JP4562730B2 - 電極および電気集塵機 - Google Patents

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Description

本発明は、電極およびこの電極が使用されている電気集塵機に係り、特に、前記電極が屈曲した板状部材とこの板状部材の両面に立設して設けられ屈曲した複数のリブとを備えているものに関する。
たとえば、空気中に含まれる塵を集める電気集塵機は、一般に、塵を荷電させる電極と、この荷電用電極で荷電された塵を捕獲する電極とを備えている。
従来、前記電極として、平板状のベース部材と、このベース部材の厚さ方向の一方の面からほぼ直角に起立し、前記ベース板の幅方向に伸びて設けられていると共に所定の間隔をあけて互いが平行なように、前記ベース部材の厚さ方向の各面に設けられている複数の平板状のリブとを有するものが知られている(たとえば、特開2000−43736号公報参照)。
前記特許文献1の図1や図5に示すように、前記各リブが互いに入り込むように複数の電極を筐体内に配置し、隣接する電極の一方の電極に正の高い電圧を印加し他方の電極を接地することによって、荷電された塵が前記配置された各電極を通過するときに、前記各電極に捕獲されるようになっている。
ところで、集塵のために、隣接する一方の電極を正極にし、隣接する他方の電極を負極にし、前記各電極の間に電界を発生させると、前記従来の電気集塵機では、前記ベース板が前記電界により発生する力のために互いに引き合い、前記電極(ベース部材)が変形し前記電極同士が接触するおそれがある。
前記接触は、前記電極の長さが長い場合、特に発生するおそれが高いものである。
前記電極同士の接触を防ぐために、前記従来の電気集塵機では、前記電極の間に電極保持部材を設けている場合がある。
しかし、前記電極保持部材を設けてあることによって、電極の集塵面積(塵を含む空気と接触するための電極の表面の面積)が小さくなるという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、荷電された塵を捕獲する電気集塵機の電極であって、板状のベース部材と所定の間隔をあけて前記板状のベース部材に起立して設けられている複数のリブとを有する電極において、これらの電極を互いに隣接して設置した場合においても、電極の集塵面積が小さくなることを回避することができると共に、電圧を印加したときに隣接する各電極が互いに接触するおそれを回避することができる電極およびこの電極を使用した電気集塵機を提供することを目的とする。
本発明の第1のアスペクトに基づく発明は、荷電された塵を捕獲する電気集塵機の捕獲側電極において、板状のベース部材と、所定の間隔をあけて前記板状のベース部材の両面に起立して設けられている複数のリブとを有し、前記ベース部材の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向の荷重によって発生する曲げモーメントであって、前記ベース部材の幅方向に延伸している軸を中心とした曲げモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材が幅方向に湾曲または屈曲しており、前記ベース部材の長さ方向に延びた軸を中心とした捻りモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材の一方の面に形成されている各リブと前記ベース部材との接合部形状と、前記ベース部材の他方の面に形成されている各リブと前記ベース部材との接合部形状を前記一方の面に投影した形状とによって、閉じた図形が形成されている電極である。
本発明の第のアスペクトに基づく発明は、荷電された塵を捕獲する電気集塵機の捕獲側電極において、帯板状の素材を、この素材の幅方向の中間部で前記素材の長さ方向に延伸した直線のところで折り曲げて形成されているベース部材と、前記ベース部材の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向に起立して前記ベース部材の一方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている板状の第1の複数のリブと、前記ベース部材直角方向に起立して前記ベース部材の他方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている板状の第2の複数のリブとを有し、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材の一方の面に形成されている前記第1の各リブと前記ベース部材との接合部形状と、前記ベース部材の他方の面に形成されている前記第2の各リブと前記ベース部材との接合部形状を前記一方の面に投影した形状とによって、複数の多角形が形成されている電極である。
本発明の第3のアスペクトに基づく発明は、前記第2のアスペクトに記載の電極において、前記ベース部材の長さ方向から眺めた場合、前記第1の各リブの先端部と前記ベース部材とはほぼ平行になっており、前記第2の各リブの先端部と前記ベース部材とはほぼ平行になっている電極である。
本発明の第4のアスペクトに基づく発明は、前記第2のアスペクトまたは前記第3のアスペクトに記載の電極において、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、前記ベース部材の幅方向と交差する方向で直線状に延びて配置されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記第1の各リブの延伸方向と交差する方向で直線状に延びて配置されている電極である。
本発明の第5のアスペクトに基づく発明は、前記第3のアスペクトまたは前記第4のアスペクトに記載の電極において、前記ベース部材からの前記第1の各リブの高さと前記第2の各リブの高さとは、互いがほぼ等しく形成されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、一定の間隔をあけて設けられており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の幅方向に対して前記第1の各リブとは逆方向の交差角度で前記ベース部材の幅方向と交差し、前記第1の各リブと同じ一定の間隔をあけて設けられている電極である。
本発明の第6のアスペクトに基づく発明は、前記第2のアスペクトまたは前記第3のアスペクトに記載の電極において、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、前記ベース部材の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸していると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されており、
前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸しており、所定の間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されていると共に、前記第1の各リブの直線状に延伸している部位に対して前記第2の各リブの直線状に延伸している部位が交差するように配置されている電極である。
本発明の第7のアスペクトに基づく発明は、前記第6のアスペクトに記載の電極において、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブの折り曲げ部位が形成されている位置と、前記ベース部材の折り曲げ部位が形成されている位置とは互いに一致しており、前記第1の各リブの高さと前記第2の各リブの高さとは、互いがほぼ等しく形成されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、一定の間隔をあけて設けられており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記第1の各リブと同じ一定の間隔をあけて設けられており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1のリブの互いに隣接している各直線状の部位は、前記ベース部材の折り曲げ部位の各直線に対し線対称に形成されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の長さ方向の中間部で前記ベース部材の幅方向に延伸している直線に対して、前記第1の各リブとは線対称に形成されている電極である。
本発明の第8のアスペクトに基づく発明は、前記第1のアスペクト〜前記第7のアスペクトのうちのいずれかに記載の電極において、同じ姿勢の前記各電極を、前記ベース部材の厚さ方向で所定の間隔をあけて、互いに重ね合わせて配置するためのボス部を有し、前記ボス部は、前記ボス部によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極で構成された第1の電極群の間に、前記ボス部によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極で構成された第2の電極群を、前記第1の電極群を構成する各電極とは非接触な状態で、しかも、各前記リブの厚さ方向から眺めたときに、前記第1の電極群の電極のリブの一部と、前記第2の電極群の電極のリブの一部とが互いに重なり合った状態で、配置することができるように構成されている電極である。
本発明の第9のアスペクトに基づく発明は、前記第8のアスペクトに記載の電極において、前記ボス部には、前記ベース部材直角方向に貫通した孔が設けられていて、電極を180°回転させたときに各ボス部が重ならないように配置されている電極である。
本発明の第10のアスペクトに基づく発明は、前記第1のアスペクト〜前記第9のアスペクトのうちのいずれかに記載の電極を備えた電気集塵機である。
本発明の第11のアスペクトに基づく発明は、前記第10のアスペクトに記載の電気集塵機において、塵を荷電する荷電部の放電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は半絶縁性材料で構成され、放電極に対向する対向電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は導電性材料又は半絶縁性材料で構成される電気集塵機である。
本発明の第12アスペクトに基づく発明は、前記第10のアスペクトに記載の電気集塵機において、塵を荷電する荷電部の放電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は、樹脂を基材とし抵抗率を所定の値に調整した半絶縁性材料で構成され、放電極に対向する対向電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は、樹脂を基材とし抵抗率を所定の値に調整した導電性材料で構成される電気集塵機である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気集塵機の電極の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1におけるIIA−IIB断面を示す図である。 図3は、図1におけるIII矢視を示す図であり、電極の概略構成を示す平面図である。 図4は、電極を電気集塵機に設置する前の状態を示す斜視図である。 図5は、電気集塵機に設置された各電極の状態を示す図であり、図4のVA−VB断面に対応した図である。 図6は、図4におけるVI矢視図である。 図7は、電極の変形例を示す図であり、図1におけるIIA−IIB断面(図2)に対応する図である。 図8は、電極の変形例を示す図であり、図1におけるIIA−IIB断面(図2)に対応する図である。 図9は、電極の変形例を示す図であり、図1におけるIII矢視図(図3)に対応するである。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る電極の概略構成を示す図であり、図1のIII矢視に対応する図である。 図11は、前記各電極の変形例である電極の概略構成を示す斜視図である。 図12は、図11におけるXII矢視を示す図であり、電極の平面図である。 図13は、電極を電気集塵機に設置する前の状態を示す斜視図であり、図4に対応した図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気集塵機の電極1の概略構成を示す斜視図である。
図2は、図1におけるIIA−IIB断面を示す図である。
図3は、図1におけるIII矢視を示す図であり、電極1の概略構成を示す平面図である。
電極(たとえば捕獲側電極)1は、荷電された塵を捕獲する電気集塵機の電極として使用されるものであり、導電性を備えた板状のベース部材3を備えている。
また、前記板状のベース部材(ベース板)3の厚さ方向の両面のそれぞれには、導電性を備えた部材で形成された第1のリブ5と第2のリブ7とが設けられている。
なお、前記第1のリブ5は、前記ベース部材3の一方の面に所定の間隔をあけて複数設けられており、前記第2のリブ7は、前記ベース部材3の他方の面に所定の間隔をあけて複数設けられている。
また、前記ベース部材3の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向(図3の紙面に直角な方向)の荷重によって発生する曲げモーメントであって、前記ベース部材3の幅方向に延伸している軸を中心とした曲げモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材3は湾曲または屈曲している。
さらに、前記ベース部材3の長さ方向に延びた軸を中心とした(軸まわりの)捻りモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材3の厚さ方向から眺めた場合、前記ベース部材3の一方の面に形成されている前記第1の各リブ5と前記ベース部材3との接合部と、前記ベース部材3の他方の面に形成されている前記第2の各リブ7と前記ベース部材3との接合部とによって、閉じた図形(たとえばひし形の図形)Fが形成されている(図3参照)。
ここで、前記電極1について例を掲げて具体的に説明する。
前記ベース部材3は、帯板状の素材(たとえば矩形状で平板状の素材)を、この素材の幅方向の中間部で前記素材の長さ方向に延伸した直線L1のところで、換言すれば直線Lのところ(に同じ方向で、折り曲げて形成されていることによって屈曲している(図2、図3参照)。
なお、前記電極1では、前記延伸している直線L1は、3本形成されており、互いが平行に延伸している。また、図3の上下方向(ベース部材3の幅方向)の中央部に示してある直線L1のところでは、前記ベース部材3は、図3の紙面のおもて側から見ると山折りされており、図3の上下方向の上側の直線L1、図3の上下方向の下側の直線L1のところでは、前記ベース部材3は図3の紙面のおもて側から見ると谷折りされている。
したがって、前記ベース部材3の長さ方向に直角な平面による前記ベース部材3の断面形状は、図2に示すように「W」字状になっている。
前記第1の各リブ5は、薄い板状に形成され、前記ベース部材3の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向に起立して前記ベース部材3の厚さ方向の一方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている。
また、前記第2の各リブ7は、薄い板状に形成され、前記ベース部材直角方向に起立して前記ベース部材3の他方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている。
そして、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材3の一方の面に形成されている前記第1の各リブ5と前記ベース部材3との接合部と、前記ベース部材3の他方の面に形成されている前記第2の各リブ7と前記ベース部材3との接合部とによって、複数の多角形Fが前記ベース部材3の長さ方向に連続して形成されている(図3参照)。
ここで、前記各リブ5、7についてさらに詳しく説明する。
前記第1の各リブ5は、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材3の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸していると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されている。
また、前記第2の各リブは、前記ベース部材3直角方向から眺めた場合、前記ベース部材3の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸しており、所定の間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されていると共に、前記第1の各リブ5の直線状に延伸している部位に対して前記第2の各リブ7の直線状に延伸している部位が交差するように配置されている。この交差によって、図3に示すように交差部位Xが形成されている。
このように、前記各リブ5、7が配置されていることによって、前記各多角形Fが形成されている。
また、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5、7の折り曲げがされている部位と、前記ベース部材3の折り曲げがされている部位(前記直線L1における部位)が形成されている位置とは互いに一致している。
ただし、前記ベース部材3の総ての折り曲げ部位(総ての直線L1)のところで、前記各リブ5、7が折り曲げられているわけではなく、前記各リブ5、7は、図3の上下方向(ベース部材3の幅方向)の中央部に示してある直線L1のところでのみ折り曲げられている。
また、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1のリブ5の互いに隣接している各直線状の部位は、前記ベース部材3の折り曲げ部位の直線L1(図3の上下方向の中央部の直線L1)に対し線対称に形成されている。したがって、前記第1のリブ5は、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、図3に示すように「V」字状(V字を横向きにした形状)に形成されている。
また、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5は、前記ベース部材3の長さ方向で一定の間隔をあけて設けられている。
前記第2の各リブ7も、前記第1の各リブ5と同様に折り曲げられて形成されている。また、前記第2の各リブ7も、前記ベース部材3の長さ方向で前記第1の各リブ5と同じ一定の間隔をあけて設けられている。
さらに、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブ7は、前記ベース部材3の長さ方向の中間部で前記ベース部材3の幅方向に延伸している直線L3(図3参照)に対して、前記第1の各リブ5とは線対称に形成されている。
また、前記第1の各リブ5の高さ(前記ベース部材3から各リブ5の先端部までの距離)と、前記第2の各リブ7の高さ(前記ベース部材3から各リブ7の先端部までの距離)とは、互いがほぼ等しくなっている。
さらに、前記ベース部材3の長さ方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5の先端部(前記ベース部材3とは反対側の先端部)と前記ベース部材3とは、図2に示すようにほぼ平行になっており、前記第2の各リブ7の先端部(前記ベース部材3とは反対側の先端部)と前記ベース部材3とは、図2に示すようにほぼ平行になっている。
したがって、図2に示すように、前記ベース部材3の長さ方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5の先端部の形状は、前記ベース部材3の断面形状と同様に「W」字状になっており、前記第2の各リブ7の先端部の形状も、前記ベース部材3の断面形状と同様に「W」字状になっている。
また、前記電極1には、ボス部9が設けられている。このボス部9は、各電極1を、前記ベース部材3の厚さ方向で所定の間隔をあけて、互いに重ね合わせて配置するためのものである。
前記ボス部9はたとえば、円筒状に形成されており、前記電極1には、3つのボス部9が設けられている。
1つ目のボス部9は、前記ベース部材3の長さ方向の一端部であって前記ベース部材3の幅方向の中間部(ほぼ中央部)で、前記ベース部材3に一体的に設けられている。
また、2つ目の前記ボス部9は、前記ベース部材3の長さ方向の他端部であって前記ベース部材3の幅方向の一端部側で、前記ベース部材3に一体的に設けられており、3つ目の前記ボス部9は、前記ベース部材3の長さ方向の他端部であって前記ベース部材3の幅方向の他端部側で、前記ベース部材3に一体的に設けられている。
次に、前記電極を電気集塵機(図示せず)に設置する場合について説明する。
図4は、前記電極1を電気集塵機に設置する前の状態を示す斜視図である。図5は、前記電気集塵機に設置された各電極1の状態を示す図であり、図4のVA−VB断面に対応した図である。なお、図4では、各ボス部9が互いに離れているが、図5では、各ボス部9の端部(端面)同士が互いに接触している。
前記各電極1は、たとえば、この長さ方向(ベース部材3の長さ方向)の両端部が、前記電気集塵機の筐体(図示せず)に支持されて前記筐体に設置されるようになっている。
また、図4や図5に示すように、複数の電極1は、ベース部材3の厚さ方向で所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされて、前記電気集塵機の筐体内に設置される。なお、前記重ね合わせた方向から眺めた場合、図6(図4におけるVI矢視図)に示すように、前記各電極1の長さ方向の端部および幅方向の端部は、互いがほぼ一致している。
さらに、前記筐体内では、前記ベース部材3の厚さ方向で所定間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極1で構成された第1の電極群Aの間に、前記ベース部材3の厚さ方向で所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極1で構成された第2の電極群Bが配置されている(図4、図5参照)。
前記第1の電極群Aの各電極1と前記第2の電極群Bの各電極1とは、電気的に互いが非接触であり、たとえば、前記第1の電極群Aの各電極1に高い電圧を印加し、前記第2の電極群Bの各電極1を接地する。そして、前記第1の電極群Aの各電極1と前記第2の電極群Bの各電極1との間の空間に、帯電(荷電)された塵を含んだ空気を流すことによって、前記各電極1で前記帯電された塵を捕獲することができるようになっている。
また、前述する設置(前記各電極1の前記筐体内への設置)をする際には、図4に示すように、第1の電極群Aの各電極1と第2の電極群Bの各電極1とを、第1の電極群Aの各電極1の各ボス部9の各端部9A、9B同士が接触するように互いに重ね合わせる。さらに、第2の電極群Bの各電極1の各ボス部9の各端部9A、9B同士が接触するように互いに重ね合わせる。
このように設置することによって、前記電気集塵機の前記筐体内で、図5に示すように、第1の電極群Aの各電極1の間に、前記第1の電極群Aの各電極1とは非接触な状態で、第2の電極群Bの各電極1が設置される。
また、前述したように設置した状態では、各電極1のベース部材3のたとえば長さ方向から眺めた場合(図5の紙面に直角な方向から眺めた場合;各リブ5、7の厚さ方向から眺めた場合)、第1の電極群Aの各電極1の各リブ7と、第2の電極群Bの各電極1の各リブ5とが互いに重なっている。
また、前記第1の電極群Aを構成している各電極1の互いの位置関係は、前記電極1のベース部材3の厚さ方向に、各電極1を所定の距離(前記ボス部9の長さ)だけ平行移動して得られる関係になっている。
また、前記第2の電極群Bを構成している各電極1の互いの位置関係は、前記第1の電極群Aを構成している各電極1の互いの位置関係と同様に、前記電極1のベース部材3の厚さ方向に、各電極1を所定の距離(前記ボス部9の長さ)だけ平行移動して得られる関係になっている。
さらに、前記第1の電極群Aを構成している電極1と、前記第2の電極群Bを構成している電極1との関係は、前記電極1のベース部材3の中心を通って前記ベース部材3の厚さ方向に延伸している軸を中心にして、電極1を180°旋回した位置関係になっていると共に、前記電極1のベース部材3の厚さ方向に、電極1を所定の距離(前記ボス部9の長さの半分)だけ平行移動して得られる位置関係になっている。
前記ベース部材3の長さ方向の一端部であって前記ベース部材3の幅方向の中央部には、突出部11が形成されており、一方、前記ベース部材3の長さ方向の他端部であって前記ベース部材3の幅方向の両端部で前記ベース部材3に一体的に設けられている前記2つ目のボス部9、前記3つ目のボス部9との間には、前記ベース部材3の前記一端部側に凹んだ切り欠き13が設けられている(図3参照)。
そして、図6に示すように、前記第1の電極群Aを構成している各電極1と前記第2の電極群Bを構成している各電極1とを前記筐体内に設置した場合、前記第1の電極群Aを構成している各電極1の1つ目のボス部9は、前記第2の電極群Bを構成している各電極1の前記切り欠き13内に存在し、また、同様に、前記第2の電極群Bを構成している各電極1の1つ目のボス部9は、前記第1の電極群Aを構成している各電極1の前記切り欠き13内に存在して、前記第1の電極群Aの電極1の各ボス部9と前記第2の電極群Bの電極1の各ボス部9とは互いに接触しないようになっている。
したがって、前記ボス部9は、前記ボス部9によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極1で構成された第1の電極群Aの間に、前記ボス部9によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極1で構成された第2の電極群Bを、前記第1の電極群Aを構成する各電極1とは非接触な状態で、しかも、前記各リブ5、7の厚さ方向(前記ベース部材3の長さ方向)から眺めたときに、前記第1の電極群Aの電極1のリブ5、7の一部と、前記第2の電極群Bの電極1のリブ5、7の一部とが互いに重なり合った状態で、配置することができるように構成されているということが言える。
また、前述したように、前記各ボス部9の端面9A、9B同士を接触させて、前記第1の電極群Aを構成している電極1と、この電極1に隣接している電極(前記第2の電極群Bを構成している電極)1とを前記電気集塵機の筐体内に設置したときには、図6に示すように、前記第1の電極群Aを構成している電極1の各リブ7の間(中間)に、前記第2の電極群Bを構成している電極1の各リブ5が存在するようになっている。
したがって、前述したように、前記各ボス部9の端面9A、9B同士を接触させて、前記第1の電極群Aを構成している電極1と、この電極1に隣接している電極(前記第2の電極群Bを構成している電極)とを前記電気集塵機の筐体内に設置したときには、前記第1の電極群Aを構成している電極1の各リブ7と、前記第2の電極群Bを構成している電極1の各リブ5との間における、前記ベース部材3の長さ方向における離隔距離はほぼ等しく、また、前記第1の電極群Aを構成している電極1の各リブ5と、前記第2の電極群Bを構成している電極1の各リブとの間における、前記ベース部材3の長さ方向における離隔距離はほぼ等しくなっている。
ところで、前記ボス部9が円筒状に形成されていることによって、前記ボス部9には、前記ベース部材直角方向に貫通した孔9Cが設けられている(図1参照)。そして、前記第1の電極群Aを構成している各電極1に電圧を印加するための配線部材15Aを、前記貫通孔9Cに通し、前記第2の電極群Bを構成している各電極1に電圧を印加するための配線部材15Bを、前記貫通孔9Cに通すことができるようになっている。
さらに、前記ボス部9の前記ベース部材3の厚さ方向の一端部9Aに、前記ボス部9の本体部よりも小さい外径の円筒状の嵌合部(図示せず)を形成し、前記ボス部9の前記ベース部材3の厚さ方向の他端部9Bに、前記嵌合部よりも僅かに大きな内径の被嵌合部(図示せず)を形成してもよい。
このように、ボス部9の一端部9Aに嵌合部を形成し、他端部9Bに前記嵌合部よりも僅かに大きな内径の被嵌合部を形成し、前記各電極1を互いに組み付けるとき、前記各嵌合部・被嵌合部を互いに嵌合すれば、各電極1同士の位置関係を容易に正確なものにすることができ、各電極1同士を電気集塵機の筐体に設置する作業が容易になる。
電極1によれば、これらの電極1を互いに隣接して設置し、集塵のために前記隣接している各電極の一方に正の高い電圧を印加し他方を接地し前記各電極間に電界をかけたときに、前記互いに隣接している電極1同士間に互いに引き合う力が生じても、前記電極1の剛性が高くなっているので、前記電極が変形しにくくなっており、隣接する各電極が互いに接触するおそれを回避することができる。
なお、電極1は、電気集塵機の筐体に設置された場合、前述したように、長手方向の両端部が前記筐体に支持される。したがって、前記電圧の印加による電極1の変形は、ベース部材3(電極1)の長手方向の両端部が支持されている梁の撓みとして考えられ、この撓みは、前記ベース部材3の長手方向の中間部で前記ベース部材3にかかる力で発生する曲げモーメント(前記ベース部材3の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向の荷重によって発生する曲げモーメントであって、前記ベース部材3の幅方向に延伸している軸を中心とした曲げモーメント)によって主に発生するものであるが、電極1では、前記曲げモーメントに対する剛性を高めてあるので、前記撓みを小さくすることができる。
また、前記電圧の印加による電極1の変形は、ベース部材3(電極1)の長手方向に延びている軸を中心とした捻りモーメントよっても発生するのであるが、電極1では、前記捻りモーメントに対する剛性を高めてあるので、前記捻りモーメントによる電極1の変形を小さくすることができる。
このように、電圧の印加によっても電極が変形しにくくなっているので、従来のように電極保持部材(電極の変形を防止するための部材)を設ける必要がなく、電極1の集塵面積が小さくなることを回避することができる。
また、電極1によれば、この電極1を構成しているベース部材3が、帯板状の素材をこの幅方向の中間部でこの長さ方向に延伸した直線のところで折り曲げて形成されているので、前記曲げモーメントに対する前記ベース部材3(電極1)の断面二次モーメントの値が大きくなっており、簡素な構成で、前記曲げモーメントに対する剛性を高めることができる。
また、電極1によれば、この電極1を構成している各リブ5、7とベース部材3との接合部が、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、複数の多角形を形成しているので、この多角形と前記各リブ5、7とによって、前記電極1の捻りモーメントにする極断面二次モーメントの値が大きくなっており、簡素な構成で、前記捻りモーメントに対する剛性を高めることができる。
また、電極1によれば、前記ベース部材3の長さ方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5の先端部と前記ベース部材3とがほぼ平行になっており、前記第2の各リブ7の先端部と前記ベース部材3とがほぼ平行になっているので、ベース部材3の厚さ方向で互いが接触しないように重ね合わせて電気集塵機の筐体に各電極1を設置した場合、リブ5(7)の先端部とこのリブ5(7)に対向しているベース部材3との間の距離をほぼ一定にすることができ、隣接している各電極1の各リブ5、7の対向している面積(前記ベース部材3の長さ方向から眺めた場合に重なり合っているリブの面積)を大きくすることができ、効率良く塵を捕獲することができる。
また、電極1によれば、電極1に設けられているボス部9の各端部を互いに接触させて各電極1を筐体に設置すれば、隣接する各電極1の各リブ5、7が、互いに被接触な状態で互いに交互に入り込むように、各電極1を筐体に設置する作業が容易になる。
また、前記ベース部材3や前記各リブ5、7が曲がって形成されていることにより、図5や図6に示すように、荷電した塵を含む空気の流れる経路AR1は屈曲して構成されており、すなわち前記空気の流れる経路が長くなっており、効率良く塵を捕獲することができる。
さらに、電極1によれば、前記ボス部9に前記ベース部材直角方向に貫通した孔9Cが設けられているので、この貫通孔9Cに前記各電極1への配線部材15A、15Bを通すことができ、簡素な外形で前記各電極1に確実に電圧を印加し、また、前記各電極1を確実に設置することができる。
次に、前記電極1の変形例について説明する。
図7、図8は、前記電極1の変形例を示す図であり、図1におけるIIA−IIB断面(図2)に対応する図である。
図7に示す電極1aでは、前記ベース部材3aが、帯板状の素材(たとえば矩形状で平板状の素材)を、この素材の幅方向の中間部で前記素材の長さ方向に延伸した1本の直線L1のところで折り曲げて形成されていることによって屈曲している。
したがって、前記ベース部材3aの長さ方向に直角な平面による前記ベース部材3aの断面形状は、「V」字状(逆V字状)になっている。
また、各リブ5a、7aの各先端部も、前記ベース部材3aの形態に応じて、「V」字状に形成されている。
図8に示す電極1cでは、前記ベース部材3cが、帯板状の素材(たとえば矩形状で平板状の素材)を、この素材の幅方向でたとえば正弦曲線状に湾曲させることによって形成されている。
したがって、前記ベース部材3cの長さ方向に直角な平面による前記ベース部材3cの断面形状は、「波形」形状になっている。
また、各リブ5c、cの各先端部も、前記ベース部材3cの形態に応じて、「S」字状に形成されている。
なお、前記各リブ5c、cを、折り曲げる代わりに、前記ベース部材3cのように曲線状に湾曲させて形成し設けてもよい。
図9は、前記電極1の変形例を示す図であり、図1におけるIII矢視図(図3)に対応するである。
図9に示す電極1dでは、各リブ5d、7dの折り曲げ部位の個数が、前記電極1とは異なり、その他の点は、前記電極1とほぼ同様に構成されている。
つまり、前記電極1dでは、ベース部材3の総ての折り曲げ部位(総ての直線L1)のところで、前記各リブ5dが折り曲げられており、また、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1のリブ5dの互いに隣接している各直線状の部位同士は、前記ベース部材3の折り曲げ部位の各直線L1に対し線対称に形成されており(たとえば、直線状の部位5d1と直線状の部位5d2とは、図9の一番上の直線L1に対して互いに線対称に形成されており)、したがって、前記各リブ5dは、「W」字状に形成されている。なお、第2の各リブ7も前記第1各リブとほぼ同様に構成されている。
[第2の実施形態]
図10は、本発明に第2の実施形態に係る電極1eの概略構成を示す図であり、図1のIII矢視に対応する図である。
前記第2の実施形態に係る電極1eは、各リブ5e、7eの形態が、前記電極1とは異なり、その他の点は、前記電極1とほぼ同様に構成されており、前記第1の実施形態に係る電極1とほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、ベース部材直角方向から眺めた場合、前記電極1eの前記第1の各リブ5eは、前記ベース部材3の幅方向と交差する方向で直線状に延びて配置されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブ7eは、前記第1の各リブ5eの延伸方向と交差する方向で直線状に延びて配置されている。
換言すれば、ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5eは、前記ベース部材3の幅方向と交差する方向で直線状に延びて配置されている。また、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブ7eは、たとえば、前記第1の各リブ5eの延伸方向と交差する方向で直線状に延びて配置されている。
また、前記第1の各リブ5eの高さと前記第2の各リブ7eの高さ(前記ベース部材3から各リブ5e、7eの先端部までの距離)とは、互いがほぼ等しく形成されている。
さらに、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5eは、一定の間隔をあけて設けられており、前記第2の各リブ7eは、前記ベース部材3の幅方向に対して前記第1の各リブ5eとは逆方向の交差角度で前記ベース部材3の幅方向と交差し、前記第1の各リブ5eと同じ一定の間隔をあけて設けられている。
なお、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の実施形態に係る電極1の場合と同様に、前記各リブ5e、7eによって閉じた多角形(ひし型)Fが形成されている。
前記電極1eによれば、電極1eの捻りモーメントに対する剛性を、簡素な形状である直線状の各リブ5e、7eによって高めることができる。
また、前記電極1eによれば、前記第1の各リブ5eの高さと前記第2の各リブ7eの高さとは、互いがほぼ等しく形成されており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブ5eは、一定の間隔をあけて設けられており、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブ7eは、前記第1の各リブ5eとは逆方向の交差角度で、前記ベース部材3の幅方向と交差し、前記第1の各リブ5eと同じ一定の間隔をあけて設けられているので、ベース部材3の厚さ方向で互いが接触しないように重ね合わせて電気集塵機の筐体に前記各電極1eを設置する際、前記各電極1eの各ベース部材3の長さ方向および幅方向に端部を互いに一致させて設置すれば、隣接する電極1eのリブ同士が接触しないようになっている。
次に、前記各電極1〜1eの変形例について説明する。
図11は、前記各電極1〜1eの変形例である電極51の概略構成を示す斜視図である。
図12は、図11におけるXII矢視を示す図であり、電極51の平面図である。
電極51は、ボス9の設置形態が電極1とは異なり、その他の点は、電極1等とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
前記図11、図12では、各リブが幅方向に延伸した一直線状に表されているが、必ずしも幅方向に一直線状である必要はなく、むしろ、前記各電極1〜1eの各リブのような形態に形成されているほうがよい。
すなわち、図1に示すようにボス部9が突出した態様で電極1を形成した場合には、ボス部9がベース部材3より突き出した状態となりスペース的な問題が発生する。この対策として図11に記載のようにボス部9をベース部材3から突き出さない位置に設けると共に、ベース部材3の幅方向の対向する位置に切り欠き部52、54を設けるようにすることで上記問題を解決した本発明の別の形態の電極51を構成することができる。
なお、ボス部9は3箇所とは限らず必要な数だけ1個若しくは複数個設けてもいいし、今回の実施例として記載した他の部位に設けてもよい。この際に注意すべきことは、同一形状を用いて電極群すなわち電気集塵機を設けられるようにボス部9を配置することである。また、電極を180°回転させたときに各ボス部9が重ならないように配置されていることである。
なお、図13(電極51を電気集塵機に設置する前の状態を示す斜視図;図4に対応した図)に示すように、各電極51も各電極1等と同様に組み立てられて電気集塵機に設置される。
ところで、電極の材質としては、従来から知られているような金属製材料を用いることができる。この場合の具体的な材料としては例えば、アルミ、ステンレス、銅などがあげられ、その材料に応じてダイキャスト製法やインジェクション製法で本発明の必須要件を満たした電極を一体的に設けることができる。
本発明において、もっとも肝要なことは周知の材料で構成された電極を特許請求の範囲に記載した内容にもとづいて、電極となったときに一体的に構成させることである。このようにすることで、同一形状の電極を180°回転させて積層するだけで、容易に電極群および電気集塵機が構成できるようになることである。
各集塵電極1等を用いて電気集塵機に内装して機能させる場合は、荷電された塵の中に導電性粉塵が混在していると、第1の電極群Aと第2の電極群とを構成する電極間でスパークが起き、これにともない不快な音と光が発生し、場合によっては不快な音と光の発生状態が長く続くという問題がある。
このような問題の解決手段としては、電極の材料を絶縁性である合成樹脂を基材として導電材および/または吸湿性樹脂を配合し、抵抗率を1010〜1013Ωcmのオーダーの範囲内となるように調整した半絶縁性樹脂製電極とすることで解決できる。
このような材料を用いてインジェクション成型法で本発明記載の電極を構成させるからこそ、前述の通りの形状の電極を形成しやすく、集塵面積が広く応力の集中を少なくした樹脂電極を容易に製造することが可能となり、併せて、スパークなどの問題が発生しないようにすることができる。
抵抗率を1010〜1013Ωcmのオーダーの範囲内となるように調整した半絶縁性樹脂製電極は、電極群Aまたは電極群Bの一方もしくは両方に用いる事が可能であるが、電気集塵機の主目的である高効率での塵の捕集という点かつスパークなどの問題が発生しないようにするには、電極群Aを前記の半絶縁性樹脂電極とし、他方の電極群Bを絶縁性である合成樹脂を基材として導電材および/または吸湿性樹脂を配合し、抵抗率を10Ωcmのオーダー以下の範囲内となるように調整した導電性樹脂製電極とする組合せが好ましい。更に好ましくは、塵を荷電する荷電部(一般的なコロナ放電装置)の放電極と同電位側が半絶縁性樹脂電極群、放電極と対向する対向電極と同電位側が導電性樹脂とすることで高効率で塵を除去できる電極群、すなわち電気集塵機を得ることができる。
なお、日本国特許出願第2004−159087号(2004年5月28出願)の内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
また、本発明は、上述したように、前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。

Claims (12)

  1. 荷電された塵を捕獲する電気集塵機の捕獲側電極において;
    板状のベース部材と;
    所定の間隔をあけて前記板状のベース部材の両面に起立して設けられている複数のリブと;
    を有し、前記ベース部材の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向の荷重によって発生する曲げモーメントであって、前記ベース部材の幅方向に延伸している軸を中心とした曲げモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材が幅方向に湾曲または屈曲しており、前記ベース部材の長さ方向に延びた軸を中心とした捻りモーメントに対する剛性を高めるために、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材の一方の面に形成されている各リブと前記ベース部材との接合部形状と、前記ベース部材の他方の面に形成されている各リブと前記ベース部材との接合部形状を前記一方の面に投影した形状とによって、閉じた図形が形成されていることを特徴とする電極。
  2. 荷電された塵を捕獲する電気集塵機の捕獲側電極において;
    帯板状の素材を、この素材の幅方向の中間部で前記素材の長さ方向に延伸した直線のところで折り曲げて形成されているベース部材と;
    前記ベース部材の長さ方向および幅方向に直角な方向であるベース部材直角方向に起立して前記ベース部材の一方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている板状の第1の複数のリブと;
    前記ベース部材直角方向に起立して前記ベース部材の他方の面に設けられていると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に設けられている板状の第2の複数のリブと;
    を有し、前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記ベース部材の一方の面に形成されている前記第1の各リブと前記ベース部材との接合部形状と、前記ベース部材の他方の面に形成されている前記第2の各リブと前記ベース部材との接合部形状を前記一方の面に投影した形状とによって、複数の多角形が形成されていることを特徴とする電極。
  3. 請求項2に記載の電極において、
    前記ベース部材の長さ方向から眺めた場合、前記第1の各リブの先端部と前記ベース部材とはほぼ平行になっており、前記第2の各リブの先端部と前記ベース部材とはほぼ平行になっていることを特徴とする電極。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電極において、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、前記ベース部材の幅方向と交差する方向で直線状に延びて配置されており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記第1の各リブの延伸方向と交差する方向で直線状に延びて配置されていることを特徴とする電極。
  5. 請求項3または請求項4に記載の電極において、
    前記ベース部材からの前記第1の各リブの高さと前記第2の各リブの高さとは、互いがほぼ等しく形成されており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、一定の間隔をあけて設けられており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の幅方向に対して前記第1の各リブとは逆方向の交差角度で前記ベース部材の幅方向と交差し、前記第1の各リブと同じ一定の間隔をあけて設けられていることを特徴とする電極。
  6. 請求項2または請求項3に記載の電極において、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、前記ベース部材の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸していると共に、間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の幅方向の中間部で折り曲げられ、この折り曲げられた部位以外の部位では直線状に延伸しており、所定の間隔をあけて互いがほぼ平行に配置されていると共に、前記第1の各リブの直線状に延伸している部位に対して前記第2の各リブの直線状に延伸している部位が交差するように配置されていることを特徴とする電極。
  7. 請求項6に記載の電極において、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブの折り曲げ部位が形成されている位置と、前記ベース部材の折り曲げ部位が形成されている位置とは互いに一致しており、
    前記第1の各リブの高さと前記第2の各リブの高さとは、互いがほぼ等しく形成されており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1の各リブは、一定の間隔をあけて設けられており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記第1の各リブと同じ一定の間隔をあけて設けられており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第1のリブの互いに隣接している各直線状の部位は、前記ベース部材の折り曲げ部位の各直線に対し線対称に形成されており、
    前記ベース部材直角方向から眺めた場合、前記第2の各リブは、前記ベース部材の長さ方向の中間部で前記ベース部材の幅方向に延伸している直線に対して、前記第1の各リブとは線対称に形成されていることを特徴とする電極。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電極において、
    同じ姿勢の前記各電極を、前記ベース部材の厚さ方向で所定の間隔をあけて、互いに重ね合わせて配置するためのボス部を有し、
    前記ボス部は、前記ボス部によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極で構成された第1の電極群の間に、前記ボス部によって所定の間隔を保ちつつ互いに重ね合わされる複数の電極で構成された第2の電極群を、前記第1の電極群を構成する各電極とは非接触な状態で、しかも、各前記リブの厚さ方向から眺めたときに、前記第1の電極群の電極のリブの一部と、前記第2の電極群の電極のリブの一部とが互いに重なり合った状態で、配置することができるように構成されていることを特徴とする電極。
  9. 請求項8に記載の電極において、
    前記ボス部には、前記ベース部材直角方向に貫通した孔が設けられていて、電極を180°回転させたときに各ボス部が重ならないように配置されていることを特徴とする電極。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の電極を備えたことを特徴とする電気集塵機。
  11. 請求項10に記載の電気集塵機において、塵を荷電する荷電部の放電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は半絶縁性材料で構成され、放電極に対向する対向電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は導電性材料又は半絶縁性材料で構成されることを特徴とする電気集塵機。
  12. 請求項10に記載の電気集塵機において、塵を荷電する荷電部の放電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は、樹脂を基材とし抵抗率を所定の値に調整した半絶縁性材料で構成され、放電極に対向する対向電極と同じ電位側の電極群を構成する電極は、樹脂を基材とし抵抗率を所定の値に調整した導電性材料で構成されることを特徴とする電気集塵機。
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