JP4564530B2 - Wlanにおいてスマートアンテナにより動作するアクセスポイントおよび関連付けられた方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信の分野に関する。より詳細には、802.11の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてスマートアンテナにより動作するアクセスポイントのアンテナ方向制御(antenna steering)アルゴリズムに関する。
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、ノード間で通信するために有線ではなく電波(radio wave)を使用する。WLANは、有線のLANに対する代替手段、またはその拡張と考えられる柔軟な通信システムである。アクセスポイントは無線機器のユーザがLANに接続する通信ハブとして動作するハードウェア・デバイスである。無線ユーザがLANにアクセスできる物理的なサービス範囲を拡大するために、アクセスポイントは重要である。アクセスポイントはまた、ネットワークのスループットに影響を及ぼす。
無線ユーザはまた、クライアント端末として知られている。例としてのクライアント端末は、無線ネットワークカードにより動作するパーソナル・コンピュータである。無線ネットワークカードは、例えば、802.11規格と互換性がある場合がある。アクセスポイントは、フォワードリンク無線周波数信号をクライアント端末に送信するためのアンテナを含む。アクセスポイントはまた、それぞれのクライアント端末から送信されるリバースリンク無線周波数信号を受信することに関与する。
アクセスポイントにおいて信号を送受信するために使用される最も一般的なタイプのアンテナは、全方向性のモノポールアンテナである。このタイプのアンテナは、アクセスポイント中の送受信機に接続された単一の線またはアンテナ素子を備える。送受信機は、クライアント端末から送信されたリバースリンク信号を受信し、そのクライアント端末にフォワードリンク信号を送信する。
モノポールアンテナから送信された送信信号は、本来的には全方向性である。すなわち、水平面においてあまねくあらゆる方向に信号が同じ信号強度で送信される。モノポールアンテナ素子による信号の受信も同様に全方向性である。モノポールアンテナは、一つの方向の信号を検出することと別の方向から来る同一または異なる信号を検出することの能力において差異を生じさせることはない。その結果、一般に全方向性アンテナのアンテナ利得は低く、クライアント端末がアクセスポイントを介してネットワークにアクセスすることが可能な範囲の減少をもたらす。そのうえ、低利得の全方向性アンテナによりネットワークのスループットも悪影響を受ける。
以上の背景を考慮して、アクセスポイントとクライアント端末との間の範囲を増加させること、およびネットワークのスループットを増加させることが本発明の目的である。
本発明に係る、このおよび他の目的、特徴、および利点が、802.11無線通信ネットワークにおいて少なくとも1つのクライアント端末と通信するアクセスポイントを動作させるための方法により提供され、このアクセスポイントは、複数の指向性アンテナ・ビームおよび1つの全方向性アンテナ・ビームを含むアンテナ・ビームを発生させるためのスマートアンテナを備える。
本方法は、少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために複数の指向性アンテナ・ビームおよび全方向性アンテナ・ビームを走査すること、それぞれの走査されたアンテナ・ビームを介して受信された信号を測定すること、および少なくとも1つのクライアント端末と通信するために、該測定に基づき複数のアンテナ・ビームの内の1つを選択することを備える。
アクセスポイントは、特定のクライアント端末のそれぞれと共に使用される最良のアンテナ・パターンを選択するためのアンテナ方向制御アルゴリズムを備える。最良のアンテナ・ビームは、指向性アンテナ・ビームのいずれかまたは全方向性アンテナ・ビームのいずれでもあり得る。
最良のアンテナ・ビームを判定するために、受信信号強度表示(Received Signal Strength Indicator:RSSI)または信号対雑音比(signal-to-noise ratio)がビーム品質を評価するために使用される評価指標(metrics)である。これらの評価指標は、アクセスポイントにおけるMAC層にとって容易に利用可能であるため、これらの評価指標が選ばれる。そのうえ、RSSI値/信号対雑音比とクライアント端末が経験するスループットとの間には、高度の相関関係がある。
アンテナ方向制御アルゴリズムは、関連付けられたクライアント端末のそれぞれに対して独立に実行される。このアルゴリズムによって必要とされるアルゴリズムの状態および評価指標は、クライアント端末のそれぞれに対して個別に維持される。このアルゴリズムは、そのアクセスポイントに関連付けられたクライアントに対してのみ実行される。
クライアント端末がアクセスポイントに結合する際には、クライアント端末が認証および関連付けを実行した後に、アクセスポイントが最良のビームを選ぶためにアンテナ・ビームを走査する。最良のビームが選択された後で、かつクライアント端末がアクセスポイントに接続されている間に、選択されたビームが最良のビームではなくなることがないかを判定するためにアクセスポイントは絶え間なくビーム品質を評価し、最良でなくなった場合には、再走査および再測定が実行される。
選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームであり、かつWLANが非競合期間(Contention Free Period:CFP)にある場合には、いつ再走査および再測定を実行するべきかを決定するために以下のステップが使用される。選択された指向性アンテナ・ビームを介して受信された少なくとも1つのクライアント端末からの信号に対して複数の測定が実行され、そしてその少なくとも1つのクライアント端末から受信された信号に対して複数の測定を実行するために全方向性アンテナ・ビームに切り換えがなされる。全方向性アンテナ・ビームに対して測定された信号は、選択された指向性アンテナ・ビームに対して測定された信号と比較され、そしてこの比較に基づいてアンテナ・ビームの再走査および再測定が実行される。
接続している間に、アクセスポイントはまた、全方向性アンテナ・ビームと対比して選択された(最良の)ビームをいつ使用するべきかを決定する。アクセスポイントは可能な限り頻繁に選択されたビームを使用するべきであるが、また隠れノードの問題を回避することも重要である。
走査および測定は、それぞれのアンテナ・ビーム毎にn回繰り返すことができ、アンテナ・ビームの1つが少なくともn回の一部分についてその少なくとも1つのクライアント端末からの信号を受信しなかった場合には、残りの走査および測定の間、そのアンテナ・ビームは無視される。
走査および測定は、それぞれのアンテナ・ビーム毎に複数回繰り返すことができ、この方法はさらに、それに関連付けられた複数の測定の平均測定値を走査されたアンテナ・ビームのそれぞれに対して計算することを備えることができる。選択は、平均測定値に基づくことができる。
1つの方法において、走査することは、走査されるべき複数のアンテナ・ビームの内の1つを選択すること、送信要求(Request-To-Send:RTS)パケットを少なくとも1つのクライアント端末に送信すること、およびその少なくとも1つのクライアント端末から選択されたアンテナ・ビームを介して受信準備完了(Clear-To-Send:CTS)パケットを受信すること、を備える場合がある。この送信すること、選択すること、および受信することは、他のアンテナ・ビームに対して繰り返される。RTSパケットは、全方向性アンテナ・ビームを介して送信される場合がある。この送信および選択は、それぞれのアンテナ・ビームごとにn回繰り返すことができ、アンテナ・ビームの1つが少なくともn回の一部分においてその少なくとも1つのクライアント端末からのCTSパケットを受信しなかった場合には、残りの送信および選択の間、そのアンテナ・ビームは無視される。別の方法において、RTSおよびCTSパケットをダミーのパケットおよび802.11の確認応答(acknowledgement)に置き替えることができる。
本方法はさらに、走査が実行される前に以下のことを備える場合がある。すなわち、少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために全方向性アンテナ・ビームを選択すること、全方向性アンテナ・ビームを介して受信された信号を測定すること、および測定された信号を走査閾値と比較すること、そして測定された信号が走査閾値より少ない場合には、走査を実行すること、である。
アンテナ・ビーム(指向性アンテナ・ビームであることが望ましい)が選択されると、クライアント端末とデータを交換するためのいくつかの用法規則(usage rule)が存在する。用法規則は、データ送信モードおよびデータ受信モードを含む、アクセスポイントのアクティブ状態(active state)を対象とする。
データ送信モードにおいて、選択されたアンテナ・ビームを使用してクライアント端末にデータを送信する前に、アクセスポイントは(全方向性アンテナ・ビームにおいて)CTS−to−selfのパケットを送信することができる。あるいはまた、選択されたアンテナ・ビームを使用してクライアント端末にデータを送信する前に、アクセスポイントはRTSパケットを(全方向性アンテナ・ビームにおいて)送信することができる。送信されたデータがフラグメント化されている場合には、アクセスポイントはフラグメントの間にCTS−to−selfのパケットを送信することができる。
データ受信モードにおいて、クライアント端末からRTSパケットを受信した場合には、アクセスポイントはCTSパケットを送信し、そしてクライアント端末からのデータ受信のためクライアント端末と通信するために選択されたアンテナ・ビームに切り換えることができる。選択されたアンテナ・ビームがデータを受信するために指向性アンテナ・ビームを備える場合で、かつ受信データがフラグメント化されている場合には、アクセスポイントは、フラグメントの受信の間、全方向性アンテナ・ビームを使用して確認応答を送信する。また、指向性アンテナ・ビームを使用して確認応答を送信することもできる。
加えて、好適な指向性アンテナを選択した後に、スマートアンテナが全方向性アンテナ・ビームを強制される特定の条件が存在する。例えば、選択された指向性アンテナにおいてクライアント端末から予め定められた数より多い連続したデータ・パケットをアクセスポイントが受信した場合には、追加的な連続したデータ・パケットの受信を交互に行う(alternate)ために、スマートアンテナは、選択された指向性アンテナ・ビームと全方向性アンテナ・ビームとの間で切り換えられる場合がある。全方向性アンテナ・ビームを使用して受信された信号は、測定され、指向性アンテナ・ビームにおいて測定された信号と比較される。もう1つの条件はクライアント端末に関連付けられたNAV(Network Allocation Vector)が満了した場合に、アクセスポイントは全方向性アンテナ・ビームに切り換わることである。
本発明の別の態様は、上述されたように、802.11無線通信ネットワークにおいて動作するアクセスポイントを対象とする。アクセスポイントは、スマートアンテナ、スマートアンテナに接続されたビーム切換ユニット、およびビーム切換ユニットに接続された送受信機を備える場合がある。送受信機は、受信された信号を測定するための測定ユニットを備える場合がある。アンテナ方向制御アルゴリズムのモジュールが、上述されたようなステップを実行するためのアンテナ方向制御アルゴリズムを実行する。
本発明は以下に、本発明の好適な実施形態が示される添付図面を参照して、より完全に説明されるであろう。しかしながら本発明は、多くの異なった形で具現化することができ、本明細書にて説明される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろこれらの実施形態は、この開示が完全かつ徹底的であって、そして本発明の範囲を当業者に完全に伝えることとなるように、提供される。全体を通して同様な番号は同様な要素を参照する。
初めに図1および図2を参照すると、802.11無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10は、クライアント端末12、および本発明に係るスマートアンテナ16に基づき加入者と動作するアクセスポイント14を含む。切換ビーム・アンテナと呼ばれることもあるスマートアンテナ16は、アンテナ方向制御アルゴリズム18に応答して複数のアンテナ・ビームを発生させる。スマートアンテナ16により発生されるアンテナ・ビームは、指向性アンテナ・ビーム20および全方向性アンテナ・ビーム22を含む。
アクセスポイント14は、スマートアンテナ16に接続されたビーム切換ユニット30、およびビーム切換ユニット30に接続された送受信機32を含む。制御装置40は、送受信機32、およびビーム切換ユニット30に接続される。制御装置40は、アンテナ方向制御アルゴリズム18を実行するための処理装置(processor)42を含む。あるいはアンテナ方向制御アルゴリズム18はまた、図示された処理装置42の代わりに802.11PHY/MAC層チップセット上で動作する場合もある。PHY/MAC層チップセットは、図示されたPHY層43およびMAC層44を含む。アンテナ方向制御アルゴリズム18を実行する処理装置42にかかわらず、アルゴリズムは外付けのホスト処理装置42によるアクセスに利用可能なMACアブストラクション(abstraction)を介してか、またはPHY/MAC層チップセット上のいずれかの、すなわち通常上位MACによって、またはMACソフトウェアのMAC管理部分によって提供される情報を利用する。
指向性アンテナ・ビーム20を使用することにより、WLAN10のスループットが改善され、そしてアクセスポイント14およびクライアント端末12の間の通信範囲が増大する。指向性アンテナ・ビーム20は、多くの場合高い信号対雑音比を提供し、その結果、回線がより高いデータ速度で動作することを可能とする。802.11b回線のPHY層データ速度は1、2、5.5、および11Mbpsであり、802.11aの速度は6、9、12、18、24、36、48、および54Mbpsである。802.11gデバイスは802.11bの速度がサポートする速度と同様に、802.11aデバイスと同一のデータ速度にサポートする。
以下でより詳細に議論されるように、アンテナ方向制御アルゴリズム18は、802.11WLANのアクセスポイントに対するものである。MAC層管理機能(MLME)および物理層管理機能(PLME)から獲得された特定の品質評価指標を計算し、追跡することに基づいて、このアルゴリズムはアンテナ・ビームを選択する。スマートアンテナ16によってクライアント端末12から受信された信号は、PHY層43における測定ユニット45によって測定される。制御装置40における品質評価指標計算機50は、測定された信号に基づき品質評価指標を判定するためのものである。
802.11WLANがアンテナ方向制御アルゴリズム18に関して議論されたが、当業者によって容易に理解されるように、このアルゴリズムを他の種類のローカルエリアネットワークに適合させることができる。このアルゴリズムの中核論理はPHY/MAC層チップセット上で、または図示された外付けのホスト処理装置42上での実装方法に共通となるであろうが、実装方法の種類に応じてアンテナ方向制御アルゴリズム18の性能において相違がある可能性がある。
例えば、ある評価指標がどれくらい速く計算可能であるかに関して2つの種類の実装方法の間に相違が存在する可能性があり、このことがさらに性能における相違点をもたらす可能性がある。しかしながらアンテナ方向制御アルゴリズム18は、両方の種類の実装方法に対して単一の記述を適用可能なように、十分なパラメータ化を用いて設計されている。
アンテナ方向制御アルゴリズム18は、その時々でどのアンテナ・ビーム20、22を使用するべきかを決定する。アクセスポイント14は、1つのセルにおける複数のクライアント端末12に対応し、かつこれらのクライアント端末は異なった位置に位置している。アクセスポイント14は、どのアンテナ・ビーム20、22がそれぞれのクライアント端末12と通信するために選択すべき最良のアンテナ・ビームであるかを判定して、次に適切にそのアンテナ・ビームを選択する。
アンテナ方向制御アルゴリズム18は、それぞれのクライアント端末12からの信号の受信に際して、PHY層43からの利用可能な信号の品質評価指標に基づいて、アンテナ・ビーム20、22を選択する。大部分のブロードキャスト・フレームおよびすべての制御フレームに関しては、アクセスポイント14は一般に、すべてのクライアント端末12がそれらのフレームを受信可能とすることを確実にするために、全方向性アンテナ・ビーム22および利用可能な内での最も低速のデータ速度を使用する。指向性アンテナ・ビーム20は、ネットワーク10の通信可能な領域をいつも増加させることができるというわけではないが、クライアント端末12に送られたデータ・フレームに対するデータ速度を増加させることはできる。
クライアント端末12は、例えば無線ネットワークカードにより動作するパーソナル・コンピュータであり、そして主として全方向性アンテナを使用する。アンテナ方向制御アルゴリズム18はアクセスポイント14に常駐し、全方向性アンテナを備えている様々な供給元の端末設備との動作をサポートする。
アクセスポイント14により使用される図示されたスマートアンテナ16は、6本の指向性アンテナ・ビーム20(すなわち、N=6)、プラス1本の全方向性アンテナ・ビーム22を供給するデルタ・アンテナである場合がある。2.44ギガヘルツの動作周波数においては、全方向性アンテナ・ビーム22の平均利得は例えば、およそ0.50dBiであり、指向性アンテナ20に対する平均利得は例えば、およそ5.0dBiである。スマートアンテナ16はまた、2本の指向性アンテナ・ビーム20(すなわち、N=2)、プラス1本の全方向性アンテナ・ビーム22を供給するトライデント・アンテナである場合がある。
アンテナ方向制御アルゴリズム18は、それぞれの特定のクライアント端末12と共に使用されるべき最良のアンテナ・ビーム20、22を選択することに関与する。最良のアンテナ・ビームは、N本の指向性アンテナ・ビーム20または全方向性アンテナ・ビーム22のいずれであることも可能である。例えば、トライデント・アンテナに対してはN=2であり、デルタ・アンテナに対してはN=6である。最良のアンテナ・ビームを決定するためには、受信信号強度表示(RSSI)または信号対雑音比がアンテナ・ビーム品質を評価するために使用される選択された評価指標である場合がある。これらの評価指標がほとんどの実装方法においてMAC層に容易に利用可能であるため、これらの評価指標が選ばれている。そのうえ、RSSI値/信号対雑音比とそれぞれのクライアント端末12によって経験されたスループットとの間には、高度の相関関係がある。
アンテナ方向制御アルゴリズム18は、それぞれのクライアント端末12に対して独立的に実行され、このアルゴリズムにより必要とされるアルゴリズム状態および評価指標はそれぞれのクライアント端末に対して個別に維持される。クライアント端末12が認証および関連付けを実行した後にクライアント端末12がアクセスポイント14に結合する場合には、アクセスポイント14が、すべてのアンテナ・ビーム20、22を走査し、最良のビームを選択する。最良のビームが選択された後で、かつクライアント端末12がアクセスポイント14に接続されている間は、選択されたアンテナ・ビームが最良のビームではなくなることがないかを判定するためにアクセスポイント14は絶え間なくビーム品質を評価し、最良でなくなった場合には、再走査が実行される。
接続されている間に、アクセスポイント14はまた、全方向性アンテナ・ビーム22と対比して選択された(最良の)指向性アンテナ・ビーム20をいつ使用するべきかを決定する。アクセスポイント14は可能な限り頻繁に選択されたビームを使用するが、また、以下でより詳細に議論されるように、隠れノードの問題を回避することも重要である。
ここで図3を参照して、アンテナ切換アルゴリズム18の初期状態(initial state)について議論する。開始(ブロック100)から、初期状態は最初に、認証および関連付けに関係する。クライアント端末12がアクセスポイント14に結合すると、クライアント端末12はブロック102で認証および関連付けを実行する。この間は、スマートアンテナ16は全方向性のモードに位置する。この間にブロック104において、アクセスポイント14がクライアント端末12により受信された信号のRSSIまたはSNRを測定する。この間に獲得されたRSSIまたはSNRの測定値の総数は少なくとも2つである。すなわち、認証メッセージからの1つおよび関連付けメッセージからの1つである。
受信された測定値に基づいて、アクセスポイント14は平均RSSI(つまり、式(1)の左辺)を以下のように決定する。
Figure 0004564530
ここで、Mnは、利用可能なRSSI測定値の総数であり(Mn≧2)、RSSI(i,omni)は、全方向性アンテナ・ビーム22において受信したi番目のRSSI測定値である。ここで示された式(以下の式も同様)はRSSI値に基づいているが、当業者によって容易に理解されるように、信号対雑音比を用いて式を書き直すことができる。
初期状態の後、スマートアンテナ16はブロック106においてなされる判定に基づき、走査状態(scan state)または保留状態(hold state)のいずれかに入る。クライアント端末12がアクセスポイント14から遠く離れているときに、スマートアンテナ利得は最も重要である。非常に高い信号強度に対しては、スマートアンテナ16の利益はそれほど大きくない。これは、クライアント端末12が非常に低い誤り率にて非常に高いデータ速度で既に対応されているからであり、スマートアンテナ16を使用することによる改善は非常に小さい。したがって、全方向性アンテナ・ビーム22で測定された平均RSSI値が非常に高いなら、アンテナ方向制御アルゴリズム18はクライアント端末12を保留状態(ブロック110)に置き、クライアント端末12は全方向性アンテナ・ビームにより対応される。
Figure 0004564530
の場合には、そのクライアント端末12に対して全方向性アンテナ・ビーム22が選ばれ、アクセスポイント14は保留状態になる。そうでない場合には、クライアント端末12はブロック108の走査状態へ進む。
アクセスポイント14が走査状態に進もうとするなら、クライアント端末12がスマートアンテナを備えている場合には、クライアント端末自身の走査を実行することが可能なように、予め定められた時間だけ待ってから、走査を実行することができる。走査状態においては、この走査状態に入るときに、すべての平均値がリセットされる。走査状態は、アクセスポイント14がアンテナ・ビーム20、22を走査し、そして特定のクライアント端末12との通信のために使用されるべき最良のアンテナ・ビームを選択する状態である。全方向性アンテナ・ビームを含む、すべてのアンテナ・ビーム20、22が走査される。この状態の間、クライアント端末12へ送信、またはクライアント端末12から受信すべきデータがあれば、全方向性アンテナ・ビーム22を使用しそれをすることができる。
走査状態の間、それぞれのアンテナ・ビーム20、22はMscan回アクセスされ、各アクセスに際し、アクセスポイント14はアクセスされたビームにおけるRSSIを測定する。これがビーム走査手順である。各ビームがMscan回アクセスされた後に、RSSI測定値は平均化される。次にビーム分類手順を使用して、最良のアンテナ・ビームを選択して、ビーム候補群を決定する。
ここで図4を参照して、アンテナ方向制御アルゴリズム18に対する走査状態に関連付けられたビーム分類手順について議論する。ビーム走査手順は、一定期間の間に、すべてのビーム/アンテナ・パターンを走査し、そしてあらゆるパターンにおける測定値を収集することに関与する手順である。ブロック120および122において、ビーム走査手順に対するパラメータ初期値が設定される。
以下のようにビーコン期間(beacon period)ごと(ブロック124)に、アンテナ・ビーム20、22ごとに1つの測定値が収集される。ビーコン期間の始めにビーム走査手順が起動され、そしてアクセスポイント14が第1のアンテナ・ビームから開始して、第1のパターンにおけるRSSIを測定する。次に第2のアンテナ・ビームに移り、第2のパターンにおけるRSSIを測定する、等々、アクセスポイントがそのビーコン期間においてN個すべてのアンテナ・ビームを測定するまで行う。この手順は次に、次のビーコン期間にて繰り返される。この手順はMscan回のビーコン期間について繰り返される。言い換えれば、アンテナ16はビーコン期間ごとに1回「回転(rotate)」し、あらゆるアンテナ・ビーム20、22をアクセスする。マルチパスによって引き起こされるフェージングを回避するために十分離れた遠方の測定をするためにこれがなされる。
クライアント端末12はビーコンを送信しないため、アクセスポイント14はRSSIを測定するビーコンを有さない。したがって、特定のアンテナ・ビームにおける測定を実行するために、アクセスポイント14は必要なクライアント端末12にRTSパケットを送信する(ブロック130)。RTSパケットは、あらゆるクライアント端末12がその送信を聴くことが可能なように、全方向性アンテナ・ビーム22により送信され(ブロック128)、その結果、CTSパケットの衝突の確率は減少する。
随意的に、測定されつつある指向性アンテナ・ビーム20を使用してこのパケットを送ることができる。アクセスポイント14はRTSを送った後に走査されているアンテナ・ビームに切り換える(ブロック132)。所望のクライアント端末12はCTSパケットにより応答する。このパケットはアクセスポイント14により、走査されているビームにおいて受信される(ブロック134)。アクセスポイント14は、CTSパケットに対するRSSIを測定し(ブロック136)、そして次に全方向性モードに戻る(ブロック138)。
802.11の規則によると、RTSが送信されてからCTSTimeoutの間にCTSが受信(ブロック140)されないなら、アクセスポイント14はバックオフプロシージャ(backoff procedure)の後に再試行する。同じ規則は維持されることになるが、再試行の最大数がMRetries回となるであろう。アクセスポイント14はMRetries回の再試行(ブロック142)をした後に、次のビームに移る。ブロック144、146、148、および150において該当するパラメータがインクリメントされる。
実装の間にこれらの規則がMAC伝送と整合していることを確認することが重要である。データ・フレームの前に送られるRTSパケットと、ビーム走査を実行するために送られるRTSパケットとは、再試行の数が異なっているため、区別できることが必要である。
ビーム走査目的のためのRTSを送信することが特定の実装方法に関して問題になる場合には、小さいデータ・パケットを使用することができる。この場合に走査手順は、RSSI測定がACK(ACKnowledgement:確認応答)において実行されるということを除いて、RTS/CTSに関するものと同一となるであろう。確認応答を要求するパケットを送信することが必要である。CTSが送信される代わりに、確認応答を要求する「ダミー」のパケットが代替として使用可能である。ダミーのパケットは例えば、MACヘッダはあるがデータ/ペイロードがないパケットであっても良い。CTS/ダミー・パケットは、全方向性アンテナ・ビームを使用して送信することができ、または随意的に、これらのパケットを、監視されている指向性アンテナ・ビームを使用して送信することもできる。ブロック156で判定がなされ、すべてのビームが走査されたことが示されると、処理はブロック158におけるビーム分類手順に進む。
アクセスの間、測定値が得られないなら、そのアクセスにおいてはビームが利用不能であると言われる。ビームが所与の回数、Total_Fail、だけ利用不能であった場合には、その特定のビームはこの走査ではそれ以上測定されない(ブロック126)。
アクセスポイント14におけるバッファにあまりに多くのパケットがある場合には、走査手順を走らせるべきではない。これは、走査手順によりシステム・スループット性能が影響を受けないことを保証するためである。ネットワーク10の負荷が軽いときにのみ、走査のためのパケットが送信される。アクセスポイントのバッファ占有率が総バッファサイズのBufferThreshold%より少ないときに、負荷が軽いと定義される。
そのうえ、所与のアクセスポイント14に関して、ビーコン期間当たりの可能な走査の数は、過負荷(overload)を回避するためにMax_scanに制限される(ブロック156)。この数を超過すると、このクライアント端末12の走査は実行されない。どちらの場合においても、走査が首尾よく完了可能となるまで、クライアント端末12はこの状態に留まる。その間データ・パケットを送信するために、全方向性アンテナ・ビーム22が使用される。ブロック156に先立って、すべてのアンテナ・ビームが調査されたか否かに関して判定がなされ(ブロック152)、続いてブロック154において対応するパラメータがインクリメントされる。
次のビーコンの期間が始まるまでに、完全な1「回転(rotation)」が完了できなかった場合には、そのビーコン期間は次の走査へスキップされる。例えば、ビーム走査手順がビーコン期間1に初めて起動されたと仮定し、そしてシステムが輻輳していて走査が遅れて、ビーコン期間2が開始した後にやっとそれが完了したと仮定する。この場合には、次の走査はビーコン期間3になされるだけである。言い換えれば、ビーコン期間2はスキップされる。このことは、ビーム走査手順がMscan回のビーコン期間より長い間かかる場合があることを意味する。
ここで、ビーム分類手順について図5を参照して議論する。最良のビーム選択に対して、ビーム走査を実行した後に、すなわち、あらゆるビームをMscan回アクセスした後に、Mnがビームnにおいて利用可能なRSSI測定値の総数であるとする。ビームnは以下の通り分類される。Mn<Mrequiredである場合には、ビームnは「範囲外」であるとみなされる。そうでない場合には、ビームnは「範囲内」であると言われる(ブロック180)。
すべてのビームが「範囲外」であると判定された場合(ブロック182)には、全方向性アンテナ・ビーム22がブロック184において選択される。アクセスポイント14は全方向性のみの状態(omni-only state)に置かれる。そうでない場合には、「範囲内」であるアンテナ・ビームは以下のように分類される。
ブロック186において、RSSI(i、n)を、ビームnでのi番目のRSSI測定値であるとする。ビームnに対する新規のRSSI測定値が収集されるたびに、長期的指数平均(long-term exponential average)が以下の通り計算される。
Figure 0004564530
および
Figure 0004564530
指数平均の代わりに、単純平均や中央値(medium)などの他のタイプのいかなる平均をも使用することができる。
次にブロック188において、あらゆる指向性のビーム、すなわち範囲内のビームに対して、信号品質評価指標(Signal Quality Metric:SQM)が以下の式で決定される。
Figure 0004564530
信号品質評価指標は、制御装置40中の品質評価指標計算機50により決定される。ビームBを、最大のSQMを有するビームであるとする(ブロック190)。すなわち、以下の式である。
Figure 0004564530
SQM(B)>Switch_Benefitである場合(ブロック192)には、最良のビームはビームBとなり(ブロック194)、これがブロック196において構成されるビーム候補群の部分となり、そしてクライアント端末12はブロック198においてアクティブ状態に進む。そうでない場合には、ブロック184において全方向性アンテナ・ビームが選択され、そしてクライアント端末12は全方向性のみの状態に置かれる。
上述したように、アクセスの間に、測定値が全く獲得されないなら、アンテナ・ビームはそのアクセスにおいては利用不能と言われる。アンテナ・ビームが所与の回数、Total_Fail、だけ利用不能であった場合には、その特定のビームはこの走査においてはそれ以上測定されない。必要な測定値の数がMrequiredであり、各ビームをアルゴリズムが走査する回数がMscanであるので、ビームが(Mscan−Mrequired+1)回のアクセスだけ利用不能であったなら、そのビームは「範囲外」であるとみなされる。従って、Total_Failは以下の通り定義される。すなわち、
Total_Fail=Mscan−Mrequired+1 式(6)
である。
クライアント端末12がアクティブ状態に進もうとしている場合には、アクセスポイント14はそのクライアント端末に対して(高々)Nc個の最良のビームを有するビーム候補群を生成する。すなわち、「範囲外」のビームはビーム候補群に含まれず、そして全方向性アンテナ・ビームおよび選択されたビーム(ビームB)はビーム候補群に含まれる。
保留状態においては、この状態に入るときすべての平均値がリセットされる。アクセスポイント14が保留状態にあるなら、それは全方向性アンテナ・ビームにおける信号強度が非常に高いからであって、スマートアンテナの利益はそれほど大きくない。
保留状態の間は、アクセスポイント14は全方向性アンテナ・ビーム22におけるRSSIを測定し、以下のように長期的指数平均RSSIを決定する。
1)以下の通り、受信された最初のパケットにおいてRSSIを測定して、初期平均値を決定する。
Figure 0004564530
2)受信されたパケットごとにRSSI測定を継続する。測定値が受信されると、新規の平均値は以下の通り決定される。
Figure 0004564530
このステップにおいては、指数平均の代わりに、単純平均や中央値などの他のタイプのいかなる平均も使用することができる。また、指向性アンテナ・ビームを使用して確認応答を送信することができる。
3)少なくともMeasNotHold回の測定値および少なくともTimeNotHo1d秒に対して式(9)を満たす場合には、長期的指数平均はリセットされ、そしてクライアント端末12は走査状態に送られる。
Figure 0004564530
経過時間(TimeNotHo1d)に関する条件はイベント・ドリブン(event driven)であり、イベントはPHY層43からの測定値の受信である。言い換えれば、アクセスポイント14は、測定値が受信されたときに経過時間が特定の閾値(TimeNotHo1d)より長いがどうかを確認するのみになる。これにより、測定が時間全体にわたって分散されることを確実にする。
全方向性のみの状態においては、走査状態において計算された長期的および短期的平均値が計算の初期値として使用される。全方向性のみの状態の間、クライアント端末12と通信するために、アクセスポイント14は全方向性アンテナ・ビーム22のみを使用する。最良のアンテナ・ビームが全方向性アンテナ・ビーム22であるときに、アルゴリズム18はこのモードになる。
全方向性のみの状態の間、以下が実行される。すなわち、
1)受信されたパケットごとにRSSIを測定する。
2)測定値が受信されると、新規の長期的指数平均の値および短期的指数平均の値を、それぞれ式(10)および式(11)のように決定する。
Figure 0004564530
Figure 0004564530
3)少なくともMeasShortVsLong回の測定値および少なくともTimeShortVsLong秒に対して式(12)を満たす場合には、長期的指数平均の値および短期的指数平均の値はリセットされ、クライアント端末12は走査状態または再走査状態に送られる。
Figure 0004564530
所定のクライアント端末12に対して、走査の間隔はScan_Intervalより大でなければならない。走査が起動されたが、最後の走査または再走査がScan_Interval回のビーコン・フレーム未満に完了している場合には、走査は実行されず、クライアント端末12は全方向性のみの状態に留まる。Scan_Interval回のビーコンが経過した後でも、依然として上記条件が成立する場合には、長期的指数平均の値および短期的指数平均の値はリセットされ、そしてクライアントは走査状態に送られる。
4)少なくともMeasHold回の測定値および少なくともTimeHold秒に対して式(13)を満たす場合には、長期的指数平均の値および短期的指数平均の値はリセットされ、そしてクライアント端末12は保留状態に送られる。
Figure 0004564530
経過時間(TimeHold、TimeShortVsLong)に関する条件はイベント・ドリブンであり、イベントはPHY層43からの測定値の受信である。言い換えれば、アクセスポイント14は、測定値が受信されたときに経過時間が特定の閾値(TimeHold、TimeShortVsLong)より長いかどうかを確認するのみになる。これにより、測定が時間全体にわたって分散されることを確実にする。
アクティブ状態においては、走査状態において計算された長期的および短期的平均値が、これらの計算に対する初期値として使用される。アクティブ状態の間、アクセスポイント14は全方向性アンテナ・ビーム22および選択された指向性ビーム20(ビームB)を監視する。アクセスポイント14は、全方向性アンテナ・ビーム22およびビームBにおけるRSSIを測定し、両方のアンテナ・パターンに対する長期的および短期的指数平均のRSSIを以下のように決定する。すなわち、
1)受信されたパケットごとにRSSIを測定する。
2)測定値が受信されると、新規の長期的指数平均の値および短期的指数平均の値を、それぞれ式(14)および式(15)のように決定する。
Figure 0004564530
Figure 0004564530
3)少なくともMeasHold回の測定値(全方向性の場合における)および少なくともTimeHold秒に対して式(16)を満たす場合には、長期的指数平均の値および短期的指数平均の値はリセットされ、そしてクライアント端末12は保留状態に送られる。
Figure 0004564530
4)Bにおける少なくともMeasShortVsLong回の連続した測定値および少なくともTimeShortVsLong秒に対して式(17)を満たす場合には、長期的指数平均の値および短期的指数平均の値はリセットされ、そしてクライアント端末12は再走査状態(rescan state)に送られる。
Figure 0004564530
5)少なくともMeasOmniVsB回の測定値(Bにおける)および少なくともTimeOmniVsB秒に対して式(18)を満たす場合には、長期的および短期的両方の平均値はリセットされ、そしてクライアント端末12は再走査状態に送られる。ここで、jは最新の全方向性の平均RSSI計算値である)である。
Figure 0004564530
6)クライアント端末12が省電力モードではなく、かつある時間期間(Meas_Avail)の間、全方向性の、および/または指向性のアンテナ・ビーム測定値が利用可能でない場合には、アクセスポイント14はそのクライアント端末12に対して全方向性アンテナ・パターン22を調べ(go into)、送信または受信するデータが現れるまで待機し、そして長期的および短期的指数平均をリセットし、そしてクライアント端末12を再走査状態に送る。
経過時間(TimeHold、TimeShortVsLong、TimeOmniVsB)に関する条件はイベント・ドリブンであり、イベントはPHY層43からの測定値の受信である。言い換えれば、アクセスポイント14は、測定値が受信されたときに経過時間が特定の閾値(TimeHold、TimeShortVsLong、TimeOmniVsB)より長いがどうかを確認するのみになる。これにより、測定が時間全体にわたって分散されることを確実にする。
再走査状態においては、この状態に入るときにすべての平均値がリセットされる。走査状態と同様に、再走査状態の間、アクセスポイント14はビーム走査手順およびビーム分類手順を実行する。しかしながら、この状態の間は、候補ビーム群におけるビームのみが走査される。
再走査手順の出力は新規のビーム選択であり、そしてクライアント端末は、図4に示されるように、アクティブ状態または全方向性のみの状態になる。再走査状態の間は、ビーム候補群における変化はない。ビーム候補群は、入力として使用され、そして手順が終了した後もそのまま残っている。
再走査状態の間は、そのクライアント端末12に送るデータがあるときはいつでも、全方向性アンテナ・パターン22を使用してデータを送ることが可能である。走査状態と同様に、アクセスポイント・バッファにあまりに多くのパケットがある場合には、ビーム走査手順を走らせるべきではない。これは、走査手順によりシステム・スループット性能が影響を受けないことを確実にするためである。
ネットワーク10の負荷が軽いときにのみ、走査のためのパケットが送られる。アクセスポイントのバッファ占有率が総バッファサイズのBufferThreshold%より少ないときに、負荷が軽いと定義される。そのうえ、所定のアクセスポイント14に関して、ビーコン期間当たりの可能な走査の数は、過負荷を回避するためにMax_scanに制限される。この数を超過すると、このクライアント端末12の走査は実行されない。どちらの場合においても、再走査が首尾よく完了可能となるまで、クライアント端末12はこの状態に留まり、その間データ・パケットを送信するために、全方向性アンテナ・ビーム22が使用される。
クライアント端末12が再走査状態に入った回数を数えるために、カウンタが使用される。クライアント端末12がMax_cand_scan回だけ再走査状態に入ると、カウンタはゼロにリセットされ、かつクライアント端末は走査状態に送られる。この場合、ビーム走査がすべてのビームにおいて実行され、新規の最良のビームおよび新規の候補群が選択される。
所定のクライアント端末12に対して、走査の間の間隔はScan_Intervalより大きくなければならない。クライアント端末12がこの状態に入り、かつ最後の走査/再走査がScan_Interval回のビーコン・フレーム未満に完了している場合には、再走査を実行することなく、クライアント端末はすぐに全方向性のみの状態に送られる。
ここで、種々の状態におけるビームの用法規則を議論する。初期状態の間で、クライアント端末12が認証および関連付けを実行している間は、アクセスポイント14は、そのクライアント端末と通信するために全方向性アンテナ・パターン22を使用する。
走査状態および再走査状態の間、アクセスポイント14は別のビーム20、22を走査している。アクセスポイント・バッファが激しく詰め込まれている、すなわちバッファ占有率が総バッファサイズのBufferThreshold%未満である場合には、走査が停止され、そしてバッファ占有率が総バッファサイズのBufferThreshold%より大きいときにのみ、再開される。これらの状態においては、データ・パケットを送受信するクライアント端末12と通信するために、全方向性アンテナ・パターン22が使用される。
保留状態および全方向性のみの状態の間は、全方向性アンテナ・パターン22が使用される。アクティブ状態の間は、アクセスポイント14は、すべてのパケットを送受信するために指向性ビーム20を使用することが望ましい。しかしながら、どのクライアント端末12が送信しているかをアクセスポイント14が知っているときにだけ、指向性ビーム20を使用した受信が可能である。データ・パケットの前にRTSがクライアント端末12によって送られる場合か、またはパケットがフラグメント化されている場合にのみ、これは起こる。
定義によれば、アクセスポイント14に関連付けられたすべてのクライアント端末12が、アクセスポイントからの送信を聴くことができる。しかしながら、指向性ビーム20を使用することは、いくつかのクライアント端末12が特定の時間期間の間アクセスポイント14から隠される場合がある状況を作り出す。
クライアント端末12がアクセスポイント14から隠されることを回避する1つの方法は、指向性ビーム20を使用する前にアクセスポイントがセルのすべてのクライアント端末12に通知を送ることである。この通知は、全方向性アンテナ・ビーム22を使用して送られ、媒体がビジーであり次の送信ができないということ、すなわち、持続時間/NAVを適切に設定することを知らせる。
802.11プロトコル自体がデータの前にRTS/CTS伝送を起動するようなパケット長である場合(Packet Length>dotllRTSThreshold)には、アクセスポイント14は全方向性アンテナ・ビーム22を使用してRTSを送信することが可能である。これにより隠れノードの問題を回避し、データそのものを指向性ビーム20を使用して送ることが可能である。
802.11gネットワークが802.11bクライアントをサポートするような混在した環境においては、802.11gのアクセスポイント(AP)はそれぞれのデータ・パケットの前にRTS/CTSを送る必要がある。全方向性ビーム22を使用してRTS/CTSを送るために、この保護メカニズムを使用可能である。
通知がないために、RTS/CTS伝送が起動されないようなパケット長(Packet Length<=dotllRTSThreshold)である場合がある。この問題を解決するために、指向性ビームにおいていずれかのデータを送る前に、媒体がビジーであるということを(MACヘッダ中のデュレーションフィールド/NAVを設定することにより)、その領域におけるすべてのクライアント端末12に通知する短いパケットを、アクセスポイント14が送る。ある場合には、アクセスポイント14はCTS−to−selfのパケットを送ることができる。これは非常に短いパケットであり、応答を必要としないため、それはRTS/CTS交換ほどにはスループットに影響を及ぼさない。データ自体は指向性ビーム20を使用して送ることが可能である。
スマートアンテナ16が実装されているアクセスポイント14がCTS−to−selfのパケットを送信することが不可能である場合には、代わりにダミー・アドレスを有するダミーのパケットを使用することができる。この場合、ダミー・アドレスを対象にするため、そのパケットに対してはACKが送られることはない。
指向性ビーム20を使用することにより、信号強度が増加し、その結果、より高いデータ速度が可能となる。これには、スループットを増加させるという効果がある。しかしながら、あらゆるパケット伝送の前にCTS−to−selfのパケットを送る必要があるということは、スループットを減少させるという影響がある。
アンテナ切換アルゴリズム18の一実施形態においては、Length_Threshold=800バイトより大きいパケットに対してのみCTS−to−selfのパケットを送る。アプリケーションによっては、他のいかなるバイト数をも使用できる。短いパケット(Length_Thresholdより短い)は、全方向性アンテナ・パターン22において送ることができる。アンテナ方向制御アルゴリズム18における拡張には以下が含まれる。低負荷に対しては、ほとんど衝突がないので、CTS−to−selfを使用する必要がない場合がある。負荷はアクセスポイントにおいてパケット成功率を介して評価可能である。
速度が高い場合には、改善は少ない。54Mbpsでは、PER削減以外の改善は全く期待できない可能性がある。パケットサイズの組み合わせを使用して、CTS−to−selfを含むべきか否かを判定するためにシステムの負荷およびデータ速度を使用することができる。CTS−to−selfが含まれていない場合には、指向性ビーム20を使用するか否かに関して判定がなされる必要がある。
あらゆるクライアント端末12は、それに関連付けられた最良のビーム有する。ほとんどのクライアント端末12が同一のビームによってサポートされる場合には、それらはその指向性アンテナの送信を聴く。従って、全方向性の指向性パターンを使用してCTS−to−selfを送る必要はない。クライアント端末のほとんどが省電力モードである場合には、CTS−to−selfを送る必要はない。
システム効率を判定するために、802.11で利用可能な以下のカウンタがアルゴリズムにより使用される。すなわち、送信に成功したフレームの総数であるdotllTransmittedFrameCount、再送信の数が制限を超過したため廃棄されたフレームの総数であるdotllFailedCount、および受信に成功するためにいずれかの回数の再送信を必要としたフレームの総数であるdotllRetryCount。
システム効率は、最初の試みにて送信に成功するフレームの確率の関数として判定され、以下の式により与えられる。
Figure 0004564530
この確率が高いなら、システムが高負荷でないと考えられる。
ここで、アンテナ方向制御アルゴリズム18に対する拡張された手順について議論する。RTS伝送が起動された場合には、RTS/CTSに対しては全方向性アンテナ・ビーム22が使用され、データ・フレームに対しては指向性アンテナ・ビーム20が使用される。
その他の点では、RTS/CTS伝送がなく、かつP_Success>P_Success_Required(これは、システムがおそらく高負荷ではなく、そしてCTS−to−selfは必要でないことを意味する)(例えば、P_Success_Required=95%)である場合には、すべてのパケットはCTS−to−selfなしで指向性ビーム20において送られる。システムが高負荷で、システムにおけるクライアント端末12のX%より多くが、同一ビームによりサポートされる場合、またはクライアント端末12のX%より多くが、省電力モードである(隠れノードはおそらく多くなく、CTS−to−selfは必要でない)場合には、すべてのパケットはCTS−to−selfなしで指向性ビーム20において送られる。
その他の点では、クライアント端末12が同一ビーム中または省電力モードでないなら、隠れノードがある場合があるであろう。パケット長<閾値の場合には、パケットは全方向性アンテナ・パターン22において送られる。そうでなければ、CTS−to−selfが全方向性アンテナ・ビーム22を使用して送られ、そしてパケットが指向性ビーム20において送られる。CTS−to−selfは送られるときに、他のアクセスポイントに対する干渉を削減するために、電力を削減し、低データ速度にて送られる場合がある。
別のオプションとして、高いデータ速度については、利得がわずかであるために、指向性ビームを使用しないことがある(例えば54Mbpsでは、データ速度は増加可能ではない)。しかしながら、PERにおいては依然として削減がある。このように、全方向性アンテナ・ビーム22を使用するCTS−to−self送信はデータ速度に依存する場合がある。
ここで図6〜図9を参照して、アンテナ方向制御アルゴリズム18に対する用法規則についてより詳細に議論する。アクティブ状態は3つのモードに分割される。すなわち、アイドルモード、APデータ送信モード(図6〜図8)、およびAPデータ受信モード(図9)である。これらについて以下の段落で別々に議論する。アイドルモードの間の用法規則は以下の通りである。アクセスポイント14が送/受信するべきデータを全く持たないときには、アクセスポイントは全方向性アンテナ・パターン22を使用し、媒体に聴き耳を立て、パケットを待つ。言い換えれば、「デフォルト」モードは全方向性である。
APデータ送信モードの間の用法規則は以下の通りである。このシナリオは、RTS/CTS伝送が802.11プロトコルによって起動されるか否かによって、2つのケースに分割される。ケース1は、Packet Length<=dot11RTSThresholdの場合であり、RTS/CTS伝送が起動されないことを意味する。ケース2は、Packet Length>dot11RTSThresholdの場合であり、実際のデータを送る前にRTS/CTS伝送が起動されることを意味する。
ケース1に対しては、RTS/CTS伝送はない。CTS−to−selfの送信が起動された場合(上記の規則に従って)には、データ・フレームの前に全方向性アンテナ・パターン22を使用してCTS−to−selfのパケットを送る。データ・フレームは指向性アンテナ・パターン20を使用して送られる。ACKは指向性アンテナ20を使用して受信される。この手順は、CTS−to−selfの保護と呼ばれ、図6に示される。
CTS−to−selfの送信が起動されない場合には、パケットは、上述された規則により、指向性ビーム20または全方向性アンテナ・ビーム22のいずれかを使用して送信される。予備的な規則は、短いパケットを全方向性ビーム22を使用して、そして長いパケット(Length_Thresholdより大)をCTS−to−selfの保護を使用して送信することである。
ケース2に対しては、RTS/CTS伝送がある。RTSは全方向性アンテナ・ビーム22を使用して送られ、データ・フレームは指向性ビーム20を使用して送られる。フラグメント化の場合には、2つのオプションがある。
第1のオプションでは、送られる必要があるすべてのフラグメントを含めるようにRTSヘッダのデュレーションフィールドが設定される。これはアクセスポイント14においては持続時間が計算される方法における変更を必要とするが、クライアント端末12の側では変更は必要とされない。このオプションの一例は図7において説明される。
第2のオプションでは、デュレーションの計算は変化しない。代わりに、CTS−to−selfのパケットがフラグメントの間に挿入される。このオプションの一例は図8において説明される。
ここで、APデータ受信の間の用法規則について議論する。データ受信の間は、隠れノードに関する問題はない。したがって、アクセスポイント14はできるだけ頻繁に指向性ビーム20を使用する。しかしながら、測定を実行(ビーム監視)し、そして指向性ビームと比較するために、アクセスポイント14は、全方向性ビーム22においてパケットを受信する必要がある。
したがって、以下の規則が定義される。RTSがクライアント端末12から受信されるときには、アクセスポイント14はCTSを送った直後に最良のビームに切り換える。フラグメント化がクライアント端末12により使用されると、アクセスポイント14は最初のフラグメントの後のあらゆるフラグメントを受信するために最良のビームに切り換える。RTSを受信した場合には、アクセスポイント14は最初のフラグメントをもまた、指向性ビーム20において受信する。アクセスポイント14は、隠れノードの確率を削減させるために全方向性のビーム22においてCTSおよびACKを送信する。
通常、RTS/CTS伝送に対する閾値は、フラグメント化に対する閾値と同一である。しかしながら、それらが同一でない場合においては、フラグメント化がRTS/CTS交換なしで起こる場合がある。この場合において、アクセスポイント14は、全方向性のビーム22において最初のフラグメントを、次に指向性ビーム20において引き続くフラグメントを受信する。ACKは、依然として全方向性のビーム22において送られる。図9は、RTS/CTS交換が必要である場合における、APデータ受信の一例を示す。
測定を実行するためにスマートアンテナ16を全方向性アンテナ・ビーム22とする2つのケースがある。第1のケースは、アクティブ状態の間である。アクセスポイント14が所定のクライアント端末12から指向性ビーム20においてM_dir個より多い連続したパケットを受信した場合には、アルゴリズム18は、アクセスポイント14がMeasOmniVsB個のパケットを全方向性において受信するまで、指向性ビーム20において受信されたあらゆるパケットの後に、全方向性のパターン22において1つのパケットを受信するように強いる。
これにより、アクセスポイント14が長期的平均RSSI(全方向性における)を計算し、それを指向性ビームと比較することを可能とする。アクティブ状態において、少なくともMeasOmniVsB回の測定値(Bにおける)および少なくともTimeOmniVsB秒に対して式(20)を満たす場合には、長期的および短期的な平均値はともにリセットされ、クライアント端末12は再走査状態に送信される。ここで、jは最新の全方向性の平均RSSI計算値である。
Figure 0004564530
この問題(全方向性の測定値なし)は、下り回線送信が多く、上り回線送信がないときに生起する。
媒体が「開放(free)」(NAVが満了)になるたびに、アンテナ16が指向性ビームに位置している場合には、アンテナは全方向性のモードに設定される。エラーのケースを処理するためにこれがなされる。例えば、アクセスポイント14がパケットを送り、ACKを待っているが、ACKが受信されない場合には、いずれかの他のクライアントが、NAVが満了した後に送信している可能性があるため、NAVが満了した後にはアクセスポイントは全方向性に設定される。これは、その時点にては媒体が衝突のない状態になるからである。
全方向性アンテナ・ビーム22においてアルゴリズム18が開始すると、ビーム走査の間に、衝突を削減する役に立つ。アクセスポイント14は、全方向性のビーム22においてRTSを送信し、そして全方向性のビームにおいてCTSを待つ。CTSがCTSTimeoutの間に受信されない場合には、バックオフおよび再試行が実行される(すなわち、この第一ステップに対して802.11の再送信の規則に従う)。RTSパケットにおけるデュレーション(RTS NAV)が走査に必要となるすべてのパケットを含めるように設定される。
全方向性においてCTSが受信されると、アンテナ16が回転し、あらゆるビームがアクセスされる。アクセス毎に、それぞれのビームにおいてRSSIが測定される(1アクセスあたり1回)。所定のビームにおけるRSSI測定は、全方向性においてRTSパケットを送ることおよび指向性のビームにおいてCTSパケットを受信することによりなされる。
RTS送信毎に、デュレーションが再計算される。新規のデュレーションが古いデュレーションより大きい場合には、新規のデュレーションが使用される。M_scan回繰り返される。この方法は図10で図示される。この方法は、データ送信が完全な1回転の間停止されることを必要とする。これはスループットに影響する場合がある。また、この方法においては、RTS/CTSパケットの間にはバックオフがなく、パケット間にはSIFSのみあるため、これはパケットが送信される方法において変更を必要とする。
以上の記述および関連図面において提示された教示の利益を得て、本発明の多くの修正および他の実施形態が、当業者の脳裏に浮かぶであろう。したがって本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、かつ修正および実施形態は添付された請求の範囲の中に含まれることを意図することが理解されよう。
クライアント端末、および本発明に係るスマートアンテナにより動作するアクセスポイントを含む802.11無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の概念図である。 図1で説明されたアクセスポイントのブロック図である。 本発明に係るアンテナ切換アルゴリズムの初期状態を説明するフロー図である。 本発明に係る走査状態に関連付けられたビーム走査手順を説明するフロー図である。 図4において参照されたビーム分類手順をより詳細に説明するフロー図である。 本発明に係るアクセスポイントのデータ伝送の間の、WLANにおける用法規則を説明するシーケンス図である。 本発明に係るアクセスポイントのデータ伝送の間の、WLANにおける用法規則を説明するシーケンス図である。 本発明に係るアクセスポイントのデータ伝送の間の、WLANにおける用法規則を説明するシーケンス図である。 本発明に係るアクセスポイントのデータ受信の間の、WLANにおける用法規則を説明するシーケンス図である。 本発明に係るビーム走査の間の、衝突の減少を説明するシーケンス図である。

Claims (47)

  1. 少なくとも1つのクライアント端末と通信する802.11無線通信ネットワークにおいて、複数の指向性アンテナ・ビームおよび1つの全方向性アンテナ・ビームを含むアンテナ・ビームを発生させるスマートアンテナを備えるアクセスポイントを動作させる方法であって、
    前記方法は、
    前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために、前記複数の指向性アンテナ・ビームおよび前記全方向性アンテナ・ビームを走査することと、
    それぞれの走査されたアンテナ・ビームを介して受信された信号を測定することと、
    前記走査することおよび前記測定することをそれぞれのアンテナ・ビームに対してn回繰り返し、かつ前記アンテナ・ビームの1つが前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信しない場合には、該アンテナ・ビームは前記走査することおよび前記測定することの残りの間、無視される、ことと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末と通信するために、前記測定することに基づき複数のアンテナ・ビームの1つを選択すること
    を備えることを特徴とする方法。
  2. それぞれの走査されたアンテナ・ビームに対してそれと関連付けられた複数の測定値の平均測定値を計算することをさらに備え、
    前記選択することが前記平均測定値に基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記走査することは、
    走査される前記複数のアンテナ・ビームの1つを選択することと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末に送信要求(RTS)パケットを送信することと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末から選択されたアンテナ・ビームを介して受信準備完了(CTS)パケットを受信することと、
    他のアンテナ・ビームに対して前記送信すること、選択すること、および受信することを繰り返すこと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記RTSパケットが前記全方向性アンテナ・ビームを介して送信されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記アンテナ・ビームの1つが、前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から前記CTSパケットを受信しない場合には、該アンテナ・ビームは前記送信することおよび前記選択することの残りの間、無視されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記走査することは、
    走査される前記複数のアンテナ・ビームの1つを選択することと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末にダミーのパケットを送信することと、
    該少なくとも1つのクライアント端末から選択されたアンテナ・ビームを介して確認応答を受信することと、
    他のアンテナ・ビームに対して前記送信すること、選択すること、および受信することを繰り返すこと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ダミーのパケットがMACヘッダを有し、かつデータを有さないパケットを備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記アンテナ・ビームの1つが、前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から前記確認応答を受信しない場合には、該アンテナ・ビームは前記送信することおよび前記選択することの残りの間、無視されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記測定することが、前記受信された信号受信信号強度表示(RSSI)および信号対雑音比の少なくとも1つを決定することを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記走査することが実行される前に、
    前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために、前記全方向性アンテナ・ビームを選択することと、
    前記全方向性アンテナ・ビームを介して受信された前記信号を測定することと、
    前記測定された信号を走査閾値と比較し、かつ前記測定された信号が前記走査閾値未満である場合には、前記走査することを実行すること
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記走査することを実行する前に、前記アクセスポイントが予め定められた時間待ち、前記少なくとも1つのクライアント端末がそれ自身の走査することを実行できることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記走査することが実行される前に、
    前記全方向性アンテナ・ビームを選択することと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末を前記アクセスポイントにより認証し、かつ関連付けること
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのクライアント端末と通信するためにアンテナ・ビームを選択した後に、前記複数の指向性アンテナ・ビームの少なくとも一部分を再走査すること、およびそれぞれの走査されたアンテナ・ビームを介して受信された前記信号を再測定することをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記選択されたアンテナ・ビームは1つの指向性アンテナ・ビームを備え、
    前記再走査することおよび前記再測定することの開始は、
    前記少なくとも1つのクライアント端末から選択された指向性アンテナ・ビームを介して受信された信号に対して複数の測定を実行することと、
    前記全方向性アンテナ・ビームに切り換え、かつ前記少なくとも1つのクライアント端末から受信された信号に対して複数の測定を実行することと、
    前記全方向性アンテナ・ビームに対して測定された信号を、選択された指向性アンテナ・ビームに対して測定された信号と比較することと、
    前記比較することに基づいて前記再走査することおよび前記再測定することを実行すること
    に基づくことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記選択されたアンテナ・ビームを使用して前記少なくとも1つのクライアント端末にデータを送信する前に、前記全方向性アンテナ・ビームを使用してCTS−to−selfのパケットを送信することをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記選択されたアンテナ・ビームを使用して前記少なくとも1つのクライアント端末にデータを送信する前に、前記全方向性アンテナ・ビームを使用してRTSパケットを送信することをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 前記送信されたデータがフラグメント化されている場合には、フラグメントの間で前記全方向性アンテナ・ビームを使用してCTS−to−selfのパケットを送信することをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つのクライアント端末からRTSパケットを受信する場合には、CTSパケットを送信すること、および前記少なくとも1つのクライアント端末とデータをそこから受信するため通信する前記選択されたアンテナ・ビームに切り換えることをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 前記選択されたアンテナ・ビームが前記データを受信するために指向性アンテナ・ビームを備える場合で、かつ前記受信されたデータがフラグメント化されている場合には、前記受信されたフラグメントの間に前記全方向性アンテナ・ビームを使用して確認応答を送信することをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームであり、そして前記アクセスポイントが非競合期間(CFP)にある場合には、前記少なくとも1つのクライアント端末からデータを受信するために前記指向性アンテナ・ビームが使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、かつ前記少なくとも1つのクライアント端末から予め定められた数を超える連続したデータ・パケットが選択された指向性ビームにおいて受信される場合には、連続したデータ・パケットの追加部分の受信を交互に行うために前記選択された指向性アンテナ・ビームと前記全方向性アンテナ・ビームとの間を切り換えることをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  22. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、かつ前記少なくとも1つのクライアント端末に関連付けられたNAV(Network Allocation Vector)が満了する場合には、前記全方向性アンテナ・ビームに切り換えることをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  23. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、およびRTSパケット送信に応答して、
    前記少なくとも1つのクライアント端末からCTSパケットを受信するために、前記全方向性アンテナ・ビームを使用することと、
    前記少なくとも1つのクライアント端末へのデータ送信のために、前記選択された指向性アンテナ・ビームを使用すること
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、および前記アクセスポイントによるRTS/CTS伝送がない場合で、かつ前記ネットワークの負荷が軽い場合には、データ・パケットは、前記アクセスポイントにより前記選択された指向性ビームを使用して送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  25. 前記ネットワークの負荷が重い場合で、かつ前記ネットワークにおける予め定められた割合を超えるクライアント端末が同一ビームによってサポートされるか、または予め定められた割合を超えるクライアント端末が省電力モードである場合には、前記選択された指向性アンテナ・ビームを使用して前記データ・パケットが送信されることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 前記ネットワークの負荷が重い場合で、かつ前記ネットワークにおける予め定められた割合を超えるクライアント端末が同一ビームによってサポートされておらず、かつ予め定められた割合を超えるクライアント端末が省電力モードでない場合には、データ・パケット長が閾値未満であり、データ・パケットは前記全方向性アンテナ・ビームを使用して送信され、そうではなく、データ・パケット長が閾値より大きい場合には、データ・パケットの前に前記全方向性アンテナ・ビームを使用してCTS−to−selfのパケットが送信され、そして該データ・パケットは前記選択された指向性ビームにおいて送られることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  27. 前記全方向性アンテナ・ビームを使用する前記CTS−to−selfのパケットの送信が前記データ・パケットのデータ速度に依存することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記CTS−to−selfのパケットの送信が、他のアクセスポイントに対する干渉を削減するために、削減した電力で、かつ低いデータ速度になることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 802.11無線通信ネットワークにおいて動作するアクセスポイントであって、
    複数の指向性アンテナ・ビームおよび1つの全方向性アンテナ・ビームを含むアンテナ・ビームを発生させるスマートアンテナと、
    前記スマートアンテナに接続されたビーム切換ユニットと、
    少なくとも1つのクライアントから信号を受信する前記ビーム切換ユニットに接続され、かつ受信された信号を測定する測定ユニットを備える送受信機と、
    アンテナ方向制御アルゴリズムを実行させるためのアンテナ方向制御アルゴリズムのモジュールと
    を備え、
    前記アンテナ制御アルゴリズムは、
    前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために前記複数の指向性アンテナ・ビームおよび前記全方向性アンテナ・ビームを走査する前記ビーム切換ユニットを動作させ、
    それぞれの走査されたアンテナ・ビームに対して前記測定ユニットから前記測定された信号を受信し、
    前記走査することおよび測定することをそれぞれのアンテナ・ビームに対してn回繰り返し、該アンテナ・ビームの1つが、前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信しない場合には、該アンテナ・ビームは前記走査することおよび前記測定することの残りの間、無視され、
    前記少なくとも1つのクライアント端末と通信するために前記測定された信号に基づき前記複数のアンテナ・ビームの1つを選択することを特徴とするアクセスポイント。
  30. 前記アンテナ方向制御アルゴリズムがまた、それぞれの走査されたアンテナ・ビームに対してそれと関連付けられた複数の測定値の平均測定値を計算し、かつ前記選択することが該平均測定値に基づくことを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  31. 前記走査することは、
    前記アンテナ方向制御アルゴリズムのモジュールが、走査される前記複数のアンテナ・ビームの1つを選択することと、
    前記送受信機が、前記少なくとも1つのクライアント端末に送信要求(RTS)パケットを送信することと、
    前記送受信機が、前記少なくとも1つのクライアント端末から前記選択されたアンテナ・ビームを介して受信準備完了(CTS)パケットを受信することと、
    前記送受信機および前記アンテナ方向制御アルゴリズムが、他のアンテナ・ビームに対して該送信すること、該選択すること、および該受信することを繰り返すことと
    に基づくことを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  32. 前記RTSパケットが前記全方向性アンテナ・ビームを介して送信されることを特徴とする請求項31に記載のアクセスポイント。
  33. 前記アンテナ・ビームの1つが、前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から前記CTSパケットを受信しない場合には、該アンテナ・ビームは前記送信することおよび前記選択することの残りの間、無視されることを特徴とする請求項31に記載のアクセスポイント。
  34. 前記走査することは、
    前記アンテナ方向制御アルゴリズムのモジュールが、走査される前記複数のアンテナ・ビームの1つを選択することと、
    前記送受信機が、前記少なくとも1つのクライアント端末にダミーのパケットを送信することと、
    前記送受信機が、前記少なくとも1つのクライアント端末から前記選択されたアンテナ・ビームを介して確認応答を受信することと、
    前記送受信機および前記アンテナ方向制御アルゴリズムが、他のアンテナ・ビームに対して該送信すること、該選択すること、および該受信することを繰り返すことと
    に基づくことを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  35. 前記アンテナ・ビームの1つが、前記n回の少なくとも一部分にて前記少なくとも1つのクライアント端末から前記確認応答を受信しない場合には、前記アンテナ・ビームは前記送信することおよび前記選択することの残りの間、無視されることを特徴とする請求項34に記載のアクセスポイント。
  36. 前記測定ユニットが、前記受信された信号受信信号強度表示(RSSI)および信号対雑音比の少なくとも1つを決定することを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  37. 前記走査することが実行される前に、
    前記ビーム切換ユニットが、前記少なくとも1つのクライアント端末から信号を受信するために、前記全方向性アンテナ・ビームを選択することと、
    前記測定ユニットが、前記全方向性アンテナ・ビームを介して受信された前記信号を測定することと、
    前記アンテナ方向制御アルゴリズムが、前記測定された信号を走査閾値と比較し、かつ前記測定された信号が前記走査閾値未満である場合には、前記走査することを実行することと
    をさらに備えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  38. 前記走査することが実行される前に、
    前記ビーム切換ユニットが前記全方向性アンテナ・ビームを選択することと、
    前記アンテナ方向制御アルゴリズムが前記少なくとも1つのクライアント端末を前記アクセスポイントにより認証し、かつ関連付けることと
    をさらに備えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  39. 前記少なくとも1つのクライアント端末と通信するためにアンテナ・ビームを選択した後に、前記複数の指向性アンテナ・ビームの少なくとも一部分を再走査することと、それぞれの走査されたアンテナ・ビームを介して受信された前記信号を再測定することとをさらに備えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  40. 前記選択されたアンテナ・ビームが1つの指向性アンテナ・ビームを備え、かつWLANが非競合期間(CFP)にある場合には、
    前記測定ユニットが、前記少なくとも1つのクライアント端末から前記選択された指向性アンテナ・ビームを介して受信された信号に対して複数の測定を実行することと、
    前記ビーム切換ユニットが、前記測定ユニットが前記少なくとも1つのクライアント端末から受信された信号に対して複数の測定を実行するように、前記全方向性アンテナ・ビームに切り換えることと、
    前記アンテナ方向制御アルゴリズムが、前記全方向性アンテナ・ビームに対して前記測定された信号を、前記選択された指向性アンテナ・ビームに対して前記測定された信号と比較すること、および該比較することに基づいて該アンテナ・ビームを再走査することおよび再測定することを実行することと
    をさらに備えることを特徴とする請求項39に記載のアクセスポイント。
  41. 前記送受信機が、前記選択されたアンテナ・ビームを使用して前記少なくとも1つのクライアント端末にデータを送信する前に、前記全方向性アンテナ・ビームを使用してCTS−to−selfのパケットを送信することを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  42. 前記送受信機が、前記選択されたアンテナ・ビームを使用して前記少なくとも1つのクライアント端末にデータを送信する前に、前記全方向性アンテナ・ビームを使用してRTSパケットを送信することを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  43. 前記送受信機がフラグメント化されたデータを送信する場合には、前記送受信機が、フラグメントの間で前記全方向性アンテナ・ビームを使用してCTS−to−selfのパケットを送信することを特徴とする請求項42に記載のアクセスポイント。
  44. 前記送受信機が前記少なくとも1つのクライアント端末からRTSパケットを受信する場合には、前記送受信機がCTSパケットを送信し、かつ前記ビーム切換ユニットが、前記少なくとも1つのクライアント端末とデータをそこから受信して通信するために、選択された前記アンテナ・ビームに切り換えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  45. 前記選択されたアンテナ・ビームが前記データを受信する指向性アンテナ・ビームを備える場合で、かつ前記送受信機がフラグメント化されたデータを受信する場合には、前記送受信機は、前記受信されたフラグメントの間に前記全方向性アンテナ・ビームを使用して確認応答を送信することを特徴とする請求項44に記載のアクセスポイント。
  46. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、かつ前記送受信機が、前記少なくとも1つのクライアント端末から予め定められた数を超える連続したデータ・パケットを受信する場合には、前記ビーム切換ユニットは、連続したデータ・パケットの追加部分の受信を交互に行うために、前記選択された指向性アンテナ・ビームおよび前記全方向性アンテナ・ビームの間を切り換えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
  47. 前記選択されたアンテナ・ビームが指向性アンテナ・ビームを備え、かつ前記少なくとも1つのクライアント端末に関連付けられたNAVが満了する場合には、前記ビーム切換ユニットは、前記全方向性アンテナ・ビームに切り換えることを特徴とする請求項29に記載のアクセスポイント。
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