JP2002342265A - 多重バスを用いたコンピュータシステム - Google Patents

多重バスを用いたコンピュータシステム

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JP2002342265A
JP2002342265A JP2001148312A JP2001148312A JP2002342265A JP 2002342265 A JP2002342265 A JP 2002342265A JP 2001148312 A JP2001148312 A JP 2001148312A JP 2001148312 A JP2001148312 A JP 2001148312A JP 2002342265 A JP2002342265 A JP 2002342265A
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Takashi Yokota
隆史 横田
Haruhiko Takeyama
治彦 竹山
Tatsuya Shidara
達哉 設楽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主処理装置及び従処理装置がスレーブ装置を
効率よくアクセスすることができる多重バスを用いたコ
ンピュータシステムを得ること。 【解決手段】 1以上の主処理装置1−1〜1−pは、
それぞれ専用の主バス4−1〜4−pが割り当てられ、
その専用の主バス4−1〜4−pを介して1以上のスレ
ーブ装置3−1,3−2〜3−mのそれぞれにアクセス
できるようになっている。一方、1以上の従処理装置2
−1,2−2〜2−sは、主バスとは異なる別の従バス
5−1〜5−kが割り当てられ、従バス5−1〜5−k
を介して1以上のスレーブ装置3−1,3−2〜3−m
のそれぞれにアクセスできるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多重バスを用い
たコンピュータシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的なコンピュータシステムは、メイ
ンCPU(以下「主処理装置」という)と、DMA装置
やサブCPU(以下「従処理装置」という)と、メモリ
や入出力装置(以下「スレーブ装置」という)とで構成
されている。通常、主処理装置とスレーブ装置との間の
通信や、従処理装置とスレーブ装置との間の通信は、バ
スを介して行うようになっている。
【0003】近年、処理情報量の増加に伴い、主処理装
置、従処理装置及びスレーブ装置をそれぞれ複数設け、
コンピュータシステムの処理能力を向上させることが行
われている。この場合、複数の主処理装置と複数のスレ
ーブ装置との間を共通のバスを介して接続し、同様に、
複数の従処理装置と複数のスレーブ装置との間を共通の
バスを介して接続する構成が多く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このコンピ
ュータシステムでは、主処理装置をいかに効率よく使う
かが重要な課題となっている。具体的には、主処理装置
からスレーブ装置にアクセスする際の待ち時間をできる
だけ減らすことが重要である。このとき、従処理装置と
の競合は、できるだけ避ける措置が必要である。また、
複数の従処理装置が共通のバスを介して複数のスレーブ
装置にアクセスする際の独立性を高めることも重要であ
る。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、主処理装置及び従処理装置がスレーブ装置を効率よ
くアクセスすることができる多重バスを用いたコンピュ
ータシステムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる多重バスを用いたコンピュータシ
ステムは、1以上の主処理装置と、1以上の従処理装置
と、前記主処理装置及び従処理装置からバスを介してア
クセスされる1以上のスレーブ装置とで構成されるコン
ピュータシステムであって、前記主処理装置は、専用の
主バスを介して前記スレーブ装置にアクセスできるよう
に構成され、前記従処理装置は、前記主バスとは異なる
別の従バスを介して前記スレーブ装置にアクセスできる
ように構成されていることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、主処理装置に専用の主
バスが割り当てられ、従処理装置に別の従バスが割り当
てられる。
【0008】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記従バスは、複数の従バスで構
成され、前記従処理装置が出力するアクセス要求を受け
て、アクセス要求を選択して順次前記複数の従バスの対
応する従バスへ伝達する集約装置を具備することを特徴
とする。
【0009】つぎの発明にかかるは、前記集約装置は、
前記複数の従処理装置のそれぞれが出力するアクセス要
求に優先度付けを行う優先度制御手段を具備することを
特徴とする多重バスを用いたコンピュータシステム。
【0010】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記集約装置は、各従バスにおい
て同じスレーブ装置に対して複数のアクセス要求が発生
しているか否かを検出する競合検出手段と、前記競合検
出手段が競合を検出したとき当該スレーブ装置に対する
アクセス要求を競合のないアクセス要求に切り替えるア
クセス切替手段とを具備することを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記複数の従バスは、同一機能の
ものとして、あるいは、異なる機能のものとして構成さ
れていることを特徴とする。
【0012】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記異なる機能の従バスは、RE
ADバスとWRITEバスとで構成されていることを特
徴とする。
【0013】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記異なる機能の従バスは、優先
度の高低に応じて使い分けするように構成されているこ
とを特徴とする。
【0014】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記異なる機能の従バスは、一度
にアクセスするデータ量に応じて使い分けするように構
成されていることを特徴とする。
【0015】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記1以上のスレーブ装置は、前
記主バス及び従バスが接続されるバス接続部に、アクセ
ス要求を受け付けるバスを選択する選択装置を具備する
ことを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記1以上のスレーブ装置のそれ
ぞれと前記主バス及び従バスとの間に、アクセス要求を
受け付けるバスを選択する選択装置を具備することを特
徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる多重バスを用いたコン
ピュータシステムは、前記選択装置は、優先度に応じて
アクセス要求を受け付けるバスを選択するように構成さ
れていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明にかかる多重バスを用いたコンピュータシステムの
好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。図1に示すように、この
コンピュータシステムは、1以上の主処理装置1−1〜
1−pと、1以上の従処理装置2−1,2−2〜2−s
と、1以上のスレーブ装置3−1,3−2〜3−mとで
構成されている。
【0020】主処理装置1−1〜1−pは、それぞれ専
用の主バス4−1(主バス1)〜4−p(主バスp)が
割り当てられ、その専用の主バス4−1〜4−pを介し
てスレーブ装置3−1,3−2〜3−mのそれぞれにア
クセスできるようになっている。
【0021】一方、従処理装置2−1,2−2〜2−s
は、主バス4−1〜4−pとは異なる別の従バス5−1
(従バス1)〜5−k(従バスk)が割り当てられ、そ
の従バス5−1〜5−kを介してスレーブ装置3−1,
3−2〜3−mのそれぞれにアクセスできるようになっ
ている。
【0022】この構成によれば、主処理装置1−1〜1
−pで発生したバスアクセスは、従処理装置2−1,2
−2〜2−sの影響を受けることなく主バス4−1〜4
−pに現れるので、高速処理が可能になる。
【0023】スレーブ装置3−1,3−2〜3−mは、
それぞれ自己のモジュールに対するアクセス要求が発行
されたバスに対してのみ応答すればよいので、主バス4
−1〜4−p及び従バス5−1〜5−kで行われている
バスアクセスは、対象とするスレーブ装置が異なる限り
並列に動作可能である。したがって、主処理装置1−1
〜1−pからスレーブ装置3−1,3−2〜3−mにア
クセスする際の待ち時間を減らすことができるようにな
る。
【0024】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。なお、図2では、図1で
示した構成要素と同一機能の要素には同一の符号が付さ
れている。この点に関しては、以下の各実施の形態にお
いて同様である。
【0025】この実施の形態2では、図2に示すよう
に、従処理装置が複数ある場合において、複数の従バス
5−1〜5−kが共有バスとして従処理装置2−1、2
−2〜2−sに割り当てられているものとする。ただ
し、従処理装置が1台の場合を除外する理由はなく、こ
の実施の形態2に含まれる。
【0026】そして、複数の従処理装置2−1,2−2
〜2−sと従バス5−1〜5−kとの間に、集約装置2
1が設けられている。集約装置21は、複数の従処理装
置2−1,2−2〜2−sのそれぞれが出力するアクセ
ス要求を並列に受けて、アクセス要求を選択して順次複
数の従バス5−1〜5−kの対応する従バスへ伝達する
ように構成されている。
【0027】通常のコンピュータシステムでは、複数の
従処理装置間で従バスの物理的信号線を共有するように
しているので、一方がバスアクセスを発行している間、
それ以外の従処理装置は専用の信号線を使って待たす必
要があった。
【0028】ところが、この実施の形態2による構成に
よれば、集約装置21が、複数の従処理装置2−1,2
−2〜2−sのそれぞれが出力するアクセス要求を一旦
受け付け、もしアクセス要求が重複した場合には、一方
のアクセス要求を先に処理し、他方のアクセス要求を待
たせることを行うことにより、複数の従処理装置2−
1,2−2〜2−sのそれぞれが出力するアクセス要求
が集約装置21の内部で調停・選択される。
【0029】したがって、複数の従処理装置2−1,2
−2〜2−sは、互いに従バス5−1〜5−kを共有し
ていることを意識しないで済むので、従処理装置側で従
バスのアクセス調停機能を実現する必要がなくなり、実
現が容易になる他、既設計内容をそのまま部品化しやす
くなる利点が得られる。
【0030】また、集約装置21を設けたことにより、
複数の従処理装置2−1,2−2〜2−sのそれぞれに
は、他の従処理装置の存在に関係なく、あたかも自身が
従バス5−1〜5−kに直結されているように見える。
したがって、従処理装置の独立性を高めることができ、
システムの構成を変更することなく、同一の従処理装置
を使用することが可能になる。
【0031】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。図3に示すように、この
実施の形態3では、集約装置21内に、優先度制御装置
31が設けられている。優先度制御装置31は、複数の
従処理装置2−1,2−2〜2−sのそれぞれが出力す
るアクセス要求に優先度付けを行うように構成されてい
る。
【0032】この構成によれば、複数の従処理装置2−
1,2−2〜2−sそれぞれの特性に応じた優先度付け
を行い、優先度の高いアクセス要求から順次複数の従バ
ス5−1〜5−kの対応する従バスへ伝達することが行
えるようになる。例えば、複数の従処理装置2−1,2
−2〜2−sのうち、サブCPUに最高優先度を与え、
DMAには低い優先度を与えることができる。これによ
り、メインCPUに次いでシステム性能に影響を与える
サブCPUの動作が低位のDMAに干渉されるのを防ぐ
ことができるようになる。
【0033】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。図4に示すように、この
実施の形態4では、集約装置21内に、アクセス競合検
出装置41とアクセス切替え装置42が設けられてい
る。
【0034】アクセス競合検出装置41は、選択された
従バスにアクセス要求を伝達させる際に、各従バスにお
いて同じスレーブ装置に対して複数のアクセス要求が発
生しているか否かを検出する。同じスレーブ装置に対し
て複数のアクセス要求が発生する場合、処理している1
つのアクセス以外は、スレーブ装置によって待たされ
る。その間従バスは使用されたままとなる。そのため異
なるスレーブ装置へのアクセス要求を発行するための従
バスが不足する場合がある。アクセス切替え装置42
は、競合検出装置41が競合を検出したとき、当該スレ
ーブ装置に対するアクセス要求を競合のないアクセス要
求に切り替える。
【0035】この構成によれば、従バス5−1〜5−k
間での無駄なアクセス競合の発生を低減できるので、従
バスの利用効率を向上させ、システム全体の性能向上に
効果がある。
【0036】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。この実施の形態5では、
従バスが異なる機能を持つもので構成される場合の第1
構成例が示されている。
【0037】この実施の形態5では、従バス5−1〜5
−kは、READバスとWRITEバスとで構成されて
いる。LSI(大規模集積回路)の中では、往路と復路
で通常別の信号線を用いるので、従バス5−1〜5−k
は、READ専用とWRITE専用とに機能分離して構
成することができる。図示例では、従バス5−1(従バ
ス1)がREAD専用であり、従バス5−k(従バス
2)がWRITE専用である。例えばDMAとバスとの
接続を想定すると、DMAではREADとWRITEの
発生頻度は同数となる。この場合、READ/WRIT
E可能なバスを2本接続せずに、READ専用バスとW
RITE専用バスとに分けて各1本接続することにすれ
ば、各専用バス中の信号線の数を減らすことができ、経
済性の点で効果がある。
【0038】なお、図5では、READ専用バス、WR
ITE専用バスを各1本設けた場合を示したが、状況に
応じてそれぞれを複数本設置する場合も同様な効果があ
る。その場合、READ専用バスとWRITE専用バス
本数は同数でなくともよい。
【0039】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。この実施の形態6では、
従バスが異なる機能を持つもので構成される場合の第2
構成例が示されている。
【0040】この実施の形態6では、従バス5−1〜5
−kは、優先度の高低に応じて使い分けするように構成
されている。例えば、優先度の高いアクセス要求(優先
度1)は、従バス5−1(従バス1)を用い、優先度が
下がるに従って下位の従バスを使用するようにする。図
示例では、従バス5−k(従バスk)が最低位の優先度
kとなっている。この構成によれば、アクセス要求の優
先度制御が簡単かつ厳密に行えるようになる利点があ
る。
【0041】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。この実施の形態7では、
従バスが異なる機能を持つもので構成される場合の第3
構成例が示されている。
【0042】この実施の形態7では、従バスは、一度に
アクセスするデータ量に応じて使い分けするように構成
されている。例えば、従バスが5−1(従バス1)と5
−2(従バス2)の2つである場合に、従バス5−1
(従バス1)をブロック転送用に用い、従バス5−2
(従バス2)を通常の単発転送用に用いるようにする。
【0043】この構成によれば、アクセス要求種別の特
徴に応じた制御が可能になる。例えば、単発転送をブロ
ック転送よりも優先することで、ブロック転送を単発転
送の空き時間に行う制御が容易に行えるので、単発転送
性能を損なうことなく効率よいブロック転送が行えるよ
うになる。なお、ブロック転送用従バス、単発転送用従
バスが複数の場合も同様な効果が期待できる。
【0044】以上、実施の形態5〜7で具体例をいくつ
か示したが、これら以外であっても、異なる機能を持つ
グループで構成される複数の従バスを設置する場合、主
バスと分離することにより、主バスとしての制約がなく
なるので、各種専用機能の特化が容易となり、経済性ま
たは機能性の面で効果がある。
【0045】従バス5−1〜5−Kが同一の機能を持つ
もので構成される場合は、単純に並列にアクセスするこ
とが可能になるので、また従バスの増加分だけ全体のア
クセス許容量が増加するので、システム性能を向上させ
ることができる。
【0046】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8である多重バスを用いたコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。この実施の形態8では、
スレーブ装置側の構成例が示されている。
【0047】図8に示すように、この実施の形態8で
は、複数のスレーブ装置3−1,3−2〜3−mは、そ
れぞれ、主バス4−1〜4−p及び従バス5−1〜5−
kが接続されるバス接続部に、アクセス要求を受け付け
るバスを選択する選択装置51が設けられている。
【0048】図9は、選択装置51の具体的な構成例の
一つである、優先度制御装置として使用した場合の、多
重バスを用いたコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図である。図9に示すように、選択装置51は、優
先度制御装置61に置き換えられている。
【0049】優先度制御装置61は、主バス4−1〜4
−p及び従バス5−1〜5−kに優先度を付けて、その
優先度に応じてアクセス要求を受け付けるバスを選択す
るように構成されている。
【0050】この構成によれば、主バス4−1〜4−p
及び従バス5−1〜5−kの優先度に応じたアクセス制
御が行えるので、従処理装置2−1,2−2〜2−sの
性能を活かすことができる。
【0051】図10は、優先度制御装置61の具体的な
構成例の一つである、順序制御装置71として使用した
場合の、多重バスを用いたコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。図10に示すように、優先度
制御装置61は、順序制御装置71に置き換えられてい
る。
【0052】順序制御装置71は、従バス5−1〜5−
kからのアクセス要求が先に発生しても、主バス4−1
〜4−pからアクセス要求が発生すると、先に主バス4
−1〜4−pからのアクセス要求を受け付けるように構
成されている。
【0053】この構成によれば、主バス4−1〜4−p
に対して、アクセス要求の競合によって生ずる待ち時間
を最小にすることができるので、主処理装置1−1〜1
−pの能力を最大限に活かすことが可能となり、システ
ムの性能が向上する。
【0054】以上、選択装置について具体例をいくつか
示したが、これら以外であっても、選択機能を有する装
置51を設置することにより、各種のバス選択方法を工
夫することができるので、効果的なシステムを構築する
ことができる。
【0055】実施の形態9.図11は、この発明の実施
の形態9である多重バスを用いたコンピュータシステム
の構成を示すブロック図である。図11に示すように、
この実施の形態9では、スレーブ装置3−1,3−2〜
3−mのそれぞれと、主バス4−1〜4−p及び従バス
5−1〜5−kとの間に、アクセス要求を受け付けるバ
スを選択する選択装置81が設けられている。
【0056】この構成によれば、スレーブ装置3−1,
3−2〜3−mのそれぞれは、選択装置81から出力さ
れるバスに接続されるだけであるので、応答するバスが
主バス4−1〜4−p及び従バス5−1〜5−kから構
成される多重バスの構成であることを意識することなく
動作が行える。
【0057】したがって、スレーブ3−1,3−2〜3
−mのそれぞれに多重バスの実装を行わないで済むの
で、設計が簡単になる他、既設計内容の再利用が可能と
なる利点がある。また、各選択装置81は、同一構成で
あるので、共通部品化が可能である。
【0058】なお、この実施の形態9では、選択装置8
1は、実施の形態8における選択装置51を外部に取り
出して独立の装置とした場合を説明したが、選択装置5
1の具体例の一つである優先度制御装置61や、優先度
制御装置61の具体例の一つである順序制御装置71の
場合も、同様に外部に取り出して独立の装置とし、同様
の効果を得ることができることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、主処理装置に専用の主バスを割り当て、従処理装置
に別の従バスを割り当てるので、主処理装置からのバス
アクセスが従処理装置に邪魔されることなく高速に行え
るようになり、主処理装置からスレーブ装置にアクセス
する際の待ち時間をできるだけ減らすことができるよう
になる。また、主処理装置と従処理装置の明確な切り分
けが行えるので、制御や処理の変更などが容易に行える
ようになる。
【0060】つぎの発明によれば、従バスを複数の従バ
スで構成し、集約装置が、従処理装置が出力するアクセ
ス要求を選択して順次前記複数の従バスの対応する従バ
スへ伝達するので、従バスを共有する複数の従処理装置
の独立性を高めることができ、システムの構成変更によ
らず同一の従処理装置を使用することが可能となる。
【0061】つぎの発明によれば、集約装置としての優
先度制御手段が従処理装置からのアクセス要求を従バス
に伝達する際に従処理装置間の優先度制御を行うので、
より効果的なシステム構成が得られるようになる。
【0062】つぎの発明によれば、従処理装置からのア
クセス要求を従バスに伝達する際に競合検出手段が従バ
スにおいて同じスレーブ装置に対して複数のアクセス要
求が発生しているのを検出すると、アクセス切替手段が
当該スレーブ装置に対するアクセス要求を競合のないア
クセス要求に切り替えることができるので、従バス間で
無駄なアクセス競合の発生を防ぐことが可能となり、従
バスの利用効率を向上させ、システム性能を向上させる
ことができるようになる。
【0063】つぎの発明によれば、複数の従バスが、同
一機能のものとして、あるいは、異なる機能のものとし
て構成されているので、単純に並列にアクセスが行える
ように、あるいは扱うデータの性格に応じたアクセスが
行えるように従バスを使用できるので、システム性能を
向上させることができるようになる。
【0064】つぎの発明によれば、異なる機能の従バス
を、READバスとWRITEバスとで機能分離するよ
うにしているので、各専用バス中の物理的な信号線の数
を減らすことができ、経済性の点で効果がある。
【0065】つぎの発明によれば、異なる機能の従バス
を、優先度の高低によって機能分離するようにしている
ので、優先度制御が簡単に行えるようになる。
【0066】つぎの発明によれば、異なる機能の従バス
を、一度にアクセスするデータ量に応じて使い分けする
ようにしているので、アクセス要求の特徴に応じた制御
が簡単に行えるようになる。
【0067】つぎの発明によれば、各スレーブ装置で
は、選択装置がアクセス要求を受け付けるバスを選択で
きるので、適切な選択方法の採用により、効果的なシス
テムを構築することが可能となる。
【0068】つぎの発明によれば、スレーブ装置は、単
に、外部に設けられる選択装置から通知されたバスに対
して応答すればよいので、多重バスの実装を行う必要が
なくなる。また、選択装置は、同一構成でよいので、共
通部品化が行える。
【0069】つぎの発明によれば、主バスと従バスに優
先度を付けてバス選択を行うようにしているので、従処
理装置の性能を減殺しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態4である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態5である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態6である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態7である多重バスを用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態8の選択装置を具備し
た多重バスを用いたコンピュータシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態8の優先度制御装置を
具備した多重バスを用いたコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態8の順序制御装置を
具備した多重バスを用いたコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態9である多重バスを
用いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1−1〜1−p 主処理装置、2−1,2−2〜2−s
従処理装置、3−1,3−2〜3−m スレーブ装
置、4−1〜4−p 主バス、5−1〜5−k従バス、
21 集約装置、31 優先度制御装置、41 アクセ
ス競合検出装置、42 アクセス切替え装置、51,8
1 選択装置、61 優先度制御装置、71 順序制御
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 設楽 達哉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B061 BA01 BB16 BC01 SS02 SS04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の主処理装置と、1以上の従処理
    装置と、前記主処理装置及び従処理装置からバスを介し
    てアクセスされる1以上のスレーブ装置とで構成される
    コンピュータシステムであって、 前記主処理装置は、専用の主バスを介して前記スレーブ
    装置にアクセスできるように構成され、 前記従処理装置は、前記主バスとは異なる別の従バスを
    介して前記スレーブ装置にアクセスできるように構成さ
    れている、ことを特徴とする多重バスを用いたコンピュ
    ータシステム。
  2. 【請求項2】 前記従バスは、複数の従バスで構成さ
    れ、前記従処理装置が出力するアクセス要求を受けて、
    アクセス要求を選択して順次前記複数の従バスの対応す
    る従バスへ伝達する集約装置を具備することを特徴とす
    る請求項1に記載の多重バスを用いたコンピュータシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記集約装置は、前記複数の従処理装置
    のそれぞれが出力するアクセス要求に優先度付けを行う
    優先度制御手段を具備することを特徴とする請求項2に
    記載の多重バスを用いたコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記集約装置は、各従バスにおいて同じ
    スレーブ装置に対して複数のアクセス要求が発生してい
    るか否かを検出する競合検出手段と、前記競合検出手段
    が競合を検出したとき当該スレーブ装置に対するアクセ
    ス要求を競合のないアクセス要求に切り替えるアクセス
    切替手段とを具備することを特徴とする請求項2に記載
    の多重バスを用いたコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の従バスは、同一機能のものと
    して構成されている、あるいは、異なる機能のものとし
    て構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    か一つに記載の多重バスを用いたコンピュータシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記異なる機能の従バスは、READバ
    スとWRITEバスとで構成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の多重バスを用いたコンピュータシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記異なる機能の従バスは、優先度の高
    低に応じて使い分けするように構成されていることを特
    徴とする請求項5に記載の多重バスを用いたコンピュー
    タシステム。
  8. 【請求項8】 前記異なる機能の従バスは、一度にアク
    セスするデータ量に応じて使い分けするように構成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の多重バスを用
    いたコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 前記1以上のスレーブ装置は、前記主バ
    ス及び従バスが接続されるバス接続部に、アクセス要求
    を受け付けるバスを選択する選択装置を具備することを
    特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の多重バス
    を用いたコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 前記1以上のスレーブ装置のそれぞれ
    と前記主バス及び従バスとの間に、アクセス要求を受け
    付けるバスを選択する選択装置を具備することを特徴と
    する請求項1〜8の何れか一つに記載の多重バスを用い
    たコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 前記選択装置は、優先度に応じてアク
    セス要求を受け付けるバスを選択するように構成されて
    いることを特徴とする請求項9または10に記載の多重
    バスを用いたコンピュータシステム。
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