JP4565818B2 - 電気器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ACアダプターを脱着可能な電気器具に関し、特に、放熱作用と持ち運びの利便性に富む電気器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気器具は、例えば、ノートパソコンであれば、ACアダプターが本体とは別途に設けられ、ACアダプター使用時に電気器具に接続して使用していた。また、ノートパソコンでは、携帯用バッテリを背面に隣接して備え付ける構成である。
他の従来の電気器具においては、ACアダプターと同様な機能、すなわち、交流を直流に変換する機能を電源部が有し、ACアダプターを有しない構成となっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の電気器具は以上のように構成されていたので、ACアダプターを携帯用バッテリと同様に背面に隣接して備え付けるだけでは、ACアダプター自体が所定の大きさを有し、電気器具自体が大きくなって持ち運びが不便である。すなわち、通常、電気器具の設計はACアダプターを除いた状態で設計し、若しくは、ACアダプターを取り付けた状態の電気器具を設計し、電気器具にACアダプターを取り付けない場合と、電気器具にACアダプターを取り付けた場合とのどちらか一方でバランスが悪く、美観上好ましくないだけでなく、ACアダプターが他の部位と比べて重いため、ACアダプターを取り付けた方向に重心がずれ、持ち運びに不便であるという課題を有する。また、当然に、ACアダプターを備え付けることすらできない電気器具においては、重いACアダプターだけが電気器具の外部にあり、電器器具とACアダプターとを持って移動しなければならず、非常に持ち運びに不便であるという課題を有する。
【0004】
さらに、ACアダプターの機能を本体の電源部に内蔵した電気器具であれば、ACアダプターは電気器具と一体となって外観上も好ましいだけでなく、持ち運びに便利ではあるが、発熱しやすいACアダプターを内蔵している場合には、連続使用にも耐え得るように空冷ファン等の冷却システムを備えなければならず、電気器具全体が大型化若しくはコスト高となるという課題を有する。特に、どのような冷却システムを導入しようとも、ACアダプター自体を電気器具の外へ出すことができるものと比べると、冷却性及び経済性の点で劣ることは明らかであり、ACアダプターの発熱によりACアダプター自体が故障しやすいだけでなく、ACアダプターの発熱により周辺の電気器具を構成する部品が故障することも考え合わせると、非常に重要な問題となる。
【0005】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、ACアダプターを電気器具から脱着可能とし、ある場合には放熱作用を高め、ある場合には外観上好ましく且つ持ち運びに便利である電気器具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気器具は、低周波治療を患部に伝えるパッドと、少なくとも交流を直流に変換するACアダプターと、前記ACアダプターと接続し供給口ジャックへ電力を供給する直流ケーブルとを備える電機器具において、前記ACアダプターを収納可能なACアダプター収納部と、前記パッドを収納するパッド収納部を備え、本体とACアダプター収納部を一体成形するとともに、パッド収納部とACアダプター収納部とを別体に形成し、しかも上記パッド収納部とACアダプターとの間に空隙が出来るように上記ACアダプター収納部には仕切りを有す蓋が開閉自在に設けられるものである。このように本発明においては、パッドを収納するパッド収納部とACアダプターを収納可能なACアダプター収納部とを備え、パッド収納部とACアダプター収納部とを別体に形成しているので、パッド収納部の上下方向を含めた周囲の壁とACアダプター収納部の上下方向を含めた周囲の壁とが別々に形成されることになり、パッド収納部とACアダプター収納部とが隣接して形成されるときには、パッド収納部の形成する空間とACアダプター収納部の形成する空間とがパッド収納部の壁とACアダプター収納部の壁との2重の壁を隔てて形成され、ACアダプター収納部にACアダプターを収納した状態で動作させ熱が生じたとしても、当該2重の壁によりパッド収納部の形成する空間に熱が伝導し難く、パッド収納部に収納されたパッドが熱の影響を受けず状態変化を生じず、適切に収納してパッドを長い期間良好な状態で使用することができる。なお、パッドを施療に使用していても、交換用のパッドをパッド収納部に収納することもあり、動作中においてもパッド収納部にパッドが収納されることがある。
【0010】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電気器具としての低周波治療器について図1ないし図6に基づいて説明する。図1は蓋部が閉じたときの本低周波治療器の斜視図、図2は蓋部が開いたときの本低周波治療器の斜視図、図3は本実施形態に係る低周波治療器の背面斜視図、図4は本実施形態に係る低周波治療器のスイッチ部の正面図、図5は本実施形態に係る低周波治療器の制御部のブロック構成図、図6は蓋部が開きACアダプターが外に取り出されているときの本低周波治療器の斜視図を示す。
【0011】
前記各図において本実施形態に係る低周波治療器においては、開閉可能で液晶ディスプレイ11を配設された蓋部1と、スイッチを複数配設されたスイッチ部2と、ある程度の収納力を有する収納部3と、交流を直流に変換するACアダプター4と、このACアダプター4を収納可能なACアダプター収納部5と、基盤からなる制御部6と、前記ACアダプター4と接続し電源ジャックからの電力を供給する電源ケーブル7とを備え、本体とACアダプター収納部5を一体成形し、ACアダプター4を収納時に外観上本体と一体とする構成である。ここでの本体とは、低周波治療器の外装のことをいい、当該外装に被覆してある内部的構成要素である基盤等は含まれない。
前記蓋部1は、上面の両サイドを除く中央部に位置し、本体の一辺で枢設され、内面に液晶ディスプレイ11を有し、開いた状態で液晶ディスプレイ11が表れるようになっている。
【0012】
前記収納部3は、図2に示すように、左側面から引き出し可能で奥方向にマグネット31が配設され、このマグネット31と逆の極性のマグネット(図示しない)が本体の収納部3を挿入する位置に、配設され、挿入時に、ある程度の力で引かなければ収納部3が引き出せないようになっており、低周波治療器本体を持ち運びして本体が斜めになったぐらいでは収納部3が自然に引き出されることない。また、この収納部3には、組パッド8等の施療子を収納することができる。
他にも、交換用の替パッド84を収納できる他、収納部3の収納の大きさ内のものであれば、取り扱い説明書等も収納することができる。
【0013】
前記スイッチ部2は、図4に示すように、「電源入/切」ボタン2a、「肩」ボタン2b、「背」ボタン2c、「腰」ボタン2d、「腕・脚」ボタン2e、「関節」ボタン2f、「マイメモリー」ボタン2g、「機能」ボタン2h、「開始/停止」ボタン2i、「一時停止」ボタン2j、「ロック」ボタン2k、「15分/30分」ボタン2l、「強さ」ダイヤル2m、「極性切替」ボタン2n、「連続/断続」ボタン2o、「メモリー」ボタン2p、「速さ」ボタン2q、「温熱治療」ボタン2r、「ヒータ」ボタン2s、「予熱」ボタン2t、「入/切」ボタン2u、「強/弱」ボタン2v、及び、「15分/30分」ボタン2wからなる。
【0014】
「電源入/切」ボタン2aは、電源を入切するためのボタンである。「肩」ボタン2b、「背」ボタン2c、「腰」ボタン2d、「腕・脚」ボタン2e及び「関節」ボタン2fは、自動コース選択のためのボタン(自動コースボタン)である。「マイメモリー」ボタン2gは、メモリー機能により予め記録されている施療内容を呼び出すためのボタンである。「機能」ボタン2hは、治療内容を波形を元に選択する際に使用するためのボタンである。「開始/停止」ボタン2iは、低周波治療を行う際に治療開始のトリガとして使用するためのボタンである。
「一時停止」ボタン2jは、すべての出力(低周波・温熱)を一時的に停止するためのボタンである。「ロック」ボタン2kは、ボタンを押下することにより、治療中の誤操作防止のために、キー入力及びダイヤル入力を受け付けなくするためのボタンである(但し、「電源入/切」ボタンと「開始/停止」ボタンだけは受け付ける)。「15分/30分」ボタン2lは、治療時間の設定値を15分若しくは30分に交互に切り換えるためのボタンである。「強さ」ダイヤル2mは、低周波治療の刺激の強さを調節するためのダイヤルである。「極性切替」ボタン2nは、「標準(+)」、「反転(−)」、「交互」若しくは「同時」と組パッドによる体感を変わらせるためのボタンである。「連続/断続」ボタン2oは、「断続」若しくは「連続」に切り換えるためのボタンである。「メモリー」ボタン2pは、使用時間、極性、連続断続設定等の動作属性とともに、カスタムコースの内容として記憶し、再生するためのボタンである。「速さ」ボタン2qは、治療のテンポを速くしたり遅くしたりするためのボタンである。「温熱治療」ボタン2rは、組パッド内蔵ヒータにて温熱治療を行うためのボタンである。「ヒータ」ボタン2sは、低周波治療時に組パッド内蔵ヒータにごくわずかに通電し、組パッドの保温効果を高めるためのボタンである。「予熱」ボタン2tは、組パッドを身体に貼る際のひんやり感を防ぐため、事前に組パッドの粘着パッドを温めおくためのボタンである。「入/切」ボタン2uは、温熱治療マットの通電入/切を切り換えるためのボタンである。「強/弱」ボタン2vは、温熱治療マット使用時の温熱治療の強弱を切り換えるためのボタンである。「15分/30分」ボタン2wは、温熱治療マットを用いた温熱治療の治療時間を切り換えるためのボタンである。
【0015】
前記ACアダプター4は、ACアダプタープラグ73を接続するためのACアダプタージャック41と、交流から直流に変換する変換部と、直流にした電流を出力するための直流ジャック42とからなる。また、直流ジャック42と本体に配設された供給口ジャック43とを接合する直流ケーブル44がある。
【0016】
前記ACアダプター収納部5は、底面で収納部、いくつかの形状の異なるACアダプター4を収納できる。形状の異なるACアダプター4とは、ACアダプター4も出力内容によって大きさがことなり、通常、高出力であればあるほど大きさが大きくなり発熱量も大きい。例えば、温熱治療をするにあたっては、大きな出力を要するために、高出力のACアダプター4が必要となって大きなACアダプター収納部5も要し、低周波治療のみであれば温熱治療をするほど出力が必要とならず、温熱治療時のACアダプター4より低出力のACアダプター4でよく同様にACアダプター収納部5も小さくて済む。すなわち、ACアダプター収納部5は、この2種類の大きさのACアダプター4に対応可能となっておく必要がある。また、これは、単に施療者が温熱治療をするか否かで、ACアダプター4を選別する場合に活用できるだけでなく、ある金型でACアダプター収納部5を成形し温熱治療機能を有する低周波治療器として製造し、同一の金型で温熱治療機能を有しない低周波治療器も製造することができる。これは、ACアダプター収納部5がどちらのACアダプター4にも対応していることにより可能となった。この具体例では2つのACアダプター4について説明したが、これに限らず、より多くのACアダプター4に対応したACアダプター収納部5を形成することもできる。また、このACアダプター収納部5には、蓋53が付いており、低周波治療器を裏返しにして、ACアダプター4をACアダプター収納部5に収納して、蓋53をすることで低周波治療器を表にしたときにACアダプター4が低周波治療器から外れないようにしている。また、蓋53には、いくつかの仕切り54が用意され、ACアダプター収納部5の空間で収納時のACアダプター4が占有していない空間を仕切り54が占有することで、本低周波治療器を移動させた場合にもACアダプター4が動くことがない。本低周波治療器底面のACアダプター収納部5の蓋53に近接してツマミ51が設けてあり、この本体のツマミ51と蓋のツマミ穴55とが係合することで蓋53が容易に固定され、この本体のツマミ51にはスライダー52が設けられ、スライダー52をスライドさせると本体のツマミ51が引っ込み係合が解かれ、蓋53が容易に開くようになっている。
【0017】
制御部6は、図5に示すように、低周波治療器信号を出力等する回路基盤61と、スイッチのオンオフを検出するスイッチ用基盤62からなり、スイッチ用基盤62がスイッチ部2の下に配設され、回路基板61がこのスイッチ用基盤62の下に配設されており、二段重ねの基盤からなる構成である。スイッチ用基盤62が、前記スイッチ部2の各ボタンのどのボタンが押下されたかを回路基盤61に伝達する。回路基盤61は、各種制御を行うマイコン61aと、マイコン61aが読み出す身体表示情報及び文字表示情報を記録するROM61bと、治療用信号を生成する治療用信号生成部61cと、ACアダプター4から供給される電気を各部位に分配する電気回路61d等からなる。ROM61bには、治療用信号生成部61cが読み出すマッサージ情報も記録しており、治療用信号生成部61cはかかるマッサージ情報に基づいて治療用信号を生成する。なお、回路基盤61とスイッチ用基盤62とが一体となっているもの、回路基盤61にスイッチ用基盤62が包含されているものもある。
【0018】
マイコン61aは、ケーブル若しくはバス(図示しない)でROM61b、液晶ディスプレイ11、治療用信号生成部61c、スイッチ部2、LEDランプと接続され、信号を送受信している。マイコン61aがROM61bに格納されている表示信号やマッサージ情報を読出しており、従って、ケーブル若しくはバス上はこれら表示情報やマッサージ情報が送受されており、その他にマイコン61aがROM61bに対して指定した情報を読出し可能となるようにROM61bに対する制御信号がマイコン61aからROM61bに対して送信されている。
マイコン61aがROM61bから読み出したマッサージ情報を治療用信号生成部61cに送信する。マイコン61aがROM61bから読み出した表示情報を液晶ディスプレイ11に送信する。ここで、マイコン61aは、ROM61bから読み出した表示情報をそのまま液晶ディスプレイ11に送信する以外に、表示情報に対して情報処理を施して表示情報を液晶ディスプレイ11に送信することもでき、例えば、通常だと身体の一部のみが表示される身体表示情報に対して情報処理を施すことにより身体の一部のみを色を変更した表示情報として液晶ディスプレイ11に送信することができる。マイコン61aは、スイッチ部2からどのスイッチが押下されたかの情報を受信し、LEDランプに対しては特定のLEDランプを点灯させたり消灯させたりする制御信号を送信する。
【0019】
治療用信号生成部61cは、ROM61bに記録されているマッサージコースに対応するマッサージ情報をマイコン61aを介して受信し、このマッサージ情報に基づいて治療用信号を生成する。生成した治療用信号は接続している治療子である組パッド8に出力される。ここで、組パッド8は2つ用意されている。組パッド8が本低周波治療器に接続されている場合に点灯し、接続されていない場合に消灯する接続LEDランプ10と、接続している組パッド8が温熱治療を行っている場合に点灯し、行っていない場合に消灯する温熱治療LEDランプ11とが、液晶ディスプレイ11の下部にそれぞれLEDランプが計4つ用意されている。接続LEDランプ10と温熱治療LEDランプ11とが1組となって、それぞれ組パッド8A及び組パッド8Bに対応している。組パッド8Aには接続LEDランプ10A、温熱治療LEDランプ11Aが対応し、組パッド8Bには接続LEDランプ10B、温熱治療LEDランプ11Bが対応している。
【0020】
組パッド8は、2枚のパッド81と、治療用信号生成部が出力される治療用信号をパッド81に伝達する治療用信号コード82と、低周波治療器本体のジャック9と接続するパッドプラグ83となる。この組パッド8には、コンパクトに収納することを可能とするコードリール85がある。このコードリール85は、両面にパッド81を貼着できる貼着部85aを備え、この2つの貼着部85aの間に治療用信号コードを巻き入れる溝であるリール部85bが形成されている。さらに、詳細には、このリール部の幅がパッドプラグ83の手持ち部分の径より若干狭くなっており、組パッド8の2枚のパッド81をコードリールの貼着部に貼着し、治療用信号コード82をリール部に巻き取った後、パッドプラグ83の手持ち部分をリール部に嵌入させて巻き取り状態を保持することができる。このように巻き取り状態を保持することができ、簡単に治療用信号コード82がばらけたりせず、収納部3に容易に収納することができる。
【0021】
また、「温熱治療」ボタン2rを押下して温熱治療を行っている最中には、「温熱治療」ボタンに隣接して形成されている温熱治療LEDランプ2Rが点灯し、温熱治療を停止した場合に温熱治療LEDランプ2Rが消灯する。同様に、「ヒータ」ボタン2sを押下して暖めている最中には、「ヒータ」ボタン2sに隣接して形成されているヒータLEDランプ2Sが点灯し、ヒータを停止した場合若しくは組パッド8のヒータが終わった場合にはヒータLEDランプ2Sが消灯する。また、同様に、「予熱」ボタン2tを押下して暖めている最中には、「予熱」ボタン2tに隣接して形成されている予熱LEDランプ2Tが点灯し、予熱を停止した場合若しくは予熱が終わった場合には予熱LEDランプ2Tの消灯する。
【0022】
電源ケーブル7は、電源コンセント(図示しない)に差し込む電源プラグ71を一端に有し、他端にACアダプタージャック41に差し込むACアダプタープラグ73有し、この電源プラグ71とACアダプタープラグ73の間にケーブル72が位置している。
【0023】
次に、本実施形態に係る低周波治療器についての使用動作について説明する。
施療者は、本低周波治療器のACアダプター7の電源プラグ71をコンセントに差し込む。ここで、既に、ACアダプター4は、ACアダプター収納部5に収納されているものとする。施療者は、組パッド8のパッドプラグ83を低周波治療器のジャック9Aに差し込む。ここで、ジャック9は、ジャック9A及びジャック9Bがあり、かかるジャック9Aに組パッド8のパッドプラグ83を差し込むことでこの組パッド8は組パッド8Aとなり、ジャック9Bに組パッド8のパッドプラグ83を差し込むことでこの組パッド8は組パッド8Bとなる。施療者は「ON/OFF」ボタン1aを押下し、本低周波治療器の電源を入れる。電源が入ることで、マイコン61aは自動的にROM61bから初期画面の表示情報を読出し液晶ディスプレイ11に出力し、この液晶ディスプレイ11がこの初期画面を表示する。また、電源が入ることで組パッド8のパッドプラグ83がジャック9Aに差し込まれているので、接続LEDランプ10Aが点灯し、このパッドプラグが差し込まれた組パッド8は組パッド8Aとなる。この接続LEDランプ10Aがあることで、施療者は、画面を見て組パッド8Aが適切に接続されていることを確認することができる。したがって、組パッド8のパッドプラグ83がジャック9Aに差し込まれていない場合、若しくは、適切に差し込まれていない場合、接続LEDランプ10Aが点灯せず、施療者は、組パッド8のパッドプラグ83がジャック9Aに差し込まれていない、若しくは、適切に差し込まれていないということに気付くこととなる。初期画面の表示した後に、次に、マイコン61aがROM61bから「自動コース又は手動を、自動コースボタン又は「機能」ボタンを押下して選択して下さい。」との文字表示情報を読出し液晶ディスプレイ11に表示する。
【0024】
施療者が自動コースボタンを押下した場合には、まず、かかる自動コースボタンに該当する身体表示情報をマイコン61aがROM61bより読出し液晶ディスプレイ11に表示する。身体表示情報には身体の図以外に組パッド8をどこに貼着すればよいかの情報が含まれ、液晶ディスプレイ11に表示された身体には組パッド8を貼着すべき位置が表示された身体上に重ねて表示されている。さらに、「表示している貼着位置に組パッドを貼着し、開始ボタンを押下して下さい。」との文字表示情報をマイコン61aがROM61bから読出し、この身体が表示されている液晶ディスプレイ11に表示する。施療者は、液晶ディスプレイ11の身体及び文字の表示を見て、液晶ディスプレイ11に表示された貼着位置と同様の被施療者の身体の位置に貼着し、「開始」ボタン2iを押下する。マイコン61aは、「開始」ボタン2iが押下されると、組パッド8がジャック9に差し込まれていることを確認し、さらに、人体検出をし組パッド8が被施療者に貼着されていることを確認し、組パッド8のパッドプラグ83がジャック9に差し込まれ、且つ、被施療者に組パッド8のパッド81が貼着されている場合にのみ、マイコン61aが被施療者が押下した自動コースボタンに対応するマッサージ情報をROM61bから読出し、治療用信号生成部61cに出力する。治療用信号生成部61cは、入力されるマッサージ情報に基づいて治療用信号を組パッド8に出力する。なお、組パッド8がジャック9に差し込まれていない場合、又は、組パッド8が人体に貼着されていない場合には、その旨マイコン61aがROM61bから文字表示情報を読出し液晶ディスプレイ11に表示することで施療者に伝える。ここで、人体検出は、組パッド8の一方のパッド81と他方のパッド81とが導通していれば、人体に貼着されている状態であると判断し、導通していなければ、人体に貼着されていない状態であると判断する。
【0025】
例えば、「自動コース又は手動を、自動コースボタン又は「機能」ボタンを押下して選択して下さい。」との液晶ディスプレイ11の表示を見て、施療者が「肩」ボタン2bを押下すると、肩周辺の身体表示情報をマイコン61aがROM61bより読出し液晶ディスプレイ11に表示する。この液晶ディスプレイ11での表示において、肩周辺の表示上に組パッド8のパッド81をどの位置に貼るべきかの貼着位置を示し、さらに、「表示している貼着位置に組パッドを貼着し、開始ボタンを押下して下さい。」と表示されている。この表示に対応して、施療者が表示の貼着位置と同位置の被施療者の身体上へ組パッド8のパッド81を貼着し、「開始/停止」ボタン2iを押下する。これにより、低周波治療が始まる。
【0026】
次に、施療者が「機能」ボタンを押下した場合には、まず、「下記『たたく』、『もむ』、『おす』、『バイブ』、『さざなみ』、『うねり』及び『スクランブル』の中から治療波形を選択して下さい。」との文字表示情報をマイコン61aがROM61bから読出し液晶ディスプレイ11に表示すると共に、選択可能な文字情報として「たたく」、「もむ」、「おす」、「バイブ」、「さざなみ」、「うねり」および「スクランブル」も表示する。施療者は、液晶ディスプレイ11に表示されている「たたく」、「もむ」、「おす」、「バイブ」、「さざなみ」、「うねり」および「スクランブル」から、「機能」ボタンを押下して治療波形を選択する。この治療波形の選択は、例えば、「たたく」が反転表示となっており、「機能」ボタン2hを押下する度毎に、「もむ」、「おす」等に順次反転表示が移行し、ある表示されている治療波形名が反転表示されて所定時間経過すると決定とみなすことで可能となる。治療波形を選択すると、「組パッドを貼着し、開始ボタンを押下して下さい。」との文字表示情報をマイコン61aがROM61bから読出し、液晶ディスプレイ11に表示する。施療者は、施療部位に組パッド8のパッド81を貼着し、「開始/停止」ボタン2iを押下する。マイコン61aは、「開始/停止」ボタン2iが押下されると、組パッド8がジャック9に差し込まれていることを確認し、さらに、人体検出をし組パッド8が被施療者に貼着されていることを確認し、組パッド8がジャック9に指し込まれ、且つ、被施療者に組パッド8が貼着されている場合にのみ、マイコン61aが被施療者が選択した治療波形に対応するマッサージ情報をROM61bから読出し、治療用信号生成部61cに出力する。治療用信号生成部61cは、入力されるマッサージ情報に基づいて治療用信号を組パッド8に出力する。なお、組パッド8がジャック9に差し込まれていない場合、又は、組パッド8が人体に貼着されていない場合には、その旨マイコン61aがROM61bから文字表示情報を読出し液晶ディスプレイ11に表示することで施療者に伝える。
【0027】
例えば、「自動コース又は手動を、自動コースボタン又は「機能」ボタンを押下して選択して下さい。」との液晶ディスプレイ11の表示を見て、施療者が「機能」ボタン2hを押下すると、「下記『たたく』、『もむ』、『おす』、『バイブ』、『さざなみ』、『うねり』及び『スクランブル』の中から治療波形を選択して下さい。」と表示され、選択可能なな文字情報のうち「たたく」を「機能」ボタン2hを用いて選択する。この液晶ディスプレイ11での表示において、「組パッドを貼着し、開始ボタンを押下して下さい。」と表示されている。この表示に対応して、施療者が施療部位に組パッド8のパッド81を貼着し、「開始/停止」ボタン2iを押下する。これにより、低周波治療が始まる。
【0028】
低周波治療中は、液晶ディスプレイ11に、それぞれ所定の表示エリアを占有して表示項目が表示される。低周波治療に関する表示項目としては、波形の種類、極性の種類、強さの度合い、速さの度合い、連続か断続か、治療の残り時間及び模式的な波形図等がある。波形の種類は、例えば、「たたく」、「もむ」、「おす」、「バイブ」、「さざなみ」、「うねり」及び「スクランブル」等がある。極性の種類は、例えば、「標準(+)」、「反転(−)」、「交互」及び「同時」等がある。「標準(+)」が組パッド8の場合一方のパッド81が+極で、他方のパッド81が−極となり、この通りに低周波を生じさせて−極付近に刺激が集中する極性である。「反転(−)」が、前記「標準(+)」とは逆に、「標準(+)」の場合に+極であったパッド81が−極となり−極であったパッド81が+極となる極性である。「交互」が、一方のパッド81と他方のパッド81とを交互に刺激する極性である。「同時」が、一方のパッド81と他方のパッド81とを同時に刺激する極性である。模式的な波形図とは、施療者及び被施療者の利用者が液晶ディスプレイを見るだけで、波形の種類、強さの度合い、速さの度合い等を理解することができる画像、動画等のことを示す。温熱治療に関する表示項目としては、温熱の強さ、残り時間、模式的な状態図がある。模式的な状態図とは、施療者及び被施療者の利用者が液晶ディスプレイを見るだけで、温熱の強さ等を理解することができる画像、動画等のことを示す。低周波治療中は、組パッド8のパッド83が施療部位から剥がれたり、組パッド8のパッドプラグ83がジャック9から外れたりすると、液晶ディスプレイ11上にその旨を伝え、治療用信号の出力を停止させる。
【0029】
以上のようにして被施療者が治療を受けた後に、低周波治療器が電気の供給を受け、ACアダプター4は交流から直流の変換により温度が上昇しており、小休止の後に再び治療をしなければならないときに早急に、ACアダプター4の温度を低下させる必要がある。そのため、被施療者は、ACアダプター収納部5からACアダプター4を取り出し、外に放置することでACアダプター収納部5に載置して場合により著しい放熱効果が生じる。特に、ACアダプター4の前面が空気が接するにようにすると最高の放熱効果を得ることができる。また、単に外に放置するだけでなく、図6に示すように、外にACアダプター4を取り出して放熱しながら動作させることを可能である。
【0030】
次に、ACアダプター4の温度は最適温度の範囲にまで低下したので、使用可能となり、施療者は次の被施療者の場所まで、本低周波治療器を持ち運ぼうとしたとする。そのとき、施療者は、ACアダプター4をACアダプター収納部5に収納し、蓋53を閉めて本低周波治療器を持ち運んだ。収納した状態で持ち運ぶことで、ACアダプター4を手に持つことなく本低周波治療器をしっかり片手で掴んで運ぶことができ、運びやすく、また、本低周波治療器を落下させて壊す危険性も低くなる。さらには、ACアダプター4の両端からケーブルが突出した状態となってなく美観上も好ましい。
【0031】
このように本実施形態に係る低周波治療器においては、ACアダプター4を収納可能なACアダプター収納部5とを備え、ACアダプター4をACアダプター収納時5に外観上本体と一体としているので、ACアダプター4の温度が上昇して放熱する必要性がある場合には、ACアダプター収納部5からACアダプター4を外してACアダプター4の温度を一気に低下させることができ、本低周波治療器を持ち運ぶ場合若しくは暫くの間使用しない場合には、ACアダプター4が持ち運びな邪魔にならず本低周波治療器をしっかり保持して運ぶことができると共に、暫くの間使用しない場合にはACアダプター4が突出して美観上好ましいだけでなく、コンパクトに収納でき、且つ、ホコリがたまった場合にも容易に掃除することができる。また、本実施形態に係る低周波治療器においては、パッドを収納する収納部3が引き出し可能となり、収納部3とACアダプター収納部5とを別体に形成しているので、収納部3の下壁とACアダプター収納部5の上壁とが別々に形成されることになり、収納部3の形成する空間とACアダプター収納部5の形成する空間とが収納部3の下壁とACアダプター収納部5の上壁との2重の壁を隔てて形成され、ACアダプター収納部5にACアダプター4を収納した状態で動作させ熱が生じたとしても、当該2重の壁により収納部3の形成する空間に熱が伝導し難く、収納部3に収納されたパッド81が熱の影響を受けず状態変化を生じず、適切に収納してパッド81を長い期間良好な状態で使用することができる。この本実施形態における説明においては、低周波治療器を一例に電気器具の説明をしたが、低周波治療器に限られることなく、ACアダプター4を有する電気器具であれば、ACアダプター収納部5を設け、本体と一体成形することで、同様な効果を得ることができる。ここで、本体とは、電気器具の中心となる構成物であり、本実施形態に係る低周波治療器においては、低周波治療器の外装及びその外装内の構成物を示し、本実施形態に係る低周波治療器に限れば外装とACアダプター収納部5とが一体成形されている。
【0032】
なお、本実施形態に係る低周波治療器において、温度検出センサーをACアダプター4若しくはACアダプター収納部5に配設することもでき、この配設した温度検出センサーにより温度を常時、所定間隔若しくはあるタイミングで検出し、かかる温度が所定以上であった場合に、液晶ディスプレイ11にACアダプター4が所定以上になっており、放熱する必要がある旨を表示し、必要であれば、低周波治療若しくは温熱治療を停止することもでき、本低周波治療器を安全且つ長期間故障させることなく使用することができる。
【0033】
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電気器具としての低周波治療器について図1ないし図6に基づいて説明する。
本実施形態に係る低周波治療器においては、開閉可能で液晶ディスプレイ11を配設された蓋部1と、スイッチを複数配設されたスイッチ部2と、ある程度の収納力を有する収納部3と、交流を直流に変換するACアダプター4と、ACアダプター4を収納可能なACアダプター収納部5と、回路基盤61を有する制御部6と、前記ACアダプター4と接続し電源ジャックからの電力を供給する電源ケーブル7とを備え、ACアダプター収納部5と収納部3及び制御部6とが隣接することなく配置される構成である。
【0034】
前記ACアダプター収納部5は、複数種類のACアダプター4を収納でき、図3においては、ACアダプター収納部5の3分の2程度の大きさのACアダプター4を用い、側面に沿って収納可能なように形成されている。これは、側面からACアダプタジャック41が近くにあれば、電源ケーブルのACアダプタープラグ73を容易に差し込むことが可能であるからである。また、ACアダプター4の収納時に低周波治療器の端にACアダプター4を配設することができれば、収納部3及び制御部6に熱の影響を極力抑えることができ、ACアダプター4の大きさにより、これら収納部3及び制御部6と近く配設する状態となっても、ACアダプター4と収納部3及び制御部6との間に空隙を作っておくことで、空隙を作らない場合とくらべ、放熱作用の効果の差が生じる。なお、図においては、収納時にACアダプター4が側面側に偏る形成としているが、背面側に沿った形成とすることもでき、より制御部6との距離を取ることにより制御部6に与える熱に関する影響を極力抑えることができる。第1の実施形態に記載したようにACアダプター収納部5の蓋53には、仕切り54がいくつか用意され、収納時にACアダプター4を固定しているが、仕切り54が蓋53から収納部3の上面にぎりぎり接するまでの距離を有することなくコード幅分短く形成されることでコードを損傷させることなく、容易に蓋53も閉めることもできる。
本実施形態に係る低周波治療器の使用動作は、前記第1の実施形態に係る低周波治療器の使用動作と同じである。
【0035】
このように本実施形態に係る低周波治療器によれば、ACアダプター収納部5と収納部3及び制御部6とが隣接することなく配置されているので、ACアダプター4をACアダプター収納部5に収納し、ACアダプター4を動作させて交流を直流に変換させてもACアダプター4の動作による発熱が収納部3及び制御部6に及ぶことなく、制御部6に熱が及ばないことにより制御部6が各種制御を行え被施療者に対し適切な治療を行うことができ、また、収納部に熱が及ばないことにより収納部3に収納しているものが熱により状態変化することなく、例えば、組パッド8を格納していれば、組パッド8が基材シートの下面に導電層を介して導電性高分子ゲルからなる導電性粘着層を形成したものであり熱が組パッド8に及ぶと導電性粘着層の粘着力が上がり必要以上に被施療者の皮膚に粘着し、剥がれにくいだけでなく皮膚を傷つける可能性があり、熱が収納部3に及ばないことにより収納されている組パッド8の状態変化もなく継続して安定的に使用することができ、他のものを収納部3に収納していても収納しているものに対し熱が及ばないことも状態変化の可能性が低くなり好ましい。
【0036】
なお、本実施形態に係る低周波治療器は、ACアダプター収納部5の蓋53をメッシュ構造とすることもでき、ACアダプター4をACアダプター収納部5から取り外して外気と触れさせる場合と比べると放熱の作用は劣るもの、メッシュ構造としないものと比べると放熱作用があり、一定の連続使用にも耐えることができる。メッシュ構造だけでなく、多くの孔をACアダプター収納部5の蓋53に開けることによっても、メッシュ構造と同様の放熱作用を得ることができる。
ACアダプター4の一側面に仕切りを設けて収納時にACアダプター収納部5の上面とかかる仕切りとが当接状態とすることもでき、ACアダプター4と制御部6及び収納部3との間に空隙を設けることとなり、放熱作用がある。
【0037】
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る電気器具としての低周波治療器について図1ないし図6に基づいて説明する。
本実施形態に係る低周波治療器においては、開閉可能で液晶ディスプレイ11を配設された蓋部1と、スイッチを複数配設されたスイッチ部2と、ある程度の収納力を有する収納部3と、交流を直流に変換するACアダプター4と、このACアダプター4を収納可能なACアダプター収納部5と、回路基盤61からなる制御部6と、前記ACアダプター4と接続し電源プラグ71からの電力を供給する電源ケーブル7とを備え、組パッド8のジャック9位置が前面であって蓋部1の横幅内である構成である。ジャック9位置が前面であって蓋部1の横幅内であるとは、蓋部1の横位置の間にジャック9が位置していることを意味し、言い換えると、蓋部1の横幅内でない前面の両端にはジャック9は位置しないということである。
【0038】
組パッド8のジャック9位置は、ACアダプター収納部5、収納部3及び制御部6に位置により制限され、図のように、左側面に収納部3が位置し、ACアダプター収納部5が背面側に位置し、さらに、このジャック9の位置は治療用信号の通り道であり制御部6上の治療用信号生成部61cの近くにあれば回路上小型にでき、この制御部6が前面側にあり、前面側であることが好ましい。また、施療者の使用者の利便性を考えると、操作性からスイッチ部2が前面側にあることが好ましくこれより制御部6も同様に前面側にあることがよく、また、ジャック9にパッドプラグ83を差し込んだり引き抜いたりすることからジャック9の位置そのものもやはり前面にある方がよい。
【0039】
また、蓋部1より本体の方が重量が重いものの、蓋部1を施療者が開ける場合に片方の手を本体に添えていたほうが、本体が蓋部1の開く方向につられて本体設置面から浮いたりせず容易に蓋部1を開けることができ、この手を添える位置がききうでによるが、通常、前面左隅か前面右隅周辺、すなわち、前面の両端周辺に片方の手を添えて、もう片方の手で蓋部1の中央を持ち上げる形で蓋部1を開くものである。
【0040】
以上により、組パッド8のジャック9の位置としては、前面側の両端を除いた部分が好ましい。さらに、ACアダプター収納時にACアダプタージャック41の位置が右側面となり、仮に、右側面に組パッド8のジャック9を設けた場合には、電源ケーブル7のケーブル72と組パッド8の治療用信号コード82が使用時に絡まって手際よく本低周波治療器を用いることができない。
本実施形態に係る低周波治療器の使用動作は、前記第1の実施形態に係る低周波治療器の使用動作と同じである。
【0041】
このように本実施形態によれば、組パッド8のジャック9位置が前面であって蓋部1の横幅内であるので、通常、スイッチ用基盤等の制御部6が前面側に配置されて前面若しくは両側面にジャック9があるのが普通であり、特に、本低周波治療器においては、収納部3を側面に配設しており収納部3側の側面にACアダプタージャック41を設けることは困難であり、一方で、収納部3と逆の側面には、ACアダプター収納部5を設けており、前記第2の実施形態で説明した通り、放熱作用を発揮するために収納部3及び制御部6から離間させており、前面側にジャック9を設けることが好ましく、さらに、前面側であれば両端でも、ACアダプター収納部5と離間させた状態で設けることはできるものの、両端でなく中央付近に設けることで施療者が蓋部1を開ける場合に手を前面側の両端に添えた方が力が逃げずに容易に明けることができる。仮に、ジャック9の位置が前面の両端にあった場合には、組パッド8のパッドプラグ83を差し込んだ状態であれば、蓋部1を開ける場合に、組パッド8が邪魔となり、円滑に蓋部1を開けることができないばかりか、蓋部1を閉める場合に組パッド8の治療用信号コード83を挟んでしまい損傷させる可能性もある。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、パッドを収納するパッド収納部とACアダプターを収納可能なACアダプター収納部とを備え、パッド収納部とACアダプター収納部とを別体に形成し、しかも上記パッド収納部とACアダプターとの間に空隙が出来るように上記ACアダプター収納部には仕切りを有す蓋が開閉自在に設けられているので、パッド収納部の上下方向を含めた周囲の壁とACアダプター収納部の上下方向を含めた周囲の壁とが別々に形成されることになり、パッド収納部とACアダプター収納部とが隣接して形成されるときには、パッド収納部の形成する空間とACアダプター収納部の形成する空間とがパッド収納部の壁とACアダプター収納部の壁との2重の壁を隔てて形成され、ACアダプター収納部にACアダプターを収納した状態で動作させ熱が生じたとしても、当該2重の壁によりパッド収納部の形成する空間に熱が伝導し難く、パッド収納部に収納されたパッドが熱の影響を受けず状態変化を生じず、適切に収納してパッドを長い期間良好な状態で使用することができる。なお、パッドを施療に使用していても、交換用のパッドをパッド収納部に収納することもあり、動作中においてもパッド収納部にパッドが収納されることがある。
【0044】
また、本発明の実施例においては、ACアダプター収納部と収納部及び制御部とが隣接することなく配置されているので、ACアダプターをACアダプター収納部に収納し、ACアダプターを動作させて交流を直流に変換させてもACアダプターの動作による発熱が収納部及び制御部に及ぶことなく、制御部に熱が及ばないことにより制御部が各種制御を行え被施療者に対し適切な治療を行うことができ、また、収納部に熱が及ばないことにより収納部に収納しているものが熱により状態変化することなく、例えば、組パッドを格納していれば、組パッドが基材シートの下面に導電層を介して導電性高分子ゲルからなる導電性粘着層を形成したものであり熱が組パッドに及ぶと導電性粘着層の粘着力が上がり必要以上に被施療者の皮膚に粘着し、剥がれにくいだけでなく皮膚を傷つける可能性があり、熱が収納部に及ばないことにより収納されている組パッドの状態変化もなく継続して安定的に使用することができ、他のものを収納部に収納していても収納しているものに対し熱が及ばないことも状態変化の可能性が低くなり好ましいという効果を有する。
【0045】
また、本発明の実施例においては、組パッドのジャック位置が前面であって蓋部の横幅内であるので、通常、スイッチ用基盤等の制御部が前面側に配置されて前面若しくは両側面にジャックがあるのが普通であり、前面側にジャックを設けることが好ましく、さらに、前面側であれば両端でも、ACアダプター収納部と離間させた状態で設けることはできるものの、施療者が蓋部を開ける場合に手を前面側の両端に添えた方が力が逃げずに容易に明けることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋部が閉じたときの本低周波治療器の斜視図である。
【図2】本発明の蓋部が開いたときの本低周波治療器の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る低周波治療器の背面斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る低周波治療器のスイッチ部の正面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る低周波治療器の制御部のブロック構成図である。
【図6】本発明の蓋部が開きACアダプターが外に取り出されているときの本低周波治療器の斜視図である。
【符号の説明】
1 蓋部
11 液晶ディスプレイ
2 スイッチ部
2a 「電源入/切」ボタン
2b 「肩」ボタン
2c 「背」ボタン
2d 「腰」ボタン
2e 「腕・脚」ボタン
2f 「関節」ボタン
2g 「マイメモリー」ボタン
2h 「機能」ボタン
2i 「開始/停止」ボタン
2j 「一時停止」ボタン
2k 「ロック」ボタン
2l 「15分/30分」ボタン
2m、2mA、2mB 「強さ」ダイヤル
2n 「極性切替」ボタン
2o 「連続/断続」ボタン
2p 「メモリー」ボタン
2q 「速さ」ボタン
2r 「温熱治療」ボタン
2R 「温熱治療」LEDランプ
2s 「ヒータ」ボタン
2S ヒータLEDランプ
2t 「予熱」ボタン
2T 「予熱」LEDランプ
2u 「入/切」ボタン
2v 「強/弱」ボタン
2w 「15分/30分」ボタン
3 収納部
31 マグネット
4 ACアダプター
41 ACアダプタージャック
42 直流ジャック
43 供給口ジャック
44 直流ケーブル
5 ACアダプター収納部
51 ツマミ
52 スライダー
53 蓋
54 仕切り
55 ツマミ穴
6 制御部
61 回路基盤
61a マイコン
61b ROM
61c 治療用信号生成部
61d 電気回路
62 スイッチ用基盤
7 電源ケーブル
71 電源プラグ
72 ケーブル
73 ACアダプタープラグ
8 組パッド
81 パッド
82 治療用信号コード
83 パッドプラグ
84 替パッド
85 コードリール
85a 貼着部
85b リール部
9 ジャック
10 接続LEDランプ
11 温熱治療LEDランプ

Claims (1)

  1. 低周波治療を患部に伝えるパッドと、少なくとも交流を直流に変換するACアダプターと、前記ACアダプターと接続し供給口ジャックへ電力を供給する直流ケーブルとを備える電機器具において、
    前記ACアダプターを収納可能なACアダプター収納部と、前記パッドを収納するパッド収納部を備え、本体とACアダプター収納部を一体成形するとともに、パッド収納部とACアダプター収納部とを別体に形成し、しかも上記パッド収納部とACアダプターとの間に空隙が出来るように上記ACアダプター収納部には仕切りを有す蓋が開閉自在に設けられることを特徴とする電気器具。
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