JP4563847B2 - 基板検査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、被検査基板の欠陥検査を行う基板検査装置に関するものである。
レーザ光源からのレーザ光をガラス基板の表面に対してX方向に走査し、ガラス基板表面からの散乱光を受光素子で受光すると共に、ガラス基板を載置したスライダーをレーザ光の走査方向と直交するY方向に移動させ、ガラス基板の表面全体に対して異物の検査を行う基板検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このスライダーの移動方向の一端には、基準指標板(基準基板)が設けられており、この基準指標板の表面には、異物の標準的な大きさと同程度でレーザ光のスポット径よりも小さい円形物質が形成されている。ガラス基板を検査する際には、予め基準指標板の表面から発生する散乱光を受光素子で取得し、その散乱光に応じた光量情報を記憶する。
この光量情報に基づいて、結像光学系の特性変化によるレーザスポット光のビーム幅変動、受光素子の感度変動、電気回路の経時変化等に起因する異物検出感度の変化を検出し、この異物検出感度が常に一定となるように、受光素子の受光感度を調整している。
特公平5−11257号公報(第1図)
ところで、フラットパネルディスプレイ(以下、FPDと省略する)の画面は年々大型化する傾向にあり、FPDに使用するガラス基板のサイズも大きくなっているため、大型の基準指標板が撓むなどして精度の高い基準画像データを得ることができないという問題があった。
また、大型の基準指標板の製造は困難であり、製造コストも高くなるという問題があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、基板の欠陥を検出する基板検査装置において、精度の高い基準画像データを取得でき、基準基板の製造を容易に行うことができる基板検査装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、表面にパターンを形成した基板を水平状態に支持するステージ部と、前記基板を前記ステージ部の表面に沿って一方向に搬送する搬送機構と、前記搬送方向に直交する略直線状の照射光を前記基板の表面の照射領域に照射するライン照明ユニットと、前記照射領域からの反射光を受光して撮像するカメラユニットと、前記照射領域に対してその長手方向に移動可能な基準ユニットと、該基準ユニットに設けられ、前記照射領域を通過する表面に基準パターンを形成したキャリブレーション用の基準基板とを備えることを特徴とする基板検査装置を提供する。
この基板検査装置において、照射領域を通過する基板表面のパターンをカメラユニットにより撮像した検査画像データからライン照明ユニットの照明むら、カメラユニットの受光むら等のノイズを除去する基準画像データを取得する際には、基準ユニットを照射領域の長手方向に移動させながら、カメラユニットが基準基板の表面の基準パターンにおいて反射する反射光を撮像する。
本発明の基板搬送装置によれば、基準画像データを取得する際には、基準ユニットを移動させるため、撮像領域の長手方向に沿う基準基板の長さ寸法を基板の長さ寸法よりも小さく形成することができる。したがって、基準基板を容易に製造できると共に、その製造コストの削減を図ることができる。そして、基準基板の表面を精度の高い水平度に保持できるため、精度の高い基準画像データを得ることが可能となり、基板の欠陥を正確に検出することができる。
図1から図7は本発明に係る一実施形態を示しており、ここで説明する実施の形態は、この発明を大型の液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイパネル(PDP)等のFPDに使用されるガラス基板の欠陥検査に適用した場合のものである。図1〜3に示すように、基板検査装置1は、ベース3と、浮上ステージ部5と、搬送機構7と、検査部9とを備えている。
浮上ステージ部5は、ベース3上に設けられ、その表面5a側に透明なガラス基板Tを配するものである。ガラス基板Tの移動方向(AB方向)に直交する浮上ステージ部5の幅方向(CD方向)の寸法は、ガラス基板Tの幅寸法よりも短くなっている。この浮上ステージ部5の表面5aには、エアー吹き上げ用の複数の空気孔11が規則的に形成されている。これら空気孔11から一定の圧力のエアーを吹き出すことにより、浮上ステージ部5とガラス基板Tとの間にはエアー層が形成され、ガラス基板Tが浮上ステージ部5の表面5aから浮上し、略水平状態に支持される。
この浮上ステージ部5には、その中途部にガラス基板Tを高精度で水平に支持する精密エアー浮上ブロック(ステージ部)6がCD方向にわたって配置されている。この精密エアー浮上ブロック6の表面6aは、浮上ステージ部5の表面5aと略同一平面を形成している。また、この精密エアー浮上ブロック6の表面6aには、空気孔14が規則的に形成されている。
この精密エアー浮上ブロック6は、ガラス基板Tを搬送する浮上ステージ部5に比べて、ガラス基板Tを高精度で水平状態に支持する機能を備えている。すなわち、この精密エアー浮上ブロック6では、例えば、空気孔14の一部からエアーを吸引することによりガラス基板Tを水平に支持することができ、又は、各空気孔14から吹き出すエアーの圧力を高精度制御してガラス基板Tを水平に支持することができる。
搬送機構7は、ベース3の両側面3a,3bのそれぞれに設けられたガイドレール15,17と、各ガイドレール15,17に設けられた吸着搬送ユニット19,21とを備えており、ガイドレール15,17は、ベース3の長手方向に延びて形成されている。これら一対の吸着搬送ユニット19,21は、リニアモータ等の駆動源により互いに同期してガイドレール15,17の形成方向(AB方向)に移動可能となっている。
また、各吸着搬送ユニット19,21は、浮上ステージ部5の両側面から突出するガラス基板Tの裏面の両端部をそれぞれ複数の吸着パッド19a,21aで吸着保持するように構成されており、これにより、ガラス基板TをAB方向に移動させることができる。なお、これら吸着搬送ユニット19,21は、後述する検査部9においてガラス基板Tの表面Taをスキャンする速度に同期して移動するようになっている。
検査部9は、浮上ステージ部5の上方に配されており、ライン照明ユニット23とカメラユニット24とを備えている。
ライン照明ユニット23は、CD方向に延びる直線状の照射光を精密エアー浮上ブロック6の表面6aの照射領域(以下、検査領域とも呼ぶ)に照射するものであり、その光軸をガラス基板Tの表面Ta(検査領域)に対して所定の傾斜角度θ1に傾けるように配置されている。このライン照明ユニット23は、図示しない回転機構により、前述の検査領域の位置をずらすことなく、ガラス基板Tの表面Taに対する照射光の傾斜角度θ1を所定の範囲内で調整可能となっている。
カメラユニット24は、その光軸をガラス基板Tの表面Taに対して所定の傾斜角度θ2に傾けるように配置されており、ラインセンサカメラ25と結像レンズ26とを備えている。ラインセンサカメラ25は、前述したライン状の照射光がガラス基板Tの表面Taにおいて反射した反射光を受光して画像データに変換するものである。このカメラユニット24は、図示しない回転機構により、前述の検査領域の位置をずらすことなく、ガラス基板Tの表面Ta(検査領域)に対する光軸の傾斜角度θ2を所定の範囲内で調整可能となっている。
なお、反射光は回折光や干渉光を示しており、ライン照明ユニット23やカメラユニット24の傾斜角度θ1,θ2を適宜調整することにより、ラインセンサカメラ25において回折光や干渉光の画像データを得ることができる。また、これらの回折光や干渉光は、ライン照明ユニット23及びカメラユニット24の一方を回転させることにより得ることができるため、ライン照明ユニット23及びカメラユニット24の他方を回転不能に固定してもよい。すなわち、例えば、光路長の長いライン照明ユニット23を固定し、カメラユニット24を回転させて傾斜角度θ2を調整するようにしてもよい。
精密エアー浮上ブロック6の表面6aの検査領域には、精密エアー浮上ブロック6の幅方向(CD方向)にわたって、内部が暗色、例えば黒色にコーティングされたライン状の検査用溝13が形成されている。この検査用溝13には、基準ユニット27が設けられている。基準ユニット27は、図4〜6に示すように、リニアガイド30と可動テーブル32とからなるリニアモータ34等の駆動手段によって、精密エアー浮上ブロック6に対してCD方向に移動可能となっている。この基準ユニット27は、円柱状の中空部を形成したハウジング29と、ハウジング29の内部に設けられた円柱状の回転部材31と、回転部材31の周面31aに配される基準基板33とを備えている。
ハウジング29は、精密エアー浮上ブロック6の検査用溝13に配置された状態において、その表面29aが精密エアー浮上ブロック6の表面6aと同一平面を形成するように、若しくは、同表面6aよりも若干下に位置するように構成されている。このハウジング29の表面29aには、回転部材31の周面31aの一部を精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出させる開口部29bが形成されている。
回転部材31は、ボールベアリング等の一対の軸受29dを介し、ハウジング29の一対の側壁29cに対してCD方向に延びる軸線L1を中心に回転可能に支持されている。回転部材31の周面31aには、基準基板取付部35を介して、キャリブレーション用の基準基板(サンプル基板)33が1つ若しくは複数取り付けられている。
すなわち、基準基板取付部35には、平面視略矩形状の凹部35aが形成されており、この凹部35aにキャリブレーション用の基準基板33を着脱自在に固定できるようになっている。AB方向に沿う基準基板取付部35の凹部35aの幅寸法は、開口部29bの幅寸法よりも狭くなっており、凹部35aが精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出するよう設定されている。
したがって、この基準基板取付部35を精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出させた状態においては、基準基板33が精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出すると共に、同表面6aから突出することになる。また、回転部材31を回転させて凹部35aを精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出させることにより、基準基板33を基準基板取付部35に対して着脱することができる。
なお、基準基板33の高さ寸法及び凹部35aの深さ寸法は、この基準基板33の表面33aが精密エアー浮上ブロック6上に浮上させたガラス基板Tの表面Taと同じ高さに位置するように設定することが好ましい。また、凹部35aは、基準基板33を透過した照射光がラインセンサカメラ25に向けて反射しないように、暗色、例えば黒色にコーティングされ、かつ、ラインセンサカメラ25の焦点深度よりも深い寸法に設定することが好ましい。
基準基板33は、検査を行うガラス基板Tと同様の透過性を有する材質からなり、略直方体に形成されている。CD方向に沿う基準基板33の長さ寸法は、ガラス基板Tの幅寸法と比較して非常に小さくでき、例えば、1500mmというガラス基板Tの幅寸法に対して基準基板33の長さ寸法は45mmとなっている。そして、精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出する基準基板33の表面33aには、ガラス基板Tと同様のパターンが形成されている。
すなわち、基準基板33の表面33aには、例えば、図7に示すように、反射率の異なる複数の背景領域Q1〜Q3が並べて形成されている。これら複数の背景領域Q1〜Q3は、その全体が照射光の照射領域に含まれる大きさとなっている。各背景領域Q1〜Q3には、背景領域Q2と同様の反射率を有する基準パターンP1や、各背景領域Q1〜Q3と反射率の異なるラインを形成した基準パターンP2〜P6が形成されている。これら基準パターンP1〜P6のラインは、様々な太さや間隔を有している。なお、この基準基板33の表面33aには欠陥を含んだ基準パターン(図示せず)も形成されている。
次に、上記のように構成された基板検査装置1の動作について説明する。
ガラス基板Tの検査を行う際には、予め基準基板33の表面33aの画像データ(以下、基準画像データと呼ぶ)を取得しておく。すなわち、はじめに、基準ユニット27の回転部材31を軸線L1回りに回転させて所望の基準基板33をハウジング29の開口部29bから外方に露出させる。次いで、ライン照明ユニット23から検査領域に照射光を入射し、基準基板33の表面33aからの反射光をラインセンサカメラ25に入射する。また、この際には、基準ユニット27を精密エアー浮上ブロック6の検査用溝13内に沿ってCD方向に移動させて、検査領域全体に基準基板33の表面33aを通過させる。これにより、検査領域全体について基準基板33のパターンP1〜P6を撮像した基準画像データを取得できる。
この基準画像データには、ライン照明ユニット23による照明むら、ラインセンサカメラ25における受光むら、検査領域の表面に塗布された黒色塗料の塗装むら等のノイズが含まれている。この基準画像データは、後述する検査画像データから上記ノイズを除去するためのキャリブレーションデータとなる。
基準画像データの取得が終了した後には、回転部材31を軸線L1回りに回転させて基準基板33をハウジング29内部に格納し、基準ユニット27を精密エアー浮上ブロック6の検査用溝13内に沿って移動させ、ガラス基板Tよりも外側の退避位置まで戻す。
そして、ガラス基板Tの表面Taに形成されたパターンの検査を以下のように行う。
はじめに、図示しない搬入用ロボット等によりガラス基板Tを浮上ステージ部5の表面5aに載置する。次いで、浮上ステージ部5及び精密エアー浮上ブロック6の空気孔11,14から一定圧力のエアーを吹き出させてガラス基板Tを浮上させる。また、ガラス基板Tを浮上させて位置決めした後に、吸着搬送ユニット19,21を上昇させてガラス基板Tの裏面の両端部に吸着させる。
その後、吸着搬送ユニット19,21をガイドレール15,17に沿ってA方向に一定速度で移動させる。これにより、ガラス基板Tは、浮上ステージ部5及び精密エアー浮上ブロック6の表面5a,6aに接触しない状態で、吸着搬送ユニット19,21により浮上ステージ部5及び精密エアー浮上ブロック6上をA方向に移動し、検査領域を通過することになる。
そして、この検査領域においてガラス基板Tの表面Taの画像データ(以下、検査画像データと呼ぶ)を取得する。すなわち、A方向に移動するガラス基板Tの表面Taにライン照明ユニット23の照射光を照射し、ガラス基板Tからの反射光をラインセンサカメラ25に入射する。この際には、この照射光の一部がガラス基板Tを透過して精密エアー浮上ブロック6の表面6aに設けられた検査用溝13に入射するため、照射光が精密エアー浮上ブロック6の表面6aにおいて反射することがない。
したがって、ガラス基板Tの表面からの反射光のみがラインセンサカメラ25に入射され、ラインセンサカメラ25では、ガラス基板Tの表面Taの検査画像データのみを取得することができる。
そして、ガラス基板TをA方向に一定速度で移動させ、ガラス基板Tの表面Ta全体に対してライン状の照射光の照射が終了すると、ガラス基板Tの表面Ta全体の検査画像データが得られる。この検査画像データには、ガラス基板Tの表面Taに形成されたパターン、及びこのパターンの乱れ、傷、塵埃等の欠陥に加えて、ライン照明ユニット23の照明むら、ラインセンサカメラ25の受光むら、検査領域の周辺に位置する精密エアー浮上ブロック6の表面6aの塗装むら等のノイズが含まれている。
そこで、この検査画像データには、前述したキャリブレーションデータに基づいて照明むら、受光むら、塗装むら等のノイズを除去する画像処理が施される。この画像処理によって検査画像データは、ガラス基板Tの表面Taに形成されたパターン、及びこのパターンの乱れ、傷、塵埃等の欠陥のみを含んだものとなる。最後に、この検査画像データを図示しない表示部において視認してパターンの乱れ、傷、塵埃等の欠陥の有無を検査する。
なお、検査画像データの取得が終了したガラス基板Tは、吸着搬送ユニット19,21の吸着を解除して、図示しない搬出用ロボット等により浮上ステージ部5の表面5aから搬出される。これ以降、同じ種類のガラス基板Tに対して同様の欠陥検査が繰り返し行われる。
上記のように、この基板搬送装置1によれば、基準画像データを取得する際には、基準ユニット27を小ユニットに構成することにより、検査対象となるガラス基板TよりもCD方向に沿う基準基板33の長さ寸法を十分小さく形成することができる。したがって、基準基板33を容易に製造できると共に、その製造コストを低く抑えることができる。そして、基準基板33の表面33aを精度の高い水平度に保つことができるため、精度の高い基準画像データを得ることが可能となり、ガラス基板Tの欠陥を正確に検出することができる。
また、基準ユニット27が、浮上ステージ部5の表面5aと共に同一平面を形成する精密エアー浮上ブロック6に設けられているため、浮上ステージ部5の表面5aの位置を基準として、検査領域に対する基準基板33の表面33aの位置決めを容易に行うことができるため、さらに精度の高い基準画像データを取得することができる。
さらに、軸線L1を中心に回転部材31を回転させることにより、基準基板33を精密エアー浮上ブロック6の表面6aに対して出没させることができるため、ガラス基板Tが通過する検査領域に位置する精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に基準基板33を配することが可能となる。したがって、基板検査装置1をコンパクトに構成することが可能となる。
また、基準基板33を精密エアー浮上ブロック6の表面6aから突出させた状態で基準基板取付部35から着脱する構成となっているため、検査するガラス基板Tの種類に応じて基準基板33を短時間で交換して、ガラス基板Tの検査効率の向上を図ることができる。
さらに、回転部材31の回転により基準基板33を精密エアー浮上ブロック6の表面6aに対して出没させるため、回転部材31に対する基準基板33の位置決めを行うだけで、精密エアー浮上ブロック6の表面6aに対する基準基板33の突出高さの位置決めを行うことができる。また、軸線L1を中心に回転部材31を所定角度だけ回転させて基準基板33を出没できるため、基準基板33の出没動作を素早く行うことができる。
なお、上記の実施の形態においては、回転部材31の周面31aに1つの基準基板33を配するとしたが、これに限ることはなく、相互に周方向にずれて位置する周面31aに同様の基準基板33を配するとしても構わない。ただし、この構成においては、1つの基準基板33が精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に露出している状態において、他の基準基板33がハウジング29の内部に格納されるように、複数の基準基板33を周面33aに配する必要がある。この構成の場合には、予め複数種類の基準基板33を回転部材31に設けておくことにより、基準基板33を回転部材31から着脱することなく、基準画像データを取得する基準基板33を交換することができる。
さらに、回転部材31により基準基板33を精密エアー浮上ブロック6の表面6aに対して出没させるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも基準基板33を精密エアー浮上ブロック6の表面6aに対して出没できればよい。すなわち、例えば、図8に示すように、精密エアー浮上ブロック6の表面6a側に基準基板33の表面33aを向けた状態で基準基板33を基準ユニット28に固定し、図示しない出没機構により精密エアー浮上ブロック6の表面6aに直交する方向に基準ユニット28を移動させるとしても構わない。ただし、この構成の場合には、出没機構が精密エアー浮上ブロック6の表面6aから突出する基準基板33の表面33aの位置を精度よく調整できることが好ましい。
また、基準基板33の表面33aには、検査するガラス基板Tのパターンと同様の基準パターンP1〜P6や欠陥を含んだ基準パターンを形成するとしたが、これに限ることはなく、例えば、鏡面状の基準パターンを形成するとしても構わない。この構成の場合には、ライン照明ユニット23からの照射光が基準基板33の表面33aにおいて全反射するため、ライン照明ユニット23の照射光の明るさのみを示す基準画像データが得られる。したがって、この基準画像データに基づいて照射領域におけるライン照明ユニット23の照明むらを調整できる。
さらに、ガラス基板Tは、空気孔11,14から吹き出すエアーにより浮上するとしたが、これに限ることはなく、例えば、静電方式により浮上するとしても良い。この構成の場合には、ガラス基板Tに対する除電を行うと良い。
また、ガラス基板Tを浮上させて吸着搬送ユニット19,21により搬送するとしたが、これに限ることはなく、例えば、AB方向に移動可能な載置台(ステージ部)の表面にガラス基板Tを載置するとしてもよい。この構成の場合には、ガラス基板を略水平状態に載置する必要があり、また、載置台を移動させる搬送機構を設ける必要がある。この構成においては、検査領域を通過する載置台の表面にCD方向にわたってライン状の溝を形成しておき、この溝の内部に基準ユニット27を設ければよい。
なお、上記実施形態における基板検査装置1は、ガラス基板Tの表面Ta全体の検査画像データを視認して検査するマクロ検査装置としているが、これに限ることはなく、ガラス基板Tの表面Taに存在するパターンやその欠陥の拡大画像を視認するミクロ検査装置であっても構わない。すなわち、例えば、複数のラインセンサカメラを並設し、各ラインセンサカメラを複数に分割した検査領域にそれぞれ割り当てて、解像度の高い画像を取得するように構成すればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の一実施形態に係る基板検査装置の概略構成を示す側面図である。 図1の基板検査装置の概略構成を示す平面図である。 図1の基板検査装置の概略構成を示す正面図である。 図1の基板検査装置において、基準ユニットを示す拡大平面図である。 図4のG−G矢視断面図である。 図4のH−H矢視断面図である。 図1の基板検査装置において、基準基板の表面の概略を示す拡大平面図である。 この発明の他の実施形態に係る基板検査装置において、基準ユニットの概略を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 基板検査装置
5 浮上ステージ部
6 精密エアー浮上ブロック(ステージ部)
6a 表面
7 搬送機構
13 検査用溝
23 ライン照明ユニット
24 カメラユニット
27,28 基準ユニット
31 回転部材
31a 周面
33 基準基板
33a 表面
L1 軸線
P1〜P6 基準パターン
T ガラス基板
Ta 表面

Claims (7)

  1. 表面にパターンを形成した基板を水平状態に支持するステージ部と、
    前記基板を前記ステージ部の表面に沿って一方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送方向に直交する略直線状の照射光を前記基板の表面の照射領域に照射するライン照明ユニットと、
    前記照射領域からの反射光を受光して撮像するカメラユニットと、
    前記照射領域に対してその長手方向に移動可能な基準ユニットと、
    該基準ユニットに設けられ、前記照射領域を通過する表面に基準パターンを形成したキャリブレーション用の基準基板とを備えることを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記ステージ部が、非接触状態に前記基板を浮上させる浮上ステージ部からなり、
    前記基板に対向し、前記ライン照明ユニットの照射光が入射する前記浮上ステージ部の表面に、前記照射領域の長手方向にわたる略直線状の溝が形成され、
    前記基準ユニットが、前記溝の内部を移動することを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記基準ユニットが、前記照射領域の長手方向に沿う軸線を中心に回転自在な略円柱状の回転部材からなり、
    該回転部材の周面に前記基準基板が配され、該基準基板が前記回転部材の回転により前記ステージ部の表面に対して出没することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板検査装置。
  4. 前記基準基板の基準パターンが鏡面であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板検査装置。
  5. 前記基準ユニットは、前記基準基板の表面を前記ステージ部の表面に向けた状態で固定され、出没機構により前記ステージ部の表面に直交する方向に移動させて前記ステージ部の表面に対して出没することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板検査装置。
  6. 前記基準基板の表面の高さは、前記ステージ部に浮上させた基板の表面と同じ高さに位置することを特徴する請求項2から5のいずれか1項に記載の基板検査装置。
  7. 前記基準ユニットの基準パターンは、反射率の異なる複数の領域またはラインが形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の基板検査装置。
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