていないときは、通常データとして受信データを第2のモジュール105に通知する(ステップ1120)。
第1のモジュール104から第2のモジュール105に送信するデータに対し、通信線間に処理順序依存関係が必要でなくなったとき、処理順序関連付手段111に登録されている全ての通信線に対し処理順序終了情報を送信する(ステップ1205)。受信装置107で、全ての通信線で処理順序終了情報を受け取った後(ステップ1206)、処理順序関連付手段111に登録されている通信路情報を削除(ステップ1207)する。
以上のように構成することにより、通信線間で送信されるデータに依存関係があるときのみ依存関係のあるデータ送信を依存関係がないときには、高速な通信を行うことが出来、通信状況にあった最適なモジュール通信環境を提供できる。さらに、実施の形態1では、データに処理順序情報を管理しているため、処理順序情報を管理している領域が必要であるが、本実施の形態3では、その領域の必要はない。また、依存関係のある通信線間で有効な通信線が一意に決定されているため、通信線を選択する処理を必要とせずすぐに受信することが出来る。
なお、本実施の形態3では、2つの通信路に順序情報がある場合について説明しているが、3つ以上の通信路に処理順序依存関係があっても良い。また、処理順序関連付手段111に関連付け情報が複数個登録されていても良い。また、送信順序関連付手段112と送信処理関連付確認手段113と通信切替情報送信手段801と処理順序開始情報送信手段802と処理順序狩猟情報送信手段803は送信装置106内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。さらに、受信処理関連付手段116と有効通信路管理情報804と有効通信路情報変更手段805と処理通信路決定手段806は受信装置107内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。
なお、本実施の形態3では、第1のモジュール104と第2のモジュール105はそれぞれ第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第2のモジュール105は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置107は第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。
なお、本実施の形態3では、第1のモジュール104と第2のモジュール105はそれぞれ第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第2のモジュール105は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置107は第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4におけるモジュール間通信装置の構成を示すものである。
図13において、モジュール間通信を行う装置の一例として。第1のプロセッサ101と第2のプロセッサ102と共有メモリ103とから構成されている。第1のプロセッサ101上で、データを送信するためのモジュールの一例として第1のモジュール1301と第2のモジュール1302が動作している。第2のプロセッサ102上で、第1のモジュール1301および第2のモジュール1302からの送信データを受信するためのモジュールの一例として第3のモジュール1303が動作している。
第1のプロセッサ101は、第1のモジュール1301から第3のモジュール1303にデータを送信する装置の一例として第1の送信装置1304が実装され、第2のモジュール1302から第3のモジュール1303にデータを送信する装置の一例として第2の送信装置1305が実装されている。第2のプロセッサ102は、第1のモジュール1301および第2のモジュール1302からのデータを第3のモジュール1303で受信する装置の一例として受信装置1306が実装されている。
1307と1308と1309と1310は通信線であり、通信線1307と通信線1308は第1の送信装置1304から受信装置1306にデータを送信するために接続され、通信線1309と通信線1310は第2の送信装置1305から受信装置1306にデータを送信するために接続されている。
1311は、第1のモジュール1301から通信線1307および1308から第3もモジュール1303に送信されるデータ群と第2のモジュール1302から通信線1309および1310から第3のモジュール1303に送信されるデータ群に優先順序関係があることを示す優先順序関連付手段である。
1312は、第1のプロセッサ101上で動作している複数のプログラムが第2のプロセッサ102で動作している同じプログラムにデータを送信するとき、第1のプロセッサで動作しているプログラム間での優先順序情報を登録する優先順序情報登録手段である。
送信装置1304および1305は、その構成要素の一例として、発明の実施の形態1または発明の実施の形態2または発明の実施の形態3に示される送信装置106の構成要素と同じ構成で構成される(非図示)。
受信装置1306は、その構成要素の一例として、実施の形態1または実施の形態2または実施の形態3に示される受信装置の構成要素107と同じ構成で構成され(非図示)、さらに優先順序関連付手段1311で登録されている情報を確認する優先順序情報確認手段1314と、この優先順序情報確認手段1314で確認された優先順序情報を解析し、処理すべき通信線を決定する優先順序情報解析手段1315とから構成されている。
図14は、本発明の優先順序関連付手段1311の構成の一例を示すものである。
図14において、1401は優先順序関連情報を示し、1402は登録されている通信線の優先度割合を示す優先情報登録部を示し、1403は、送信側で優先順序関係があるモジュールを示す送信通信路登録部を示し、1404は受信側のモジュールを示す受信通信路登録部を示す。図14の実施の一例においては、第1のモジュール1301から第3のモジュール1303への通信線群(本発明の実施例では以下第1の通信線群とする)と第2のモジュール1302から第3のモジュール1303への通信線群(本発明の実施例では以下第2の通信線群とする)が優先順序が関連付けられ、前者の通信群と後者の通信群に同時に複数のデータが到着しているとき、前者の通信群がデータを2個受取る間に後者は3個のデータを受取ることを示す。
図15は、通信路に優先度関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図13から図14および図15のフローチャートを用いて、優先順序依存関係のある通信線間でのデータ送受信の動作を説明する。
第1のモジュール1301から第3のモジュール1303に送信するために使用する第1の通信路群と第2のモジュール1302から第3のモジュール1303に送信するために使用する第2の通信路群に対し、第1の通信路群と第2の通信路群間に処理優先度関係が必要であるとき、優先順序関連付手段1311に対し、処理優先度依存関係を登録する(ステップ1501)。このとき、通信路群の情報に加えて、通信路群処理割合を優先情報登録部1402に登録する。第1のモジュール1301から第3のモジュール1303にデータ送信する場合および第2のモジュール1302から第3のモジュール1303にデータ送信する場合、それぞれ第1の通信装置1304と第2の通信装置1305と接続されている第1の通信線1307または第2の通信線1308または第3の通信線1309または第4の通信線1310を通じて、受信装置1306にデータを送信する(ステップ1502)。
受信装置1306は、第1の通信線1307または第2の通信線1308または第3の通信線1309または第4の通信線1310に対してデータが到着の有無を確認する(ステップ1503)、データが到着時(ステップ1504)、データが到着している通信路を確認する(ステップ1505)。データが到着している通信線が優先順序関連付手段1311に登録されているかを優先順序情報確認手段1315で確認する(ステップ1506)。優先順序情報確認手段1315に登録されていない通信路の場合(ステップ1507)、第3のモジュール1303にデータの到着を知らせる(ステップ1508)。優先順序情報確認手段1315に登録されている通信路でかついずれかの一つの通信路群のみにデータが到着している場合(ステップ1509)、到着している通信線からデータを受信し第3のモジュール1303に通知する(ステップ1508)。優先順序情報確認手段1315に登録されている通信路でかつ複数の通信路群にデータが到着している場合(ステップ1509)、優先順序情報解析手段1314は、優先順序関連付手段1311に登録されている優先情報登録部1402の情報に従って、処理すべき通信路群の解析を行い、処理すべき通信路群を決定する(ステップ1510)。処理すべき通信路群決定後、決定した通信路群からデータを受信し第3のモジュール1303に通知する(ステップ1508)。
第1のモジュール1301から第3のモジュール1303に送信するために使用する第1の通信路群と第2のモジュール1302から第3のモジュール1303に送信するために使用する第2の通信路群に対し、第1の通信路群と第2の通信路群間に処理優先度関係が必要なくなったとき、処理優先度関連付手段1311に対し、処理優先度依存関係を削除する(ステップ1512)。
以上のように構成することにより、通信路群間で送信されるデータに優先順序関係があるときのみ通信路群間に処理優先度をつけることが出来、優先度関係がないときには、従来のどおりの通信を実行することが出来、モジュール間の通信状態にあった最適なモジュール間通信を実現することができる。
また、本実施の形態4では、各通信線間において実施の形態1または実施の形態2または実施の形態3の構成をとっているので、通信路群間の優先度がありながら、さらに、通信線間においても処理順序保証をしたデータを送信することができる。
なお、本実施の形態4では、2つの通信路群間に優先順序情報がある場合について説明しているが、3つ以上の通信路群に優先順序関係があっても良い。また、優先順序関連付手段1311に関連付け情報が複数個登録されていても良い。また、優先順序情報確認手段1315と優先順序情報1314は受信装置1306内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。
なお、本実施の形態4では、第1のモジュール1301、第2のモジュール1302と第3のモジュール1303はそれぞれ第1のプロセッサ101、第1のプロセッサ101、第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第3のモジュール1303は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置1306は、第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。また、第1のモジュール1301または第2のモジュール1302は、第2のプロセッサ102上で動作する構成としても良い。その場合、第1の送信装置1304または第2の送信装置1305は第2のプロセッサ102上に設けられ、第2のプロセッサ102上にも優先順序情報登録手段を設ける構成とする。
(実施の形態5)
図16は、本発明の実施の形態5におけるモジュール間通信装置の構成を示すものである。
図16において、図12との違いは、優先順序関連付手段1311で登録されている通信路群の処理量を監視する処理負荷量監視手段1601と、この処理負荷量監視手段1601に処理負荷量監視指示を登録する処理負荷量監視登録手段1602とを設けている。
図17は、本発明の優先順序関連付手段1311の構成の一例を示すものである。
図17において、図14との違いは、送信通信路登録部1403に各通信路群の処理負荷量を登録する処理負荷量登録部が設けられていることと設定されている優先情報が有効無効状態を示す有効無効管理部1701が設けられている。
図18は、通信路間の処理量負荷状態によって優先度関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図16から図17および図18のフローチャートを用いて、優先順序依存関係のある通信線間でのデータ送受信の動作を説明する。
第1のモジュール1301から第3のモジュール1303に送信するために使用する第1の通信路群と第2のモジュール1302から第3のモジュール1303に送信するために使用する第2の通信路群に対し、第1の通信路群と第2の通信路群間に処理優先度関係が必要であるとき、処理優先度関連付手段1311に対し、処理優先度依存関係を登録する(ステップ1801)。このとき、通信路群の情報に加えて、通信路群処理割合を優先情報登録部1402に登録し、かつ処理負荷量を送信通信路登録部1403登録し(ステップ1802)、かつ有効無効管理部1701に無効と登録する(ステップ1803)。処理負荷量は、送信通信路登録部1403に登録された処理負荷量以上または超える通信量がいずれか一つの通信路群で発生した場合、その通信路群の優先度を上げることを意味する。第1のモジュール1301から第3のモジュール1303にデータ送信する場合および第2のモジュール1302から第3のモジュール1303にデータ送信する場合、それぞれ第1の通信装置1304と第2の通信装置1305と接続されている第1の通信線1307または第2の通信線1308または第3の通信線1309または第4の通信線1310を通じて、受信装置1306にデータを送信する(ステップ1804)。データ送信中に、処理負荷量監視手段1601は送信されているデータ通信量を監視し、送信通信路登録部1403に登録された処理負荷量以上または超える通信量が発生しているかを確認する(ステップ1805)。もし、送信通信路登録部1403に登録された処理負荷量以上または超える通信量が発生している場合(ステップ1806)、発生している通信路群に対応する有効無効管理部1701の状態を有効にする(ステップ1807)。もし、送信通信路登録部1403に登録された処理負荷量以下または未満の通信量の場合(ステップ1805)、発生している通信路群に対応する有効無効管理部1701の状態を無効にする(ステップ1808)。
受信装置1306は、第1の通信線1307または第2の通信線1308または第3の通信線1309または第4の通信線1310に対してデータが到着の有無を確認する(ステップ1809)、データが到着時(ステップ1810)、データが到着している通信路を確認する(ステップ1811)。データが到着している通信線が優先順序関連付手段1311に登録されているかを優先順序情報確認手段1315で確認する(ステップ1812)。優先順序情報確認手段1315に登録されていない通信路の場合(ステップ1813)、第3のモジュール1303にデータの到着を知らせる(ステップ1814)。優先順序情報確認手段1315に登録されている通信路でかついずれかの一つの通信路群のみにデータが到着している場合(ステップ1815)、到着している通信線からデータを受信し第3のモジュール1303に通知する(ステップ1814)。優先順序情報確認手段1315に登録されている通信路でかつ複数の通信路群にデータが到着している場合(ステップ1815)、優先順序関連手段1311の有効無効管理部1701により、優先順序情報の有効無効を確認する(ステップ1816)。もし、無効状態であれば、第3のモジュール1303にデータの到着を知らせる(ステップ1814)。有効状態であれば、優先順序情報解析手段1314は、優先順序関連付手段1311に登録されている優先情報登録部1402の情報に従って、処理すべき通信路群の解析を行い、処理すべき通信路群を決定する(ステップ1817)。処理すべき通信路群決定後、決定した通信路群からデータを受信し第3のモジュール1303に通知する(ステップ1508)。
第1のモジュール1301から第3のモジュール1303に送信するために使用する第1の通信路群と第2のモジュール1302から第3のモジュール1303に送信するために使用する第2の通信路群に対し、第1の通信路群と第2の通信路群間に処理優先度関係が必要なくなったとき、処理優先度関連付手段1311に対し、処理優先度依存関係を削除する(ステップ1818)。
以上のように構成することにより、実施の形態4に加えて、通信路間の処理データ量を監視することで、処理量に応じて通信路群間の優先度を決定することが出来る。
また、本実施の形態5では、各通信線間において実施の形態1または実施の形態2または実施の形態3の構成をとっているので、通信路群間の優先度がありながら、さらに、通信線間においても処理順序保証をしたデータを送信することができる。
なお、本実施の形態5では、2つの通信路群間に優先順序情報がある場合について説明しているが、3つ以上の通信路群に優先順序関係があっても良い。また、優先順序関連付手段1311に関連付け情報が複数個登録されていても良い。また、優先順序情報確認手段1315と優先順序情報1314は受信装置1306内の構成としたが、これらはそれぞれ独立して構成しても良い。さらに処理負荷量の登録は、一つの優先順序関連手段に登録されている優先情報一つで設定されている通信路群一つに付き、一つ設定しているが、処理負荷量は複数個登録しても良い。この場合、優先情報登録部1402に登録される優先情報は、処理負荷量に対応して複数個登録する構成にする。
なお、本実施の形態5では、第1のモジュール1301、第2のモジュール1302と第3のモジュール1303はそれぞれ第1のプロセッサ101、第1のプロセッサ101、第2のプロセッサ102上で動作する構成としているが、第3のモジュール1303は、第1のプロセッサ101上で動作する構成としても良い。その場合、受信装置1306は、第1のプロセッサ101上に設ける構成とする。また、第1のモジュール1301または第2のモジュール1302は、第2のプロセッサ102上で動作する構成としても良い。その場合、第1の送信装置1304または第2の送信装置1305は第2のプロセッサ102上に設けられ、第2のプロセッサ102上にも優先順序情報登録手段および処理負荷量監視登録手段を設ける構成とする。
本発明にかかるモジュール間通信装置は、複数の通信路のうちに必要な通信路のみかつ必要とされる処理のみ処理順序関係、通信路優先関係を保持する機能を有している。これは、たとえば、映像音声記録再生装置上での映像音声データの通常再生で再生/停止コマンドの応答性能を従来どおりに、本発明が必要とされると考えられる特殊再生も可能となり、映像音声記録再生装置に有用な機能となる。
本発明の実施の形態1によるモジュール通信装置の構成図 実施の形態1の処理順序関連付手段の構成図 実施の形態1の通信データ構造の構成図 実施の形態1のモジュール通信装置の制御を示すフローチャート 実施の形態2によるモジュール通信装置の構成図 実施の形態2の処理順序関連付手段の構成図 実施の形態2のモジュール通信装置の制御を示すフローチャート 実施の形態3によるモジュール通信装置の構成図 実施の形態3の処理順序関連付手段の構成図 実施の形態3の通信データ構造の構成図 実施の形態3のモジュール通信装置の制御を示すフローチャート 実施の形態3のモジュール通信装置の制御を示すフローチャート 実施の形態4によるモジュール通信装置の構成図 実施の形態4の優先順序関連付手段の構成図 実施の形態4のモジュール通信装置の制御を示すフローチャート 実施の形態5によるモジュール通信装置の構成図 実施の形態5の優先順序関連付手段の構成図 実施の形態5の通信路間の処理量負荷状態によって優先度関係が発生したときの動作の流れの一例を示すフローチャート 従来によるモジュール通信装置の構成図
符号の説明
101 第1のプロセッサ
102 第2のプロセッサ
103 共有メモリ
104 第1のモジュール
105 第2のモジュール
106 送信装置
107 受信装置
108 第1の通信線
109 第2の通信線
110 第3の通信線
111 処理順序関連付手段
112 処理順序関連付登録手段
113 送信処理関連付確認手段
114 処理順序情報管理手段
115 処理順序情報付加手段
116 受信処理関連付手段
117 処理順序情報解析手段
118 受信順序情報管理手段
119 処理順序関連情報
120 登録信号線情報
121 データ情報管理部
122 データ部
123 処理順序情報
501 処理順序管理手段
502 データ位置検出手段
503 データ位置登録手段
504 処理順序情報解析手段
801 通信路切替情報送信手段
802 処理順序開始情報送信手段
803 処理順序終了情報送信手段
804 有効通信路管理手段
805 有効通信路情報変更手段
806 処理通信路決定手段
901 初期有効通信路情報
1001 切替情報指示部
1002 データ部
1301 第1のモジュール
1302 第2のモジュール
1303 第3のモジュール
1304 第1の送信装置
1305 第2の送信装置
1306 受信装置
1307 第1の通信線
1308 第2の通信線
1309 第3の通信線
1310 第4の通信線
1311 優先順序関連付手段
1312 優先順序情報登録手段
1314 優先順序情報確認手段
1315 優先順序情報解析手段
1401 優先順序関連情報
1402 優先情報登録部
1403 送信通信路登録部
1404 受信通信路登録部
1601 処理負荷量監視手段
1602 処理負荷量監視登録手段
1701 有効無効管理部

Claims (12)

  1. それぞれがプロセッサ上で動作する第1,第2のモジュールと、
    前記第1のモジュールと前記第2のモジュールとの間に介在しこれらモジュールを接続する複数の通信路と、
    前記第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信路の一つもしくは複数を介して、通信処理上の処理順序に依存するデータと前記処理順序に依存しないデータとを含む各々独立した複数の通信データを送信する送信装置と、
    前記第1のモジュールから前記通信路の一つもしくは複数を介して送信される前記通信データを前記第2のモジュールで受信する受信装置と、
    前記複数の通信路を構成する各通信路の間に設定される、前記処理順序が登録される処理順序関連付手段と、
    送信に際して、送信する前記通信データに前記処理順序が設定される場合に、その処理順序を前記処理順序関連付手段に登録する処理順序関連付登録手段と、
    受信に際して、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有するか否かを前記処理順序関連付手段に確認する受信処理関連付確認手段と、
    受信に際して、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有することが前記受信処理関連付確認手段により確認されると、受信した前記通信データが前記処理順序に則したものであるか否かを解析する処理順序情報解析手段と、
    を有し、
    前記受信装置は、前記処理順序情報解析手段により前記処理順序に則すると判断される前記通信データを、その処理順序に基づいて受信処理する、
    ことを特徴とするモジュール間通信装置。
  2. 前記処理順序関連付手段に登録されている前記処理順序を読み出して処理順序(送信)として格納するとともに、格納している前記処理順序(送信)の内容を前記通信データが送信されるごとに更新する処理順序情報管理手段と、
    送信に際して、送信に用いる前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有するか否かを、送信する前記通信データ毎に前記処理順序関連付手段に確認する送信処理関連付確認手段と、
    送信に用いる前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有することが前記送信処理関連付確認手段により確認されると、前記処理順序情報管理手段から前記処理順序(送信)を取得したうえで、取得した前記処理順序(送信)を、送信する前記通信データに付加する処理順序情報付加手段と、
    前記処理順序関連付手段に登録されている前記処理順序を読み出して処理順序(受信)として格納するとともに、格納している前記処理順序(受信)の内容を前記通信データを受信するごとに更新する受信順序情報管理手段と、
    をさらに備え、
    前記処理順序情報解析手段は、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に処理順序関係を有することが前記受信処理関連付確認手段により確認されると、受信した前記通信データに付加された前記処理順序(送信)を、前記受信順序情報管理手段に格納されている前記処理順序(受信)に比較することで、当該受信した通信データが前記処理順序に則したものであるか否かを解析する、
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュール間通信装置。
  3. 前記送信装置は、前記処理順序関連付登録手段と、前記送信処理関連付確認手段と、前記処理順序情報管理手段と、前記処理順序情報付加手段とを備え、
    前記受信装置は、前記受信処理関連付確認手段と、前記処理順序情報解析手段とを備える、
    ことを特徴とする請求項2記載のモジュール間通信装置。
  4. 前記第1のモジュールと前記第2のモジュールとの間に介在して前記通信路として機能する共有メモリと、
    データ位置検出手段と、
    処理順序管理手段と、
    データ位置登録手段と、
    をさらに備え、
    前記データ位置検出手段は、送信に際して、送信する前記通信データの前記通信路における位置情報を検出し、
    前記処理順序管理手段には、前記通信データの位置情報が登録され、
    前記データ位置登録手段は、前記データ位置検出手段により検出される前記通信データそれぞれの位置情報を時系列に沿って前記処理順序管理手段に登録し、
    前記処理順序情報解析手段は、受信した前記通信データを伝送した前記通信路が他の通信路との間に前記処理順序を有することが前記受信処理関連付確認手段により確認されると、受信した前記通信データの位置を、前記データ位置登録手段の登録内容に照合することで、当該受信した通信データが前記処理順序に則したものであるか否かを解析する、
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュール間通信装置。
  5. 前記データ位置検出手段は、前記通信データの前記通信路におけるアドレスを検出する、
    ことを特徴とする請求項4記載のモジュール間通信装置。
  6. 送信に際して、前記処理順序関連付手段に前記処理順序を参照することで、次に処理すべき前記通信データを伝送する前記通信路が現在伝送中の前記通信路から変更されることを確認すると、現在送信している前記通信データに、次回の伝送通信路の変更を示す通信路切替情報を付加して送信する通信路切替情報送信手段と、
    受信に際して、処理対象とする前記通信路を指定する有効通信路情報が格納される有効通信路管理手段と、
    受信に際して、受信した前記通信データに付加される前記通信路切替情報に基づいて前記有効通信路管理手段に格納されている前記有効通信路情報を更新する有効通信路情報変更手段と、
    受信に際して、処理対象とする前記通信路を前記有効通信路管理手段に格納されている有効通信路情報に基づいて決定する処理通信路決定手段と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュール間通信装置。
  7. 前記処理順序関連付登録手段は、前記処理順序で最初に通信する前記通信路を前記処理順序関連付手段にさらに登録するものである、
    ことを特徴とする請求項6記載のモジュール間通信装置。
  8. さらに、前記処理順序関連付登録手段に登録されている前記処理順序が有効となる時点を示す処理順序開始情報を送信する処理順序開始情報送信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載のモジュール間通信装置。
  9. さらに、前記処理順序関連付登録手段に登録されている前記処理順序が無効となる時点を示す処理順序終了情報を送信する処理順序終了情報送信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項6記載のモジュール間通信装置。
  10. 前記第1のモジュールは複数設けられており、
    前記送信装置は、一方の第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信データを送信する第1の送信装置と、他方の第1のモジュールから前記第2のモジュールに前記通信データを送信する第2の送信装置とを有しており、
    かつ、前記処理順序関連付手段は、前記第1の送信装置と前記受信装置とを接続する前記通信路と、前記第2の送信装置と前記受信装置とを接続する前記通信路との間に設定される通信処理上の優先順序が記録されるものであり、
    前記処理順序関連付登録手段は、前記優先順序を前記処理順序関連付手段に登録するものであり、
    前記受信処理関連付確認手段は、前記優先順序が設定されているか否かを前記処理順序関連付手段に確認するものであり、
    前記処理順序情報解析手段は、前記処理順序情報確認手段で確認された前記優先順序に基づいて処理すべき前記通信路を解析するものである、
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュール間通信装置。
  11. 前記処理順序関連付登録手段は、前記第1の送信装置と前記受信装置とを接続する通信路を伝送する前記通信データの処理と、前記第2の送信装置と前記受信装置とを接続する通信路を伝送する前記通信データの処理との間に割り付けられる処理割合を、前記優先順序として、前記処理順序関連付手段に登録するものである、
    ことを特徴とする請求項10記載のモジュール間通信装置。
  12. 前記処理順序関連付手段は、登録されている前記優先順序の有効/無効を示す有効無効管理情報と、前記有効無効管理情報を変更するしきい値となる処理負荷量情報とがさらに登録されるものであり、
    かつ、
    前記通信路それぞれの通信量に応じて前記処理負荷量情報を設定して前記処理順序関連付手段に登録する処理負荷量監視手段と、
    前記通信路それぞれの通信量と前記処理負荷量情報との比較結果に基づいて前記有効無効管理情報を設定する処理負荷量監視登録手段と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項10記載のモジュール間通信装置。
JP2004217456A 2004-07-26 2004-07-26 モジュール間通信装置および方法 Expired - Fee Related JP4567391B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217456A JP4567391B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 モジュール間通信装置および方法
US11/185,829 US7680138B2 (en) 2004-07-26 2005-07-21 Inter-module communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217456A JP4567391B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 モジュール間通信装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039849A JP2006039849A (ja) 2006-02-09
JP4567391B2 true JP4567391B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=35657051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004217456A Expired - Fee Related JP4567391B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 モジュール間通信装置および方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7680138B2 (ja)
JP (1) JP4567391B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5361773B2 (ja) * 2010-03-23 2013-12-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 データアクセス制御装置
WO2016189709A1 (ja) * 2015-05-27 2016-12-01 三菱電機株式会社 コントローラ
KR20200122845A (ko) * 2019-04-19 2020-10-28 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 데이터 전송 제어 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001144804A (ja) * 1999-11-11 2001-05-25 Fujitsu Ltd 通信網のパス選択方法及びその装置
JP2002342265A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 多重バスを用いたコンピュータシステム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04176232A (ja) * 1990-11-09 1992-06-23 Hitachi Ltd パケット通信方式およびパケット通信装置
JPH05334104A (ja) 1992-05-29 1993-12-17 Nec Corp データグラム型マルチプロセス間ソケット通信でのデータ制御装置
US5566170A (en) * 1994-12-29 1996-10-15 Storage Technology Corporation Method and apparatus for accelerated packet forwarding
JPH09139738A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Atm通信網
US7200168B1 (en) * 1997-11-13 2007-04-03 Surf Communication Solutions Ltd. Stable operation of media gateway
US6584522B1 (en) * 1999-12-30 2003-06-24 Intel Corporation Communication between processors
US6959346B2 (en) * 2000-12-22 2005-10-25 Mosaid Technologies, Inc. Method and system for packet encryption
SG154320A1 (en) * 2001-02-16 2009-08-28 Sony Corp Data processing method and its apparatus
JP2002271389A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Hitachi Telecom Technol Ltd パケット処理装置およびパケット処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001144804A (ja) * 1999-11-11 2001-05-25 Fujitsu Ltd 通信網のパス選択方法及びその装置
JP2002342265A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 多重バスを用いたコンピュータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006039849A (ja) 2006-02-09
US7680138B2 (en) 2010-03-16
US20060018331A1 (en) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100189119A1 (en) Switch apparatus, card, and management method of fdb information
US20120131123A1 (en) Method for controlling flow in a stack system and chassis switch in a stack system
US20050157699A1 (en) Data communications device, data communications system, data communications method, data communications computer program, and computer-readable storage medium containing computer program
JP4567391B2 (ja) モジュール間通信装置および方法
US20100082875A1 (en) Transfer device
US7161900B2 (en) Redundant ethernet transmission line system
US10523597B2 (en) Data center network node
US6985448B2 (en) Data transfer system capable of avoiding double reception of same data
CN112751724A (zh) 检测链路状态的方法及装置
JP2004349961A (ja) 中継装置、及びプログラム
US9015717B2 (en) Method for processing tasks in parallel and selecting a network for communication
US7259782B2 (en) Transferring apparatus and remote control system
JPH08316990A (ja) ネットワークアクセス方法
JPH1051514A (ja) インタフェース装置
US7944825B2 (en) ATM cell/packet switch and communication control method using the same
JPH04233846A (ja) データ伝送方法及び装置
JP3052827B2 (ja) 迂回路探索方法
KR100296042B1 (ko) 비동기 전송 모드 스위치내 큐의 상태를 감시하는 장치 및 방법
JPH104410A (ja) 通信制御システム
CN117793021A (zh) 一种边带管理报文处理方法和电路
JP2004064286A (ja) フレーム転送装置およびプログラムと記録媒体
JP2677231B2 (ja) ループバス交換方式
JPH0410830A (ja) 通信制御装置および制御データ通信システム
JP2000293454A (ja) データ通信装置、データ通信方法、および記録媒体
JP2005311802A (ja) 通信制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees